WX30:X3の性能と維持費 4WD/8AT 5人乗り 598万円 2011年式

このページでは、BMWの5ドア・5人乗りSUV、2代目のCBA-WX30型X3 xDrive-28i F25【2011/03モデル・258PS/31.6kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

WX30 X3
販売期間:2011/03 - 2019/06

画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2012/01/05|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4650mm×全幅1880mm×全高1675mm、排気量は2996ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4650mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


WX30型 X3 [2996cc/258PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目X3の類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2012/09
WY20型
[xDrive-20d Blue-Performance F25]
2.0L-TB | 4WD/8AT
| 564.0万円
184PS
38.7kgm
18.6km/L
2012/05
WX20型
[xDrive-28i F25]
2.0L-TB | 4WD/8AT
| 599.0万円
245PS
35.7kgm
13.6km/L
2012/03
WX20型
[xDrive-20i F25]
2.0L-TB | 4WD/8AT
| 541.0万円
184PS
27.5kgm
13.2km/L
2代目X3の車両型式・グレード一覧【全5車種】
X3の新型モデル
3代目 TS30型X3
TS30型X3は2019/06に登場した3代目モデル。参考車両の「M Competition G01」は全長4730mm、全幅1895mm、全高1675mmの車体に、510PS/61.2kgmを発生するS58B30型2992ccエンジンを搭載。

X3の旧型モデル
初代 PC30型X3
PC30型X3は2004/07に登場した初代モデル。参考車両の「xDrive-30i N52B30A E83」は全長4585mm、全幅1855mm、全高1675mmの車体に、272PS/32.1kgmを発生するN52B30型2996ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
X3
xDrive-28i F25
その他 -
お値段 5980000円
車両型式 CBA-WX30
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4650×幅1880×高1675mm
軸距&
輪距
2810mm
前1595mm/後1610mm
最小半径 5.7m
最低高 210mm
タイヤ 前輪:245/50R18
後輪:245/50R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1850kg
エンジン諸元
原動機型式 N52B30A
気筒配列 直列6気筒
排気量2996cc
圧縮比10.7
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 258PS[190kW]/6600rpm
最大トルク 31.6kgm[310Nm]/2600-3000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 10.0km/L(23.5mpg)
10・15燃費 10.6km/L(24.9mpg)
100km燃費 10.0L/100km
N52B30A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税58600円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税22800円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2011/03モデルのX3を13年落ちの中古で263.1万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    X3の2011/03モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の40%である239.2万円に諸経費として23.9万円を足した263.1万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2011年式を13年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年経過 58600円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年-17年経過 22800円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷9.3×180円/L
7000km÷9.3km/L×180円/L
5000km÷9.3km/L×180円/L
3000km÷9.3km/L×180円/L
193550円
(135490円)
(96780円)
(58070円)
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 387200円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額43850円×12ヶ月 526200円
ローン返済中の年間維持費 913400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 66300円
名目 金額
自動車税(1年分) 58600円
自動車重量税(1年分) 22800円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
193550円
(135490円)
(96780円)
(58070円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 387200円
名目 金額
車のローン額(1年分) 526200円
ローン返済中の年間維持費 913400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
66300円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「3000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は58600円、「2.0トン以下で13年-17年経過」クラスの自動車重量税は22800円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした66300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が30万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3万円~4万円、年間では36万円~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

X3【xDrive-28i F25】の場合、維持費の月額は32300円(ローン完済前は76200円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費9.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
139790円
[-53760円]
-25円
155円/L
166680円
[-26870円]
-10円
170円/L
182810円
[-10740円]
180円/L193550円
[0円]
+10円
190円/L
204310円
[+10760円]
+25円
205円/L
220440円
[+26890円]
+50円
230円/L
247320円
[+53770円]

燃費9.3km/LのWX30型 X3で10000km走行するのに必要な燃料は1075.3L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は193550円になります。

参考までに、X3の燃料タンクは67リットルですので、1075.3Lの給油回数は17回、1回あたりの燃料代は約11390円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては10760円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると26890円、50円も違ってくると53770円にもなります。

これをWX30型 X3の年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を387200円としたとき、130円/Lに値下がりすれば333440円(86.1%)に、230円/Lに値上がりすれば440970円(113.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(58600円)なり重量税(22800円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 26%
自動車重量税 1年分 22800円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 58070円 26%
オイル交換 年1回 5500円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 80% 62400円 28%
合計
[1万kmとの差額]
225800円
-161400円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 22%
自動車重量税 1年分 22800円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 96780円 36%
オイル交換 年1回 5500円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 85% 66360円 25%
合計
[1万kmとの差額]
268500円
-118700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 19%
自動車重量税 1年分 22800円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 135490円 43%
オイル交換 年1回 7700円 2%
タイヤ交換 6年毎 9600円 3%
任意保険料 90% 70200円 23%
合計
[1万kmとの差額]
313300円
-73900円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて161400円安い225800円に、5000km走行では118700円安い268500円に、7000km走行では73900円安い313300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 11%
自動車重量税 1年分 22800円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 290330円 57%
オイル交換 年3回 33000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 4%
任意保険料 100% 78000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
513200円
+126000円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 58600円 9%
自動車重量税 1年分 22800円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 387100円 62%
オイル交換 年4回 44000円 7%
タイヤ交換 2年毎 28800円 5%
任意保険料 100% 78000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
628200円
+241000円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。



X3の燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 10.0km/L
燃料タンク容量 67L
航続距離(カタログ燃費) 670.0km
航続距離(80%燃費) 536.0km
満タンプライス 12060円
1km走行コスト 18.00円
1万円でどこまで行ける? 555.6km
車両価格/航続距離 8925円/km

JC08モード燃費が10.0km/L、燃料タンク容量67リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は670.0kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.0km/L)とすると603.0km、80%(8.0km/L)だと536.0km、70%(7.0km/L)では469.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円で67リットルの給油をすると12060円、上で計算した航続距離を踏まえると670.0km(80%燃費時536.0km)を走行するのに12060円かかる計算です。

燃費を9.3km/Lとしたときの1km走行コストは18.00円、10万km走行したときの燃料代は180.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら18.0万円/年、7年10万kmなら25.7万円/年、5年10万kmなら36.0万円/年、3年10万kmなら60.0万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば555.6km(往復なら片道277.8km)、カタログ値の80%なら444.4km(片道222.2km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で670.0kmの距離を移動できるWX30型 X3 [xDrive-28i F25]という乗り物を、598.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8925円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

N52B30A型エンジン簡易性能曲線図
N52B30A型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2600回転時の馬力 115PS
3000回転時の馬力 132PS
6600回転時の馬力 258PS
各回転域でのトルク
2600回転時のトルク 31.6kgm
3000回転時のトルク 31.6kgm
6600回転時のトルク 28.0kgm
N52B30A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているN52B30型2996cc、直列6気筒の自然吸気エンジンは6600回転時に最高出力258馬力を、2600-3000回転時に最大トルク31.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2600rpmから最高出力が発生する6600rpmまで」の4000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は60.6%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.171kg/PS(1850kg/258PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.171kg/PS
車体+1人7.384kg/PS
車体+5人8.236kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.403kg/PS
車体+70kg7.442kg/PS
車体+80kg7.481kg/PS
車体+90kg7.519kg/PS
車体+100kg7.558kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.384kg/PS(1905kg/258PS)となり、数値としては0.213kg、比率にすると3.0%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.236kg/PS(2125kg/258PS)となり、数値としては1.065kg、比率にすると14.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


WX30 X3のライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2011/03

-
X3
7.384kg/PS
1905kg/258PS|3.0L-NA
[車体のみPWR:7.171]
2017/09

車種詳細
スイフト スポーツ
7.321kg/PS
1025kg/140PS|1.4L-TB
車体のみPWR:6.929
2010/12

車種詳細
FJクルーザー
7.228kg/PS
1995kg/276PS|4.0L-NA
車体のみPWR:7.029
2012/08

車種詳細
ラングラー アンリミテッド
7.377kg/PS
2095kg/284PS|3.7L-NA
車体のみPWR:7.183
2015/08

車種詳細
LX
7.361kg/PS
2775kg/377PS|5.7L-NA
車体のみPWR:7.215
2017/09

車種詳細
シビック
7.555kg/PS
1375kg/182PS|1.5L-TB
車体のみPWR:7.253

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.384kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.162kg/PSから7.606kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック「ZC33S型 スイフト スポーツ」、トヨタの5人乗りSUV「GSJ15W型 FJクルーザー」、JEEPの5人乗りSUV「JK36L型 ラングラー アンリミテッド」、レクサスの8人乗りSUV「URJ201W型 LX」、ホンダの5人乗りハッチバック「FK7型 シビック」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

WX30型 X3 [xDrive-28i F25]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.384kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は139.5PS/tとなっています。


X3がバイクと競争するなら…?


車種詳細
TMAX|499cc
7.368kg/PS
280kg/38.0PS/4.60kgm
[車体のみPWR:5.921]
1速ギヤ速度:66.5km/h
最小TWR:1.150
2011/03

-
X3|2996cc
7.384kg/PS
1905kg/258PS/31.6kgm
[車体のみPWR:7.171]
1速ギヤ速度:49.7km/h
最小TWR:1.170

車種詳細
Ninja 250|248cc
7.387kg/PS
229kg/31.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:5.613]
1速ギヤ速度:50.3km/h
最小TWR:1.006

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではX3とパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SJ04J TMAXと競争してみる

まずX3より少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのTMAXが挙げられます。PWRの7.368kg/PSは車両重量225kgにライダーの体重55kgを加えた280kgを、最高出力38.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はTMAXに16.8km/h劣り、1速TWRは0.020kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

EX250L Ninja 250と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのNinja 250が挙げられます。PWRの7.387kg/PSは車両重量174kg+55kgの229kgを、最高出力31.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は0.6km/h劣り、1速TWRは0.164kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.753
平均ピストンスピード 19.36m/s
トルクウェイトレシオ 58.54kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23178円
排気量1Lあたり馬力 86.11PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.55kgm/L
1気筒あたりの馬力 43.0PS
1気筒あたりのトルク 5.3kgm
パワーバンド比率 60.6%
燃費×馬力 2399.4pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.5~3.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは58.54kg/kgm(1850kg/31.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5980000円、最高出力が258馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23178円、逆に1万円あたりでは0.43馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は189241円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は86.11PS/L、トルクは10.55kgm/L、1気筒あたりの馬力は43.0馬力、トルクは5.3kgmとなり、このエンジンが258馬力を6600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.36m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.0mmであるN52B30型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6820回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.753になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.30km/L、最高出力が258PSであるこの車の獲得ポイントは2399.4ptになります。
戯れに車両重量1850kgを100kg単位にした18.5で割ってみたところ、その数値は129.70ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



X3での車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.63m
期待される荷室の幅 1.48m
対角線の長さ 2.20m
期待される荷室の面積 2.41m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.63m(対角線では2.20m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6600rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7100回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7100rpm|タイヤサイズ 245/50R18|タイヤ直径 70.2cm|円周長 220.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7100rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.714 17.57 -
-
53km/h 13280rpm 1581.7kgm
2速 3.143 11.71 0.667 1-2/
4740rpm
80km/h 8850rpm 1054.6kgm
3速 2.106 7.85 0.670 2-3/
4760rpm
120km/h 5930rpm 706.6kgm
4速 1.667 6.21 0.792 3-4/
5620rpm
151km/h 4700rpm 559.3kgm
5速 1.285 4.79 0.771 4-5/
5470rpm
196km/h 3620rpm 431.2kgm
6速 1.000 3.73 0.778 5-6/
5520rpm
252km/h 2820rpm 335.5kgm
7速 0.839 3.13 0.839 6-7/
5960rpm
300km/h 2360rpm 281.5kgm
8速 0.667 2.49 0.795 7-8/
5640rpm
378km/h 1880rpm 223.8kgm
Final 3.727 レシオカバレッジ(変速比幅)7.067

ギヤの繋がりイメージ
WX30型X38AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2600-3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(31.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)÷タイヤの有効半径(0.351m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの378km(6600rpmでは351.3km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6600rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6600rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ50km/h-
2速ギヤ75km/h4400rpm
3速ギヤ111km/h4420rpm
4速ギヤ141km/h5230rpm
5速ギヤ182km/h5090rpm
6速ギヤ234km/h5130rpm
7速ギヤ279km/h5540rpm
8速ギヤ351km/h5250rpm

WX30型X3に搭載されたN52B30型2996ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6600rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6600rpmまで引っ張ると50km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6600rpmから4400rpmまで落ち、そこから6600rpmまで加速を続けると速度は75km/h(+25km/h)になります。

3速ギヤでは4420rpmまで落ちて6600rpmで111km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは5230rpmまで落ちて6600rpmで141km/h(+30km/h)に、5速ギヤでは5090rpmまで落ちて6600rpmで182km/h(+41km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5130rpmまで落ちて6600rpmで234km/h(+52km/h)に、7速ギヤでは5540rpmまで落ちて6600rpmで279km/h(+45km/h)に、8速ギヤでは5250rpmまで落ちて6600rpmで351km/h(+72km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2600-3000回転で最大トルク31.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば58.54kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.171kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1581.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1850kg)を1速ギヤの最大駆動力(1581.7kgm)で割ってみると1.170kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6600回転でのトルク(28.0kgm)からTWRを算出すると1.32kg/kgmとなり、2600-6600回転の回転域では1.170-1.32kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5310 7970 10620 13280 15940 18590 23900
2速 3540 5310 7080 8850 10620 12400 15940
3速 2370 3560 4750 5930 7120 8310 10680
4速 1880 2820 3760 4700 5640 6570 8450
5速 1450 2170 2900 3620 4340 5070 6520
6速 1130 1690 2250 2820 3380 3940 5070
7速 950 1420 1890 2360 2840 3310 4250
8速 750 1130 1500 1880 2250 2630 3380
※赤い数字は暫定レブリミット(7100rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.667)を選択して時速100kmにて走行すると1880回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1130回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1320回転、一般的な高速道路の80km/hでは1500回転、100km/hでは1880回転、制限速度が120km/hになると2250回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3380回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 15 23 30 38 45 53 60
2速 11 23 34 45 56 68 79 90
3速 17 34 51 67 84 101 118 135
4速 21 43 64 85 106 128 149 170
5速 28 55 83 110 138 166 193 221
6速 35 71 106 142 177 213 248 284
7速 42 85 127 169 212 254 296 338
8速 53 106 160 213 266 319 373 426

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7100回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/50R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/50R18 | 直径 702mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
45
扁平
225/45R18
37.6km/h
直径660mm
径差-42mm
235/45R18
38.1km/h
直径669mm
径差-33mm
245/45R18
38.6km/h
直径678mm
径差-24mm
255/45R18
39.1km/h
直径687mm
径差-15mm
265/45R18
39.7km/h
直径696mm
径差-6mm
0%
50
扁平
225/50R18
38.9km/h
直径682mm
径差-20mm
235/50R18
39.4km/h
直径692mm
径差-10mm
245/50R18
40.0km/h
702mm
0mm
255/50R18
40.6km/h
直径712mm
径差+10mm
265/50R18
41.1km/h
直径722mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
225/55R18
40.2km/h
直径705mm
径差+3mm
235/55R18
40.8km/h
直径716mm
径差+14mm
245/55R18
41.4km/h
直径727mm
径差+25mm
255/55R18
42.1km/h
直径738mm
径差+36mm
265/55R18
42.7km/h
直径749mm
径差+47mm
+10%
60
扁平
225/60R18
41.4km/h
直径727mm
径差+25mm
235/60R18
42.1km/h
直径739mm
径差+37mm
245/60R18
42.8km/h
直径751mm
径差+49mm
255/60R18
43.5km/h
直径763mm
径差+61mm
265/60R18
44.2km/h
直径775mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/50R18 、235/45R18、235/50R18 、245/45R18 、255/45R18 、265/45R18あたりのタイヤがおすすめです。

245/50R18のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/50R18の適応サイズと性能の変化 [WX30型X3編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】オートウェイのタイヤ通販


WX30型X3[3.0L-NA 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.171kg/ps57.10
1速ギヤ加速性能1.170kg/kgm58.66
1L換算馬力86.11ps/L60.32
1L換算トルク10.55kgm/L63.17
WB/TR比1.75352.06
ワイド&ロー指数0.89150.12
前面の面積3.149m²35.26
最低地上高210mm27.40
スポーツ性能部門の得点404.09

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費10.0km/L38.19
年間維持費387200円44.52
100kmh回転数1880rpm58.09
航続距離670.0km47.44
車の大きさ14.643m³62.75
室内の広さ(仮) 2.655m³42.77
最小回転半径5.7m39.17
馬力単価23178円47.75
ユーティリティ部門の得点380.68

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した WX30型X3[3.0L-NA 4WD/8AT] の総合得点は 784.77 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したWX30型X3(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「3000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

X3の歴代モデル

3代目 TX20型 X3
TX20 X3は2017/10に登場した3代目モデル。参考車両の「xDrive20d G01」は全長4720mm、全幅1890mm、全高1675mmの車体に、190PS/40.8kgmを発生するB47D20型1995ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

2代目 WY20型 X3
WY20 X3は2011/03に登場した2代目モデル。参考車両の「xDrive-20d Blue-Performance F25」は全長4650mm、全幅1880mm、全高1675mmの車体に、184PS/38.7kgmを発生するN47D20型1995ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 PA30型 X3
PA30 X3は2004/07に登場した初代モデル。参考車両の「3.0i N55B30A E83」は全長4565mm、全幅1855mm、全高1675mmの車体に、231PS/30.6kgmを発生するM54B30型2979ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。