TVR:サーブラウの性能と維持費 4.2L/FR/5MT 903万円 2004年式

このページでは、TVRの2ドア・4人乗りクーペ、初代のサーブラウ 4.2【2004/04モデル・360PS/44.3kgm・FR/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

サーブラウ
販売期間:1997/02 - 2005/06

画像はTVRより引用
http://tvr.co.uk/
投稿:2012/05/17|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長4280mm×全幅1865mm×全高1220mm、排気量は4185ccであることから、大雑把に分類すると4.2リットルクラス(4200cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4280mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


サーブラウ [4185cc/360PS FR/5MT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代サーブラウの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2004/04
型式不明
[4.5]
4.5L-NA | FR/5MT
| 1134.0万円
420PS
52.5kgm
-
2004/04
型式不明
[Speed-Six]
4.0L-NA | FR/5MT
| 882.0万円
350PS
45.6kgm
-

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TVR
車名&
グレード
サーブラウ
4.2
その他 -
お値段 9030000円
車両型式
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
5速MT・5速マニュアル車
ドア/定員 2ドア/4名乗車
車体寸法 長4280×幅1865×高1220mm
軸距&
輪距
2566mm
前1464mm/後1470mm
タイヤ 前輪:225/45R16
後輪:245/45R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1100kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量4185cc
圧縮比10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 360PS[265kW]/6500rpm
最大トルク 44.3kgm[434Nm]/4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税87900円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2004/04モデルのサーブラウを20年落ちの中古で198.7万円にて購入し、頭金なしで4年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    サーブラウの2004/04モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である180.6万円に諸経費として18.1万円を足した198.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2004年式を20年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4500cc以下 13年経過 87900円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 18年経過 18900円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷7.7km/L×180円/L
7000km÷7.7km/L×180円/L
5000km÷7.7km/L×180円/L
3000km÷7.7km/L×180円/L
233770円
(163640円)
(116890円)
(70130円)
オイル交換(5000km毎) 1回7000円×2回 14000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額8000円) 月額8000円×12ヶ月 96000円
ローン完済後の年間維持費 469000円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額41390円×12ヶ月 496680円
ローン返済中の年間維持費 965700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 58500円
名目 金額
自動車税(1年分) 87900円
自動車重量税(1年分) 18900円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
233770円
(163640円)
(116890円)
(70130円)
オイル交換(5000km毎) 14000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額8000円) 96000円
ローン完済後の年間維持費 469000円
名目 金額
車のローン額(1年分) 496680円
ローン返済中の年間維持費 965700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
58500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「4500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は87900円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした58500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が30万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3万円~4万円、年間では36万円~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

サーブラウ【4.2】の場合、維持費の月額は39100円(ローン完済前は80500円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費7.7km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
168850円
[-64920円]
-25円
155円/L
201320円
[-32450円]
-10円
170円/L
220800円
[-12970円]
180円/L233770円
[0円]
+10円
190円/L
246780円
[+13010円]
+25円
205円/L
266260円
[+32490円]
+50円
230円/L
298730円
[+64960円]

燃費7.7km/Lのサーブラウで10000km走行するのに必要な燃料は1298.8L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は233770円になります。

参考までに、サーブラウの燃料タンクは65リットルですので、1298.8Lの給油回数は20回、1回あたりの燃料代は約11690円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては13010円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると32490円、50円も違ってくると64960円にもなります。

これをサーブラウの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を469000円としたとき、130円/Lに値下がりすれば404080円(86.2%)に、230円/Lに値上がりすれば533960円(113.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(87900円)なり重量税(18900円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 32%
自動車重量税 1年分 18900円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 70130円 25%
オイル交換 年1回 7000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 80% 76800円 28%
合計
[1万kmとの差額]
276000円
-193000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 27%
自動車重量税 1年分 18900円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 116890円 36%
オイル交換 年1回 7000円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 85% 81600円 24%
合計
[1万kmとの差額]
327600円
-141400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 23%
自動車重量税 1年分 18900円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 163640円 43%
オイル交換 年1回 9800円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 90% 86400円 22%
合計
[1万kmとの差額]
381900円
-87100円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて193000円安い276000円に、5000km走行では141400円安い327600円に、7000km走行では87100円安い381900円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 14%
自動車重量税 1年分 18900円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 350660円 57%
オイル交換 年3回 42000円 7%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 2%
任意保険料 100% 96000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
618700円
+149700円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87900円 12%
自動車重量税 1年分 18900円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 467540円 62%
オイル交換 年4回 56000円 7%
タイヤ交換 2年毎 19200円 3%
任意保険料 100% 96000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
754400円
+285400円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。



サーブラウの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 7.7km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 500.5km
航続距離(80%燃費) 403.0km
満タンプライス 11700円
1km走行コスト 23.38円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.7km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量65リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は500.5kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.9km/L)とすると448.5km、80%(6.2km/L)だと403.0km、70%(5.4km/L)では351.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円で65リットルの給油をすると11700円、上で計算した航続距離を踏まえると500.5km(80%燃費時403.0km)を走行するのに11700円かかる計算です。

燃費を7.7km/Lとしたときの1km走行コストは23.38円、10万km走行したときの燃料代は233.8万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら23.4万円/年、7年10万kmなら33.4万円/年、5年10万kmなら46.8万円/年、3年10万kmなら77.9万円/年となります。



カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4500回転時の馬力 278PS
6500回転時の馬力 360PS
各回転域でのトルク
4500回転時のトルク 44.3kgm
6500回転時のトルク 39.7kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、4185ccの自然吸気エンジンは6500回転時に最高出力360馬力を、4500回転時に最大トルク44.3kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ3.056kg/PS(1100kg/360PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ3.056kg/PS
車体+1人3.208kg/PS
車体+4人3.667kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg3.222kg/PS
車体+70kg3.250kg/PS
車体+80kg3.278kg/PS
車体+90kg3.306kg/PS
車体+100kg3.333kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは3.208kg/PS(1155kg/360PS)となり、数値としては0.152kg、比率にすると5.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは3.667kg/PS(1320kg/360PS)となり、数値としては0.611kg、比率にすると20.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


サーブラウのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2004/04

-
サーブラウ
3.208kg/PS
1155kg/360PS|4.2L-NA
[車体のみPWR:3.056]
2014/04

車種詳細
GT-R Nismo
2.958kg/PS
1775kg/600PS|3.8L-TT
車体のみPWR:2.867
2016/07

車種詳細
GT-R
3.184kg/PS
1815kg/570PS|3.8L-TT
車体のみPWR:3.088
2019/10

車種詳細
GT-R Nismo
2.958kg/PS
1775kg/600PS|3.8L-TT
車体のみPWR:2.867
2011/11

車種詳細
GT-R
3.264kg/PS
1795kg/550PS|3.8L-TT
車体のみPWR:3.164
2016/04

車種詳細
M4 GTS クーペ
3.310kg/PS
1655kg/500PS|3.0L-TB
車体のみPWR:3.200

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ3.208kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

2.887kg/PSから3.529kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の4人乗りクーペ「R35型 GT-R Nismo」、日産の4人乗りクーペ「R35型 GT-R」、日産の4人乗りクーペ「R35型 GT-R Nismo」、日産の4人乗りクーペ「R35型 GT-R」、BMWの4人乗りクーペ「3C30型 M4 GTS クーペ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

サーブラウ [4.2]とパワーウェイトレシオが近い車種|3.208kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は327.3PS/tとなっています。


サーブラウがバイクと競争するなら…?


車種詳細
MT-07|688cc
3.205kg/PS
234kg/73.0PS/6.90kgm
[車体のみPWR:2.452]
1速ギヤ速度:72.6km/h
最小TWR:0.555
2004/04

-
サーブラウ|4185cc
3.208kg/PS
1155kg/360PS/44.3kgm
[車体のみPWR:3.056]
1速ギヤ速度:75.5km/h
最小TWR:0.765

車種詳細
ZRX1200S|1164cc
3.211kg/PS
305kg/95.0PS/10.30kgm
[車体のみPWR:2.632]
1速ギヤ速度:80.6km/h
最小TWR:0.692

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではサーブラウとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

RM07J MT-07と競争してみる

まずサーブラウより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのMT-07が挙げられます。PWRの3.205kg/PSは車両重量179kgにライダーの体重55kgを加えた234kgを、最高出力73.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はMT-07に2.9km/h勝り、1速TWRは0.210kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

ZRT20A ZRX1200Sと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのZRX1200Sが挙げられます。PWRの3.211kg/PSは車両重量250kg+55kgの305kgを、最高出力95.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は5.1km/h劣り、1速TWRは0.073kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.749
平均ピストンスピード 18.63m/s
トルクウェイトレシオ 24.83kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25083円
排気量1Lあたり馬力 86.02PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.59kgm/L
1気筒あたりの馬力 45.0PS
1気筒あたりのトルク 5.5kgm
パワーバンド比率 30.8%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
クーペのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは24.83kg/kgm(1100kg/44.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9030000円、最高出力が360馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25083円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は203837円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
4500cc以下の車編
クーペ編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は86.02PS/L、トルクは10.59kgm/L、1気筒あたりの馬力は45.0馬力、トルクは5.5kgmとなり、このエンジンが360馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.63m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.749になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


サーブラウでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.50m
期待される荷室の幅 1.47m
対角線の長さ 2.10m
期待される荷室の面積 2.21m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.50m(対角線では2.10m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 245/45R16|タイヤ直径 62.7cm|円周長 197.0cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.950 10.18 -
-
81km/h 8610rpm 1438.2kgm
2速 1.950 6.73 0.661 1-2/
4630rpm
123km/h 5690rpm 950.6kgm
3速 1.340 4.62 0.687 2-3/
4810rpm
179km/h 3910rpm 653.3kgm
4速 1.000 3.45 0.746 3-4/
5220rpm
240km/h 2920rpm 487.5kgm
5速 0.800 2.76 0.800 4-5/
5600rpm
300km/h 2340rpm 390.0kgm
Final 3.450 レシオカバレッジ(変速比幅)3.688

ギヤの繋がりイメージ
謎型サーブラウ5MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.450)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(44.3kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.450)÷タイヤの有効半径(0.3135m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの300km(6500rpmでは278.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ75km/h-
2速ギヤ114km/h4300rpm
3速ギヤ166km/h4470rpm
4速ギヤ223km/h4850rpm
5速ギヤ278km/h5200rpm

謎型サーブラウに搭載された4185ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると75km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから4300rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は114km/h(+39km/h)になります。

3速ギヤでは4470rpmまで落ちて6500rpmで166km/h(+52km/h)に、4速ギヤでは4850rpmまで落ちて6500rpmで223km/h(+57km/h)に、5速ギヤでは5200rpmまで落ちて6500rpmで278km/h(+55km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4500回転で最大トルク44.3kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば24.83kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(3.056kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1438.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1100kg)を1速ギヤの最大駆動力(1438.2kgm)で割ってみると0.765kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(39.7kgm)からTWRを算出すると0.85kg/kgmとなり、4500-6500回転の回転域では0.765-0.85kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3440 5170 6890 8610 10330 12050 15500
2速 2280 3410 4550 5690 6830 7970 10240
3速 1560 2350 3130 3910 4690 5480 7040
4速 1170 1750 2340 2920 3500 4090 5250
5速 930 1400 1870 2340 2800 3270 4200
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.800)を選択して時速100kmにて走行すると2340回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1400回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1630回転、一般的な高速道路の80km/hでは1870回転、100km/hでは2340回転、制限速度が120km/hになると2800回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4200回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 12 23 35 46 58 70 81 93
2速 18 35 53 70 88 105 123 141
3速 26 51 77 102 128 153 179 205
4速 34 69 103 137 171 206 240 274
5速 43 86 128 171 214 257 300 343

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/45R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/45R16 | 直径 627mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
40
扁平
225/40R16
37.4km/h
直径586mm
径差-41mm
235/40R16
37.9km/h
直径594mm
径差-33mm
245/40R16
38.4km/h
直径602mm
径差-25mm
255/40R16
38.9km/h
直径610mm
径差-17mm
265/40R16
39.4km/h
直径618mm
径差-9mm
0%
45
扁平
225/45R16
38.9km/h
直径609mm
径差-18mm
235/45R16
39.4km/h
直径618mm
径差-9mm
245/45R16
40.0km/h
627mm
0mm
255/45R16
40.6km/h
直径636mm
径差+9mm
265/45R16
41.1km/h
直径645mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
225/50R16
40.3km/h
直径631mm
径差+4mm
235/50R16
40.9km/h
直径641mm
径差+14mm
245/50R16
41.5km/h
直径651mm
径差+24mm
255/50R16
42.2km/h
直径661mm
径差+34mm
265/50R16
42.8km/h
直径671mm
径差+44mm
+10%
55
扁平
225/55R16
41.7km/h
直径654mm
径差+27mm
235/55R16
42.4km/h
直径665mm
径差+38mm
245/55R16
43.1km/h
直径676mm
径差+49mm
255/55R16
43.8km/h
直径687mm
径差+60mm
265/55R16
44.5km/h
直径698mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/45R16 、235/45R16 、245/40R16 、255/40R16 、265/40R16あたりのタイヤがおすすめです。

245/45R16のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/45R16の適応サイズと性能の変化 [サーブラウ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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サーブラウ[4.2L-NA FR/5MT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト3.056kg/ps68.36
1速ギヤ加速性能0.765kg/kgm67.29
1L換算馬力86.02ps/L60.25
1L換算トルク10.59kgm/L63.66
WB/TR比1.74952.47
ワイド&ロー指数0.65467.30
前面の面積2.275m²59.81
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点482.86

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費469000円37.03
100kmh回転数2340rpm51.98
航続距離-25.83
車の大きさ9.738m³43.24
室内の広さ(仮) 1.766m³34.31
最小回転半径-39.21
馬力単価25083円45.23
ユーティリティ部門の得点318.23

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したサーブラウ[4.2L-NA FR/5MT] の総合得点は 801.09 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したサーブラウ [4.2] (FR/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「4500ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。