FG30:X6の性能と維持費 4WD/6AT 4人乗り 885万円 2009年式

このページでは、BMWの5ドア・4人乗りSUV、初代のABA-FG30型X6 xDrive-35i N54B30A E71【2009/11モデル・306PS/40.8kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

FG30 X6
販売期間:2008/06 - 2014/08

画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2012/01/05|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4885mm×全幅1985mm×全高1690mm、排気量は2979ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:300PS~350PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4885mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


FG30型 X6 [2979cc/306PS 4WD/6AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代X6の類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2011/05
GZ44型
[BaseGrade E71]
4.4L-TB・4WD/6AT・1490.0万円
555PS・69.3kgm・-
555PS
69.3kgm
-
2011/05
FG35型
[xDrive-35i N55B30A E71]
3.0L-TB・4WD/8AT・856.0万円
306PS・40.8kgm・8.5km/L
306PS
40.8kgm
8.5km/L
2011/05
FG44型
[xDrive-50i E71]
4.4L-TB・4WD/8AT・1098.0万円
407PS・61.2kgm・6.3km/L
407PS
61.2kgm
6.3km/L
初代X6の車両型式・グレード一覧【全5車種】
X6の新型モデル
2代目 KT44型X6 M
KT44型X6 Mは2014/11に登場した2代目モデル。参考車両の「BaseGrade F16」は全長4925mm、全幅1990mm、全高1690mmの車体に、575PS/76.5kgmを発生するS63B44型4394ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
X6
xDrive-35i N54B30A E71
その他 -
お値段 8850000円
車両型式 ABA-FG30
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6速AT・6速オートマ車
ドア/定員 5ドア/4名乗車
車体寸法 長4885×幅1985×高1690mm
軸距&
輪距
2935mm
前1645mm/後1700mm
最小半径 6.4m
タイヤ 前輪:255/50R19
後輪:285/45R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2250kg
エンジン諸元
原動機型式 N54B30A
気筒配列 直列6気筒
排気量2979cc
圧縮比10.2
吸気方式 ツインターボ
最高出力 306PS[225kW]/5800rpm
最大トルク 40.8kgm[400Nm]/1300-5000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 6.5km/L(15.3mpg)
100km燃費 15.4L/100km
N54B30A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税58600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税28500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2009/11モデルのX6を15年落ちの中古で292.1万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    X6の2009/11モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の30%である265.5万円に諸経費として26.6万円を足した292.1万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 【PR】自動車保険は比較で安くなる!

2009年式を15年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年経過 58600円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年-17年経過 28500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷5.5km/L×180円/L
7000km÷5.5km/L×180円/L
5000km÷5.5km/L×180円/L
3000km÷5.5km/L×180円/L
327270円
(229090円)
(163640円)
(98180円)
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 531000円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額48680円×12ヶ月 584160円
ローン返済中の年間維持費 1115200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 77700円
名目 金額
自動車税(1年分) 58600円
自動車重量税(1年分) 28500円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
327270円
(229090円)
(163640円)
(98180円)
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 16800円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 531000円
名目 金額
車のローン額(1年分) 584160円
ローン返済中の年間維持費 1115200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
77700円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「3000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は58600円、「2.5トン以下で13年-17年経過」クラスの自動車重量税は28500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした77700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

名にし負うX6ともなると、維持費は月額でさえ44300円(ローン完済前は93000円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。清水の舞台から飛び降りる覚悟でご近所を一周して満足するか、盆栽としてガレージに飾っておくならまあ、あるいは…

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費5.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
236370円
[-90900円]
-25円
155円/L
281830円
[-45440円]
-10円
170円/L
309100円
[-18170円]
180円/L327270円
[0円]
+10円
190円/L
345460円
[+18190円]
+25円
205円/L
372740円
[+45470円]
+50円
230円/L
418190円
[+90920円]

燃費5.5km/LのFG30型 X6で10000km走行するのに必要な燃料は1818.2L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は327270円になります。

参考までに、X6の燃料タンクは85リットルですので、1818.2Lの給油回数は22回、1回あたりの燃料代は約14880円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては18190円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると45470円、50円も違ってくると90920円にもなります。

これをFG30型 X6の年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を531000円としたとき、130円/Lに値下がりすれば440100円(82.9%)に、230円/Lに値上がりすれば621920円(117.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(58600円)なり重量税(28500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
バン・トラックの人気車種ランキング!


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 21%
自動車重量税 1年分 28500円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 98180円 36%
オイル交換 年1回 6500円 2%
タイヤ交換 6年毎 11200円 4%
任意保険料 80% 62400円 24%
合計
[1万kmとの差額]
274300円
-256700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 17%
自動車重量税 1年分 28500円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 163640円 48%
オイル交換 年1回 6500円 2%
タイヤ交換 6年毎 11200円 3%
任意保険料 85% 66360円 19%
合計
[1万kmとの差額]
343700円
-187300円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 14%
自動車重量税 1年分 28500円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 229090円 55%
オイル交換 年1回 9100円 2%
タイヤ交換 6年毎 11200円 3%
任意保険料 90% 70200円 17%
合計
[1万kmとの差額]
415600円
-115400円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて256700円安い274300円に、5000km走行では187300円安い343700円に、7000km走行では115400円安い415600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 8%
自動車重量税 1年分 28500円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 15000km分 490910円 67%
オイル交換 年3回 39000円 5%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 3%
任意保険料 100% 78000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
729100円
+198100円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 6%
自動車重量税 1年分 28500円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 654540円 72%
オイル交換 年4回 52000円 6%
タイヤ交換 2年毎 33600円 4%
任意保険料 100% 78000円 8%
合計
[1万kmとの差額]
914100円
+383100円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

X6の燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 6.5km/L
燃料タンク容量 85L
航続距離(カタログ燃費) 552.5km
航続距離(80%燃費) 442.0km
満タンプライス 15300円
1km走行コスト 27.69円
1万円でどこまで行ける? 361.1km

10・15モード燃費が6.5km/L、燃料タンク容量85リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は552.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.9km/L)とすると航続距離は501.5km、80%(5.2km/L)だと442.0km、70%(4.5km/L)では382.5kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から85リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円では15300円、上で計算した航続距離を踏まえると552.5km(80%燃費時442.0km)を走行するのに15300円かかる計算です。

燃費を5.5km/Lとしたときの1km走行コストは27.69円、10万km走行したときの燃料代は276.9万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら27.7万円/年、7年10万kmなら39.6万円/年、5年10万kmなら55.4万円/年、3年10万kmなら92.3万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば361.1km(往復なら片道180.6km)、カタログ値の80%なら288.9km(片道144.4km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

N54B30A型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1300回転時の馬力 74PS
5000回転時の馬力 285PS
5800回転時の馬力 306PS
各回転域でのトルク
1300回転時のトルク 40.8kgm
5000回転時のトルク 40.8kgm
5800回転時のトルク 37.8kgm
N54B30A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているN54B30型2979cc、直列6気筒のツインターボエンジンは5800回転時に最高出力306馬力を、1300-5000回転時に最大トルク40.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1300rpmから最高出力が発生する5800rpmまで」の4500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は77.6%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.353kg/PS(2250kg/306PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.353kg/PS
車体+1人7.533kg/PS
車体+4人8.072kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.549kg/PS
車体+70kg7.582kg/PS
車体+80kg7.614kg/PS
車体+90kg7.647kg/PS
車体+100kg7.680kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.533kg/PS(2305kg/306PS)となり、数値としては0.180kg、比率にすると2.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.072kg/PS(2470kg/306PS)となり、数値としては0.719kg、比率にすると9.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

FG30 X6のライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2009/11

-
X6
7.533kg/PS
2305kg/306PS|3.0L-TT
[車体のみPWR:7.353]
2017/09

車種詳細
スイフト スポーツ
7.321kg/PS
1025kg/140PS|1.4L-TB
車体のみPWR:6.929
2017/09

車種詳細
シビック
7.720kg/PS
1405kg/182PS|1.5L-TB
車体のみPWR:7.418
2009/07

車種詳細
MPV
7.653kg/PS
1875kg/245PS|2.3L-TB
車体のみPWR:7.429
2012/08

車種詳細
ラングラー アンリミテッド
7.377kg/PS
2095kg/284PS|3.7L-NA
車体のみPWR:7.183
2015/08

車種詳細
LX
7.361kg/PS
2775kg/377PS|5.7L-NA
車体のみPWR:7.215

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.533kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.307kg/PSから7.759kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック「ZC33S型 スイフト スポーツ」、ホンダの5人乗りハッチバック「FK7型 シビック」、マツダの8人乗りミニバン「LY3P型 MPV」、JEEPの5人乗りSUV「JK36L型 ラングラー アンリミテッド」、レクサスの8人乗りSUV「URJ201W型 LX」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

FG30型 X6 [xDrive-35i N54B30A E71]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.533kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は136.0PS/tとなっています。


X6がバイクと競争するなら…?


車種詳細
スティード|583cc
7.472kg/PS
269kg/36.0PS/4.49kgm
[車体のみPWR:5.944]
1速ギヤ速度:58.6km/h
最小TWR:1.138
2009/11

-
X6|2979cc
7.533kg/PS
2305kg/306PS/40.8kgm
[車体のみPWR:7.353]
1速ギヤ速度:49.6km/h
最小TWR:1.250

車種詳細
デスペラード400|399cc
7.697kg/PS
254kg/33.0PS/3.30kgm
[車体のみPWR:6.030]
1速ギヤ速度:47.9km/h
最小TWR:1.020

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではX6とパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

PC21 スティードと競争してみる

まずX6より少しPWRが低いバイクとして、ホンダのスティードが挙げられます。PWRの7.472kg/PSは車両重量214kgにライダーの体重55kgを加えた269kgを、最高出力36.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はスティードに9.0km/h劣り、1速TWRは0.112kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

VK52A デスペラード400と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのデスペラード400が挙げられます。PWRの7.697kg/PSは車両重量199kg+55kgの254kgを、最高出力33.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は1.7km/h勝り、1速TWRは0.230kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.754
平均ピストンスピード 17.32m/s
トルクウェイトレシオ 55.15kg/kgm
1馬力あたりのお値段 28922円
排気量1Lあたり馬力 102.72PS/L
排気量1Lあたりトルク 13.70kgm/L
1気筒あたりの馬力 51.0PS
1気筒あたりのトルク 6.8kgm
パワーバンド比率 77.6%
燃費×馬力 1689.1pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは55.15kg/kgm(2250kg/40.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が8850000円、最高出力が306馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は28922円、逆に1万円あたりでは0.35馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は216912円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は102.72PS/L、トルクは13.70kgm/L、1気筒あたりの馬力は51.0馬力、トルクは6.8kgmとなり、このエンジンが306馬力を5800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.32m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.6mmであるN54B30型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6700回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.754になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が5.52km/L、最高出力が306PSであるこの車の獲得ポイントは1689.1ptになります。
戯れに車両重量2250kgを100kg単位にした22.5で割ってみたところ、その数値は75.07ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



X6での車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.71m
期待される荷室の幅 1.58m
対角線の長さ 2.33m
期待される荷室の面積 2.70m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.71m(対角線では2.33m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム

ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5800rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6300回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6300rpm|タイヤサイズ 285/45R19|タイヤ直径 73.9cm|円周長 232.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6300rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.171 16.30 -
-
54km/h 11700rpm 1800.3kgm
2速 2.340 9.15 0.561 1-2/
3530rpm
96km/h 6570rpm 1010.0kgm
3速 1.521 5.95 0.650 2-3/
4100rpm
148km/h 4270rpm 656.5kgm
4速 1.143 4.47 0.751 3-4/
4730rpm
196km/h 3210rpm 493.4kgm
5速 0.867 3.39 0.759 4-5/
4780rpm
259km/h 2430rpm 374.2kgm
6速 0.691 2.70 0.797 5-6/
5020rpm
325km/h 1940rpm 298.3kgm
Final 3.909 レシオカバレッジ(変速比幅)6.036

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1300-5000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.909)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(40.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.909)÷タイヤの有効半径(0.3695m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの325km(5800rpmでは299.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5800rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5800rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ50km/h-
2速ギヤ88km/h3250rpm
3速ギヤ136km/h3770rpm
4速ギヤ181km/h4360rpm
5速ギヤ238km/h4400rpm
6速ギヤ299km/h4620rpm

FG30型X6に搭載されたN54B30型2979ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5800rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5800rpmまで引っ張ると50km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5800rpmから3250rpmまで落ち、そこから5800rpmまで加速を続けると速度は88km/h(+38km/h)になります。

3速ギヤでは3770rpmまで落ちて5800rpmで136km/h(+48km/h)に、4速ギヤでは4360rpmまで落ちて5800rpmで181km/h(+45km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4400rpmまで落ちて5800rpmで238km/h(+57km/h)に、6速ギヤでは4620rpmまで落ちて5800rpmで299km/h(+61km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1300-5000回転で最大トルク40.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば55.15kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.353kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1800.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2250kg)を1速ギヤの最大駆動力(1800.3kgm)で割ってみると1.250kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5800回転でのトルク(37.8kgm)からTWRを算出すると1.35kg/kgmとなり、1300-5800回転の回転域では1.250-1.35kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4680 7020 9360 11700 14040 16380 21070
2速 2630 3940 5250 6570 7880 9190 11820
3速 1710 2560 3410 4270 5120 5970 7680
4速 1280 1920 2570 3210 3850 4490 5770
5速 970 1460 1950 2430 2920 3410 4380
6速 780 1160 1550 1940 2330 2710 3490
※赤い数字は暫定レブリミット(6300rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.691)を選択して時速100kmにて走行すると1940回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1160回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1360回転、一般的な高速道路の80km/hでは1550回転、100km/hでは1940回転、制限速度が120km/hになると2330回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3490回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 17 26 34 43 51 60 68
2速 15 30 46 61 76 91 107 122
3速 23 47 70 94 117 141 164 187
4速 31 62 94 125 156 187 218 249
5速 41 82 123 164 206 247 288 329
6速 52 103 155 206 258 309 361 413

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6300回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの285/45R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/45R19 | 直径 739mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
40
扁平
265/40R19
37.6km/h
直径695mm
径差-44mm
275/40R19
38.1km/h
直径703mm
径差-36mm
285/40R19
38.5km/h
直径711mm
径差-28mm
295/40R19
38.9km/h
直径719mm
径差-20mm
305/40R19
39.4km/h
直径727mm
径差-12mm
0%
45
扁平
265/45R19
39.1km/h
直径722mm
径差-17mm
275/45R19
39.6km/h
直径731mm
径差-8mm
285/45R19
40.0km/h
739mm
0mm
295/45R19
40.5km/h
直径749mm
径差+10mm
305/45R19
41.0km/h
直径758mm
径差+19mm
+5%
50
扁平
265/50R19
40.5km/h
直径748mm
径差+9mm
275/50R19
41.0km/h
直径758mm
径差+19mm
285/50R19
41.6km/h
直径768mm
径差+29mm
295/50R19
42.1km/h
直径778mm
径差+39mm
305/50R19
42.7km/h
直径788mm
径差+49mm
+10%
55
扁平
265/55R19
41.9km/h
直径775mm
径差+36mm
275/55R19
42.5km/h
直径786mm
径差+47mm
285/55R19
43.1km/h
直径797mm
径差+58mm
295/55R19
43.7km/h
直径808mm
径差+69mm
305/55R19
44.3km/h
直径819mm
径差+80mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/45R19 、275/40R19、275/45R19 、285/40R19 、295/40R19 、305/40R19あたりのタイヤがおすすめです。

285/45R19のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、285/45R19の適応サイズと性能の変化 [FG30型X6編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】オートウェイのタイヤ通販

FG30型X6[3.0L-TT 4WD/6AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.353kg/ps56.61
1速ギヤ加速性能1.250kg/kgm56.97
1L換算馬力102.72ps/L49.84
1L換算トルク13.70kgm/L43.04
WB/TR比1.75451.96
ワイド&ロー指数0.85153.02
前面の面積3.355m²29.62
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点384.78

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費6.5km/L35.71
年間維持費531000円31.28
100kmh回転数1940rpm57.31
航続距離552.5km40.67
車の大きさ16.387m³69.54
室内の広さ(仮) 2.972m³45.75
最小回転半径6.4m24.90
馬力単価28922円40.32
ユーティリティ部門の得点345.48

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した FG30型X6[3.0L-TT 4WD/6AT] の総合得点は 730.26 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したFG30型X6(4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「3000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

X6の歴代モデル

3代目 GT30型 X6
GT30 X6は2019/12に登場した3代目モデル。参考車両の「xDrive35d G06」は全長4945mm、全幅2005mm、全高1695mmの車体に、265PS/63.2kgmを発生するB57D30型2992ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

2代目 KT44型 X6 M
KT44 X6 Mは2014/11に登場した2代目モデル。参考車両の「BaseGrade F16」は全長4925mm、全幅1990mm、全高1690mmの車体に、575PS/76.5kgmを発生するS63B44型4394ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 GZ44型 X6 M
GZ44 X6 Mは2009/07に登場した初代モデル。参考車両の「BaseGrade E71」は全長4875mm、全幅1985mm、全高1675mmの車体に、555PS/69.3kgmを発生するS63B44型4394ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。