3CDFH パサート オールトラック 性能と維持費 4WD/7AT 5人 553万円 2021

このページでは、フォルクスワーゲンの5ドア・5人乗りSUV、8代目の3DA-3CDFH型パサート オールトラック TDI 4motion WLTC【2021/04モデル・190PS/40.8kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

3CDFH パサート オールトラック
販売期間:2015/07 -

画像はフォルクスワーゲンより引用
http://www.volkswagen.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4785mm×全幅1855mm×全高1535mm、排気量は1968ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4785mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

3CDFH型 パサート オールトラック [1968cc/190PS 4WD/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

8代目パサート オールトラックの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/04
3CDGE型
[BaseGrade]
1.4L-TB・FF/6AT・634.5万円
156PS・25.5kgm・15.9km/L
156PS
25.5kgm
15.9km/L
2021/04
3CDPC型
[TSI Elegance]
1.5L-TB・FF/7AT・429.9万円
150PS・25.5kgm・15.1km/L
150PS
25.5kgm
15.1km/L
2021/04
3CDPC型
[TSI Elegance]
1.5L-TB・FF/7AT・449.9万円
150PS・25.5kgm・15.0km/L
150PS
25.5kgm
15.0km/L
8代目 パサート 型式一覧 B8系まとめ 2015-【全15車種】
パサート オールトラックの新型モデル
9代目 CJ20V型パサート
CJ20V型パサートは2024/11に登場した9代目モデル。参考車両の「TDI 4MOTION Elegance」は全長4915mm、全幅1850mm、全高1500mmの車体に、193PS/40.8kgmを発生するDXN型1968ccエンジンを搭載。

パサート オールトラックの旧型モデル
7代目 3CCCZF型パサート オールトラック
3CCCZF型パサート オールトラックは2012/06に登場した7代目モデル。参考車両の「2.0TSI」は全長4785mm、全幅1820mm、全高1560mmの車体に、211PS/28.6kgmを発生するCCZ型1984ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー フォルクスワーゲン
車名&
グレード
パサート オールトラック
TDI 4motion WLTC
その他 Advance | 4.470(1-4-5-B)/3.304(2-3-6-7)
お値段 5529000円
車両型式 3DA-3CDFH
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4785×幅1855×高1535mm
軸距&
輪距
2790mm
前1580mm/後1565mm
最小半径 5.4m
タイヤ 前輪:225/55R17
後輪:225/55R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1740kg
エンジン諸元
原動機型式 DFH
気筒配列 直列4気筒
排気量1968cc
圧縮比15.5
吸気方式 ターボ
最高出力 190PS[140kW]/3500-4000rpm
最大トルク 40.8kgm[400Nm]/1900-3300rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 15.0㎞/L(35.3mpg)
100km燃費 6.7L/100km
DFH型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、パサート オールトラックの新車を635.8万円(諸費用として82.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 11年未満 36000円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷15.0㎞/L×160円/L 106670円
オイル交換
5000km毎
1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 256900円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額105970円×12ヶ月 1271640円
ローン返済中の年間維持費 1528600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から4年経過車の場合、「2000cc以下で11年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

パサート オールトラック【TDI 4motion WLTC】の場合、維持費の月額は21500円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

パサート オールトラックの維持費は高い?安い?

「パサート オールトラックの年間維持費は256900円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてパサート オールトラックの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス191200円-65700円
ヴォクシー ハイブリッド229200円-27700円
パサート オールトラックの維持費256900円
ウィッシュ285500円+28600円
スイフト スポーツ289400円+32500円
基準2000ccクラス平均321300円+64400円
アコード350200円+93300円
WRX STI370500円+113600円
エクスプローラー435000円+178100円
高いBX493900円+237000円

パサート オールトラックの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して65700円高く、最も高いBXと比較して237000円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では64400円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、パサート オールトラックの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

パサート オールトラックを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%330万円28万円22万円
15%220万円19万円15万円
20%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は330万円(総支給額28万円/月、手取り22万円/月)、ここから月額維持費2.1万円を支払うと残りは19.9万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)、2.1万円を支払うと残りは12.9万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.1万円を引くと残りは9.9万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代11万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり160円を基準として、-50円となる110円から、+50円となる210円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費15.0km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
110円/L
73340円
[-33330円]
-25円
135円/L
90010円
[-16660円]
-10円
150円/L
100010円
[-6660円]
160円/L106670円
[0円]
+10円
170円/L
113340円
[+6670円]
+25円
185円/L
123340円
[+16670円]
+50円
210円/L
140010円
[+33340円]

燃費15.0km/Lの3CDFH型 パサート オールトラックで10000km走行するのに必要な燃料は666.7L、1リットルあたり160円としたときの燃料代は106670円になります。

参考までに、パサート オールトラックの燃料タンクは66リットルですので、666.7Lの給油回数は11回、1回あたりの燃料代は約9700円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6670円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると16670円、50円も違ってくると33340円にもなります。

これを3CDFH型 パサート オールトラックの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり160円の場合を256900円としたとき、110円/Lに値下がりすれば223570円(87.0%)に、210円/Lに値上がりすれば290240円(113.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 23%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 32000円 20%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 80% 52800円 33%
合計
[1万kmとの差額]
159600円
-97300円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 53340円 29%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 85% 56160円 30%
合計
[1万kmとの差額]
184300円
-72600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 74670円 35%
オイル交換 年1回 7700円 4%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 90% 59400円 28%
合計
[1万kmとの差額]
211000円
-45900円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて97300円安い159600円に、5000km走行では72600円安い184300円に、7000km走行では45900円安い211000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 14%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 10000km分 106670円 42%
オイル交換 年2回 11000円 4%
タイヤ交換 5年毎 12000円 5%
任意保険料 100% 66000円 26%
合計
[1万kmとの差額]
256900円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 160010円 49%
オイル交換 年3回 16500円 5%
タイヤ交換 3年毎 14400円 4%
任意保険料 110% 72600円 23%
合計
[1万kmとの差額]
324800円
+67900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 213340円 54%
オイル交換 年4回 22000円 6%
タイヤ交換 3年毎 19200円 5%
任意保険料 120% 79200円 20%
合計
[1万kmとの差額]
395000円
+138100円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(12.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(14.6km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(17.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(15.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代106670円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル160円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合の軽油代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地12.1km/L → 12.5km/L
郊外14.6km/L → 15.0km/L
高速道路17.0km/L → 17.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km119010円
[115200円]
郊外500km5470円
[5330円]
高速道路500km4700円
[4580円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
129180円
+22510円
12.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
125110円
-4070円
12.8km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が12.1km/Lでは軽油743.8Lを消費して、軽油代は119010円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が14.6km/Lでは軽油34.2Lを消費して、軽油代は5470円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.0km/Lでは軽油29.4Lを消費して、軽油代は4700円になります。

このパターンでは使用した燃料量が807.4L、かかった軽油代が129180円となり、平均燃費は12.4km/L(-2.6km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+22510円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると軽油代は125110円となり、4070円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で20350円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km66110円
[64000円]
郊外5000km54800円
[53330円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
120910円
+14240円
13.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
117330円
-3580円
13.6km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が12.1km/Lでは413.2Lを消費して、軽油代は66110円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が14.6km/Lでは342.5Lを消費して、軽油代は54800円になります。

このパターンでは使用した燃料量が755.7L、かかった軽油代が120910円となり、平均燃費は13.2km/L(-1.8km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+14240円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が117330円となり、1年間で3580円、5年間で17900円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km44030円
[42620円]
郊外3340km36610円
[35630円]
高速道路3330km31340円
[30450円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
111980円
+5310円
14.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
108700円
-3280円
14.7km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が12.1km/Lでは275.2Lを消費して、軽油代は44030円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が14.6km/Lでは228.8Lを消費して、軽油代は36610円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が17.0km/Lでは195.9Lを消費して、軽油代は31340円になります。

このパターンでは使用した燃料量が699.9L、かかった軽油代が111980円となり、平均燃費は14.3km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+5310円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が108700円となり、1年間で3280円、5年間で16400円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km6610円
[6400円]
郊外9000km98620円
[96000円]
高速道路500km4700円
[4580円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
109930円
+3260円
14.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
106980円
-2950円
15.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が12.1km/Lでは41.3Lを消費して、軽油代は6610円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が14.6km/Lでは616.4Lを消費して、軽油代は98620円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.0km/Lでは29.4Lを消費して、軽油代は4700円になります。

このパターンでは使用した燃料量が687.1L、かかった軽油代が109930円となり、平均燃費は14.6km/L(-0.4km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+3260円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が106980円となり、1年間で2950円、5年間で14750円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(12.4km/L・13.2km/L・14.3km/L・14.6km/L)、軽油代のほうもなかなかな違い(129180円・120910円・111980円・109930円)が出てくることがわかります。

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 66リットル10560円/66L
WLTC燃費
15.0km/L
990.0km
-
10.67円/km
市街地燃費
12.1km/L
798.6km
[-191.4km]
13.2円/km
郊外燃費
14.6km/L
963.6km
[-26.4km]
11.0円/km
高速道路燃費
17.0km/L
1122.0km
[+132.0km]
9.4円/km

燃料タンクの容量を66Lとしたとき、市街地モード燃費12.1km/Lでの航続距離は798.6km(-191.4km)、郊外モード燃費14.6km/Lでの航続距離は963.6km(-26.4km)、高速道路モード燃費17.0km/Lでの航続距離は1122.0km(+132.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

パサート オールトラックの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 15.0km/L
燃料タンク容量 66L
航続距離(カタログ燃費) 990.0km
航続距離(80%燃費) 792.0km
満タンプライス 10560円
1km走行コスト 10.67円/km
1万円でどこまで行ける? 937.5km
東京から990.0kmの範囲

WLTCモード燃費が15.0km/L、燃料タンク容量66リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は990.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.5km/L)とすると航続距離は891.0km、80%(12.0km/L)だと792.0km、70%(10.5km/L)では693.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から66リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり160円では10560円、上で計算した航続距離を踏まえると990.0km(80%燃費時792.0km)を走行するのに10560円かかる計算です。

燃費を15.0km/Lとしたときの1km走行コストは10.67円、10万km走行したときの燃料代は106.7万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら10.7万円/年、7年10万kmなら15.2万円/年、5年10万kmなら21.3万円/年、3年10万kmなら35.6万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば937.5km(往復なら片道468.8km)、カタログ値の80%なら750.0km(片道375.0km)離れたところまで行くことができます。

パサート オールトラックのカタログデータから見えてくる要素

DFH型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1900回転時の馬力 108PS
3300回転時の馬力 188PS
3500回転時の馬力 190PS
4000回転時の馬力 190PS
各回転域でのトルク
1900回転時のトルク 40.8kgm
3300回転時のトルク 40.8kgm
3500回転時のトルク 38.9kgm
4000回転時のトルク 34.0kgm
DFH型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているDFH型1968cc、直列4気筒のターボエンジンは3500-4000回転時に最高出力190馬力を、1900-3300回転時に最大トルク40.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1900rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2100rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は52.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.158kg/PS(1740kg/190PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.158kg/PS
車体+1人9.447kg/PS
車体+5人10.605kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.474kg/PS
車体+70kg9.526kg/PS
車体+80kg9.579kg/PS
車体+90kg9.632kg/PS
車体+100kg9.684kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.447kg/PS(1795kg/190PS)となり、数値としては0.289kg、比率にすると3.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.605kg/PS(2015kg/190PS)となり、数値としては1.447kg、比率にすると15.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

3CDFH パサート オールトラックのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.447kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
パサート オールトラック
9.447kg/PS
190PS・2.0L-TB
車体のみPWR 9.158
1795kg
+3.2%

車種詳細
エスクード
9.375kg/PS
136PS・1.4L-TB
車体のみPWR 8.971
1275kg
+4.5%

車種詳細
レヴォーグ
9.265kg/PS
170PS・1.6L-TB
車体のみPWR 8.941
1575kg
+3.6%

車種詳細
レヴォーグ STI
9.441kg/PS
170PS・1.6L-TB
車体のみPWR 9.118
1605kg
+3.5%

車種詳細
CX-5
9.571kg/PS
175PS・2.2L-TB
車体のみPWR 9.257
1675kg
+3.4%

車種詳細
インプレッサ スポーツ
9.300kg/PS
150PS・2.0L-NA
車体のみPWR 8.933
1395kg
+4.1%


9.258kg/PSから9.636kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りSUV・YEA1S型 エスクード、スバルの5人乗りワゴン・VM4型 レヴォーグ、スバルの5人乗りワゴン・VM4型 レヴォーグ STI、マツダの5人乗りSUV・KE2AW型 CX-5、スバルの5人乗りハッチバック・GP7型 インプレッサ スポーツという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

3CDFH型 パサート オールトラック [TDI 4motion WLTC]のライバル車種|9.447kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は109.2PS/tとなっています。


パサート オールトラックがバイクと競争するなら…?


車種詳細
バーグマン400|399cc
9.414kg/PS
273kg/29.0PS/3.60kgm
[車体のみPWR:7.517]
1速ギヤ速度:43.4km/h
最小TWR:1.110
2021/04

-
パサート オールトラック|1968cc
9.447kg/PS
1795kg/190PS/40.8kgm
[車体のみPWR:9.158]
1速ギヤ速度:32.0km/h
最小TWR:0.905

車種詳細
グラストラッカー|249cc
9.450kg/PS
189kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:6.700]
1速ギヤ速度:37.8km/h
最小TWR:0.854

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではパサート オールトラックとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

DU11N バーグマン400と競争してみる

まずパサート オールトラックより少しPWRが低いバイクとして、スズキのバーグマン400が挙げられます。PWRの9.414kg/PSは車両重量218kgにライダーの体重55kgを加えた273kgを、最高出力29.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はバーグマン400に11.4km/h劣り、1速TWRは0.205kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NJ47A グラストラッカーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのグラストラッカーが挙げられます。PWRの9.450kg/PSは車両重量134kg+55kgの189kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は5.8km/h劣り、1速TWRは0.051kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.774
平均ピストンスピード 12.73m/s
トルクウェイトレシオ 42.65kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29100円
排気量1Lあたり馬力 96.54PS/L
排気量1Lあたりトルク 20.73kgm/L
1気筒あたりの馬力 47.5PS
1気筒あたりのトルク 10.2kgm
パワーバンド比率 52.5%
燃費×馬力 2850.0pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは42.65kg/kgm(1740kg/40.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5529000円、最高出力が190馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29100円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は135515円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は96.54PS/L、トルクは20.73kgm/L、1気筒あたりの馬力は47.5馬力、トルクは10.2kgmとなり、このエンジンが190馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.73m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.774になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.0km/L、最高出力が190PSであるこの車の獲得ポイントは2850.0ptになります。
戯れに車両重量1740kgを100kg単位にした17.4で割ってみたところ、その数値は163.79ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



パサート オールトラックでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.675m
期待される荷室の幅 1.455m
対角線の長さ 2.219m
期待される荷室の面積 2.437m²

縦方向の長さが1.675m(対角線では2.219m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合3500-4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 225/55R17|タイヤ直径 67.9cm|円周長 213.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.578 15.99 - - 36km/h 12500rpm 1922.1kgm
2速 2.033 9.09 0.568 1-2/
2560rpm
63km/h 7100rpm 1092.1kgm
3速 1.240 5.54 0.610 2-3/
2750rpm
104km/h 4330rpm 666.1kgm
4速 0.888 3.97 0.716 3-4/
3220rpm
145km/h 3100rpm 477.0kgm
5速 0.677 3.03 0.762 4-5/
3430rpm
190km/h 2360rpm 363.7kgm
6速 0.534 2.39 0.789 5-6/
3550rpm
241km/h 1870rpm 286.9kgm
7速 0.414 1.85 0.775 6-7/
3490rpm
311km/h 1450rpm 222.4kgm
Final4.470レシオカバレッジ(変速比幅)8.643
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1900-3300rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.470)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(40.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.470)÷タイヤの有効半径(0.3395m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの311km(4000rpmでは276.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1900-3300回転で最大トルク40.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば42.65kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.158kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1922.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1740kg)を1速ギヤの最大駆動力(1922.1kgm)で割ってみると0.905kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(34.0kgm)からTWRを算出すると1.086kg/kgmとなり、1900-4000回転の回転域では0.905-1.086kg/kgmの間で推移することがわかります。


4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

3CDFH型パサート オールトラックに搭載されたDFH型1968ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

4000rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ32km/h-
2速ギヤ56km/h2270rpm
3速ギヤ92km/h2440rpm
4速ギヤ129km/h2860rpm
5速ギヤ169km/h3050rpm
6速ギヤ214km/h3160rpm
7速ギヤ277km/h3100rpm

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると32km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2270rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は56km/h(+24km/h)になります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5000 7500 10000 12500 15000 17500 22490
2速 2840 4260 5680 7100 8520 9940 12780
3速 1730 2600 3460 4330 5200 6060 7800
4速 1240 1860 2480 3100 3720 4340 5580
5速 950 1420 1890 2360 2840 3310 4260
6速 750 1120 1490 1870 2240 2610 3360
7速 580 870 1160 1450 1740 2020 2600
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.414)を選択して時速100kmにて走行すると1450回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは870回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1010回転、一般的な高速道路の80km/hでは1160回転、100km/hでは1450回転、制限速度が120km/hになると1740回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2600回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 14 28 42 56 70 84 99 113
3速 23 46 69 92 115 139 162 185
4速 32 64 97 129 161 193 226 258
5速 42 85 127 169 211 254 296 338
6速 54 107 161 214 268 322 375 429
7速 69 138 207 277 346 415 484 553

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの225/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/55R17 | 直径 679mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
50 205/50R17
37.5km/h
径 637mm
差 -42mm
215/50R17
38.1km/h
径 647mm
差 -32mm
225/50R17
38.7km/h
径 657mm
差 -22mm
235/50R17
39.3km/h
径 667mm
差 -12mm
245/50R17
39.9km/h
径 677mm
差 -2mm
55 205/55R17
38.8km/h
径 658mm
差 -21mm
215/55R17
39.4km/h
径 669mm
差 -10mm
225/55R17
40.0km/h
679mm
0mm
235/55R17
40.7km/h
径 691mm
差 +12mm
245/55R17
41.4km/h
径 702mm
差 +23mm
60 205/60R17
39.9km/h
径 678mm
差 -1mm
215/60R17
40.6km/h
径 690mm
差 +11mm
225/60R17
41.4km/h
径 702mm
差 +23mm
235/60R17
42.1km/h
径 714mm
差 +35mm
245/60R17
42.8km/h
径 726mm
差 +47mm
65 205/65R17
41.2km/h
径 699mm
差 +20mm
215/65R17
41.9km/h
径 712mm
差 +33mm
225/65R17
42.7km/h
径 725mm
差 +46mm
235/65R17
43.5km/h
径 738mm
差 +59mm
245/65R17
44.2km/h
径 751mm
差 +72mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/55R17、205/60R17 、215/50R17、215/55R17 、225/50R17 、235/50R17 、245/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/55R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/55R17の適応サイズと性能の変化 [3CDFH型パサート オールトラック編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】225/55R17のタイヤ銘柄と通販価格

3CDFH型 パサート オールトラック 2.0Lターボ 4WD/7ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS9.16㎏/PS51.7ptC
最高回転数5881rpm3500rpm20.7ptF
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m0.91㎏/㎏m64.2ptA
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h32.0㎞/h32.4ptE
1リットル
換算馬力
103.35PS/L96.54PS/L47.5ptC
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L20.73㎏m/L64.7ptA
WB/TR比1.7731.77449.9ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.82754.8ptB
前面の面積2.630m22.847m243.9ptD
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点460.2pt
総合評価D

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340714円256900円57.3ptB
WLTC燃費16.2km/L15.0km/L47.5ptC
100km/h
回転数
2490rpm1450rpm63.7ptA
航続距離644.1km990.0km70.0ptS
車の大きさ11.466m313.625m341.5ptD
車内の広さ3430.4L-46.6ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.7L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.17m5.4m45.3ptD
ユーティリティ部門の得点513.8pt
総合評価B

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10696車種中 RANK
運動性能 460.2pt 8658位 D
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 513.8pt 2882位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 974.0pt 7127位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は460.2点で全10696車種中の8658位、ユーティリティ部門は513.8点で2882位、総合得点は974.0点で7127位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した3CDFH型 パサート オールトラック(4WD/7AT) の各種スペックを、5人乗SUV2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

パサート オールトラックの歴代モデル

9代目 CJ15V型 パサート
CJ15V パサートは2024/11に登場した9代目モデル。参考車両の「eHybrid Elegance」は全長4915mm、全幅1850mm、全高1500mmの車体に、150PS/25.5kgmを発生するDUC型1497ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

8代目 3CCZE型 パサート ヴァリアント
3CCZE パサート ヴァリアントは2015/07に登場した8代目モデル。参考車両の「TSI Trendline」は全長4775mm、全幅1830mm、全高1485mmの車体に、150PS/25.5kgmを発生するCZE型1394ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

7代目 3CCCZF型 パサート オールトラック
3CCCZF パサート オールトラックは2012/06に登場した7代目モデル。参考車両の「2.0TSI」は全長4785mm、全幅1820mm、全高1560mmの車体に、211PS/28.6kgmを発生するCCZ型1984ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

6代目 3CCDAC型 フォルクスワーゲンCC
3CCDAC フォルクスワーゲンCCは2012/07に登場した6代目モデル。参考車両の「1.8TSI」は全長4815mm、全幅1855mm、全高1425mmの車体に、160PS/25.5kgmを発生するCDA型1798ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

5代目 3BAPT型 パサート ワゴン
3BAPT パサート ワゴンは1998/04に登場した5代目モデル。参考車両の「1.8」は全長4675mm、全幅1740mm、全高1495mmの車体に、125PS/17.1kgmを発生するAPT型1780ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

4代目 3AAAA型 パサート バリアント
3AAAA パサート バリアントは1990/10に登場した4代目モデル。参考車両の「VR6」は全長4605mm、全幅1720mm、全高1490mmの車体に、170PS/23.9kgmを発生するAAA型2791ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。


人気があるSUVの車種比較


A210A ライズ 2021 vs NGX50 C-HR GRスポーツ 2020 性能比較
初代 ライズ Z(2021年式 A210A・4WD/CVT・1.0L+ターボ・98PS/14.3kgm・5人乗り)と、初代 C-HR GRスポーツ S-T GR-Sport(2020年式 NGX50・4WD/CVT・1.2L+ターボ・116PS/18.9kgm・5人乗り)を比較。

V55W パジェロ Evolution 1997 vs V25W パジェロ 1996 性能比較
2代目 パジェロ Evolution(1997年式 V55W・4WD/5MT・3.5L・280PS/35.5kgm・5人乗り)と、2代目 パジェロ Metal-Top Wide ZR-I(1996年式 V25W・4WD/5MT・3.5L・230PS/33.0kgm・5人乗り)を比較。

RU1 ヴェゼル Touring 2019 vs RV4 ヴェゼル G 2021 新旧比較
初代 ヴェゼル Touring Honda-Sensing(2019年式 RU1・FF/CVT・1.5L+ターボ・173PS/22.4kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

MXGA10 カローラ クロス 2023 vs MXPB10 ヤリス クロス 2020 性能比較
12代目 カローラ クロス G-X(2023年式 MXGA10・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・5人乗り)と、4代目 ヤリス クロス X B-package(2020年式 MXPB10・FF/CVT・1.5L・120PS/14.8kgm・5人乗り)を比較。

WDB3S フロンクス 2024 vs DG5 WR-V 2024 性能比較
初代 フロンクス(2024年式 WDB3S・FF/6AT・1.5L・101PS/13.8kgm・5人乗り)と、初代 WR-V X(2024年式 DG5・FF/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

RV6 ヴェゼル e:HEV e:HEV 2021 vs RV4 ヴェゼル G 2021 性能比較
2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

CT20 ティグアン TDI 2024 vs SK5 フォレスター SPORT 2020 性能比較
3代目 ティグアン TDI 4MOTION Active(2024年式 CT20・4WD/7AT・2.0L+ターボ・193PS/40.8kgm・5人乗り)と、5代目 フォレスター SPORT(2020年式 SK5・4WD/CVT・1.8L+ターボ・177PS/30.6kgm・5人乗り)を比較。

H57A パジェロ ジュニア 1997 vs H56A パジェロ ミニ 1997 性能比較
初代 パジェロ ジュニア ZR-I(1997年式 H57A・4WD/5MT・1.1L・80PS/10.0kgm・4人乗り)と、初代 パジェロ ミニ Duke-V(1997年式 H56A・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)を比較。