9PAM4801 カイエンの性能と維持費 4WD/6AT 939万円 2009年式

このページでは、ポルシェの5ドア・5人乗りSUV、初代のABA-9PAM4801型カイエン S【2009/07モデル・385PS/51.0kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

9PAM4801 カイエン
販売期間:2002/09 - 2010/03

画像はポルシェより引用
http://www.porsche.com/japan/jp/
投稿:2012/01/23|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長4810mm×全幅1930mm×全高1700mm、排気量は4806ccであることから、大雑把に分類すると4.9リットルクラス(4900cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:350PS~400PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4810mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


9PAM4801型 カイエン [4806cc/385PS 4WD/6AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代カイエンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2009/07
9PAM5501型
[BaseGrade]
3.6L-NA・4WD/6AT・728.0万円
290PS・39.3kgm・-
290PS
39.3kgm
-
2009/07
9PAM4801G型
[GTS]
4.8L-NA・4WD/6MT・1078.0万円
405PS・51.0kgm・-
405PS
51.0kgm
-
2009/07
9PAM4851TA型
[Turbo-S]
4.8L-TB・4WD/6AT・1771.0万円
550PS・76.5kgm・-
550PS
76.5kgm
-
初代 カイエン 型式一覧 955/957系まとめ 2002-2010【全14車種】
カイエンの新型モデル
2代目 92AM5502型カイエン
92AM5502型カイエンは2010/03に登場した2代目モデル。参考車両の「Cayenne-Turbo」は全長4845mm、全幅1940mm、全高1700mmの車体に、500PS/71.4kgmを発生する4806ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー ポルシェ
車名&
グレード
カイエン
S
その他 9PA-957 カイエンS
お値段 9390000円
車両型式 ABA-9PAM4801
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6速AT・6速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4810×幅1930×高1700mm
軸距&
輪距
2855mm
前1645mm/後1660mm
最小半径 5.6m
タイヤ 前輪:255/55R18
後輪:255/55R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2350kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量4806cc
圧縮比12.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 385PS[283kW]/6200rpm
最大トルク 51.0kgm[500Nm]/3500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税101100円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税28500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2009/07モデルのカイエンを15年落ちの中古で309.9万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    カイエンの2009/07モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の30%である281.7万円に諸経費として28.2万円を足した309.9万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2009年式を15年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過 101100円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年-17年経過 28500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷5.0km/L×185円/L 370000円
オイル交換(5000km毎) 1回7500円×2回 15000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額8500円) 月額8500円×12ヶ月 102000円
ローン完済後の年間維持費 639900円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額51650円×12ヶ月 619800円
ローン返済中の年間維持費 1259700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 77700円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100円
自動車重量税(1年分) 28500円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
370000円
(259000円)
(185000円)
(111000円)
オイル交換(5000km毎) 15000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額8500円) 102000円
ローン完済後の年間維持費 639900円
名目 金額
車のローン額(1年分) 619800円
ローン返済中の年間維持費 1259700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
77700円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「6000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は101100円、「2.5トン以下で13年-17年経過」クラスの自動車重量税は28500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした77700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ53400円(ローン完済前は105000円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をカイエンに吸い取られ泣くハメになりそうですが、ということはつまり、この車のステータス性は抜群であると言えます。

カイエンの維持費は高い?安い?

「カイエンの年間維持費は639900円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「6000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてカイエンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いセンチュリー391600円-248300円
IS446100円-193800円
LC コンバーチブル477600円-162300円
LX544400円-95500円
基準6000ccクラス平均561100円-78800円
グランドチェロキー566800円-73100円
レンジローバー635400円-4500円
カイエンの維持費639900円
レンジローバー ヴォーグ667400円+27500円
高い7シリーズ719600円+79700円

カイエンの年間維持費を、6000ccクラスで最も維持費が安いセンチュリーと比較して248300円高く、最も高い7シリーズと比較して79700円安く、6000ccクラスの平均維持費との比較では78800円高くなっています。

最低額のセンチュリーと最高額の7シリーズは極端な例としても、6000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、カイエンの維持費は まあまあ高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 6000ccクラスの車 ランキング

カイエンを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%830万円70万円54万円
15%550万円46万円36万円
20%420万円35万円27万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は830万円(総支給額70万円/月、手取り54万円/月)、ここから月額維持費5.3万円を支払うと残りは48.7万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は550万円(総支給額46万円/月、手取り36万円/月)、5.3万円を支払うと残りは30.7万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が420万円(総支給額35万円/月、手取り27万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。5.3万円を引くと残りは21.7万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代37万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費5.0km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
270000円
[-100000円]
-25円
160円/L
320000円
[-50000円]
-10円
175円/L
350000円
[-20000円]
185円/L370000円
[0円]
+10円
195円/L
390000円
[+20000円]
+25円
210円/L
420000円
[+50000円]
+50円
235円/L
470000円
[+100000円]

燃費5.0km/Lの9PAM4801型 カイエンで10000km走行するのに必要な燃料は2000L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は370000円になります。

参考までに、カイエンの燃料タンクは100リットルですので、2000Lの給油回数は20回、1回あたりの燃料代は約18500円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては20000円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると50000円、50円も違ってくると100000円にもなります。

これを9PAM4801型 カイエンの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を639900円としたとき、135円/Lに値下がりすれば539900円(84.4%)に、235円/Lに値上がりすれば739900円(115.6%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(101100円)なり重量税(28500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 29%
自動車重量税 1年分 28500円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 111000円 32%
オイル交換 年1回 7500円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 3%
任意保険料 80% 81600円 23%
合計
[1万kmとの差額]
348200円
-291700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 24%
自動車重量税 1年分 28500円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 5000km分 185000円 43%
オイル交換 年1回 7500円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 2%
任意保険料 85% 86760円 20%
合計
[1万kmとの差額]
427300円
-212600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 20%
自動車重量税 1年分 28500円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 259000円 51%
オイル交換 年1回 10500円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 2%
任意保険料 90% 91800円 17%
合計
[1万kmとの差額]
509400円
-130500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料102000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて291700円安い348200円に、5000km走行では212600円安い427300円に、7000km走行では130500円安い509400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 12%
自動車重量税 1年分 28500円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 555000円 64%
オイル交換 年3回 45000円 5%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 3%
任意保険料 100% 102000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
862100円
+222200円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 9%
自動車重量税 1年分 28500円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 740000円 69%
オイル交換 年4回 60000円 6%
タイヤ交換 2年毎 28800円 3%
任意保険料 100% 102000円 9%
合計
[1万kmとの差額]
1069300円
+429400円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
5000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

カイエンの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 5.0km/L
燃料タンク容量 100L
航続距離(カタログ燃費) 500.0km
航続距離(80%燃費) 400.0km
満タンプライス 18500円
1km走行コスト 37.00円
1万円でどこまで行ける? km

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので5.0km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量100リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は500.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(4.5km/L)とすると航続距離は450.0km、80%(4.0km/L)だと400.0km、70%(3.5km/L)では350.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から100リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では18500円、上で計算した航続距離を踏まえると500.0km(80%燃費時400.0km)を走行するのに18500円かかる計算です。

燃費を5.0km/Lとしたときの1km走行コストは37.00円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。


カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 249PS
6200回転時の馬力 385PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 51.0kgm
6200回転時のトルク 44.5kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、4806ccの自然吸気エンジンは6200回転時に最高出力385馬力を、3500回転時に最大トルク51.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する6200rpmまで」の2700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は43.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.104kg/PS(2350kg/385PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.104kg/PS
車体+1人6.247kg/PS
車体+5人6.818kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.260kg/PS
車体+70kg6.286kg/PS
車体+80kg6.312kg/PS
車体+90kg6.338kg/PS
車体+100kg6.364kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.247kg/PS(2405kg/385PS)となり、数値としては0.143kg、比率にすると2.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.818kg/PS(2625kg/385PS)となり、数値としては0.714kg、比率にすると11.7%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

9PAM4801 カイエンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2009/07

-
カイエン
6.247kg/PS
2405kg/385PS|4.9L-NA
[車体のみPWR:6.104]
1998/09

車種詳細
シビック タイプR
6.081kg/PS
1125kg/185PS|1.6L-NA
車体のみPWR:5.784
2010/02

車種詳細
クラウン ハイブリッド
6.368kg/PS
1885kg/296PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.182
2001/05

車種詳細
アコード
6.295kg/PS
1385kg/220PS|2.2L-NA
車体のみPWR:6.045
2004/05

車種詳細
ソアラ
6.375kg/PS
1785kg/280PS|4.3L-NA
車体のみPWR:6.179
2009/08

車種詳細
SC
6.411kg/PS
1795kg/280PS|4.3L-NA
車体のみPWR:6.214

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.247kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.060kg/PSから6.434kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「EK9型 シビック タイプR」、トヨタの5人乗りセダン「GWS204型 クラウン ハイブリッド」、ホンダの5人乗りセダン「CL1型 アコード」、トヨタの4人乗りオープンカー「UZZ40型 ソアラ」、レクサスの4人乗りオープンカー「UZZ40型 SC」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

9PAM4801型 カイエン [S]のライバル車種|6.247kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は163.8PS/tとなっています。


カイエンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
エリミネーター250V|249cc
6.237kg/PS
237kg/38.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:4.789]
2009/07

-
カイエン|4806cc
6.247kg/PS
2405kg/385PS/51.0kgm
[車体のみPWR:6.104]

車種詳細
ゼルビス|249cc
6.306kg/PS
227kg/36.0PS/2.60kgm
[車体のみPWR:4.778]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではカイエンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VN250A エリミネーター250Vと競争してみる

まずカイエンより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのエリミネーター250Vが挙げられます。PWRの6.237kg/PSは車両重量182kgにライダーの体重55kgを加えた237kgを、最高出力38.0PSで割ったものです。

MC25 ゼルビスと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのゼルビスが挙げられます。PWRの6.306kg/PSは車両重量172kg+55kgの227kgを、最高出力36.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.727
平均ピストンスピード 17.15m/s
トルクウェイトレシオ 46.08kg/kgm
1馬力あたりのお値段 24390円
排気量1Lあたり馬力 80.11PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.61kgm/L
1気筒あたりの馬力 48.1PS
1気筒あたりのトルク 6.4kgm
パワーバンド比率 43.5%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.5~5.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは46.08kg/kgm(2350kg/51.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9390000円、最高出力が385馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24390円、逆に1万円あたりでは0.41馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は184118円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は80.11PS/L、トルクは10.61kgm/L、1気筒あたりの馬力は48.1馬力、トルクは6.4kgmとなり、このエンジンが385馬力を6200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.15m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.727になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


カイエンでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.683m
期待される荷室の幅 1.530m
対角線の長さ 2.275m
期待される荷室の面積 2.575m²

縦方向の長さが1.683m(対角線では2.275m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの255/55R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/55R18 | 直径 738mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
50
扁平
235/50R18
37.5km/h
直径692mm
径差-46mm
245/50R18
38.0km/h
直径702mm
径差-36mm
255/50R18
38.6km/h
直径712mm
径差-26mm
265/50R18
39.1km/h
直径722mm
径差-16mm
275/50R18
39.7km/h
直径732mm
径差-6mm
0%
55
扁平
235/55R18
38.8km/h
直径716mm
径差-22mm
245/55R18
39.4km/h
直径727mm
径差-11mm
255/55R18
40.0km/h
738mm
0mm
265/55R18
40.6km/h
直径749mm
径差+11mm
275/55R18
41.2km/h
直径760mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
235/60R18
40.1km/h
直径739mm
径差+1mm
245/60R18
40.7km/h
直径751mm
径差+13mm
255/60R18
41.4km/h
直径763mm
径差+25mm
265/60R18
42.0km/h
直径775mm
径差+37mm
275/60R18
42.7km/h
直径787mm
径差+49mm
+10%
65
扁平
235/65R18
41.4km/h
直径763mm
径差+25mm
245/65R18
42.1km/h
直径776mm
径差+38mm
255/65R18
42.8km/h
直径789mm
径差+51mm
265/65R18
43.5km/h
直径802mm
径差+64mm
275/65R18
44.2km/h
直径815mm
径差+77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/55R18 、245/50R18、245/55R18 、255/50R18 、265/50R18 、275/50R18あたりのタイヤがおすすめです。

255/55R18のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが255/55R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】255/55R18のタイヤ銘柄と通販価格

9PAM4801型カイエン[4.9L-NA 4WD/6AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.104kg/ps60.03
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力80.11ps/L55.54
1L換算トルク10.61kgm/L63.90
WB/TR比1.72754.74
ワイド&ロー指数0.88150.85
前面の面積3.281m²31.69
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点400.37

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費639900円21.30
100kmh回転数-43.42
航続距離-26.05
車の大きさ15.782m³67.15
室内の広さ(仮) 2.862m³44.71
最小回転半径5.6m41.22
馬力単価24390円46.28
ユーティリティ部門の得点331.53

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 9PAM4801型カイエン[4.9L-NA 4WD/6AT] の総合得点は 731.90 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した9PAM4801型カイエン(4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「5000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

カイエンの歴代モデル

3代目 E3PF型 カイエン クーペ
E3PF カイエン クーペは2019/04に登場した3代目モデル。参考車両の「Cayenne E-Hybrid Coupe」は全長4930mm、全幅1983mm、全高1674mmの車体に、305PS/42.8kgmを発生する2995ccエンジンを搭載した4人乗りSUV。

2代目 92AM5502型 カイエン
92AM5502 カイエンは2010/03に登場した2代目モデル。参考車両の「Cayenne」は全長4845mm、全幅1940mm、全高1710mmの車体に、300PS/40.8kgmを発生する3598ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 9PA50A型 カイエン
9PA50A カイエンは2002/09に登場した初代モデル。参考車両の「Turbo」は全長4800mm、全幅1950mm、全高1700mmの車体に、450PS/63.2kgmを発生する4510ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。