DK8AW:CX-3の性能と維持費 4WD/6AT 5人 267万円 2018年式

このページでは、マツダ株式会社の5ドア・5人乗りSUV、初代の3DA-DK8AW型CX-3 XD【2018/05モデル・116PS/27.5kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

DK8AW CX-3
販売期間:2015/02 -

画像はマツダ株式会社より引用
http://www.mazda.co.jp/
投稿:2018/06/09|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mm、排気量は1756ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4275mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


DK8AW型 CX-3 [1756cc/116PS 4WD/6AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代CX-3の類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2024/02
DK8AY型
[XD Touring]
1.8L-TB | 4WD/6AT
| 303.8万円
130PS
27.5kgm
19.0km/L
2024/02
DK8FY型
[XD Touring]
1.8L-TB | FF/6AT
| 279.6万円
130PS
27.5kgm
20.0km/L
2024/02
DKLAY型
[15S Touring]
1.5L-NA | 4WD/6AT
| 252.1万円
111PS
14.7kgm
15.7km/L
初代CX-3の車両型式・グレード一覧【全14車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー マツダ株式会社
車名&
グレード
CX-3
XD
その他 プロアクティブ|Sパッケージ|Lパッケージ|i-ELOOP装着車はS8-DPTR型
お値段 2662480円
車両型式 3DA-DK8AW
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6速AT・6速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4275×幅1765×高1550mm
室内寸法 長1810×幅1435×高1210mm
軸距&
輪距
2570mm
前1525mm/後1520mm
最小半径 5.3m
最低高 160mm
タイヤ 前輪:215/50R18
後輪:215/50R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1370kg
エンジン諸元
原動機型式 S8-DPTS
気筒配列 直列4気筒
排気量1756cc
圧縮比14.8
吸気方式 ターボ
最高出力 116PS[85kW]/4000rpm
最大トルク 27.5kgm[270Nm]/1600-2600rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 19.0km/L(44.7mpg)
100km燃費 5.3L/100km
S8-DPTS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、CX-3の新車を306.1万円(諸費用として39.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 11年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷19.0km/L×150円/L
7000km÷19.0km/L×150円/L
5000km÷19.0km/L×150円/L
3000km÷19.0km/L×150円/L
78950円
(55270円)
(39480円)
(23690円)
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 231000円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額51020円×12ヶ月 612240円
ローン返済中の年間維持費 843300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
78950円
(55270円)
(39480円)
(23690円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 231000円
名目 金額
車のローン額(1年分) 612240円
ローン返済中の年間維持費 843300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45300円
  • 初度登録から6年経過車の場合、「2000cc以下で11年未満」クラスの自動車税は39500円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

CX-3【XD】の場合、維持費の月額は19300円(ローン完済前は70300円)になり、これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円を基準として、-50円となる100円から、+50円となる200円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費19.0km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
100円/L
52640円
[-26310円]
-25円
125円/L
65800円
[-13150円]
-10円
140円/L
73700円
[-5250円]
150円/L78950円
[0円]
+10円
160円/L
84230円
[+5280円]
+25円
175円/L
92120円
[+13170円]
+50円
200円/L
105280円
[+26330円]

燃費19.0km/LのDK8AW型 CX-3で10000km走行するのに必要な燃料は526.4L、1リットルあたり150円としたときの燃料代は78950円になります。

参考までに、CX-3の燃料タンクは44リットルですので、526.4Lの給油回数は12回、1回あたりの燃料代は約6580円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては5280円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると13170円、50円も違ってくると26330円にもなります。

これをDK8AW型 CX-3の年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円の場合を231000円としたとき、100円/Lに値下がりすれば204690円(88.6%)に、200円/Lに値上がりすれば257330円(111.4%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(39500円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 26%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 23690円 16%
オイル交換 年1回 5500円 4%
タイヤ交換 6年毎 9600円 6%
任意保険料 80% 52800円 34%
合計
[1万kmとの差額]
152300円
-78700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 23%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 39480円 23%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 6%
任意保険料 85% 56160円 33%
合計
[1万kmとの差額]
171400円
-59600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 21%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 7000km分 55270円 29%
オイル交換 年1回 7700円 4%
タイヤ交換 6年毎 9600円 5%
任意保険料 90% 59400円 30%
合計
[1万kmとの差額]
192600円
-38400円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて78700円安い152300円に、5000km走行では59600円安い171400円に、7000km走行では38400円安い192600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 13%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 118430円 40%
オイル交換 年3回 33000円 11%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 7%
任意保険料 100% 66000円 22%
合計
[1万kmとの差額]
299700円
+68700円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 11%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 157900円 44%
オイル交換 年4回 44000円 12%
タイヤ交換 2年毎 28800円 8%
任意保険料 100% 66000円 20%
合計
[1万kmとの差額]
357400円
+126400円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(16.0km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(19.1km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(20.9km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(19.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代78950円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル150円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合の軽油代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地16.0km/L → 16.5km/L
郊外19.1km/L → 19.7km/L
高速道路20.9km/L → 21.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km84380円
[81830円]
郊外500km3930円
[3810円]
高速道路500km3590円
[3500円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
91900円
+12950円
16.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
89140円
-2760円
16.8km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lでは軽油562.5Lを消費して、軽油代は84380円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が19.1km/Lでは軽油26.2Lを消費して、軽油代は3930円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.9km/Lでは軽油23.9Lを消費して、軽油代は3590円になります。

このパターンでは使用した燃料量が612.6L、かかった軽油代が91900円となり、平均燃費は16.3km/L(-2.7km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+12950円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると軽油代は89140円となり、2760円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で13800円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km46880円
[45450円]
郊外5000km39270円
[38070円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
86150円
+7200円
17.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
83520円
-2630円
18.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lでは312.5Lを消費して、軽油代は46880円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が19.1km/Lでは261.8Lを消費して、軽油代は39270円になります。

このパターンでは使用した燃料量が574.3L、かかった軽油代が86150円となり、平均燃費は17.4km/L(-1.6km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+7200円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が83520円となり、1年間で2630円、5年間で13150円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km31220円
[30270円]
郊外3340km26240円
[25430円]
高速道路3330km23900円
[23240円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
81360円
+2410円
18.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
78940円
-2420円
19.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lでは208.1Lを消費して、軽油代は31220円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が19.1km/Lでは174.9Lを消費して、軽油代は26240円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が20.9km/Lでは159.3Lを消費して、軽油代は23900円になります。

このパターンでは使用した燃料量が542.3L、かかった軽油代が81360円となり、平均燃費は18.4km/L(-0.6km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+2410円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が78940円となり、1年間で2420円、5年間で12100円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km4680円
[4550円]
郊外9000km70680円
[68540円]
高速道路500km3590円
[3500円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
78950円
0円
19.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
76590円
-2360円
19.6km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が16.0km/Lでは31.2Lを消費して、軽油代は4680円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が19.1km/Lでは471.2Lを消費して、軽油代は70680円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が20.9km/Lでは23.9Lを消費して、軽油代は3590円になります。

このパターンでは使用した燃料量が526.3L、かかった軽油代が78950円となり、平均燃費は19.0km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は0円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が76590円となり、1年間で2360円、5年間で11800円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(16.3km/L・17.4km/L・18.4km/L・19.0km/L)、軽油代のほうもなかなかな違い(91900円・86150円・81360円・78950円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
19.0km/L
836.0km
市街地燃費
16.0km/L
704.0km
[-132.0km]
郊外燃費
19.1km/L
840.4km
[+4.4km]
高速道路燃費
20.9km/L
919.6km
[+83.6km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を44Lとしたとき、市街地モード燃費16.0km/Lでの航続距離は704.0km(-132.0km)、郊外モード燃費19.1km/Lでの航続距離は840.4km(+4.4km)、高速道路モード燃費20.9km/Lでの航続距離は919.6km(+83.6km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


CX-3の燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 19.0km/L
燃料タンク容量 44L
航続距離(カタログ燃費) 836.0km
航続距離(80%燃費) 668.8km
満タンプライス 6600円
1km走行コスト 7.89円
1万円でどこまで行ける? 1266.7km
車両価格/航続距離 3185円/km

WLTCモード燃費が19.0km/L、燃料タンク容量44リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は836.0kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(17.1km/L)とすると752.4km、80%(15.2km/L)だと668.8km、70%(13.3km/L)では585.2kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり150円で44リットルの給油をすると6600円、上で計算した航続距離を踏まえると836.0km(80%燃費時668.8km)を走行するのに6600円かかる計算です。

燃費を19.0km/Lとしたときの1km走行コストは7.89円、10万km走行したときの燃料代は78.9万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら7.9万円/年、7年10万kmなら11.3万円/年、5年10万kmなら15.8万円/年、3年10万kmなら26.3万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1266.7km(往復なら片道633.3km)、カタログ値の80%なら1013.3km(片道506.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で836.0kmの距離を移動できるDK8AW型 CX-3 [XD]という乗り物を、266.2万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3185円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

S8-DPTS型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1600回転時の馬力 61.4PS
2600回転時の馬力 99.8PS
4000回転時の馬力 116PS
各回転域でのトルク
1600回転時のトルク 27.5kgm
2600回転時のトルク 27.5kgm
4000回転時のトルク 20.8kgm
S8-DPTS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているS8型1756cc、直列4気筒のターボエンジンは4000回転時に最高出力116馬力を、1600-2600回転時に最大トルク27.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1600rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.810kg/PS(1370kg/116PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.810kg/PS
車体+1人12.284kg/PS
車体+5人14.181kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg12.328kg/PS
車体+70kg12.414kg/PS
車体+80kg12.500kg/PS
車体+90kg12.586kg/PS
車体+100kg12.672kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは12.284kg/PS(1425kg/116PS)となり、数値としては0.474kg、比率にすると4.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは14.181kg/PS(1645kg/116PS)となり、数値としては2.371kg、比率にすると20.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


DK8AW CX-3のライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2018/05

-
CX-3
12.284kg/PS
1425kg/116PS|1.8L-TB
[車体のみPWR:11.810]
2015/04

車種詳細
ステップワゴン スパーダ
12.167kg/PS
1825kg/150PS|1.5L-TB
車体のみPWR:11.800
2019/05

車種詳細
MAZDA3 ファストバック
12.387kg/PS
1375kg/111PS|1.5L-NA
車体のみPWR:11.892
2008/05

車種詳細
キューブ キュービック
12.248kg/PS
1335kg/109PS|1.5L-NA
車体のみPWR:11.743
2009/08

車種詳細
ヴィッツ
12.356kg/PS
1075kg/87PS|1.3L-NA
車体のみPWR:11.724
1990/11

車種詳細
シェビー
12.179kg/PS
2375kg/195PS|5.8L-NA
車体のみPWR:11.897

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ12.284kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

12.161kg/PSから12.407kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの7人乗りミニバン「RP4型 ステップワゴン スパーダ」、マツダの5人乗りハッチバック「BP5P型 MAZDA3 ファストバック」、日産の7人乗りミニバン「YGNZ11型 キューブ キュービック」、トヨタの5人乗りハッチバック「SCP90型 ヴィッツ」、シボレーの7人乗りミニバン「謎型 シェビー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

DK8AW型 CX-3 [XD]とパワーウェイトレシオが近い車種|12.284kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は84.7PS/tとなっています。


CX-3がバイクと競争するなら…?


車種詳細
NMAX155|155cc
12.200kg/PS
183kg/15.0PS/1.40kgm
[車体のみPWR:8.533]
1速ギヤ速度:33.6km/h
最小TWR:1.020
2018/05

-
CX-3|1756cc
12.284kg/PS
1425kg/116PS/27.5kgm
[車体のみPWR:11.810]
1速ギヤ速度:37.4km/h
最小TWR:1.236

車種詳細
CB125R|124cc
12.333kg/PS
185kg/15.0PS/1.20kgm
[車体のみPWR:8.667]
1速ギヤ速度:35.9km/h
最小TWR:1.030

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではCX-3とパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SG50J NMAX155と競争してみる

まずCX-3より少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのNMAX155が挙げられます。PWRの12.200kg/PSは車両重量128kgにライダーの体重55kgを加えた183kgを、最高出力15.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はNMAX155に3.8km/h勝り、1速TWRは0.216kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

JC91 CB125Rと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCB125Rが挙げられます。PWRの12.333kg/PSは車両重量130kg+55kgの185kgを、最高出力15.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は1.5km/h勝り、1速TWRは0.206kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.687
平均ピストンスピード 11.95m/s
トルクウェイトレシオ 49.82kg/kgm
1馬力あたりのお値段 22952円
排気量1Lあたり馬力 66.06PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.66kgm/L
1気筒あたりの馬力 29.0PS
1気筒あたりのトルク 6.9kgm
パワーバンド比率
燃費×馬力 2204.0pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは49.82kg/kgm(1370kg/27.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2662480円、最高出力が116馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22952円、逆に1万円あたりでは0.44馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は96817円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
マツダ編
2000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は66.06PS/L、トルクは15.66kgm/L、1気筒あたりの馬力は29.0馬力、トルクは6.9kgmとなり、このエンジンが116馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.95m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.687になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が19.0km/L、最高出力が116PSであるこの車の獲得ポイントは2204.0ptになります。
戯れに車両重量1370kgを100kg単位にした13.7で割ってみたところ、その数値は160.88ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.14m³
1人あたりのスペース 約0.63m³
室内長/全長 42.3%
室内幅/全幅 81.3%
室内高/全高 78.1%
室内容積/車両体積 26.8%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.14m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.63m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.3%、同じく室内幅と全幅の比率は81.3%、同じく室内高と全高の比率は78.1%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は26.8%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


CX-3での車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.50m
期待される荷室の幅 1.33m
対角線の長さ 2.00m
期待される荷室の面積 2.00m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.50m(対角線では2.00m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 215/50R18|タイヤ直径 67.2cm|円周長 211.1cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.552 13.54 -
-
42km/h 10690rpm 1108.2kgm
2速 2.022 7.71 0.569 1-2/
2560rpm
74km/h 6090rpm 630.9kgm
3速 1.452 5.54 0.718 2-3/
3230rpm
103km/h 4370rpm 453.0kgm
4速 1.000 3.81 0.689 3-4/
3100rpm
150km/h 3010rpm 312.0kgm
5速 0.708 2.70 0.708 4-5/
3190rpm
211km/h 2130rpm 220.9kgm
6速 0.599 2.28 0.846 5-6/
3810rpm
250km/h 1800rpm 186.9kgm
Final 3.812 レシオカバレッジ(変速比幅)5.930

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1600-2600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.812)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(27.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.812)÷タイヤの有効半径(0.336m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの250km(4000rpmでは221.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ37km/h-
2速ギヤ66km/h2280rpm
3速ギヤ92km/h2870rpm
4速ギヤ133km/h2760rpm
5速ギヤ188km/h2830rpm
6速ギヤ222km/h3380rpm

DK8AW型CX-3に搭載されたS8型1756ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると37km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2280rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は66km/h(+29km/h)になります。

3速ギヤでは2870rpmまで落ちて4000rpmで92km/h(+26km/h)に、4速ギヤでは2760rpmまで落ちて4000rpmで133km/h(+41km/h)になります。

続いて5速ギヤでは2830rpmまで落ちて4000rpmで188km/h(+55km/h)に、6速ギヤでは3380rpmまで落ちて4000rpmで222km/h(+34km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1600-2600回転で最大トルク27.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば49.82kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(11.810kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1108.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1370kg)を1速ギヤの最大駆動力(1108.2kgm)で割ってみると1.236kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(20.8kgm)からTWRを算出すると1.63kg/kgmとなり、1600-4000回転の回転域では1.236-1.63kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4280 6410 8550 10690 12830 14970 19240
2速 2430 3650 4870 6090 7300 8520 10950
3速 1750 2620 3500 4370 5240 6120 7870
4速 1200 1810 2410 3010 3610 4210 5420
5速 850 1280 1700 2130 2560 2980 3840
6速 720 1080 1440 1800 2160 2520 3240
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.599)を選択して時速100kmにて走行すると1800回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1080回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1260回転、一般的な高速道路の80km/hでは1440回転、100km/hでは1800回転、制限速度が120km/hになると2160回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3240回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 19 28 37 47 56 65 75
2速 16 33 49 66 82 99 115 131
3速 23 46 69 92 114 137 160 183
4速 33 66 100 133 166 199 233 266
5速 47 94 141 188 235 282 329 375
6速 55 111 166 222 277 333 388 444

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/50R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/50R18 | 直径 672mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
45
扁平
195/45R18
37.7km/h
直径633mm
径差-39mm
205/45R18
38.2km/h
直径642mm
径差-30mm
215/45R18
38.8km/h
直径651mm
径差-21mm
225/45R18
39.3km/h
直径660mm
径差-12mm
235/45R18
39.8km/h
直径669mm
径差-3mm
0%
50
扁平
195/50R18
38.8km/h
直径652mm
径差-20mm
205/50R18
39.4km/h
直径662mm
径差-10mm
215/50R18
40.0km/h
672mm
0mm
225/50R18
40.6km/h
直径682mm
径差+10mm
235/50R18
41.2km/h
直径692mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
195/55R18
40.0km/h
直径672mm
径差0mm
205/55R18
40.7km/h
直径683mm
径差+11mm
215/55R18
41.3km/h
直径694mm
径差+22mm
225/55R18
42.0km/h
直径705mm
径差+33mm
235/55R18
42.6km/h
直径716mm
径差+44mm
+10%
60
扁平
195/60R18
41.1km/h
直径691mm
径差+19mm
205/60R18
41.8km/h
直径703mm
径差+31mm
215/60R18
42.6km/h
直径715mm
径差+43mm
225/60R18
43.3km/h
直径727mm
径差+55mm
235/60R18
44.0km/h
直径739mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/50R18、195/55R18 、205/45R18、205/50R18 、215/45R18 、225/45R18 、235/45R18あたりのタイヤがおすすめです。

215/50R18のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/50R18の適応サイズと性能の変化 [DK8AW型CX-3編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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DK8AW型CX-3[1.8Lターボ 4WD/6AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト11.810kg/ps44.39
1速ギヤ加速性能1.236kg/kgm57.26
1L換算馬力66.06ps/L36.53
1L換算トルク15.66kgm/L49.28
WB/TR比1.68758.87
ワイド&ロー指数0.87851.05
前面の面積2.736m²46.94
最低地上高160mm47.72
スポーツ性能部門の得点392.04

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費19.0km/L55.54
年間維持費231000円58.79
100kmh回転数1800rpm59.16
航続距離836.0km57.11
車の大きさ11.695m³50.96
室内の広さ3.143m³47.39
最小回転半径5.3m47.50
馬力単価22952円48.07
ユーティリティ部門の得点424.52

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した DK8AW型CX-3[1.8Lターボ 4WD/6AT] の総合得点は 816.56 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したDK8AW型CX-3(4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。