GYL20W RX 性能と維持費 FF/CVT 5人 603万円 2015年式

このページでは、レクサスの5ドア・5人乗りSUV、4代目のDAA-GYL20W型RX RX450h【2015/10モデル・262PS/34.2kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

GYL20W RX
販売期間:2015/10 - 2022/07

画像はレクサスより引用
http://lexus.jp/index.html
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4890mm×全幅1895mm×全高1710mm、排気量は3456ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:250PS~300PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4890mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

GYL20W型 RX [3456cc/262PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

4代目RXの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/07
AGL20W型
[RX300]
2.0L-TB・FF/6AT・524.0万円
238PS・35.7kgm・10.9km/L
238PS
35.7kgm
10.9km/L
2021/07
GYL26W型
[RX450hL]
3.5L-NA・4WD/CVT・796.0万円
262PS・34.2kgm・14.7km/L
262PS
34.2kgm
14.7km/L
2021/07
AGL25W型
[RX300]
2.0L-TB・4WD/6AT・551.0万円
238PS・35.7kgm・10.4km/L
238PS
35.7kgm
10.4km/L
4代目 RX 型式一覧 L20系まとめ 2015-2022【全12車種】
RXの新型モデル
5代目 TALA10型RX
TALA10型RXは2022/11に登場した5代目モデル。参考車両の「RX350 version-L」は全長4890mm、全幅1920mm、全高1705mmの車体に、279PS/43.8kgmを発生するT24A型2393ccエンジンを搭載。

RXの旧型モデル
3代目 GGL15W型RX
GGL15W型RXは2009/01に登場した3代目モデル。参考車両の「RX350 ArtWorks」は全長4770mm、全幅1885mm、全高1690mmの車体に、280PS/35.5kgmを発生する2GR型3456ccエンジンを搭載。


GYL20W RXの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー レクサス
車名&
グレード
RX
RX450h
その他 バージョンL モータ型式 前(6JM型123kW/335Nm)
お値段 6025000円
車両型式 DAA-GYL20W
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2790mm
トレッド 1640mm/1630mm
WB/TR比 1.706
最小半径 5.9m
最低高 200mm
タイヤ 前輪:235/65R18
後輪:235/65R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2030kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

RXと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
RX
車体寸法
全長 4890mm -
全幅 1895mm -
全高 1710mm -
大きさ 15.85m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1490mm
全幅 1480mm以下 +415mm
全高平均 1640mm +70mm
大きさ平均 8.13m3 +7.72m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +190mm
全幅 1700mm以下 +195mm
全高平均 1496mm +214mm
大きさ平均 10.48m3 +5.37m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +247mm
全幅平均 1815mm +80mm
全高平均 1518mm +192mm
大きさ平均 12.84m3 +3.01m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。


GYL20W RXの室内広さを各規格の車両と比較

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

RXの室内広さを各規格の車両と比較
規格名 規格寸法 増減
RX
室内広さ
室内長 2230mm -
室内幅 1590mm -
室内高 1200mm -
車内広さ 4255L -
軽自動車
新規格
室内長平均 1908mm +322mm
室内幅平均 1280mm +310mm
室内高平均 1283mm -83mm
車内広さ平均 3171L +1084L
小型車規格
5ナンバー車
室内長平均 1913mm +317mm
室内幅平均 1404mm +186mm
室内高平均 1196mm +4mm
車内広さ平均 3253L +1002L
普通車平均
3ナンバー車
室内長平均 2050mm +180mm
室内幅平均 1483mm +107mm
室内高平均 1195mm +5mm
車内広さ平均 3698L +557L

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に室内が長い・広い・高い。

人間様の占有スペースと容積効率
室内長×室内幅×室内高 4.255m³
1人あたりのスペース 0.851m³
室内長/全長 45.6%
室内幅/全幅 83.9%
室内高/全高 70.2%
室内容積/車両体積 26.9%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.255m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.851m³のスペースが割り当てられることになります。

続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は45.6%、同じく室内幅と全幅の比率は83.9%、同じく室内高と全高の比率は70.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は26.9%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


RXでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.712m
期待される荷室の幅 1.490m
対角線の長さ 2.270m
期待される荷室の面積 2.551m²

縦方向の長さが1.712m(対角線では2.270m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


GYL20W RXの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税58000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2015/10モデルのRXを10年落ちの中古で364.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    RXの2015/10モデルの場合、2025年現在では10年が経過しているため、新車価格の55%である331.375万円に諸経費として33.1万円を足した364.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2015年式を10年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 3500cc以下 13年未満 58000円
自動車重量税
1年分
2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷17.5×195円/L 111430円
オイル交換
5000km毎
1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料
月額7000円
月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 309200円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額60750円×12ヶ月 729000円
ローン返済中の年間維持費 1038200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61700円
  • 初度登録から10年経過車の場合、「3500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は58000円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算25800円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

RXの維持費は高い?安い?

「RXの年間維持費は309200円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてRXの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いCX-60 ハイブリッド278700円-30500円
RXの維持費309200円
ディグニティ310600円+1400円
Eクラス セダン351800円+42600円
IS387200円+78000円
基準3500ccクラス平均443800円+134600円
911 クーペ502500円+193300円
カマロ クーペ553300円+244100円
高い5シリーズ セダン782900円+473700円

RXの年間維持費を、3500ccクラスで最も維持費が安いCX-60 ハイブリッドと比較して30500円高く、最も高い5シリーズ セダンと比較して473700円安く、3500ccクラスの平均維持費との比較では134600円安くなっています。

最低額のCX-60 ハイブリッドと最高額の5シリーズ セダンは極端な例としても、3500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、RXの維持費は ものすごく安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3500ccクラスの車 ランキング

RXを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%400万円34万円27万円
15%270万円23万円18万円
20%200万円17万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は400万円(総支給額34万円/月、手取り27万円/月)、ここから月額維持費2.6万円を支払うと残りは24.4万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は270万円(総支給額23万円/月、手取り18万円/月)、2.6万円を支払うと残りは15.4万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が200万円(総支給額17万円/月、手取り14万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.6万円を引くと残りは11.4万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代12万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費17.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
145円/L
82870円
[-28560円]
-25円
170円/L
97160円
[-14270円]
-10円
185円/L
105730円
[-5700円]
195円/L111430円
[0円]
+10円
205円/L
117160円
[+5730円]
+25円
220円/L
125730円
[+14300円]
+50円
245円/L
140020円
[+28590円]

燃費17.5km/LのGYL20W型 RXで10000km走行するのに必要な燃料は571.5L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は111430円になります。

参考までに、RXの燃料タンクは65リットルですので、571.5Lの給油回数は9回、1回あたりの燃料代は約12390円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては5730円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると14300円、50円も違ってくると28590円にもなります。

これをGYL20W型 RXの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を309200円としたとき、145円/Lに値下がりすれば280640円(90.8%)に、245円/Lに値上がりすれば337790円(109.2%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(58000円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 58000円
自動車重量税 1年分 20500円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 87325円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 33430円 55720円 78000円
オイル交換 6000円 6000円 8400円
タイヤ交換 9600円 9600円 9600円
任意保険料 67200円 71400円 75600円
税金 自賠責 一律 87325円
合計 203600円 230100円 259000円
1万km差額 -105600円 -79100円 -50200円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて105600円安い203600円に、5000km走行では79100円安い230100円に、7000km走行では50200円安い259000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 111430円 167150円 222860円
オイル交換 12000円 18000円 24000円
タイヤ交換 14400円 17280円 23040円
任意保険料 84000円 92400円 100800円
税金 自賠責 一律 87325円
合計 309200円 382200円 458100円
1万km差額 - +73000円 +148900円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
レクサスの小型車&普通車編
3500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

RXの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 18.8km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 1222.0km
航続距離(80%燃費) 975.0km
満タンプライス 12675円
1km走行コスト 10.37円/km
1万円でどこまで行ける? 964.1km
東京から1222.0kmの範囲

JC08モード燃費が18.8km/L、燃料タンク容量65リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は1222.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(16.9km/L)とすると航続距離は1098.5km、80%(15.0km/L)だと975.0km、70%(13.2km/L)では858.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から65リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では12675円、上で計算した航続距離を踏まえると1222.0km(80%燃費時975.0km)を走行するのに12675円かかる計算です。

燃費を17.5km/Lとしたときの1km走行コストは10.37円、10万km走行したときの燃料代は103.7万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら10.4万円/年、7年10万kmなら14.8万円/年、5年10万kmなら20.7万円/年、3年10万kmなら34.6万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば964.1km(往復なら片道482.1km)、カタログ値の80%なら771.3km(片道385.6km)離れたところまで行くことができます。

GYL20W RXのエンジン諸元とカタログデータ

2GR-FXS型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 2GR-FXS
気筒配列 V型6気筒+モーター
排気量3456cc
圧縮比 13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 262PS[193kW]/6000rpm
最大トルク 34.2kgm[335Nm]/4600rpm
パワーバンド 4600-6000rpm, 帯域23.3%
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費18.8km/L(44.2mpg)
100km燃費5.3L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
4600rpm 220PS/34.2kgm
6000rpm 262PS/31.3kgm
2GR-FXS型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
V型6気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載している2GR型3456cc、V型6気筒+モーターの自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力262馬力を、4600回転時に最大トルク34.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4600rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.3%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.748kg/PS(2030kg/262PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.748kg/PS
車体+1人7.958kg/PS
車体+5人8.798kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.977kg/PS
車体+70kg8.015kg/PS
車体+80kg8.053kg/PS
車体+90kg8.092kg/PS
車体+100kg8.130kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.958kg/PS(2085kg/262PS)となり、数値としては0.210kg、比率にすると2.7%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.798kg/PS(2305kg/262PS)となり、数値としては1.050kg、比率にすると13.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

GYL20W RXのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.958kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
RX
7.958kg/PS
262PS・3.5L-NA
車体のみPWR 7.748
2085kg
+2.7%

車種詳細
シビック
7.720kg/PS
182PS・1.5L-TB
車体のみPWR 7.418
1405kg
+4.1%

車種詳細
ノート
8.107kg/PS
140PS・1.6L-NA
車体のみPWR 7.714
1135kg
+5.1%

車種詳細
スイフト スポーツ
8.125kg/PS
136PS・1.6L-NA
車体のみPWR 7.721
1105kg
+5.2%

車種詳細
ブーン X4
7.782kg/PS
133PS・1.0L-TB
車体のみPWR 7.368
1035kg
+5.6%

車種詳細
シビック
7.832kg/PS
173PS・1.5L-TB
車体のみPWR 7.514
1355kg
+4.2%


7.719kg/PSから8.197kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック・FK7型 シビック、日産の5人乗りハッチバック・E12改型 ノート、スズキの5人乗りハッチバック・ZC32S型 スイフト スポーツ、ダイハツの5人乗りハッチバック・M312S型 ブーン X4、ホンダの5人乗りセダン・FC1型 シビックという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GYL20W型 RX [RX450h]のライバル車種|7.958kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は129.1PS/tとなっています。


RXがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スカイウェイブ400|385cc
7.938kg/PS
254kg/32.0PS/3.30kgm
[車体のみPWR:6.219]
2015/10

-
RX|3456cc
7.958kg/PS
2085kg/262PS/34.2kgm
[車体のみPWR:7.748]

車種詳細
KLX250|249cc
7.958kg/PS
191kg/24.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:5.667]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではRXとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

CK43A スカイウェイブ400と競争してみる

まずRXより少しPWRが低いバイクとして、スズキのスカイウェイブ400が挙げられます。PWRの7.938kg/PSは車両重量199kgにライダーの体重55kgを加えた254kgを、最高出力32.0PSで割ったものです。

LX250S KLX250と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのKLX250が挙げられます。PWRの7.958kg/PSは車両重量136kg+55kgの191kgを、最高出力24.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.706
平均ピストンスピード 16.60m/s
トルクウェイトレシオ 59.36kg/kgm
1馬力あたりのお値段 22996円
排気量1Lあたり馬力 75.81PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.90kgm/L
1気筒あたりの馬力 43.7PS
1気筒あたりのトルク 5.7kgm
パワーバンド比率 23.3%
燃費×馬力 4579.8pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは59.36kg/kgm(2030kg/34.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6025000円、最高出力が262馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22996円、逆に1万円あたりでは0.43馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は176170円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
レクサス編
3500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は75.81PS/L、トルクは9.90kgm/L、1気筒あたりの馬力は43.7馬力、トルクは5.7kgmとなり、このエンジンが262馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.60m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.0mmである2GR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7230回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.706になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が17.48km/L、最高出力が262PSであるこの車の獲得ポイントは4579.8ptになります。
戯れに車両重量2030kgを100kg単位にした20.3で割ってみたところ、その数値は225.60ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの235/65R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/65R18 | 直径 763mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
60 215/60R18
37.5km/h
径 715mm
差 -48mm
225/60R18
38.1km/h
径 727mm
差 -36mm
235/60R18
38.7km/h
径 739mm
差 -24mm
245/60R18
39.4km/h
径 751mm
差 -12mm
255/60R18
40.0km/h
径 763mm
差 0mm
65 215/65R18
38.6km/h
径 737mm
差 -26mm
225/65R18
39.3km/h
径 750mm
差 -13mm
235/65R18
40.0km/h
763mm
0mm
245/65R18
40.7km/h
径 776mm
差 +13mm
255/65R18
41.4km/h
径 789mm
差 +26mm
70 215/70R18
39.7km/h
径 758mm
差 -5mm
225/70R18
40.5km/h
径 772mm
差 +9mm
235/70R18
41.2km/h
径 786mm
差 +23mm
245/70R18
41.9km/h
径 800mm
差 +37mm
255/70R18
42.7km/h
径 814mm
差 +51mm
75 215/75R18
40.9km/h
径 780mm
差 +17mm
225/75R18
41.7km/h
径 795mm
差 +32mm
235/75R18
42.5km/h
径 810mm
差 +47mm
245/75R18
43.3km/h
径 825mm
差 +62mm
255/75R18
44.0km/h
径 840mm
差 +77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/65R18、215/70R18 、225/60R18、225/65R18 、235/60R18 、245/60R18 、255/60R18あたりのタイヤがおすすめです。

235/65R18のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが235/65R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】235/65R18のタイヤ銘柄と通販価格

GYL20W型 RX 3.5L-NA FF/CVTの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS7.75㎏/PS55.5ptB
最高回転数5881rpm6000rpm51.5ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
73.10PS/L75.81PS/L52.1ptC
1リットル
換算トルク
9.47㎏m/L9.90㎏m/L55.2ptB
WB/TR比1.7731.70656.8ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.90249.4ptC
前面の面積2.631m23.240m233.0ptE
最低地上高154.5mm200mm31.6ptE
スポーツ性能部門の得点453.7pt
総合評価D

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費338761円309200円52.6ptC
JC08燃費17.7km/L18.8km/L51.7ptC
100km/h
回転数
2490rpm-43.4ptD
航続距離644.0km1136.5km78.4ptS
車の大きさ11.467m315.846m332.7ptE
車内の広さ3430.7L4254.8L58.1ptB
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.8L851.0L63.4ptA
車内床面積2.793m23.546m260.8ptB
最小回転
半径
5.17m5.9m35.1ptE
ユーティリティ部門の得点527.9pt
総合評価B

※JC08燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10701車種中 RANK
運動性能 453.7pt 9031位 D
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 527.9pt 1985位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 981.6pt 6544位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は453.7点で全10701車種中の9031位、ユーティリティ部門は527.9点で1985位、総合得点は981.6点で6544位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGYL20W型 RX(FF/CVT) の各種スペックを、5人乗SUV3500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

RXの歴代モデル

5代目 TALA10型 RX
TALA10 RXは2022/11に登場した5代目モデル。参考車両の「RX350 version-L」は全長4890mm、全幅1920mm、全高1705mmの車体に、279PS/43.8kgmを発生するT24A型2393ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

4代目 GYL25W型 RX
GYL25W RXは2015/10に登場した4代目モデル。参考車両の「RX450h version-L」は全長4890mm、全幅1895mm、全高1710mmの車体に、262PS/34.2kgmを発生する2GR型3456ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

3代目 GYL15W型 RX
GYL15W RXは2009/01に登場した3代目モデル。参考車両の「RX450h Version-L」は全長4770mm、全幅1885mm、全高1690mmの車体に、249PS/32.3kgmを発生する2GR型3456ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。


人気があるSUVの車種比較


V55W パジェロ Evolution 1997 vs V25W パジェロ 1996 性能比較
2代目 パジェロ Evolution(1997年式 V55W・4WD/5MT・3.5L・280PS/35.5kgm・5人乗り)と、2代目 パジェロ Metal-Top Wide ZR-I(1996年式 V25W・4WD/5MT・3.5L・230PS/33.0kgm・5人乗り)を比較。

CT20 ティグアン TDI 2024 vs SK5 フォレスター SPORT 2020 性能比較
3代目 ティグアン TDI 4MOTION Active(2024年式 CT20・4WD/7AT・2.0L+ターボ・193PS/40.8kgm・5人乗り)と、5代目 フォレスター SPORT(2020年式 SK5・4WD/CVT・1.8L+ターボ・177PS/30.6kgm・5人乗り)を比較。

AXUH85 ハリアー ハイブリッド 2020 vs RV6 ヴェゼル e:HEV 2021 性能比較
4代目 ハリアー ハイブリッド S-Hybrid(2020年式 AXUH85・4WD/CVT・2.5L・178PS/22.5kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)を比較。

WDB3S フロンクス 2024 vs DG5 WR-V 2024 性能比較
初代 フロンクス(2024年式 WDB3S・FF/6AT・1.5L・101PS/13.8kgm・5人乗り)と、初代 WR-V X(2024年式 DG5・FF/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

JC74W ジムニー ノマド 2025 vs A210A ライズ 2021 性能比較
4代目 ジムニー ノマド FC(2025年式 JC74W・4WD/5MT・1.5L・102PS/13.3kgm・4人乗り)と、初代 ライズ Z(2021年式 A210A・4WD/CVT・1.0L+ターボ・98PS/14.3kgm・5人乗り)を比較。

RV6 ヴェゼル e:HEV e:HEV 2021 vs RV4 ヴェゼル G 2021 性能比較
2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

RU1 ヴェゼル Touring 2019 vs RV4 ヴェゼル G 2021 新旧比較
初代 ヴェゼル Touring Honda-Sensing(2019年式 RU1・FF/CVT・1.5L+ターボ・173PS/22.4kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

H57A パジェロ ジュニア 1997 vs H56A パジェロ ミニ 1997 性能比較
初代 パジェロ ジュニア ZR-I(1997年式 H57A・4WD/5MT・1.1L・80PS/10.0kgm・4人乗り)と、初代 パジェロ ミニ Duke-V(1997年式 H56A・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)を比較。