AXZH11 ES 性能と維持費 FF/CVT 5人 599万円 2020年式

このページでは、レクサスの4ドア・5人乗りセダン、7代目の6AA-AXZH11型ES ES300h【2020/08モデル・178PS/22.5kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

AXZH11 ES
販売期間:2018/10 -

画像はレクサスより引用
http://lexus.jp/index.html
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4975mm×全幅1865mm×全高1445mm、排気量は2487ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4975mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

AXZH11型 ES [2487cc/178PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

7代目ESの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2018/10
AXZH10型
[ES300h]
2.5L-NA・FF/CVT・580.0万円
178PS・22.5kgm・20.6km/L
178PS
22.5kgm
20.6km/L

AXZH11 ESの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー レクサス
車名&
グレード
ES
ES300h
その他 6AA-AXZH11-AEXGB|version-L|F-SPORT|モータ型式:3NM型(88kW/202Nm)|ニッケル水素電池→リチウムイオン電池
お値段 5990000円
車両型式 6AA-AXZH11
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 4ドア・5名乗車
ホイールベース 2870mm
トレッド 1600mm/1610mm
WB/TR比 1.788
最小半径 5.8m
最低高 145mm
タイヤ 前輪:215/55R17
後輪:215/55R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1670kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

ESと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
ES
車体寸法
全長 4975mm -
全幅 1865mm -
全高 1445mm -
大きさ 13.41m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1575mm
全幅 1480mm以下 +385mm
全高平均 1640mm -195mm
大きさ平均 8.13m3 +5.28m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +275mm
全幅 1700mm以下 +165mm
全高平均 1496mm -51mm
大きさ平均 10.47m3 +2.94m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +332mm
全幅平均 1815mm +50mm
全高平均 1518mm -73mm
大きさ平均 12.84m3 +0.57m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


AXZH11 ESの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

ESの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
ES
室内広さ
室内長 2170mm -
室内幅 1535mm -
室内高 1145mm -
車内広さ 3814L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm +262mm
室内幅平均 1280mm +255mm
室内高平均 1283mm -138mm
車内広さ平均 3171L +643L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm +257mm
室内幅平均 1403mm +132mm
室内高平均 1195mm -50mm
車内広さ平均 3251L +563L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2049mm +121mm
室内幅平均 1483mm +52mm
室内高平均 1195mm -50mm
車内広さ平均 3697L +117L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 3.814m³
1人あたりのスペース 0.763m³
室内長/全長 43.6%
室内幅/全幅 82.3%
室内高/全高 79.2%
室内容積/車両体積 28.4%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.814m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.763m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は43.6%、同じく室内幅と全幅の比率は82.3%、同じく室内高と全高の比率は79.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.4%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


ESでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.741m
期待される荷室の幅 1.435m
対角線の長さ 2.256m
期待される荷室の面積 2.498m²

縦方向の長さが1.741m(対角線では2.256m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


AXZH11 ESの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税43500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ESの新車を688.8万円(諸費用として89.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2500cc以下 13年未満 43500円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷22.3㎞/L×185円/L 82960円
オイル交換
5000km毎
1回5000円×2回 10000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料
月額6000円
月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 245700円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額114810円×12ヶ月 1377720円
ローン返済中の年間維持費 1623500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から5年経過車の場合、「2500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は43500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

ES【ES300h】の場合、維持費の月額は20500円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

ESの維持費は高い?安い?

「ESの年間維持費は245700円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてESの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いカムリ221400円-24300円
ESの維持費245700円
CX-5283000円+37300円
レガシィ アウトバック300300円+54600円
スカイライン364900円+119200円
基準2500ccクラス平均370100円+124400円
マツダスピード アテンザ393900円+148200円
MPV405900円+160200円
スープラ454000円+208300円
高い5シリーズ セダン506300円+260600円

ESの年間維持費を、2500ccクラスで最も維持費が安いカムリと比較して24300円高く、最も高い5シリーズ セダンと比較して260600円安く、2500ccクラスの平均維持費との比較では124400円安くなっています。

最低額のカムリと最高額の5シリーズ セダンは極端な例としても、2500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、ESの維持費は ものすごく安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2500ccクラスの車 ランキング

ESを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%320万円27万円21万円
15%210万円18万円14万円
20%160万円14万円11万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、ここから月額維持費2.0万円を支払うと残りは19.0万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は210万円(総支給額18万円/月、手取り14万円/月)、2.0万円を支払うと残りは12.0万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が160万円(総支給額14万円/月、手取り11万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.0万円を引くと残りは9.0万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代9万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費22.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
135円/L 60550円 -22410円
160円/L 71760円 -11200円
175円/L 78490円 -4470円
185円/L 82960円 -
195円/L 87460円 +4500円
210円/L 94190円 +11230円
235円/L 105400円 +22440円

燃費22.3km/LのAXZH11型 ESで10000km走行するのに必要な燃料は448.5L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は82960円になります。

参考までに、ESの燃料タンクは50リットルですので、448.5Lの給油回数は9回、1回あたりの燃料代は約9220円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては4500円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると11230円、50円も違ってくると22440円にもなります。

これをAXZH11型 ESの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり185円の場合を245700円としたとき、135円/Lに値下がりすれば223290円(90.9%)に、235円/Lに値上がりすれば268140円(109.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(43500円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 43500円
自動車重量税 1年分 16400円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 68725円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 24890円 41480円 58070円
オイル交換 5000円 5000円 7000円
タイヤ交換 8000円 8000円 8000円
任意保険料 57600円 61200円 64800円
税金 自賠責 一律 68725円
合計 164300円 184500円 206600円
1万km差額 -81400円 -61200円 -39100円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて81400円安い164300円に、5000km走行では61200円安い184500円に、7000km走行では39100円安い206600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 82960円 124440円 165920円
オイル交換 10000円 15000円 20000円
タイヤ交換 12000円 14400円 19200円
任意保険料 72000円 79200円 86400円
税金 自賠責 一律 68725円
合計 245700円 301800円 360300円
1万km差額 - +56100円 +114600円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
レクサスの小型車&普通車編
2500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(18.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(24.7km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(23.1km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(22.3km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代82960円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 497.2L 91980円
郊外 500km 20.2L 3740円
高速道路 500km 21.6L 4000円
平均燃費 18.6km/L 539.0L 99720円
WLTC 総合燃費との差額 +16760円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 276.2L 51100円
郊外 5000km 202.4L 37440円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 20.9km/L 478.6L 88540円
WLTC 総合燃費との差額 +5580円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 184.0L 34040円
郊外 3340km 135.2L 25010円
高速道路 3330km 144.2L 26680円
平均燃費 21.6km/L 463.4L 85730円
WLTC 総合燃費との差額 +2770円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 27.6L 5110円
郊外 9000km 364.4L 67410円
高速道路 500km 21.6L 4000円
平均燃費 24.2km/L 413.6L 76520円
WLTC 総合燃費との差額 -6440円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が125.4リットルの差、金額にして23200円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 22.3km/L 23.0km/L +0.7km/L
市街地 18.1km/L 18.6km/L +0.5km/L
郊外 24.7km/L 25.4km/L +0.7km/L
高速道路 23.1km/L 23.8km/L +0.7km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 22.3km/L 1115km - 8.30円/km
市街地 18.1km/L 905km -210km 10.2円/km
郊外 24.7km/L 1235km +120km 7.5円/km
高速 23.1km/L 1155km +40km 8.0円/km

※1km費用は燃料価格185円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を50Lとしたとき、市街地モード燃費18.1km/Lでの航続距離は905km(-210km)、郊外モード燃費24.7km/Lでの航続距離は1235km(+120km)、高速道路モード燃費23.1km/Lでの航続距離は1155km(+40km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

ESの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 22.3km/L
燃料タンク容量 50L
航続距離(カタログ燃費) 1115.0km
航続距離(80%燃費) 890.0km
満タンプライス 9250円
1km走行コスト 8.30円/km
1万円でどこまで行ける? 1205.4km
東京から1115.0kmの範囲

WLTCモード燃費が22.3km/L、燃料タンク容量50リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は1115.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(20.1km/L)とすると航続距離は1005.0km、80%(17.8km/L)だと890.0km、70%(15.6km/L)では780.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から50リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり185円では9250円、上で計算した航続距離を踏まえると1115.0km(80%燃費時890.0km)を走行するのに9250円かかる計算です。

燃費を22.3km/Lとしたときの1km走行コストは8.30円、10万km走行したときの燃料代は83.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら8.3万円/年、7年10万kmなら11.9万円/年、5年10万kmなら16.6万円/年、3年10万kmなら27.7万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1205.4km(往復なら片道602.7km)、カタログ値の80%なら964.3km(片道482.2km)離れたところまで行くことができます。

AXZH11 ESのエンジン諸元とカタログデータ

A25A-FXS型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 A25A-FXS
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量2487cc
圧縮比 -
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 178PS[131kW]/5700rpm
最大トルク 22.5kgm[221Nm]/3600-5200rpm
パワーバンド 3600-5700rpm, 帯域36.8%
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費22.3km/L(52.5mpg)
JC08燃費25.1km/L(59.0mpg)
100km燃費4.5L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
3600rpm 113PS/22.5kgm
5200rpm163PS/22.5kgm
5700rpm 178PS/22.4kgm
A25A-FXS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているA25A型2487cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5700回転時に最高出力178馬力を、3600-5200回転時に最大トルク22.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する5700rpmまで」の2100rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は36.8%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.382kg/PS(1670kg/178PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.382kg/PS
車体+1人9.691kg/PS
車体+5人10.927kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.719kg/PS
車体+70kg9.775kg/PS
車体+80kg9.831kg/PS
車体+90kg9.888kg/PS
車体+100kg9.944kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.691kg/PS(1725kg/178PS)となり、数値としては0.309kg、比率にすると3.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.927kg/PS(1945kg/178PS)となり、数値としては1.545kg、比率にすると16.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

AXZH11 ESのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.691kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
ES
9.691kg/PS
178PS・2.5L-NA
車体のみPWR 9.382
1725kg
+3.3%

車種詳細
ウィッシュ
9.826kg/PS
144PS・1.8L-NA
車体のみPWR 9.444
1415kg
+4.0%

車種詳細
RAV4
9.854kg/PS
171PS・2.0L-NA
車体のみPWR 9.532
1685kg
+3.4%

車種詳細
エクシーガ クロスオーバー7
9.682kg/PS
173PS・2.5L-NA
車体のみPWR 9.364
1675kg
+3.4%

車種詳細
CX-5
9.571kg/PS
175PS・2.2L-TB
車体のみPWR 9.257
1675kg
+3.4%

車種詳細
CX-8
9.711kg/PS
190PS・2.2L-TB
車体のみPWR 9.421
1845kg
+3.1%


9.497kg/PSから9.885kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン・ZGE20W型 ウィッシュ、トヨタの5人乗りSUV・MXAA54型 RAV4、スバルの7人乗りSUV・YAM型 エクシーガ クロスオーバー7、マツダの5人乗りSUV・KE2AW型 CX-5、マツダの7人乗りSUV・KG2P型 CX-8という顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

AXZH11型 ES [ES300h]のライバル車種|9.691kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は106.6PS/tとなっています。


ESがバイクと競争するなら…?


車種詳細
シャドウ カスタム|398cc
9.645kg/PS
299kg/31.3PS/3.37kgm
[車体のみPWR:7.871]
2020/08

-
ES|2487cc
9.691kg/PS
1725kg/178PS/22.5kgm
[車体のみPWR:9.382]

車種詳細
ボルティー|249cc
9.700kg/PS
194kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:6.950]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではESとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NC45 シャドウ カスタムと競争してみる

まずESより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのシャドウ カスタムが挙げられます。PWRの9.645kg/PSは車両重量244kgにライダーの体重55kgを加えた299kgを、最高出力31.3PSで割ったものです。

NJ47A ボルティーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのボルティーが挙げられます。PWRの9.700kg/PSは車両重量139kg+55kgの194kgを、最高出力20.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.788
平均ピストンスピード 19.65m/s
トルクウェイトレシオ 74.22kg/kgm
1馬力あたりのお値段 33652円
排気量1Lあたり馬力 71.57PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.05kgm/L
1気筒あたりの馬力 44.5PS
1気筒あたりのトルク 5.6kgm
パワーバンド比率 36.8%
燃費×馬力 3969.4pt
各種ランキング
セダンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは74.22kg/kgm(1670kg/22.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5990000円、最高出力が178馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は33652円、逆に1万円あたりでは0.30馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は266222円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
レクサス編
2500cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は71.57PS/L、トルクは9.05kgm/L、1気筒あたりの馬力は44.5馬力、トルクは5.6kgmとなり、このエンジンが178馬力を5700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.65m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が103.4mmであるA25A型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は5800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.788になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が22.3km/L、最高出力が178PSであるこの車の獲得ポイントは3969.4ptになります。
戯れに車両重量1670kgを100kg単位にした16.7で割ってみたところ、その数値は237.69ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの215/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/55R17 | 直径 668mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
50 195/50R17
37.5km/h
径 627mm
差 -41mm
205/50R17
38.1km/h
径 637mm
差 -31mm
215/50R17
38.7km/h
径 647mm
差 -21mm
225/50R17
39.3km/h
径 657mm
差 -11mm
235/50R17
39.9km/h
径 667mm
差 -1mm
55 195/55R17
38.7km/h
径 647mm
差 -21mm
205/55R17
39.4km/h
径 658mm
差 -10mm
215/55R17
40.0km/h
668mm
0mm
225/55R17
40.7km/h
径 680mm
差 +12mm
235/55R17
41.4km/h
径 691mm
差 +23mm
60 195/60R17
39.9km/h
径 666mm
差 -2mm
205/60R17
40.6km/h
径 678mm
差 +10mm
215/60R17
41.3km/h
径 690mm
差 +22mm
225/60R17
42.0km/h
径 702mm
差 +34mm
235/60R17
42.8km/h
径 714mm
差 +46mm
65 195/65R17
41.1km/h
径 686mm
差 +18mm
205/65R17
41.9km/h
径 699mm
差 +31mm
215/65R17
42.6km/h
径 712mm
差 +44mm
225/65R17
43.4km/h
径 725mm
差 +57mm
235/65R17
44.2km/h
径 738mm
差 +70mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/55R17、195/60R17 、205/50R17、205/55R17 、215/50R17 、225/50R17 、235/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

215/55R17のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが215/55R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】215/55R17のタイヤ銘柄と通販価格

AXZH11型 ES 2.5L-NA FF/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS9.38㎏/PS51.1ptC
最高回転数5880rpm5700rpm47.8ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-41.5ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.09PS/L71.57PS/L48.8ptC
1リットル
換算トルク
9.46㎏m/L9.05㎏m/L45.1ptD
WB/TR比1.7731.78848.5ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.77558.5ptB
前面の面積2.631m22.695m248.2ptC
最低地上高154.6mm145mm53.9ptC
スポーツ性能部門の得点472.5pt
総合評価D

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340601円245700円58.3ptB
WLTC燃費16.2km/L22.3km/L62.5ptA
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.3km1115.0km77.1ptS
車の大きさ11.468m313.407m342.3ptD
車内の広さ3429.9L3813.9L53.7ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
692.0L762.8L55.9ptB
車内床面積2.794m23.331m257.7ptB
最小回転
半径
5.17m5.8m37.1ptE
ユーティリティ部門の得点539.7pt
総合評価B

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10721車種中 RANK
運動性能 472.5pt 7841位 D
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 539.7pt 1489位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1012.2pt 3919位 B
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は472.5点で全10721車種中の7841位、ユーティリティ部門は539.7点で1489位、総合得点は1012.2点で3919位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したAXZH11型 ES(FF/CVT) の各種スペックを、セダン2500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


人気があるセダンの車種比較


AUCJXF ゴルフR 2017 vs VAB WRX STI RA-R 2018 性能比較
7代目 ゴルフR(2017年式 AUCJXF・4WD/6MT・2.0L+ターボ・310PS/38.7kgm・5人乗り)と、初代 WRX STI type RA-R(2018年式 VAB・4WD/6MT・2.0L+ターボ・329PS/44.1kgm・5人乗り)を比較。

GE8P クロノス V6 1993 vs CB6A ランサー V6 1994 性能比較
初代 クロノス 18VL(1993年式 GE8P・FF/5MT・1.9L・140PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 ランサー MX-Saloon V6(1994年式 CB6A・FF/5MT・1.6L・140PS/15.0kgm・5人乗り)を比較。

EC5A ギャラン VR-4 2000 vs EC5W レグナム VR-4 2000 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、初代 レグナム VR-4 VR-4 type-S(2000年式 EC5W・4WD/5MT・2.5L+ターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)を比較。

ZN6 86 ハチロク 2016 vs SXE10 アルテッツァ RS200 2004 性能比較
初代 86 ハチロク G(2016年式 ZN6・FR/6MT・2.0L・207PS/21.6kgm・4人乗り)と、初代 アルテッツァ RS200(2004年式 SXE10・FR/6MT・2.0L・210PS/22.0kgm・5人乗り)を比較。

BL3FW マツダスピード アクセラ 2009 vs FD2 シビック タイプR 2008 性能比較
2代目 マツダスピード アクセラ(2009年式 BL3FW・FF/6MT・2.3L+ターボ・264PS/38.7kgm・5人乗り)と、8代目 シビック タイプR type-R(2008年式 FD2・FF/6MT・2.0L・225PS/21.9kgm・4人乗り)を比較。

GC8 インプレッサ S201 2000 vs GC8 インプレッサ WRX 1999 性能比較
初代 インプレッサ S201 S201 STi-version(2000年式 GC8・4WD/5MT・2.0L+ターボ・300PS/36.0kgm・5人乗り)と、初代 インプレッサ WRX WRX STi ver6(1999年式 GC8・4WD/5MT・2.0L+ターボ・280PS/36.0kgm・5人乗り)を比較。

GXE10 アルテッツァ AS200 vs HR34 スカイライン セダン GT 性能比較
初代 アルテッツァ AS200(2004年式 GXE10・FR/6MT・2.0L・160PS/20.4kgm・5人乗り)と、10代目 スカイライン セダン GT(2000年式 HR34・FR/5MT・2.0L・155PS/19.0kgm・5人乗り)を比較。

GG3P マツダスピード アテンザ vs CT9A ランサー Evolution IX 性能比較
初代 マツダスピード アテンザ(2005年式 GG3P・4WD/6MT・2.3L+ターボ・272PS/38.7kgm・5人乗り)と、6代目 ランサー Evolution IX GSR(2005年式 CT9A・4WD/6MT・2.0L+ターボ・280PS/40.8kgm・5人乗り)を比較。