JDS:XJSの性能と維持費 FR/4AT 2人乗り 1345万円 1994年式

このページでは、ジャガーの2ドア・2人乗りオープンカー、初代のE-JDS型XJS V12-Convertible【1994/11モデル・300PS/48.4kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

JDS XJS
販売期間:1990/10 - 1996/10

画像はジャガーより引用
http://www.jaguar.co.jp/
投稿:2012/05/01|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長4820mm×全幅1795mm×全高1290mm、排気量は5992ccであることから、大雑把に分類すると6.0リットルクラス(6000cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4820mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


JDS型 XJS [5992cc/300PS FR/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代XJSの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1994/11
JED2型
[4.0-Coupe]
4.0L-NA | FR/4AT
| 985.0万円
240PS
38.9kgm
-
1994/11
JES2型
[V12-Coupe]
6.0L-NA | FR/4AT
| 1145.0万円
300PS
48.4kgm
-
1992/10
JEW型
[V12-Coupe]
5.3L-NA | FR/3AT
| 1145.0万円
280PS
42.3kgm
-
初代XJSの車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー JAGUAR
車名&
グレード
XJS
V12-Convertible
その他 V12コンバーチブル
お値段 13450000円
車両型式 E-JDS
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 2ドア/2人
車体寸法 長4820×幅1795×高1290mm
最小半径 6.4m
タイヤ 前輪:225/60R16
後輪:225/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1900kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型12気筒
排気量5992cc
圧縮比11.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 300PS[221kW]/5350rpm
最大トルク 48.4kgm[475Nm]/2850rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型12気筒とは‥シリンダをV字型に交互で12個配置する方式。満足度の高さはピカイチ。
V型12気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税101100円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税25200円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1994/11モデルのXJSを29年落ちの中古で295.9万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    XJSの1994/11モデルの場合、2023年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である269万円に諸経費として26.9万円を足した295.9万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1994年式を29年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過 101100円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 18年経過 25200円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.1km/L×175円/L 286890円
オイル交換(5000km毎) 1回9000円×2回 18000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額9500円) 月額9500円×12ヶ月 114000円
ローン完済後の年間維持費 564800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額49320円×12ヶ月 591840円
ローン返済中の年間維持費 1156700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 73500円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100円
自動車重量税(1年分) 25200円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 286890円
オイル交換(5000km毎) 18000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額9500円) 114000円
ローン完済後の年間維持費 564800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 591840円
ローン返済中の年間維持費 1156700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
73500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「6000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は101100円、「2.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした73500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

名にし負うXJSともなると、維持費は月額でさえ47100円(ローン完済前は96400円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。清水の舞台から飛び降りる覚悟でご近所を一周して満足するか、盆栽としてガレージに飾っておくならまあ、あるいは…


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 31%
自動車重量税 1年分 25200円 8%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 3000km分 86070円 26%
オイル交換 年1回 9000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 80% 91200円 27%
合計
[1万kmとの差額]
329000円
-235800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 26%
自動車重量税 1年分 25200円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 5000km分 143450円 37%
オイル交換 年1回 9000円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 85% 96960円 24%
合計
[1万kmとの差額]
392200円
-172600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 22%
自動車重量税 1年分 25200円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 7000km分 200820円 44%
オイル交換 年1回 12600円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 1%
任意保険料 90% 102600円 23%
合計
[1万kmとの差額]
458800円
-106000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて235800円安い329000円に、5000km走行では172600円安い392200円に、7000km走行では106000円安い458800円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 13%
自動車重量税 1年分 25200円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 1%
燃料代 15000km分 430340円 57%
オイル交換 年3回 54000円 7%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 2%
任意保険料 100% 114000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
749100円
+184300円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 11%
自動車重量税 1年分 25200円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 1%
燃料代 20000km分 573780円 63%
オイル交換 年4回 72000円 8%
タイヤ交換 2年毎 19200円 2%
任意保険料 100% 114000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
915300円
+350500円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km290円6400円7.5万円
20km570円12500円14.8万円
30km860円18900円22.4万円
50km1430円31500円37.2万円
100km2870円63100円74.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を175円、燃費を6.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは28.69円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は290円/日となり、20km走行なら570円/日、30km走行なら860円/日、50km走行なら1430円/日、100km走行なら2870円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は18900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は22.4万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2850回転時の馬力 193PS
5350回転時の馬力 300PS
5350回転時の馬力 300PS
各回転域でのトルク
2850回転時のトルク 48.4kgm
5350回転時のトルク 40.2kgm
5350回転時のトルク 40.2kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型12気筒、5992ccの自然吸気エンジンは5350回転時に最高出力300馬力を、2850回転時に最大トルク48.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2850rpmから最高出力が発生する5350rpmまで」の2500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は46.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.333kg/PS(1900kg/300PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.333kg/PS
車体+1人6.517kg/PS
車体+2人6.700kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.533kg/PS
車体+70kg6.567kg/PS
車体+80kg6.600kg/PS
車体+90kg6.633kg/PS
車体+100kg6.667kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.517kg/PS(1955kg/300PS)となり、数値としては0.184kg、比率にすると2.9%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.700kg/PS(2010kg/300PS)となり、数値としては0.367kg、比率にすると5.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


JDS XJSのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
1994/11

-
XJS
6.517kg/PS
1955kg/300PS|6.0L-NA
[車体のみPWR:6.333]
2006/10

車種詳細
アコード
6.568kg/PS
1445kg/220PS|2.0L-NA
車体のみPWR:6.318
2004/04

車種詳細
アルテッツァ
6.690kg/PS
1405kg/210PS|2.0L-NA
車体のみPWR:6.429
2010/02

車種詳細
クラウン ハイブリッド
6.368kg/PS
1885kg/296PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.182
2015/01

車種詳細
レジェンド
6.481kg/PS
2035kg/314PS|3.5L-NA
車体のみPWR:6.306
2009/08

車種詳細
SC
6.411kg/PS
1795kg/280PS|4.3L-NA
車体のみPWR:6.214

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.517kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.321kg/PSから6.713kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りセダン「CL7型 アコード」、トヨタの5人乗りセダン「SXE10型 アルテッツァ」、トヨタの5人乗りセダン「GWS204型 クラウン ハイブリッド」、ホンダの5人乗りセダン「KC2型 レジェンド」、レクサスの4人乗りオープンカー「UZZ40型 SC」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

JDS型 XJS [V12-Convertible]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.517kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は157.9PS/tとなっています。


XJSがバイクと競争するなら…?


車種詳細
VTR|249cc
6.500kg/PS
208kg/32.0PS/2.40kgm
[車体のみPWR:4.781]
1994/11

-
XJS|5992cc
6.517kg/PS
1955kg/300PS/48.4kgm
[車体のみPWR:6.333]

車種詳細
XR250 モタード|249cc
6.517kg/PS
189kg/28.6PS/2.55kgm
[車体のみPWR:4.621]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではXJSとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MC33 VTRと競争してみる

まずXJSより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのVTRが挙げられます。PWRの6.500kg/PSは車両重量153kgにライダーの体重55kgを加えた208kgを、最高出力32.0PSで割ったものです。

MD30 XR250 モタードと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのXR250 モタードが挙げられます。PWRの6.517kg/PSは車両重量134kg+55kgの189kgを、最高出力28.6PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 No data
平均ピストンスピード 14.00m/s
トルクウェイトレシオ 39.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 44833円
排気量1Lあたり馬力 50.07PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.08kgm/L
1気筒あたりの馬力 25.0PS
1気筒あたりのトルク 4.0kgm
パワーバンド比率 46.7%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
オープンカーのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは39.3kg/kgm(1900kg/48.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が13450000円、最高出力が300馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は44833円、逆に1万円あたりでは0.22馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は277893円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc超の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は50.07PS/L、トルクは8.08kgm/L、1気筒あたりの馬力は25.0馬力、トルクは4.0kgmとなり、このエンジンが300馬力を5350回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.00m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が78.5mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7640回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング


XJSの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.1km/L
燃料タンク容量 82L
航続距離(カタログ燃費) 500.2km
航続距離(80%燃費) 401.8km
満タンプライス 14350円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が82リットルですと航続可能距離は500.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.5km/L)とすると451.0km、80%(4.9km/L)だと401.8km、70%(4.3km/L)では352.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン82リットルの給油で14350円、上で計算した航続距離を踏まえると500.2km(80%燃費時401.8km)を走行するのに14350円かかる計算です。



純正装着タイヤの225/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/60R16 | 直径 676mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
55
扁平
205/55R16
37.4km/h
直径632mm
径差-44mm
215/55R16
38.0km/h
直径643mm
径差-33mm
225/55R16
38.7km/h
直径654mm
径差-22mm
235/55R16
39.3km/h
直径665mm
径差-11mm
245/55R16
40.0km/h
直径676mm
径差0mm
0%
60
扁平
205/60R16
38.6km/h
直径652mm
径差-24mm
215/60R16
39.3km/h
直径664mm
径差-12mm
225/60R16
40.0km/h
676mm
0mm
235/60R16
40.7km/h
直径688mm
径差+12mm
245/60R16
41.4km/h
直径700mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
205/65R16
39.8km/h
直径673mm
径差-3mm
215/65R16
40.6km/h
直径686mm
径差+10mm
225/65R16
41.4km/h
直径699mm
径差+23mm
235/65R16
42.1km/h
直径712mm
径差+36mm
245/65R16
42.9km/h
直径725mm
径差+49mm
+10%
70
扁平
205/70R16
41.0km/h
直径693mm
径差+17mm
215/70R16
41.8km/h
直径707mm
径差+31mm
225/70R16
42.7km/h
直径721mm
径差+45mm
235/70R16
43.5km/h
直径735mm
径差+59mm
245/70R16
44.3km/h
直径749mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/60R16、205/65R16 、215/55R16、215/60R16 、225/55R16 、235/55R16 、245/55R16あたりのタイヤがおすすめです。

225/60R16のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/60R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


JDS型XJS[6.0L-NA FR/4AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.333kg/ps59.33
1速ギヤ加速性能-39.91
1L換算馬力50.07ps/L31.80
1L換算トルク8.08kgm/L33.05
WB/TR比-32.27
ワイド&ロー指数0.71962.66
前面の面積2.316m²58.52
最低地上高-43.65
スポーツ性能部門の得点361.19

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費564800円27.67
100kmh回転数-43.41
航続距離-25.42
車の大きさ11.161m³49.12
室内の広さ(仮) 2.024m³36.57
最小回転半径6.4m24.37
馬力単価44833円18.30
ユーティリティ部門の得点266.26

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した JDS型XJS[6.0L-NA FR/4AT] の総合得点は 627.45 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したJDS型XJS(FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「5000cc超のオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。