GXPA16:GRヤリスの性能と維持費 4WD/8AT 384万円 2024年式

このページでは、トヨタ自動車の3ドア・4人乗りハッチバック、4代目の4BA-GXPA16型GRヤリス RC【2024/04モデル・305PS/40.8kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

GXPA16 GRヤリス
販売期間:2020/09 - 現行車

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿日:2024/09/15

ボディサイズが全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mm、排気量は1618ccであることから、大雑把に分類すると1.7リットルクラス(1700cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:300PS~350PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3995mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


GXPA16型 GRヤリス [1618cc/305PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目GRヤリスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2024/04
GXPA16型
[RC]
1.6L-TB・4WD/6MT・349.0万円
305PS・40.8kgm・12.4km/L
305PS
40.8kgm
12.4km/L
2023/05
GXPA16型
[RC Light-Package]
1.6L-TB・4WD/6MT・442.0万円
272PS・37.7kgm・13.6km/L
272PS
37.7kgm
13.6km/L
2020/09
GXPA16型
[RC]
1.6L-TB・4WD/6MT・330.0万円
272PS・37.7kgm・13.6km/L
272PS
37.7kgm
13.6km/L
4代目 ヤリス 型式一覧 KSP210/MXP#/GXPA系まとめ 2020-【全29車種】
GRヤリスの旧型モデル
3代目 NSP131型ヴィッツ GRMN
NSP131型ヴィッツ GRMNは2010/12に登場した3代目モデル。参考車両の「GRMN」は全長3975mm、全幅1695mm、全高1510mmの車体に、212PS/25.5kgmを発生する2ZR型1797ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
GRヤリス
RC
その他 4BA-GXPA16-AGZVZ | モータースポーツ参戦用車両 | 3.941(1-2-3-4)/3.350(5-6-B)
お値段 3840000円
車両型式 4BA-GXPA16
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 3ドア/4名乗車
車体寸法 長3995×幅1805×高1455mm
室内寸法 長1785×幅1430×高1175mm
軸距&
輪距
2560mm
前1540mm/後1570mm
最小半径 6.0m
最低高 130mm
タイヤ 前輪:205/45R17
後輪:205/45R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1260kg
エンジン諸元
原動機型式 G16E-GTS
気筒配列 直列3気筒
排気量1618cc
吸気方式 ターボ
最高出力 305PS[224kW]/6500rpm
最大トルク 40.8kgm[400Nm]/3250-4600rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 10.8km/L(25.4mpg)
100km燃費 9.3L/100km
G16E-GTS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、GRヤリスの新車を441.6万円(諸費用として57.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷10.8km/L×185円/L 171300円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 317500円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額73600円×12ヶ月 883200円
ローン返済中の年間維持費 1200700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
171300円
(119910円)
(85650円)
(51390円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 317500円
名目 金額
車のローン額(1年分) 883200円
ローン返済中の年間維持費 1200700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45300円
  • 初度登録から0年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算26500円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

GRヤリスの維持費は高い?安い?

「GRヤリスの年間維持費は317500円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてGRヤリスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス189800円-127700円
ヴォクシー ハイブリッド227000円-90500円
スイフト スポーツ275300円-42200円
シビック タイプR312300円-5200円
基準2000ccクラス平均316600円-900円
GRヤリスの維持費317500円
アコード345200円+27700円
WRX STI364700円+47200円
エクスプローラー413900円+96400円
高いBX484900円+167400円

GRヤリスの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して127700円高く、最も高いBXと比較して167400円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では900円高くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、GRヤリスの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

GRヤリスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%410万円35万円27万円
15%280万円24万円19万円
20%210万円18万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は410万円(総支給額35万円/月、手取り27万円/月)、ここから月額維持費2.6万円を支払うと残りは24.4万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は280万円(総支給額24万円/月、手取り19万円/月)、2.6万円を支払うと残りは16.4万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が210万円(総支給額18万円/月、手取り14万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.6万円を引くと残りは11.4万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代18万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費10.8km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
125010円
[-46290円]
-25円
160円/L
148160円
[-23140円]
-10円
175円/L
162050円
[-9250円]
185円/L171300円
[0円]
+10円
195円/L
180570円
[+9270円]
+25円
210円/L
194460円
[+23160円]
+50円
235円/L
217610円
[+46310円]

燃費10.8km/LのGXPA16型 GRヤリスで10000km走行するのに必要な燃料は926L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は171300円になります。

参考までに、GRヤリスの燃料タンクは50リットルですので、926Lの給油回数は19回、1回あたりの燃料代は約9020円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては9270円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると23160円、50円も違ってくると46310円にもなります。

これをGXPA16型 GRヤリスの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を317500円としたとき、135円/Lに値下がりすれば271210円(85.4%)に、235円/Lに値上がりすれば363810円(114.6%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 51390円 29%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 80% 52800円 30%
合計
[1万kmとの差額]
174900円
-142600円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 85650円 40%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 85% 56160円 26%
合計
[1万kmとの差額]
212500円
-105000円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 14%
自動車重量税 1年分 12300円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 119910円 48%
オイル交換 年1回 7700円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 3%
任意保険料 90% 59400円 24%
合計
[1万kmとの差額]
252200円
-65300円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて142600円安い174900円に、5000km走行では105000円安い212500円に、7000km走行では65300円安い252200円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 8%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 256950円 60%
オイル交換 年3回 33000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 4%
任意保険料 100% 66000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
431100円
+113600円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 7%
自動車重量税 1年分 12300円 2%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 342600円 64%
オイル交換 年4回 44000円 8%
タイヤ交換 2年毎 24000円 4%
任意保険料 100% 66000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
533800円
+216300円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
トヨタの小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(11.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.3km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(10.8km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代171300円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.1km/L → 7.3km/L
郊外11.3km/L → 11.6km/L
高速道路13.3km/L → 13.7km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km234510円
[228090円]
郊外500km8180円
[7970円]
高速道路500km6960円
[6750円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
249650円
+78350円
7.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
242810円
-6840円
7.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.1km/Lではガソリン1267.6Lを消費して、ガソリン代は234510円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lではガソリン44.2Lを消費して、ガソリン代は8180円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.3km/Lではガソリン37.6Lを消費して、ガソリン代は6960円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1349.4L、かかったガソリン代が249650円となり、平均燃費は7.4km/L(-3.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+78350円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は242810円となり、6840円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で34200円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km130280円
[126710円]
郊外5000km81860円
[79740円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
212140円
+40840円
8.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
206450円
-5690円
9.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.1km/Lでは704.2Lを消費して、ガソリン代は130280円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは442.5Lを消費して、ガソリン代は81860円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1146.7L、かかったガソリン代が212140円となり、平均燃費は8.7km/L(-2.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+40840円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が206450円となり、1年間で5690円、5年間で28450円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km86770円
[84400円]
郊外3340km54690円
[53260円]
高速道路3330km46320円
[44970円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
187780円
+16480円
9.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
182630円
-5150円
10.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.1km/Lでは469.0Lを消費して、ガソリン代は86770円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは295.6Lを消費して、ガソリン代は54690円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.3km/Lでは250.4Lを消費して、ガソリン代は46320円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1015.0L、かかったガソリン代が187780円となり、平均燃費は9.9km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+16480円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が182630円となり、1年間で5150円、5年間で25750円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km13020円
[12670円]
郊外9000km147350円
[143540円]
高速道路500km6960円
[6750円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
167330円
-3970円
11.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
162960円
-4370円
11.4km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.1km/Lでは70.4Lを消費して、ガソリン代は13020円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が11.3km/Lでは796.5Lを消費して、ガソリン代は147350円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.3km/Lでは37.6Lを消費して、ガソリン代は6960円になります。

このパターンでは使用した燃料量が904.5L、かかったガソリン代が167330円となり、平均燃費は11.1km/L(+0.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-3970円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が162960円となり、1年間で4370円、5年間で21850円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.4km/L・8.7km/L・9.9km/L・11.1km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(249650円・212140円・187780円・167330円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 50リットル
WLTCモード燃費
10.8km/L
540.0km
市街地燃費
7.1km/L
355.0km
[-185.0km]
郊外燃費
11.3km/L
565.0km
[+25.0km]
高速道路燃費
13.3km/L
665.0km
[+125.0km]
満タン給油価格 9250円
1km走行コスト 17.13円
1万円走行距離 583.8km

WLTCモード燃費が10.8km/L、燃料タンク容量50リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は540.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.7km/L)とすると航続距離は485.0km、80%(8.6km/L)だと430.0km、70%(7.6km/L)では380.0kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を50Lとしたとき、市街地モード燃費7.1km/Lでの航続距離は355.0km(-185.0km)、郊外モード燃費11.3km/Lでの航続距離は565.0km(+25.0km)、高速道路モード燃費13.3km/Lでの航続距離は665.0km(+125.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から50リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では9250円、上で計算した航続距離を踏まえると540.0km(80%燃費時430.0km)を走行するのに9250円かかる計算です。

燃費を10.8km/Lとしたときの1km走行コストは17.13円、10万km走行したときの燃料代は171.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら17.1万円/年、7年10万kmなら24.5万円/年、5年10万kmなら34.3万円/年、3年10万kmなら57.1万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば583.8km(往復なら片道291.9km)、カタログ値の80%なら467.0km(片道233.5km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

G16E-GTS型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
3250回転時の馬力 185PS
4600回転時の馬力 262PS
6500回転時の馬力 305PS
各回転域でのトルク
3250回転時のトルク 40.8kgm
4600回転時のトルク 40.8kgm
6500回転時のトルク 33.6kgm
G16E-GTS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているG16E型1618cc、直列3気筒のターボエンジンは6500回転時に最高出力305馬力を、3250-4600回転時に最大トルク40.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3250rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の3250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.131kg/PS(1260kg/305PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.131kg/PS
車体+1人4.311kg/PS
車体+4人4.852kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.328kg/PS
車体+70kg4.361kg/PS
車体+80kg4.393kg/PS
車体+90kg4.426kg/PS
車体+100kg4.459kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.311kg/PS(1315kg/305PS)となり、数値としては0.180kg、比率にすると4.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.852kg/PS(1480kg/305PS)となり、数値としては0.721kg、比率にすると17.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

GXPA16 GRヤリスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2024/04

-
GRヤリス
4.311kg/PS
1315kg/305PS|1.7L-TB
[車体のみPWR:4.131]
2017/09

車種詳細
シビック タイプR
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2019/09

車種詳細
スカイライン
4.481kg/PS
1815kg/405PS|3.0L-TT
車体のみPWR:4.346
2015/12

車種詳細
Aクラス
4.239kg/PS
1615kg/381PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.094
2006/11

車種詳細
インプレッサ WRX
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2002/06

車種詳細
インプレッサ WRX
4.328kg/PS
1385kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.156

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.311kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.095kg/PSから4.527kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「FK8型 シビック タイプR」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、メルセデスベンツの5人乗りハッチバック「176052型 Aクラス」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GXPA16型 GRヤリス [RC]のライバル車種|4.311kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は242.1PS/tとなっています。


GRヤリスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
RMX250S|249cc
4.175kg/PS
167kg/40.0PS/4.00kgm
[車体のみPWR:2.800]
1速ギヤ速度:56.1km/h
最小TWR:0.521
2024/04

-
GRヤリス|1618cc
4.311kg/PS
1315kg/305PS/40.8kgm
[車体のみPWR:4.131]
1速ギヤ速度:51.1km/h
最小TWR:0.644

車種詳細
ゴールドウイング|1832cc
4.330kg/PS
472kg/109.0PS/16.40kgm
[車体のみPWR:3.826]
1速ギヤ速度:60.4km/h
最小TWR:0.740

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではGRヤリスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SJ14A RMX250Sと競争してみる

まずGRヤリスより少しPWRが低いバイクとして、スズキのRMX250Sが挙げられます。PWRの4.175kg/PSは車両重量112kgにライダーの体重55kgを加えた167kgを、最高出力40.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はRMX250Sに5.0km/h劣り、1速TWRは0.123kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

SC68 ゴールドウイングと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのゴールドウイングが挙げられます。PWRの4.330kg/PSは車両重量417kg+55kgの472kgを、最高出力109.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は9.3km/h劣り、1速TWRは0.096kg勝る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.646
平均ピストンスピード 19.43m/s
トルクウェイトレシオ 30.88kg/kgm
1馬力あたりのお値段 12590円
排気量1Lあたり馬力 188.50PS/L
排気量1Lあたりトルク 25.22kgm/L
1気筒あたりの馬力 101.7PS
1気筒あたりのトルク 13.6kgm
パワーバンド比率 50.0%
燃費×馬力 3294.0pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは30.88kg/kgm(1260kg/40.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3840000円、最高出力が305馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は12590円、逆に1万円あたりでは0.79馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は94118円、1万円あたりでは0.11kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
2000cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は188.50PS/L、トルクは25.22kgm/L、1気筒あたりの馬力は101.7馬力、トルクは13.6kgmとなり、このエンジンが305馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.43m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.7mmであるG16E型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6690回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.646になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が10.8km/L、最高出力が305PSであるこの車の獲得ポイントは3294.0ptになります。
戯れに車両重量1260kgを100kg単位にした12.6で割ってみたところ、その数値は261.43ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 2.999m³
1人あたりのスペース 0.750m³
室内長/全長 44.7%
室内幅/全幅 79.2%
室内高/全高 80.8%
室内容積/車両体積 28.6%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.999m³です。この車の乗車定員は4人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.750m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は44.7%、同じく室内幅と全幅の比率は79.2%、同じく室内高と全高の比率は80.8%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.6%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


GRヤリスでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.398m
期待される荷室の幅 1.330m
対角線の長さ 1.930m
期待される荷室の面積 1.859m²

縦方向の長さが1.398m(対角線では1.930m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。

俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 205/45R17|タイヤ直径 61.6cm|円周長 193.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.435 14.76 -
-
55km/h 12720rpm 1955.8kgm
2速 2.809 9.35 0.633 1-2/
4430rpm
87km/h 8050rpm 1238.7kgm
3速 1.933 6.43 0.688 2-3/
4820rpm
126km/h 5540rpm 852.4kgm
4速 1.497 4.98 0.774 3-4/
5420rpm
163km/h 4290rpm 660.2kgm
5速 1.266 4.21 0.846 4-5/
5920rpm
193km/h 3630rpm 558.3kgm
6速 1.000 3.33 0.790 5-6/
5530rpm
244km/h 2870rpm 441.0kgm
7速 0.793 2.64 0.793 6-7/
5550rpm
308km/h 2270rpm 349.7kgm
8速 0.650 2.16 0.820 7-8/
5740rpm
376km/h 1860rpm 286.6kgm
Final 3.329 レシオカバレッジ(変速比幅)6.823

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3250-4600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.329)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(40.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.329)÷タイヤの有効半径(0.308m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの376km(6500rpmでは348.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3250-4600回転で最大トルク40.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば30.88kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.131kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1955.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1260kg)を1速ギヤの最大駆動力(1955.8kgm)で割ってみると0.644kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(33.6kgm)からTWRを算出すると0.782kg/kgmとなり、3250-6500回転の回転域では0.644-0.782kg/kgmの間で推移することがわかります。


おまけ:6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

GXPA16型GRヤリスに搭載されたG16E型1618ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6500rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ51km/h-
2速ギヤ81km/h4110rpm
3速ギヤ117km/h4470rpm
4速ギヤ151km/h5030rpm
5速ギヤ179km/h5500rpm
6速ギヤ227km/h5140rpm
7速ギヤ286km/h5150rpm
8速ギヤ349km/h5330rpm

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると51km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから4110rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は81km/h(+30km/h)になります。

3速ギヤでは4470rpmまで落ちて6500rpmで117km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは5030rpmまで落ちて6500rpmで151km/h(+34km/h)に、5速ギヤでは5500rpmまで落ちて6500rpmで179km/h(+28km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5140rpmまで落ちて6500rpmで227km/h(+48km/h)に、7速ギヤでは5150rpmまで落ちて6500rpmで286km/h(+59km/h)に、8速ギヤでは5330rpmまで落ちて6500rpmで349km/h(+63km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5090 7630 10170 12720 15260 17800 22890
2速 3220 4830 6440 8050 9670 11280 14500
3速 2220 3330 4430 5540 6650 7760 9980
4速 1720 2580 3430 4290 5150 6010 7730
5速 1450 2180 2900 3630 4360 5080 6530
6速 1150 1720 2290 2870 3440 4010 5160
7速 910 1360 1820 2270 2730 3180 4090
8速 750 1120 1490 1860 2240 2610 3350
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.650)を選択して時速100kmにて走行すると1860回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1120回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1300回転、一般的な高速道路の80km/hでは1490回転、100km/hでは1860回転、制限速度が120km/hになると2240回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3360回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 31 39 47 55 63
2速 12 25 37 50 62 74 87 99
3速 18 36 54 72 90 108 126 144
4速 23 47 70 93 116 140 163 186
5速 28 55 83 110 138 165 193 220
6速 35 70 105 140 174 209 244 279
7速 44 88 132 176 220 264 308 352
8速 54 107 161 215 268 322 376 429

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの205/45R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/45R17 | 直径 616mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
40
扁平
185/40R17
37.7km/h
直径580mm
径差-36mm
195/40R17
38.2km/h
直径588mm
径差-28mm
205/40R17
38.7km/h
直径596mm
径差-20mm
215/40R17
39.2km/h
直径604mm
径差-12mm
225/40R17
39.7km/h
直径612mm
径差-4mm
0%
45
扁平
185/45R17
38.9km/h
直径599mm
径差-17mm
195/45R17
39.5km/h
直径608mm
径差-8mm
205/45R17
40.0km/h
616mm
0mm
215/45R17
40.6km/h
直径626mm
径差+10mm
225/45R17
41.2km/h
直径635mm
径差+19mm
+5%
50
扁平
185/50R17
40.1km/h
直径617mm
径差+1mm
195/50R17
40.7km/h
直径627mm
径差+11mm
205/50R17
41.4km/h
直径637mm
径差+21mm
215/50R17
42.0km/h
直径647mm
径差+31mm
225/50R17
42.7km/h
直径657mm
径差+41mm
+10%
55
扁平
185/55R17
41.3km/h
直径636mm
径差+20mm
195/55R17
42.0km/h
直径647mm
径差+31mm
205/55R17
42.7km/h
直径658mm
径差+42mm
215/55R17
43.4km/h
直径669mm
径差+53mm
225/55R17
44.2km/h
直径680mm
径差+64mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/45R17 、195/40R17、195/45R17 、205/40R17 、215/40R17 、225/40R17あたりのタイヤがおすすめです。

205/45R17のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/45R17の適応サイズと性能の変化 [GXPA16型GRヤリス編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】205/45R17のタイヤ銘柄と通販価格

GXPA16型GRヤリス[1.7Lターボ 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.131kg/ps65.43
1速ギヤ加速性能0.644kg/kgm69.91
1L換算馬力188.50ps/L80.97
1L換算トルク25.22kgm/L78.82
WB/TR比1.64663.09
ワイド&ロー指数0.80656.29
前面の面積2.626m²50.03
最低地上高130mm59.96
スポーツ性能部門の得点524.50

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費10.8km/L39.06
年間維持費317500円50.84
100kmh回転数1860rpm58.37
航続距離540.0km39.95
車の大きさ10.492m³46.19
室内の広さ2.999m³46.02
最小回転半径6.0m33.06
馬力単価12590円61.80
ユーティリティ部門の得点375.29

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した GXPA16型GRヤリス[1.7Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 899.79 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGXPA16型GRヤリス(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「2000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

GRヤリスの歴代モデル

4代目 KSP210型 ヤリス
KSP210 ヤリスは2020/02に登場した4代目モデル。参考車両の「X B-pack」は全長3940mm、全幅1695mm、全高1500mmの車体に、69PS/9.4kgmを発生する1KR型996ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

3代目 NCP131型 ヴィッツ GRMN
NCP131 ヴィッツ GRMNは2010/12に登場した3代目モデル。参考車両の「GRMN Turbo」は全長3945mm、全幅1695mm、全高1490mmの車体に、152PS/21.0kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

2代目 NCP91型 ヴィッツ
NCP91 ヴィッツは2005/02に登場した2代目モデル。参考車両の「RS」は全長3800mm、全幅1695mm、全高1520mmの車体に、110PS/14.4kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

初代 NCP13型 ヴィッツ
NCP13 ヴィッツは1999/01に登場した初代モデル。参考車両の「RS」は全長3660mm、全幅1660mm、全高1485mmの車体に、109PS/14.4kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。