FHP11 プリメーラUK 性能と維持費 FF/4AT 238万円 1997年式

このページでは、日産自動車の5ドア・5人乗りセダン、2代目のE-FHP11型プリメーラUK 2.0GT【1997/02モデル・150PS/19.0kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

FHP11 プリメーラUK
販売期間:1997/02 - 1998/09

画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4430mm×全幅1695mm×全高1415mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4430mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

FHP11型 プリメーラUK [1998cc/150PS FF/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目プリメーラUKの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1998/09
HP11型
[2.0Te-V]
2.0L-NA・FF/CVT・256.3万円
190PS・20.0kgm・11.2km/L
190PS
20.0kgm
11.2km/L
1998/09
WHP11型
[2.0G]
2.0L-NA・FF/5MT・190.0万円
150PS・19.0kgm・12.6km/L
150PS
19.0kgm
12.6km/L
1998/09
WHP11型
[2.0G-V]
2.0L-NA・FF/CVT・238.5万円
190PS・20.0kgm・11.0km/L
190PS
20.0kgm
11.0km/L
2代目 プリメーラ 型式一覧 P11系まとめ 1995-2001【全16車種】
プリメーラUKの新型モデル
3代目 HP12型プリメーラ 20V
HP12型プリメーラ 20Vは2001/01に登場した3代目モデル。参考車両の「20V」は全長4565mm、全幅1760mm、全高1480mmの車体に、204PS/21.0kgmを発生するSR20型1998ccエンジンを搭載。

プリメーラUKの旧型モデル
初代 HP10型プリメーラ オーテックバージョン
HP10型プリメーラ オーテックバージョンは1990/02に登場した初代モデル。参考車両の「Autech-version」は全長4400mm、全幅1695mm、全高1385mmの車体に、180PS/19.6kgmを発生するSR20型1998ccエンジンを搭載。


FHP11 プリメーラUKの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー 日産自動車
車名&
グレード
プリメーラUK
2.0GT
その他 -
お値段 2377000円
車両型式 E-FHP11
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2600mm
トレッド 1465mm/1455mm
WB/TR比 1.781
最小半径 5.5m
タイヤ 前輪:195/60R15
後輪:195/60R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1300kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

プリメーラUKと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
プリメーラUK
車体寸法
全長 4430mm -
全幅 1695mm -
全高 1415mm -
大きさ 10.62m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1030mm
全幅 1480mm以下 +215mm
全高平均 1640mm -225mm
大きさ平均 8.13m3 +2.49m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 -270mm
全幅 1700mm以下 -5mm
全高平均 1496mm -81mm
大きさ平均 10.47m3 +0.15m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm -213mm
全幅平均 1815mm -120mm
全高平均 1518mm -103mm
大きさ平均 12.84m3 -2.22m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


FHP11 プリメーラUKの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

プリメーラUKの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
プリメーラUK
室内広さ
室内長 1895mm -
室内幅 1440mm -
室内高 1170mm -
車内広さ 3193L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm -13mm
室内幅平均 1280mm +160mm
室内高平均 1283mm -113mm
車内広さ平均 3171L +22L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm -18mm
室内幅平均 1403mm +37mm
室内高平均 1195mm -25mm
車内広さ平均 3251L -58L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm -155mm
室内幅平均 1483mm -43mm
室内高平均 1195mm -25mm
車内広さ平均 3698L -505L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 3.193m³
1人あたりのスペース 0.639m³
室内長/全長 42.8%
室内幅/全幅 85.0%
室内高/全高 82.7%
室内容積/車両体積 30.1%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.193m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.639m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.8%、同じく室内幅と全幅の比率は85.0%、同じく室内高と全高の比率は82.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は30.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


プリメーラUKでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.550m
期待される荷室の幅 1.340m
対角線の長さ 2.049m
期待される荷室の面積 2.077m²

縦方向の長さが1.550m(対角線では2.049m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


FHP11 プリメーラUKの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45400円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1997/02モデルのプリメーラUKを28年落ちの中古で52.3万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    プリメーラUKの1997/02モデルの場合、2025年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である47.54万円に諸経費として4.8万円を足した52.3万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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1997年式を28年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 13年経過 45400円
自動車重量税
1年分
1.5トン以下 18年経過 18900円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷9.2㎞/L×195円/L 211960円
オイル交換
5000km毎
1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本10000円×4本÷5年 8000円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 368100円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額43580円×12ヶ月 522960円
ローン返済中の年間維持費 891100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 58500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「2000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は45400円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした58500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算30700円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

プリメーラUKの維持費は高い?安い?

「プリメーラUKの年間維持費は368100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてプリメーラUKの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス192500円-175600円
ヴォクシー ハイブリッド231500円-136600円
ウィッシュ289100円-79000円
スイフト スポーツ292900円-75200円
基準2000ccクラス平均325700円-42400円
アコード355200円-12900円
プリメーラUKの維持費368100円
WRX STI376200円+8100円
エクスプローラー442300円+74200円
高いBX502800円+134700円

プリメーラUKの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して175600円高く、最も高いBXと比較して134700円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では42400円高くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、プリメーラUKの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

プリメーラUKを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%480万円40万円31万円
15%320万円27万円21万円
20%240万円20万円16万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は480万円(総支給額40万円/月、手取り31万円/月)、ここから月額維持費3.1万円を支払うと残りは27.9万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、3.1万円を支払うと残りは17.9万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が240万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.1万円を引くと残りは12.9万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代22万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費9.2km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 157620円 -54340円
170円/L 184790円 -27170円
185円/L 201100円 -10860円
195円/L 211960円 -
205円/L 222840円 +10880円
220円/L 239140円 +27180円
245円/L 266320円 +54360円

燃費9.2km/LのFHP11型 プリメーラUKで10000km走行するのに必要な燃料は1087L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は211960円になります。

参考までに、プリメーラUKの燃料タンクは60リットルですので、1087Lの給油回数は19回、1回あたりの燃料代は約11160円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては10880円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると27180円、50円も違ってくると54360円にもなります。

これをFHP11型 プリメーラUKの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を368100円としたとき、145円/Lに値下がりすれば313760円(85.2%)に、245円/Lに値上がりすれば422460円(114.8%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(45400円)なり重量税(18900円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 45400円
自動車重量税 1年分 18900円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 73125円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 63590円 105980円 148370円
オイル交換 4500円 4500円 6300円
タイヤ交換 5330円 5330円 5330円
任意保険料 52800円 56160円 59400円
税金 自賠責 一律 73125円
合計 199400円 245100円 292600円
1万km差額 -168700円 -123000円 -75500円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて168700円安い199400円に、5000km走行では123000円安い245100円に、7000km走行では75500円安い292600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 211960円 317940円 423920円
オイル交換 9000円 13500円 18000円
タイヤ交換 8000円 9600円 12800円
任意保険料 66000円 72600円 79200円
税金 自賠責 一律 73125円
合計 368100円 486800円 607100円
1万km差額 - +118700円 +239000円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
日産の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

プリメーラUKの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 10.8km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 648.0km
航続距離(80%燃費) 516.0km
満タンプライス 11700円
1km走行コスト 18.06円/km
1万円でどこまで行ける? 553.8km
東京から648.0kmの範囲

10・15モード燃費が10.8km/L、燃料タンク容量60リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は648.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.7km/L)とすると航続距離は582.0km、80%(8.6km/L)だと516.0km、70%(7.6km/L)では456.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から60リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では11700円、上で計算した航続距離を踏まえると648.0km(80%燃費時516.0km)を走行するのに11700円かかる計算です。

燃費を9.2km/Lとしたときの1km走行コストは18.06円、10万km走行したときの燃料代は180.6万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら18.1万円/年、7年10万kmなら25.8万円/年、5年10万kmなら36.1万円/年、3年10万kmなら60.2万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば553.8km(往復なら片道276.9km)、カタログ値の80%なら443.1km(片道221.5km)離れたところまで行くことができます。

FHP11 プリメーラUKのエンジン諸元とカタログデータ

SR20DE型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 SR20DE
気筒配列 直列4気筒
排気量1998cc
圧縮比 10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 150PS[110kW]/6400rpm
最大トルク 19.0kgm[186Nm]/4800rpm
パワーバンド 4800-6400rpm, 帯域25.0%
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費10.8km/L(25.4mpg)
100km燃費9.3L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4800rpm 127PS/19.0kgm
6400rpm 150PS/16.8kgm
SR20DE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているSR20型1998cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6400回転時に最高出力150馬力を、4800回転時に最大トルク19.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は25.0%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.667kg/PS(1300kg/150PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.667kg/PS
車体+1人9.033kg/PS
車体+5人10.500kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.067kg/PS
車体+70kg9.133kg/PS
車体+80kg9.200kg/PS
車体+90kg9.267kg/PS
車体+100kg9.333kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.033kg/PS(1355kg/150PS)となり、数値としては0.366kg、比率にすると4.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.500kg/PS(1575kg/150PS)となり、数値としては1.833kg、比率にすると21.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

FHP11 プリメーラUKのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.033kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
プリメーラUK
9.033kg/PS
150PS・2.0L-NA
車体のみPWR 8.667
1355kg
+4.2%

車種詳細
マーチ NISMO
9.181kg/PS
116PS・1.5L-NA
車体のみPWR 8.707
1065kg
+5.4%

車種詳細
バレーノ
9.054kg/PS
111PS・1.0L-TB
車体のみPWR 8.559
1005kg
+5.8%

車種詳細
up! GTI
9.095kg/PS
116PS・1.0L-TB
車体のみPWR 8.621
1055kg
+5.5%

車種詳細
デミオ 15MB
9.095kg/PS
116PS・1.5L-NA
車体のみPWR 8.621
1055kg
+5.5%

車種詳細
レガシィ ツーリングワゴン
9.162kg/PS
173PS・2.5L-NA
車体のみPWR 8.844
1585kg
+3.6%


8.852kg/PSから9.214kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の5人乗りハッチバック・K13型 マーチ NISMO、スズキの5人乗りハッチバック・WB42S型 バレーノ、フォルクスワーゲンの4人乗りハッチバック・AADKR型 up! GTI、マツダの5人乗りハッチバック・DJLFS型 デミオ 15MB、スバルの5人乗りワゴン・BRM型 レガシィ ツーリングワゴンという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

FHP11型 プリメーラUK [2.0GT]のライバル車種|9.033kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は115.4PS/tとなっています。


プリメーラUKがバイクと競争するなら…?


車種詳細
シャドウ|398cc
9.000kg/PS
297kg/33.0PS/3.50kgm
[車体のみPWR:7.333]
1997/02

-
プリメーラUK|1998cc
9.033kg/PS
1355kg/150PS/19.0kgm
[車体のみPWR:8.667]

車種詳細
ジェベル200|199cc
9.050kg/PS
181kg/20.0PS/1.80kgm
[車体のみPWR:6.300]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではプリメーラUKとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NC34 シャドウと競争してみる

まずプリメーラUKより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのシャドウが挙げられます。PWRの9.000kg/PSは車両重量242kgにライダーの体重55kgを加えた297kgを、最高出力33.0PSで割ったものです。

SH42A ジェベル200と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのジェベル200が挙げられます。PWRの9.050kg/PSは車両重量126kg+55kgの181kgを、最高出力20.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.781
平均ピストンスピード 18.35m/s
トルクウェイトレシオ 68.42kg/kgm
1馬力あたりのお値段 15847円
排気量1Lあたり馬力 75.08PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.51kgm/L
1気筒あたりの馬力 37.5PS
1気筒あたりのトルク 4.8kgm
パワーバンド比率 25.0%
燃費×馬力 1377.0pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは68.42kg/kgm(1300kg/19.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2377000円、最高出力が150馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は15847円、逆に1万円あたりでは0.63馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は125105円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は75.08PS/L、トルクは9.51kgm/L、1気筒あたりの馬力は37.5馬力、トルクは4.8kgmとなり、このエンジンが150馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.35m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmであるSR20型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.781になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.18km/L、最高出力が150PSであるこの車の獲得ポイントは1377.0ptになります。
戯れに車両重量1300kgを100kg単位にした13.0で割ってみたところ、その数値は105.92ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの195/60R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/60R15 | 直径 615mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
55 175/55R15
37.3km/h
径 574mm
差 -41mm
185/55R15
38.0km/h
径 585mm
差 -30mm
195/55R15
38.8km/h
径 596mm
差 -19mm
205/55R15
39.5km/h
径 607mm
差 -8mm
215/55R15
40.2km/h
径 618mm
差 +3mm
60 175/60R15
38.4km/h
径 591mm
差 -24mm
185/60R15
39.2km/h
径 603mm
差 -12mm
195/60R15
40.0km/h
615mm
0mm
205/60R15
40.8km/h
径 627mm
差 +12mm
215/60R15
41.6km/h
径 639mm
差 +24mm
65 175/65R15
39.6km/h
径 609mm
差 -6mm
185/65R15
40.5km/h
径 622mm
差 +7mm
195/65R15
41.3km/h
径 635mm
差 +20mm
205/65R15
42.1km/h
径 648mm
差 +33mm
215/65R15
43.0km/h
径 661mm
差 +46mm
70 175/70R15
40.7km/h
径 626mm
差 +11mm
185/70R15
41.6km/h
径 640mm
差 +25mm
195/70R15
42.5km/h
径 654mm
差 +39mm
205/70R15
43.4km/h
径 668mm
差 +53mm
215/70R15
44.4km/h
径 682mm
差 +67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/60R15、175/65R15 、185/55R15、185/60R15 、195/55R15 、205/55R15 あたりのタイヤがおすすめです。

195/60R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが195/60R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】195/60R15のタイヤ銘柄と通販価格

FHP11型 プリメーラUK 2.0L-NA FF/4ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS8.67㎏/PS53.0ptC
最高回転数5880rpm6400rpm56.4ptB
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L75.08PS/L51.6ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L9.51㎏m/L50.5ptC
WB/TR比1.7731.78149.2ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.83554.2ptB
前面の面積2.631m22.398m256.5ptB
最低地上高154.5mm-43.7ptD
スポーツ性能部門の得点499.5pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円368100円47.6ptC
10-15燃費13.0km/L10.8km/L45.1ptD
100km/h
回転数
2489rpm-43.4ptD
航続距離644.1km550.8km44.6ptD
車の大きさ11.468m310.625m353.3ptC
車内の広さ3431.7L3192.7L47.7ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.9L638.5L45.5ptD
車内床面積2.793m22.729m249.1ptC
最小回転
半径
5.18m5.5m43.5ptD
ユーティリティ部門の得点471.5pt
総合評価D

※10-15燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10715車種中 RANK
運動性能 499.5pt 4976位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 471.5pt 7363位 D
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 971.0pt 7318位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は499.5点で全10715車種中の4976位、ユーティリティ部門は471.5点で7363位、総合得点は971.0点で7318位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したFHP11型 プリメーラUK(FF/4AT) の各種スペックを、セダン2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

プリメーラUKの歴代モデル

3代目 WRP12型 プリメーラ ワゴン
WRP12 プリメーラ ワゴンは2001/01に登場した3代目モデル。参考車両の「W25X」は全長4675mm、全幅1760mm、全高1480mmの車体に、170PS/25.0kgmを発生するQR25型2488ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 WHNP11型 プリメーラ ワゴン
WHNP11 プリメーラ ワゴンは1997/09に登場した2代目モデル。参考車両の「2.0G-4」は全長4515mm、全幅1695mm、全高1465mmの車体に、150PS/19.0kgmを発生するSR20型1998ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

初代 FHP10型 プリメーラ
FHP10 プリメーラは1990/02に登場した初代モデル。参考車両の「2.0eGT」は全長4400mm、全幅1695mm、全高1385mmの車体に、150PS/19.0kgmを発生するSR20型1998ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。


人気があるセダンの車種比較


ZN6 86 ハチロク 2016 vs SXE10 アルテッツァ RS200 2004 性能比較
初代 86 ハチロク G(2016年式 ZN6・FR/6MT・2.0L・207PS/21.6kgm・4人乗り)と、初代 アルテッツァ RS200(2004年式 SXE10・FR/6MT・2.0L・210PS/22.0kgm・5人乗り)を比較。

EC5A ギャラン VR-4 2000 vs EC5W レグナム VR-4 2000 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、初代 レグナム VR-4 VR-4 type-S(2000年式 EC5W・4WD/5MT・2.5L+ターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)を比較。

AUCJXF ゴルフR 2017 vs VAB WRX STI RA-R 2018 性能比較
7代目 ゴルフR(2017年式 AUCJXF・4WD/6MT・2.0L+ターボ・310PS/38.7kgm・5人乗り)と、初代 WRX STI type RA-R(2018年式 VAB・4WD/6MT・2.0L+ターボ・329PS/44.1kgm・5人乗り)を比較。

GE8P クロノス V6 1993 vs CB6A ランサー V6 1994 性能比較
初代 クロノス 18VL(1993年式 GE8P・FF/5MT・1.9L・140PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 ランサー MX-Saloon V6(1994年式 CB6A・FF/5MT・1.6L・140PS/15.0kgm・5人乗り)を比較。

GXE10 アルテッツァ AS200 vs HR34 スカイライン セダン GT 性能比較
初代 アルテッツァ AS200(2004年式 GXE10・FR/6MT・2.0L・160PS/20.4kgm・5人乗り)と、10代目 スカイライン セダン GT(2000年式 HR34・FR/5MT・2.0L・155PS/19.0kgm・5人乗り)を比較。

EC5A ギャラン VR-4 2000 vs CT9A ランサー Evolution VII GSR 2001 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、6代目 ランサー Evolution VII GSR(2001年式 CT9A・4WD/5MT・2.0L+ターボ・280PS/39.0kgm・5人乗り)を比較。

BL3FW マツダスピード アクセラ 2009 vs FD2 シビック タイプR 2008 性能比較
2代目 マツダスピード アクセラ(2009年式 BL3FW・FF/6MT・2.3L+ターボ・264PS/38.7kgm・5人乗り)と、8代目 シビック タイプR type-R(2008年式 FD2・FF/6MT・2.0L・225PS/21.9kgm・4人乗り)を比較。

GG3P マツダスピード アテンザ vs CT9A ランサー Evolution IX 性能比較
初代 マツダスピード アテンザ(2005年式 GG3P・4WD/6MT・2.3L+ターボ・272PS/38.7kgm・5人乗り)と、6代目 ランサー Evolution IX GSR(2005年式 CT9A・4WD/6MT・2.0L+ターボ・280PS/40.8kgm・5人乗り)を比較。