6V15W:2シリーズ グランツアラーの性能と維持費 FF/7AT 423万円

このページでは、BMWの5ドア・7人乗りミニバン、初代の3BA-6V15W型2シリーズ グランツアラー 218i F46【2019/10モデル・140PS/22.4kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

6V15W 2シリーズ グランツアラー
販売期間:2014/02 -

画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2020/12/22|更新:2021/07/01

ボディサイズが全長4585mm×全幅1800mm×全高1640mm、排気量は1498ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4585mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


6V15W型 2シリーズ グランツアラー [1498cc/140PS FF/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代2シリーズ グランツアラーの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2019/10
6W20型
[218d xDrive F46]
2.0L-TB | 4WD/8AT
| 474.0万円
150PS
35.7kgm
15.6km/L
2019/10
6W20型
[218d Luxury F46]
2.0L-TB | FF/8AT
| 506.0万円
150PS
35.7kgm
16.7km/L
2015/06
2E20型
[218d F46]
2.0L-TB | FF/8AT
| 379.0万円
150PS
33.7kgm
21.3km/L
初代2シリーズ グランツアラーの車両型式・グレード一覧【全32車種】
2シリーズ グランツアラーの新型モデル
2代目 62BX15型2シリーズ アクティブツアラー
62BX15型2シリーズ アクティブツアラーは2022/03に登場した2代目モデル。参考車両の「218i Exclusive U06」は全長4385mm、全幅1825mm、全高1580mmの車体に、156PS/23.5kgmを発生するB38A15型1498ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
2シリーズ グランツアラー
218i F46
その他 Luxury
お値段 4230000円
車両型式 3BA-6V15W
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア/7人
車体寸法 長4585×幅1800×高1640mm
軸距&
輪距
2780mm
前1555mm/後1555mm
最小半径 5.7m
最低高 165mm
タイヤ 前輪:205/55R17
後輪:205/55R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1590kg
エンジン諸元
原動機型式 B38A15A
気筒配列 直列3気筒
排気量1498cc
吸気方式 ターボ
最高出力 140PS[103kW]/4600rpm
最大トルク 22.4kgm[220Nm]/1480-4200rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 13.5km/L(31.8mpg)
JC08燃費 15.9km/L(37.4mpg)
100km燃費 7.4L/100km
B38A15A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税34500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2シリーズ グランツアラーの新車を486.5万円(諸費用として63.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷13.5km/L×175円/L 129630円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 271600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額81080円×12ヶ月 972960円
ローン返済中の年間維持費 1244500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55900円
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 129630円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 271600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 972960円
ローン返済中の年間維持費 1244500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55900円
  • 初度登録から4年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は34500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした55900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。2シリーズ グランツアラー【218i F46】の場合、維持費の月額は22700円(ローン完済前は103800円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 22%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 3000km分 38890円 24%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 80% 48000円 30%
合計
[1万kmとの差額]
160300円
-111300円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 18%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 5000km分 64820円 34%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 85% 51000円 28%
合計
[1万kmとの差額]
189300円
-82300円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 16%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 7000km分 90740円 41%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 90% 54000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
220000円
-51600円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて111300円安い160300円に、5000km走行では82300円安い189300円に、7000km走行では51600円安い220000円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 194450円 54%
オイル交換 年3回 27000円 7%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 5%
任意保険料 100% 60000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
360400円
+88800円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 34500円 8%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 20000km分 259260円 59%
オイル交換 年4回 36000円 8%
タイヤ交換 2年毎 24000円 5%
任意保険料 100% 60000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
440200円
+168600円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(10.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(13.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(15.6km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(13.5km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代129630円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル175円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。

参考:燃費が3%向上すると…?
市街地10.1km/L → 10.4km/L
郊外13.8km/L → 14.2km/L
高速道路15.6km/L → 16.1km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km155940円
[151450円]
郊外500km6340円
[6160円]
高速道路500km5620円
[5440円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
167900円
+38270円
10.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
163050円
-4850円
10.7km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lではガソリン891.1Lを消費して、ガソリン代は155940円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lではガソリン36.2Lを消費して、ガソリン代は6340円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が15.6km/Lではガソリン32.1Lを消費して、ガソリン代は5620円になります。

このパターンでは使用した燃料量が959.4L、かかったガソリン代が167900円となり、平均燃費は10.4km/L(-3.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+38270円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は163050円となり、4850円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で24250円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km86630円
[84140円]
郊外5000km63400円
[61620円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
150030円
+20400円
11.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
145760円
-4270円
12.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lでは495.0Lを消費して、ガソリン代は86630円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lでは362.3Lを消費して、ガソリン代は63400円になります。

このパターンでは使用した燃料量が857.3L、かかったガソリン代が150030円となり、平均燃費は11.7km/L(-1.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+20400円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が145760円となり、1年間で4270円、5年間で21350円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km57700円
[56040円]
郊外3340km42350円
[41160円]
高速道路3330km37360円
[36190円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
137410円
+7780円
12.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
133390円
-4020円
13.1km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lでは329.7Lを消費して、ガソリン代は57700円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lでは242.0Lを消費して、ガソリン代は42350円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が15.6km/Lでは213.5Lを消費して、ガソリン代は37360円になります。

このパターンでは使用した燃料量が785.2L、かかったガソリン代が137410円となり、平均燃費は12.7km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+7780円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が133390円となり、1年間で4020円、5年間で20100円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km8660円
[8420円]
郊外9000km114140円
[110920円]
高速道路500km5620円
[5440円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
128420円
-1210円
13.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
124780円
-3640円
14.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が10.1km/Lでは49.5Lを消費して、ガソリン代は8660円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lでは652.2Lを消費して、ガソリン代は114140円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が15.6km/Lでは32.1Lを消費して、ガソリン代は5620円になります。

このパターンでは使用した燃料量が733.8L、かかったガソリン代が128420円となり、平均燃費は13.6km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-1210円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が124780円となり、1年間で3640円、5年間で18200円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(10.4km/L・11.7km/L・12.7km/L・13.6km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(167900円・150030円・137410円・128420円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km130円2900円3.4万円
20km260円5700円6.8万円
30km390円8600円10.1万円
50km650円14300円16.9万円
100km1300円28600円33.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を175円、燃費を13.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは12.96円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は130円/日となり、20km走行なら260円/日、30km走行なら390円/日、50km走行なら650円/日、100km走行なら1300円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は8600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は10.1万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

B38A15A型エンジン簡易性能曲線図
B38A15A型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1480回転時の馬力 46PS
4200回転時の馬力 131PS
4600回転時の馬力 140PS
4600回転時の馬力 140PS
各回転域でのトルク
1480回転時のトルク 22.4kgm
4200回転時のトルク 22.4kgm
4600回転時のトルク 21.8kgm
4600回転時のトルク 21.8kgm
B38A15A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB38A15型1498cc、直列3気筒のターボエンジンは4600回転時に最高出力140馬力を、1480-4200回転時に最大トルク22.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1480rpmから最高出力が発生する4600rpmまで」の3120rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は67.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.357kg/PS(1590kg/140PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.357kg/PS
車体+1人11.750kg/PS
車体+7人14.107kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.786kg/PS
車体+70kg11.857kg/PS
車体+80kg11.929kg/PS
車体+90kg12.000kg/PS
車体+100kg12.071kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.750kg/PS(1645kg/140PS)となり、数値としては0.393kg、比率にすると3.5%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは14.107kg/PS(1975kg/140PS)となり、数値としては2.750kg、比率にすると24.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


6V15W 2シリーズ グランツアラーのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2019/10

-
2シリーズ グランツアラー
11.750kg/PS
1645kg/140PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:11.357]
2015/04

車種詳細
ステップワゴン スパーダ
11.700kg/PS
1755kg/150PS|1.5L-TB
車体のみPWR:11.333
2019/09

車種詳細
カローラ ツーリング
11.853kg/PS
1375kg/116PS|1.2L-TB
車体のみPWR:11.379
2018/09

車種詳細
フォレスター
11.690kg/PS
1695kg/145PS|2.0L-NA
車体のみPWR:11.310
2013/06

車種詳細
アコード ハイブリッド
11.713kg/PS
1675kg/143PS|2.0L-NA
車体のみPWR:11.329
2016/11

車種詳細
ルーミー
11.786kg/PS
1155kg/98PS|1.0L-TB
車体のみPWR:11.224

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.750kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.633kg/PSから11.867kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの7人乗りミニバン「RP3型 ステップワゴン スパーダ」、トヨタの5人乗りワゴン「NRE210W型 カローラ ツーリング」、スバルの5人乗りSUV「SKE型 フォレスター」、ホンダの5人乗りセダン「CR6型 アコード ハイブリッド」、トヨタの5人乗りミニバン「M900A型 ルーミー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

6V15W型 2シリーズ グランツアラー [218i F46]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.750kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は88.1PS/tとなっています。


2シリーズ グランツアラーがバイクと競争するなら…?


車種詳細
CBX125 カスタム|124cc
11.733kg/PS
176kg/15.0PS/1.10kgm
[車体のみPWR:8.067]
1速ギヤ速度:41.0km/h
最小TWR:1.139
2019/10

-
2シリーズ グランツアラー|1498cc
11.750kg/PS
1645kg/140PS/22.4kgm
[車体のみPWR:11.357]
1速ギヤ速度:32.8km/h
最小TWR:1.344

車種詳細
NSR80|79cc
11.750kg/PS
141kg/12.0PS/0.97kgm
[車体のみPWR:7.167]
1速ギヤ速度:29.1km/h
最小TWR:0.685

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここでは2シリーズ グランツアラーとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JC12 CBX125 カスタムと競争してみる

まず2シリーズ グランツアラーより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのCBX125 カスタムが挙げられます。PWRの11.733kg/PSは車両重量121kgにライダーの体重55kgを加えた176kgを、最高出力15.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はCBX125 カスタムに8.2km/h劣り、1速TWRは0.205kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

HC06 NSR80と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのNSR80が挙げられます。PWRの11.750kg/PSは車両重量86kg+55kgの141kgを、最高出力12.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は3.7km/h勝り、1速TWRは0.659kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.788
平均ピストンスピード 14.51m/s
トルクウェイトレシオ 70.98kg/kgm
1馬力あたりのお値段 30214円
排気量1Lあたり馬力 93.46PS/L
排気量1Lあたりトルク 14.95kgm/L
1気筒あたりの馬力 46.7PS
1気筒あたりのトルク 7.5kgm
パワーバンド比率 67.8%
燃費×馬力 1890.0pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは70.98kg/kgm(1590kg/22.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4230000円、最高出力が140馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は30214円、逆に1万円あたりでは0.33馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は188839円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は93.46PS/L、トルクは14.95kgm/L、1気筒あたりの馬力は46.7馬力、トルクは7.5kgmとなり、このエンジンが140馬力を4600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.51m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が94.6mmであるB38A15型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6340回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.788になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が13.5km/L、最高出力が140PSであるこの車の獲得ポイントは1890.0ptになります。
戯れに車両重量1590kgを100kg単位にした15.9で割ってみたところ、その数値は118.87ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



2シリーズ グランツアラーでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.60m
期待される荷室の幅 1.40m
対角線の長さ 2.13m
期待される荷室の面積 2.24m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.60m(対角線では2.13m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。
車中泊にあると嬉しいアイテム


2シリーズ グランツアラーの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 13.5km/L
燃料タンク容量 61L
航続距離(カタログ燃費) 823.5km
航続距離(80%燃費) 658.8km
満タンプライス 10675円
1万円でどこまで行ける? 771.4km
車両価格/航続距離 5137円/km

WLTCモード燃費が13.5km/Lですので、燃料タンクの容量が61リットルですと航続可能距離は823.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.2km/L)とすると744.2km、80%(10.8km/L)だと658.8km、70%(9.4km/L)では573.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン61リットルの給油で10675円、上で計算した航続距離を踏まえると823.5km(80%燃費時658.8km)を走行するのに10675円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば771.4km(往復なら片道385.7km)、カタログ値の80%なら617.1km(片道308.6km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で823.5kmの距離を移動できる6V15W型 2シリーズ グランツアラー [218i F46]という乗り物を、423.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「5137円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
13.5km/L
823.5km
市街地燃費
10.1km/L
616.1km
[-207.4km]
郊外燃費
13.8km/L
841.8km
[+18.3km]
高速道路燃費
15.6km/L
951.6km
[+128.1km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を61Lとしたとき、市街地モード燃費10.1km/Lでの航続距離は616.1km(-207.4km)、郊外モード燃費13.8km/Lでの航続距離は841.8km(+18.3km)、高速道路モード燃費15.6km/Lでの航続距離は951.6km(+128.1km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4600rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5100回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5100rpm|タイヤサイズ 205/55R17|タイヤ直径 65.7cm|円周長 206.4cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5100rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.154 17.35 -
-
36km/h 14010rpm 1182.9kgm
2速 2.450 10.23 0.590 1-2/
3010rpm
62km/h 8260rpm 697.7kgm
3速 1.393 5.82 0.569 2-3/
2900rpm
109km/h 4700rpm 396.7kgm
4速 0.975 4.07 0.700 3-4/
3570rpm
155km/h 3290rpm 277.6kgm
5速 0.755 3.15 0.774 4-5/
3950rpm
200km/h 2550rpm 215.0kgm
6速 0.675 2.82 0.894 5-6/
4560rpm
224km/h 2280rpm 192.2kgm
7速 0.547 2.28 0.810 6-7/
4130rpm
276km/h 1840rpm 155.8kgm
Final 4.176 レシオカバレッジ(変速比幅)7.594

ギヤの繋がりイメージ
6V15W型2シリーズ グランツアラー7AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1480-4200rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.176)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(22.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.176)÷タイヤの有効半径(0.3285m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの276km(4600rpmでは249.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4600rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4600rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ33km/h-
2速ギヤ56km/h2710rpm
3速ギヤ98km/h2620rpm
4速ギヤ140km/h3220rpm
5速ギヤ181km/h3560rpm
6速ギヤ202km/h4110rpm
7速ギヤ249km/h3730rpm

6V15W型2シリーズ グランツアラーに搭載されたB38A15型1498ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4600rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4600rpmまで引っ張ると33km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4600rpmから2710rpmまで落ち、そこから4600rpmまで加速を続けると速度は56km/h(+23km/h)になります。

3速ギヤでは2620rpmまで落ちて4600rpmで98km/h(+42km/h)に、4速ギヤでは3220rpmまで落ちて4600rpmで140km/h(+42km/h)に、5速ギヤでは3560rpmまで落ちて4600rpmで181km/h(+41km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4110rpmまで落ちて4600rpmで202km/h(+21km/h)に、7速ギヤでは3730rpmまで落ちて4600rpmで249km/h(+47km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1480-4200回転で最大トルク22.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば70.98kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(11.357kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1182.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1590kg)を1速ギヤの最大駆動力(1182.9kgm)で割ってみると1.344kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4600回転でのトルク(21.8kgm)からTWRを算出すると1.38kg/kgmとなり、1480-4600回転の回転域では1.344-1.38kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5600 8400 11210 14010 16810 19610 25210
2速 3300 4960 6610 8260 9910 11570 14870
3速 1880 2820 3760 4700 5640 6580 8460
4速 1320 1970 2630 3290 3950 4600 5920
5速 1020 1530 2040 2550 3060 3560 4580
6速 910 1370 1820 2280 2730 3190 4100
7速 740 1110 1480 1840 2210 2580 3320
※赤い数字は暫定レブリミット(5100rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.547)を選択して時速100kmにて走行すると1840回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1110回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1290回転、一般的な高速道路の80km/hでは1480回転、100km/hでは1840回転、制限速度が120km/hになると2210回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3320回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 21 29 36 43 50 57
2速 12 24 36 48 61 73 85 97
3速 21 43 64 85 106 128 149 170
4速 30 61 91 122 152 182 213 243
5速 39 79 118 157 196 236 275 314
6速 44 88 132 176 220 264 308 351
7速 54 108 163 217 271 325 379 434

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5100回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/55R17 | 直径 657mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
50
扁平
185/50R17
37.6km/h
直径617mm
径差-40mm
195/50R17
38.2km/h
直径627mm
径差-30mm
205/50R17
38.8km/h
直径637mm
径差-20mm
215/50R17
39.4km/h
直径647mm
径差-10mm
225/50R17
40.0km/h
直径657mm
径差0mm
0%
55
扁平
185/55R17
38.7km/h
直径636mm
径差-21mm
195/55R17
39.4km/h
直径647mm
径差-10mm
205/55R17
40.0km/h
657mm
0mm
215/55R17
40.7km/h
直径669mm
径差+12mm
225/55R17
41.4km/h
直径680mm
径差+23mm
+5%
60
扁平
185/60R17
39.8km/h
直径654mm
径差-3mm
195/60R17
40.5km/h
直径666mm
径差+9mm
205/60R17
41.3km/h
直径678mm
径差+21mm
215/60R17
42.0km/h
直径690mm
径差+33mm
225/60R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
+10%
65
扁平
185/65R17
41.0km/h
直径673mm
径差+16mm
195/65R17
41.8km/h
直径686mm
径差+29mm
205/65R17
42.6km/h
直径699mm
径差+42mm
215/65R17
43.3km/h
直径712mm
径差+55mm
225/65R17
44.1km/h
直径725mm
径差+68mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/55R17、185/60R17 、195/50R17、195/55R17 、205/50R17 、215/50R17 、225/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

205/55R17のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/55R17の適応サイズと性能の変化 [6V15W型2シリーズ グランツアラー編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


6V15W型2シリーズ グランツアラー[1.5Lターボ FF/7AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト11.357kg/ps45.47
1速ギヤ加速性能1.344kg/kgm55.02
1L換算馬力93.46ps/L46.67
1L換算トルク14.95kgm/L47.39
WB/TR比1.78848.45
ワイド&ロー指数0.91148.45
前面の面積2.952m²40.21
最低地上高165mm45.33
スポーツ性能部門の得点376.99

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費13.5km/L44.43
年間維持費271600円54.98
100kmh回転数1840rpm58.73
航続距離823.5km56.68
車の大きさ13.535m³58.75
室内の広さ(仮) 2.454m³40.81
最小回転半径5.7m38.96
馬力単価30214円37.94
ユーティリティ部門の得点391.28

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 6V15W型2シリーズ グランツアラー[1.5Lターボ FF/7AT] の総合得点は 768.27 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した6V15W型2シリーズ グランツアラー(FF/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「1500ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

2シリーズ グランツアラーの歴代モデル

2代目 7K15型 2シリーズ グランクーペ
7K15 2シリーズ グランクーペは2014/02に登場した2代目モデル。参考車両の「218i F44」は全長4535mm、全幅1800mm、全高1430mmの車体に、140PS/22.4kgmを発生するB38A15型1498ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 2D20型 2シリーズ グランツアラー
2D20 2シリーズ グランツアラーは2014/02に登場した初代モデル。参考車両の「220i Sport F46」は全長4565mm、全幅1800mm、全高1645mmの車体に、192PS/28.6kgmを発生するB48A20型1998ccエンジンを搭載した7人乗りミニバン。