ZRE212 カローラ セダン 性能と維持費 FF/CVT 194万円 2019年

このページでは、トヨタ自動車の4ドア・5人乗りセダン、12代目の3BA-ZRE212型カローラ セダン G-X【2019/09モデル・140PS/17.3kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

ZRE212 カローラ セダン
販売期間:2019/09 -

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm、排気量は1797ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4495mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

ZRE212型 カローラ セダン [1797cc/140PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

12代目カローラ セダンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/10
MZEA17型
[X]
1.5L-NA・FF/CVT・199.0万円
120PS・14.8kgm・19.4km/L
120PS
14.8kgm
19.4km/L
2022/10
MZEA17型
[WxB]
1.5L-NA・FF/CVT・245.0万円
120PS・14.8kgm・18.1km/L
120PS
14.8kgm
18.1km/L
2019/09
NRE210型
[WxB]
1.2L-TB・FF/6MT・240.9万円
116PS・18.9kgm・15.8km/L
116PS
18.9kgm
15.8km/L
12代目 カローラ 型式一覧 E210系まとめ E21#/EA1# 2018-【全42車種】
カローラ セダンの旧型モデル
11代目 NZE161型カローラ アクシオ
NZE161型カローラ アクシオは2012/05に登場した11代目モデル。参考車両の「1.5X」は全長4360mm、全幅1695mm、全高1460mmの車体に、109PS/14.1kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載。


ボディサイズの主要諸元と比較

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
カローラ セダン
G-X
その他 S|WxB
お値段 1936000円
車両型式 3BA-ZRE212
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 4ドア/5名乗車
室内寸法 室内長 1830mm
室内幅 1510mm
室内高 1160mm
軸距&
輪距
2640mm
前1530mm/後1540mm
最小半径 5.0m
最低高 130mm
タイヤ 前輪:195/65R15
後輪:195/65R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1250kg

カローラ セダンの車体寸法比較
規格名 規格寸法 増減
カローラ セダン
車体寸法
全長 4495mm -
全幅 1745mm -
全高 1435mm -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1095mm
全幅 1480mm以下 +265mm
全高平均 1640mm -205mm
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -205mm
全幅 1700mm以下 +45mm
全高平均 1496mm -61mm
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -148mm
全幅平均 1815mm -70mm
全高平均 1518mm -83mm

※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、カローラ セダンの新車を222.6万円(諸費用として29.0万円を加算)にて購入し、頭金なしで4年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷14.6㎞/L×180円/L 123290円
オイル交換
5000km毎
1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本10000円×4本÷5年 8000円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 267000円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額46380円×12ヶ月 556560円
ローン返済中の年間維持費 823500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から6年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は39500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算22300円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

カローラ セダンの維持費は高い?安い?

「カローラ セダンの年間維持費は267000円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてカローラ セダンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス191200円-75800円
ヴォクシー ハイブリッド229200円-37800円
カローラ セダンの維持費267000円
ウィッシュ285500円+18500円
スイフト スポーツ289400円+22400円
基準2000ccクラス平均321300円+54300円
アコード350200円+83200円
WRX STI370500円+103500円
エクスプローラー435000円+168000円
高いBX493900円+226900円

カローラ セダンの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して75800円高く、最も高いBXと比較して226900円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では54300円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、カローラ セダンの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

カローラ セダンを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%350万円30万円24万円
15%230万円20万円16万円
20%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は350万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)、ここから月額維持費2.2万円を支払うと残りは21.8万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は230万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)、2.2万円を支払うと残りは13.8万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.2万円を引くと残りは9.8万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代13万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費14.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
89050円
[-34240円]
-25円
155円/L
106180円
[-17110円]
-10円
170円/L
116450円
[-6840円]
180円/L123290円
[0円]
+10円
190円/L
130150円
[+6860円]
+25円
205円/L
140430円
[+17140円]
+50円
230円/L
157550円
[+34260円]

燃費14.6km/LのZRE212型 カローラ セダンで10000km走行するのに必要な燃料は685L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は123290円になります。

参考までに、カローラ セダンの燃料タンクは50リットルですので、685Lの給油回数は14回、1回あたりの燃料代は約8810円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6860円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると17140円、50円も違ってくると34260円にもなります。

これをZRE212型 カローラ セダンの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり180円の場合を267000円としたとき、130円/Lに値下がりすれば232760円(87.2%)に、230円/Lに値上がりすれば301260円(112.8%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(39500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 25%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 36990円 23%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 3%
任意保険料 80% 52800円 32%
合計
[1万kmとの差額]
160300円
-106700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 61650円 33%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 5330円 3%
任意保険料 85% 56160円 29%
合計
[1万kmとの差額]
188300円
-78700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 18%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 86300円 40%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 2%
任意保険料 90% 59400円 27%
合計
[1万kmとの差額]
218000円
-49000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて106700円安い160300円に、5000km走行では78700円安い188300円に、7000km走行では49000円安い218000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 15%
自動車重量税 1年分 12300円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 10000km分 123290円 46%
オイル交換 年2回 9000円 3%
タイヤ交換 5年毎 8000円 3%
任意保険料 100% 66000円 25%
合計
[1万kmとの差額]
267000円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 12%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 184940円 54%
オイル交換 年3回 13500円 4%
タイヤ交換 3年毎 9600円 3%
任意保険料 110% 72600円 20%
合計
[1万kmとの差額]
341300円
+74300円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 9%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 246580円 59%
オイル交換 年4回 18000円 4%
タイヤ交換 3年毎 12800円 3%
任意保険料 120% 79200円 20%
合計
[1万kmとの差額]
417300円
+150300円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
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【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.6km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(15.9km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(17.6km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(14.6km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代123290円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地9.6km/L → 9.9km/L
郊外15.9km/L → 16.4km/L
高速道路17.6km/L → 18.1km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km168750円
[163640円]
郊外500km5650円
[5490円]
高速道路500km5110円
[4970円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
179510円
+56220円
10.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
174100円
-5410円
10.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lではガソリン937.5Lを消費して、ガソリン代は168750円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が15.9km/Lではガソリン31.4Lを消費して、ガソリン代は5650円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.6km/Lではガソリン28.4Lを消費して、ガソリン代は5110円になります。

このパターンでは使用した燃料量が997.3L、かかったガソリン代が179510円となり、平均燃費は10.0km/L(-4.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+56220円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は174100円となり、5410円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で27050円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km93740円
[90920円]
郊外5000km56610円
[54880円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
150350円
+27060円
12.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
145800円
-4550円
12.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lでは520.8Lを消費して、ガソリン代は93740円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が15.9km/Lでは314.5Lを消費して、ガソリン代は56610円になります。

このパターンでは使用した燃料量が835.3L、かかったガソリン代が150350円となり、平均燃費は12.0km/L(-2.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+27060円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が145800円となり、1年間で4550円、5年間で22750円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km62440円
[60550円]
郊外3340km37820円
[36670円]
高速道路3330km34060円
[33120円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
134320円
+11030円
13.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
130340円
-3980円
13.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lでは346.9Lを消費して、ガソリン代は62440円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が15.9km/Lでは210.1Lを消費して、ガソリン代は37820円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が17.6km/Lでは189.2Lを消費して、ガソリン代は34060円になります。

このパターンでは使用した燃料量が746.2L、かかったガソリン代が134320円となり、平均燃費は13.4km/L(-1.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+11030円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が130340円となり、1年間で3980円、5年間で19900円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km9380円
[9090円]
郊外9000km101880円
[98780円]
高速道路500km5110円
[4970円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
116370円
-6920円
15.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
112840円
-3530円
16.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が9.6km/Lでは52.1Lを消費して、ガソリン代は9380円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が15.9km/Lでは566.0Lを消費して、ガソリン代は101880円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.6km/Lでは28.4Lを消費して、ガソリン代は5110円になります。

このパターンでは使用した燃料量が646.5L、かかったガソリン代が116370円となり、平均燃費は15.5km/L(+0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-6920円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が112840円となり、1年間で3530円、5年間で17650円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(10.0km/L・12.0km/L・13.4km/L・15.5km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(179510円・150350円・134320円・116370円)が出てくることがわかります。

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 50リットル9000円/50L
WLTC燃費
14.6km/L
730.0km
-
12.33円/km
市街地燃費
9.6km/L
480.0km
[-250.0km]
18.8円/km
郊外燃費
15.9km/L
795.0km
[+65.0km]
11.3円/km
高速道路燃費
17.6km/L
880.0km
[+150.0km]
10.2円/km

燃料タンクの容量を50Lとしたとき、市街地モード燃費9.6km/Lでの航続距離は480.0km(-250.0km)、郊外モード燃費15.9km/Lでの航続距離は795.0km(+65.0km)、高速道路モード燃費17.6km/Lでの航続距離は880.0km(+150.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

カローラ セダンの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 14.6km/L
燃料タンク容量 50L
航続距離(カタログ燃費) 730.0km
航続距離(80%燃費) 585.0km
満タンプライス 9000円
1km走行コスト 12.33円/km
1万円でどこまで行ける? 811.1km
東京から730.0kmの範囲

WLTCモード燃費が14.6km/L、燃料タンク容量50リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は730.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.1km/L)とすると航続距離は655.0km、80%(11.7km/L)だと585.0km、70%(10.2km/L)では510.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から50リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり180円では9000円、上で計算した航続距離を踏まえると730.0km(80%燃費時585.0km)を走行するのに9000円かかる計算です。

燃費を14.6km/Lとしたときの1km走行コストは12.33円、10万km走行したときの燃料代は123.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら12.3万円/年、7年10万kmなら17.6万円/年、5年10万kmなら24.7万円/年、3年10万kmなら41.1万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば811.1km(往復なら片道405.6km)、カタログ値の80%なら648.9km(片道324.4km)離れたところまで行くことができます。

カローラ セダンのエンジン諸元とカタログデータ

2ZR-FAE型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 2ZR-FAE
気筒配列 直列4気筒
排気量1797cc
圧縮比 -
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 140PS[103kW]/6200rpm
最大トルク 17.3kgm[170Nm]/3900rpm
パワーバンド 3900-6200rpm, 帯域37.1%
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費14.6km/L(34.3mpg)
100km燃費6.8L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
3900回転時
馬力
94PS/3900rpm
6200回転時
トルク
16.2kgm/6200rpm
2ZR-FAE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している2ZR型1797cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6200回転時に最高出力140馬力を、3900回転時に最大トルク17.3kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3900rpmから最高出力が発生する6200rpmまで」の2300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は37.1%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.929kg/PS(1250kg/140PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.929kg/PS
車体+1人9.321kg/PS
車体+5人10.893kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.357kg/PS
車体+70kg9.429kg/PS
車体+80kg9.500kg/PS
車体+90kg9.571kg/PS
車体+100kg9.643kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.321kg/PS(1305kg/140PS)となり、数値としては0.392kg、比率にすると4.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.893kg/PS(1525kg/140PS)となり、数値としては1.964kg、比率にすると22.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ZRE212 カローラ セダンのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.321kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
カローラ セダン
9.321kg/PS
140PS・1.8L-NA
車体のみPWR 8.929
1305kg
+4.4%

車種詳細
マーチ NISMO
9.181kg/PS
116PS・1.5L-NA
車体のみPWR 8.707
1065kg
+5.4%

車種詳細
エスクード
9.375kg/PS
136PS・1.4L-TB
車体のみPWR 8.971
1275kg
+4.5%

車種詳細
レヴォーグ
9.265kg/PS
170PS・1.6L-TB
車体のみPWR 8.941
1575kg
+3.6%

車種詳細
レヴォーグ STI
9.441kg/PS
170PS・1.6L-TB
車体のみPWR 9.118
1605kg
+3.5%

車種詳細
インプレッサ スポーツ
9.300kg/PS
150PS・2.0L-NA
車体のみPWR 8.933
1395kg
+4.1%


9.135kg/PSから9.507kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の5人乗りハッチバック・K13型 マーチ NISMO、スズキの5人乗りSUV・YEA1S型 エスクード、スバルの5人乗りワゴン・VM4型 レヴォーグ、スバルの5人乗りワゴン・VM4型 レヴォーグ STI、スバルの5人乗りハッチバック・GP7型 インプレッサ スポーツという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ZRE212型 カローラ セダン [G-X]のライバル車種|9.321kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は112.0PS/tとなっています。


カローラ セダンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ドラッグスター250|248cc
9.304kg/PS
214kg/23.0PS/2.20kgm
[車体のみPWR:6.913]
1速ギヤ速度:40.1km/h
最小TWR:0.960
2019/09

-
カローラ セダン|1797cc
9.321kg/PS
1305kg/140PS/17.3kgm
[車体のみPWR:8.929]
1速ギヤ速度:55.9km/h
最小TWR:1.727

車種詳細
セロー250|249cc
9.400kg/PS
188kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:6.650]
1速ギヤ速度:32.7km/h
最小TWR:0.732

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではカローラ セダンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VG02J ドラッグスター250と競争してみる

まずカローラ セダンより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのドラッグスター250が挙げられます。PWRの9.304kg/PSは車両重量159kgにライダーの体重55kgを加えた214kgを、最高出力23.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はドラッグスター250に15.8km/h勝り、1速TWRは0.767kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

DG31J セロー250と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのセロー250が挙げられます。PWRの9.400kg/PSは車両重量133kg+55kgの188kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は23.2km/h勝り、1速TWRは0.995kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.720
平均ピストンスピード 18.25m/s
トルクウェイトレシオ 72.25kg/kgm
1馬力あたりのお値段 13829円
排気量1Lあたり馬力 77.91PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.63kgm/L
1気筒あたりの馬力 35.0PS
1気筒あたりのトルク 4.3kgm
パワーバンド比率 37.1%
燃費×馬力 2044.0pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは72.25kg/kgm(1250kg/17.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1936000円、最高出力が140馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は13829円、逆に1万円あたりでは0.72馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は111908円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は77.91PS/L、トルクは9.63kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.0馬力、トルクは4.3kgmとなり、このエンジンが140馬力を6200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.25m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmである2ZR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.720になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が14.6km/L、最高出力が140PSであるこの車の獲得ポイントは2044.0ptになります。
戯れに車両重量1250kgを100kg単位にした12.5で割ってみたところ、その数値は163.52ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 3.205m³
1人あたりのスペース 0.641m³
室内長/全長 40.7%
室内幅/全幅 86.5%
室内高/全高 80.8%
室内容積/車両体積 28.5%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.205m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.641m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.7%、同じく室内幅と全幅の比率は86.5%、同じく室内高と全高の比率は80.8%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


カローラ セダンでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.573m
期待される荷室の幅 1.410m
対角線の長さ 2.112m
期待される荷室の面積 2.218m²

縦方向の長さが1.573m(対角線では2.112m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6700rpm|タイヤサイズ 195/65R15|タイヤ直径 63.5cm|円周長 199.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.480 13.28 - - 60km/h 11100rpm 723.8kgm
2速 0.396 2.12 0.160 1-2/
1070rpm
378km/h 1770rpm 115.6kgm
Final5.356レシオカバレッジ(変速比幅)6.263
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3900rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.356)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(17.3kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.356)÷タイヤの有効半径(0.3175m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの378km(6200rpmでは349.9km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の2.480から高速側の0.396の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3900回転で最大トルク17.3kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば72.25kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.929kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと723.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1250kg)を1速ギヤの最大駆動力(723.8kgm)で割ってみると1.727kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6200回転でのトルク(16.2kgm)からTWRを算出すると1.844kg/kgmとなり、3900-6200回転の回転域では1.727-1.844kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4440 6660 8880 11100 13320 15540 19970
2速 710 1060 1420 1770 2130 2480 3190
※赤い数字は暫定レブリミット(6700rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.396)を選択して時速100kmにて走行すると1770回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1060回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1240回転、一般的な高速道路の80km/hでは1420回転、100km/hでは1770回転、制限速度が120km/hになると2130回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3190回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 18 27 36 45 54 63 72
2速 56 113 169 226 282 339 395 451

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの195/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/65R15 | 直径 635mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
60 175/60R15
37.2km/h
径 591mm
差 -44mm
185/60R15
38.0km/h
径 603mm
差 -32mm
195/60R15
38.7km/h
径 615mm
差 -20mm
205/60R15
39.5km/h
径 627mm
差 -8mm
215/60R15
40.3km/h
径 639mm
差 +4mm
65 175/65R15
38.4km/h
径 609mm
差 -26mm
185/65R15
39.2km/h
径 622mm
差 -13mm
195/65R15
40.0km/h
635mm
0mm
205/65R15
40.8km/h
径 648mm
差 +13mm
215/65R15
41.6km/h
径 661mm
差 +26mm
70 175/70R15
39.4km/h
径 626mm
差 -9mm
185/70R15
40.3km/h
径 640mm
差 +5mm
195/70R15
41.2km/h
径 654mm
差 +19mm
205/70R15
42.1km/h
径 668mm
差 +33mm
215/70R15
43.0km/h
径 682mm
差 +47mm
75 175/75R15
40.6km/h
径 644mm
差 +9mm
185/75R15
41.5km/h
径 659mm
差 +24mm
195/75R15
42.5km/h
径 674mm
差 +39mm
205/75R15
43.4km/h
径 689mm
差 +54mm
215/75R15
44.3km/h
径 704mm
差 +69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/65R15、175/70R15 、185/60R15、185/65R15 、195/60R15 、205/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

195/65R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/65R15の適応サイズと性能の変化 [ZRE212型カローラ セダン編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】195/65R15のタイヤ銘柄と通販価格

ZRE212型 カローラ セダン 1.8L-NA FF/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS8.93㎏/PS52.3ptC
最高回転数5881rpm6200rpm53.9ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m1.73㎏/㎏m46.8ptC
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h55.9㎞/h54.4ptB
1リットル
換算馬力
73.10PS/L77.91PS/L53.8ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L9.63㎏m/L52.0ptC
WB/TR比1.7731.72055.4ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.82255.2ptB
前面の面積2.631m22.504m253.5ptC
最低地上高154.5mm130mm59.9ptB
スポーツ性能部門の得点532.8pt
総合評価B

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費335944円267000円56.1ptB
WLTC燃費16.2km/L14.6km/L46.6ptC
100km/h
回転数
2490rpm1770rpm59.5ptB
航続距離643.9km730.0km55.0ptB
車の大きさ11.466m311.256m350.8ptC
車内の広さ3430.7L3205.4L47.8ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.7L641.1L45.7ptD
車内床面積2.793m22.763m249.6ptC
最小回転
半径
5.17m5.0m53.5ptC
ユーティリティ部門の得点516.3pt
総合評価B

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10699車種中 RANK
運動性能 532.8pt 2052位 B
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 516.3pt 2685位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1049.1pt 1119位 B
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は532.8点で全10699車種中の2052位、ユーティリティ部門は516.3点で2685位、総合得点は1049.1点で1119位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したZRE212型 カローラ セダン(FF/CVT) の各種スペックを、セダン2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

カローラ セダンの歴代モデル

12代目 NRE210H型 カローラ スポーツ
NRE210H カローラ スポーツは2018/06に登場した12代目モデル。参考車両の「G-X」は全長4375mm、全幅1790mm、全高1460mmの車体に、116PS/18.9kgmを発生する8NR型1196ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

11代目 NKE165G型 カローラ フィールダー
NKE165G カローラ フィールダーは2012/05に登場した11代目モデル。参考車両の「Hybrid」は全長4360mm、全幅1695mm、全高1475mmの車体に、74PS/11.3kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

10代目 ZRE144G型 カローラ フィールダー
ZRE144G カローラ フィールダーは2006/10に登場した10代目モデル。参考車両の「S-202」は全長4420mm、全幅1695mm、全高1490mmの車体に、133PS/16.7kgmを発生する2ZR型1797ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

9代目 ZZE123型 カローラ ランクス
ZZE123 カローラ ランクスは2001/01に登場した9代目モデル。参考車両の「Z Aero-Tourer」は全長4175mm、全幅1695mm、全高1460mmの車体に、190PS/18.4kgmを発生する2ZZ型1795ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

8代目 AE111型 カローラ レビン BZ-V
AE111 カローラ レビン BZ-Vは1995/05に登場した8代目モデル。参考車両の「BZ-V」は全長4285mm、全幅1695mm、全高1305mmの車体に、165PS/16.5kgmを発生する4A型1587ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

7代目 CE108G型 カローラ ワゴン
CE108G カローラ ワゴンは1991/09に登場した7代目モデル。参考車両の「L」は全長4265mm、全幅1685mm、全高1435mmの車体に、73PS/13.2kgmを発生する2C型1974ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

6代目 CE97G型 カローラ ワゴン
CE97G カローラ ワゴンは1987/05に登場した6代目モデル。参考車両の「L」は全長4225mm、全幅1655mm、全高1435mmの車体に、67PS/12.5kgmを発生する1C型1839ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

5代目 AE86型 カローラ レビン GT APEX
AE86 カローラ レビン GT APEXは1983/05に登場した5代目モデル。参考車両の「GT APEX Fin4.300」は全長4180mm、全幅1625mm、全高1335mmの車体に、130PS/15.2kgmを発生する4A型1587ccエンジンを搭載した5人乗りクーペ。


カローラ vs ライバル車種対決


GZEA14H GRカローラ 2025 vs GXPA16 GRヤリス 2024 性能比較
12代目 GRカローラ RZ(2025年式 GZEA14H・4WD/6MT・1.7L+ターボ・304PS/40.8kgm・5人乗り)と、4代目 GRヤリス RC(2024年式 GXPA16・4WD/6MT・1.7L+ターボ・304PS/40.8kgm・4人乗り)を比較。

AE101 カローラ レビン GT APEX 1994 vs EG6 シビック SiR-II 1993 性能比較
7代目 カローラ レビン GT APEX(1994年式 AE101・FF/5MT・1.6L・160PS/16.5kgm・4人乗り)と、5代目 シビック SiR-II(1993年式 EG6・FF/5MT・1.6L・170PS/16.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2004 vs EK9 シビック タイプR 1998 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、6代目 シビック タイプR type-R(1998年式 EK9・FF/5MT・1.6L・185PS/16.3kgm・4人乗り)を比較。

ZZE123G カローラ フィールダー 2ZZ vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較
9代目 カローラ フィールダー Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123G・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2004 vs EP3 シビック タイプR 2004 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 シビック タイプR type-R(2004年式 EP3・FF/6MT・2.0L・215PS/20.6kgm・4人乗り)を比較。

MXGA10 カローラ クロス 2023 vs MXPB10 ヤリス クロス 2020 性能比較
12代目 カローラ クロス G-X(2023年式 MXGA10・FF/CVT・2.0L・170PS/20.6kgm・5人乗り)と、4代目 ヤリス クロス X B-package(2020年式 MXPB10・FF/CVT・1.5L・120PS/14.8kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123G カローラ フィールダー 2ZZ vs ZZT231 セリカ SS-II 性能比較
9代目 カローラ フィールダー Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123G・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。

ZVG16 カローラ クロス HV 2023 vs MXPJ15 ヤリス クロス HV 2020 性能比較
4代目 ヤリス クロス HV Hybrid-X(2020年式 MXPJ15・4WD/CVT・1.5L・91PS/12.2kgm・5人乗り)と、12代目 カローラ クロス HV Hybrid-G(2023年式 ZVG16・4WD/CVT・1.8L・98PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス TRD vs ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 性能比較
9代目 カローラ ランクス 1.8 TRD Sport-M(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・205PS/19.7kgm・5人乗り)と、9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)を比較。

ZZE123 カローラ ランクス 2ZZ 2004 vs ZZT231 セリカ SS-II 2005 性能比較
9代目 カローラ ランクス Z Aero-Tourer(2004年式 ZZE123・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・5人乗り)と、7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)を比較。