PB420TM:V90 クロスカントリーの性能と維持費 4WD/8AT 744万円

このページでは、ボルボの5ドア・5人乗りSUV、2代目の5AA-PB420TM型V90 クロスカントリー B5 AWD【2020/10モデル・250PS/35.7kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

PB420TM V90 クロスカントリー
販売期間:2017/02 -

画像はボルボより引用
http://www.volvocars.com/
投稿:2022/04/20|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4960mm×全幅1905mm×全高1545mm、排気量は1968ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:200PS~250PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4960mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


PB420TM型 V90 クロスカントリー [1968cc/250PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目V90 クロスカントリーの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2020/10
PB420TM型
[B6 AWD PRO]
2.0L-TB | 4WD/8AT
| 904.0万円
299PS
42.8kgm
11.0km/L
2018/07
PD4204T型
[D4 AWD Momentum]
2.0L-TB | 4WD/8AT
| 739.0万円
190PS
40.8kgm
15.9km/L
2017/07
型式不明
[T6 AWD Momentum]
2.0L-TS | 4WD/8AT
| 769.0万円
320PS
40.8kgm
-
2代目V90 クロスカントリーの車両型式・グレード一覧【全13車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー VOLVO
車名&
グレード
V90 クロスカントリー
B5 AWD
その他 B5AWDプロ | エアサス装着車は5AA-PB420TMA | モータ型式:3330型(10kW/40Nm)
お値段 7440000円
車両型式 5AA-PB420TM
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4960×幅1905×高1545mm
軸距&
輪距
2940mm
前1650mm/後1645mm
最小半径 5.8m
最低高 210mm
タイヤ 前輪:235/50R19
後輪:235/50R19
ブレーキ 前:ディスク
後:ディスク
車両重量 1900kg
エンジン諸元
原動機型式 B420T2
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1968cc
圧縮比10.5
吸気方式 ターボ
最高出力 250PS[184kW]/5400-5700rpm
最大トルク 35.7kgm[350Nm]/1800-4800rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 11.6km/L(27.3mpg)
100km燃費 8.6L/100km
B420T2型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、V90 クロスカントリーの新車を855.6万円(諸費用として111.6万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷11.6km/L×180円/L
7000km÷11.6km/L×180円/L
5000km÷11.6km/L×180円/L
3000km÷11.6km/L×180円/L
155170円
(108620円)
(77590円)
(46550円)
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 310200円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額142600円×12ヶ月 1711200円
ローン返済中の年間維持費 2021400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
155170円
(108620円)
(77590円)
(46550円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 16800円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 310200円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1711200円
ローン返済中の年間維持費 2021400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から4年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。V90 クロスカントリー【B5 AWD】の場合、維持費の月額は25900円(ローン完済前は168500円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費11.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
112080円
[-43090円]
-25円
155円/L
133630円
[-21540円]
-10円
170円/L
146560円
[-8610円]
180円/L155170円
[0円]
+10円
190円/L
163800円
[+8630円]
+25円
205円/L
176740円
[+21570円]
+50円
230円/L
198290円
[+43120円]

燃費11.6km/LのPB420TM型 V90 クロスカントリーで10000km走行するのに必要な燃料は862.1L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は155170円になります。

参考までに、V90 クロスカントリーの燃料タンクは71リットルですので、862.1Lの給油回数は13回、1回あたりの燃料代は約11940円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては8630円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると21570円、50円も違ってくると43120円にもなります。

これをPB420TM型 V90 クロスカントリーの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を310200円としたとき、130円/Lに値下がりすれば267110円(86.1%)に、230円/Lに値上がりすれば353320円(113.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 46550円 26%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 6%
任意保険料 80% 52800円 31%
合計
[1万kmとの差額]
177300円
-132900円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 77590円 37%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 5%
任意保険料 85% 56160円 26%
合計
[1万kmとの差額]
211700円
-98500円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 15%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 108620円 44%
オイル交換 年1回 7700円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 5%
任意保険料 90% 59400円 22%
合計
[1万kmとの差額]
248200円
-62000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて132900円安い177300円に、5000km走行では98500円安い211700円に、7000km走行では62000円安い248200円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 232760円 56%
オイル交換 年3回 33000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 6%
任意保険料 100% 66000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
418200円
+108000円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 7%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 310340円 60%
オイル交換 年4回 44000円 9%
タイヤ交換 2年毎 33600円 7%
任意保険料 100% 66000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
515200円
+205000円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(8.2km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(12.0km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.8km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(11.6km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代155170円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地8.2km/L → 8.4km/L
郊外12.0km/L → 12.4km/L
高速道路13.8km/L → 14.2km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km197570円
[192850円]
郊外500km7510円
[7250円]
高速道路500km6520円
[6340円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
211600円
+56430円
8.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
206440円
-5160円
8.7km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が8.2km/Lではガソリン1097.6Lを消費して、ガソリン代は197570円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が12.0km/Lではガソリン41.7Lを消費して、ガソリン代は7510円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.8km/Lではガソリン36.2Lを消費して、ガソリン代は6520円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1175.5L、かかったガソリン代が211600円となり、平均燃費は8.5km/L(-3.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+56430円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は206440円となり、5160円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で25800円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km109760円
[107140円]
郊外5000km75010円
[72580円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
184770円
+29600円
9.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
179720円
-5050円
10.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が8.2km/Lでは609.8Lを消費して、ガソリン代は109760円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が12.0km/Lでは416.7Lを消費して、ガソリン代は75010円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1026.5L、かかったガソリン代が184770円となり、平均燃費は9.7km/L(-1.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+29600円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が179720円となり、1年間で5050円、5年間で25250円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km73100円
[71350円]
郊外3340km50090円
[48490円]
高速道路3330km43430円
[42210円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
166620円
+11450円
10.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
162050円
-4570円
11.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が8.2km/Lでは406.1Lを消費して、ガソリン代は73100円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が12.0km/Lでは278.3Lを消費して、ガソリン代は50090円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.8km/Lでは241.3Lを消費して、ガソリン代は43430円になります。

このパターンでは使用した燃料量が925.7L、かかったガソリン代が166620円となり、平均燃費は10.8km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+11450円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が162050円となり、1年間で4570円、5年間で22850円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km10980円
[10710円]
郊外9000km135000円
[130640円]
高速道路500km6520円
[6340円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
152500円
-2670円
11.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
147690円
-4810円
12.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が8.2km/Lでは61.0Lを消費して、ガソリン代は10980円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が12.0km/Lでは750.0Lを消費して、ガソリン代は135000円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.8km/Lでは36.2Lを消費して、ガソリン代は6520円になります。

このパターンでは使用した燃料量が847.2L、かかったガソリン代が152500円となり、平均燃費は11.8km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-2670円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が147690円となり、1年間で4810円、5年間で24050円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(8.5km/L・9.7km/L・10.8km/L・11.8km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(211600円・184770円・166620円・152500円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
11.6km/L
823.6km
市街地燃費
8.2km/L
582.2km
[-241.4km]
郊外燃費
12.0km/L
852.0km
[+28.4km]
高速道路燃費
13.8km/L
979.8km
[+156.2km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を71Lとしたとき、市街地モード燃費8.2km/Lでの航続距離は582.2km(-241.4km)、郊外モード燃費12.0km/Lでの航続距離は852.0km(+28.4km)、高速道路モード燃費13.8km/Lでの航続距離は979.8km(+156.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


V90 クロスカントリーの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 11.6km/L
燃料タンク容量 71L
航続距離(カタログ燃費) 823.6km
航続距離(80%燃費) 660.3km
満タンプライス 12780円
1km走行コスト 15.52円
1万円でどこまで行ける? 644.4km
車両価格/航続距離 9034円/km

WLTCモード燃費が11.6km/L、燃料タンク容量71リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は823.6kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.4km/L)とすると738.4km、80%(9.3km/L)だと660.3km、70%(8.1km/L)では575.1kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円で71リットルの給油をすると12780円、上で計算した航続距離を踏まえると823.6km(80%燃費時660.3km)を走行するのに12780円かかる計算です。

燃費を11.6km/Lとしたときの1km走行コストは15.52円、10万km走行したときの燃料代は155.2万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら15.5万円/年、7年10万kmなら22.2万円/年、5年10万kmなら31.0万円/年、3年10万kmなら51.7万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば644.4km(往復なら片道322.2km)、カタログ値の80%なら515.6km(片道257.8km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で823.6kmの距離を移動できるPB420TM型 V90 クロスカントリー [B5 AWD]という乗り物を、744.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「9034円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

B420T2型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1800回転時の馬力 89.7PS
4800回転時の馬力 239.2PS
5400回転時の馬力 250PS
5700回転時の馬力 250PS
各回転域でのトルク
1800回転時のトルク 35.7kgm
4800回転時のトルク 35.7kgm
5400回転時のトルク 33.2kgm
5700回転時のトルク 31.4kgm
B420T2型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB420T2型1968cc、直列4気筒+モーターのターボエンジンは5400-5700回転時に最高出力250馬力を、1800-4800回転時に最大トルク35.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する5700rpmまで」の3900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.600kg/PS(1900kg/250PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.600kg/PS
車体+1人7.820kg/PS
車体+5人8.700kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.840kg/PS
車体+70kg7.880kg/PS
車体+80kg7.920kg/PS
車体+90kg7.960kg/PS
車体+100kg8.000kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.820kg/PS(1955kg/250PS)となり、数値としては0.220kg、比率にすると2.9%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.700kg/PS(2175kg/250PS)となり、数値としては1.100kg、比率にすると14.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


PB420TM V90 クロスカントリーのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2020/10

-
V90 クロスカントリー
7.820kg/PS
1955kg/250PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:7.600]
2017/09

車種詳細
シビック
7.720kg/PS
1405kg/182PS|1.5L-TB
車体のみPWR:7.418
2009/07

車種詳細
MPV
7.653kg/PS
1875kg/245PS|2.3L-TB
車体のみPWR:7.429
2015/05

車種詳細
ロードスター
7.977kg/PS
1045kg/131PS|1.5L-NA
車体のみPWR:7.557
2006/12

車種詳細
ブーン X4
7.782kg/PS
1035kg/133PS|1.0L-TB
車体のみPWR:7.368
2017/09

車種詳細
シビック
7.832kg/PS
1355kg/173PS|1.5L-TB
車体のみPWR:7.514

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.820kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.585kg/PSから8.055kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック「FK7型 シビック」、マツダの8人乗りミニバン「LY3P型 MPV」、マツダの2人乗りオープンカー「ND5RC型 ロードスター」、ダイハツの5人乗りハッチバック「M312S型 ブーン X4」、ホンダの5人乗りセダン「FC1型 シビック」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

PB420TM型 V90 クロスカントリー [B5 AWD]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.820kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は131.6PS/tとなっています。


V90 クロスカントリーがバイクと競争するなら…?


車種詳細
KDX125SR|124cc
7.818kg/PS
172kg/22.0PS/1.90kgm
[車体のみPWR:5.318]
1速ギヤ速度:38.5km/h
最小TWR:0.662
2020/10

-
V90 クロスカントリー|1968cc
7.820kg/PS
1955kg/250PS/35.7kgm
[車体のみPWR:7.600]
1速ギヤ速度:45.8km/h
最小TWR:1.135

車種詳細
スカイウェイブ400|385cc
7.844kg/PS
251kg/32.0PS/3.30kgm
[車体のみPWR:6.125]
1速ギヤ速度:56.8km/h
最小TWR:1.119

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではV90 クロスカントリーとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

DX125A KDX125SRと競争してみる

まずV90 クロスカントリーより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのKDX125SRが挙げられます。PWRの7.818kg/PSは車両重量117kgにライダーの体重55kgを加えた172kgを、最高出力22.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はKDX125SRに7.3km/h勝り、1速TWRは0.473kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

CK42A スカイウェイブ400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのスカイウェイブ400が挙げられます。PWRの7.844kg/PSは車両重量196kg+55kgの251kgを、最高出力32.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は11.0km/h劣り、1速TWRは0.016kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.784
平均ピストンスピード 17.71m/s
トルクウェイトレシオ 53.22kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29760円
排気量1Lあたり馬力 127.03PS/L
排気量1Lあたりトルク 18.14kgm/L
1気筒あたりの馬力 62.5PS
1気筒あたりのトルク 8.9kgm
パワーバンド比率
燃費×馬力 2900.0pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは53.22kg/kgm(1900kg/35.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が7440000円、最高出力が250馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29760円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は208403円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は127.03PS/L、トルクは18.14kgm/L、1気筒あたりの馬力は62.5馬力、トルクは8.9kgmとなり、このエンジンが250馬力を5700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.71m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が93.2mmであるB420T2型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6440回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.784になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.6km/L、最高出力が250PSであるこの車の獲得ポイントは2900.0ptになります。
戯れに車両重量1900kgを100kg単位にした19.0で割ってみたところ、その数値は152.63ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



V90 クロスカントリーでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.74m
期待される荷室の幅 1.50m
対角線の長さ 2.30m
期待される荷室の面積 2.61m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.74m(対角線では2.30m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5400-5700rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6200回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6200rpm|タイヤサイズ 235/50R19|タイヤ直径 71.8cm|円周長 225.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6200rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.057 16.83 -
-
50km/h 12440rpm 1674.1kgm
2速 3.070 10.22 0.607 1-2/
3760rpm
82km/h 7550rpm 1016.3kgm
3速 2.050 6.82 0.668 2-3/
4140rpm
123km/h 5040rpm 678.6kgm
4速 1.520 5.06 0.741 3-4/
4590rpm
166km/h 3740rpm 503.2kgm
5速 1.262 4.20 0.830 4-5/
5150rpm
200km/h 3100rpm 417.8kgm
6速 1.000 3.33 0.792 5-6/
4910rpm
252km/h 2460rpm 331.0kgm
7速 0.792 2.64 0.792 6-7/
4910rpm
318km/h 1950rpm 262.2kgm
8速 0.661 2.20 0.835 7-8/
5180rpm
381km/h 1630rpm 218.8kgm
Final 3.329 レシオカバレッジ(変速比幅)7.651

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1800-4800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.329)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(35.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.329)÷タイヤの有効半径(0.359m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの381km(5700rpmでは350.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5700rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5700rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ46km/h-
2速ギヤ75km/h3460rpm
3速ギヤ113km/h3810rpm
4速ギヤ152km/h4220rpm
5速ギヤ184km/h4730rpm
6速ギヤ232km/h4510rpm
7速ギヤ293km/h4510rpm
8速ギヤ351km/h4760rpm

PB420TM型V90 クロスカントリーに搭載されたB420T2型1968ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5700rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5700rpmまで引っ張ると46km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5700rpmから3460rpmまで落ち、そこから5700rpmまで加速を続けると速度は75km/h(+29km/h)になります。

3速ギヤでは3810rpmまで落ちて5700rpmで113km/h(+38km/h)に、4速ギヤでは4220rpmまで落ちて5700rpmで152km/h(+39km/h)に、5速ギヤでは4730rpmまで落ちて5700rpmで184km/h(+32km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4510rpmまで落ちて5700rpmで232km/h(+48km/h)に、7速ギヤでは4510rpmまで落ちて5700rpmで293km/h(+61km/h)に、8速ギヤでは4760rpmまで落ちて5700rpmで351km/h(+58km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1800-4800回転で最大トルク35.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば53.22kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.600kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1674.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1900kg)を1速ギヤの最大駆動力(1674.1kgm)で割ってみると1.135kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5700回転でのトルク(31.4kgm)からTWRを算出すると1.29kg/kgmとなり、1800-5700回転の回転域では1.135-1.29kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4970 7460 9950 12440 14920 17410 22390
2速 3020 4530 6040 7550 9060 10570 13590
3速 2020 3030 4030 5040 6050 7060 9080
4速 1500 2240 2990 3740 4490 5230 6730
5速 1240 1860 2480 3100 3720 4350 5590
6速 980 1480 1970 2460 2950 3440 4430
7速 780 1170 1560 1950 2340 2730 3510
8速 650 980 1300 1630 1950 2280 2930
※赤い数字は暫定レブリミット(6200rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.661)を選択して時速100kmにて走行すると1630回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは980回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1140回転、一般的な高速道路の80km/hでは1300回転、100km/hでは1630回転、制限速度が120km/hになると1950回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2930回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 13 26 40 53 66 79 93 106
3速 20 40 60 79 99 119 139 159
4速 27 54 80 107 134 161 187 214
5速 32 64 97 129 161 193 226 258
6速 41 81 122 163 203 244 285 325
7速 51 103 154 205 257 308 359 411
8速 62 123 185 246 308 369 431 492

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6200回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/50R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/50R19 | 直径 718mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
45
扁平
215/45R19
37.7km/h
直径677mm
径差-41mm
225/45R19
38.2km/h
直径686mm
径差-32mm
235/45R19
38.7km/h
直径695mm
径差-23mm
245/45R19
39.2km/h
直径704mm
径差-14mm
255/45R19
39.7km/h
直径713mm
径差-5mm
0%
50
扁平
215/50R19
38.9km/h
直径698mm
径差-20mm
225/50R19
39.4km/h
直径708mm
径差-10mm
235/50R19
40.0km/h
718mm
0mm
245/50R19
40.6km/h
直径728mm
径差+10mm
255/50R19
41.1km/h
直径738mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
215/55R19
40.1km/h
直径720mm
径差+2mm
225/55R19
40.7km/h
直径731mm
径差+13mm
235/55R19
41.3km/h
直径742mm
径差+24mm
245/55R19
41.9km/h
直径753mm
径差+35mm
255/55R19
42.6km/h
直径764mm
径差+46mm
+10%
60
扁平
215/60R19
41.3km/h
直径741mm
径差+23mm
225/60R19
41.9km/h
直径753mm
径差+35mm
235/60R19
42.6km/h
直径765mm
径差+47mm
245/60R19
43.3km/h
直径777mm
径差+59mm
255/60R19
44.0km/h
直径789mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/50R19 、225/45R19、225/50R19 、235/45R19 、245/45R19 、255/45R19あたりのタイヤがおすすめです。

235/50R19のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/50R19の適応サイズと性能の変化 [PB420TM型V90 クロスカントリー編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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PB420TM型V90 クロスカントリー[2.0Lターボ 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.600kg/ps55.92
1速ギヤ加速性能1.135kg/kgm59.42
1L換算馬力127.03ps/L58.88
1L換算トルク18.14kgm/L57.05
WB/TR比1.78448.87
ワイド&ロー指数0.81155.92
前面の面積2.943m²41.14
最低地上高210mm27.40
スポーツ性能部門の得点404.60

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費11.6km/L40.62
年間維持費310200円51.53
100kmh回転数1630rpm61.42
航続距離823.6km56.39
車の大きさ14.598m³62.46
室内の広さ(仮) 2.647m³42.68
最小回転半径5.8m37.08
馬力単価29760円39.06
ユーティリティ部門の得点391.24

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した PB420TM型V90 クロスカントリー[2.0Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 795.84 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したPB420TM型V90 クロスカントリー(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。