AB53S カルタスの性能と維持費 FF/5MT 5人 108万円 1986年式

このページでは、スズキ株式会社の5ドア・5人乗りハッチバック、初代のE-AB53S型カルタス MR【1986/06モデル・70PS/10.2kgm・FF/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

AB53S カルタス
販売期間:1983/10 - 1988/09

画像はスズキ株式会社より引用
http://www.suzuki.co.jp/
投稿日:2022/12/02

ボディサイズが全長3770mm×全幅1545mm×全高1350mm、排気量は1324ccであることから、大雑把に分類すると1.4リットルクラス(1400cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3770mmであるこの車の場合は「スモール」(Small:3500mm超-3850mm以下・Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


AB53S型 カルタス [1324cc/70PS FF/5MT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代カルタスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1986/06
AA33S型
[GT-i]
1.3L-NA | FF/5MT
| 138.8万円
97PS
11.2kgm
14.6km/L
1986/06
AA43S型
[Si Turbo]
1.0L-TB | FF/5MT
| 133.6万円
82PS
12.0kgm
20.0km/L
1986/06
AA43S型
[ER]
1.0L-NA | FF/5MT
| 101.6万円
55PS
7.6kgm
25.5km/L
初代カルタスの車両型式・グレード一覧【全7車種】
カルタスの新型モデル
2代目 AA34S型カルタス GT-iA
AA34S型カルタス GT-iAは1988/09に登場した2代目モデル。参考車両の「GT-iA」は全長3745mm、全幅1585mm、全高1350mmの車体に、115PS/11.2kgmを発生するG13B型1298ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー SUZUKI
車名&
グレード
カルタス
MR
その他 EMS-3 | 145SR12
お値段 1077000円
車両型式 E-AB53S
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
5速MT・5速マニュアル車
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長3770×幅1545×高1350mm
室内寸法 長1800×幅1300×高1100mm
軸距&
輪距
2345mm
前1335mm/後1300mm
最小半径 4.7m
最低高 180mm
タイヤ 前輪:145/80R12
後輪:145/80R12
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
車両重量 720kg
エンジン諸元
原動機型式 G13A
気筒配列 直列4気筒
排気量1324cc
圧縮比9.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 70PS[51kW]/5500rpm
最大トルク 10.2kgm[100Nm]/3500rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
10・15燃費 18.8km/L(44.2mpg)
100km燃費 5.3L/100km
G13A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12600円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1986/06モデルのカルタスを37年落ちの中古で23.7万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    カルタスの1986/06モデルの場合、2023年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である21.5万円に諸経費として2.2万円を足した23.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1986年式を37年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年経過 39600円
自動車重量税(1年分) 1.0トン以下 18年経過 12600円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷16.0km/L×165円/L 103130円
オイル交換(5000km毎) 1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本4000円×4本÷5年 3200円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 236600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額19710円×12ヶ月 236520円
ローン返済中の年間維持費 473100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 48300円
名目 金額
自動車税(1年分) 39600円
自動車重量税(1年分) 12600円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 103130円
オイル交換(5000km毎) 8000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 3200円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 236600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 236520円
ローン返済中の年間維持費 473100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
48300円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「1500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は39600円、「1.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は12600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本4000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした48300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

カルタス【MR】の場合、維持費の月額は19800円(ローン完済前は39500円)になり、これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39600円 27%
自動車重量税 1年分 12600円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 7%
燃料代 3000km分 30940円 21%
オイル交換 年1回 4000円 3%
タイヤ交換 6年毎 2130円 1%
任意保険料 80% 48000円 32%
合計
[1万kmとの差額]
147300円
-89300円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39600円 23%
自動車重量税 1年分 12600円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 5000km分 51570円 30%
オイル交換 年1回 4000円 2%
タイヤ交換 6年毎 2130円 1%
任意保険料 85% 51000円 31%
合計
[1万kmとの差額]
171000円
-65600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39600円 20%
自動車重量税 1年分 12600円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 7000km分 72190円 37%
オイル交換 年1回 5600円 3%
タイヤ交換 6年毎 2130円 1%
任意保険料 90% 54000円 28%
合計
[1万kmとの差額]
196200円
-40400円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて89300円安い147300円に、5000km走行では65600円安い171000円に、7000km走行では40400円安い196200円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39600円 13%
自動車重量税 1年分 12600円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 154700円 51%
オイル交換 年3回 24000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 4800円 2%
任意保険料 100% 60000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
305800円
+69200円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39600円 11%
自動車重量税 1年分 12600円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 20000km分 206260円 56%
オイル交換 年4回 32000円 9%
タイヤ交換 2年毎 6400円 2%
任意保険料 100% 60000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
366900円
+130300円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km180円4000円4.7万円
30km260円5700円6.8万円
50km440円9700円11.4万円
100km880円19400円22.9万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を18.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.78円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は90円/日となり、20km走行なら180円/日、30km走行なら260円/日、50km走行なら440円/日、100km走行なら880円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は5700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は6.8万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

G13A型エンジン簡易性能曲線図
G13A型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 50PS
5500回転時の馬力 70PS
5500回転時の馬力 70PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 10.2kgm
5500回転時のトルク 9.1kgm
5500回転時のトルク 9.1kgm
G13A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているG13A型1324cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは5500回転時に最高出力70馬力を、3500回転時に最大トルク10.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は36.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
スズキの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
スズキの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.286kg/PS(720kg/70PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.286kg/PS
車体+1人11.071kg/PS
車体+5人14.214kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.143kg/PS
車体+70kg11.286kg/PS
車体+80kg11.429kg/PS
車体+90kg11.571kg/PS
車体+100kg11.714kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.071kg/PS(775kg/70PS)となり、数値としては0.785kg、比率にすると7.6%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは14.214kg/PS(995kg/70PS)となり、数値としては3.928kg、比率にすると38.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


AB53S カルタスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
1986/06

-
カルタス
11.071kg/PS
775kg/70PS|1.4L-NA
[車体のみPWR:10.286]
2018/07

車種詳細
ジムニー シエラ
11.029kg/PS
1125kg/102PS|1.5L-NA
車体のみPWR:10.490
2014/12

車種詳細
グレイス
11.136kg/PS
1225kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:10.636
2011/08

車種詳細
ステップワゴン スパーダ
11.167kg/PS
1675kg/150PS|2.0L-NA
車体のみPWR:10.800
2015/06

車種詳細
2シリーズ グランツアラー
11.100kg/PS
1665kg/150PS|2.0L-TB
車体のみPWR:10.733
2015/07

車種詳細
スペイド
11.147kg/PS
1215kg/109PS|1.5L-NA
車体のみPWR:10.642

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.071kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.960kg/PSから11.182kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗りSUV「JB74W型 ジムニー シエラ」、ホンダの5人乗りセダン「GM4型 グレイス」、ホンダの8人乗りミニバン「RK5型 ステップワゴン スパーダ」、BMWの7人乗りミニバン「2E20型 2シリーズ グランツアラー」、トヨタの5人乗りミニバン「NSP141型 スペイド」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

AB53S型 カルタス [MR]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.071kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は97.2PS/tとなっています。


カルタスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
グランドマジェスティ250|249cc
11.042kg/PS
265kg/24.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:8.750]
1速ギヤ速度:36.3km/h
最小TWR:1.079
1986/06

-
カルタス|1324cc
11.071kg/PS
775kg/70PS/10.2kgm
[車体のみPWR:10.286]
1速ギヤ速度:43.0km/h
最小TWR:1.464

車種詳細
YZF-R15|149cc
11.118kg/PS
189kg/16.6PS/1.49kgm
[車体のみPWR:7.882]
1速ギヤ速度:36.4km/h
最小TWR:1.016

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではカルタスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SG15J グランドマジェスティ250と競争してみる

まずカルタスより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのグランドマジェスティ250が挙げられます。PWRの11.042kg/PSは車両重量210kgにライダーの体重55kgを加えた265kgを、最高出力24.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はグランドマジェスティ250に6.7km/h勝り、1速TWRは0.385kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

1CK1 YZF-R15と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのYZF-R15が挙げられます。PWRの11.118kg/PSは車両重量134kg+55kgの189kgを、最高出力16.6PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は6.6km/h勝り、1速TWRは0.448kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.779
平均ピストンスピード 14.12m/s
トルクウェイトレシオ 70.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段 15386円
排気量1Lあたり馬力 52.90PS/L
排気量1Lあたりトルク 7.70kgm/L
1気筒あたりの馬力 17.5PS
1気筒あたりのトルク 2.5kgm
パワーバンド比率 36.4%
燃費×馬力 1118.6pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは70.6kg/kgm(720kg/10.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1077000円、最高出力が70馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は15386円、逆に1万円あたりでは0.65馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は105588円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
スズキ編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は52.90PS/L、トルクは7.70kgm/L、1気筒あたりの馬力は17.5馬力、トルクは2.5kgmとなり、このエンジンが70馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.12m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が77.0mmであるG13A型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7790回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.779になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.98km/L、最高出力が70PSであるこの車の獲得ポイントは1118.6ptになります。
戯れに車両重量720kgを100kg単位にした7.2で割ってみたところ、その数値は155.36ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 2.57m³
1人あたりのスペース 約0.51m³
室内長/全長 47.7%
室内幅/全幅 84.1%
室内高/全高 81.5%
室内容積/車両体積 32.7%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.57m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.51m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は47.7%、同じく室内幅と全幅の比率は84.1%、同じく室内高と全高の比率は81.5%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は32.7%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


カルタスでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.32m
期待される荷室の幅 1.20m
対角線の長さ 1.78m
期待される荷室の面積 1.58m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.32m(対角線では1.78m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。

俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


カルタスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 18.8km/L
燃料タンク容量 33L
航続距離(カタログ燃費) 620.4km
航続距離(80%燃費) 495.0km
満タンプライス 5445円
1万円でどこまで行ける? 1139.4km
車両価格/航続距離 1736円/km

10・15モード燃費が18.8km/Lですので、燃料タンクの容量が33リットルですと航続可能距離は620.4kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.9km/L)とすると557.7km、80%(15.0km/L)だと495.0km、70%(13.2km/L)では435.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン33リットルの給油で5445円、上で計算した航続距離を踏まえると620.4km(80%燃費時495.0km)を走行するのに5445円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1139.4km(往復なら片道569.7km)、カタログ値の80%なら911.5km(片道455.8km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で620.4kmの距離を移動できるAB53S型 カルタス [MR]という乗り物を、107.7万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「1736円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 145/80R12|タイヤ直径 53.7cm|円周長 168.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.416 12.94 -
-
47km/h 12790rpm 491.7kgm
2速 1.894 7.18 0.554 1-2/
3320rpm
85km/h 7090rpm 272.6kgm
3速 1.280 4.85 0.676 2-3/
4060rpm
125km/h 4790rpm 184.2kgm
4速 0.914 3.46 0.714 3-4/
4280rpm
175km/h 3420rpm 131.6kgm
5速 0.757 2.87 0.828 4-5/
4970rpm
212km/h 2830rpm 109.0kgm
Final 3.789 レシオカバレッジ(変速比幅)4.513

ギヤの繋がりイメージ
AB53S型カルタス5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.789)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(10.2kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.789)÷タイヤの有効半径(0.2685m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの212km(5500rpmでは194.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ43km/h-
2速ギヤ78km/h3050rpm
3速ギヤ115km/h3720rpm
4速ギヤ161km/h3930rpm
5速ギヤ194km/h4550rpm

AB53S型カルタスに搭載されたG13A型1324ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると43km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3050rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は78km/h(+35km/h)になります。

3速ギヤでは3720rpmまで落ちて5500rpmで115km/h(+37km/h)に、4速ギヤでは3930rpmまで落ちて5500rpmで161km/h(+46km/h)に、5速ギヤでは4550rpmまで落ちて5500rpmで194km/h(+33km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3500回転で最大トルク10.2kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば70.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.286kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと491.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(720kg)を1速ギヤの最大駆動力(491.7kgm)で割ってみると1.464kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(9.1kgm)からTWRを算出すると1.64kg/kgmとなり、3500-5500回転の回転域では1.464-1.64kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5110 7670 10230 12790 15340 17900 23020
2速 2840 4250 5670 7090 8510 9930 12760
3速 1920 2870 3830 4790 5750 6710 8620
4速 1370 2050 2740 3420 4110 4790 6160
5速 1130 1700 2270 2830 3400 3970 5100
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.757)を選択して時速100kmにて走行すると2830回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1700回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1980回転、一般的な高速道路の80km/hでは2270回転、100km/hでは2830回転、制限速度が120km/hになると3400回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5100回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 23 31 39 47 55 63
2速 14 28 42 56 71 85 99 113
3速 21 42 63 83 104 125 146 167
4速 29 58 88 117 146 175 205 234
5速 35 71 106 141 176 212 247 282

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの145/80R12と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 145/80R12 | 直径 537mm

-20mm
幅125mm
-10mm
幅135mm
変更なし
幅145mm
+10mm
幅155mm
+20mm
幅165mm
-5%
75
扁平
125/75R12
36.7km/h
直径493mm
径差-44mm
135/75R12
37.8km/h
直径508mm
径差-29mm
145/75R12
39.0km/h
直径523mm
径差-14mm
155/75R12
40.1km/h
直径538mm
径差+1mm
165/75R12
41.2km/h
直径553mm
径差+16mm
0%
80
扁平
125/80R12
37.6km/h
直径505mm
径差-32mm
135/80R12
38.8km/h
直径521mm
径差-16mm
145/80R12
40.0km/h
537mm
0mm
155/80R12
41.2km/h
直径553mm
径差+16mm
165/80R12
42.4km/h
直径569mm
径差+32mm
+5%
85
扁平
125/85R12
38.6km/h
直径518mm
径差-19mm
135/85R12
39.9km/h
直径535mm
径差-2mm
145/85R12
41.1km/h
直径552mm
径差+15mm
155/85R12
42.4km/h
直径569mm
径差+32mm
165/85R12
43.6km/h
直径586mm
径差+49mm
+10%
90
扁平
125/90R12
39.5km/h
直径530mm
径差-7mm
135/90R12
40.8km/h
直径548mm
径差+11mm
145/90R12
42.2km/h
直径566mm
径差+29mm
155/90R12
43.5km/h
直径584mm
径差+47mm
165/90R12
44.8km/h
直径602mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、125/85R12 、135/80R12、135/85R12 、145/75R12 あたりのタイヤがおすすめです。

145/80R12のタイヤ幅を125mmから175mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、145/80R12の適応サイズと性能の変化 [AB53S型カルタス編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


AB53S型カルタス[1.4L-NA FF/5MT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.286kg/ps48.41
1速ギヤ加速性能1.464kg/kgm52.47
1L換算馬力52.90ps/L34.04
1L換算トルク7.70kgm/L28.41
WB/TR比1.77949.38
ワイド&ロー指数0.87451.17
前面の面積2.086m²65.19
最低地上高180mm39.13
スポーツ性能部門の得点368.20

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費18.8km/L62.63
年間維持費236600円58.26
100kmh回転数2830rpm45.68
航続距離620.4km44.59
車の大きさ7.863m³35.72
室内の広さ2.574m³41.99
最小回転半径4.7m59.79
馬力単価15386円57.87
ユーティリティ部門の得点406.53

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した AB53S型カルタス[1.4L-NA FF/5MT] の総合得点は 774.73 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したAB53S型カルタス(FF/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

カルタスの歴代モデル

3代目 GC41W型 カルタス ワゴン
GC41W カルタス ワゴンは1998/05に登場した3代目モデル。参考車両の「1.8TZ」は全長4375mm、全幅1690mm、全高1460mmの車体に、135PS/16.0kgmを発生するJ18A型1839ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 AJ14S型 カルタス エスティーム
AJ14S カルタス エスティームは1989/06に登場した2代目モデル。参考車両の「XG」は全長4075mm、全幅1600mm、全高1380mmの車体に、100PS/13.5kgmを発生するG16A型1590ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 AA33S型 カルタス GT-i
AA33S カルタス GT-iは1983/10に登場した初代モデル。参考車両の「GT-i」は全長3670mm、全幅1545mm、全高1350mmの車体に、97PS/11.2kgmを発生するG13B型1298ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。