フォード:エクスペディションの性能と維持費 4.6L/FR/4AT 560万円

このページでは、フォードの5ドア・8人乗りSUV、初代のエクスペディション XLT【1999/01モデル・240PS/40.5kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

エクスペディション
販売期間:1999/01 - 2004/04

画像はフォードより引用
http://www.ford.co.jp/
投稿:2013/01/09|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長5200mm×全幅2000mm×全高1875mm、排気量は4600ccであることから、大雑把に分類すると4.6リットルクラス(4600cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5200mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


エクスペディション [4600cc/240PS FR/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代エクスペディションの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2002/02
1FMLU18型
[Eddie-bauer]
5.4L-NA | 4WD/4AT
| 740.0万円
260PS
47.7kgm
-

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー FORD
車名&
グレード
エクスペディション
XLT
その他 -
お値段 5600000円
車両型式
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 5ドア/8人
車体寸法 長5200×幅2000×高1875mm
軸距&
輪距
3025mm
前1661mm/後1663mm
最小半径 5.8m
タイヤ 前輪:255/70R16
後輪:255/70R16
ブレーキ 前:ディスク
後:ディスク
車両重量 2270kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量4600cc
圧縮比9.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 240PS[176kW]/4750rpm
最大トルク 40.5kgm[397Nm]/3500rpm
使用燃料 レギュラーガソリン

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税101100円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税31500円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1999/01モデルのエクスペディションを24年落ちの中古で123.2万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    エクスペディションの1999/01モデルの場合、2023年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である112万円に諸経費として11.2万円を足した123.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1999年式を24年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過 101100円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 18年経過 31500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷5.1km/L×190円/L
7000km÷5.1km/L×190円/L
5000km÷5.1km/L×190円/L
3000km÷5.1km/L×190円/L
372550円
(260790円)
(186280円)
(111770円)
オイル交換(5000km毎) 1回7500円×2回 15000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額8500円) 月額8500円×12ヶ月 102000円
ローン完済後の年間維持費 641800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額34220円×12ヶ月 410640円
ローン返済中の年間維持費 1052400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 86100円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100円
自動車重量税(1年分) 31500円
自賠責保険料(1年分) 10005円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
372550円
(260790円)
(186280円)
(111770円)
オイル交換(5000km毎) 15000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額8500円) 102000円
ローン完済後の年間維持費 641800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 410640円
ローン返済中の年間維持費 1052400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
86100円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「6000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は101100円、「2.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は31500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした86100円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

天に見放されし生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。金額を見ただけで気が遠くなります。その維持費は月額でさえ53500円(ローン完済前は87700円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られし大富豪でもなければ、お給金の大半をエクスペディションに吸い取られ泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 29%
自動車重量税 1年分 31500円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 3000km分 111770円 32%
オイル交換 年1回 7500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 2%
任意保険料 80% 81600円 23%
合計
[1万kmとの差額]
349900円
-291900円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 24%
自動車重量税 1年分 31500円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 5000km分 186280円 43%
オイル交換 年1回 7500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 1%
任意保険料 85% 86760円 21%
合計
[1万kmとの差額]
429600円
-212200円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 20%
自動車重量税 1年分 31500円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 7000km分 260790円 51%
オイル交換 年1回 10500円 2%
タイヤ交換 6年毎 6400円 1%
任意保険料 90% 91800円 18%
合計
[1万kmとの差額]
512100円
-129700円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料102000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて291900円安い349900円に、5000km走行では212200円安い429600円に、7000km走行では129700円安い512100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 12%
自動車重量税 1年分 31500円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 1%
燃料代 15000km分 558830円 65%
オイル交換 年3回 45000円 5%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 2%
任意保険料 100% 102000円 11%
合計
[1万kmとの差額]
862900円
+221100円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 101100円 9%
自動車重量税 1年分 31500円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 1%
燃料代 20000km分 745100円 70%
オイル交換 年4回 60000円 6%
タイヤ交換 2年毎 19200円 2%
任意保険料 100% 102000円 9%
合計
[1万kmとの差額]
1069000円
+427200円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km370円8100円9.6万円
20km750円16500円19.5万円
30km1120円24600円29.1万円
50km1860円40900円48.4万円
100km3730円82100円97.0万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を190円、燃費を5.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは37.25円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は370円/日となり、20km走行なら750円/日、30km走行なら1120円/日、50km走行なら1860円/日、100km走行なら3730円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は24600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は29.1万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 198PS
4750回転時の馬力 240PS
4750回転時の馬力 240PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 40.5kgm
4750回転時のトルク 36.2kgm
4750回転時のトルク 36.2kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、4600ccの自然吸気エンジンは4750回転時に最高出力240馬力を、3500回転時に最大トルク40.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する4750rpmまで」の1250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は26.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.458kg/PS(2270kg/240PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.458kg/PS
車体+1人9.688kg/PS
車体+8人11.292kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.708kg/PS
車体+70kg9.750kg/PS
車体+80kg9.792kg/PS
車体+90kg9.833kg/PS
車体+100kg9.875kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.688kg/PS(2325kg/240PS)となり、数値としては0.230kg、比率にすると2.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの8人が搭乗した場合、車両重量に440kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.292kg/PS(2710kg/240PS)となり、数値としては1.834kg、比率にすると19.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


エクスペディションのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
1999/01

-
エクスペディション
9.688kg/PS
2325kg/240PS|4.6L-NA
[車体のみPWR:9.458]
2010/04

車種詳細
ウィッシュ
9.826kg/PS
1415kg/144PS|1.8L-NA
車体のみPWR:9.444
2019/04

車種詳細
RAV4
9.854kg/PS
1685kg/171PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.532
2012/02

車種詳細
CX-5
9.571kg/PS
1675kg/175PS|2.2L-TB
車体のみPWR:9.257
2015/04

車種詳細
エクシーガ クロスオーバー7
9.682kg/PS
1675kg/173PS|2.5L-NA
車体のみPWR:9.364
2017/12

車種詳細
CX-8
9.711kg/PS
1845kg/190PS|2.2L-TB
車体のみPWR:9.421

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.688kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.494kg/PSから9.882kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZGE20W型 ウィッシュ」、トヨタの5人乗りSUV「MXAA54型 RAV4」、マツダの5人乗りSUV「KE2AW型 CX-5」、スバルの7人乗りSUV「YAM型 エクシーガ クロスオーバー7」、マツダの7人乗りSUV「KG2P型 CX-8」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

エクスペディション [XLT]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.688kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は105.7PS/tとなっています。


エクスペディションがバイクと競争するなら…?


車種詳細
シャドウ カスタム|398cc
9.645kg/PS
299kg/31.3PS/3.37kgm
[車体のみPWR:7.871]
1999/01

-
エクスペディション|4600cc
9.688kg/PS
2325kg/240PS/40.5kgm
[車体のみPWR:9.458]

車種詳細
ボルティー|249cc
9.700kg/PS
194kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:6.950]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではエクスペディションとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NC45 シャドウ カスタムと競争してみる

まずエクスペディションより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのシャドウ カスタムが挙げられます。PWRの9.645kg/PSは車両重量244kgにライダーの体重55kgを加えた299kgを、最高出力31.3PSで割ったものです。

NJ47A ボルティーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのボルティーが挙げられます。PWRの9.700kg/PSは車両重量139kg+55kgの194kgを、最高出力20.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.820
平均ピストンスピード 14.23m/s
トルクウェイトレシオ 56.05kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23333円
排気量1Lあたり馬力 52.17PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.80kgm/L
1気筒あたりの馬力 30.0PS
1気筒あたりのトルク 5.1kgm
パワーバンド比率 26.3%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.5~5.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは56.05kg/kgm(2270kg/40.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5600000円、最高出力が240馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23333円、逆に1万円あたりでは0.43馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は138272円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc以下の車編
7人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は52.17PS/L、トルクは8.80kgm/L、1気筒あたりの馬力は30.0馬力、トルクは5.1kgmとなり、このエンジンが240馬力を4750回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.23m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.9mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6670回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.820になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 4.68m³
1人あたりのスペース 約0.58m³
室内長/全長 54.0%
室内幅/全幅 75.0%
室内高/全高 59.2%
室内容積/車両体積 24.0%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.68m³です。この車の乗車定員は8人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.58m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は54.0%、同じく室内幅と全幅の比率は75.0%、同じく室内高と全高の比率は59.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.0%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


エクスペディションでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.82m
期待される荷室の幅 1.40m
対角線の長さ 2.30m
期待される荷室の面積 2.55m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.82m(対角線では2.30m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


エクスペディションの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 5.1km/L
燃料タンク容量 98L
航続距離(カタログ燃費) 499.8km
航続距離(80%燃費) 401.8km
満タンプライス 18620円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので5.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が98リットルですと航続可能距離は499.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(4.6km/L)とすると450.8km、80%(4.1km/L)だと401.8km、70%(3.6km/L)では352.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン98リットルの給油で18620円、上で計算した航続距離を踏まえると499.8km(80%燃費時401.8km)を走行するのに18620円かかる計算です。



純正装着タイヤの255/70R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/70R16 | 直径 763mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
65
扁平
235/65R16
37.3km/h
直径712mm
径差-51mm
245/65R16
38.0km/h
直径725mm
径差-38mm
255/65R16
38.7km/h
直径738mm
径差-25mm
265/65R16
39.4km/h
直径751mm
径差-12mm
275/65R16
40.1km/h
直径764mm
径差+1mm
0%
70
扁平
235/70R16
38.5km/h
直径735mm
径差-28mm
245/70R16
39.3km/h
直径749mm
径差-14mm
255/70R16
40.0km/h
763mm
0mm
265/70R16
40.7km/h
直径777mm
径差+14mm
275/70R16
41.5km/h
直径791mm
径差+28mm
+5%
75
扁平
235/75R16
39.8km/h
直径759mm
径差-4mm
245/75R16
40.6km/h
直径774mm
径差+11mm
255/75R16
41.4km/h
直径789mm
径差+26mm
265/75R16
42.1km/h
直径804mm
径差+41mm
275/75R16
42.9km/h
直径819mm
径差+56mm
+10%
80
扁平
235/80R16
41.0km/h
直径782mm
径差+19mm
245/80R16
41.8km/h
直径798mm
径差+35mm
255/80R16
42.7km/h
直径814mm
径差+51mm
265/80R16
43.5km/h
直径830mm
径差+67mm
275/80R16
44.4km/h
直径846mm
径差+83mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/70R16、235/75R16 、245/65R16、245/70R16 、255/65R16 、265/65R16 あたりのタイヤがおすすめです。

255/70R16のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが255/70R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


エクスペディション[4.6L-NA FR/4AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.458kg/ps50.76
1速ギヤ加速性能-39.83
1L換算馬力52.17ps/L33.41
1L換算トルク8.80kgm/L41.83
WB/TR比1.82045.15
ワイド&ロー指数0.93846.48
前面の面積3.750m²17.26
最低地上高-43.65
スポーツ性能部門の得点318.37

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費641800円24.09
100kmh回転数-43.37
航続距離-26.06
車の大きさ19.500m³82.93
室内の広さ4.679m³62.42
最小回転半径5.8m36.88
馬力単価23333円47.33
ユーティリティ部門の得点364.48

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したエクスペディション[4.6L-NA FR/4AT] の総合得点は 682.85 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したエクスペディション [XLT] (FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「5000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。