このページでは、マツダ株式会社の5ドア・5人乗りワゴン、7代目のKD-GWFW型カペラ ワゴン SE【1998/07モデル・100PS/22.4kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。
GWFW カペラ ワゴン 販売期間:1997/11 - 2002/08 ![]() |
ボディサイズが全長4665mm×全幅1695mm×全高1510mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。ディーゼル燃料を使用する車両は排気量に関係なく、車体の大きさのみで判断される点がガソリン車とは異なるポイントとなっています。
駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4665mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
GWFW型 カペラ ワゴン [1998cc/100PS FF/4AT] お品書き
![]() 維持費にまつわるエトセトラ | ![]() エンジンの最高出力・最大トルク | ![]() ギヤ比と加速・回転数と最高速 | ![]() タイヤサイズ変更とメーター誤差 | ![]() 各種スペックの相対評価と通知表 |
![]() | お金にまつわるエトセトラ 1年間のランニングコスト |
![]() | エンジン性能と特性 パワーウェイトレシオ |
![]() | ギヤ比と加速力& エンジン回転数と最高速 |
![]() | タイヤサイズ変更と スピードメーター誤差 |
![]() | 各種スペックの相対評価と レーダーチャート |
7代目カペラ ワゴンの類型&他グレード 新着順
- 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
- 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
年式 画像 | 車両型式 グレード | 出力 燃費 | |
---|---|---|---|
2001/12![]() |
GW5R型 [VR-X]2.5L-NA | 4WD/4AT | 234.8万円 |
200PS 22.8kgm 9.4km/L |
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2001/12![]() |
GWEW型 [SX-Sport]2.0L-NA | FF/4AT | 199.8万円 |
170PS 18.4kgm 12.0km/L |
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2001/12![]() |
GW8W型 [SV]1.8L-NA | FF/5MT | 171.0万円 |
125PS 16.3kgm 14.4km/L |
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7代目カペラ ワゴンの車両型式・グレード一覧【全12車種】 |
カペラ ワゴンの旧型モデル | |
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![]() | 6代目 GVER型カペラ ワゴン |
GVER型カペラ ワゴンは1994/10に登場した6代目モデル。参考車両の「FX」は全長4690mm、全幅1695mm、全高1525mmの車体に、165PS/19.2kgmを発生するFE型1998ccエンジンを搭載。 |
主要諸元とエンジン諸元
主要諸元 | |
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メーカー | MAZDA |
車名& グレード |
カペラ ワゴン SE |
その他 | - |
お値段 | 2185000円 |
車両型式 | KD-GWFW |
駆動方式 変速機 |
FF・前輪駆動(FWD,2WD) 4速AT・4速オートマ車 |
ドア/定員 | 5ドア/5人 |
車体寸法 | 長4665×幅1695×高1510mm |
軸距& 輪距 |
2670mm 前1465mm/後1470mm |
最小半径 | 5.4m |
タイヤ | 前輪:185/65R15 後輪:185/65R15 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
車両重量 | 1400kg |
エンジン諸元 | |
---|---|
原動機型式 | RF |
気筒配列 | 直列4気筒 |
排気量 | 1998cc |
圧縮比 | 18.7 |
吸気方式 | ターボ |
最高出力 | 100PS[74kW]/4000rpm |
最大トルク | 22.4kgm[220Nm]/2000rpm |
使用燃料 | 軽油(ディーゼル燃料) |
※RF型の過給エンジン諸元と性能 ※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。 ※直列4気筒の最高出力ランキング |
税金と年間維持費のシミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45400円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代、月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、1998/07モデルのカペラ ワゴンを25年落ちの中古で48.1万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
カペラ ワゴンの1998/07モデルの場合、2023年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である43.7万円に諸経費として4.4万円を足した48.1万円を中古車価格の目安としています。 - ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
- 自動車保険は比較で安くなる!
1998年式を25年落ちの中古で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | ||
---|---|---|---|---|
自動車税(1年分) | 2000cc以下 | 11年経過 | 45400円 | |
自動車重量税(1年分) | 1.5トン以下 | 18年経過 | 18900円 | |
自賠責保険料(1年分) | 自家用乗用車 | 10005円 | ||
燃料代(年間1万km) | 10000km÷7.8km/L×145円/L | 185900円 | ||
オイル交換(5000km毎) | 1回5500円×2回 | 11000円 | ||
タイヤ交換(5年5万km毎) | 1本10000円×4本÷5年 | 8000円 | ||
任意保険料(月額5500円) | 月額5500円×12ヶ月 | 66000円 | ||
ローン完済後の年間維持費 | 345300円 | |||
名目 | 区分 | 金額 | ||
車のローン額(1年分) | 月額40060円×12ヶ月 | 480720円 | ||
ローン返済中の年間維持費 | 826000円 | |||
次回車検費用の積み立て目安 | ||||
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 60900円 |
名目 | 金額 |
---|---|
自動車税(1年分) | 45400円円 |
自動車重量税(1年分) | 18900円円 |
自賠責保険料(1年分) | 10005円 |
燃料代(年間1万km) | 185900円 |
オイル交換(5000km毎) | 11000円 |
タイヤ交換(4年4万km毎) | 8000円 |
任意保険料(月額5500円) | 66000円 |
ローン完済後の年間維持費 | 345300円 |
名目 | 金額 |
車のローン額(1年分) | 480720円 |
ローン返済中の年間維持費 | 826000円 |
次回車検費用の積み立て目安 | |
重量税2年分+自賠責24ヶ月分 +検査手数料等3000円程度 |
60900円 |
- 初度登録から13年以上経過車の場合、「2000cc以下で11年経過」クラスの自動車税は45400円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
- 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
- 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
- 車検費用の目安とした60900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。
お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。カペラ ワゴン【SE】の場合、維持費の月額は28800円(ローン完済前は68900円)になります。
口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。
低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 45400円 | 23% |
自動車重量税 1年分 | 18900円 | 10% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 5% |
燃料代 3000km分 | 55770円 | 29% |
オイル交換 年1回 | 5500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 5330円 | 3% |
任意保険料 80% | 52800円 | 27% |
合計 [1万kmとの差額] |
193800円 -151500円 |
- |
年間5000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 45400円 | 19% |
自動車重量税 1年分 | 18900円 | 8% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 4% |
燃料代 5000km分 | 92950円 | 40% |
オイル交換 年1回 | 5500円 | 2% |
タイヤ交換 6年毎 | 5330円 | 2% |
任意保険料 85% | 56160円 | 25% |
合計 [1万kmとの差額] |
234300円 -111000円 |
- |
年間7000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 45400円 | 16% |
自動車重量税 1年分 | 18900円 | 7% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 4% |
燃料代 7000km分 | 130130円 | 47% |
オイル交換 年1回 | 7700円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 5330円 | 2% |
任意保険料 90% | 59400円 | 21% |
合計 [1万kmとの差額] |
276900円 -68400円 |
- |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて151500円安い193800円に、5000km走行では111000円安い234300円に、7000km走行では68400円安い276900円という結果になりました。
多走行距離での年間維持費|15000km・20000km
続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。
年間15000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 45400円 | 10% |
自動車重量税 1年分 | 18900円 | 4% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 2% |
燃料代 15000km分 | 278850円 | 60% |
オイル交換 年3回 | 33000円 | 7% |
タイヤ交換 2.7年毎 | 12000円 | 3% |
任意保険料 100% | 66000円 | 14% |
合計 [1万kmとの差額] |
464200円 +118900円 |
- |
年間20000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 45400円 | 8% |
自動車重量税 1年分 | 18900円 | 3% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 2% |
燃料代 20000km分 | 371800円 | 65% |
オイル交換 年4回 | 44000円 | 8% |
タイヤ交換 2年毎 | 16000円 | 3% |
任意保険料 100% | 66000円 | 11% |
合計 [1万kmとの差額] |
572200円 +226900円 |
- |
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。
1km走行コストと月間&年間交通費
距離/日 | 費用/日 | 月換算 | 年換算 |
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10km | 190円 | 4200円 | 4.9万円 |
20km | 370円 | 8100円 | 9.6万円 |
30km | 560円 | 12300円 | 14.6万円 |
50km | 930円 | 20500円 | 24.2万円 |
100km | 1860円 | 40900円 | 48.4万円 |
さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を145円、燃費を7.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは18.59円になります。
たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら軽油代は190円/日となり、20km走行なら370円/日、30km走行なら560円/日、50km走行なら930円/日、100km走行なら1860円/日かかる計算です。
1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで軽油代は12300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで軽油代は14.6万円/年という塩梅です。
カタログデータから見えてくる要素
RF型エンジン簡易性能曲線図 | |
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各回転域での馬力 | |
2000回転時の馬力 | 63PS |
4000回転時の馬力 | 100PS |
4000回転時の馬力 | 100PS |
各回転域でのトルク | |
2000回転時のトルク | 22.4kgm |
4000回転時のトルク | 17.9kgm |
4000回転時のトルク | 17.9kgm |
RF型の過給エンジンの性能 |
まずおさらいとして、搭載しているRF型1998cc、直列4気筒のターボエンジンは4000回転時に最高出力100馬力を、2000回転時に最大トルク22.4kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域
最高出力ランキング リスト |
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2000cc以下クラス編 |
マツダの小型車&普通車編 |
最大トルク ランキング リスト |
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2000cc以下クラス編 |
マツダの小型車&普通車編 |
うわっ…私の体重、重すぎ…?
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は14.000kg/PS(1400kg/100PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
---|---|
車体のみ | 14.000kg/PS |
車体+1人 | 14.550kg/PS |
車体+5人 | 16.750kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 14.600kg/PS |
車体+70kg | 14.700kg/PS |
車体+80kg | 14.800kg/PS |
車体+90kg | 14.900kg/PS |
車体+100kg | 15.000kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.550kg/PS(1455kg/100PS)となり、数値としては0.550kg、比率にすると3.9%ほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは16.750kg/PS(1675kg/100PS)となり、数値としては2.750kg、比率にすると19.6%も悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
GWFW カペラ ワゴンのライバル候補車たち
愛すべきライバル車種 | |
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1998/07![]() - |
カペラ ワゴン 14.550kg/PS 1455kg/100PS|2.0L-TB [車体のみPWR:14.000] |
2011/01![]() 車種詳細 |
CT 14.495kg/PS 1435kg/99PS|1.8L-NA 車体のみPWR:13.939 |
2002/06![]() 車種詳細 |
スマートK 14.636kg/PS 805kg/55PS|0.6L-TB 車体のみPWR:13.636 |
2020/02![]() 車種詳細 |
ヤリス 14.420kg/PS 995kg/69PS|1.0L-NA 車体のみPWR:13.623 |
2009/05![]() 車種詳細 |
セルボ 14.453kg/PS 925kg/64PS|0.7L-TB 車体のみPWR:13.594 |
2012/11![]() 車種詳細 |
N-ONE 14.453kg/PS 925kg/64PS|0.7L-TB 車体のみPWR:13.594 |
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.550kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
14.405kg/PSから14.696kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、レクサスの5人乗りハッチバック「ZWA10型 CT」、スマートの2人乗り軽ハッチバック「MC01K型 スマートK」、トヨタの5人乗りハッチバック「KSP210型 ヤリス」、スズキの4人乗り軽ハッチバック「HG21S型 セルボ」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JG1型 N-ONE」という顔ぶれが並びました。
「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●GWFW型 カペラ ワゴン [SE]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.550kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は71.4PS/tとなっています。
カペラ ワゴンがバイクと競争するなら…?
![]() 車種詳細 |
NX125|124cc 14.417kg/PS 173kg/12.0PS/1.00kgm [車体のみPWR:9.833] 1速ギヤ速度:32.7km/h 最小TWR:1.139 |
1998/07![]() - |
カペラ ワゴン|1998cc 14.550kg/PS 1455kg/100PS/22.4kgm [車体のみPWR:14.000] 1速ギヤ速度:43.8km/h 最小TWR:1.816 |
![]() 車種詳細 |
トリシティ155|155cc 14.667kg/PS 220kg/15.0PS/1.40kgm [車体のみPWR:11.000] 1速ギヤ速度:32.8km/h 最小TWR:1.282 |
幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。
などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではカペラ ワゴンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。
JD09 NX125と競争してみる
まずカペラ ワゴンより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのNX125が挙げられます。PWRの14.417kg/PSは車両重量118kgにライダーの体重55kgを加えた173kgを、最高出力12.0PSで割ったものです。
自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はNX125に11.1km/h勝り、1速TWRは0.677kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)
SG37J トリシティ155と競争してみる
続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのトリシティ155が挙げられます。PWRの14.667kg/PSは車両重量165kg+55kgの220kgを、最高出力15.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は11.0km/h勝り、1速TWRは0.534kg劣る、という結果になりました。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | 1.819 |
平均ピストンスピード | 11.47m/s |
トルクウェイトレシオ | 62.50kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 21850円 |
排気量1Lあたり馬力 | 50.05PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 11.21kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 25.0PS |
1気筒あたりのトルク | 5.6kgm |
パワーバンド比率 | 50.0% |
燃費×馬力 | No data |
各種ランキング | |
ステーションワゴンのPWR 1.8~2.0Lターボ車のPWR |
トルクウェイトレシオは62.50kg/kgm(1400kg/22.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2185000円、最高出力が100馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は21850円、逆に1万円あたりでは0.46馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は97545円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
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総合ランキング |
マツダ編 |
2000cc以下の車編 |
ステーションワゴン編 |
●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は50.05PS/L、トルクは11.21kgm/L、1気筒あたりの馬力は25.0馬力、トルクは5.6kgmとなり、このエンジンが100馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.47m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング
●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.819になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
人間様の占有スペース
人間様の占有スペース | |
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室内長×幅×高 | 3.28m³ |
1人あたりのスペース | 約0.66m³ |
室内長/全長 | 41.1% |
室内幅/全幅 | 85.0% |
室内高/全高 | 78.8% |
室内容積/車両体積 | 27.5% |
ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。
まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.28m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.66m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は41.1%、同じく室内幅と全幅の比率は85.0%、同じく室内高と全高の比率は78.8%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.5%でした。
室内の広さ・長さランキング | |||
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室内長が長い車 | 室内幅が広い車 | 室内高が高い車 | 車内の空間が広い車 |
室内長が長い車 | |||
室内幅が広い車 | |||
室内高が高い車 | |||
車内の空間が広い車 |
カペラ ワゴンでの車中泊
期待される客室寸法 | |
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期待される荷室の長さ | 1.63m |
期待される荷室の幅 | 1.34m |
対角線の長さ | 2.11m |
期待される荷室の面積 | 2.18m² |
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
縦方向の長さが1.63m(対角線では2.11m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。
日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。
一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
●車中泊にあると嬉しいアイテム
カペラ ワゴンの燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
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暫定基準燃費 | 7.8km/L |
燃料タンク容量 | 64L |
航続距離(カタログ燃費) | 499.2km |
航続距離(80%燃費) | 396.8km |
満タンプライス | 9280円 |
10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.8km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が64リットルですと航続可能距離は499.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.0km/L)とすると448.0km、80%(6.2km/L)だと396.8km、70%(5.5km/L)では352.0kmという航続距離になります。
燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)64リットルの給油で9280円、上で計算した航続距離を踏まえると499.2km(80%燃費時396.8km)を走行するのに9280円かかる計算です。
ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係
続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。
しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。
ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。
暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 185/65R15|タイヤ直径 62.2cm|円周長 195.4cm | |||||||
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ギヤ | ギヤ比 | 総減速比 | ステップ比 | シフトアップ 後の回転数 |
4500rpm の速度 |
100kmh の回転数 |
タイヤの 最大駆動力 |
1速 | 2.800 | 10.70 | - | - |
49km/h | 9130rpm | 771.0kgm |
2速 | 1.540 | 5.89 | 0.550 | 1-2/ 2480rpm |
90km/h | 5020rpm | 424.0kgm |
3速 | 1.000 | 3.82 | 0.649 | 2-3/ 2920rpm |
138km/h | 3260rpm | 275.4kgm |
4速 | 0.700 | 2.68 | 0.700 | 3-4/ 3150rpm |
197km/h | 2280rpm | 192.7kgm |
Final | 3.823 | レシオカバレッジ(変速比幅)4.000 |
ギヤの繋がりイメージ |
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- ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
- シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
- 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000rpm)を下回るもの。
- 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.823)で算出。
- タイヤの最大駆動力は最大トルク(22.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.823)÷タイヤの有効半径(0.311m)で算出。
ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。
本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの197km(4000rpmでは175.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。
おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度
4000rpmでの速度と シフトアップ後の回転数 | ||
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ギヤ | 速度 | 回転数 |
1速ギヤ | 44km/h | - |
2速ギヤ | 80km/h | 2200rpm |
3速ギヤ | 123km/h | 2600rpm |
4速ギヤ | 175km/h | 2800rpm |
GWFW型カペラ ワゴンに搭載されたRF型1998ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。
まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると44km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2200rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は80km/h(+36km/h)になります。
3速ギヤでは2600rpmまで落ちて4000rpmで123km/h(+43km/h)に、4速ギヤでは2800rpmまで落ちて4000rpmで175km/h(+52km/h)に、という具合に加速していくイメージです。
タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000回転で最大トルク22.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。
この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば62.50kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(14.000kg/ps)に比べると霞んで見えます。
しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと771.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1400kg)を1速ギヤの最大駆動力(771.0kgm)で割ってみると1.816kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(17.9kgm)からTWRを算出すると2.27kg/kgmとなり、2000-4000回転の回転域では1.816-2.27kg/kgmの間で推移することがわかります。
ある速度における各ギヤでの回転数
ギヤ | 40 km/h |
60 km/h |
80 km/h |
100 km/h |
120 km/h |
140 km/h |
180 km/h |
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1速 | 3650 | 5480 | 7300 | 9130 | 10960 | 12780 | 16430 |
2速 | 2010 | 3010 | 4020 | 5020 | 6030 | 7030 | 9040 |
3速 | 1300 | 1960 | 2610 | 3260 | 3910 | 4570 | 5870 |
4速 | 910 | 1370 | 1830 | 2280 | 2740 | 3200 | 4110 |
この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.700)を選択して時速100kmにて走行すると2280回転まで回ります。
ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1370回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1600回転、一般的な高速道路の80km/hでは1830回転、100km/hでは2280回転、制限速度が120km/hになると2740回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4110回転まで回ります。
一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。ある回転数における各ギヤでの速度
ギヤ | 1000 rpm |
2000 rpm |
3000 rpm |
4000 rpm |
5000 rpm |
6000 rpm |
7000 rpm |
8000 rpm |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1速 | 11 | 22 | 33 | 44 | 55 | 66 | 77 | 88 |
2速 | 20 | 40 | 60 | 80 | 100 | 119 | 139 | 159 |
3速 | 31 | 61 | 92 | 123 | 153 | 184 | 215 | 245 |
4速 | 44 | 88 | 131 | 175 | 219 | 263 | 307 | 350 |
この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。
純正装着タイヤの185/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 185/65R15 | 直径 622mm | |||||
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-20mm 幅165mm |
-10mm 幅175mm |
変更なし 幅185mm |
+10mm 幅195mm |
+20mm 幅205mm |
|
-5% 60 扁平 |
165/60R15 37.2km/h 直径579mm 径差-43mm |
175/60R15 38.0km/h 直径591mm 径差-31mm |
185/60R15 38.8km/h 直径603mm 径差-19mm |
195/60R15 39.5km/h 直径615mm 径差-7mm |
205/60R15 40.3km/h 直径627mm 径差+5mm |
0% 65 扁平 |
165/65R15 38.3km/h 直径596mm 径差-26mm |
175/65R15 39.2km/h 直径609mm 径差-13mm |
185/65R15 40.0km/h 622mm 0mm |
195/65R15 40.8km/h 直径635mm 径差+13mm |
205/65R15 41.7km/h 直径648mm 径差+26mm |
+5% 70 扁平 |
165/70R15 39.4km/h 直径612mm 径差-10mm |
175/70R15 40.3km/h 直径626mm 径差+4mm |
185/70R15 41.2km/h 直径640mm 径差+18mm |
195/70R15 42.1km/h 直径654mm 径差+32mm |
205/70R15 43.0km/h 直径668mm 径差+46mm |
+10% 75 扁平 |
165/75R15 40.5km/h 直径629mm 径差+7mm |
175/75R15 41.4km/h 直径644mm 径差+22mm |
185/75R15 42.4km/h 直径659mm 径差+37mm |
195/75R15 43.3km/h 直径674mm 径差+52mm |
205/75R15 44.3km/h 直径689mm 径差+67mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/65R15、165/70R15 、175/60R15、175/65R15 、185/60R15 、195/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。
185/65R15のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、185/65R15の適応サイズと性能の変化 [GWFW型カペラ ワゴン編]のページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。
GWFW型カペラ ワゴン[2.0Lターボ FF/4AT]の通知表
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。
スポーツ性能部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
パワーウェイト | 14.000kg/ps | 38.17 |
1速ギヤ加速性能 | 1.816kg/kgm | 44.98 |
1L換算馬力 | 50.05ps/L | 30.57 |
1L換算トルク | 11.21kgm/L | 35.48 |
WB/TR比 | 1.819 | 45.26 |
ワイド&ロー指数 | 0.891 | 49.93 |
前面の面積 | 2.559m² | 51.55 |
最低地上高 | - | 43.65 |
スポーツ性能部門の得点 | 339.59 |
※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。
ユーティリティ部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
燃費 | - | 41.40 |
年間維持費 | 345300円 | 48.13 |
100kmh回転数 | 2280rpm | 52.93 |
航続距離 | - | 25.56 |
車の大きさ | 11.940m³ | 52.27 |
室内の広さ | 3.281m³ | 48.94 |
最小回転半径 | 5.4m | 45.21 |
馬力単価 | 21850円 | 49.18 |
ユーティリティ部門の得点 | 363.62 |
※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。
スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した GWFW型カペラ ワゴン[2.0Lターボ FF/4AT] の総合得点は 703.21 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したGWFW型カペラ ワゴン(FF/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。
カペラ ワゴンの歴代モデル
![]() | 7代目 GWFW型 カペラ ワゴン |
GWFW カペラ ワゴンは1997/11に登場した7代目モデル。参考車両の「SE」は全長4665mm、全幅1695mm、全高1510mmの車体に、100PS/22.4kgmを発生するRF型1998ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。 |
![]() | 6代目 GVFR型 カペラ ワゴン |
GVFR カペラ ワゴンは1994/10に登場した6代目モデル。参考車両の「FX」は全長4690mm、全幅1695mm、全高1525mmの車体に、88PS/19.0kgmを発生するRF型1998ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。 |
![]() | 5代目 GD8R型 カペラ |
GD8R カペラは1987/05に登場した5代目モデル。参考車両の「Profile」は全長4515mm、全幅1690mm、全高1430mmの車体に、115PS/16.0kgmを発生するF8型1789ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。 |