R85G06H:508SWの性能と維持費 FF/8AT 735万円 2022年式

このページでは、プジョーの5ドア・5人乗りワゴン、2代目の3LA-R85G06H型508SW GT Hybrid【2022/10モデル・181PS/30.6kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

R85G06H 508SW
販売期間:2018/11 - 現行車

画像はプジョーより引用
http://www.peugeot.co.jp/
投稿:2023/03/16|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4790mm×全幅1860mm×全高1420mm、排気量は1598ccであることから、大雑把に分類すると1.6リットルクラス(1600cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4790mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


R85G06H型 508SW [1598cc/181PS FF/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目508SWの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/10
R85G06H型
[GT Hybrid]
1.6L-TB | FF/8AT
| 704.7万円
181PS
30.6kgm
15.5km/L
2019/06
R85G06型
[Allure]
1.6L-TB | FF/8AT
| 442.0万円
181PS
25.5kgm
14.1km/L
2019/06
R8AH01型
[GT BlueHDi]
2.0L-TB | FF/8AT
| 517.0万円
177PS
40.8kgm
16.9km/L
2代目508SWの車両型式・グレード一覧【全6車種】
508SWの旧型モデル
初代 W2WAH02型508SW
W2WAH02型508SWは2011/07に登場した初代モデル。参考車両の「GT BlueHDi」は全長4830mm、全幅1855mm、全高1505mmの車体に、181PS/40.8kgmを発生する1997ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー PEUGEOT
車名&
グレード
508SW
GT Hybrid
その他 GTハイブリッド
お値段 7346000円
車両型式 3LA-R85G06H
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4790×幅1860×高1420mm
軸距&
輪距
2800mm
前1595mm/後1590mm
最小半径 5.5m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:235/45R18
後輪:235/45R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1820kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1598cc
圧縮比10.5
吸気方式 ターボ
最高出力 181PS[133kW]/6000rpm
最大トルク 30.6kgm[300Nm]/3000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 15.5km/L(36.5mpg)
100km燃費 6.5L/100km
モーター諸元
出力81kW/2500rpm
トルク320Nm/500-2500rpm

直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、508SWの新車を844.8万円(諸費用として110.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷15.5km/L×180円/L
7000km÷15.5km/L×180円/L
5000km÷15.5km/L×180円/L
3000km÷15.5km/L×180円/L
116130円
(81290円)
(58070円)
(34840円)
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 268800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額140800円×12ヶ月 1689600円
ローン返済中の年間維持費 1958400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
116130円
(81290円)
(58070円)
(34840円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 268800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1689600円
ローン返済中の年間維持費 1958400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。508SW【GT Hybrid】の場合、維持費の月額は22400円(ローン完済前は163200円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費15.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
83880円
[-32250円]
-25円
155円/L
100010円
[-16120円]
-10円
170円/L
109690円
[-6440円]
180円/L116130円
[0円]
+10円
190円/L
122590円
[+6460円]
+25円
205円/L
132270円
[+16140円]
+50円
230円/L
148400円
[+32270円]

燃費15.5km/LのR85G06H型 508SWで10000km走行するのに必要な燃料は645.2L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は116130円になります。

参考までに、508SWの燃料タンクは43リットルですので、645.2Lの給油回数は16回、1回あたりの燃料代は約7260円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6460円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると16140円、50円も違ってくると32270円にもなります。

これをR85G06H型 508SWの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を268800円としたとき、130円/Lに値下がりすれば236550円(88.0%)に、230円/Lに値上がりすれば301070円(112.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 22%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 34840円 21%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 6%
任意保険料 80% 52800円 33%
合計
[1万kmとの差額]
164000円
-104800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 58070円 30%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 5%
任意保険料 85% 56160円 29%
合計
[1万kmとの差額]
190600円
-78200円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 16%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 81290円 37%
オイル交換 年1回 7700円 4%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 90% 59400円 28%
合計
[1万kmとの差額]
219300円
-49500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて104800円安い164000円に、5000km走行では78200円安い190600円に、7000km走行では49500円安い219300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 174200円 49%
オイル交換 年3回 33000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 6%
任意保険料 100% 66000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
356100円
+87300円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 8%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 232260円 54%
オイル交換 年4回 44000円 10%
タイヤ交換 2年毎 28800円 7%
任意保険料 100% 66000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
432300円
+163500円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(11.3km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(16.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(17.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(15.5km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代116130円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地11.3km/L → 11.6km/L
郊外16.8km/L → 17.3km/L
高速道路17.5km/L → 18.0km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km143370円
[139660円]
郊外500km5360円
[5200円]
高速道路500km5150円
[5000円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
153880円
+37750円
11.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
149860円
-4020円
12.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が11.3km/Lではガソリン796.5Lを消費して、ガソリン代は143370円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が16.8km/Lではガソリン29.8Lを消費して、ガソリン代は5360円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.5km/Lではガソリン28.6Lを消費して、ガソリン代は5150円になります。

このパターンでは使用した燃料量が854.9L、かかったガソリン代が153880円となり、平均燃費は11.7km/L(-3.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+37750円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は149860円となり、4020円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で20100円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km79650円
[77580円]
郊外5000km53570円
[52020円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
133220円
+17090円
13.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
129600円
-3620円
13.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が11.3km/Lでは442.5Lを消費して、ガソリン代は79650円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が16.8km/Lでは297.6Lを消費して、ガソリン代は53570円になります。

このパターンでは使用した燃料量が740.1L、かかったガソリン代が133220円となり、平均燃費は13.5km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+17090円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が129600円となり、1年間で3620円、5年間で18100円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km53050円
[51680円]
郊外3340km35780円
[34760円]
高速道路3330km34250円
[33300円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
123080円
+6950円
14.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
119740円
-3340円
15.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が11.3km/Lでは294.7Lを消費して、ガソリン代は53050円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が16.8km/Lでは198.8Lを消費して、ガソリン代は35780円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が17.5km/Lでは190.3Lを消費して、ガソリン代は34250円になります。

このパターンでは使用した燃料量が683.8L、かかったガソリン代が123080円となり、平均燃費は14.6km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+6950円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が119740円となり、1年間で3340円、5年間で16700円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km7960円
[7760円]
郊外9000km96430円
[93640円]
高速道路500km5150円
[5000円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
109540円
-6590円
16.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
106400円
-3140円
16.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が11.3km/Lでは44.2Lを消費して、ガソリン代は7960円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が16.8km/Lでは535.7Lを消費して、ガソリン代は96430円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.5km/Lでは28.6Lを消費して、ガソリン代は5150円になります。

このパターンでは使用した燃料量が608.5L、かかったガソリン代が109540円となり、平均燃費は16.4km/L(+0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-6590円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が106400円となり、1年間で3140円、5年間で15700円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(11.7km/L・13.5km/L・14.6km/L・16.4km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(153880円・133220円・123080円・109540円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km120円2600円3.1万円
20km230円5100円6.0万円
30km350円7700円9.1万円
50km580円12800円15.1万円
100km1160円25500円30.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を180円、燃費を15.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは11.61円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は120円/日となり、20km走行なら230円/日、30km走行なら350円/日、50km走行なら580円/日、100km走行なら1160円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は7700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は9.1万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3000回転時の馬力 128PS
6000回転時の馬力 181PS
各回転域でのトルク
3000回転時のトルク 30.6kgm
6000回転時のトルク 21.6kgm

まずおさらいとして、搭載している直列4気筒+モーター、1598ccのターボエンジンは6000回転時に最高出力181馬力を、3000回転時に最大トルク30.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の3000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.055kg/PS(1820kg/181PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.055kg/PS
車体+1人10.359kg/PS
車体+5人11.575kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.387kg/PS
車体+70kg10.442kg/PS
車体+80kg10.497kg/PS
車体+90kg10.552kg/PS
車体+100kg10.608kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.359kg/PS(1875kg/181PS)となり、数値としては0.304kg、比率にすると3.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.575kg/PS(2095kg/181PS)となり、数値としては1.520kg、比率にすると15.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


R85G06H 508SWのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2022/10

-
508SW
10.359kg/PS
1875kg/181PS|1.6L-TB
[車体のみPWR:10.055]
2015/05

車種詳細
ジェイド RS
10.433kg/PS
1565kg/150PS|1.5L-TB
車体のみPWR:10.067
2013/09

車種詳細
フィット ハイブリッド
10.318kg/PS
1135kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.818
2019/11

車種詳細
ライズ
10.459kg/PS
1025kg/98PS|1.0L-TB
車体のみPWR:9.898
2015/05

車種詳細
2シリーズ アクティブツアラー
10.367kg/PS
1555kg/150PS|2.0L-TB
車体のみPWR:10.000
2009/06

車種詳細
ストリーム
10.321kg/PS
1445kg/140PS|1.8L-NA
車体のみPWR:9.929

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.359kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.255kg/PSから10.463kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りミニバン「FR5型 ジェイド RS」、ホンダの5人乗りハッチバック「GP5型 フィット ハイブリッド」、トヨタの5人乗りSUV「A200A型 ライズ」、BMWの5人乗りハッチバック「2C20型 2シリーズ アクティブツアラー」、ホンダの7人乗りミニバン「RN6型 ストリーム」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

R85G06H型 508SW [GT Hybrid]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.359kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は99.5PS/tとなっています。


508SWがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スカイウェイブ250|249cc
10.346kg/PS
269kg/26.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:8.231]
1速ギヤ速度:38.7km/h
最小TWR:1.173
2022/10

-
508SW|1598cc
10.359kg/PS
1875kg/181PS/30.6kgm
[車体のみPWR:10.055]
1速ギヤ速度:67.8km/h
最小TWR:1.781

車種詳細
スカイウェイブSS|249cc
10.385kg/PS
270kg/26.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:8.269]
1速ギヤ速度:38.7km/h
最小TWR:1.178

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここでは508SWとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

CJ46A スカイウェイブ250と競争してみる

まず508SWより少しPWRが低いバイクとして、スズキのスカイウェイブ250が挙げられます。PWRの10.346kg/PSは車両重量214kgにライダーの体重55kgを加えた269kgを、最高出力26.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はスカイウェイブ250に29.1km/h勝り、1速TWRは0.608kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

CJ46A スカイウェイブSSと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのスカイウェイブSSが挙げられます。PWRの10.385kg/PSは車両重量215kg+55kgの270kgを、最高出力26.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は29.1km/h勝り、1速TWRは0.603kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.758
平均ピストンスピード 17.16m/s
トルクウェイトレシオ 59.48kg/kgm
1馬力あたりのお値段 40586円
排気量1Lあたり馬力 113.30PS/L
排気量1Lあたりトルク 19.15kgm/L
1気筒あたりの馬力 45.2PS
1気筒あたりのトルク 7.7kgm
パワーバンド比率 50.0%
燃費×馬力 2805.5pt
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.5~1.6L以下のPWR

トルクウェイトレシオは59.48kg/kgm(1820kg/30.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が7346000円、最高出力が181馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は40586円、逆に1万円あたりでは0.25馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は240065円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
ステーションワゴン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は113.30PS/L、トルクは19.15kgm/L、1気筒あたりの馬力は45.2馬力、トルクは7.7kgmとなり、このエンジンが181馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.16m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.8mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6990回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.758になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.5km/L、最高出力が181PSであるこの車の獲得ポイントは2805.5ptになります。
戯れに車両重量1820kgを100kg単位にした18.2で割ってみたところ、その数値は154.15ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



508SWでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.68m
期待される荷室の幅 1.46m
対角線の長さ 2.23m
期待される荷室の面積 2.45m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.68m(対角線では2.23m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


508SWの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 15.5km/L
燃料タンク容量 43L
航続距離(カタログ燃費) 666.5km
航続距離(80%燃費) 533.2km
満タンプライス 7740円
1万円でどこまで行ける? 861.1km
車両価格/航続距離 11022円/km

WLTCモード燃費が15.5km/Lですので、燃料タンクの容量が43リットルですと航続可能距離は666.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(14.0km/L)とすると602.0km、80%(12.4km/L)だと533.2km、70%(10.8km/L)では464.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン43リットルの給油で7740円、上で計算した航続距離を踏まえると666.5km(80%燃費時533.2km)を走行するのに7740円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば861.1km(往復なら片道430.6km)、カタログ値の80%なら688.9km(片道344.4km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で666.5kmの距離を移動できるR85G06H型 508SW [GT Hybrid]という乗り物を、734.6万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「11022円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
15.5km/L
666.5km
市街地燃費
11.3km/L
485.9km
[-180.6km]
郊外燃費
16.8km/L
722.4km
[+55.9km]
高速道路燃費
17.5km/L
752.5km
[+86.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を43Lとしたとき、市街地モード燃費11.3km/Lでの航続距離は485.9km(-180.6km)、郊外モード燃費16.8km/Lでの航続距離は722.4km(+55.9km)、高速道路モード燃費17.5km/Lでの航続距離は752.5km(+86.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 235/45R18|タイヤ直径 66.9cm|円周長 210.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.070 11.17 -
-
73km/h 8860rpm 1021.8kgm
2速 2.971 6.55 0.586 1-2/
3810rpm
125km/h 5190rpm 598.7kgm
3速 1.950 4.30 0.656 2-3/
4260rpm
191km/h 3410rpm 393.0kgm
4速 1.469 3.24 0.753 3-4/
4890rpm
253km/h 2570rpm 296.0kgm
5速 1.230 2.71 0.837 4-5/
5440rpm
303km/h 2150rpm 247.9kgm
6速 1.000 2.20 0.813 5-6/
5280rpm
372km/h 1750rpm 201.5kgm
7速 0.808 1.78 0.808 6-7/
5250rpm
461km/h 1410rpm 162.8kgm
8速 0.672 1.48 0.832 7-8/
5410rpm
554km/h 1170rpm 135.4kgm
Final 2.203 レシオカバレッジ(変速比幅)7.545

ギヤの繋がりイメージ
R85G06H型508SW8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.203)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(30.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.203)÷タイヤの有効半径(0.3345m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの554km(6000rpmでは511.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ68km/h-
2速ギヤ116km/h3520rpm
3速ギヤ176km/h3940rpm
4速ギヤ234km/h4520rpm
5速ギヤ279km/h5020rpm
6速ギヤ343km/h4880rpm
7速ギヤ425km/h4850rpm
8速ギヤ511km/h4990rpm

R85G06H型508SWに搭載された1598ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると68km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3520rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は116km/h(+48km/h)になります。

3速ギヤでは3940rpmまで落ちて6000rpmで176km/h(+60km/h)に、4速ギヤでは4520rpmまで落ちて6000rpmで234km/h(+58km/h)に、5速ギヤでは5020rpmまで落ちて6000rpmで279km/h(+45km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4880rpmまで落ちて6000rpmで343km/h(+64km/h)に、7速ギヤでは4850rpmまで落ちて6000rpmで425km/h(+82km/h)に、8速ギヤでは4990rpmまで落ちて6000rpmで511km/h(+86km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3000回転で最大トルク30.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば59.48kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.055kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1021.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1820kg)を1速ギヤの最大駆動力(1021.8kgm)で割ってみると1.781kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(21.6kgm)からTWRを算出すると2.52kg/kgmとなり、3000-6000回転の回転域では1.781-2.52kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3540 5310 7080 8860 10630 12400 15940
2速 2080 3110 4150 5190 6230 7270 9340
3速 1360 2040 2720 3410 4090 4770 6130
4速 1030 1540 2050 2570 3080 3590 4620
5速 860 1290 1720 2150 2580 3010 3870
6速 700 1050 1400 1750 2100 2450 3140
7速 560 850 1130 1410 1690 1980 2540
8速 470 700 940 1170 1410 1640 2110
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.672)を選択して時速100kmにて走行すると1170回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは700回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは820回転、一般的な高速道路の80km/hでは940回転、100km/hでは1170回転、制限速度が120km/hになると1410回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2110回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 11 23 34 45 56 68 79 90
2速 19 39 58 77 96 116 135 154
3速 29 59 88 117 147 176 206 235
4速 39 78 117 156 195 234 273 312
5速 47 93 140 186 233 279 326 372
6速 57 114 172 229 286 343 401 458
7速 71 142 213 283 354 425 496 567
8速 85 170 256 341 426 511 596 682

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/45R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/45R18 | 直径 669mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
40
扁平
215/40R18
37.6km/h
直径629mm
径差-40mm
225/40R18
38.1km/h
直径637mm
径差-32mm
235/40R18
38.6km/h
直径645mm
径差-24mm
245/40R18
39.0km/h
直径653mm
径差-16mm
255/40R18
39.5km/h
直径661mm
径差-8mm
0%
45
扁平
215/45R18
38.9km/h
直径651mm
径差-18mm
225/45R18
39.5km/h
直径660mm
径差-9mm
235/45R18
40.0km/h
669mm
0mm
245/45R18
40.5km/h
直径678mm
径差+9mm
255/45R18
41.1km/h
直径687mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
215/50R18
40.2km/h
直径672mm
径差+3mm
225/50R18
40.8km/h
直径682mm
径差+13mm
235/50R18
41.4km/h
直径692mm
径差+23mm
245/50R18
42.0km/h
直径702mm
径差+33mm
255/50R18
42.6km/h
直径712mm
径差+43mm
+10%
55
扁平
215/55R18
41.5km/h
直径694mm
径差+25mm
225/55R18
42.2km/h
直径705mm
径差+36mm
235/55R18
42.8km/h
直径716mm
径差+47mm
245/55R18
43.5km/h
直径727mm
径差+58mm
255/55R18
44.1km/h
直径738mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/45R18 、225/40R18、225/45R18 、235/40R18 、245/40R18 、255/40R18あたりのタイヤがおすすめです。

235/45R18のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/45R18の適応サイズと性能の変化 [R85G06H型508SW編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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R85G06H型508SW[1.6Lターボ FF/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.055kg/ps49.15
1速ギヤ加速性能1.781kg/kgm45.62
1L換算馬力113.30ps/L53.86
1L換算トルク19.15kgm/L60.48
WB/TR比1.75851.55
ワイド&ロー指数0.76359.38
前面の面積2.641m²49.34
最低地上高140mm55.76
スポーツ性能部門の得点425.14

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費15.5km/L48.50
年間維持費268800円55.49
100kmh回転数1170rpm67.59
航続距離666.5km47.32
車の大きさ12.651m³55.04
室内の広さ(仮) 2.294m³39.28
最小回転半径5.5m43.12
馬力単価40586円24.38
ユーティリティ部門の得点380.72

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した R85G06H型508SW[1.6Lターボ FF/8AT] の総合得点は 805.86 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したR85G06H型508SW(FF/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

508SWの歴代モデル

2代目 R85G06型 508
R85G06 508は2018/11に登場した2代目モデル。参考車両の「Allure」は全長4750mm、全幅1860mm、全高1420mmの車体に、181PS/25.5kgmを発生する1598ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 W2W5G01型 508SW
W2W5G01 508SWは2011/07に登場した初代モデル。参考車両の「SW-Griffe」は全長4830mm、全幅1855mm、全高1505mmの車体に、165PS/24.5kgmを発生する1598ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。