TAZA25:NXの性能と維持費 4WD/8AT 5人 599万円 2021年式

このページでは、レクサスの5ドア・5人乗りSUV、2代目の5BA-TAZA25型NX NX350 F-Sport【2021/10モデル・279PS/43.8kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

TAZA25 NX
販売期間:2021/10 - 現行車

画像はレクサスより引用
http://lexus.jp/index.html
投稿日:2021/12/20

ボディサイズが全長4660mm×全幅1865mm×全高1660mm、排気量は2393ccであることから、大雑把に分類すると2.4リットルクラス(2400cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4660mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


TAZA25型 NX [2393cc/279PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目NXの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/10
AAZA20型
[NX250]
2.5L-NA | FF/8AT
| 455.0万円
201PS
24.6kgm
14.4km/L
2021/10
AAZA25型
[NX250 version-L]
2.5L-NA | 4WD/8AT
| 570.0万円
201PS
24.6kgm
13.5km/L
2021/10
AAZH20型
[NX350h]
2.5L-NA | FF/CVT
| 520.0万円
190PS
24.8kgm
22.2km/L
2代目NXの車両型式・グレード一覧【全10車種】
NXの旧型モデル
初代 AGZ15型NX
AGZ15型NXは2014/07に登場した初代モデル。参考車両の「NX200t F-Sport」は全長4630mm、全幅1845mm、全高1645mmの車体に、238PS/35.7kgmを発生する8AR型1998ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー LEXUS
車名&
グレード
NX
NX350 F-Sport
その他 5BA-TAZA25-AWZLT
お値段 5990000円
車両型式 5BA-TAZA25
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4660×幅1865×高1660mm
室内寸法 長1805×幅1520×高1195mm
軸距&
輪距
2690mm
前1605mm/後1625mm
最小半径 5.8m
最低高 185mm
タイヤ 前輪:235/50R20
後輪:235/50R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1780kg
エンジン諸元
原動機型式 T24A-FTS
気筒配列 直列4気筒
排気量2393cc
吸気方式 ターボ
最高出力 279PS[205kW]/6000rpm
最大トルク 43.8kgm[430Nm]/1700-3600rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 12.2km/L(28.7mpg)
100km燃費 8.2L/100km
T24A-FTS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税43500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、NXの新車を688.9万円(諸費用として89.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 13年未満 43500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷12.2km/L×175円/L 143440円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 316600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額114810円×12ヶ月 1377720円
ローン返済中の年間維持費 1694300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55900円
名目 金額
自動車税(1年分) 43500円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 143440円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 19200円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 316600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1377720円
ローン返済中の年間維持費 1694300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55900円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「2500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は43500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした55900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。NX【NX350 F-Sport】の場合、維持費の月額は26400円(ローン完済前は141200円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 23%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 3000km分 43030円 23%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 7%
任意保険料 80% 57600円 30%
合計
[1万kmとの差額]
189400円
-127200円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 5000km分 71720円 32%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 6%
任意保険料 85% 61200円 27%
合計
[1万kmとの差額]
221700円
-94900円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 4%
燃料代 7000km分 100410円 39%
オイル交換 年1回 8400円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 5%
任意保険料 90% 64800円 26%
合計
[1万kmとの差額]
256400円
-60200円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて127200円安い189400円に、5000km走行では94900円安い221700円に、7000km走行では60200円安い256400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 15000km分 215160円 51%
オイル交換 年3回 36000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 28800円 7%
任意保険料 100% 72000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
421900円
+105300円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 8%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 20000km分 286880円 56%
オイル交換 年4回 48000円 9%
タイヤ交換 2年毎 38400円 7%
任意保険料 100% 72000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
515200円
+198600円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(12.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(14.2km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(12.2km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代143440円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル175円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。

参考:燃費が3%向上すると…?
市街地9.1km/L → 9.4km/L
郊外12.3km/L → 12.7km/L
高速道路14.2km/L → 14.6km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km173080円
[167550円]
郊外500km7120円
[6900円]
高速道路500km6160円
[5990円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
186360円
+42920円
9.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
180440円
-5920円
9.7km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lではガソリン989.0Lを消費して、ガソリン代は173080円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が12.3km/Lではガソリン40.7Lを消費して、ガソリン代は7120円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.2km/Lではガソリン35.2Lを消費して、ガソリン代は6160円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1064.9L、かかったガソリン代が186360円となり、平均燃費は9.4km/L(-2.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+42920円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は180440円となり、5920円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で29600円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km96160円
[93080円]
郊外5000km71140円
[68900円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
167300円
+23860円
10.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
161980円
-5320円
10.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lでは549.5Lを消費して、ガソリン代は96160円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が12.3km/Lでは406.5Lを消費して、ガソリン代は71140円になります。

このパターンでは使用した燃料量が956.0L、かかったガソリン代が167300円となり、平均燃費は10.5km/L(-1.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+23860円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が161980円となり、1年間で5320円、5年間で26600円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km64030円
[62000円]
郊外3340km47510円
[46030円]
高速道路3330km41040円
[39920円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
152580円
+9140円
11.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
147950円
-4630円
11.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lでは365.9Lを消費して、ガソリン代は64030円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が12.3km/Lでは271.5Lを消費して、ガソリン代は47510円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が14.2km/Lでは234.5Lを消費して、ガソリン代は41040円になります。

このパターンでは使用した燃料量が871.9L、かかったガソリン代が152580円となり、平均燃費は11.5km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+9140円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が147950円となり、1年間で4630円、5年間で23150円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km9610円
[9310円]
郊外9000km128050円
[124020円]
高速道路500km6160円
[5990円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
143820円
+380円
12.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
139320円
-4500円
12.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lでは54.9Lを消費して、ガソリン代は9610円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が12.3km/Lでは731.7Lを消費して、ガソリン代は128050円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.2km/Lでは35.2Lを消費して、ガソリン代は6160円になります。

このパターンでは使用した燃料量が821.8L、かかったガソリン代が143820円となり、平均燃費は12.2km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+380円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が139320円となり、1年間で4500円、5年間で22500円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(9.4km/L・10.5km/L・11.5km/L・12.2km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(186360円・167300円・152580円・143820円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km140円3100円3.6万円
20km290円6400円7.5万円
30km430円9500円11.2万円
50km720円15800円18.7万円
100km1430円31500円37.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を175円、燃費を12.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは14.34円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は140円/日となり、20km走行なら290円/日、30km走行なら430円/日、50km走行なら720円/日、100km走行なら1430円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は9500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は11.2万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

T24A-FTS型エンジン簡易性能曲線図
T24A-FTS型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1700回転時の馬力 104PS
3600回転時の馬力 220PS
6000回転時の馬力 279PS
6000回転時の馬力 279PS
各回転域でのトルク
1700回転時のトルク 43.8kgm
3600回転時のトルク 43.8kgm
6000回転時のトルク 33.3kgm
6000回転時のトルク 33.3kgm
T24A-FTS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているT24A型2393cc、直列4気筒のターボエンジンは6000回転時に最高出力279馬力を、1700-3600回転時に最大トルク43.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1700rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の4300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は71.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
レクサスの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.380kg/PS(1780kg/279PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.380kg/PS
車体+1人6.577kg/PS
車体+5人7.366kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.595kg/PS
車体+70kg6.631kg/PS
車体+80kg6.667kg/PS
車体+90kg6.703kg/PS
車体+100kg6.738kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.577kg/PS(1835kg/279PS)となり、数値としては0.197kg、比率にすると3.1%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.366kg/PS(2055kg/279PS)となり、数値としては0.986kg、比率にすると15.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


TAZA25 NXのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/10

-
NX
6.577kg/PS
1835kg/279PS|2.4L-TB
[車体のみPWR:6.380]
2006/10

車種詳細
アコード
6.568kg/PS
1445kg/220PS|2.0L-NA
車体のみPWR:6.318
2004/04

車種詳細
アルテッツァ
6.690kg/PS
1405kg/210PS|2.0L-NA
車体のみPWR:6.429
2015/01

車種詳細
レジェンド
6.481kg/PS
2035kg/314PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.306
2009/08

車種詳細
SC
6.411kg/PS
1795kg/280PS|4.3L-NA
車体のみPWR:6.214
2010/11

車種詳細
エリシオン プレステージ
6.717kg/PS
2015kg/300PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.533

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.577kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.380kg/PSから6.774kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りセダン「CL7型 アコード」、トヨタの5人乗りセダン「SXE10型 アルテッツァ」、ホンダの5人乗りセダン「KC2型 レジェンド」、レクサスの4人乗りオープンカー「UZZ40型 SC」、ホンダの7人乗りミニバン「RR5型 エリシオン プレステージ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

TAZA25型 NX [NX350 F-Sport]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.577kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は156.7PS/tとなっています。


NXがバイクと競争するなら…?


車種詳細
バルカン1500 クラシックツアラー Fi|1470cc
6.571kg/PS
414kg/63.0PS/11.50kgm
[車体のみPWR:5.698]
1速ギヤ速度:57.6km/h
最小TWR:1.015
2021/10

-
NX|2393cc
6.577kg/PS
1835kg/279PS/43.8kgm
[車体のみPWR:6.380]
1速ギヤ速度:45.7km/h
最小TWR:0.822

車種詳細
デスペラード ワインダー|399cc
6.579kg/PS
250kg/38.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:5.132]
1速ギヤ速度:54.3km/h
最小TWR:0.972

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではNXとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VNT50G バルカン1500 クラシックツアラー Fiと競争してみる

まずNXより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのバルカン1500 クラシックツアラー Fiが挙げられます。PWRの6.571kg/PSは車両重量359kgにライダーの体重55kgを加えた414kgを、最高出力63.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はバルカン1500 クラシックツアラー Fiに11.9km/h劣り、1速TWRは0.193kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

VK52B デスペラード ワインダーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのデスペラード ワインダーが挙げられます。PWRの6.579kg/PSは車両重量195kg+55kgの250kgを、最高出力38.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は8.6km/h劣り、1速TWRは0.150kg勝る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.666
平均ピストンスピード 19.90m/s
トルクウェイトレシオ 40.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段 21470円
排気量1Lあたり馬力 116.60PS/L
排気量1Lあたりトルク 18.30kgm/L
1気筒あたりの馬力 69.8PS
1気筒あたりのトルク 10.9kgm
パワーバンド比率 71.7%
燃費×馬力 3403.8pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.0~2.5Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは40.6kg/kgm(1780kg/43.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5990000円、最高出力が279馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は21470円、逆に1万円あたりでは0.47馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は136758円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
レクサス編
2500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は116.60PS/L、トルクは18.30kgm/L、1気筒あたりの馬力は69.8馬力、トルクは10.9kgmとなり、このエンジンが279馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.90m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が99.5mmであるT24A型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6030回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.666になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.2km/L、最高出力が279PSであるこの車の獲得ポイントは3403.8ptになります。
戯れに車両重量1780kgを100kg単位にした17.8で割ってみたところ、その数値は191.22ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.28m³
1人あたりのスペース 約0.66m³
室内長/全長 38.7%
室内幅/全幅 81.5%
室内高/全高 72.0%
室内容積/車両体積 22.7%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.28m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.66m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は38.7%、同じく室内幅と全幅の比率は81.5%、同じく室内高と全高の比率は72.0%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は22.7%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


NXでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.63m
期待される荷室の幅 1.42m
対角線の長さ 2.16m
期待される荷室の面積 2.31m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.63m(対角線では2.16m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


NXの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 12.2km/L
燃料タンク容量 55L
航続距離(カタログ燃費) 671.0km
航続距離(80%燃費) 539.0km
満タンプライス 9625円
1万円でどこまで行ける? 697.1km
車両価格/航続距離 8927円/km

WLTCモード燃費が12.2km/Lですので、燃料タンクの容量が55リットルですと航続可能距離は671.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.0km/L)とすると605.0km、80%(9.8km/L)だと539.0km、70%(8.5km/L)では467.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン55リットルの給油で9625円、上で計算した航続距離を踏まえると671.0km(80%燃費時539.0km)を走行するのに9625円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば697.1km(往復なら片道348.6km)、カタログ値の80%なら557.7km(片道278.9km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で671.0kmの距離を移動できるTAZA25型 NX [NX350 F-Sport]という乗り物を、599.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8927円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
12.2km/L
671.0km
市街地燃費
9.1km/L
500.5km
[-170.5km]
郊外燃費
12.3km/L
676.5km
[+5.5km]
高速道路燃費
14.2km/L
781.0km
[+110.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を55Lとしたとき、市街地モード燃費9.1km/Lでの航続距離は500.5km(-170.5km)、郊外モード燃費12.3km/Lでの航続距離は676.5km(+5.5km)、高速道路モード燃費14.2km/Lでの航続距離は781.0km(+110.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 235/50R20|タイヤ直径 74.3cm|円周長 233.4cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.519 18.37 -
-
50km/h 13120rpm 2166.2kgm
2速 3.184 10.60 0.577 1-2/
3750rpm
86km/h 7570rpm 1249.7kgm
3速 2.050 6.82 0.644 2-3/
4190rpm
133km/h 4870rpm 804.6kgm
4速 1.491 4.96 0.727 3-4/
4730rpm
183km/h 3540rpm 585.2kgm
5速 1.234 4.11 0.828 4-5/
5380rpm
222km/h 2930rpm 484.3kgm
6速 1.000 3.33 0.810 5-6/
5270rpm
273km/h 2380rpm 392.5kgm
7速 0.800 2.66 0.800 6-7/
5200rpm
342km/h 1900rpm 314.0kgm
8速 0.673 2.24 0.841 7-8/
5470rpm
406km/h 1600rpm 264.1kgm
Final 3.329 レシオカバレッジ(変速比幅)8.201

ギヤの繋がりイメージ
TAZA25型NX8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1700-3600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.329)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(43.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.329)÷タイヤの有効半径(0.3715m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの406km(6000rpmでは375.0km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ46km/h-
2速ギヤ79km/h3460rpm
3速ギヤ123km/h3860rpm
4速ギヤ169km/h4360rpm
5速ギヤ205km/h4970rpm
6速ギヤ252km/h4860rpm
7速ギヤ316km/h4800rpm
8速ギヤ375km/h5050rpm

TAZA25型NXに搭載されたT24A型2393ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると46km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3460rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は79km/h(+33km/h)になります。

3速ギヤでは3860rpmまで落ちて6000rpmで123km/h(+44km/h)に、4速ギヤでは4360rpmまで落ちて6000rpmで169km/h(+46km/h)に、5速ギヤでは4970rpmまで落ちて6000rpmで205km/h(+36km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4860rpmまで落ちて6000rpmで252km/h(+47km/h)に、7速ギヤでは4800rpmまで落ちて6000rpmで316km/h(+64km/h)に、8速ギヤでは5050rpmまで落ちて6000rpmで375km/h(+59km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1700-3600回転で最大トルク43.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば40.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.380kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2166.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1780kg)を1速ギヤの最大駆動力(2166.2kgm)で割ってみると0.822kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(33.3kgm)からTWRを算出すると1.08kg/kgmとなり、1700-6000回転の回転域では0.822-1.08kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5250 7870 10500 13120 15740 18370 23620
2速 3030 4540 6060 7570 9080 10600 13620
3速 1950 2920 3900 4870 5850 6820 8770
4速 1420 2130 2840 3540 4250 4960 6380
5速 1170 1760 2350 2930 3520 4110 5280
6速 950 1430 1900 2380 2850 3330 4280
7速 760 1140 1520 1900 2280 2660 3420
8速 640 960 1280 1600 1920 2240 2880
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.673)を選択して時速100kmにて走行すると1600回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは960回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1120回転、一般的な高速道路の80km/hでは1280回転、100km/hでは1600回転、制限速度が120km/hになると1920回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2880回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 15 23 30 38 46 53 61
2速 13 26 40 53 66 79 92 106
3速 21 41 62 82 103 123 144 164
4速 28 56 85 113 141 169 197 226
5速 34 68 102 136 170 205 239 273
6速 42 84 126 168 210 252 294 337
7速 53 105 158 210 263 316 368 421
8速 63 125 188 250 313 375 438 500

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/50R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/50R20 | 直径 743mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
45
扁平
215/45R20
37.8km/h
直径702mm
径差-41mm
225/45R20
38.3km/h
直径711mm
径差-32mm
235/45R20
38.8km/h
直径720mm
径差-23mm
245/45R20
39.2km/h
直径729mm
径差-14mm
255/45R20
39.7km/h
直径738mm
径差-5mm
0%
50
扁平
215/50R20
38.9km/h
直径723mm
径差-20mm
225/50R20
39.5km/h
直径733mm
径差-10mm
235/50R20
40.0km/h
743mm
0mm
245/50R20
40.5km/h
直径753mm
径差+10mm
255/50R20
41.1km/h
直径763mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
215/55R20
40.1km/h
直径745mm
径差+2mm
225/55R20
40.7km/h
直径756mm
径差+13mm
235/55R20
41.3km/h
直径767mm
径差+24mm
245/55R20
41.9km/h
直径778mm
径差+35mm
255/55R20
42.5km/h
直径789mm
径差+46mm
+10%
60
扁平
215/60R20
41.2km/h
直径766mm
径差+23mm
225/60R20
41.9km/h
直径778mm
径差+35mm
235/60R20
42.5km/h
直径790mm
径差+47mm
245/60R20
43.2km/h
直径802mm
径差+59mm
255/60R20
43.8km/h
直径814mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/50R20 、225/45R20、225/50R20 、235/45R20 、245/45R20 、255/45R20あたりのタイヤがおすすめです。

235/50R20のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/50R20の適応サイズと性能の変化 [TAZA25型NX編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


TAZA25型NX[2.4Lターボ 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.380kg/ps59.20
1速ギヤ加速性能0.822kg/kgm66.13
1L換算馬力116.60ps/L55.25
1L換算トルク18.30kgm/L58.06
WB/TR比1.66661.03
ワイド&ロー指数0.89049.99
前面の面積3.096m²36.04
最低地上高185mm37.07
スポーツ性能部門の得点422.77

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費12.2km/L41.82
年間維持費316600円50.82
100kmh回転数1600rpm61.89
航続距離671.0km47.61
車の大きさ14.427m³62.39
室内の広さ3.279m³48.92
最小回転半径5.8m36.88
馬力単価21470円49.69
ユーティリティ部門の得点400.02

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した TAZA25型NX[2.4Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 822.79 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したTAZA25型NX(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

NXの歴代モデル

2代目 AAZA20型 NX
AAZA20 NXは2021/10に登場した2代目モデル。参考車両の「NX250」は全長4660mm、全幅1865mm、全高1660mmの車体に、201PS/24.6kgmを発生するA25A型2487ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 AYZ15型 NX
AYZ15 NXは2014/07に登場した初代モデル。参考車両の「NX300h version-L」は全長4630mm、全幅1845mm、全高1645mmの車体に、152PS/21.0kgmを発生する2AR型2493ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。