167989:GLS AMGの性能と維持費 4WD/9AT 2183万円 2021年式

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・7人乗りSUV、2代目の7AA-167989型GLS AMG GLS63 4matic+ X167【2021/05モデル・612PS/86.7kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

167989 GLS AMG
販売期間:2020/03 - 現行車

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿日:2022/10/18

ボディサイズが全長5245mm×全幅2030mm×全高1840mm、排気量は3982ccであることから、大雑把に分類すると4.0リットルクラス(4000cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5245mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


167989型 GLS AMG [3982cc/612PS 4WD/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目GLS AMGの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/09
167987型
[Maybach GLS 600 4matic X167]
4.0L-TB・4WD/9AT・3010.0万円
557PS・74.4kgm・-
557PS
74.4kgm
-
2022/01
167923型
[GLS400d 4matic X167]
2.9L-TB・4WD/9AT・1318.0万円
330PS・71.4kgm・11.3km/L
330PS
71.4kgm
11.3km/L
2021/05
167986型
[GLS580 4matic Sport X167]
4.0L-TB・4WD/9AT・1693.0万円
489PS・71.4kgm・8.3km/L
489PS
71.4kgm
8.3km/L
2代目GLS AMGの車両型式・グレード一覧【全4車種】
GLS AMGの旧型モデル
初代 166874型GLS
166874型GLSは2016/04に登場した初代モデル。参考車両の「AMG GLS63 4Matic X166」は全長5160mm、全幅1980mm、全高1850mmの車体に、585PS/77.5kgmを発生するM157型5461ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
GLS AMG
GLS63 4matic+ X167
その他 -
お値段 21830000円
車両型式 7AA-167989
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 5ドア/7名乗車
車体寸法 長5245×幅2030×高1840mm
軸距&
輪距
3135mm
前1705mm/後1720mm
最小半径 5.8m
最低高 200mm
タイヤ 前輪:285/45R22
後輪:325/40R22
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2680kg
エンジン諸元
原動機型式 M177
気筒配列 V型8気筒+モーター
排気量3982cc
吸気方式 ツインターボ
最高出力 612PS[450kW]/5750-6500rpm
最大トルク 86.7kgm[850Nm]/2500-4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
モーター諸元
電動機型式EM0014
出力16kW
トルク250Nm
M177型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税65500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税24600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、GLS AMGの新車を2510.4万円(諸費用として327.4万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4000cc以下 13年未満 65500円
自動車重量税(1年分) 3.0トン以下 13年未満 24600円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷5.6km/L×185円/L 330360円
オイル交換(5000km毎) 1回8000円×2回 16000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本32000円×4本÷5年 25600円
任意保険料(月額7500円) 月額7500円×12ヶ月 90000円
ローン完済後の年間維持費 560900円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額418410円×12ヶ月 5020920円
ローン返済中の年間維持費 5581900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 69900円
名目 金額
自動車税(1年分) 65500円
自動車重量税(1年分) 24600円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
330360円
(231250円)
(165180円)
(99110円)
オイル交換(5000km毎) 16000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 25600円
任意保険料(月額7500円) 90000円
ローン完済後の年間維持費 560900円
名目 金額
車のローン額(1年分) 5020920円
ローン返済中の年間維持費 5581900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
69900円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「4000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は65500円、「3.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は24600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに8000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本32000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした69900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。もしくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、ある種のカタルシスを感じているかもしれません。

名にし負うGLS AMGともなれば、その維持費は月額でさえ46800円(ローン完済前は465200円)という破格の金額。とてもじゃないが頭金0円!一世一代のフルローン!で乗るような車ではありません。どうしても乗りたい言うなら、清水の舞台から飛び降りる覚悟でご近所をノロノロ運転して満足するか、盆栽としてガレージに飾っておくならまあ、あるいは…

GLS AMGの維持費は高い?安い?

「GLS AMGの年間維持費は560900円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「4000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてGLS AMGの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いラングラー398100円-162800円
フェアレディZ442700円-118200円
ラングラー アンリミテッド463300円-97600円
FJクルーザー469600円-91300円
基準4000ccクラス平均491000円-69900円
Gクラス 4x4507700円-53200円
GLS AMGの維持費560900円
チェロキー564600円+3700円
ディスカバリー631500円+70600円
高いランドクルーザー80720300円+159400円

GLS AMGの年間維持費を、4000ccクラスで最も維持費が安いラングラーと比較して162800円高く、最も高いランドクルーザー80と比較して159400円安く、4000ccクラスの平均維持費との比較では69900円高くなっています。

最低額のラングラーと最高額のランドクルーザー80は極端な例としても、4000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、GLS AMGの維持費は まあまあ高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 4000ccクラスの車 ランキング

GLS AMGを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%730万円61万円47万円
15%490万円41万円32万円
20%360万円30万円24万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は730万円(総支給額61万円/月、手取り47万円/月)、ここから月額維持費4.7万円を支払うと残りは42.3万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は490万円(総支給額41万円/月、手取り32万円/月)、4.7万円を支払うと残りは27.3万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が360万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。4.7万円を引くと残りは19.3万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代34万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費5.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
241090円
[-89270円]
-25円
160円/L
285730円
[-44630円]
-10円
175円/L
312520円
[-17840円]
185円/L330360円
[0円]
+10円
195円/L
348240円
[+17880円]
+25円
210円/L
375020円
[+44660円]
+50円
235円/L
419670円
[+89310円]

燃費5.6km/Lの167989型 GLS AMGで10000km走行するのに必要な燃料は1785.8L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は330360円になります。

参考までに、GLS AMGの燃料タンクは90リットルですので、1785.8Lの給油回数は20回、1回あたりの燃料代は約16520円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては17880円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると44660円、50円も違ってくると89310円にもなります。

これを167989型 GLS AMGの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を560900円としたとき、135円/Lに値下がりすれば471630円(84.1%)に、235円/Lに値上がりすれば650210円(115.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(65500円)なり重量税(24600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 65500円 22%
自動車重量税 1年分 24600円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 99110円 34%
オイル交換 年1回 8000円 3%
タイヤ交換 6年毎 17070円 6%
任意保険料 80% 72000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
295200円
-265700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 65500円 18%
自動車重量税 1年分 24600円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 5000km分 165180円 45%
オイル交換 年1回 8000円 2%
タイヤ交換 6年毎 17070円 5%
任意保険料 85% 76560円 21%
合計
[1万kmとの差額]
365800円
-195100円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 65500円 15%
自動車重量税 1年分 24600円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 231250円 53%
オイル交換 年1回 11200円 3%
タイヤ交換 6年毎 17070円 4%
任意保険料 90% 81000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
439500円
-121400円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて265700円安い295200円に、5000km走行では195100円安い365800円に、7000km走行では121400円安い439500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 65500円 8%
自動車重量税 1年分 24600円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 495540円 64%
オイル交換 年3回 48000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 38400円 5%
任意保険料 100% 90000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
770900円
+210000円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 65500円 7%
自動車重量税 1年分 24600円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 660720円 68%
オイル交換 年4回 64000円 7%
タイヤ交換 2年毎 51200円 5%
任意保険料 100% 90000円 9%
合計
[1万kmとの差額]
964900円
+404000円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
4000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
7人乗りSUV・RV編

GLS AMGの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 5.6km/L
燃料タンク容量 90L
航続距離(カタログ燃費) 504.0km
航続距離(80%燃費) 405.0km
満タンプライス 16650円
1km走行コスト 33.04円
1万円でどこまで行ける? km

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので5.6km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量90リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は504.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.0km/L)とすると航続距離は450.0km、80%(4.5km/L)だと405.0km、70%(3.9km/L)では351.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から90リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では16650円、上で計算した航続距離を踏まえると504.0km(80%燃費時405.0km)を走行するのに16650円かかる計算です。

燃費を5.6km/Lとしたときの1km走行コストは33.04円、10万km走行したときの燃料代は万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら万円/年、7年10万kmなら万円/年、5年10万kmなら万円/年、3年10万kmなら万円/年となります。


カタログデータから見えてくる要素

M177型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
2500回転時の馬力 303PS
4500回転時の馬力 545PS
5750回転時の馬力 612PS
6500回転時の馬力 612PS
各回転域でのトルク
2500回転時のトルク 86.7kgm
4500回転時のトルク 86.7kgm
5750回転時のトルク 76.2kgm
6500回転時のトルク 67.4kgm
M177型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM177型3982cc、V型8気筒+モーターのツインターボエンジンは5750-6500回転時に最高出力612馬力を、2500-4500回転時に最大トルク86.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の4000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は61.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.379kg/PS(2680kg/612PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.379kg/PS
車体+1人4.469kg/PS
車体+7人5.008kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.477kg/PS
車体+70kg4.493kg/PS
車体+80kg4.510kg/PS
車体+90kg4.526kg/PS
車体+100kg4.542kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.469kg/PS(2735kg/612PS)となり、数値としては0.090kg、比率にすると2.1%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.008kg/PS(3065kg/612PS)となり、数値としては0.629kg、比率にすると14.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

167989 GLS AMGのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/05

-
GLS AMG
4.469kg/PS
2735kg/612PS|4.0L-TT
[車体のみPWR:4.379]
2017/09

車種詳細
シビック タイプR
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2015/12

車種詳細
シビック タイプR
4.629kg/PS
1435kg/310PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.452
2019/09

車種詳細
スカイライン
4.481kg/PS
1815kg/405PS|3.0L-TT
車体のみPWR:4.346
2006/11

車種詳細
インプレッサ WRX
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2002/06

車種詳細
インプレッサ WRX
4.328kg/PS
1385kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.156

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.469kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.246kg/PSから4.692kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「FK8型 シビック タイプR」、ホンダの4人乗りハッチバック「FK2型 シビック タイプR」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

167989型 GLS AMG [GLS63 4matic+ X167]のライバル車種|4.469kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は228.4PS/tとなっています。


GLS AMGがバイクと競争するなら…?


車種詳細
NSR250R|249cc
4.444kg/PS
200kg/45.0PS/3.80kgm
[車体のみPWR:3.222]
2021/05

-
GLS AMG|3982cc
4.469kg/PS
2735kg/612PS/86.7kgm
[車体のみPWR:4.379]

車種詳細
RVF|399cc
4.491kg/PS
238kg/53.0PS/3.70kgm
[車体のみPWR:3.453]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではGLS AMGとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MC18 NSR250Rと競争してみる

まずGLS AMGより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのNSR250Rが挙げられます。PWRの4.444kg/PSは車両重量145kgにライダーの体重55kgを加えた200kgを、最高出力45.0PSで割ったものです。

NC35 RVFと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのRVFが挙げられます。PWRの4.491kg/PSは車両重量183kg+55kgの238kgを、最高出力53.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.830
平均ピストンスピード 19.93m/s
トルクウェイトレシオ 30.91kg/kgm
1馬力あたりのお値段 35670円
排気量1Lあたり馬力 153.69PS/L
排気量1Lあたりトルク 21.77kgm/L
1気筒あたりの馬力 76.5PS
1気筒あたりのトルク 10.8kgm
パワーバンド比率 61.5%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは30.91kg/kgm(2680kg/86.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が21830000円、最高出力が612馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は35670円、逆に1万円あたりでは0.28馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は251788円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
4000cc以下の車編
7人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は153.69PS/L、トルクは21.77kgm/L、1気筒あたりの馬力は76.5馬力、トルクは10.8kgmとなり、このエンジンが612馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.93m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmであるM177型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.830になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


GLS AMGでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.836m
期待される荷室の幅 1.630m
対角線の長さ 2.455m
期待される荷室の面積 2.993m²

縦方向の長さが1.836m(対角線では2.455m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの325/40R22と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 325/40R22 | 直径 819mm

-20mm
幅305mm
-10mm
幅315mm
変更なし
幅325mm
+10mm
幅335mm
+20mm
幅345mm
-5%
35
扁平
305/35R22
37.8km/h
直径773mm
径差-46mm
315/35R22
38.1km/h
直径780mm
径差-39mm
325/35R22
38.4km/h
直径787mm
径差-32mm
335/35R22
38.8km/h
直径794mm
径差-25mm
345/35R22
39.1km/h
直径801mm
径差-18mm
0%
40
扁平
305/40R22
39.2km/h
直径803mm
径差-16mm
315/40R22
39.6km/h
直径811mm
径差-8mm
325/40R22
40.0km/h
819mm
0mm
335/40R22
40.4km/h
直径827mm
径差+8mm
345/40R22
40.8km/h
直径835mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
305/45R22
40.7km/h
直径834mm
径差+15mm
315/45R22
41.2km/h
直径843mm
径差+24mm
325/45R22
41.6km/h
直径852mm
径差+33mm
335/45R22
42.1km/h
直径861mm
径差+42mm
345/45R22
42.5km/h
直径870mm
径差+51mm
+10%
50
扁平
305/50R22
42.2km/h
直径864mm
径差+45mm
315/50R22
42.7km/h
直径874mm
径差+55mm
325/50R22
43.2km/h
直径884mm
径差+65mm
335/50R22
43.7km/h
直径894mm
径差+75mm
345/50R22
44.2km/h
直径904mm
径差+85mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、305/40R22 、315/35R22、315/40R22 、325/35R22 、335/35R22 、345/35R22あたりのタイヤがおすすめです。

325/40R22のタイヤ幅を305mmから355mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを22インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが325/40R22のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】325/40R22のタイヤ銘柄と通販価格

167989型GLS AMG[4.0L-TT 4WD/9AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.379kg/ps64.75
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力153.69ps/L68.34
1L換算トルク21.77kgm/L68.11
WB/TR比1.83044.12
ワイド&ロー指数0.90649.04
前面の面積3.735m²18.98
最低地上高200mm31.50
スポーツ性能部門の得点384.74

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費560900円28.54
100kmh回転数-43.42
航続距離-26.05
車の大きさ19.591m³82.24
室内の広さ(仮) 3.553m³51.28
最小回転半径5.8m37.14
馬力単価35670円31.45
ユーティリティ部門の得点341.52

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 167989型GLS AMG[4.0L-TT 4WD/9AT] の総合得点は 726.26 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した167989型GLS AMG(4WD/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「4000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

GLS AMGの歴代モデル

2代目 167923型 GLS
167923 GLSは2020/03に登場した2代目モデル。参考車両の「GLS400d 4matic X167」は全長5210mm、全幅1955mm、全高1825mmの車体に、330PS/71.4kgmを発生するOM656型2924ccエンジンを搭載した7人乗りSUV。

初代 166824型 GLS
166824 GLSは2016/04に登場した初代モデル。参考車両の「GLS350d 4Matic X166」は全長5130mm、全幅1935mm、全高1850mmの車体に、258PS/63.2kgmを発生するOM642型2986ccエンジンを搭載した7人乗りSUV。