GN0W アウトランダー PHEV 性能と維持費 4WD/CVT 7人 528万円 2023

このページでは、三菱自動車の5ドア・7人乗りSUV、3代目の5LA-GN0W型アウトランダー PHEV G 7人乗り【2023/02モデル・133PS/19.9kgm・4WD/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

GN0W アウトランダー PHEV
販売期間:2021/12 - 現行車

画像は三菱自動車より引用
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4710mm×全幅1860mm×全高1745mm、排気量は2359ccであることから、大雑把に分類すると2.4リットルクラス(2400cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4710mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

GN0W型 アウトランダー PHEV [2359cc/133PS 4WD/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目アウトランダー PHEVの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/02
GN0W型
[M 5人乗り]
2.4L-NA・4WD/CVT・484.1万円
133PS・19.9kgm・16.6km/L
133PS
19.9kgm
16.6km/L
アウトランダー PHEVの旧型モデル
2代目 GF8W型アウトランダー
GF8W型アウトランダーは2012/10に登場した2代目モデル。参考車両の「24G」は全長4655mm、全幅1800mm、全高1680mmの車体に、169PS/22.4kgmを発生する4J12型2359ccエンジンを搭載。


GN0W アウトランダー PHEVの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー 三菱自動車
車名&
グレード
アウトランダー PHEV
G 7人乗り
その他 5LA-GN0W-XDXHZ
お値段 5271200円
車両型式 5LA-GN0W
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア・7名乗車
ホイールベース 2705mm
トレッド 1595mm/1600mm
WB/TR比 1.693
最小半径 5.5m
最低高 200mm
タイヤ 前輪:255/45R20
後輪:255/45R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2090kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

アウトランダー PHEVと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
アウトランダー PHEV
車体寸法
全長 4710mm -
全幅 1860mm -
全高 1745mm -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1310mm
全幅 1480mm以下 +380mm
全高平均 1640mm +105mm
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +10mm
全幅 1700mm以下 +160mm
全高平均 1496mm +249mm
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +67mm
全幅平均 1815mm +45mm
全高平均 1518mm +227mm

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


GN0W アウトランダー PHEVの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

アウトランダー PHEVの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
アウトランダー PHEV
室内広さ
室内長 2450mm -
室内幅 1520mm -
室内高 1240mm -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm +542mm
室内幅平均 1280mm +240mm
室内高平均 1283mm -43mm
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm +537mm
室内幅平均 1404mm +116mm
室内高平均 1196mm +44mm
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm +400mm
室内幅平均 1483mm +37mm
室内高平均 1195mm +45mm

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 4.618m³
1人あたりのスペース 0.660m³
室内長/全長 52.0%
室内幅/全幅 81.7%
室内高/全高 71.1%
室内容積/車両体積 30.2%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.618m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.660m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は52.0%、同じく室内幅と全幅の比率は81.7%、同じく室内高と全高の比率は71.1%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は30.2%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


アウトランダー PHEVでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.649m
期待される荷室の幅 1.420m
対角線の長さ 2.176m
期待される荷室の面積 2.342m²

縦方向の長さが1.649m(対角線では2.176m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


GN0W アウトランダー PHEVの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税43500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、アウトランダー PHEVの新車を606.2万円(諸費用として79.1万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2500cc以下 13年未満 43500円
自動車重量税
1年分
2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷16.2㎞/L×185円/L 114200円
オイル交換
5000km毎
1回5000円×2回 10000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料
月額6000円
月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 288300円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額101030円×12ヶ月 1212360円
ローン返済中の年間維持費 1500600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61700円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「2500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は43500円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算24100円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

アウトランダー PHEVの維持費は高い?安い?

「アウトランダー PHEVの年間維持費は288300円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてアウトランダー PHEVの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いカムリ219800円-68500円
CX-5280000円-8300円
アウトランダー PHEVの維持費288300円
レガシィ アウトバック296600円+8300円
スカイライン360100円+71800円
基準2500ccクラス平均365000円+76700円
マツダスピード アテンザ388500円+100200円
MPV400200円+111900円
スープラ447000円+158700円
高い5シリーズ セダン497800円+209500円

アウトランダー PHEVの年間維持費を、2500ccクラスで最も維持費が安いカムリと比較して68500円高く、最も高い5シリーズ セダンと比較して209500円安く、2500ccクラスの平均維持費との比較では76700円安くなっています。

最低額のカムリと最高額の5シリーズ セダンは極端な例としても、2500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、アウトランダー PHEVの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2500ccクラスの車 ランキング

アウトランダー PHEVを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%370万円31万円24万円
15%250万円21万円17万円
20%190万円16万円13万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は370万円(総支給額31万円/月、手取り24万円/月)、ここから月額維持費2.4万円を支払うと残りは21.6万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は250万円(総支給額21万円/月、手取り17万円/月)、2.4万円を支払うと残りは14.6万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が190万円(総支給額16万円/月、手取り13万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.4万円を引くと残りは10.6万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代12万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費16.2km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
83340円
[-30860円]
-25円
160円/L
98770円
[-15430円]
-10円
175円/L
108030円
[-6170円]
185円/L114200円
[0円]
+10円
195円/L
120380円
[+6180円]
+25円
210円/L
129640円
[+15440円]
+50円
235円/L
145070円
[+30870円]

燃費16.2km/LのGN0W型 アウトランダー PHEVで10000km走行するのに必要な燃料は617.3L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は114200円になります。

参考までに、アウトランダー PHEVの燃料タンクは56リットルですので、617.3Lの給油回数は12回、1回あたりの燃料代は約9520円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6180円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると15440円、50円も違ってくると30870円にもなります。

これをGN0W型 アウトランダー PHEVの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり185円の場合を288300円としたとき、135円/Lに値下がりすれば257440円(89.3%)に、235円/Lに値上がりすれば319170円(110.7%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(43500円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 43500円
自動車重量税 1年分 20500円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 72825円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
税金・自賠責 72825円 40%
燃料代 3000km分 34260円 19%
オイル交換 年1回 5000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 7%
任意保険料 80% 57600円 31%
合計
[1万kmとの差額]
182500円
-105800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
税金・自賠責 72825円 35%
燃料代 5000km分 57100円 27%
オイル交換 年1回 5000円 2%
タイヤ交換 6年毎 12800円 6%
任意保険料 85% 61200円 30%
合計
[1万kmとの差額]
209000円
-79300円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
税金・自賠責 72825円 31%
燃料代 7000km分 79940円 34%
オイル交換 年1回 7000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 5%
任意保険料 90% 64800円 27%
合計
[1万kmとの差額]
237400円
-50900円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて105800円安い182500円に、5000km走行では79300円安い209000円に、7000km走行では50900円安い237400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

年間10000km走行の場合
名目 金額 比率
税金・自賠責 72825円 25%
燃料代 10000km分 114200円 40%
オイル交換 年2回 10000円 3%
タイヤ交換 5年毎 19200円 7%
任意保険料 100% 72000円 25%
合計
[1万kmとの差額]
288300円
-
-
年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
税金・自賠責 72825円 20%
燃料代 15000km分 171300円 47%
オイル交換 年3回 15000円 4%
タイヤ交換 3年毎 23040円 6%
任意保険料 110% 79200円 23%
合計
[1万kmとの差額]
361400円
+73100円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
税金・自賠責 72825円 17%
燃料代 20000km分 228400円 52%
オイル交換 年4回 20000円 5%
タイヤ交換 3年毎 30720円 7%
任意保険料 120% 86400円 19%
合計
[1万kmとの差額]
438400円
+150100円
-
走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
三菱の小型車&普通車編
2500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
7人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(17.3km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(15.4km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(16.4km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(16.2km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代114200円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地17.3km/L → 17.8km/L
郊外15.4km/L → 15.9km/L
高速道路16.4km/L → 16.9km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km96240円
郊外500km6010円
高速道路500km5640円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
107890円
-6310円
17.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
104830円
-3060円
17.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が17.3km/Lではガソリン520.2Lを消費して、ガソリン代は96240円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が15.4km/Lではガソリン32.5Lを消費して、ガソリン代は6010円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が16.4km/Lではガソリン30.5Lを消費して、ガソリン代は5640円になります。

このパターンでは使用した燃料量が583.2L、かかったガソリン代が107890円となり、平均燃費は17.1km/L(+0.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-6310円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は104830円となり、3060円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で15300円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km53470円
郊外5000km60070円
高速道路0km0円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
113540円
-660円
16.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
110150円
-3390円
16.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が17.3km/Lでは289.0Lを消費して、ガソリン代は53470円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が15.4km/Lでは324.7Lを消費して、ガソリン代は60070円になります。

このパターンでは使用した燃料量が613.7L、かかったガソリン代が113540円となり、平均燃費は16.3km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-660円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が110150円となり、1年間で3390円、5年間で16950円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km35610円
郊外3340km40130円
高速道路3330km37560円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
113300円
-900円
16.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
109930円
-3370円
16.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が17.3km/Lでは192.5Lを消費して、ガソリン代は35610円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が15.4km/Lでは216.9Lを消費して、ガソリン代は40130円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が16.4km/Lでは203.0Lを消費して、ガソリン代は37560円になります。

このパターンでは使用した燃料量が612.4L、かかったガソリン代が113300円となり、平均燃費は16.3km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-900円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が109930円となり、1年間で3370円、5年間で16850円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km5350円
郊外9000km108110円
高速道路500km5640円
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
119100円
+4900円
15.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
115390円
-3710円
16.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が17.3km/Lでは28.9Lを消費して、ガソリン代は5350円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が15.4km/Lでは584.4Lを消費して、ガソリン代は108110円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が16.4km/Lでは30.5Lを消費して、ガソリン代は5640円になります。

このパターンでは使用した燃料量が643.8L、かかったガソリン代が119100円となり、平均燃費は15.5km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+4900円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が115390円となり、1年間で3710円、5年間で18550円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(17.1km/L・16.3km/L・16.3km/L・15.5km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(107890円・113540円・113300円・119100円)が出てくることがわかります。

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 56リットル10360円/56L
WLTC燃費
16.2km/L
907.2km
-
11.42円/km
市街地燃費
17.3km/L
968.8km
[+61.6km]
10.7円/km
郊外燃費
15.4km/L
862.4km
[-44.8km]
12.0円/km
高速道路燃費
16.4km/L
918.4km
[+11.2km]
11.3円/km

燃料タンクの容量を56Lとしたとき、市街地モード燃費17.3km/Lでの航続距離は968.8km(+61.6km)、郊外モード燃費15.4km/Lでの航続距離は862.4km(-44.8km)、高速道路モード燃費16.4km/Lでの航続距離は918.4km(+11.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

アウトランダー PHEVの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 16.2km/L
燃料タンク容量 56L
航続距離(カタログ燃費) 907.2km
航続距離(80%燃費) 728.0km
満タンプライス 10360円
1km走行コスト 11.42円/km
1万円でどこまで行ける? 875.7km
東京から907.2kmの範囲

WLTCモード燃費が16.2km/L、燃料タンク容量56リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は907.2kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(14.6km/L)とすると航続距離は817.6km、80%(13.0km/L)だと728.0km、70%(11.3km/L)では632.8kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から56リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり185円では10360円、上で計算した航続距離を踏まえると907.2km(80%燃費時728.0km)を走行するのに10360円かかる計算です。

燃費を16.2km/Lとしたときの1km走行コストは11.42円、10万km走行したときの燃料代は114.2万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら11.4万円/年、7年10万kmなら16.3万円/年、5年10万kmなら22.8万円/年、3年10万kmなら38.1万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば875.7km(往復なら片道437.8km)、カタログ値の80%なら700.5km(片道350.3km)離れたところまで行くことができます。

GN0W アウトランダー PHEVのエンジン諸元とカタログデータ

4B12型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 4B12
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量2359cc
圧縮比 11.7
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 133PS[98kW]/5000rpm
最大トルク 19.9kgm[195Nm]/4300rpm
パワーバンド 4300-5000rpm, 帯域14.0%
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費16.2km/L(38.1mpg)
JC08燃費17.8km/L(41.9mpg)
100km燃費6.2L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4300rpm 120PS/19.9kgm
5000rpm 133PS/19.1kgm
モーター諸元
電動機型式S91
出力85kW
トルク255Nm
電動機型式YA1
出力100kW
トルク195Nm
4B12型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している4B12型2359cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5000回転時に最高出力133馬力を、4300回転時に最大トルク19.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4300rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は14.0%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
三菱の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
三菱の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ15.714kg/PS(2090kg/133PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ15.714kg/PS
車体+1人16.128kg/PS
車体+7人18.609kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg16.165kg/PS
車体+70kg16.241kg/PS
車体+80kg16.316kg/PS
車体+90kg16.391kg/PS
車体+100kg16.466kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは16.128kg/PS(2145kg/133PS)となり、数値としては0.414kg、比率にすると2.6%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは18.609kg/PS(2475kg/133PS)となり、数値としては2.895kg、比率にすると18.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

GN0W アウトランダー PHEVのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ16.128kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
アウトランダー PHEV
16.128kg/PS
133PS・2.4L-NA
車体のみPWR 15.714
2145kg
+2.6%

車種詳細
エブリイ ワゴン
16.172kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 15.312
1035kg
+5.6%

車種詳細
ワゴンR
16.250kg/PS
52PS・0.7L-NA
車体のみPWR 15.192
845kg
+7.0%

車種詳細
N-BOXカスタム
16.172kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 15.312
1035kg
+5.6%

車種詳細
ジムニー
16.016kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 15.156
1025kg
+5.7%

車種詳細
キックス
16.172kg/PS
64PS・0.7L-TB
車体のみPWR 15.312
1035kg
+5.6%


15.967kg/PSから16.289kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽1BOX・DA17W型 エブリイ ワゴン、スズキの4人乗り軽ミニバン・MH55S型 ワゴンR、ホンダの4人乗り軽ミニバン・JF1型 N-BOXカスタム、スズキの4人乗り軽SUV・JB23W型 ジムニー、日産の4人乗り軽SUV・H59A型 キックスという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GN0W型 アウトランダー PHEV [G 7人乗り]のライバル車種|16.128kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は63.6PS/tとなっています。


アウトランダー PHEVがバイクと競争するなら…?


車種詳細
アドレスV100|99cc
16.111kg/PS
145kg/9.0PS/1.10kgm
[車体のみPWR:10.000]
2023/02

-
アウトランダー PHEV|2359cc
16.128kg/PS
2145kg/133PS/19.9kgm
[車体のみPWR:15.714]

車種詳細
Z125 PRO|124cc
16.186kg/PS
157kg/9.7PS/0.98kgm
[車体のみPWR:10.515]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではアウトランダー PHEVとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

CE13A アドレスV100と競争してみる

まずアウトランダー PHEVより少しPWRが低いバイクとして、スズキのアドレスV100が挙げられます。PWRの16.111kg/PSは車両重量90kgにライダーの体重55kgを加えた145kgを、最高出力9.0PSで割ったものです。

BR125H Z125 PROと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのZ125 PROが挙げられます。PWRの16.186kg/PSは車両重量102kg+55kgの157kgを、最高出力9.7PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.693
平均ピストンスピード 16.17m/s
トルクウェイトレシオ 105.03kg/kgm
1馬力あたりのお値段 39633円
排気量1Lあたり馬力 56.38PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.44kgm/L
1気筒あたりの馬力 33.2PS
1気筒あたりのトルク 5.0kgm
パワーバンド比率 14.0%
燃費×馬力 2154.6pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは105.03kg/kgm(2090kg/19.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5271200円、最高出力が133馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は39633円、逆に1万円あたりでは0.25馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は264884円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
三菱編
2500cc以下の車編
7人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は56.38PS/L、トルクは8.44kgm/L、1気筒あたりの馬力は33.2馬力、トルクは5.0kgmとなり、このエンジンが133馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.17m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が97.0mmである4B12型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6190回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.693になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が16.2km/L、最高出力が133PSであるこの車の獲得ポイントは2154.6ptになります。
戯れに車両重量2090kgを100kg単位にした20.9で割ってみたところ、その数値は103.09ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの255/45R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/45R20 | 直径 738mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
40 235/40R20
37.7km/h
径 696mm
差 -42mm
245/40R20
38.2km/h
径 704mm
差 -34mm
255/40R20
38.6km/h
径 712mm
差 -26mm
265/40R20
39.0km/h
径 720mm
差 -18mm
275/40R20
39.5km/h
径 728mm
差 -10mm
45 235/45R20
39.0km/h
径 720mm
差 -18mm
245/45R20
39.5km/h
径 729mm
差 -9mm
255/45R20
40.0km/h
738mm
0mm
265/45R20
40.5km/h
径 747mm
差 +9mm
275/45R20
41.0km/h
径 756mm
差 +18mm
50 235/50R20
40.3km/h
径 743mm
差 +5mm
245/50R20
40.8km/h
径 753mm
差 +15mm
255/50R20
41.4km/h
径 763mm
差 +25mm
265/50R20
41.9km/h
径 773mm
差 +35mm
275/50R20
42.4km/h
径 783mm
差 +45mm
55 235/55R20
41.6km/h
径 767mm
差 +29mm
245/55R20
42.2km/h
径 778mm
差 +40mm
255/55R20
42.8km/h
径 789mm
差 +51mm
265/55R20
43.4km/h
径 800mm
差 +62mm
275/55R20
44.0km/h
径 811mm
差 +73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/45R20 、245/40R20、245/45R20 、255/40R20 、265/40R20 、275/40R20あたりのタイヤがおすすめです。

255/45R20のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを20インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが255/45R20のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】255/45R20のタイヤ銘柄と通販価格

GN0W型 アウトランダー PHEV 2.4L-NA 4WD/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS15.71㎏/PS33.9ptE
最高回転数5881rpm5000rpm39.2ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L56.38PS/L36.8ptE
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L8.44㎏m/L37.4ptE
WB/TR比1.7731.69358.2ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.93846.8ptC
前面の面積2.631m23.246m232.8ptE
最低地上高154.5mm200mm31.6ptE
スポーツ性能部門の得点390.1pt
総合評価F

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費335944円288300円54.2ptB
WLTC燃費16.2km/L16.2km/L49.9ptC
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離643.9km907.2km65.2ptA
車の大きさ11.466m315.287m334.9ptE
車内の広さ3430.7L4617.8L61.6ptB
乗車定員4.8人7人68.3ptA
1人あたり
車内広さ
691.7L659.7L47.3ptC
車内床面積2.793m23.724m263.3ptA
最小回転
半径
5.17m5.5m43.3ptD
ユーティリティ部門の得点531.4pt
総合評価B

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10700車種中 RANK
運動性能 390.1pt 10348位 F
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 531.4pt 1824位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 921.5pt 9451位 D
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は390.1点で全10700車種中の10348位、ユーティリティ部門は531.4点で1824位、総合得点は921.5点で9451位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGN0W型 アウトランダー PHEV(4WD/CVT) の各種スペックを、7人乗SUV2500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

アウトランダー PHEVの歴代モデル

3代目 GN0W型 アウトランダー PHEV
GN0W アウトランダー PHEVは2021/12に登場した3代目モデル。参考車両の「M 5人乗り」は全長4710mm、全幅1860mm、全高1740mmの車体に、133PS/19.9kgmを発生する4B12型2359ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

2代目 GG2W型 アウトランダーPHEV
GG2W アウトランダーPHEVは2012/10に登場した2代目モデル。参考車両の「G」は全長4655mm、全幅1800mm、全高1680mmの車体に、118PS/19.0kgmを発生する4B11型1998ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 CW6W型 アウトランダー
CW6W アウトランダーは2005/10に登場した初代モデル。参考車両の「30G」は全長4640mm、全幅1800mm、全高1680mmの車体に、220PS/28.1kgmを発生する6B31型2997ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。


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