LH152K クイックデリバリー100の性能と維持費 4WD/5MT 257万円

このページでは、トヨタ自動車の3ドア・2人乗りキャブバン、2代目のKG-LH152K型クイックデリバリー100 QD100 A仕様【2000/01モデル・91PS/19.5kgm・PT4WD/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

LH152K クイックデリバリー100
販売期間:1985/12 - 2000/12

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿日:2023/11/04

ボディサイズが全長4480mm×全幅1690mm×全高2580mm、排気量は2985ccであることから、排気量でざっくりと分ける乗用車的な分類をすると3.0リットルクラスに属しています。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

貨物車の区分としては、乗車定員が2名、最大積載量が1250kg、車両総重量が3320kg、エンジンの排気量が2985ccであることから、1ナンバーの普通貨物車(普通・大型トラック)に分類され、自動車税は2トン以下のクラス、重量税は車両総重量4トン以下のクラスに該当します。


さて、貨物車(商用車とも)には貨物車の流儀というものがありまして、「荷物が主、人は従」という絶対的な主従関係が存在しています。もしこの関係が崩れると途端に「乗用車」という道楽品、贅沢品として扱われ、行く先には重い重い税負担が待ち構えます。

貨物室の寸法
荷室長2290mm
荷室幅1510mm
荷室高1770mm
荷室容積6120.5L
荷室床面地上高770mm
最大積載量1250kg
荷室が広い貨物車ランキング

貨物車には乗用車で言うところの「室内長・室内幅・室内高」の代わりに「荷室長・荷室幅・荷室高」というものがあり、室内長幅高が乗客のスペースを示すのに対し、荷室長幅高は荷物を載せられるスペースを示しています。

表中の荷室容積6120.5Lとは、荷室長2290mm×荷室幅1510mm×荷室高1770mmの数値を掛けたもので、荷室床面地上高770mmは読んで字のごとく地面から荷物を載せる床面までの高さを示したものです。

最大積載量1250kgもまた同様で、「クイックデリバリー100には1250kgを超える荷物を載せてはいけません!」と定めてあるものです。これは「車両総重量」と密接に関係しており、この重量を基準に重量税が確定します。乗用車の重量税は乗員数や荷物を考慮しない「車両重量」で決まりますが、貨物車は「車両総重量」で決まる点が異なります。


LH152K型 クイックデリバリー100 [2985cc/91PS PT4WD/5MT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目クイックデリバリー100の類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2000/01
LH82K型
[QD100 A仕様]
3.0L-NA | FR/5MT
| 227.0万円
91PS
19.5kgm
-
2000/01
LH82K型
[QD100 A仕様]
3.0L-NA | FR/4AT
| 236.0万円
91PS
19.5kgm
-
クイックデリバリー100の新型モデル
3代目 XKU280K型クイックデリバリー200
XKU280K型クイックデリバリー200は1999/05に登場した3代目モデル。参考車両の「QD200 BaseGrade」は全長5140mm、全幅1785mm、全高2650mmの車体に、136PS/36.0kgmを発生するN04C型4009ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
クイックデリバリー100
QD100 A仕様
その他 B仕様 | 副変速機 High:1.000/Low:2.566
お値段 2567000円
車両型式 KG-LH152K
駆動方式
変速機
パートタイム4WD・四輪駆動(AWD)
5速MT・5速マニュアル車
ドア/定員 3ドア/2名乗車
車体寸法 長4480×幅1690×高2580mm
軸距&
輪距
2315mm
前1440mm/後1255mm
最小半径 5.3m
最低高 160mm
タイヤ 前輪:195/80R15
後輪:165/80R13
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1960kg
エンジン諸元
原動機型式 5L
気筒配列 直列4気筒
排気量2985cc
圧縮比22.2
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 91PS[67kW]/4000rpm
最大トルク 19.5kgm[191Nm]/2400rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
5L型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(12600円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(22800円/年)と自賠責保険料(16900円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2000/01モデルのクイックデリバリー100を24年落ちの中古で56.4万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    クイックデリバリー100の2000/01モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である51.34万円に諸経費として5.1万円を足した56.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2000年式を24年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2トン以下 11年経過で増税 12600円
自動車重量税(1年分) 4トン以下 18年経過で増税 22800円
自賠責保険料(1年分) 普通貨物車 16900円
燃料代(年間1万km) 10000km÷8.6km/L×150円/L 174420円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本6000円×4本÷5年 4800円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 320520円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額47060円×12ヶ月 564720円
ローン返済中の年間維持費 885240円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 42700円
名目 金額
自動車税(1年分) 12600円
自動車重量税(1年分) 22800円
自賠責保険料(1年分) 16900円
燃料代(年間1万km) 174420円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 4800円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 320520円
名目 金額
車のローン額(1年分) 564720円
ローン返済中の年間維持費 885240円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
42700円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「1トン超2トン以下の11年経過で増税」で税額は12600円、重量税の区分は「車両総重量4トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本6000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額42,700円の他に法定12ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。クイックデリバリー100【QD100 A仕様】の場合、維持費の月額は26800円(ローン完済前は73800円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円を基準として、-50円となる100円から、+50円となる200円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費8.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
100円/L
116280円
[-58140円]
-25円
125円/L
145350円
[-29070円]
-10円
140円/L
162800円
[-11620円]
150円/L174420円
[0円]
+10円
160円/L
186050円
[+11630円]
+25円
175円/L
203490円
[+29070円]
+50円
200円/L
232560円
[+58140円]

燃費8.6km/LのLH152K型 クイックデリバリー100で10000km走行するのに必要な燃料は1162.8L、1リットルあたり150円としたときの燃料代は174420円になります。

参考までに、クイックデリバリー100の燃料タンクは58リットルですので、1162.8Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約8310円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては11630円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると29070円、50円も違ってくると58140円にもなります。

これをLH152K型 クイックデリバリー100の年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円の場合を320520円としたとき、100円/Lに値下がりすれば262380円(81.9%)に、200円/Lに値上がりすれば378660円(118.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(12600円)なり重量税(22800円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 12600円 7%
自動車重量税 1年分 22800円 13%
自賠責保険料 1年分 16900円 10%
燃料代 3000km分 52330円 30%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 3200円 2%
任意保険料 80% 62400円 35%
合計
[1万kmとの差額]
175730円
-144790円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 12600円 6%
自動車重量税 1年分 22800円 11%
自賠責保険料 1年分 16900円 8%
燃料代 5000km分 87210円 41%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 3200円 1%
任意保険料 85% 66360円 30%
合計
[1万kmとの差額]
214570円
-105950円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 12600円 5%
自動車重量税 1年分 22800円 9%
自賠責保険料 1年分 16900円 7%
燃料代 7000km分 122090円 48%
オイル交換 年1回 7700円 3%
タイヤ交換 6年毎 3200円 1%
任意保険料 90% 70200円 27%
合計
[1万kmとの差額]
255490円
-65030円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて144790円安い175730円に、5000km走行では105950円安い214570円に、7000km走行では65030円安い255490円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 12600円 3%
自動車重量税 1年分 22800円 5%
自賠責保険料 1年分 16900円 4%
燃料代 15000km分 261630円 61%
オイル交換 年3回 33000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 7200円 2%
任意保険料 100% 78000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
432130円
+111610円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 12600円 2%
自動車重量税 1年分 22800円 4%
自賠責保険料 1年分 16900円 3%
燃料代 20000km分 348840円 65%
オイル交換 年4回 44000円 8%
タイヤ交換 2年毎 9600円 2%
任意保険料 100% 78000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
532740円
+212220円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。



クイックデリバリー100の燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 8.6km/L
燃料タンク容量 58L
航続距離(カタログ燃費) 498.8km
航続距離(80%燃費) 400.2km
満タンプライス 8700円
1km走行コスト 17.44円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので8.6km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量58リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は498.8kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.7km/L)とすると446.6km、80%(6.9km/L)だと400.2km、70%(6.0km/L)では348.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり150円で58リットルの給油をすると8700円、上で計算した航続距離を踏まえると498.8km(80%燃費時400.2km)を走行するのに8700円かかる計算です。

燃費を8.6km/Lとしたときの1km走行コストは17.44円、10万km走行したときの燃料代は174.4万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら17.4万円/年、7年10万kmなら24.9万円/年、5年10万kmなら34.9万円/年、3年10万kmなら58.1万円/年となります。



カタログデータから見えてくる要素

5L型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
2400回転時の馬力 65.3PS
4000回転時の馬力 91PS
各回転域でのトルク
2400回転時のトルク 19.5kgm
4000回転時のトルク 16.3kgm
5L型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している5L型2985cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは4000回転時に最高出力91馬力を、2400回転時に最大トルク19.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2400rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ21.538kg/PS(1960kg/91PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ21.538kg/PS
車体+1人22.143kg/PS
車体+2人22.747kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg22.198kg/PS
車体+70kg22.308kg/PS
車体+80kg22.418kg/PS
車体+90kg22.527kg/PS
車体+100kg22.637kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは22.143kg/PS(2015kg/91PS)となり、数値としては0.605kg、比率にすると2.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは22.747kg/PS(2070kg/91PS)となり、数値としては1.209kg、比率にすると5.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


LH152K クイックデリバリー100のライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2000/01

-
クイックデリバリー100
22.143kg/PS
2015kg/91PS|3.0L-NA
[車体のみPWR:21.538]
2008/12

車種詳細
タウンボックス
22.188kg/PS
1065kg/48PS|0.7L-NA
車体のみPWR:21.042
1998/11

車種詳細
プリウス
22.328kg/PS
1295kg/58PS|1.5L-NA
車体のみPWR:21.379
1998/09

車種詳細
デリカ スターワゴン
22.059kg/PS
1875kg/85PS|2.5L-TB
車体のみPWR:21.412
1999/09

車種詳細
ミゼットII カーゴ
22.273kg/PS
735kg/33PS|0.7L-NA
車体のみPWR:20.606
2015/03

車種詳細
アクティ バン
22.333kg/PS
1005kg/45PS|0.7L-NA
車体のみPWR:21.111

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ22.143kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

21.922kg/PSから22.364kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、三菱の4人乗り軽1BOX「U62W型 タウンボックス」、トヨタの5人乗りセダン「NHW10型 プリウス」、三菱の8人乗り1BOX「P35W型 デリカ スターワゴン」、ダイハツの1人乗り軽キャブバン「K100C型 ミゼットII カーゴ」、ホンダの4人乗り軽キャブバン「HH5型 アクティ バン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

LH152K型 クイックデリバリー100 [QD100 A仕様]とパワーウェイトレシオが近い車種|22.143kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は46.4PS/tとなっています。


クイックデリバリー100がバイクと競争するなら…?


車種詳細
スペイシー100|102cc
21.972kg/PS
156kg/7.1PS/0.80kgm
[車体のみPWR:14.225]
1速ギヤ速度:23.0km/h
最小TWR:1.027
2000/01

-
クイックデリバリー100|2985cc
22.143kg/PS
2015kg/91PS/19.5kgm
[車体のみPWR:21.538]
1速ギヤ速度:25.3km/h
最小TWR:1.688

車種詳細
エイプ100|99cc
22.698kg/PS
143kg/6.3PS/0.67kgm
[車体のみPWR:13.968]
1速ギヤ速度:24.9km/h
最小TWR:1.085

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではクイックデリバリー100とパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JF13 スペイシー100と競争してみる

まずクイックデリバリー100より少しPWRが低いバイクとして、ホンダのスペイシー100が挙げられます。PWRの21.972kg/PSは車両重量101kgにライダーの体重55kgを加えた156kgを、最高出力7.1PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はスペイシー100に2.3km/h勝り、1速TWRは0.661kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

HC13 エイプ100と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのエイプ100が挙げられます。PWRの22.698kg/PSは車両重量88kg+55kgの143kgを、最高出力6.3PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は0.4km/h勝り、1速TWRは0.603kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.717
平均ピストンスピード 12.80m/s
トルクウェイトレシオ 100.51kg/kgm
1馬力あたりのお値段 28209円
排気量1Lあたり馬力 30.49PS/L
排気量1Lあたりトルク 6.53kgm/L
1気筒あたりの馬力 22.8PS
1気筒あたりのトルク 4.9kgm
パワーバンド比率
燃費×馬力 No data
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
2.5~3.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは100.51kg/kgm(1960kg/19.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2567000円、最高出力が91馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は28209円、逆に1万円あたりでは0.35馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は131641円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
3000cc以下の車編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は30.49PS/L、トルクは6.53kgm/L、1気筒あたりの馬力は22.8馬力、トルクは4.9kgmとなり、このエンジンが91馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.80m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.717になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


クイックデリバリー100での車中泊

荷室寸法
荷室長 2.290m
荷室幅 1.510m
荷室高 1.770m
対角線の長さ 2.743m
荷室の床面積 3.458m²
荷室の容積 6.120m³

商用車(貨物車・バン)は乗用車とは違ってカタログに荷室寸法が明記されておりますので、ここではその寸法を使って車中泊の可能性を探ってみます。

貨物車は荷物がたくさん積めてこそ、フルフラットな荷室があってこそという性質を持った車ですから、車中泊の適性は非常に高いものと思われます。

縦方向の長さが2.290m(対角線では2.743m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

コンパネを1枚そのままポンと置ける長さと幅を持ち得るならば、ベッドを作り、棚を置き、ポータブルな電源を用意すれば立派な移動式住居の完成です。さあ新天地へと旅立ちましょう。
車中泊にあると嬉しいアイテム

クイックデリバリー100のスペース効率

車体の大きさと荷室の広さの比率
全長に対する荷室長の比率
2.290m÷4.480m
51.1%
全幅に対する荷室幅の比率
1.510m÷1.690m
89.3%
全高に対する荷室高の比率
1.770m÷2.580m
68.6%
車体に対する荷室の比率
6.120m³÷19.534m³
31.3%

貨物車は貨物車であるがゆえに、いかに効率よく大量に荷物を載せ、運搬できるかが重視されます。これはかつて、ある自動車メーカーが標榜したMM思想、いわゆる「マン・マキシマム&メカ・ミニマム」の精神を感じさせ、言うなれば「荷室を最大限に、人と機械は最小限に」ってなものです。

というわけで、荷室の各寸法と車体の各寸法の比率がどの程度であるかを見てみます。己の全てを荷室に捧げるバンは快適性に媚を売るそこらの軟弱乗用車とは違い、ペラペラ内装と紙装甲こそがアイデンティティであり、ドアを閉めればバァン!と轟音を響かせて(バンだけに)アピールしてくるほどですから、かなりの数値が期待ができます。

荷室長の比率は荷室長2.290m÷全長4.480mで51.1%、荷室幅の比率は荷室幅1.510m÷全幅1.690mで89.3%、荷室高の比率は荷室高1.770m÷全高2.580mで68.6%、荷室の比率は荷室容積6.120m³÷車体体積19.534m³で31.3%となりました。

荷室幅と荷室高の比率が50%を超えるのは珍しい話ではありませんが、荷室長の51.1%は立派なものです。これぞバン、まさにバン、THE KING OF VANと言えましょう。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 165/80R13|タイヤ直径 59.4cm|円周長 186.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.313 17.68 -
-
28km/h 15790rpm 1161.0kgm
2速 2.330 9.55 0.540 1-2/
2430rpm
53km/h 8530rpm 627.2kgm
3速 1.436 5.89 0.616 2-3/
2770rpm
86km/h 5260rpm 386.6kgm
4速 1.000 4.10 0.696 3-4/
3130rpm
123km/h 3660rpm 269.2kgm
5速 0.838 3.44 0.838 4-5/
3770rpm
147km/h 3070rpm 225.6kgm
Final 4.100 レシオカバレッジ(変速比幅)5.147

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.100)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(19.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.100)÷タイヤの有効半径(0.297m)で算出。
  • 副変速機のギヤ比が不明のものはHi側に1.000を代入しているので、実際の回転数とは大きく異なる場合があります。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの147km(4000rpmでは130.3km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ25km/h-
2速ギヤ47km/h2160rpm
3速ギヤ76km/h2460rpm
4速ギヤ109km/h2780rpm
5速ギヤ130km/h3350rpm

LH152K型クイックデリバリー100に搭載された5L型2985ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると25km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2160rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は47km/h(+22km/h)になります。

3速ギヤでは2460rpmまで落ちて4000rpmで76km/h(+29km/h)に、4速ギヤでは2780rpmまで落ちて4000rpmで109km/h(+33km/h)に、5速ギヤでは3350rpmまで落ちて4000rpmで130km/h(+21km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2400回転で最大トルク19.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば100.51kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(21.538kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1161.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1960kg)を1速ギヤの最大駆動力(1161.0kgm)で割ってみると1.688kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(16.3kgm)からTWRを算出すると2.02kg/kgmとなり、2400-4000回転の回転域では1.688-2.02kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 6320 9480 12640 15790 18950 22110 28430
2速 3410 5120 6830 8530 10240 11950 15360
3速 2100 3160 4210 5260 6310 7360 9470
4速 1460 2200 2930 3660 4390 5130 6590
5速 1230 1840 2460 3070 3680 4300 5520
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.838)を選択して時速100kmにて走行すると3070回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1840回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2150回転、一般的な高速道路の80km/hでは2460回転、100km/hでは3070回転、制限速度が120km/hになると3680回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5520回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 6 13 19 25 32 38 44 51
2速 12 23 35 47 59 70 82 94
3速 19 38 57 76 95 114 133 152
4速 27 55 82 109 137 164 191 218
5速 33 65 98 130 163 196 228 261

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの165/80R13と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 165/80R13 | 直径 594mm

-20mm
幅145mm
-10mm
幅155mm
変更なし
幅165mm
+10mm
幅175mm
+20mm
幅185mm
-5%
75
扁平
145/75R13
36.9km/h
直径548mm
径差-46mm
155/75R13
37.9km/h
直径563mm
径差-31mm
165/75R13
38.9km/h
直径578mm
径差-16mm
175/75R13
39.9km/h
直径593mm
径差-1mm
185/75R13
40.9km/h
直径608mm
径差+14mm
0%
80
扁平
145/80R13
37.8km/h
直径562mm
径差-32mm
155/80R13
38.9km/h
直径578mm
径差-16mm
165/80R13
40.0km/h
594mm
0mm
175/80R13
41.1km/h
直径610mm
径差+16mm
185/80R13
42.2km/h
直径626mm
径差+32mm
+5%
85
扁平
145/85R13
38.9km/h
直径577mm
径差-17mm
155/85R13
40.0km/h
直径594mm
径差0mm
165/85R13
41.1km/h
直径611mm
径差+17mm
175/85R13
42.3km/h
直径628mm
径差+34mm
185/85R13
43.4km/h
直径645mm
径差+51mm
+10%
90
扁平
145/90R13
39.8km/h
直径591mm
径差-3mm
155/90R13
41.0km/h
直径609mm
径差+15mm
165/90R13
42.2km/h
直径627mm
径差+33mm
175/90R13
43.4km/h
直径645mm
径差+51mm
185/90R13
44.6km/h
直径663mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、145/85R13 、155/80R13、155/85R13 、165/75R13 、175/75R13 あたりのタイヤがおすすめです。

165/80R13のタイヤ幅を145mmから195mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、165/80R13の適応サイズと性能の変化 [LH152K型クイックデリバリー100編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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LH152K型クイックデリバリー100[3.0L-NA PT4WD/5MT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト21.538kg/ps17.75
1速ギヤ加速性能1.688kg/kgm47.61
1L換算馬力30.49ps/L16.33
1L換算トルク6.53kgm/L14.15
WB/TR比1.71755.77
ワイド&ロー指数1.5273.89
前面の面積4.360m²1.49
最低地上高160mm47.72
スポーツ性能部門の得点204.71

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費320520円50.59
100kmh回転数3070rpm42.29
航続距離-25.96
車の大きさ19.534m³82.02
室内の広さ6.120m³75.70
最小回転半径5.3m47.50
馬力単価28209円41.11
ユーティリティ部門の得点406.57

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LH152K型クイックデリバリー100[3.0L-NA PT4WD/5MT] の総合得点は 611.28 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したLH152K型クイックデリバリー100(PT4WD/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての貨物車」、「3000ccの貨物車」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

クイックデリバリー100の歴代モデル

3代目 BU280K型 クイックデリバリー200
BU280K クイックデリバリー200は1999/05に登場した3代目モデル。参考車両の「QD200 A仕様」は全長5140mm、全幅1785mm、全高2620mmの車体に、101PS/25.0kgmを発生する4B型3660ccエンジンを搭載した2人乗りキャブバン。

2代目 LH82K型 クイックデリバリー100
LH82K クイックデリバリー100は1985/12に登場した2代目モデル。参考車両の「QD100 A仕様」は全長4475mm、全幅1690mm、全高2525mmの車体に、91PS/19.5kgmを発生する5L型2985ccエンジンを搭載した2人乗りキャブバン。