ハマー:H2の性能と維持費 6.0L/4WD/4AT 6人 909万円 2006年式

このページでは、ハマーの5ドア・6人乗りSUV、初代のH2 type-G【2006/12モデル・330PS/50.5kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

H2
販売期間:2003/02 - 2010/02

画像はハマーより引用

投稿:2013/01/10|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長5180mm×全幅2180mm×全高2060mm、排気量は5967ccであることから、大雑把に分類すると6.0リットルクラス(6000cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5180mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


H2 [5967cc/330PS 4WD/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代H2の類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2007/11
型式不明
[type-G]
6.2L-NA | 4WD/6AT
| 955.5万円
398PS
57.4kgm
-

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー HUMMER
車名&
グレード
H2
type-G
その他 タイプS 5人乗りあり
お値段 9082500円
車両型式
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 5ドア/6名乗車
車体寸法 長5180×幅2180×高2060mm
軸距&
輪距
3120mm
前1763mm/後1763mm
タイヤ 前輪:315/70R17
後輪:315/70R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 3030kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量5967cc
圧縮比9.4
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 330PS[243kW]/5200rpm
最大トルク 50.5kgm[495Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税101100円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税44100円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2006/12モデルのH2を18年落ちの中古で199.9万円にて購入し、頭金なしで4年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    H2の2006/12モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である181.7万円に諸経費として18.2万円を足した199.9万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2006年式を18年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過 101100円
自動車重量税(1年分) 3.5トン以下 18年経過 44100円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷4.1km/L×170円/L
7000km÷4.1km/L×170円/L
5000km÷4.1km/L×170円/L
3000km÷4.1km/L×170円/L
414630円
(290240円)
(207320円)
(124390円)
オイル交換(5000km毎) 1回9000円×2回 18000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料(月額9500円) 月額9500円×12ヶ月 114000円
ローン完済後の年間維持費 712700円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額41640円×12ヶ月 499680円
ローン返済中の年間維持費 1212400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 108900円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100円
自動車重量税(1年分) 44100円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
414630円
(290240円)
(207320円)
(124390円)
オイル交換(5000km毎) 18000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額9500円) 114000円
ローン完済後の年間維持費 712700円
名目 金額
車のローン額(1年分) 499680円
ローン返済中の年間維持費 1212400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
108900円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「6000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は101100円、「3.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は44100円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした108900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ59400円(ローン完済前は101100円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をH2に吸い取られ泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり170円を基準として、-50円となる120円から、+50円となる220円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費4.1km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
120円/L
292700円
[-121930円]
-25円
145円/L
353670円
[-60960円]
-10円
160円/L
390260円
[-24370円]
170円/L414630円
[0円]
+10円
180円/L
439040円
[+24410円]
+25円
195円/L
475630円
[+61000円]
+50円
220円/L
536610円
[+121980円]

燃費4.1km/LのH2で10000km走行するのに必要な燃料は2439.1L、1リットルあたり170円としたときの燃料代は414630円になります。

参考までに、H2の燃料タンクは121リットルですので、2439.1Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約19750円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては24410円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると61000円、50円も違ってくると121980円にもなります。

これをH2の年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり170円の場合を712700円としたとき、120円/Lに値下がりすれば590770円(82.9%)に、220円/Lに値上がりすれば834680円(117.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(101100円)なり重量税(44100円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 26%
自動車重量税 1年分 44100円 11%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 3000km分 124390円 32%
オイル交換 年1回 9000円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 2%
任意保険料 80% 91200円 25%
合計
[1万kmとの差額]
386700円
-326000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 21%
自動車重量税 1年分 44100円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 5000km分 207320円 44%
オイル交換 年1回 9000円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 2%
任意保険料 85% 96960円 20%
合計
[1万kmとの差額]
475400円
-237300円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 18%
自動車重量税 1年分 44100円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 290240円 51%
オイル交換 年1回 12600円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 1%
任意保険料 90% 102600円 18%
合計
[1万kmとの差額]
567500円
-145200円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて326000円安い386700円に、5000km走行では237300円安い475400円に、7000km走行では145200円安い567500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 11%
自動車重量税 1年分 44100円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 621950円 65%
オイル交換 年3回 54000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 2%
任意保険料 100% 114000円 10%
合計
[1万kmとの差額]
962000円
+249300円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 8%
自動車重量税 1年分 44100円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 829260円 69%
オイル交換 年4回 72000円 6%
タイヤ交換 2年毎 24000円 2%
任意保険料 100% 114000円 10%
合計
[1万kmとの差額]
1193300円
+480600円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。



H2の燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 4.1km/L
燃料タンク容量 121L
航続距離(カタログ燃費) 496.1km
航続距離(80%燃費) 399.3km
満タンプライス 20570円
1km走行コスト 41.46円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので4.1km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量121リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は496.1kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(3.7km/L)とすると447.7km、80%(3.3km/L)だと399.3km、70%(2.9km/L)では350.9kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり170円で121リットルの給油をすると20570円、上で計算した航続距離を踏まえると496.1km(80%燃費時399.3km)を走行するのに20570円かかる計算です。

燃費を4.1km/Lとしたときの1km走行コストは41.46円、10万km走行したときの燃料代は414.6万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら41.5万円/年、7年10万kmなら59.2万円/年、5年10万kmなら82.9万円/年、3年10万kmなら138.2万円/年となります。



カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 282PS
5200回転時の馬力 330PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 50.5kgm
5200回転時のトルク 45.5kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、5967ccの自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力330馬力を、4000回転時に最大トルク50.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.182kg/PS(3030kg/330PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.182kg/PS
車体+1人9.348kg/PS
車体+6人10.182kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.364kg/PS
車体+70kg9.394kg/PS
車体+80kg9.424kg/PS
車体+90kg9.455kg/PS
車体+100kg9.485kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.348kg/PS(3085kg/330PS)となり、数値としては0.166kg、比率にすると1.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの6人が搭乗した場合、車両重量に330kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.182kg/PS(3360kg/330PS)となり、数値としては1.000kg、比率にすると10.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


H2のライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2006/12

-
H2
9.348kg/PS
3085kg/330PS|6.0L-NA
[車体のみPWR:9.182]
2013/06

車種詳細
マーチ NISMO
9.181kg/PS
1065kg/116PS|1.5L-NA
車体のみPWR:8.707
2017/07

車種詳細
エスクード
9.375kg/PS
1275kg/136PS|1.4L-TB
車体のみPWR:8.971
2014/06

車種詳細
レヴォーグ
9.265kg/PS
1575kg/170PS|1.6L-TB
車体のみPWR:8.941
2016/07

車種詳細
レヴォーグ STI
9.441kg/PS
1605kg/170PS|1.6L-TB
車体のみPWR:9.118
2011/12

車種詳細
インプレッサ スポーツ
9.300kg/PS
1395kg/150PS|2.0L-NA
車体のみPWR:8.933

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.348kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.161kg/PSから9.535kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の5人乗りハッチバック「K13型 マーチ NISMO」、スズキの5人乗りSUV「YEA1S型 エスクード」、スバルの5人乗りワゴン「VM4型 レヴォーグ」、スバルの5人乗りワゴン「VM4型 レヴォーグ STI」、スバルの5人乗りハッチバック「GP7型 インプレッサ スポーツ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

H2 [type-G]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.348kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は108.9PS/tとなっています。


H2がバイクと競争するなら…?


車種詳細
ドラッグスター250|248cc
9.304kg/PS
214kg/23.0PS/2.20kgm
[車体のみPWR:6.913]
1速ギヤ速度:40.1km/h
最小TWR:0.960
2006/12

-
H2|5967cc
9.348kg/PS
3085kg/330PS/50.5kgm
[車体のみPWR:9.182]
1速ギヤ速度:68.2km/h
最小TWR:2.087

車種詳細
セロー250|249cc
9.400kg/PS
188kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:6.650]
1速ギヤ速度:32.7km/h
最小TWR:0.732

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではH2とパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VG02J ドラッグスター250と競争してみる

まずH2より少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのドラッグスター250が挙げられます。PWRの9.304kg/PSは車両重量159kgにライダーの体重55kgを加えた214kgを、最高出力23.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はドラッグスター250に28.1km/h勝り、1速TWRは1.127kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

DG31J セロー250と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのセロー250が挙げられます。PWRの9.400kg/PSは車両重量133kg+55kgの188kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は35.5km/h勝り、1速TWRは1.355kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.770
平均ピストンスピード 15.95m/s
トルクウェイトレシオ 60.00kg/kgm
1馬力あたりのお値段 27523円
排気量1Lあたり馬力 55.30PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.46kgm/L
1気筒あたりの馬力 41.2PS
1気筒あたりのトルク 6.3kgm
パワーバンド比率 23.1%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは60.00kg/kgm(3030kg/50.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9082500円、最高出力が330馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は27523円、逆に1万円あたりでは0.36馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は179851円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc超の車編
7人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は55.30PS/L、トルクは8.46kgm/L、1気筒あたりの馬力は41.2馬力、トルクは6.3kgmとなり、このエンジンが330馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.95m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.770になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


H2での車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.81m
期待される荷室の幅 1.78m
対角線の長さ 2.54m
期待される荷室の面積 3.22m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.81m(対角線では2.54m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5700rpm|タイヤサイズ 315/70R17|タイヤ直径 87.3cm|円周長 274.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.060 12.55 -
-
75km/h 7620rpm 1451.5kgm
2速 1.620 6.64 0.529 1-2/
3020rpm
141km/h 4040rpm 768.4kgm
3速 1.000 4.10 0.617 2-3/
3520rpm
229km/h 2490rpm 474.3kgm
4速 0.690 2.83 0.690 3-4/
3930rpm
332km/h 1720rpm 327.3kgm
Final 4.100 レシオカバレッジ(変速比幅)4.435

ギヤの繋がりイメージ
謎型H24AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.100)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(50.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.100)÷タイヤの有効半径(0.4365m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの332km(5200rpmでは302.5km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5200rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ68km/h-
2速ギヤ129km/h2750rpm
3速ギヤ209km/h3210rpm
4速ギヤ303km/h3590rpm

謎型H2に搭載された5967ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5200rpmまで引っ張ると68km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5200rpmから2750rpmまで落ち、そこから5200rpmまで加速を続けると速度は129km/h(+61km/h)になります。

3速ギヤでは3210rpmまで落ちて5200rpmで209km/h(+80km/h)に、4速ギヤでは3590rpmまで落ちて5200rpmで303km/h(+94km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク50.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば60.00kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.182kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1451.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(3030kg)を1速ギヤの最大駆動力(1451.5kgm)で割ってみると2.087kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5200回転でのトルク(45.5kgm)からTWRを算出すると2.32kg/kgmとなり、4000-5200回転の回転域では2.087-2.32kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3050 4570 6100 7620 9150 10670 13720
2速 1610 2420 3230 4040 4840 5650 7260
3速 1000 1490 1990 2490 2990 3490 4480
4速 690 1030 1380 1720 2060 2410 3090
※赤い数字は暫定レブリミット(5700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.690)を選択して時速100kmにて走行すると1720回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1030回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1200回転、一般的な高速道路の80km/hでは1380回転、100km/hでは1720回転、制限速度が120km/hになると2060回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3090回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 13 26 39 52 66 79 92 105
2速 25 50 74 99 124 149 173 198
3速 40 80 120 161 201 241 281 321
4速 58 116 175 233 291 349 407 465

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの315/70R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 315/70R17 | 直径 873mm

-20mm
幅295mm
-10mm
幅305mm
変更なし
幅315mm
+10mm
幅325mm
+20mm
幅335mm
-5%
65
扁平
295/65R17
37.4km/h
直径816mm
径差-57mm
305/65R17
38.0km/h
直径829mm
径差-44mm
315/65R17
38.6km/h
直径842mm
径差-31mm
325/65R17
39.2km/h
直径855mm
径差-18mm
335/65R17
39.8km/h
直径868mm
径差-5mm
0%
70
扁平
295/70R17
38.7km/h
直径845mm
径差-28mm
305/70R17
39.4km/h
直径859mm
径差-14mm
315/70R17
40.0km/h
873mm
0mm
325/70R17
40.6km/h
直径887mm
径差+14mm
335/70R17
41.3km/h
直径901mm
径差+28mm
+5%
75
扁平
295/75R17
40.1km/h
直径875mm
径差+2mm
305/75R17
40.8km/h
直径890mm
径差+17mm
315/75R17
41.5km/h
直径905mm
径差+32mm
325/75R17
42.2km/h
直径920mm
径差+47mm
335/75R17
42.8km/h
直径935mm
径差+62mm
+10%
80
扁平
295/80R17
41.4km/h
直径904mm
径差+31mm
305/80R17
42.2km/h
直径920mm
径差+47mm
315/80R17
42.9km/h
直径936mm
径差+63mm
325/80R17
43.6km/h
直径952mm
径差+79mm
335/80R17
44.4km/h
直径968mm
径差+95mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、295/70R17 、305/65R17、305/70R17 、315/65R17 、325/65R17 、335/65R17あたりのタイヤがおすすめです。

315/70R17のタイヤ幅を295mmから345mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、315/70R17の適応サイズと性能の変化 [H2編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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H2[6.0L-NA 4WD/4AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.182kg/ps51.60
1速ギヤ加速性能2.087kg/kgm39.10
1L換算馬力55.30ps/L35.97
1L換算トルク8.46kgm/L37.68
WB/TR比1.77050.31
ワイド&ロー指数0.94546.20
前面の面積4.491m²0.01
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点304.59

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費712700円14.73
100kmh回転数1720rpm60.22
航続距離-25.83
車の大きさ23.262m³97.03
室内の広さ(仮) 4.218m³57.63
最小回転半径-39.21
馬力単価27523円42.00
ユーティリティ部門の得点378.05

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したH2[6.0L-NA 4WD/4AT] の総合得点は 682.64 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したH2 [type-G] (4WD/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「5000cc超の7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。