BC44 8シリーズ クーペ 性能と維持費 4WD/8AT 1714万円 2018年

このページでは、BMWの2ドア・4人乗りクーペ、2代目の3BA-BC44型8シリーズ クーペ M850i xDrive G15【2018/11モデル・530PS/76.5kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

BC44 8シリーズ クーペ
販売期間:2018/11 -

画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4855mm×全幅1900mm×全高1345mm、排気量は4394ccであることから、大雑把に分類すると4.4リットルクラス(4400cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:500PS~600PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4855mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

BC44型 8シリーズ クーペ [4394cc/530PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目8シリーズ クーペの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/04
AE44M型
[Competition]
4.4L-TB・4WD/8AT・2474.0万円
625PS・76.5kgm・-
625PS
76.5kgm
-
2021/04
GV44M型
[Competition F93]
4.4L-TB・4WD/8AT・2231.0万円
625PS・76.5kgm・8.8km/L
625PS
76.5kgm
8.8km/L
2021/04
AE44M型
[Competition]
4.4L-TB・4WD/8AT・2584.0万円
625PS・76.5kgm・-
625PS
76.5kgm
-
2代目 8シリーズ 型式一覧 G14/G15/G16/F91/F92/F93系まとめ 2018-【全12車種】
8シリーズ クーペの旧型モデル
初代 850CSI型8シリーズ クーペ
850CSI型8シリーズ クーペは1990/03に登場した初代モデル。参考車両の「850CSI E31」は全長4780mm、全幅1855mm、全高1330mmの車体に、381PS/56.1kgmを発生するS70B56型5576ccエンジンを搭載。


BC44 8シリーズ クーペの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
8シリーズ クーペ
M850i xDrive G15
その他 -
お値段 17140000円
車両型式 3BA-BC44
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 2ドア・4名乗車
ホイールベース 2820mm
トレッド 1625mm/1640mm
WB/TR比 1.727
最小半径 5.2m
最低高 130mm
タイヤ 前輪:245/35R20
後輪:275/30R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1990kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

8シリーズ クーペと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
8シリーズ クーペ
車体寸法
全長 4855mm -
全幅 1900mm -
全高 1345mm -
大きさ 12.41m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1455mm
全幅 1480mm以下 +420mm
全高平均 1640mm -295mm
大きさ平均 8.13m3 +4.28m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +155mm
全幅 1700mm以下 +200mm
全高平均 1496mm -151mm
大きさ平均 10.48m3 +1.93m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +212mm
全幅平均 1815mm +85mm
全高平均 1518mm -173mm
大きさ平均 12.84m3 -0.43m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



8シリーズ クーペでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.699m
期待される荷室の幅 1.500m
対角線の長さ 2.266m
期待される荷室の面積 2.549m²

縦方向の長さが1.699m(対角線では2.266m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


BC44 8シリーズ クーペの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税76500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、8シリーズ クーペの新車を1971.1万円(諸費用として257.1万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 4500cc以下 13年未満 76500円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷8.3㎞/L×195円/L 234940円
オイル交換
5000km毎
1回8500円×2回 17000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料
月額8000円
月額8000円×12ヶ月 96000円
ローン完済後の年間維持費 468900円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額328520円×12ヶ月 3942240円
ローン返済中の年間維持費 4411200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から7年経過車の場合、「4500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は76500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに8500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。

さて、8シリーズ クーペ【M850i xDrive G15】の場合、維持費の月額は39100円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。

8シリーズ クーペの維持費は高い?安い?

「8シリーズ クーペの年間維持費は468900円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「4500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたして8シリーズ クーペの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いクイックデリバリー200359780円-109120円
7シリーズ444500円-24400円
8シリーズ クーペの維持費468900円
セルシオ494000円+25100円
ソアラ510300円+41400円
基準4500ccクラス平均541300円+72400円
RS4 セダン548000円+79100円
ランドクルーザー80594000円+125100円
プレジデント621400円+152500円
高いサファリ697900円+229000円

8シリーズ クーペの年間維持費を、4500ccクラスで最も維持費が安いクイックデリバリー200と比較して109120円高く、最も高いサファリと比較して229000円安く、4500ccクラスの平均維持費との比較では72400円安くなっています。

最低額のクイックデリバリー200と最高額のサファリは極端な例としても、4500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、8シリーズ クーペの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 4500ccクラスの車 ランキング

8シリーズ クーペを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%610万円51万円40万円
15%410万円35万円27万円
20%300万円25万円20万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は610万円(総支給額51万円/月、手取り40万円/月)、ここから月額維持費3.9万円を支払うと残りは36.1万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は410万円(総支給額35万円/月、手取り27万円/月)、3.9万円を支払うと残りは23.1万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が300万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.9万円を引くと残りは16.1万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代24万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費8.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 174720円 -60220円
170円/L 204840円 -30100円
185円/L 222910円 -12030円
195円/L 234940円 -
205円/L 247010円 +12070円
220円/L 265080円 +30140円
245円/L 295210円 +60270円

燃費8.3km/LのBC44型 8シリーズ クーペで10000km走行するのに必要な燃料は1204.9L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は234940円になります。

参考までに、8シリーズ クーペの燃料タンクは68リットルですので、1204.9Lの給油回数は18回、1回あたりの燃料代は約13060円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては12070円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると30140円、50円も違ってくると60270円にもなります。

これをBC44型 8シリーズ クーペの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を468900円としたとき、145円/Lに値下がりすれば408680円(87.2%)に、245円/Lに値上がりすれば529170円(112.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(76500円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 76500円
自動車重量税 1年分 16400円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 101725円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 70480円 117470円 164460円
オイル交換 8500円 8500円 11900円
タイヤ交換 12800円 12800円 12800円
任意保険料 76800円 81600円 86400円
税金 自賠責 一律 101725円
合計 270400円 322100円 377300円
1万km差額 -198500円 -146800円 -91600円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて198500円安い270400円に、5000km走行では146800円安い322100円に、7000km走行では91600円安い377300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 234940円 352410円 469880円
オイル交換 17000円 25500円 34000円
タイヤ交換 19200円 23040円 30720円
任意保険料 96000円 105600円 115200円
税金 自賠責 一律 101725円
合計 468900円 608300円 751600円
1万km差額 - +139400円 +282700円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
4500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
2ドア・クーペ編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(5.2km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(8.9km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(10.7km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(8.3km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代234940円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 1730.8L 337510円
郊外 500km 56.2L 10960円
高速道路 500km 46.7L 9110円
平均燃費 5.5km/L 1833.7L 357580円
WLTC 総合燃費との差額 +122640円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 961.5L 187490円
郊外 5000km 561.8L 109550円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 6.6km/L 1523.3L 297040円
WLTC 総合燃費との差額 +62100円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 640.4L 124880円
郊外 3340km 375.3L 73180円
高速道路 3330km 311.2L 60680円
平均燃費 7.5km/L 1326.9L 258740円
WLTC 総合燃費との差額 +23800円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 96.2L 18760円
郊外 9000km 1011.2L 197180円
高速道路 500km 46.7L 9110円
平均燃費 8.7km/L 1154.1L 225050円
WLTC 総合燃費との差額 -9890円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が679.6リットルの差、金額にして132530円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 8.3km/L 8.5km/L +0.2km/L
市街地 5.2km/L 5.4km/L +0.2km/L
郊外 8.9km/L 9.2km/L +0.3km/L
高速道路 10.7km/L 11.0km/L +0.3km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 8.3km/L 564km - 23.49円/km
市街地 5.2km/L 354km -210km 37.5円/km
郊外 8.9km/L 605km +41km 21.9円/km
高速 10.7km/L 728km +164km 18.2円/km

※1km費用は燃料価格195円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を68Lとしたとき、市街地モード燃費5.2km/Lでの航続距離は354km(-210km)、郊外モード燃費8.9km/Lでの航続距離は605km(+41km)、高速道路モード燃費10.7km/Lでの航続距離は728km(+164km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

8シリーズ クーペの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 8.3km/L
燃料タンク容量 68L
航続距離(カタログ燃費) 564.4km
航続距離(80%燃費) 448.8km
満タンプライス 13260円
1km走行コスト 23.49円/km
1万円でどこまで行ける? 425.6km
東京から564.4kmの範囲

WLTCモード燃費が8.3km/L、燃料タンク容量68リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は564.4kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.5km/L)とすると航続距離は510.0km、80%(6.6km/L)だと448.8km、70%(5.8km/L)では394.4kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から68リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では13260円、上で計算した航続距離を踏まえると564.4km(80%燃費時448.8km)を走行するのに13260円かかる計算です。

燃費を8.3km/Lとしたときの1km走行コストは23.49円、10万km走行したときの燃料代は234.9万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら23.5万円/年、7年10万kmなら33.6万円/年、5年10万kmなら47.0万円/年、3年10万kmなら78.3万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば425.6km(往復なら片道212.8km)、カタログ値の80%なら340.5km(片道170.3km)離れたところまで行くことができます。

BC44 8シリーズ クーペのエンジン諸元とカタログデータ

N63B44D型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 N63B44D
気筒配列 V型8気筒
排気量4394cc
圧縮比 -
吸気方式 ターボ
最高出力 530PS[390kW]/5500rpm
最大トルク 76.5kgm[750Nm]/1800-4600rpm
パワーバンド 1800-5500rpm, 帯域67.3%
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費8.3km/L(19.5mpg)
JC08燃費9.9km/L(23.3mpg)
100km燃費12.0L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
1800rpm 192PS/76.5kgm
4600rpm491PS/76.5kgm
5500rpm 530PS/69.0kgm
N63B44D型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中?大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているN63B44型4394cc、V型8気筒のターボエンジンは5500回転時に最高出力530馬力を、1800-4600回転時に最大トルク76.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の3700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は67.3%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ3.755kg/PS(1990kg/530PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ3.755kg/PS
車体+1人3.858kg/PS
車体+4人4.170kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg3.868kg/PS
車体+70kg3.887kg/PS
車体+80kg3.906kg/PS
車体+90kg3.925kg/PS
車体+100kg3.943kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは3.858kg/PS(2045kg/530PS)となり、数値としては0.103kg、比率にすると2.7%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.170kg/PS(2210kg/530PS)となり、数値としては0.415kg、比率にすると11.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

BC44 8シリーズ クーペのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ3.858kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
8シリーズ クーペ
3.858kg/PS
530PS・4.4L-TB
車体のみPWR 3.755
2045kg
+2.8%

車種詳細
Aクラス
4.239kg/PS
381PS・2.0L-TB
車体のみPWR 4.094
1615kg
+3.5%

車種詳細
RC-F
3.847kg/PS
477PS・5.0L-NA
車体のみPWR 3.732
1835kg
+3.1%

車種詳細
IS-F
4.058kg/PS
430PS・5.0L-NA
車体のみPWR 3.930
1745kg
+3.3%

車種詳細
GS-F
3.952kg/PS
477PS・5.0L-NA
車体のみPWR 3.836
1885kg
+3.0%

車種詳細
NSX
3.619kg/PS
507PS・3.5L-TT
車体のみPWR 3.511
1835kg
+3.1%


3.472kg/PSから4.244kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、メルセデスベンツの5人乗りハッチバック・176052型 Aクラス、レクサスの4人乗りクーペ・USC10型 RC-F、レクサスの4人乗りセダン・USE20型 IS-F、レクサスの5人乗りセダン・URL10型 GS-F、ホンダの2人乗りクーペ・NC1型 NSXという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

BC44型 8シリーズ クーペ [M850i xDrive G15]のライバル車種|3.858kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は266.3PS/tとなっています。


8シリーズ クーペがバイクと競争するなら…?


車種詳細
V45マグナ|748cc
3.857kg/PS
297kg/77.0PS/6.60kgm
[車体のみPWR:3.143]
1速ギヤ速度:72.1km/h
最小TWR:0.779
2018/11

-
8シリーズ クーペ|4394cc
3.858kg/PS
2045kg/530PS/76.5kgm
[車体のみPWR:3.755]
1速ギヤ速度:45.1km/h
最小TWR:0.566

車種詳細
CB750|747cc
3.867kg/PS
290kg/74.8PS/6.53kgm
[車体のみPWR:3.133]
1速ギヤ速度:74.1km/h
最小TWR:0.836

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここでは8シリーズ クーペとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

RC28 V45マグナと競争してみる

まず8シリーズ クーペより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのV45マグナが挙げられます。PWRの3.857kg/PSは車両重量242kgにライダーの体重55kgを加えた297kgを、最高出力77.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はV45マグナに27.0km/h劣り、1速TWRは0.213kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

RC42 CB750と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCB750が挙げられます。PWRの3.867kg/PSは車両重量235kg+55kgの290kgを、最高出力74.8PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は29.0km/h劣り、1速TWRは0.270kg勝る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.727
平均ピストンスピード 16.19m/s
トルクウェイトレシオ 26.01kg/kgm
1馬力あたりのお値段 32340円
排気量1Lあたり馬力 120.62PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.41kgm/L
1気筒あたりの馬力 66.2PS
1気筒あたりのトルク 9.6kgm
パワーバンド比率 67.3%
燃費×馬力 4399.0pt
各種ランキング
クーペのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは26.01kg/kgm(1990kg/76.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が17140000円、最高出力が530馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は32340円、逆に1万円あたりでは0.31馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は224052円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
4500cc以下の車編
クーペ編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は120.62PS/L、トルクは17.41kgm/L、1気筒あたりの馬力は66.2馬力、トルクは9.6kgmとなり、このエンジンが530馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.19m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmであるN63B44型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.727になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が8.3km/L、最高出力が530PSであるこの車の獲得ポイントは4399.0ptになります。
戯れに車両重量1990kgを100kg単位にした19.9で割ってみたところ、その数値は221.06ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


BC44 8シリーズ クーペのギヤ比と回転数・速度のステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 275/30R20|タイヤ直径 67.3cm|円周長 211.4cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.500 15.47 - - 49km/h 12200rpm 3517.3kgm
2速 3.520 9.90 0.640 1-2/
3840rpm
77km/h 7810rpm 2251.1kgm
3速 2.200 6.19 0.625 2-3/
3750rpm
123km/h 4880rpm 1406.9kgm
4速 1.720 4.84 0.782 3-4/
4690rpm
157km/h 3810rpm 1100.0kgm
5速 1.317 3.70 0.766 4-5/
4600rpm
205km/h 2920rpm 842.2kgm
6速 1.000 2.81 0.759 5-6/
4550rpm
271km/h 2220rpm 639.5kgm
7速 0.823 2.32 0.823 6-7/
4940rpm
329km/h 1830rpm 526.3kgm
8速 0.640 1.80 0.778 7-8/
4670rpm
423km/h 1420rpm 409.3kgm
Final2.813レシオカバレッジ(変速比幅)8.594
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1800-4600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.813)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(76.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.813)÷タイヤの有効半径(0.3365m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの423km(5500rpmでは387.5km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1800-4600回転で最大トルク76.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば26.01kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(3.755kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと3517.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1990kg)を1速ギヤの最大駆動力(3517.3kgm)で割ってみると0.566kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(69.0kgm)からTWRを算出すると0.627kg/kgmとなり、1800-5500回転の回転域では0.566-0.627kg/kgmの間で推移することがわかります。


5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

BC44型8シリーズ クーペに搭載されたN63B44型4394ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

5500rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ45km/h-
2速ギヤ70km/h3520rpm
3速ギヤ113km/h3440rpm
4速ギヤ144km/h4300rpm
5速ギヤ188km/h4210rpm
6速ギヤ248km/h4170rpm
7速ギヤ301km/h4530rpm
8速ギヤ387km/h4280rpm

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると45km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3520rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は70km/h(+25km/h)になります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4880 7320 9760 12200 14640 17080 21960
2速 3120 4680 6250 7810 9370 10930 14050
3速 1950 2930 3900 4880 5850 6830 8780
4速 1530 2290 3050 3810 4580 5340 6870
5速 1170 1750 2340 2920 3500 4090 5260
6速 890 1330 1770 2220 2660 3100 3990
7速 730 1100 1460 1830 2190 2560 3290
8速 570 850 1140 1420 1700 1990 2550
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1420回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは850回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは990回転、一般的な高速道路の80km/hでは1140回転、100km/hでは1420回転、制限速度が120km/hになると1700回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2550回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 25 33 41 49 57 66
2速 13 26 38 51 64 77 90 102
3速 20 41 61 82 102 123 143 164
4速 26 52 79 105 131 157 184 210
5速 34 68 103 137 171 205 240 274
6速 45 90 135 180 225 271 316 361
7速 55 110 164 219 274 329 384 438
8速 70 141 211 282 352 423 493 564

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの275/30R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/30R20 | 直径 673mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
25 255/25R20
37.8km/h
径 636mm
差 -37mm
265/25R20
38.1km/h
径 641mm
差 -32mm
275/25R20
38.4km/h
径 646mm
差 -27mm
285/25R20
38.7km/h
径 651mm
差 -22mm
295/25R20
39.0km/h
径 656mm
差 -17mm
30 255/30R20
39.3km/h
径 661mm
差 -12mm
265/30R20
39.6km/h
径 667mm
差 -6mm
275/30R20
40.0km/h
673mm
0mm
285/30R20
40.4km/h
径 679mm
差 +6mm
295/30R20
40.7km/h
径 685mm
差 +12mm
35 255/35R20
40.8km/h
径 687mm
差 +14mm
265/35R20
41.2km/h
径 694mm
差 +21mm
275/35R20
41.7km/h
径 701mm
差 +28mm
285/35R20
42.1km/h
径 708mm
差 +35mm
295/35R20
42.5km/h
径 715mm
差 +42mm
40 255/40R20
42.3km/h
径 712mm
差 +39mm
265/40R20
42.8km/h
径 720mm
差 +47mm
275/40R20
43.3km/h
径 728mm
差 +55mm
285/40R20
43.7km/h
径 736mm
差 +63mm
295/40R20
44.2km/h
径 744mm
差 +71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/30R20 、265/25R20、265/30R20 、275/25R20 、285/25R20 、295/25R20あたりのタイヤがおすすめです。

275/30R20のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を15%から45%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/30R20の適応サイズと性能の変化 [BC44型8シリーズ クーペ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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BC44型 8シリーズ クーペ 4.4Lターボ 4WD/8ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS3.75㎏/PS66.4ptA
最高回転数5880rpm5500rpm45.3ptD
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m0.57㎏/㎏m71.3ptS
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h45.1㎞/h44.5ptD
1リットル
換算馬力
103.37PS/L120.62PS/L56.2ptB
1リットル
換算トルク
15.99㎏m/L17.41㎏m/L54.4ptB
WB/TR比1.7731.72754.7ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.70863.3ptA
前面の面積2.631m22.555m252.1ptC
最低地上高154.5mm130mm59.9ptB
スポーツ性能部門の得点551.1pt
総合評価B

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円468900円38.8ptD
WLTC燃費16.2km/L8.3km/L33.8ptE
100km/h
回転数
2489rpm1420rpm64.1ptA
航続距離644.1km564.4km45.4ptD
車の大きさ11.468m312.407m346.3ptC
車内の広さ3431.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人4人43.3ptD
1人あたり
車内広さ
691.9L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.18m5.2m49.6ptC
ユーティリティ部門の得点458.1pt
総合評価D

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10707車種中 RANK
運動性能 551.1pt 1184位 B
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 458.1pt 8715位 D
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 1009.2pt 4173位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は551.1点で全10707車種中の1184位、ユーティリティ部門は458.1点で8715位、総合得点は1009.2点で4173位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したBC44型 8シリーズ クーペ(4WD/8AT) の各種スペックを、クーペ4500ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

8シリーズ クーペの歴代モデル

2代目 BC44型 8シリーズ カブリオレ
BC44 8シリーズ カブリオレは2018/11に登場した2代目モデル。参考車両の「M850i xDrive G14」は全長4855mm、全幅1900mm、全高1345mmの車体に、530PS/76.5kgmを発生するN63B44型4394ccエンジンを搭載した4人乗りオープンカー。

初代 E50型 8シリーズ クーペ
E50 8シリーズ クーペは1990/03に登場した初代モデル。参考車両の「850i 50-12 E31」は全長4780mm、全幅1865mm、全高1340mmの車体に、300PS/45.9kgmを発生するM70B50型4987ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。


人気があるクーペの車種比較


ZZT231 セリカ SS-II 2005 vs ZZT230 セリカ SS-I 2005 性能比較
7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)と、7代目 セリカ SS-I(2005年式 ZZT230・FF/5MT・1.8L・145PS/17.4kgm・4人乗り)を比較。

AW11 MR2 1600G SC 1988 vs AW11 MR2 1600G 1984 性能比較
初代 MR2 1600G SC(1988年式 AW11・MR/5MT・1.6L+SC・145PS/19.0kgm・2人乗り)と、初代 MR2 1600G(1984年式 AW11・MR/5MT・1.6L・130PS/15.2kgm・2人乗り)を比較。

ZZW30 MR-S 2005 vs SW20 MR2 G 1997 性能比較
初代 MR-S(2005年式 ZZW30・MR/6MT・1.8L・140PS/17.4kgm・2人乗り)と、2代目 MR2 G(1997年式 SW20・MR/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・2人乗り)を比較。

WGNC34 ステージア 260RS vs BCNR33 スカイライン GT-R 性能比較
初代 ステージア 260RS Autech version 260RS(1998年式 WGNC34・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・5人乗り)と、9代目 スカイライン GT-R(1997年式 BCNR33・4WD/5MT・2.6L+ツインターボ・280PS/37.5kgm・4人乗り)を比較。

ZZT231 セリカ SS-II 2005 vs ST202 セリカ SS-III 1999 新旧比較
7代目 セリカ SS-II(2005年式 ZZT231・FF/6MT・1.8L・190PS/18.4kgm・4人乗り)と、6代目 セリカ SS-III(1999年式 ST202・FF/5MT・2.0L・200PS/21.0kgm・5人乗り)を比較。

S15 シルビア Spec-R 2002 vs PS13 シルビア K’s 1992 新旧比較
7代目 シルビア Spec-R(2002年式 S15・FR/6MT・2.0L+ターボ・250PS/28.0kgm・4人乗り)と、5代目 シルビア K’s(1992年式 PS13・FR/5MT・2.0L+ターボ・205PS/28.0kgm・4人乗り)を比較。

DB06 スープラ RZ 2023 vs JZA80 スープラ RZ 2001 新旧比較
5代目 スープラ RZ(2023年式 DB06・FR/6MT・3.0L+ターボ・387PS/51.0kgm・2人乗り)と、4代目 スープラ RZ 17inch(2001年式 JZA80・FR/6MT・3.0L+ツインターボ・280PS/46.0kgm・4人乗り)を比較。

ZN6 86 ハチロク 2016 vs SXE10 アルテッツァ RS200 2004 性能比較
初代 86 ハチロク G(2016年式 ZN6・FR/6MT・2.0L・207PS/21.6kgm・4人乗り)と、初代 アルテッツァ RS200(2004年式 SXE10・FR/6MT・2.0L・210PS/22.0kgm・5人乗り)を比較。