163154:Mクラスの性能と維持費 4WD/5AT 5人 615万円 2002年式

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りSUV、初代のGH-163154型Mクラス ML320 Sport-Line W163【2002/11モデル・218PS/31.6kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

163154 Mクラス
販売期間:1998/08 - 2005/10

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2011/12/20|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4635mm×全幅1895mm×全高1820mm、排気量は3199ccであることから、大雑把に分類すると3.2リットルクラス(3200cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:200PS~250PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4635mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


163154型 Mクラス [3199cc/218PS 4WD/5AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代Mクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2004/07
163157型
[ML350 W163]
3.7L-NA・4WD/5AT・588.0万円
235PS・35.2kgm・6.9km/L
235PS
35.2kgm
6.9km/L
2004/07
163174型
[ML55-AMG W163]
5.4L-NA・4WD/5AT・993.3万円
347PS・52.0kgm・6.2km/L
347PS
52.0kgm
6.2km/L
2001/10
163113型
[ML270-CDI W163]
2.7L-TB・4WD/5AT・480.0万円
163PS・40.8kgm・9.5km/L
163PS
40.8kgm
9.5km/L
初代Mクラスの車両型式・グレード一覧【全6車種】
Mクラスの新型モデル
2代目 164177型Mクラス
164177型Mクラスは2005/10に登場した2代目モデル。参考車両の「ML63-AMG W164」は全長4815mm、全幅1950mm、全高1775mmの車体に、510PS/64.2kgmを発生するM156型6208ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Mクラス
ML320 Sport-Line W163
その他 ML320 スポーツライン
お値段 6150000円
車両型式 GH-163154
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
5速AT・5速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4635×幅1895×高1820mm
軸距&
輪距
2820mm
前1555mm/後1555mm
最小半径 6.0m
タイヤ 前輪:285/50R18
後輪:285/50R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 2120kg
エンジン諸元
原動機型式 M112
気筒配列 V型6気筒
排気量3199cc
圧縮比10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 218PS[160kW]/5600rpm
最大トルク 31.6kgm[310Nm]/2700-4800rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 7.3km/L(17.2mpg)
100km燃費 13.7L/100km
M112型NAエンジン諸元と性能
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税66700円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税31500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2002/11モデルのMクラスを22年落ちの中古で135.3万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    Mクラスの2002/11モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である123万円に諸経費として12.3万円を足した135.3万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2002年式を22年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 13年経過 66700円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 18年経過 31500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷6.2km/L×180円/L
7000km÷6.2km/L×180円/L
5000km÷6.2km/L×180円/L
3000km÷6.2km/L×180円/L
290320円
(203220円)
(145160円)
(87100円)
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 507800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額37580円×12ヶ月 450960円
ローン返済中の年間維持費 958800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 83700円
名目 金額
自動車税(1年分) 66700円
自動車重量税(1年分) 31500円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
290320円
(203220円)
(145160円)
(87100円)
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 507800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 450960円
ローン返済中の年間維持費 958800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
83700円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「3500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は66700円、「2.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は31500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした83700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

名にし負うMクラスともなると、維持費は月額でさえ42400円(ローン完済前は79900円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。清水の舞台から飛び降りる覚悟でご近所を一周して満足するか、盆栽としてガレージに飾っておくならまあ、あるいは…

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費6.2km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
209690円
[-80630円]
-25円
155円/L
250020円
[-40300円]
-10円
170円/L
274210円
[-16110円]
180円/L290320円
[0円]
+10円
190円/L
306470円
[+16150円]
+25円
205円/L
330670円
[+40350円]
+50円
230円/L
370990円
[+80670円]

燃費6.2km/Lの163154型 Mクラスで10000km走行するのに必要な燃料は1613L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は290320円になります。

参考までに、Mクラスの燃料タンクは83リットルですので、1613Lの給油回数は20回、1回あたりの燃料代は約14520円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては16150円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると40350円、50円も違ってくると80670円にもなります。

これを163154型 Mクラスの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を507800円としたとき、130円/Lに値下がりすれば427170円(84.1%)に、230円/Lに値上がりすれば588470円(115.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(66700円)なり重量税(31500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 24%
自動車重量税 1年分 31500円 11%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 87100円 31%
オイル交換 年1回 6000円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 3%
任意保険料 80% 67200円 26%
合計
[1万kmとの差額]
277000円
-230800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 20%
自動車重量税 1年分 31500円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 145160円 43%
オイル交換 年1回 6000円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 3%
任意保険料 85% 71400円 20%
合計
[1万kmとの差額]
339200円
-168600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 17%
自動車重量税 1年分 31500円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 203220円 50%
オイル交換 年1回 8400円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 2%
任意保険料 90% 75600円 19%
合計
[1万kmとの差額]
403900円
-103900円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて230800円安い277000円に、5000km走行では168600円安い339200円に、7000km走行では103900円安い403900円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 10%
自動車重量税 1年分 31500円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 435480円 64%
オイル交換 年3回 36000円 5%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 3%
任意保険料 100% 84000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
684200円
+176400円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 8%
自動車重量税 1年分 31500円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 580640円 68%
オイル交換 年4回 48000円 6%
タイヤ交換 2年毎 28800円 3%
任意保険料 100% 84000円 10%
合計
[1万kmとの差額]
848500円
+340700円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

Mクラスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 7.3km/L
燃料タンク容量 83L
航続距離(カタログ燃費) 605.9km
航続距離(80%燃費) 481.4km
満タンプライス 14940円
1km走行コスト 24.66円
1万円でどこまで行ける? 405.6km

10・15モード燃費が7.3km/L、燃料タンク容量83リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は605.9kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.6km/L)とすると航続距離は547.8km、80%(5.8km/L)だと481.4km、70%(5.1km/L)では423.3kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から83リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円では14940円、上で計算した航続距離を踏まえると605.9km(80%燃費時481.4km)を走行するのに14940円かかる計算です。

燃費を6.2km/Lとしたときの1km走行コストは24.66円、10万km走行したときの燃料代は246.6万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら24.7万円/年、7年10万kmなら35.2万円/年、5年10万kmなら49.3万円/年、3年10万kmなら82.2万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば405.6km(往復なら片道202.8km)、カタログ値の80%なら324.4km(片道162.2km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

M112型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
2700回転時の馬力 119PS
4800回転時の馬力 212PS
5600回転時の馬力 218PS
各回転域でのトルク
2700回転時のトルク 31.6kgm
4800回転時のトルク 31.6kgm
5600回転時のトルク 27.9kgm
M112型NAエンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM112型3199cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは5600回転時に最高出力218馬力を、2700-4800回転時に最大トルク31.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2700rpmから最高出力が発生する5600rpmまで」の2900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は51.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.725kg/PS(2120kg/218PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.725kg/PS
車体+1人9.977kg/PS
車体+5人10.986kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.000kg/PS
車体+70kg10.046kg/PS
車体+80kg10.092kg/PS
車体+90kg10.138kg/PS
車体+100kg10.183kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.977kg/PS(2175kg/218PS)となり、数値としては0.252kg、比率にすると2.6%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.986kg/PS(2395kg/218PS)となり、数値としては1.261kg、比率にすると13.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

163154 Mクラスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2002/11

-
Mクラス
9.977kg/PS
2175kg/218PS|3.2L-NA
[車体のみPWR:9.725]
2010/04

車種詳細
ウィッシュ
9.826kg/PS
1415kg/144PS|1.8L-NA
車体のみPWR:9.444
2013/12

車種詳細
ヴェゼル
10.038kg/PS
1325kg/132PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.621
2013/12

車種詳細
エクストレイル
10.170kg/PS
1495kg/147PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.796
2019/04

車種詳細
RAV4
9.854kg/PS
1685kg/171PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.532
2011/10

車種詳細
ヴィッツ G’s
10.000kg/PS
1090kg/109PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.495

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.977kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.777kg/PSから10.177kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZGE20W型 ウィッシュ」、ホンダの5人乗りSUV「RU3型 ヴェゼル」、日産の5人乗りSUV「T32型 エクストレイル」、トヨタの5人乗りSUV「MXAA54型 RAV4」、トヨタの5人乗りハッチバック「NCP131型 ヴィッツ G’s」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

163154型 Mクラス [ML320 Sport-Line W163]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.977kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は102.8PS/tとなっています。


Mクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
YBR250|249cc
9.952kg/PS
209kg/21.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:7.333]
2002/11

-
Mクラス|3199cc
9.977kg/PS
2175kg/218PS/31.6kgm
[車体のみPWR:9.725]

車種詳細
イントルーダークラシック400|399cc
10.000kg/PS
330kg/33.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:8.333]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではMクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

PCNLD YBR250と競争してみる

まずMクラスより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのYBR250が挙げられます。PWRの9.952kg/PSは車両重量154kgにライダーの体重55kgを加えた209kgを、最高出力21.0PSで割ったものです。

VK56A イントルーダークラシック400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのイントルーダークラシック400が挙げられます。PWRの10.000kg/PSは車両重量275kg+55kgの330kgを、最高出力33.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.814
平均ピストンスピード 15.68m/s
トルクウェイトレシオ 67.09kg/kgm
1馬力あたりのお値段 28211円
排気量1Lあたり馬力 68.15PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.88kgm/L
1気筒あたりの馬力 36.3PS
1気筒あたりのトルク 5.3kgm
パワーバンド比率 51.8%
燃費×馬力 1353.8pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは67.09kg/kgm(2120kg/31.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6150000円、最高出力が218馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は28211円、逆に1万円あたりでは0.35馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は194620円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は68.15PS/L、トルクは9.88kgm/L、1気筒あたりの馬力は36.3馬力、トルクは5.3kgmとなり、このエンジンが218馬力を5600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.68m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が84.0mmであるM112型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7140回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.814になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が6.21km/L、最高出力が218PSであるこの車の獲得ポイントは1353.8ptになります。
戯れに車両重量2120kgを100kg単位にした21.2で割ってみたところ、その数値は63.86ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Mクラスでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.62m
期待される荷室の幅 1.50m
対角線の長さ 2.21m
期待される荷室の面積 2.43m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.62m(対角線では2.21m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの285/50R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/50R18 | 直径 742mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
45
扁平
265/45R18
37.5km/h
直径696mm
径差-46mm
275/45R18
38.0km/h
直径705mm
径差-37mm
285/45R18
38.5km/h
直径714mm
径差-28mm
295/45R18
39.0km/h
直径723mm
径差-19mm
305/45R18
39.5km/h
直径732mm
径差-10mm
0%
50
扁平
265/50R18
38.9km/h
直径722mm
径差-20mm
275/50R18
39.5km/h
直径732mm
径差-10mm
285/50R18
40.0km/h
742mm
0mm
295/50R18
40.5km/h
直径752mm
径差+10mm
305/50R18
41.1km/h
直径762mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
265/55R18
40.4km/h
直径749mm
径差+7mm
275/55R18
41.0km/h
直径760mm
径差+18mm
285/55R18
41.6km/h
直径771mm
径差+29mm
295/55R18
42.2km/h
直径782mm
径差+40mm
305/55R18
42.7km/h
直径793mm
径差+51mm
+10%
60
扁平
265/60R18
41.8km/h
直径775mm
径差+33mm
275/60R18
42.4km/h
直径787mm
径差+45mm
285/60R18
43.1km/h
直径799mm
径差+57mm
295/60R18
43.7km/h
直径811mm
径差+69mm
305/60R18
44.4km/h
直径823mm
径差+81mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/50R18 、275/45R18、275/50R18 、285/45R18 、295/45R18 、305/45R18あたりのタイヤがおすすめです。

285/50R18のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが285/50R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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163154型Mクラス[3.2L-NA 4WD/5AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.725kg/ps50.12
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力68.15ps/L46.10
1L換算トルク9.88kgm/L55.00
WB/TR比1.81445.77
ワイド&ロー指数0.96045.12
前面の面積3.449m²26.98
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点352.71

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費7.3km/L37.46
年間維持費507800円33.40
100kmh回転数-43.42
航続距離605.9km43.77
車の大きさ15.986m³67.95
室内の広さ(仮) 2.899m³45.06
最小回転半径6.0m33.06
馬力単価28211円41.26
ユーティリティ部門の得点345.38

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 163154型Mクラス[3.2L-NA 4WD/5AT] の総合得点は 698.09 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した163154型Mクラス(4WD/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「3500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Mクラスの歴代モデル

3代目 166057型 Mクラス
166057 Mクラスは2012/06に登場した3代目モデル。参考車両の「ML350 4Matic Blue-Efficiency W166」は全長4810mm、全幅1925mm、全高1795mmの車体に、306PS/37.7kgmを発生するM276型3497ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

2代目 164177型 Mクラス
164177 Mクラスは2005/10に登場した2代目モデル。参考車両の「ML63-AMG W164」は全長4815mm、全幅1950mm、全高1775mmの車体に、510PS/64.2kgmを発生するM156型6208ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 ML55型 Mクラス
ML55 Mクラスは2000/06に登場した初代モデル。参考車両の「ML55 W163」は全長4650mm、全幅1895mm、全高1805mmの車体に、347PS/52.0kgmを発生する11386型5438ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。