163172:Mクラスの性能と維持費 4WD/5AT 5人 720万円 1999年式

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りSUV、初代のGF-163172型Mクラス ML430 W163【1999/05モデル・272PS/39.8kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

163172 Mクラス
販売期間:1998/08 - 2005/10

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2011/12/20|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4600mm×全幅1835mm×全高1820mm、排気量は4265ccであることから、大雑把に分類すると4.3リットルクラス(4300cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:250PS~300PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4600mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


163172型 Mクラス [4265cc/272PS 4WD/5AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代Mクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2004/07
163157型
[ML350 W163]
3.7L-NA・4WD/5AT・588.0万円
235PS・35.2kgm・6.9km/L
235PS
35.2kgm
6.9km/L
2004/07
163174型
[ML55-AMG W163]
5.4L-NA・4WD/5AT・993.3万円
347PS・52.0kgm・6.2km/L
347PS
52.0kgm
6.2km/L
2002/11
163154型
[ML320 Sport-Line W163]
3.2L-NA・4WD/5AT・615.0万円
218PS・31.6kgm・7.3km/L
218PS
31.6kgm
7.3km/L
初代Mクラスの車両型式・グレード一覧【全6車種】
Mクラスの新型モデル
2代目 164177型Mクラス
164177型Mクラスは2005/10に登場した2代目モデル。参考車両の「ML63-AMG W164」は全長4815mm、全幅1950mm、全高1775mmの車体に、510PS/64.2kgmを発生するM156型6208ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Mクラス
ML430 W163
その他 -
お値段 7200000円
車両型式 GF-163172
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
5速AT・5速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4600×幅1835×高1820mm
軸距&
輪距
2820mm
前1555mm/後1555mm
最小半径 6.0m
タイヤ 前輪:275/55R17
後輪:275/55R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 2020kg
エンジン諸元
原動機型式 M1134
気筒配列 V型8気筒
排気量4265cc
圧縮比10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 272PS[200kW]/5750rpm
最大トルク 39.8kgm[390Nm]/3000-4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 6.5km/L(15.3mpg)
100km燃費 15.4L/100km
M1134型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税87900円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税31500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1999/05モデルのMクラスを25年落ちの中古で158.4万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    Mクラスの1999/05モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である144万円に諸経費として14.4万円を足した158.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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1999年式を25年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4500cc以下 13年経過 87900円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 18年経過 31500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷5.5km/L×190円/L 345450円
オイル交換(5000km毎) 1回7000円×2回 14000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料(月額8000円) 月額8000円×12ヶ月 96000円
ローン完済後の年間維持費 595700円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額44000円×12ヶ月 528000円
ローン返済中の年間維持費 1123700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 83700円
名目 金額
自動車税(1年分) 87900円
自動車重量税(1年分) 31500円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
345450円
(241820円)
(172730円)
(103640円)
オイル交換(5000km毎) 14000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額8000円) 96000円
ローン完済後の年間維持費 595700円
名目 金額
車のローン額(1年分) 528000円
ローン返済中の年間維持費 1123700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
83700円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「4500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は87900円、「2.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は31500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした83700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ49700円(ローン完済前は93700円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をMクラスに吸い取られ泣くハメになりそうですが、ということはつまり、この車のステータス性は抜群であると言えます。

Mクラスの維持費は高い?安い?

「Mクラスの年間維持費は595700円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「4500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてMクラスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いクイックデリバリー200359780円-235920円
7シリーズ444500円-151200円
セルシオ494000円-101700円
ソアラ510300円-85400円
基準4500ccクラス平均541400円-54300円
RS4 セダン548000円-47700円
ランドクルーザー80594000円-1700円
Mクラスの維持費595700円
プレジデント621400円+25700円
高いサファリ697900円+102200円

Mクラスの年間維持費を、4500ccクラスで最も維持費が安いクイックデリバリー200と比較して235920円高く、最も高いサファリと比較して102200円安く、4500ccクラスの平均維持費との比較では54300円高くなっています。

最低額のクイックデリバリー200と最高額のサファリは極端な例としても、4500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Mクラスの維持費は まあまあ高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 4500ccクラスの車 ランキング

Mクラスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%770万円65万円50万円
15%520万円44万円34万円
20%390万円33万円26万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は770万円(総支給額65万円/月、手取り50万円/月)、ここから月額維持費5.0万円を支払うと残りは45.0万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は520万円(総支給額44万円/月、手取り34万円/月)、5.0万円を支払うと残りは29.0万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が390万円(総支給額33万円/月、手取り26万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。5.0万円を引くと残りは21.0万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代35万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり190円を基準として、-50円となる140円から、+50円となる240円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費5.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
140円/L
254550円
[-90900円]
-25円
165円/L
300010円
[-45440円]
-10円
180円/L
327280円
[-18170円]
190円/L345450円
[0円]
+10円
200円/L
363640円
[+18190円]
+25円
215円/L
390920円
[+45470円]
+50円
240円/L
436370円
[+90920円]

燃費5.5km/Lの163172型 Mクラスで10000km走行するのに必要な燃料は1818.2L、1リットルあたり190円としたときの燃料代は345450円になります。

参考までに、Mクラスの燃料タンクは70リットルですので、1818.2Lの給油回数は26回、1回あたりの燃料代は約13290円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては18190円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると45470円、50円も違ってくると90920円にもなります。

これを163172型 Mクラスの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり190円の場合を595700円としたとき、140円/Lに値下がりすれば504800円(84.7%)に、240円/Lに値上がりすれば686620円(115.3%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(87900円)なり重量税(31500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 27%
自動車重量税 1年分 31500円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 103640円 32%
オイル交換 年1回 7000円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 2%
任意保険料 80% 76800円 24%
合計
[1万kmとの差額]
323700円
-272000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 22%
自動車重量税 1年分 31500円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 5000km分 172730円 43%
オイル交換 年1回 7000円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 2%
任意保険料 85% 81600円 21%
合計
[1万kmとの差額]
397600円
-198100円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 19%
自動車重量税 1年分 31500円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 241820円 51%
オイル交換 年1回 9800円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 2%
任意保険料 90% 86400円 17%
合計
[1万kmとの差額]
474300円
-121400円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて272000円安い323700円に、5000km走行では198100円安い397600円に、7000km走行では121400円安い474300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 11%
自動車重量税 1年分 31500円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 518180円 65%
オイル交換 年3回 42000円 5%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 2%
任意保険料 100% 96000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
802500円
+206800円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 9%
自動車重量税 1年分 31500円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 690900円 69%
オイル交換 年4回 56000円 6%
タイヤ交換 2年毎 24000円 2%
任意保険料 100% 96000円 10%
合計
[1万kmとの差額]
995200円
+399500円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
4500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

Mクラスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 6.5km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 455.0km
航続距離(80%燃費) 364.0km
満タンプライス 13300円
1km走行コスト 29.23円
1万円でどこまで行ける? 342.1km

10・15モード燃費が6.5km/L、燃料タンク容量70リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は455.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.9km/L)とすると航続距離は413.0km、80%(5.2km/L)だと364.0km、70%(4.5km/L)では315.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から70リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり190円では13300円、上で計算した航続距離を踏まえると455.0km(80%燃費時364.0km)を走行するのに13300円かかる計算です。

燃費を5.5km/Lとしたときの1km走行コストは29.23円、10万km走行したときの燃料代は292.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら29.2万円/年、7年10万kmなら41.8万円/年、5年10万kmなら58.5万円/年、3年10万kmなら97.4万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば342.1km(往復なら片道171.1km)、カタログ値の80%なら273.7km(片道136.8km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

M1134型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
3000回転時の馬力 167PS
4500回転時の馬力 250PS
5750回転時の馬力 272PS
各回転域でのトルク
3000回転時のトルク 39.8kgm
4500回転時のトルク 39.8kgm
5750回転時のトルク 33.9kgm
M1134型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM1134型4265cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは5750回転時に最高出力272馬力を、3000-4500回転時に最大トルク39.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する5750rpmまで」の2750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は47.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.426kg/PS(2020kg/272PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.426kg/PS
車体+1人7.629kg/PS
車体+5人8.438kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.647kg/PS
車体+70kg7.684kg/PS
車体+80kg7.721kg/PS
車体+90kg7.757kg/PS
車体+100kg7.794kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.629kg/PS(2075kg/272PS)となり、数値としては0.203kg、比率にすると2.7%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.438kg/PS(2295kg/272PS)となり、数値としては1.012kg、比率にすると13.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

163172 Mクラスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
1999/05

-
Mクラス
7.629kg/PS
2075kg/272PS|4.3L-NA
[車体のみPWR:7.426]
2017/09

車種詳細
シビック
7.720kg/PS
1405kg/182PS|1.5L-TB
車体のみPWR:7.418
2009/07

車種詳細
MPV
7.653kg/PS
1875kg/245PS|2.3L-TB
車体のみPWR:7.429
2017/09

車種詳細
スイフト スポーツ
7.464kg/PS
1045kg/140PS|1.4L-TB
車体のみPWR:7.071
2006/12

車種詳細
ブーン X4
7.782kg/PS
1035kg/133PS|1.0L-TB
車体のみPWR:7.368
2004/04

車種詳細
ストーリア X4
7.458kg/PS
895kg/120PS|0.8L-TB
車体のみPWR:7.000

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.629kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.400kg/PSから7.858kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック「FK7型 シビック」、マツダの8人乗りミニバン「LY3P型 MPV」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC33S型 スイフト スポーツ」、ダイハツの5人乗りハッチバック「M312S型 ブーン X4」、ダイハツの5人乗りハッチバック「M112S型 ストーリア X4」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

163172型 Mクラス [ML430 W163]のライバル車種|7.629kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は134.7PS/tとなっています。


Mクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スティード|583cc
7.472kg/PS
269kg/36.0PS/4.49kgm
[車体のみPWR:5.944]
1999/05

-
Mクラス|4265cc
7.629kg/PS
2075kg/272PS/39.8kgm
[車体のみPWR:7.426]

車種詳細
デスペラード400|399cc
7.697kg/PS
254kg/33.0PS/3.30kgm
[車体のみPWR:6.030]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではMクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

PC21 スティードと競争してみる

まずMクラスより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのスティードが挙げられます。PWRの7.472kg/PSは車両重量214kgにライダーの体重55kgを加えた269kgを、最高出力36.0PSで割ったものです。

VK52A デスペラード400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのデスペラード400が挙げられます。PWRの7.697kg/PSは車両重量199kg+55kgの254kgを、最高出力33.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.814
平均ピストンスピード 16.10m/s
トルクウェイトレシオ 50.75kg/kgm
1馬力あたりのお値段 26471円
排気量1Lあたり馬力 63.77PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.33kgm/L
1気筒あたりの馬力 34.0PS
1気筒あたりのトルク 5.0kgm
パワーバンド比率 47.8%
燃費×馬力 1501.4pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは50.75kg/kgm(2020kg/39.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が7200000円、最高出力が272馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26471円、逆に1万円あたりでは0.38馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は180905円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
4500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は63.77PS/L、トルクは9.33kgm/L、1気筒あたりの馬力は34.0馬力、トルクは5.0kgmとなり、このエンジンが272馬力を5750回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.10m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が84.0mmであるM1134型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7140回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.814になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が5.52km/L、最高出力が272PSであるこの車の獲得ポイントは1501.4ptになります。
戯れに車両重量2020kgを100kg単位にした20.2で割ってみたところ、その数値は74.33ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Mクラスでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.610m
期待される荷室の幅 1.435m
対角線の長さ 2.157m
期待される荷室の面積 2.310m²

縦方向の長さが1.610m(対角線では2.157m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの275/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/55R17 | 直径 734mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
50
扁平
255/50R17
37.4km/h
直径687mm
径差-47mm
265/50R17
38.0km/h
直径697mm
径差-37mm
275/50R17
38.5km/h
直径707mm
径差-27mm
285/50R17
39.1km/h
直径717mm
径差-17mm
295/50R17
39.6km/h
直径727mm
径差-7mm
0%
55
扁平
255/55R17
38.9km/h
直径713mm
径差-21mm
265/55R17
39.5km/h
直径724mm
径差-10mm
275/55R17
40.0km/h
734mm
0mm
285/55R17
40.7km/h
直径746mm
径差+12mm
295/55R17
41.3km/h
直径757mm
径差+23mm
+5%
60
扁平
255/60R17
40.2km/h
直径738mm
径差+4mm
265/60R17
40.9km/h
直径750mm
径差+16mm
275/60R17
41.5km/h
直径762mm
径差+28mm
285/60R17
42.2km/h
直径774mm
径差+40mm
295/60R17
42.8km/h
直径786mm
径差+52mm
+10%
65
扁平
255/65R17
41.6km/h
直径764mm
径差+30mm
265/65R17
42.3km/h
直径777mm
径差+43mm
275/65R17
43.1km/h
直径790mm
径差+56mm
285/65R17
43.8km/h
直径803mm
径差+69mm
295/65R17
44.5km/h
直径816mm
径差+82mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/55R17 、265/50R17、265/55R17 、275/50R17 、285/50R17 、295/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

275/55R17のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが275/55R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】275/55R17のタイヤ銘柄と通販価格

163172型Mクラス[4.3L-NA 4WD/5AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.426kg/ps56.41
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力63.77ps/L42.65
1L換算トルク9.33kgm/L48.29
WB/TR比1.81445.77
ワイド&ロー指数0.99242.80
前面の面積3.340m²30.04
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点349.58

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費6.5km/L35.71
年間維持費595700円25.35
100kmh回転数-43.42
航続距離455.0km35.03
車の大きさ15.363m³65.49
室内の広さ(仮) 2.786m³43.98
最小回転半径6.0m33.06
馬力単価26471円43.54
ユーティリティ部門の得点325.58

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 163172型Mクラス[4.3L-NA 4WD/5AT] の総合得点は 675.16 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した163172型Mクラス(4WD/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「4500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Mクラスの歴代モデル

3代目 166057型 Mクラス
166057 Mクラスは2012/06に登場した3代目モデル。参考車両の「ML350 4Matic Blue-Efficiency W166」は全長4810mm、全幅1925mm、全高1795mmの車体に、306PS/37.7kgmを発生するM276型3497ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

2代目 164177型 Mクラス
164177 Mクラスは2005/10に登場した2代目モデル。参考車両の「ML63-AMG W164」は全長4815mm、全幅1950mm、全高1775mmの車体に、510PS/64.2kgmを発生するM156型6208ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 ML55型 Mクラス
ML55 Mクラスは2000/06に登場した初代モデル。参考車両の「ML55 W163」は全長4650mm、全幅1895mm、全高1805mmの車体に、347PS/52.0kgmを発生する11386型5438ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。