C7 コルベット コンバーチブル 性能と維持費 FR/6AT 1159万円 2014年

このページでは、シボレーの2ドア・2人乗りオープンカー、7代目のC7型コルベット コンバーチブル Convertible Z51【2014/04モデル・466PS/64.2kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

C7 コルベット コンバーチブル
販売期間:2014/04 - 2021/05

画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4510mm×全幅1880mm×全高1230mm、排気量は6153ccであることから、大雑把に分類すると6.2リットルクラス(6200cc、自動車税は6.0L超を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:450PS~500PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4510mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

C7型 コルベット コンバーチブル [6153cc/466PS FR/6AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

7代目コルベット コンバーチブルの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2015/10
C7型
[Z06 Coupe]
6.2L-SC・FR/8AT・1442.0万円
659PS・89.8kgm・8.5km/L
659PS
89.8kgm
8.5km/L
2015/10
C7型
[Z06 Convertible]
6.2L-SC・FR/8AT・1502.0万円
659PS・89.8kgm・8.5km/L
659PS
89.8kgm
8.5km/L
2015/10
C7型
[Z06 Coupe]
6.2L-SC・FR/7MT・1425.0万円
659PS・89.8kgm・8.9km/L
659PS
89.8kgm
8.9km/L
7代目 コルベット 型式一覧 C7系まとめ 2014-2021【全11車種】
コルベット コンバーチブルの新型モデル
8代目 Y2XC型コルベット コンバーチブル
Y2XC型コルベット コンバーチブルは2020/01に登場した8代目モデル。参考車両の「Convertible」は全長4630mm、全幅1940mm、全高1225mmの車体に、502PS/65.0kgmを発生するLT2型6156ccエンジンを搭載。

コルベット コンバーチブルの旧型モデル
6代目 X245S型コルベット コンバーチブル
X245S型コルベット コンバーチブルは2005/02に登場した6代目モデル。参考車両の「Gran-Sport Convertible C6」は全長4465mm、全幅1935mm、全高1250mmの車体に、436PS/58.6kgmを発生する6F型6156ccエンジンを搭載。


C7 コルベット コンバーチブルの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー シボレー
車名&
グレード
コルベット コンバーチブル
Convertible Z51
その他 -
お値段 11590000円
車両型式 C7
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
6速AT・6速オートマ車
ドア/定員 2ドア・2名乗車
ホイールベース 2710mm
トレッド 1600mm/1570mm
WB/TR比 1.710
タイヤ 前輪:245/35R19
後輪:285/30R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1590kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

コルベット コンバーチブルと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
コルベット コンバーチブル
車体寸法
全長 4510mm -
全幅 1880mm -
全高 1230mm -
大きさ 10.43m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1110mm
全幅 1480mm以下 +400mm
全高平均 1640mm -410mm
大きさ平均 8.13m3 +2.30m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -190mm
全幅 1700mm以下 +180mm
全高平均 1496mm -266mm
大きさ平均 10.47m3 -0.04m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -133mm
全幅平均 1815mm +65mm
全高平均 1518mm -288mm
大きさ平均 12.84m3 -2.41m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



C7 コルベット コンバーチブルの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税111000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額10000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2014/04モデルのコルベット コンバーチブルを11年落ちの中古で637.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    コルベット コンバーチブルの2014/04モデルの場合、2025年現在では11年が経過しているため、新車価格の50%である579.5万円に諸経費として58.0万円を足した637.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2014年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 6000cc超 13年未満 111000円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷7.1㎞/L×195円/L 274650円
オイル交換
5000km毎
1回10000円×2回 20000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料
月額10000円
月額10000円×12ヶ月 120000円
ローン完済後の年間維持費 570100円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額106240円×12ヶ月 1274880円
ローン返済中の年間維持費 1845000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から11年経過車の場合、「6000cc超で13年未満」クラスの自動車税は111000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに10000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額10000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ47600円(ローン完済前は153800円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をコルベット コンバーチブルに吸い取られ泣くハメになりそうですが、ということはつまり、この車のステータス性は抜群であると言えます。

コルベット コンバーチブルの維持費は高い?安い?

「コルベット コンバーチブルの年間維持費は570100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「6000cc超クラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてコルベット コンバーチブルの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いコルベット クーペ524400円-45700円
コルベット コンバーチブルの維持費570100円
7シリーズ573200円+3100円
Cクラス セダン AMG601600円+31500円
A8638400円+68300円
基準6000cc超クラス平均654800円+84700円
グランドチェロキー687300円+117200円
Eクラス709500円+139400円
Mクラス749600円+179500円
高いSLクラス791100円+221000円

コルベット コンバーチブルの年間維持費を、6000cc超クラスで最も維持費が安いコルベット クーペと比較して45700円高く、最も高いSLクラスと比較して221000円安く、6000cc超クラスの平均維持費との比較では84700円安くなっています。

最低額のコルベット クーペと最高額のSLクラスは極端な例としても、6000cc超クラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、コルベット コンバーチブルの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 6000cc超クラスの車 ランキング

コルベット コンバーチブルを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%740万円62万円48万円
15%490万円41万円32万円
20%370万円31万円24万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は740万円(総支給額62万円/月、手取り48万円/月)、ここから月額維持費4.8万円を支払うと残りは43.2万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は490万円(総支給額41万円/月、手取り32万円/月)、4.8万円を支払うと残りは27.2万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が370万円(総支給額31万円/月、手取り24万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。4.8万円を引くと残りは19.2万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代28万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費7.1km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 204240円 -70410円
170円/L 239450円 -35200円
185円/L 260580円 -14070円
195円/L 274650円 -
205円/L 288750円 +14100円
220円/L 309870円 +35220円
245円/L 345090円 +70440円

燃費7.1km/LのC7型 コルベット コンバーチブルで10000km走行するのに必要な燃料は1408.5L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は274650円になります。

参考までに、コルベット コンバーチブルの燃料タンクは70リットルですので、1408.5Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約13080円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては14100円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると35220円、50円も違ってくると70440円にもなります。

これをC7型 コルベット コンバーチブルの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を570100円としたとき、145円/Lに値下がりすれば499690円(87.6%)に、245円/Lに値上がりすれば640540円(112.4%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(111000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 111000円
自動車重量税 1年分 16400円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 136225円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 82400円 137330円 192260円
オイル交換 10000円 10000円 14000円
タイヤ交換 12800円 12800円 12800円
任意保険料 96000円 102000円 108000円
税金 自賠責 一律 136225円
合計 337500円 398400円 463300円
1万km差額 -232600円 -171700円 -106800円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料120000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて232600円安い337500円に、5000km走行では171700円安い398400円に、7000km走行では106800円安い463300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 274650円 411980円 549300円
オイル交換 20000円 30000円 40000円
タイヤ交換 19200円 23040円 30720円
任意保険料 120000円 132000円 144000円
税金 自賠責 一律 136225円
合計 570100円 733300円 900300円
1万km差額 - +163200円 +330200円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
5000cc超クラス編
小型車&普通車の新車編
オープンカー編

コルベット コンバーチブルの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 7.1km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 497.0km
航続距離(80%燃費) 399.0km
満タンプライス 13650円
1km走行コスト 27.46円/km
1万円でどこまで行ける?
東京から497.0kmの範囲

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.1km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量70リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は497.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.4km/L)とすると航続距離は448.0km、80%(5.7km/L)だと399.0km、70%(5.0km/L)では350.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から70リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では13650円、上で計算した航続距離を踏まえると497.0km(80%燃費時399.0km)を走行するのに13650円かかる計算です。

燃費を7.1km/Lとしたときの1km走行コストは27.46円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。

C7 コルベット コンバーチブルのエンジン諸元とカタログデータ

簡易エンジン性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量6153cc
圧縮比 11.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 466PS[343kW]/6000rpm
最大トルク 64.2kgm[630Nm]/4600rpm
パワーバンド 4600-6000rpm, 帯域23.3%
使用燃料 ハイオクガソリン
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4600rpm 412PS/64.2kgm
6000rpm 466PS/55.6kgm

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、6153ccの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力466馬力を、4600回転時に最大トルク64.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4600rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.3%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ3.412kg/PS(1590kg/466PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ3.412kg/PS
車体+1人3.530kg/PS
車体+2人3.648kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg3.541kg/PS
車体+70kg3.562kg/PS
車体+80kg3.584kg/PS
車体+90kg3.605kg/PS
車体+100kg3.627kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは3.530kg/PS(1645kg/466PS)となり、数値としては0.118kg、比率にすると3.5%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは3.648kg/PS(1700kg/466PS)となり、数値としては0.236kg、比率にすると6.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

C7 コルベット コンバーチブルのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ3.530kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
コルベット コンバーチブル
3.530kg/PS
466PS・6.2L-NA
車体のみPWR 3.412
1645kg
+3.5%

車種詳細
RC-F
3.847kg/PS
477PS・5.0L-NA
車体のみPWR 3.732
1835kg
+3.1%

車種詳細
NSX
3.619kg/PS
507PS・3.5L-TT
車体のみPWR 3.511
1835kg
+3.1%

車種詳細
GT-R
3.184kg/PS
570PS・3.8L-TT
車体のみPWR 3.088
1815kg
+3.1%

車種詳細
340R
3.567kg/PS
178PS・1.8L-NA
車体のみPWR 3.258
635kg
+9.5%

車種詳細
Sクラス セダン AMG
3.722kg/PS
630PS・6.0L-TT
車体のみPWR 3.635
2345kg
+2.4%


3.177kg/PSから3.883kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、レクサスの4人乗りクーペ・USC10型 RC-F、ホンダの2人乗りクーペ・NC1型 NSX、日産の4人乗りクーペ・R35型 GT-R、ロータスの2人乗りオープンカー・謎型 340R、メルセデスベンツの5人乗りセダン・222179C型 Sクラス セダン AMGという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

C7型 コルベット コンバーチブル [Convertible Z51]のライバル車種|3.530kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は293.1PS/tとなっています。


コルベット コンバーチブルがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ゼファー1100|1062cc
3.516kg/PS
320kg/91.0PS/8.90kgm
[車体のみPWR:2.912]
1速ギヤ速度:99.7km/h
最小TWR:1.050
2014/04

-
コルベット コンバーチブル|6153cc
3.530kg/PS
1645kg/466PS/64.2kgm
[車体のみPWR:3.412]
1速ギヤ速度:69.8km/h
最小TWR:0.765

車種詳細
Z650|649cc
3.559kg/PS
242kg/68.0PS/6.60kgm
[車体のみPWR:2.750]
1速ギヤ速度:60.1km/h
最小TWR:0.565

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではコルベット コンバーチブルとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

ZRT10A ゼファー1100と競争してみる

まずコルベット コンバーチブルより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのゼファー1100が挙げられます。PWRの3.516kg/PSは車両重量265kgにライダーの体重55kgを加えた320kgを、最高出力91.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はゼファー1100に29.9km/h劣り、1速TWRは0.285kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

ER650H Z650と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのZ650が挙げられます。PWRの3.559kg/PSは車両重量187kg+55kgの242kgを、最高出力68.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は9.7km/h勝り、1速TWRは0.200kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.710
平均ピストンスピード 18.40m/s
トルクウェイトレシオ 24.77kg/kgm
1馬力あたりのお値段 24871円
排気量1Lあたり馬力 75.74PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.43kgm/L
1気筒あたりの馬力 58.2PS
1気筒あたりのトルク 8.0kgm
パワーバンド比率 23.3%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは24.77kg/kgm(1590kg/64.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が11590000円、最高出力が466馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24871円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は180530円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc超の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は75.74PS/L、トルクは10.43kgm/L、1気筒あたりの馬力は58.2馬力、トルクは8.0kgmとなり、このエンジンが466馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.40m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.710になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

C7 コルベット コンバーチブルのギヤ比と回転数・速度のステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 285/30R20|タイヤ直径 67.9cm|円周長 213.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.027 10.99 - - 76km/h 8590rpm 2078.9kgm
2速 2.364 6.45 0.587 1-2/
3820rpm
129km/h 5040rpm 1220.4kgm
3速 1.532 4.18 0.648 2-3/
4210rpm
199km/h 3270rpm 790.9kgm
4速 1.152 3.14 0.752 3-4/
4890rpm
265km/h 2460rpm 594.7kgm
5速 0.852 2.33 0.740 4-5/
4810rpm
358km/h 1820rpm 439.8kgm
6速 0.667 1.82 0.783 5-6/
5090rpm
457km/h 1420rpm 344.3kgm
Final2.730レシオカバレッジ(変速比幅)6.037
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.730)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(64.2kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.730)÷タイヤの有効半径(0.3395m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの457km(6000rpmでは421.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4600回転で最大トルク64.2kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば24.77kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(3.412kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2078.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1590kg)を1速ギヤの最大駆動力(2078.9kgm)で割ってみると0.765kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(55.6kgm)からTWRを算出すると0.883kg/kgmとなり、4600-6000回転の回転域では0.765-0.883kg/kgmの間で推移することがわかります。


6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

C7型コルベット コンバーチブルに搭載された6153ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

6000rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ70km/h-
2速ギヤ119km/h3520rpm
3速ギヤ184km/h3890rpm
4速ギヤ244km/h4510rpm
5速ギヤ330km/h4440rpm
6速ギヤ422km/h4700rpm

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると70km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3520rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は119km/h(+49km/h)になります。

3速ギヤでは3890rpmまで落ちて6000rpmで184km/h(+65km/h)に、4速ギヤでは4510rpmまで落ちて6000rpmで244km/h(+60km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4440rpmまで落ちて6000rpmで330km/h(+86km/h)に、6速ギヤでは4700rpmまで落ちて6000rpmで422km/h(+92km/h)という具合に加速していくイメージです。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3440 5150 6870 8590 10310 12030 15460
2速 2020 3030 4030 5040 6050 7060 9080
3速 1310 1960 2610 3270 3920 4580 5880
4速 980 1470 1970 2460 2950 3440 4420
5速 730 1090 1450 1820 2180 2540 3270
6速 570 850 1140 1420 1710 1990 2560
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.667)を選択して時速100kmにて走行すると1420回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは850回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1000回転、一般的な高速道路の80km/hでは1140回転、100km/hでは1420回転、制限速度が120km/hになると1710回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2560回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 12 23 35 47 58 70 81 93
2速 20 40 59 79 99 119 139 159
3速 31 61 92 122 153 184 214 245
4速 41 81 122 163 203 244 285 326
5速 55 110 165 220 275 330 385 440
6速 70 141 211 281 351 422 492 562

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの285/30R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/30R20 | 直径 679mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
25 265/25R20
37.8km/h
径 641mm
差 -38mm
275/25R20
38.1km/h
径 646mm
差 -33mm
285/25R20
38.4km/h
径 651mm
差 -28mm
295/25R20
38.6km/h
径 656mm
差 -23mm
305/25R20
38.9km/h
径 661mm
差 -18mm
30 265/30R20
39.3km/h
径 667mm
差 -12mm
275/30R20
39.6km/h
径 673mm
差 -6mm
285/30R20
40.0km/h
679mm
0mm
295/30R20
40.4km/h
径 685mm
差 +6mm
305/30R20
40.7km/h
径 691mm
差 +12mm
35 265/35R20
40.9km/h
径 694mm
差 +15mm
275/35R20
41.3km/h
径 701mm
差 +22mm
285/35R20
41.7km/h
径 708mm
差 +29mm
295/35R20
42.1km/h
径 715mm
差 +36mm
305/35R20
42.5km/h
径 722mm
差 +43mm
40 265/40R20
42.4km/h
径 720mm
差 +41mm
275/40R20
42.9km/h
径 728mm
差 +49mm
285/40R20
43.4km/h
径 736mm
差 +57mm
295/40R20
43.8km/h
径 744mm
差 +65mm
305/40R20
44.3km/h
径 752mm
差 +73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/30R20 、275/25R20、275/30R20 、285/25R20 、295/25R20 、305/25R20あたりのタイヤがおすすめです。

285/30R20のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を15%から45%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、285/30R20の適応サイズと性能の変化 [C7型コルベット コンバーチブル編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】285/30R20のタイヤ銘柄と通販価格

C7型 コルベット コンバーチブル 6.2L-NA FR/6ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS3.41㎏/PS67.3ptA
最高回転数5880rpm6000rpm51.5ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m0.77㎏/㎏m67.1ptA
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h69.8㎞/h67.2ptA
1リットル
換算馬力
73.10PS/L75.74PS/L52.1ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L10.43㎏m/L61.7ptB
WB/TR比1.7731.71056.4ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.65467.2ptA
前面の面積2.631m22.312m258.9ptB
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点580.0pt
総合評価A

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円570100円30.0ptE
燃費13.0km/L-44.2ptD
100km/h
回転数
2489rpm1420rpm64.1ptA
航続距離644.1km-46.3ptC
車の大きさ11.468m310.429m354.1ptB
車内の広さ3431.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人2人26.7ptF
1人あたり
車内広さ
691.9L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.18m-45.5ptD
ユーティリティ部門の得点447.7pt
総合評価D

※燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10713車種中 RANK
運動性能 580.0pt 530位 A
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 447.7pt 9445位 D
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1027.7pt 2560位 B
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は580.0点で全10713車種中の530位、ユーティリティ部門は447.7点で9445位、総合得点は1027.7点で2560位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したC7型 コルベット コンバーチブル(FR/6AT) の各種スペックを、オープンカー6000cc超という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

コルベット コンバーチブルの歴代モデル

8代目 Y2XC型 コルベット クーペ
Y2XC コルベット クーペは2020/01に登場した8代目モデル。参考車両の「Coupe 2LT」は全長4630mm、全幅1940mm、全高1225mmの車体に、502PS/65.0kgmを発生するLT2型6156ccエンジンを搭載した2人乗りクーペ。

7代目 C7型 コルベット コンバーチブル
C7 コルベット コンバーチブルは2014/04に登場した7代目モデル。参考車両の「Convertible Z51」は全長4510mm、全幅1880mm、全高1230mmの車体に、466PS/64.2kgmを発生するLT1型6153ccエンジンを搭載した2人乗りオープンカー。

6代目 X245型 コルベット クーペ
X245 コルベット クーペは2005/02に登場した6代目モデル。参考車両の「Coupe C6」は全長4455mm、全幅1860mm、全高1250mmの車体に、404PS/55.6kgmを発生する5G型5967ccエンジンを搭載した2人乗りクーペ。

5代目 CY25E型 コルベット クーペ
CY25E コルベット クーペは1997/06に登場した5代目モデル。参考車両の「Z51 C5」は全長4555mm、全幅1870mm、全高1230mmの車体に、355PS/51.8kgmを発生する5E型5665ccエンジンを搭載した2人乗りクーペ。

4代目 CY15BK型 コルベット コンバーチブル
CY15BK コルベット コンバーチブルは1983に登場した4代目モデル。参考車両の「Convertible C4」は全長4535mm、全幅1840mm、全高1240mmの車体に、300PS/47.0kgmを発生する5B型5727ccエンジンを搭載した2人乗りオープンカー。


人気があるオープンカーの車種比較


ZZW30 MR-S 2005 vs NB8C ロードスター RS-II 2004 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。

ST202C セリカ コンバーチブル vs ST183C セリカ コンバーチブル 新旧比較
6代目 セリカ コンバーチブル Convertible(1996年式 ST202C・FF/5MT・2.0L・180PS/19.5kgm・4人乗り)と、5代目 セリカ コンバーチブル Convertible 4WS(1991年式 ST183C・FF/5MT・2.0L・165PS/19.5kgm・4人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs S13 シルビア コンバーチブル 1988 新旧比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/4AT・2.0L・160PS/19.2kgm・4人乗り)と、5代目 シルビア コンバーチブル Convertible(1988年式 S13・FR/4AT・1.9L+ターボ・175PS/23.0kgm・4人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 G 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 G(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・2人乗り)を比較。

L880K コペン 2010 vs EA21R カプチーノ 1995 性能比較
初代 コペン ActiveTop(2010年式 L880K・FF/5MT・0.66L+ターボ・64PS/11.2kgm・2人乗り)と、初代 カプチーノ(1995年式 EA21R・FR/5MT・0.66L+ターボ・64PS/10.5kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 GT-S 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 GT-S(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L+ターボ・245PS/31.0kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs NCEC ロードスター RS 2009 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、3代目 ロードスター RS-RHT(2009年式 NCEC・FR/6MT・2.0L・170PS/19.3kgm・2人乗り)を比較。

S15 シルビア ヴァリエッタ 2000 vs NB8C ロードスター 2004 性能比較
7代目 シルビア ヴァリエッタ Varietta(2000年式 S15・FR/5MT・2.0L・165PS/19.6kgm・4人乗り)と、2代目 ロードスター RS-II(2004年式 NB8C・FR/6MT・1.9L・160PS/17.3kgm・2人乗り)を比較。