118384M CLAクラス 性能と維持費 FF/7AT 573万円 2023年

このページでは、メルセデスベンツの4ドア・5人乗りセダン、2代目の5AA-118384M型CLAクラス CLA180 C118【2023/11モデル・136PS/23.5kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

118384M CLAクラス
販売期間:2019/10 -

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4690mm×全幅1830mm×全高1445mm、排気量は1331ccであることから、大雑把に分類すると1.4リットルクラス(1400cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4690mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

118384M型 CLAクラス [1331cc/136PS FF/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目CLAクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/10
118684M型
[CLA180 X118]
1.3L-TB・FF/7AT・509.0万円
136PS・20.4kgm・15.0km/L
136PS
20.4kgm
15.0km/L
2020/04
118312M型
[CLA200d C118]
1.9L-TB・FF/8AT・477.0万円
150PS・32.6kgm・18.4km/L
150PS
32.6kgm
18.4km/L
2020/04
118347M型
[CLA250 4matic C118]
2.0L-TB・4WD/7AT・539.0万円
224PS・35.7kgm・12.8km/L
224PS
35.7kgm
12.8km/L
2代目 CLAクラス 型式一覧 C118/X118系まとめ 2019-【全11車種】
CLAクラスの旧型モデル
初代 117352型CLAクラス AMG
117352型CLAクラス AMGは2013/07に登場した初代モデル。参考車両の「AMG CLA45 4Matic Racing-Edition C117」は全長4670mm、全幅1780mm、全高1430mmの車体に、381PS/48.4kgmを発生するM133型1991ccエンジンを搭載。


118384M CLAクラスの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
CLAクラス
CLA180 C118
その他 -
お値段 5730000円
車両型式 5AA-118384M
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 4ドア・5名乗車
ホイールベース 2730mm
トレッド 1605mm/1600mm
WB/TR比 1.703
最小半径 5.1m
最低高 135mm
タイヤ 前輪:225/45R18
後輪:225/45R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1460kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

CLAクラスと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
CLAクラス
車体寸法
全長 4690mm -
全幅 1830mm -
全高 1445mm -
大きさ 12.40m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1290mm
全幅 1480mm以下 +350mm
全高平均 1640mm -195mm
大きさ平均 8.13m3 +4.27m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -10mm
全幅 1700mm以下 +130mm
全高平均 1496mm -51mm
大きさ平均 10.48m3 +1.92m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +47mm
全幅平均 1815mm +15mm
全高平均 1518mm -73mm
大きさ平均 12.84m3 -0.44m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



CLAクラスでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.641m
期待される荷室の幅 1.430m
対角線の長さ 2.177m
期待される荷室の面積 2.347m²

縦方向の長さが1.641m(対角線では2.177m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


118384M CLAクラスの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税30500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、CLAクラスの新車を659.0万円(諸費用として86.0万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷16.7㎞/L×195円/L 116770円
オイル交換
5000km毎
1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料
月額5000円
月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 251800円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額109830円×12ヶ月 1317960円
ローン返済中の年間維持費 1569800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は30500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

CLAクラス【CLA180 C118】の場合、維持費の月額は21000円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

CLAクラスの維持費は高い?安い?

「CLAクラスの年間維持費は251800円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてCLAクラスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス HV177500円-74300円
ジェイド217100円-34700円
フリード ハイブリッド232000円-19800円
CLAクラスの維持費251800円
スイフト スポーツ260000円+8200円
基準1500ccクラス平均261300円+9500円
ステップワゴン スパーダ270100円+18300円
アバルト595304800円+53000円
ゴルフ トゥーラン335600円+83800円
高いウーノ388300円+136500円

CLAクラスの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリス HVと比較して74300円高く、最も高いウーノと比較して136500円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では9500円安くなっています。

最低額のヤリス HVと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、CLAクラスの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

CLAクラスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%330万円28万円22万円
15%220万円19万円15万円
20%160万円14万円11万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は330万円(総支給額28万円/月、手取り22万円/月)、ここから月額維持費2.1万円を支払うと残りは19.9万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)、2.1万円を支払うと残りは12.9万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が160万円(総支給額14万円/月、手取り11万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.1万円を引くと残りは8.9万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代12万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費16.7km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 86850円 -29920円
170円/L 101820円 -14950円
185円/L 110800円 -5970円
195円/L 116770円 -
205円/L 122780円 +6010円
220円/L 131760円 +14990円
245円/L 146740円 +29970円

燃費16.7km/Lの118384M型 CLAクラスで10000km走行するのに必要な燃料は598.9L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は116770円になります。

参考までに、CLAクラスの燃料タンクは43リットルですので、598.9Lの給油回数は14回、1回あたりの燃料代は約8350円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6010円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると14990円、50円も違ってくると29970円にもなります。

これを118384M型 CLAクラスの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を251800円としたとき、145円/Lに値下がりすれば221880円(88.1%)に、245円/Lに値上がりすれば281770円(111.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(30500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 30500円
自動車重量税 1年分 12300円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 51625円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 35030円 58390円 81740円
オイル交換 4500円 4500円 6300円
タイヤ交換 9600円 9600円 9600円
任意保険料 48000円 51000円 54000円
税金 自賠責 一律 51625円
合計 148800円 175200円 203300円
1万km差額 -103000円 -76600円 -48500円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて103000円安い148800円に、5000km走行では76600円安い175200円に、7000km走行では48500円安い203300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 116770円 175160円 233540円
オイル交換 9000円 13500円 18000円
タイヤ交換 14400円 17280円 23040円
任意保険料 60000円 66000円 72000円
税金 自賠責 一律 51625円
合計 251800円 323600円 398300円
1万km差額 - +71800円 +146500円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(11.5km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(17.7km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(19.9km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(16.7km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代116770円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 782.6L 152610円
郊外 500km 28.2L 5500円
高速道路 500km 25.1L 4890円
平均燃費 12.0km/L 835.9L 163000円
WLTC 総合燃費との差額 +46230円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 434.8L 84790円
郊外 5000km 282.5L 55090円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 13.9km/L 717.3L 139880円
WLTC 総合燃費との差額 +23110円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 289.6L 56470円
郊外 3340km 188.7L 36800円
高速道路 3330km 167.3L 32620円
平均燃費 15.5km/L 645.6L 125890円
WLTC 総合燃費との差額 +9120円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 43.5L 8480円
郊外 9000km 508.5L 99160円
高速道路 500km 25.1L 4890円
平均燃費 17.3km/L 577.1L 112530円
WLTC 総合燃費との差額 -4240円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が258.8リットルの差、金額にして50470円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 16.7km/L 17.2km/L +0.5km/L
市街地 11.5km/L 11.8km/L +0.3km/L
郊外 17.7km/L 18.2km/L +0.5km/L
高速道路 19.9km/L 20.5km/L +0.6km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 16.7km/L 718km - 11.68円/km
市街地 11.5km/L 495km -223km 17.0円/km
郊外 17.7km/L 761km +43km 11.0円/km
高速 19.9km/L 856km +138km 9.8円/km

※1km費用は燃料価格195円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を43Lとしたとき、市街地モード燃費11.5km/Lでの航続距離は495km(-223km)、郊外モード燃費17.7km/Lでの航続距離は761km(+43km)、高速道路モード燃費19.9km/Lでの航続距離は856km(+138km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

CLAクラスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 16.7km/L
燃料タンク容量 43L
航続距離(カタログ燃費) 718.1km
航続距離(80%燃費) 576.2km
満タンプライス 8385円
1km走行コスト 11.68円/km
1万円でどこまで行ける? 856.4km
東京から718.1kmの範囲

WLTCモード燃費が16.7km/L、燃料タンク容量43リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は718.1kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(15.0km/L)とすると航続距離は645.0km、80%(13.4km/L)だと576.2km、70%(11.7km/L)では503.1kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から43リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では8385円、上で計算した航続距離を踏まえると718.1km(80%燃費時576.2km)を走行するのに8385円かかる計算です。

燃費を16.7km/Lとしたときの1km走行コストは11.68円、10万km走行したときの燃料代は116.8万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら11.7万円/年、7年10万kmなら16.7万円/年、5年10万kmなら23.4万円/年、3年10万kmなら38.9万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば856.4km(往復なら片道428.2km)、カタログ値の80%なら685.1km(片道342.6km)離れたところまで行くことができます。

118384M CLAクラスのエンジン諸元とカタログデータ

M282型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 M282
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1331cc
圧縮比 -
吸気方式 ターボ
最高出力 136PS[100kW]/5500rpm
最大トルク 23.5kgm[230Nm]/1650-3500rpm
パワーバンド 1650-5500rpm, 帯域70.0%
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費16.7km/L(39.3mpg)
JC08燃費18.2km/L(42.8mpg)
100km燃費6.0L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
1650rpm 54PS/23.5kgm
3500rpm115PS/23.5kgm
5500rpm 136PS/17.7kgm
モーター諸元
電動機型式EM0025
出力10kW/2500-5100rpm
トルク58Nm/50-1300rpm
M282型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているM282型1331cc、直列4気筒+モーターのターボエンジンは5500回転時に最高出力136馬力を、1650-3500回転時に最大トルク23.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1650rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の3850rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は70.0%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.735kg/PS(1460kg/136PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.735kg/PS
車体+1人11.140kg/PS
車体+5人12.757kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.176kg/PS
車体+70kg11.250kg/PS
車体+80kg11.324kg/PS
車体+90kg11.397kg/PS
車体+100kg11.471kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.140kg/PS(1515kg/136PS)となり、数値としては0.405kg、比率にすると3.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.757kg/PS(1735kg/136PS)となり、数値としては2.022kg、比率にすると18.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

118384M CLAクラスのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.140kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
CLAクラス
11.140kg/PS
136PS・1.4L-TB
車体のみPWR 10.735
1515kg
+3.8%

車種詳細
ジムニー シエラ
11.029kg/PS
102PS・1.5L-NA
車体のみPWR 10.490
1125kg
+5.1%

車種詳細
ステップワゴン スパーダ
11.167kg/PS
150PS・2.0L-NA
車体のみPWR 10.800
1675kg
+3.4%

車種詳細
グレイス
11.136kg/PS
110PS・1.5L-NA
車体のみPWR 10.636
1225kg
+4.7%

車種詳細
キューブ
11.239kg/PS
109PS・1.5L-NA
車体のみPWR 10.734
1225kg
+4.7%

車種詳細
ステップワゴン
11.233kg/PS
150PS・1.5L-TB
車体のみPWR 10.867
1685kg
+3.4%


11.029kg/PSから11.251kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗りSUV・JB74W型 ジムニー シエラ、ホンダの8人乗りミニバン・RK5型 ステップワゴン スパーダ、ホンダの5人乗りセダン・GM4型 グレイス、日産の5人乗りミニバン・Z12型 キューブ、ホンダの7人乗りミニバン・RP1型 ステップワゴンという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

118384M型 CLAクラス [CLA180 C118]のライバル車種|11.140kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は93.2PS/tとなっています。


CLAクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
YZF-R15|149cc
11.118kg/PS
189kg/16.6PS/1.49kgm
[車体のみPWR:7.882]
2023/11

-
CLAクラス|1331cc
11.140kg/PS
1515kg/136PS/23.5kgm
[車体のみPWR:10.735]

車種詳細
GS125E|124cc
11.143kg/PS
156kg/14.0PS/1.00kgm
[車体のみPWR:7.214]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではCLAクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

1CK1 YZF-R15と競争してみる

まずCLAクラスより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのYZF-R15が挙げられます。PWRの11.118kg/PSは車両重量134kgにライダーの体重55kgを加えた189kgを、最高出力16.6PSで割ったものです。

NF41B GS125Eと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのGS125Eが挙げられます。PWRの11.143kg/PSは車両重量101kg+55kgの156kgを、最高出力14.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.703
平均ピストンスピード 14.91m/s
トルクウェイトレシオ 62.13kg/kgm
1馬力あたりのお値段 42132円
排気量1Lあたり馬力 102.18PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.66kgm/L
1気筒あたりの馬力 34.0PS
1気筒あたりのトルク 5.9kgm
パワーバンド比率 70.0%
燃費×馬力 2271.2pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは62.13kg/kgm(1460kg/23.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5730000円、最高出力が136馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は42132円、逆に1万円あたりでは0.24馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は243830円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は102.18PS/L、トルクは17.66kgm/L、1気筒あたりの馬力は34.0馬力、トルクは5.9kgmとなり、このエンジンが136馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.91m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が81.3mmであるM282型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7380回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.703になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が16.7km/L、最高出力が136PSであるこの車の獲得ポイントは2271.2ptになります。
戯れに車両重量1460kgを100kg単位にした14.6で割ってみたところ、その数値は155.56ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの225/45R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/45R18 | 直径 660mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
40 205/40R18
37.6km/h
径 621mm
差 -39mm
215/40R18
38.1km/h
径 629mm
差 -31mm
225/40R18
38.6km/h
径 637mm
差 -23mm
235/40R18
39.1km/h
径 645mm
差 -15mm
245/40R18
39.6km/h
径 653mm
差 -7mm
45 205/45R18
38.9km/h
径 642mm
差 -18mm
215/45R18
39.5km/h
径 651mm
差 -9mm
225/45R18
40.0km/h
660mm
0mm
235/45R18
40.5km/h
径 669mm
差 +9mm
245/45R18
41.1km/h
径 678mm
差 +18mm
50 205/50R18
40.1km/h
径 662mm
差 +2mm
215/50R18
40.7km/h
径 672mm
差 +12mm
225/50R18
41.3km/h
径 682mm
差 +22mm
235/50R18
41.9km/h
径 692mm
差 +32mm
245/50R18
42.5km/h
径 702mm
差 +42mm
55 205/55R18
41.4km/h
径 683mm
差 +23mm
215/55R18
42.1km/h
径 694mm
差 +34mm
225/55R18
42.7km/h
径 705mm
差 +45mm
235/55R18
43.4km/h
径 716mm
差 +56mm
245/55R18
44.1km/h
径 727mm
差 +67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/45R18 、215/40R18、215/45R18 、225/40R18 、235/40R18 、245/40R18あたりのタイヤがおすすめです。

225/45R18のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/45R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】225/45R18のタイヤ銘柄と通販価格

118384M型 CLAクラス 1.4Lターボ FF/7ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS10.73㎏/PS47.4ptC
最高回転数5880rpm5500rpm45.3ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
103.35PS/L102.18PS/L49.6ptC
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L17.66㎏m/L55.2ptB
WB/TR比1.7731.70357.1ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.79057.5ptB
前面の面積2.631m22.644m249.6ptC
最低地上高154.5mm135mm57.9ptB
スポーツ性能部門の得点493.7pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340696円251800円57.7ptB
WLTC燃費16.2km/L16.7km/L50.9ptC
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.1km718.1km54.3ptB
車の大きさ11.468m312.402m346.3ptC
車内の広さ3430.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.9L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.17m5.1m51.4ptC
ユーティリティ部門の得点492.5pt
総合評価C

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10707車種中 RANK
運動性能 493.7pt 5614位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 492.5pt 4855位 C
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 986.2pt 6151位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は493.7点で全10707車種中の5614位、ユーティリティ部門は492.5点で4855位、総合得点は986.2点で6151位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した118384M型 CLAクラス(FF/7AT) の各種スペックを、セダン1500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

CLAクラスの歴代モデル

2代目 118384M型 CLAクラス
118384M CLAクラスは2019/10に登場した2代目モデル。参考車両の「CLA180 C118」は全長4690mm、全幅1830mm、全高1430mmの車体に、136PS/20.4kgmを発生するM282型1331ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 117946型 CLAクラス シューティングブレーク
117946 CLAクラス シューティングブレークは2015/06に登場した初代モデル。参考車両の「CLA250 SPORT 4MATIC X117」は全長4685mm、全幅1780mm、全高1435mmの車体に、211PS/35.7kgmを発生する270M20型1991ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。


人気があるセダンの車種比較


EC5A ギャラン VR-4 2000 vs CT9A ランサー Evolution VII GSR 2001 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、6代目 ランサー Evolution VII GSR(2001年式 CT9A・4WD/5MT・2.0L+ターボ・280PS/39.0kgm・5人乗り)を比較。

ZN6 86 ハチロク 2016 vs SXE10 アルテッツァ RS200 2004 性能比較
初代 86 ハチロク G(2016年式 ZN6・FR/6MT・2.0L・207PS/21.6kgm・4人乗り)と、初代 アルテッツァ RS200(2004年式 SXE10・FR/6MT・2.0L・210PS/22.0kgm・5人乗り)を比較。

AUCJXF ゴルフR 2017 vs VAB WRX STI RA-R 2018 性能比較
7代目 ゴルフR(2017年式 AUCJXF・4WD/6MT・2.0L+ターボ・310PS/38.7kgm・5人乗り)と、初代 WRX STI type RA-R(2018年式 VAB・4WD/6MT・2.0L+ターボ・329PS/44.1kgm・5人乗り)を比較。

GE8P クロノス V6 1993 vs CB6A ランサー V6 1994 性能比較
初代 クロノス 18VL(1993年式 GE8P・FF/5MT・1.9L・140PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 ランサー MX-Saloon V6(1994年式 CB6A・FF/5MT・1.6L・140PS/15.0kgm・5人乗り)を比較。

EC5A ギャラン VR-4 2000 vs EC5W レグナム VR-4 2000 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、初代 レグナム VR-4 VR-4 type-S(2000年式 EC5W・4WD/5MT・2.5L+ターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)を比較。

VBH WRX S4 2021 vs VAG WRX S4 2014 新旧比較
2代目 WRX S4 GT-H(2021年式 VBH・4WD/CVT・2.4L+ターボ・275PS/38.2kgm・5人乗り)と、初代 WRX S4 2.0GT EyeSight(2014年式 VAG・4WD/CVT・2.0L+ターボ・300PS/40.8kgm・5人乗り)を比較。

GXE10 アルテッツァ AS200 vs HR34 スカイライン セダン GT 性能比較
初代 アルテッツァ AS200(2004年式 GXE10・FR/6MT・2.0L・160PS/20.4kgm・5人乗り)と、10代目 スカイライン セダン GT(2000年式 HR34・FR/5MT・2.0L・155PS/19.0kgm・5人乗り)を比較。

BL3FW マツダスピード アクセラ 2009 vs FD2 シビック タイプR 2008 性能比較
2代目 マツダスピード アクセラ(2009年式 BL3FW・FF/6MT・2.3L+ターボ・264PS/38.7kgm・5人乗り)と、8代目 シビック タイプR type-R(2008年式 FD2・FF/6MT・2.0L・225PS/21.9kgm・4人乗り)を比較。