177184:Aクラス セダンの性能と維持費 FF/7AT 347万円 2020年式

このページでは、メルセデスベンツの4ドア・5人乗りセダン、4代目の5BA-177184型Aクラス セダン A180 V177【2020/04モデル・136PS/20.4kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

177184 Aクラス セダン
販売期間:2019/07 - 現行車

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2020/07/25|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4550mm×全幅1800mm×全高1430mm、排気量は1331ccであることから、大雑把に分類すると1.4リットルクラス(1400cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4550mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


177184型 Aクラス セダン [1331cc/136PS FF/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目Aクラス セダンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/10
177186型
[A250e V177]
1.3L-TB | FF/8AT
| 600.0万円
160PS
25.5kgm
16.3km/L
2020/04
177112型
[A200d V177]
1.9L-TB | FF/8AT
| 420.0万円
150PS
32.6kgm
18.8km/L
2020/04
177151M型
[A35 4matic AMG V177]
2.0L-TB | 4WD/7AT
| 638.0万円
306PS
40.8kgm
12.3km/L
4代目Aクラス セダンの車両型式・グレード一覧【全12車種】
Aクラス セダンの旧型モデル
3代目 176052型Aクラス
176052型Aクラスは2013/01に登場した3代目モデル。参考車両の「AMG A45 4Matic W176」は全長4370mm、全幅1780mm、全高1420mmの車体に、381PS/48.4kgmを発生するM133型1991ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MERCEDES_BENZ
車名&
グレード
Aクラス セダン
A180 V177
その他 スタイルセダン
お値段 3470000円
車両型式 5BA-177184
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 4ドア/5名乗車
車体寸法 長4550×幅1800×高1430mm
軸距&
輪距
2730mm
前1570mm/後1555mm
最小半径 5.0m
最低高 135mm
タイヤ 前輪:205/60R16
後輪:205/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1370kg
エンジン諸元
原動機型式 M282
気筒配列 直列4気筒
排気量1331cc
圧縮比10.6
吸気方式 ターボ
最高出力 136PS[100kW]/5500rpm
最大トルク 20.4kgm[200Nm]/1460-4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 15.7km/L(36.9mpg)
100km燃費 6.4L/100km
M282型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税30500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Aクラス セダンの新車を399.1万円(諸費用として52.1万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷15.7km/L×180円/L
7000km÷15.7km/L×180円/L
5000km÷15.7km/L×180円/L
3000km÷15.7km/L×180円/L
114650円
(80260円)
(57330円)
(34400円)
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 244900円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額66510円×12ヶ月 798120円
ローン返済中の年間維持費 1043000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
名目 金額
自動車税(1年分) 30500円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
114650円
(80260円)
(57330円)
(34400円)
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 244900円
名目 金額
車のローン額(1年分) 798120円
ローン返済中の年間維持費 1043000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45300円
  • 初度登録から4年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は30500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。Aクラス セダン【A180 V177】の場合、維持費の月額は20500円(ローン完済前は87000円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費15.7km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
82810円
[-31840円]
-25円
155円/L
98740円
[-15910円]
-10円
170円/L
108290円
[-6360円]
180円/L114650円
[0円]
+10円
190円/L
121030円
[+6380円]
+25円
205円/L
130590円
[+15940円]
+50円
230円/L
146510円
[+31860円]

燃費15.7km/Lの177184型 Aクラス セダンで10000km走行するのに必要な燃料は637L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は114650円になります。

参考までに、Aクラス セダンの燃料タンクは43リットルですので、637Lの給油回数は15回、1回あたりの燃料代は約7650円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては6380円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると15940円、50円も違ってくると31860円にもなります。

これを177184型 Aクラス セダンの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を244900円としたとき、130円/Lに値下がりすれば213060円(87.0%)に、230円/Lに値上がりすれば276760円(113.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(30500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 34400円 24%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 4%
任意保険料 80% 48000円 34%
合計
[1万kmとの差額]
145000円
-99900円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 18%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 57330円 34%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 4%
任意保険料 85% 51000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
170900円
-74000円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 15%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 80260円 40%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 90% 54000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
198600円
-46300円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて99900円安い145000円に、5000km走行では74000円安い170900円に、7000km走行では46300円安い198600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 9%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 171980円 53%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 4%
任意保険料 100% 60000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
325100円
+80200円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 8%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 229300円 58%
オイル交換 年4回 36000円 9%
タイヤ交換 2年毎 19200円 5%
任意保険料 100% 60000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
396200円
+151300円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(11.4km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(16.0km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(18.6km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(15.7km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代114650円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地11.4km/L → 11.7km/L
郊外16.0km/L → 16.5km/L
高速道路18.6km/L → 19.2km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km142110円
[138460円]
郊外500km5620円
[5450円]
高速道路500km4840円
[4680円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
152570円
+37920円
11.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
148590円
-3980円
12.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が11.4km/Lではガソリン789.5Lを消費して、ガソリン代は142110円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が16.0km/Lではガソリン31.2Lを消費して、ガソリン代は5620円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.6km/Lではガソリン26.9Lを消費して、ガソリン代は4840円になります。

このパターンでは使用した燃料量が847.6L、かかったガソリン代が152570円となり、平均燃費は11.8km/L(-3.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+37920円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は148590円となり、3980円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で19900円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km78950円
[76930円]
郊外5000km56250円
[54540円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
135200円
+20550円
13.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
131470円
-3730円
13.7km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が11.4km/Lでは438.6Lを消費して、ガソリン代は78950円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が16.0km/Lでは312.5Lを消費して、ガソリン代は56250円になります。

このパターンでは使用した燃料量が751.1L、かかったガソリン代が135200円となり、平均燃費は13.3km/L(-2.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+20550円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が131470円となり、1年間で3730円、5年間で18650円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km52580円
[51230円]
郊外3340km37580円
[36430円]
高速道路3330km32220円
[31210円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
122380円
+7730円
14.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
118870円
-3510円
15.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が11.4km/Lでは292.1Lを消費して、ガソリン代は52580円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が16.0km/Lでは208.8Lを消費して、ガソリン代は37580円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が18.6km/Lでは179.0Lを消費して、ガソリン代は32220円になります。

このパターンでは使用した燃料量が679.9L、かかったガソリン代が122380円となり、平均燃費は14.7km/L(-1.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+7730円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が118870円となり、1年間で3510円、5年間で17550円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km7900円
[7690円]
郊外9000km101250円
[98190円]
高速道路500km4840円
[4680円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
113990円
-660円
15.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
110560円
-3430円
16.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が11.4km/Lでは43.9Lを消費して、ガソリン代は7900円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が16.0km/Lでは562.5Lを消費して、ガソリン代は101250円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.6km/Lでは26.9Lを消費して、ガソリン代は4840円になります。

このパターンでは使用した燃料量が633.3L、かかったガソリン代が113990円となり、平均燃費は15.8km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-660円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が110560円となり、1年間で3430円、5年間で17150円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(11.8km/L・13.3km/L・14.7km/L・15.8km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(152570円・135200円・122380円・113990円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
15.7km/L
675.1km
市街地燃費
11.4km/L
490.2km
[-184.9km]
郊外燃費
16.0km/L
688.0km
[+12.9km]
高速道路燃費
18.6km/L
799.8km
[+124.7km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を43Lとしたとき、市街地モード燃費11.4km/Lでの航続距離は490.2km(-184.9km)、郊外モード燃費16.0km/Lでの航続距離は688.0km(+12.9km)、高速道路モード燃費18.6km/Lでの航続距離は799.8km(+124.7km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


Aクラス セダンの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 15.7km/L
燃料タンク容量 43L
航続距離(カタログ燃費) 675.1km
航続距離(80%燃費) 541.8km
満タンプライス 7740円
1km走行コスト 11.46円
1万円でどこまで行ける? 872.2km
車両価格/航続距離 5140円/km

WLTCモード燃費が15.7km/L、燃料タンク容量43リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は675.1kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(14.1km/L)とすると606.3km、80%(12.6km/L)だと541.8km、70%(11.0km/L)では473.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円で43リットルの給油をすると7740円、上で計算した航続距離を踏まえると675.1km(80%燃費時541.8km)を走行するのに7740円かかる計算です。

燃費を15.7km/Lとしたときの1km走行コストは11.46円、10万km走行したときの燃料代は114.6万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら11.5万円/年、7年10万kmなら16.4万円/年、5年10万kmなら22.9万円/年、3年10万kmなら38.2万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば872.2km(往復なら片道436.1km)、カタログ値の80%なら697.8km(片道348.9km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で675.1kmの距離を移動できる177184型 Aクラス セダン [A180 V177]という乗り物を、347.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「5140円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

M282型エンジン簡易性能曲線図
M282型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1460回転時の馬力 42PS
4000回転時の馬力 114PS
5500回転時の馬力 136PS
各回転域でのトルク
1460回転時のトルク 20.4kgm
4000回転時のトルク 20.4kgm
5500回転時のトルク 17.7kgm
M282型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM282型1331cc、直列4気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力136馬力を、1460-4000回転時に最大トルク20.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1460rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の4040rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は73.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.074kg/PS(1370kg/136PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.074kg/PS
車体+1人10.478kg/PS
車体+5人12.096kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.515kg/PS
車体+70kg10.588kg/PS
車体+80kg10.662kg/PS
車体+90kg10.735kg/PS
車体+100kg10.809kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.478kg/PS(1425kg/136PS)となり、数値としては0.404kg、比率にすると4.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.096kg/PS(1645kg/136PS)となり、数値としては2.022kg、比率にすると20.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


177184 Aクラス セダンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2020/04

-
Aクラス セダン
10.478kg/PS
1425kg/136PS|1.4L-TB
[車体のみPWR:10.074]
2015/05

車種詳細
ジェイド RS
10.433kg/PS
1565kg/150PS|1.5L-TB
車体のみPWR:10.067
2019/11

車種詳細
ライズ
10.459kg/PS
1025kg/98PS|1.0L-TB
車体のみPWR:9.898
2013/09

車種詳細
フィット
10.550kg/PS
1055kg/100PS|1.4L-NA
車体のみPWR:10.000
2012/09

車種詳細
CR-Z
10.381kg/PS
1225kg/118PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.915
2012/05

車種詳細
フィット ハイブリッド
10.482kg/PS
1195kg/114PS|1.5L-NA
車体のみPWR:10.000

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.478kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.373kg/PSから10.583kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りミニバン「FR5型 ジェイド RS」、トヨタの5人乗りSUV「A200A型 ライズ」、ホンダの5人乗りハッチバック「GK3型 フィット」、ホンダの4人乗りクーペ「ZF2型 CR-Z」、ホンダの5人乗りハッチバック「GP4型 フィット ハイブリッド」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

177184型 Aクラス セダン [A180 V177]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.478kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は99.3PS/tとなっています。


Aクラス セダンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
250TR|249cc
10.474kg/PS
199kg/19.0PS/1.80kgm
[車体のみPWR:7.579]
2020/04

-
Aクラス セダン|1331cc
10.478kg/PS
1425kg/136PS/20.4kgm
[車体のみPWR:10.074]

車種詳細
スカイウェイブ250|249cc
10.478kg/PS
241kg/23.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:8.087]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではAクラス セダンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

BJ250F 250TRと競争してみる

まずAクラス セダンより少しPWRが低いバイクとして、カワサキの250TRが挙げられます。PWRの10.474kg/PSは車両重量144kgにライダーの体重55kgを加えた199kgを、最高出力19.0PSで割ったものです。

CJ42A スカイウェイブ250と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのスカイウェイブ250が挙げられます。PWRの10.478kg/PSは車両重量186kg+55kgの241kgを、最高出力23.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.747
平均ピストンスピード 14.91m/s
トルクウェイトレシオ 67.16kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25515円
排気量1Lあたり馬力 102.18PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.33kgm/L
1気筒あたりの馬力 34.0PS
1気筒あたりのトルク 5.1kgm
パワーバンド比率 73.5%
燃費×馬力 2135.2pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは67.16kg/kgm(1370kg/20.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3470000円、最高出力が136馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25515円、逆に1万円あたりでは0.39馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は170098円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は102.18PS/L、トルクは15.33kgm/L、1気筒あたりの馬力は34.0馬力、トルクは5.1kgmとなり、このエンジンが136馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.91m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が81.3mmであるM282型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7380回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.747になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.7km/L、最高出力が136PSであるこの車の獲得ポイントは2135.2ptになります。
戯れに車両重量1370kgを100kg単位にした13.7で割ってみたところ、その数値は155.85ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Aクラス セダンでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.59m
期待される荷室の幅 1.40m
対角線の長さ 2.12m
期待される荷室の面積 2.23m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.59m(対角線では2.12m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


純正装着タイヤの205/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/60R16 | 直径 652mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
55
扁平
185/55R16
37.4km/h
直径610mm
径差-42mm
195/55R16
38.1km/h
直径621mm
径差-31mm
205/55R16
38.8km/h
直径632mm
径差-20mm
215/55R16
39.4km/h
直径643mm
径差-9mm
225/55R16
40.1km/h
直径654mm
径差+2mm
0%
60
扁平
185/60R16
38.5km/h
直径628mm
径差-24mm
195/60R16
39.3km/h
直径640mm
径差-12mm
205/60R16
40.0km/h
652mm
0mm
215/60R16
40.7km/h
直径664mm
径差+12mm
225/60R16
41.5km/h
直径676mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
185/65R16
39.7km/h
直径647mm
径差-5mm
195/65R16
40.5km/h
直径660mm
径差+8mm
205/65R16
41.3km/h
直径673mm
径差+21mm
215/65R16
42.1km/h
直径686mm
径差+34mm
225/65R16
42.9km/h
直径699mm
径差+47mm
+10%
70
扁平
185/70R16
40.8km/h
直径665mm
径差+13mm
195/70R16
41.7km/h
直径679mm
径差+27mm
205/70R16
42.5km/h
直径693mm
径差+41mm
215/70R16
43.4km/h
直径707mm
径差+55mm
225/70R16
44.2km/h
直径721mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/60R16、185/65R16 、195/55R16、195/60R16 、205/55R16 、215/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

205/60R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが205/60R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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177184型Aクラス セダン[1.4Lターボ FF/7AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.074kg/ps49.15
1速ギヤ加速性能-39.92
1L換算馬力102.18ps/L49.77
1L換算トルク15.33kgm/L48.25
WB/TR比1.74752.68
ワイド&ロー指数0.79457.15
前面の面積2.574m²51.41
最低地上高135mm57.89
スポーツ性能部門の得点406.22

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費15.7km/L48.89
年間維持費244900円57.55
100kmh回転数-43.39
航続距離675.1km47.74
車の大きさ11.712m³51.09
室内の広さ(仮) 2.124m³37.71
最小回転半径5.0m53.75
馬力単価25515円44.66
ユーティリティ部門の得点384.78

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 177184型Aクラス セダン[1.4Lターボ FF/7AT] の総合得点は 791.00 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した177184型Aクラス セダン(FF/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「1500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Aクラス セダンの歴代モデル

4代目 177084型 Aクラス
177084 Aクラスは2018/10に登場した4代目モデル。参考車両の「A180 W177」は全長4420mm、全幅1800mm、全高1420mmの車体に、136PS/20.4kgmを発生するM282型1331ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

3代目 176052型 Aクラス
176052 Aクラスは2013/01に登場した3代目モデル。参考車両の「AMG A45 4Matic W176」は全長4370mm、全幅1780mm、全高1420mmの車体に、381PS/48.4kgmを発生するM133型1991ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。

2代目 169034型 Aクラス
169034 Aクラスは2005/02に登場した2代目モデル。参考車両の「A200 Turbo-Avantgarde W169」は全長3850mm、全幅1765mm、全高1585mmの車体に、193PS/28.6kgmを発生する266M20型2034ccエンジンを搭載した5人乗りミニバン。

初代 168135型 Aクラス
168135 Aクラスは1998/09に登場した初代モデル。参考車両の「A210L Evolution W168」は全長3825mm、全幅1720mm、全高1600mmの車体に、140PS/20.9kgmを発生する166M21型2083ccエンジンを搭載した4人乗りミニバン。