CX44:X7の性能と維持費 4WD/8AT 7人 1603万円 2019年式

このページでは、BMWの5ドア・7人乗りSUV、初代の3BA-CX44型X7 M50i G07【2019/10モデル・530PS/76.5kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

CX44 X7
販売期間:2019/06 - 現行車

画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2020/09/13|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長5165mm×全幅2000mm×全高1835mm、排気量は4394ccであることから、大雑把に分類すると4.4リットルクラス(4400cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:500PS~600PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5165mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


CX44型 X7 [4394cc/530PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代X7の類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/10
22EN30型
[xDrive40d Excellence G07]
3.0L-TB・4WD/8AT・1390.0万円
340PS・71.4kgm・12.4km/L
340PS
71.4kgm
12.4km/L
2022/11
32EM44型
[M60i xDrive G07]
4.4L-TB・4WD/8AT・1698.0万円
530PS・76.5kgm・8.2km/L
530PS
76.5kgm
8.2km/L
2022/05
TB4230型
[xDrive40d G07]
3.0L-TB・4WD/8AT・1306.0万円
340PS・71.4kgm・11.9km/L
340PS
71.4kgm
11.9km/L
初代X7の車両型式・グレード一覧【全5車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
X7
M50i G07
その他 -
お値段 16030000円
車両型式 3BA-CX44
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/7名乗車
車体寸法 長5165×幅2000×高1835mm
軸距&
輪距
3105mm
前1680mm/後1705mm
最小半径 6.2m
最低高 220mm
タイヤ 前輪:285/45R21
後輪:285/45R21
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2580kg
エンジン諸元
原動機型式 N63B44D
気筒配列 V型8気筒
排気量4394cc
吸気方式 ターボ
最高出力 530PS[390kW]/5500rpm
最大トルク 76.5kgm[750Nm]/1800-4600rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 7.5km/L(17.6mpg)
JC08燃費 8.1km/L(19.1mpg)
100km燃費 13.3L/100km
N63B44D型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税76500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税24600円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、X7の新車を1843.5万円(諸費用として240.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4500cc以下 13年未満 76500円
自動車重量税(1年分) 3.0トン以下 13年未満 24600円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷7.5km/L×180円/L
7000km÷7.5km/L×180円/L
5000km÷7.5km/L×180円/L
3000km÷7.5km/L×180円/L
240000円
(168000円)
(120000円)
(72000円)
オイル交換(5000km毎) 1回8500円×2回 17000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本28000円×4本÷5年 22400円
任意保険料(月額8000円) 月額8000円×12ヶ月 96000円
ローン完済後の年間維持費 485400円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額307240円×12ヶ月 3686880円
ローン返済中の年間維持費 4172300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 69900円
名目 金額
自動車税(1年分) 76500円
自動車重量税(1年分) 24600円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
240000円
(168000円)
(120000円)
(72000円)
オイル交換(5000km毎) 17000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 22400円
任意保険料(月額8000円) 96000円
ローン完済後の年間維持費 485400円
名目 金額
車のローン額(1年分) 3686880円
ローン返済中の年間維持費 4172300円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
69900円
  • 初度登録から5年経過車の場合、「4500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は76500円、「3.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は24600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに8500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本28000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした69900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

名にし負うX7ともなると、維持費は月額でさえ40500円(ローン完済前は347700円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。清水の舞台から飛び降りる覚悟でご近所を一周して満足するか、盆栽としてガレージに飾っておくならまあ、あるいは…

X7の維持費は高い?安い?

「X7の年間維持費は485400円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「4500ccクラスという枠組みの中で比べたらどうなの?」という点も外せません。はたしてX7の維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。

X7の維持費485400円
最も安いクイックデリバリー200348670円+136730円
4500ccクラスの平均維持費526100円-40700円
最も高いサファリ672900円-187500円

X7の維持費を4500ccクラスで最も維持費が安いクイックデリバリー200と比較した差額は+136730円、最も高いサファリと比較した差額は-187500円、4500ccクラスの平均維持費と比較した差額は-40700円です。

最低額のクイックデリバリー200と最高額のサファリは極端な例としても、4500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、X7の維持費は「ちょっと安い!」と言えそうです。

年間維持費が安い 4500ccクラスの車 ランキング

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費7.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
173350円
[-66650円]
-25円
155円/L
206680円
[-33320円]
-10円
170円/L
226680円
[-13320円]
180円/L240000円
[0円]
+10円
190円/L
253350円
[+13350円]
+25円
205円/L
273350円
[+33350円]
+50円
230円/L
306690円
[+66690円]

燃費7.5km/LのCX44型 X7で10000km走行するのに必要な燃料は1333.4L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は240000円になります。

参考までに、X7の燃料タンクは83リットルですので、1333.4Lの給油回数は17回、1回あたりの燃料代は約14120円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては13350円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると33350円、50円も違ってくると66690円にもなります。

これをCX44型 X7の年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を485400円としたとき、130円/Lに値下がりすれば418750円(86.3%)に、230円/Lに値上がりすれば552090円(113.7%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(76500円)なり重量税(24600円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 76500円 27%
自動車重量税 1年分 24600円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 72000円 26%
オイル交換 年1回 8500円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 5%
任意保険料 80% 76800円 27%
合計
[1万kmとの差額]
282200円
-203200円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 76500円 23%
自動車重量税 1年分 24600円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 120000円 36%
オイル交換 年1回 8500円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 4%
任意保険料 85% 81600円 24%
合計
[1万kmとの差額]
335000円
-150400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 76500円 20%
自動車重量税 1年分 24600円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 168000円 43%
オイル交換 年1回 11900円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 4%
任意保険料 90% 86400円 22%
合計
[1万kmとの差額]
391200円
-94200円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて203200円安い282200円に、5000km走行では150400円安い335000円に、7000km走行では94200円安い391200円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 76500円 12%
自動車重量税 1年分 24600円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 360000円 55%
オイル交換 年3回 51000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 33600円 5%
任意保険料 100% 96000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
650600円
+165200円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 76500円 10%
自動車重量税 1年分 24600円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 480000円 60%
オイル交換 年4回 68000円 9%
タイヤ交換 2年毎 44800円 6%
任意保険料 100% 96000円 11%
合計
[1万kmとの差額]
798800円
+313400円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
4500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
7人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(4.8km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(8.0km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(9.4km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(7.5km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代240000円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地4.8km/L → 4.9km/L
郊外8.0km/L → 8.2km/L
高速道路9.4km/L → 9.7km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km337500円
[330610円]
郊外500km11250円
[10980円]
高速道路500km9580円
[9270円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
358330円
+118330円
5.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
350860円
-7470円
5.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が4.8km/Lではガソリン1875.0Lを消費して、ガソリン代は337500円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が8.0km/Lではガソリン62.5Lを消費して、ガソリン代は11250円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が9.4km/Lではガソリン53.2Lを消費して、ガソリン代は9580円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1990.7L、かかったガソリン代が358330円となり、平均燃費は5.0km/L(-2.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+118330円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は350860円となり、7470円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で37350円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km187510円
[183670円]
郊外5000km112500円
[109760円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
300010円
+60010円
6.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
293430円
-6580円
6.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が4.8km/Lでは1041.7Lを消費して、ガソリン代は187510円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が8.0km/Lでは625.0Lを消費して、ガソリン代は112500円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1666.7L、かかったガソリン代が300010円となり、平均燃費は6.0km/L(-1.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+60010円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が293430円となり、1年間で6580円、5年間で32900円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km124880円
[122330円]
郊外3340km75150円
[73310円]
高速道路3330km63770円
[61790円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
263800円
+23800円
6.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
257430円
-6370円
7.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が4.8km/Lでは693.8Lを消費して、ガソリン代は124880円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が8.0km/Lでは417.5Lを消費して、ガソリン代は75150円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が9.4km/Lでは354.3Lを消費して、ガソリン代は63770円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1465.6L、かかったガソリン代が263800円となり、平均燃費は6.8km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+23800円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が257430円となり、1年間で6370円、5年間で31850円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km18760円
[18360円]
郊外9000km202500円
[197570円]
高速道路500km9580円
[9270円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
230840円
-9160円
7.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
225200円
-5640円
8.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が4.8km/Lでは104.2Lを消費して、ガソリン代は18760円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が8.0km/Lでは1125.0Lを消費して、ガソリン代は202500円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が9.4km/Lでは53.2Lを消費して、ガソリン代は9580円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1282.4L、かかったガソリン代が230840円となり、平均燃費は7.8km/L(+0.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-9160円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が225200円となり、1年間で5640円、5年間で28200円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(5.0km/L・6.0km/L・6.8km/L・7.8km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(358330円・300010円・263800円・230840円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 83リットル
WLTCモード燃費
7.5km/L
622.5km
市街地燃費
4.8km/L
398.4km
[-224.1km]
郊外燃費
8.0km/L
664.0km
[+41.5km]
高速道路燃費
9.4km/L
780.2km
[+157.7km]
満タン給油価格 14940円
1km走行コスト 24.00円
1万円走行距離 416.7km

WLTCモード燃費が7.5km/L、燃料タンク容量83リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は622.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.8km/L)とすると航続距離は564.4km、80%(6.0km/L)だと498.0km、70%(5.2km/L)では431.6kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を83Lとしたとき、市街地モード燃費4.8km/Lでの航続距離は398.4km(-224.1km)、郊外モード燃費8.0km/Lでの航続距離は664.0km(+41.5km)、高速道路モード燃費9.4km/Lでの航続距離は780.2km(+157.7km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から83リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円では14940円、上で計算した航続距離を踏まえると622.5km(80%燃費時498.0km)を走行するのに14940円かかる計算です。

燃費を7.5km/Lとしたときの1km走行コストは24.00円、10万km走行したときの燃料代は240.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら24.0万円/年、7年10万kmなら34.3万円/年、5年10万kmなら48.0万円/年、3年10万kmなら80.0万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば416.7km(往復なら片道208.3km)、カタログ値の80%なら333.3km(片道166.7km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

N63B44D型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1800回転時の馬力 192PS
4600回転時の馬力 491PS
5500回転時の馬力 530PS
各回転域でのトルク
1800回転時のトルク 76.5kgm
4600回転時のトルク 76.5kgm
5500回転時のトルク 69.0kgm
N63B44D型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているN63B44型4394cc、V型8気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力530馬力を、1800-4600回転時に最大トルク76.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の3700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は67.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.868kg/PS(2580kg/530PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.868kg/PS
車体+1人4.972kg/PS
車体+7人5.594kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.981kg/PS
車体+70kg5.000kg/PS
車体+80kg5.019kg/PS
車体+90kg5.038kg/PS
車体+100kg5.057kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.972kg/PS(2635kg/530PS)となり、数値としては0.104kg、比率にすると2.1%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.594kg/PS(2965kg/530PS)となり、数値としては0.726kg、比率にすると14.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

CX44 X7のライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2019/10

-
X7
4.972kg/PS
2635kg/530PS|4.4L-TB
[車体のみPWR:4.868]
2014/08

車種詳細
WRX STI
4.984kg/PS
1535kg/308PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.805
2002/01

車種詳細
シルビア
5.180kg/PS
1295kg/250PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.960
2010/01

車種詳細
インプレッサ R205
4.766kg/PS
1525kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.594
2020/09

車種詳細
GRヤリス
4.798kg/PS
1305kg/272PS|1.7L-TB
車体のみPWR:4.596
2015/03

車種詳細
マークX GRMN
5.000kg/PS
1605kg/321PS|3.5L-NA
車体のみPWR:4.829

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.972kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.723kg/PSから5.221kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りセダン「VAB型 WRX STI」、日産の4人乗りクーペ「S15型 シルビア」、スバルの5人乗りハッチバック「GRB型 インプレッサ R205」、トヨタの4人乗りハッチバック「GXPA16型 GRヤリス」、トヨタの5人乗りセダン「GRX133型 マークX GRMN」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CX44型 X7 [M50i G07]とパワーウェイトレシオが近い車種|4.972kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は205.4PS/tとなっています。


X7がバイクと競争するなら…?


車種詳細
ゼファーX|399cc
4.962kg/PS
263kg/53.0PS/3.60kgm
[車体のみPWR:3.925]
1速ギヤ速度:62.9km/h
最小TWR:0.839
2019/10

-
X7|4394cc
4.972kg/PS
2635kg/530PS/76.5kgm
[車体のみPWR:4.868]
1速ギヤ速度:44.0km/h
最小TWR:0.716

車種詳細
CB400 FOUR|399cc
5.000kg/PS
265kg/53.0PS/4.10kgm
[車体のみPWR:3.962]
1速ギヤ速度:58.9km/h
最小TWR:0.800

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではX7とパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

ZR400C ゼファーXと競争してみる

まずX7より少しPWRが低いバイクとして、カワサキのゼファーXが挙げられます。PWRの4.962kg/PSは車両重量208kgにライダーの体重55kgを加えた263kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はゼファーXに18.9km/h劣り、1速TWRは0.123kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NC36 CB400 FOURと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCB400 FOURが挙げられます。PWRの5.000kg/PSは車両重量210kg+55kgの265kgを、最高出力53.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は14.9km/h劣り、1速TWRは0.084kg勝る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.834
平均ピストンスピード 16.19m/s
トルクウェイトレシオ 33.73kg/kgm
1馬力あたりのお値段 30245円
排気量1Lあたり馬力 120.62PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.41kgm/L
1気筒あたりの馬力 66.2PS
1気筒あたりのトルク 9.6kgm
パワーバンド比率 67.3%
燃費×馬力 3975.0pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは33.73kg/kgm(2580kg/76.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が16030000円、最高出力が530馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は30245円、逆に1万円あたりでは0.33馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は209542円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
4500cc以下の車編
7人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は120.62PS/L、トルクは17.41kgm/L、1気筒あたりの馬力は66.2馬力、トルクは9.6kgmとなり、このエンジンが530馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.19m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmであるN63B44型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.834になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が7.5km/L、最高出力が530PSであるこの車の獲得ポイントは3975.0ptになります。
戯れに車両重量2580kgを100kg単位にした25.8で割ってみたところ、その数値は154.07ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



X7での車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.81m
期待される荷室の幅 1.60m
対角線の長さ 2.42m
期待される荷室の面積 2.90m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.81m(対角線では2.42m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 285/45R21|タイヤ直径 79.0cm|円周長 248.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.500 18.62 -
-
48km/h 12500rpm 3605.7kgm
2速 3.520 11.92 0.640 1-2/
3840rpm
75km/h 8000rpm 2307.6kgm
3速 2.200 7.45 0.625 2-3/
3750rpm
120km/h 5000rpm 1442.3kgm
4速 1.720 5.82 0.782 3-4/
4690rpm
153km/h 3910rpm 1127.6kgm
5速 1.317 4.46 0.766 4-5/
4600rpm
200km/h 2990rpm 863.4kgm
6速 1.000 3.38 0.759 5-6/
4550rpm
264km/h 2270rpm 655.6kgm
7速 0.823 2.79 0.823 6-7/
4940rpm
321km/h 1870rpm 539.5kgm
8速 0.640 2.17 0.778 7-8/
4670rpm
412km/h 1450rpm 419.6kgm
Final 3.385 レシオカバレッジ(変速比幅)8.594

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1800-4600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.385)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(76.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.385)÷タイヤの有効半径(0.395m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの412km(5500rpmでは378.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ44km/h-
2速ギヤ69km/h3520rpm
3速ギヤ110km/h3440rpm
4速ギヤ141km/h4300rpm
5速ギヤ184km/h4210rpm
6速ギヤ242km/h4170rpm
7速ギヤ294km/h4530rpm
8速ギヤ378km/h4280rpm

CX44型X7に搭載されたN63B44型4394ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると44km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3520rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は69km/h(+25km/h)になります。

3速ギヤでは3440rpmまで落ちて5500rpmで110km/h(+41km/h)に、4速ギヤでは4300rpmまで落ちて5500rpmで141km/h(+31km/h)に、5速ギヤでは4210rpmまで落ちて5500rpmで184km/h(+43km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4170rpmまで落ちて5500rpmで242km/h(+58km/h)に、7速ギヤでは4530rpmまで落ちて5500rpmで294km/h(+52km/h)に、8速ギヤでは4280rpmまで落ちて5500rpmで378km/h(+84km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1800-4600回転で最大トルク76.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば33.73kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.868kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと3605.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2580kg)を1速ギヤの最大駆動力(3605.7kgm)で割ってみると0.716kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(69.0kgm)からTWRを算出すると0.79kg/kgmとなり、1800-5500回転の回転域では0.716-0.79kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5000 7500 10000 12500 15000 17500 22500
2速 3200 4800 6400 8000 9600 11200 14400
3速 2000 3000 4000 5000 6000 7000 9000
4速 1560 2350 3130 3910 4690 5470 7040
5速 1200 1800 2390 2990 3590 4190 5390
6速 910 1360 1820 2270 2730 3180 4090
7速 750 1120 1500 1870 2240 2620 3370
8速 580 870 1160 1450 1750 2040 2620
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1450回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは870回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1020回転、一般的な高速道路の80km/hでは1160回転、100km/hでは1450回転、制限速度が120km/hになると1750回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2620回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 12 25 37 50 62 75 87 100
3速 20 40 60 80 100 120 140 160
4速 26 51 77 102 128 153 179 205
5速 33 67 100 134 167 200 234 267
6速 44 88 132 176 220 264 308 352
7速 53 107 160 214 267 321 374 428
8速 69 137 206 275 344 412 481 550

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの285/45R21と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/45R21 | 直径 790mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
40
扁平
265/40R21
37.7km/h
直径745mm
径差-45mm
275/40R21
38.1km/h
直径753mm
径差-37mm
285/40R21
38.5km/h
直径761mm
径差-29mm
295/40R21
38.9km/h
直径769mm
径差-21mm
305/40R21
39.3km/h
直径777mm
径差-13mm
0%
45
扁平
265/45R21
39.1km/h
直径772mm
径差-18mm
275/45R21
39.5km/h
直径781mm
径差-9mm
285/45R21
40.0km/h
790mm
0mm
295/45R21
40.5km/h
直径799mm
径差+9mm
305/45R21
40.9km/h
直径808mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
265/50R21
40.4km/h
直径798mm
径差+8mm
275/50R21
40.9km/h
直径808mm
径差+18mm
285/50R21
41.4km/h
直径818mm
径差+28mm
295/50R21
41.9km/h
直径828mm
径差+38mm
305/50R21
42.4km/h
直径838mm
径差+48mm
+10%
55
扁平
265/55R21
41.8km/h
直径825mm
径差+35mm
275/55R21
42.3km/h
直径836mm
径差+46mm
285/55R21
42.9km/h
直径847mm
径差+57mm
295/55R21
43.4km/h
直径858mm
径差+68mm
305/55R21
44.0km/h
直径869mm
径差+79mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/45R21 、275/40R21、275/45R21 、285/40R21 、295/40R21 、305/40R21あたりのタイヤがおすすめです。

285/45R21のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、285/45R21の適応サイズと性能の変化 [CX44型X7編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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CX44型X7[4.4Lターボ 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.868kg/ps63.41
1速ギヤ加速性能0.716kg/kgm68.38
1L換算馬力120.62ps/L56.34
1L換算トルク17.41kgm/L54.57
WB/TR比1.83443.71
ワイド&ロー指数0.91748.24
前面の面積3.670m²20.80
最低地上高220mm23.37
スポーツ性能部門の得点378.82

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費7.5km/L32.34
年間維持費485400円35.46
100kmh回転数1450rpm63.78
航続距離622.5km44.73
車の大きさ18.956m³79.72
室内の広さ(仮) 3.437m³50.18
最小回転半径6.2m28.98
馬力単価30245円38.58
ユーティリティ部門の得点373.77

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CX44型X7[4.4Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 752.59 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCX44型X7(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「4500ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。