GZEA14H GRカローラ 性能と維持費 4WD/6MT 568万円 2025年

このページでは、トヨタ自動車の5ドア・5人乗りハッチバック、12代目の4BA-GZEA14H型GRカローラ RZ【2025/03モデル・304PS/40.8kgm・4WD/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

GZEA14H GRカローラ
販売期間:2021/09 - 現行車

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mm、排気量は1618ccであることから、大雑把に分類すると1.7リットルクラス(1700cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:300PS~350PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4410mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

GZEA14H型 GRカローラ [1618cc/304PS 4WD/6MT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

12代目GRカローラの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/10
MXGA10型
[G-X]
2.0L-NA・FF/CVT・218.4万円
170PS・20.6kgm・16.6km/L
170PS
20.6kgm
16.6km/L
2023/10
ZVG16型
[Hybrid-G]
1.8L-NA・4WD/CVT・296.9万円
98PS・14.5kgm・24.5km/L
98PS
14.5kgm
24.5km/L
2023/10
ZVG13型
[Hybrid-G]
1.8L-NA・FF/CVT・276.0万円
98PS・14.5kgm・26.4km/L
98PS
14.5kgm
26.4km/L
12代目 カローラ 型式一覧 E210系まとめ E21#/EA1# 2018-【全42車種】
GRカローラの旧型モデル
9代目 ZZE123型カローラ ランクス
ZZE123型カローラ ランクスは2001/01に登場した9代目モデル。参考車両の「1.8 TRD Sport-M」は全長4175mm、全幅1695mm、全高1435mmの車体に、205PS/19.7kgmを発生する2ZZ型1795ccエンジンを搭載。


GZEA14H GRカローラの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
GRカローラ
RZ
その他 4BA-GZEA14H-BHFRZ | 4.058(1-2-3-4)/3.450(5-6-B)
お値段 5680000円
車両型式 4BA-GZEA14H
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6速MT・6速マニュアル車
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2640mm
トレッド 1590mm/1620mm
WB/TR比 1.645
最小半径 5.5m
最低高 120mm
タイヤ 前輪:235/40R18
後輪:235/40R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1480kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

GRカローラと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
GRカローラ
車体寸法
全長 4410mm -
全幅 1850mm -
全高 1480mm -
大きさ 12.07m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1010mm
全幅 1480mm以下 +370mm
全高平均 1640mm -160mm
大きさ平均 8.13m3 +3.94m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -290mm
全幅 1700mm以下 +150mm
全高平均 1496mm -16mm
大きさ平均 10.48m3 +1.59m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -233mm
全幅平均 1815mm +35mm
全高平均 1518mm -38mm
大きさ平均 12.84m3 -0.77m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


GZEA14H GRカローラの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

GRカローラの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
GRカローラ
室内広さ
室内長 1790mm -
室内幅 1510mm -
室内高 1155mm -
車内広さ 3122L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm -118mm
室内幅平均 1280mm +230mm
室内高平均 1283mm -128mm
車内広さ平均 3171L -49L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm -123mm
室内幅平均 1404mm +106mm
室内高平均 1196mm -41mm
車内広さ平均 3253L -131L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm -260mm
室内幅平均 1483mm +27mm
室内高平均 1195mm -40mm
車内広さ平均 3698L -576L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 3.122m³
1人あたりのスペース 0.624m³
室内長/全長 40.6%
室内幅/全幅 81.6%
室内高/全高 78.0%
室内容積/車両体積 25.9%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.122m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.624m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.6%、同じく室内幅と全幅の比率は81.6%、同じく室内高と全高の比率は78.0%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は25.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


GRカローラでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.544m
期待される荷室の幅 1.410m
対角線の長さ 2.091m
期待される荷室の面積 2.177m²

縦方向の長さが1.544m(対角線では2.091m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


GZEA14H GRカローラの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、GRカローラの新車を653.2万円(諸費用として85.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷12.4㎞/L×195円/L 157260円
オイル交換
5000km毎
1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 305800円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額108870円×12ヶ月 1306440円
ローン返済中の年間維持費 1612300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から0年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算25500円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

GRカローラの維持費は高い?安い?

「GRカローラの年間維持費は305800円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてGRカローラの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス192500円-113300円
ヴォクシー ハイブリッド231500円-74300円
ウィッシュ289100円-16700円
スイフト スポーツ292900円-12900円
GRカローラの維持費305800円
基準2000ccクラス平均324800円+19000円
アコード355200円+49400円
WRX STI376200円+70400円
エクスプローラー442300円+136500円
高いBX502800円+197000円

GRカローラの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して113300円高く、最も高いBXと比較して197000円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では19000円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、GRカローラの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

GRカローラを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%400万円34万円27万円
15%270万円23万円18万円
20%200万円17万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は400万円(総支給額34万円/月、手取り27万円/月)、ここから月額維持費2.5万円を支払うと残りは24.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は270万円(総支給額23万円/月、手取り18万円/月)、2.5万円を支払うと残りは15.5万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が200万円(総支給額17万円/月、手取り14万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.5万円を引くと残りは11.5万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代16万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費12.4km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 116950円 -40310円
170円/L 137110円 -20150円
185円/L 149210円 -8050円
195円/L 157260円 -
205円/L 165340円 +8080円
220円/L 177430円 +20170円
245円/L 197600円 +40340円

燃費12.4km/LのGZEA14H型 GRカローラで10000km走行するのに必要な燃料は806.5L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は157260円になります。

参考までに、GRカローラの燃料タンクは50リットルですので、806.5Lの給油回数は17回、1回あたりの燃料代は約9260円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては8080円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると20170円、50円も違ってくると40340円にもなります。

これをGZEA14H型 GRカローラの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を305800円としたとき、145円/Lに値下がりすれば265490円(86.8%)に、245円/Lに値上がりすれば346140円(113.2%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 36000円
自動車重量税 1年分 12300円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 57125円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 47180円 78630円 110080円
オイル交換 5500円 5500円 7700円
タイヤ交換 9600円 9600円 9600円
任意保険料 52800円 56160円 59400円
税金 自賠責 一律 57125円
合計 172300円 207100円 244000円
1万km差額 -133500円 -98700円 -61800円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて133500円安い172300円に、5000km走行では98700円安い207100円に、7000km走行では61800円安い244000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 157260円 235890円 314520円
オイル交換 11000円 16500円 22000円
タイヤ交換 14400円 17280円 23040円
任意保険料 66000円 72600円 79200円
税金 自賠責 一律 57125円
合計 305800円 399400円 495900円
1万km差額 - +93600円 +190100円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
トヨタの小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ハッチバック編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.0km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(12.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(14.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(12.4km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代157260円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 1000.0L 195000円
郊外 500km 39.1L 7620円
高速道路 500km 34.5L 6730円
平均燃費 9.3km/L 1073.6L 209350円
WLTC 総合燃費との差額 +52090円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 555.6L 108340円
郊外 5000km 390.6L 76170円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 10.6km/L 946.2L 184510円
WLTC 総合燃費との差額 +27250円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 370.0L 72150円
郊外 3340km 260.9L 50880円
高速道路 3330km 229.7L 44790円
平均燃費 11.6km/L 860.6L 167820円
WLTC 総合燃費との差額 +10560円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 55.6L 10840円
郊外 9000km 703.1L 137100円
高速道路 500km 34.5L 6730円
平均燃費 12.6km/L 793.2L 154670円
WLTC 総合燃費との差額 -2590円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が280.4リットルの差、金額にして54680円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 12.4km/L 12.8km/L +0.4km/L
市街地 9.0km/L 9.3km/L +0.3km/L
郊外 12.8km/L 13.2km/L +0.4km/L
高速道路 14.5km/L 14.9km/L +0.4km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 12.4km/L 620km - 15.73円/km
市街地 9.0km/L 450km -170km 21.7円/km
郊外 12.8km/L 640km +20km 15.2円/km
高速 14.5km/L 725km +105km 13.4円/km

※1km費用は燃料価格195円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を50Lとしたとき、市街地モード燃費9.0km/Lでの航続距離は450km(-170km)、郊外モード燃費12.8km/Lでの航続距離は640km(+20km)、高速道路モード燃費14.5km/Lでの航続距離は725km(+105km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

GRカローラの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 12.4km/L
燃料タンク容量 50L
航続距離(カタログ燃費) 620.0km
航続距離(80%燃費) 495.0km
満タンプライス 9750円
1km走行コスト 15.73円/km
1万円でどこまで行ける? 635.9km
東京から620.0kmの範囲

WLTCモード燃費が12.4km/L、燃料タンク容量50リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は620.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.2km/L)とすると航続距離は560.0km、80%(9.9km/L)だと495.0km、70%(8.7km/L)では435.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から50リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では9750円、上で計算した航続距離を踏まえると620.0km(80%燃費時495.0km)を走行するのに9750円かかる計算です。

燃費を12.4km/Lとしたときの1km走行コストは15.73円、10万km走行したときの燃料代は157.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら15.7万円/年、7年10万kmなら22.5万円/年、5年10万kmなら31.5万円/年、3年10万kmなら52.4万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば635.9km(往復なら片道317.9km)、カタログ値の80%なら508.7km(片道254.4km)離れたところまで行くことができます。

GZEA14H GRカローラのエンジン諸元とカタログデータ

G16E-GTS型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 G16E-GTS
気筒配列 直列3気筒
排気量1618cc
圧縮比 -
吸気方式 ターボ
最高出力 304PS[223kW]/6500rpm
最大トルク 40.8kgm[400Nm]/3250-4600rpm
パワーバンド 3250-6500rpm, 帯域50.0%
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費12.4km/L(29.2mpg)
100km燃費8.1L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
3250rpm 185PS/40.8kgm
4600rpm262PS/40.8kgm
6500rpm 304PS/33.5kgm
G16E-GTS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているG16E型1618cc、直列3気筒のターボエンジンは6500回転時に最高出力304馬力を、3250-4600回転時に最大トルク40.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3250rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の3250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.868kg/PS(1480kg/304PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.868kg/PS
車体+1人5.049kg/PS
車体+5人5.773kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.066kg/PS
車体+70kg5.099kg/PS
車体+80kg5.132kg/PS
車体+90kg5.164kg/PS
車体+100kg5.197kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.049kg/PS(1535kg/304PS)となり、数値としては0.181kg、比率にすると3.7%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.773kg/PS(1755kg/304PS)となり、数値としては0.905kg、比率にすると18.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

GZEA14H GRカローラのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.049kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
GRカローラ
5.049kg/PS
304PS・1.7L-TB
車体のみPWR 4.868
1535kg
+3.7%

車種詳細
WRX STI
4.984kg/PS
308PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.805
1535kg
+3.7%

車種詳細
シルビア
5.180kg/PS
250PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.960
1295kg
+4.4%

車種詳細
インプレッサ WRX
5.150kg/PS
300PS・2.5L-TB
車体のみPWR 4.967
1545kg
+3.7%

車種詳細
マークX GRMN
5.000kg/PS
321PS・3.5L-NA
車体のみPWR 4.829
1605kg
+3.5%

車種詳細
フェアレディZ
4.936kg/PS
313PS・3.5L-NA
車体のみPWR 4.760
1545kg
+3.7%


4.847kg/PSから5.251kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りセダン・VAB型 WRX STI、日産の4人乗りクーペ・S15型 シルビア、スバルの5人乗りハッチバック・GRF型 インプレッサ WRX、トヨタの5人乗りセダン・GRX133型 マークX GRMN、日産の2人乗りクーペ・Z33型 フェアレディZという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GZEA14H型 GRカローラ [RZ]のライバル車種|5.049kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は205.4PS/tとなっています。


GRカローラがバイクと競争するなら…?


車種詳細
エリミネーター400|398cc
5.038kg/PS
267kg/53.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:4.000]
1速ギヤ速度:66.1km/h
最小TWR:0.911
2025/03

-
GRカローラ|1618cc
5.049kg/PS
1535kg/304PS/40.8kgm
[車体のみPWR:4.868]
1速ギヤ速度:55.0km/h
最小TWR:0.815

車種詳細
NC750X|745cc
5.056kg/PS
273kg/54.4PS/6.93kgm
[車体のみPWR:4.037]
1速ギヤ速度:59.7km/h
最小TWR:0.801

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではGRカローラとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

ZL400A エリミネーター400と競争してみる

まずGRカローラより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのエリミネーター400が挙げられます。PWRの5.038kg/PSは車両重量212kgにライダーの体重55kgを加えた267kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はエリミネーター400に11.1km/h劣り、1速TWRは0.096kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

RC90 NC750Xと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのNC750Xが挙げられます。PWRの5.056kg/PSは車両重量218kg+55kgの273kgを、最高出力54.4PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は4.7km/h劣り、1速TWRは0.014kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.645
平均ピストンスピード 19.43m/s
トルクウェイトレシオ 36.27kg/kgm
1馬力あたりのお値段 21645円
排気量1Lあたり馬力 187.89PS/L
排気量1Lあたりトルク 25.22kgm/L
1気筒あたりの馬力 101.3PS
1気筒あたりのトルク 13.6kgm
パワーバンド比率 50.0%
燃費×馬力 3769.6pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは36.27kg/kgm(1480kg/40.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5680000円、最高出力が304馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は21645円、逆に1万円あたりでは0.54馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は161275円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
2000cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は187.89PS/L、トルクは25.22kgm/L、1気筒あたりの馬力は101.3馬力、トルクは13.6kgmとなり、このエンジンが304馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.43m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.7mmであるG16E型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6690回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.645になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.4km/L、最高出力が304PSであるこの車の獲得ポイントは3769.6ptになります。
戯れに車両重量1480kgを100kg単位にした14.8で割ってみたところ、その数値は254.70ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


GZEA14H GRカローラのギヤ比と回転数・速度のステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 235/40R18|タイヤ直径 64.5cm|円周長 202.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.538 14.36 - - 59km/h 11810rpm 1816.4kgm
2速 2.238 9.08 0.633 1-2/
4430rpm
94km/h 7470rpm 1149.0kgm
3速 1.535 6.23 0.686 2-3/
4800rpm
137km/h 5120rpm 788.0kgm
4速 1.162 4.72 0.757 3-4/
5300rpm
180km/h 3880rpm 596.6kgm
5速 0.919 3.73 0.791 4-5/
5540rpm
228km/h 3070rpm 471.8kgm
6速 0.767 3.11 0.835 5-6/
5850rpm
273km/h 2560rpm 393.8kgm
Final4.058レシオカバレッジ(変速比幅)4.613
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3250-4600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.058)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(40.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.058)÷タイヤの有効半径(0.3225m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの273km(6500rpmでは253.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3250-4600回転で最大トルク40.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば36.27kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.868kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1816.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1480kg)を1速ギヤの最大駆動力(1816.4kgm)で割ってみると0.815kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(33.5kgm)からTWRを算出すると0.992kg/kgmとなり、3250-6500回転の回転域では0.815-0.992kg/kgmの間で推移することがわかります。


6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

GZEA14H型GRカローラに搭載されたG16E型1618ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6500rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ55km/h-
2速ギヤ87km/h4110rpm
3速ギヤ127km/h4460rpm
4速ギヤ168km/h4920rpm
5速ギヤ212km/h5140rpm
6速ギヤ254km/h5430rpm

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると55km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから4110rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は87km/h(+32km/h)になります。

3速ギヤでは4460rpmまで落ちて6500rpmで127km/h(+40km/h)に、4速ギヤでは4920rpmまで落ちて6500rpmで168km/h(+41km/h)になります。

続いて5速ギヤでは5140rpmまで落ちて6500rpmで212km/h(+44km/h)に、6速ギヤでは5430rpmまで落ちて6500rpmで254km/h(+42km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4720 7090 9450 11810 14170 16540 21260
2速 2990 4480 5980 7470 8970 10460 13450
3速 2050 3070 4100 5120 6150 7170 9220
4速 1550 2330 3100 3880 4650 5430 6980
5速 1230 1840 2450 3070 3680 4300 5520
6速 1020 1540 2050 2560 3070 3580 4610
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.767)を選択して時速100kmにて走行すると2560回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1540回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1790回転、一般的な高速道路の80km/hでは2050回転、100km/hでは2560回転、制限速度が120km/hになると3070回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4610回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 17 25 34 42 51 59 68
2速 13 27 40 54 67 80 94 107
3速 20 39 59 78 98 117 137 156
4速 26 52 77 103 129 155 180 206
5速 33 65 98 130 163 196 228 261
6速 39 78 117 156 195 234 273 312

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの235/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/40R18 | 直径 645mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
35 215/35R18
37.7km/h
径 608mm
差 -37mm
225/35R18
38.1km/h
径 615mm
差 -30mm
235/35R18
38.6km/h
径 622mm
差 -23mm
245/35R18
39.0km/h
径 629mm
差 -16mm
255/35R18
39.4km/h
径 636mm
差 -9mm
40 215/40R18
39.0km/h
径 629mm
差 -16mm
225/40R18
39.5km/h
径 637mm
差 -8mm
235/40R18
40.0km/h
645mm
0mm
245/40R18
40.5km/h
径 653mm
差 +8mm
255/40R18
41.0km/h
径 661mm
差 +16mm
45 215/45R18
40.4km/h
径 651mm
差 +6mm
225/45R18
40.9km/h
径 660mm
差 +15mm
235/45R18
41.5km/h
径 669mm
差 +24mm
245/45R18
42.0km/h
径 678mm
差 +33mm
255/45R18
42.6km/h
径 687mm
差 +42mm
50 215/50R18
41.7km/h
径 672mm
差 +27mm
225/50R18
42.3km/h
径 682mm
差 +37mm
235/50R18
42.9km/h
径 692mm
差 +47mm
245/50R18
43.5km/h
径 702mm
差 +57mm
255/50R18
44.2km/h
径 712mm
差 +67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/40R18 、225/35R18、225/40R18 、235/35R18 、245/35R18 、255/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

235/40R18のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/40R18の適応サイズと性能の変化 [GZEA14H型GRカローラ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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GZEA14H型 GRカローラ 1.7Lターボ 4WD/6MTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS4.87㎏/PS63.4ptA
最高回転数5881rpm6500rpm57.6ptB
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m0.81㎏/㎏m66.1ptA
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h55.0㎞/h53.6ptC
1リットル
換算馬力
103.35PS/L187.89PS/L80.5ptS
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L25.22㎏m/L78.6ptS
WB/TR比1.7731.64563.1ptA
ワイド&
ロー指数
0.8940.80056.7ptB
前面の面積2.631m22.738m247.0ptC
最低地上高154.5mm120mm64.0ptA
スポーツ性能部門の得点621.5pt
総合評価S

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費338761円305800円52.9ptC
WLTC燃費16.2km/L12.4km/L42.1ptD
100km/h
回転数
2490rpm2560rpm49.1ptC
航続距離644.0km620.0km48.6ptC
車の大きさ11.467m312.075m347.6ptC
車内の広さ3430.7L3121.8L47.0ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.8L624.4L44.3ptD
車内床面積2.793m22.703m248.7ptC
最小回転
半径
5.17m5.5m43.3ptD
ユーティリティ部門の得点475.3pt
総合評価D

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10703車種中 RANK
運動性能 621.5pt 61位 S
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 475.3pt 6816位 D
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1096.8pt 75位 A
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は621.5点で全10703車種中の61位、ユーティリティ部門は475.3点で6816位、総合得点は1096.8点で75位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGZEA14H型 GRカローラ(4WD/6MT) の各種スペックを、ハッチバック2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

GRカローラの歴代モデル

12代目 NRE210H型 カローラ スポーツ
NRE210H カローラ スポーツは2018/06に登場した12代目モデル。参考車両の「G-X」は全長4375mm、全幅1790mm、全高1460mmの車体に、116PS/18.9kgmを発生する8NR型1196ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

11代目 NKE165G型 カローラ フィールダー
NKE165G カローラ フィールダーは2012/05に登場した11代目モデル。参考車両の「Hybrid」は全長4360mm、全幅1695mm、全高1475mmの車体に、74PS/11.3kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

10代目 ZRE144G型 カローラ フィールダー
ZRE144G カローラ フィールダーは2006/10に登場した10代目モデル。参考車両の「S-202」は全長4420mm、全幅1695mm、全高1490mmの車体に、133PS/16.7kgmを発生する2ZR型1797ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

9代目 ZZE123型 カローラ ランクス
ZZE123 カローラ ランクスは2001/01に登場した9代目モデル。参考車両の「Z Aero-Tourer」は全長4175mm、全幅1695mm、全高1460mmの車体に、190PS/18.4kgmを発生する2ZZ型1795ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

8代目 AE111型 カローラ レビン BZ-V
AE111 カローラ レビン BZ-Vは1995/05に登場した8代目モデル。参考車両の「BZ-V」は全長4285mm、全幅1695mm、全高1305mmの車体に、165PS/16.5kgmを発生する4A型1587ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

7代目 CE108G型 カローラ ワゴン
CE108G カローラ ワゴンは1991/09に登場した7代目モデル。参考車両の「L」は全長4265mm、全幅1685mm、全高1435mmの車体に、73PS/13.2kgmを発生する2C型1974ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

6代目 CE97G型 カローラ ワゴン
CE97G カローラ ワゴンは1987/05に登場した6代目モデル。参考車両の「L」は全長4225mm、全幅1655mm、全高1435mmの車体に、67PS/12.5kgmを発生する1C型1839ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

5代目 AE86型 カローラ レビン GT APEX
AE86 カローラ レビン GT APEXは1983/05に登場した5代目モデル。参考車両の「GT APEX Fin4.300」は全長4180mm、全幅1625mm、全高1335mmの車体に、130PS/15.2kgmを発生する4A型1587ccエンジンを搭載した5人乗りクーペ。


カローラ vs ライバル車種対決


GZEA14H GRカローラ 2025 vs GXPA16 GRヤリス 2024 性能比較
12代目 GRカローラ RZ(2025年式 GZEA14H・4WD/6MT・1.7L+ターボ・304PS/40.8kgm・5人乗り)と、4代目 GRヤリス RC(2024年式 GXPA16・4WD/6MT・1.7L+ターボ・304PS/40.8kgm・4人乗り)を比較。

AE101 カローラ レビン GT APEX 1994 vs EG6 シビック SiR-II 1993 性能比較
7代目 カローラ レビン GT APEX(1994年式 AE101・FF/5MT・1.6L・160PS/16.5kgm・4人乗り)と、5代目 シビック SiR-II(1993年式 EG6・FF/5MT・1.6L・170PS/16.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2004 vs EK9 シビック タイプR 1998 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、6代目 シビック タイプR type-R(1998年式 EK9・FF/5MT・1.6L・185PS/16.3kgm・4人乗り)を比較。

ZZE123G カローラ フィールダー 2ZZ vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較
9代目 カローラ フィールダー Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123G・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123G カローラ フィールダー 2ZZ vs ZZT231 セリカ SS-II 性能比較
9代目 カローラ フィールダー Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123G・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2004 vs EP3 シビック タイプR 2004 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 シビック タイプR type-R(2004年式 EP3・FF/6MT・2.0L・215PS/20.6kgm・4人乗り)を比較。

MXGA10 カローラ クロス 2023 vs MXPB10 ヤリス クロス 2020 性能比較
12代目 カローラ クロス G-X(2023年式 MXGA10・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・5人乗り)と、4代目 ヤリス クロス X B-package(2020年式 MXPB10・FF/CVT・1.5L・120PS/14.8kgm・5人乗り)を比較。

ZVG16 カローラ クロス HV 2023 vs MXPJ15 ヤリス クロス HV 2020 性能比較
4代目 ヤリス クロス HV Hybrid-X(2020年式 MXPJ15・4WD/CVT・1.5L・91PS/12.2kgm・5人乗り)と、12代目 カローラ クロス HV Hybrid-G(2023年式 ZVG16・4WD/CVT・1.8L・98PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス TRD vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較
9代目 カローラ ランクス 1.8 TRD Sport-M(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・205PS/19.7kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 2004 vs ZZT231 セリカ SS-II 2005 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。