ベントレー:ベンテイガの性能と維持費 6.0L/4WD/8AT 3356万円

このページでは、ベントレーの5ドア・5人乗りSUV、初代のベンテイガ Speed【2022/01モデル・635PS/91.8kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

ベンテイガ
販売期間:2016/09 -

画像はベントレーより引用
https://www.bentleymotors.jp/
投稿日:2022/09/20

ボディサイズが全長5145mm×全幅1995mm×全高1755mm、排気量は5945ccであることから、大雑把に分類すると6.0リットルクラス(6000cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5145mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


ベンテイガ [5945cc/635PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代ベンテイガの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/01
型式不明
[V8]
4.0L-TB | 4WD/8AT
| 2280.0万円
549PS
78.5kgm
-
2017/03
BADDB型
[BaseGrade]
5.9L-TB | 4WD/8AT
| 2739.0万円
608PS
91.8kgm
7.8km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BENTLEY
車名&
グレード
ベンテイガ
Speed
その他 -
お値段 33560000円
車両型式
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長5145×幅1995×高1755mm
軸距&
輪距
2995mm
前1690mm/後1695mm
最小半径 6.2m
タイヤ 前輪:285/40R22
後輪:285/40R22
ブレーキ 前:
後:
車両重量 2520kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 W型12気筒
排気量5945cc
吸気方式 ツインターボ
最高出力 635PS[467kW]/5000rpm
最大トルク 91.8kgm[900Nm]/1750-4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

W型12気筒とは‥シリンダをW字型に交互で12個配置する方式。

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税87000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税24600円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、ベンテイガの新車を3859.4万円(諸費用として503.4万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年未満 87000円
自動車重量税(1年分) 3.0トン以下 13年未満 24600円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷5.9km/L×175円/L 296610円
オイル交換(5000km毎) 1回11000円×2回 22000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本32000円×4本÷5年 25600円
任意保険料(月額9500円) 月額9500円×12ヶ月 114000円
ローン完済後の年間維持費 579900円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額643230円×12ヶ月 7718760円
ローン返済中の年間維持費 8298600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 72300円
名目 金額
自動車税(1年分) 87000円円
自動車重量税(1年分) 24600円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 296610円
オイル交換(5000km毎) 22000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 25600円
任意保険料(月額9500円) 114000円
ローン完済後の年間維持費 579900円
名目 金額
車のローン額(1年分) 7718760円
ローン返済中の年間維持費 8298600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
72300円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「6000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は87000円、「3.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は24600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに11000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本32000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした72300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

名にし負うベンテイガともなると、維持費は月額でさえ48400円(ローン完済前は691600円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。清水の舞台から飛び降りる覚悟でご近所を一周して満足するか、盆栽としてガレージに飾っておくならまあ、あるいは…


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 26%
自動車重量税 1年分 24600円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 3000km分 88980円 27%
オイル交換 年1回 11000円 3%
タイヤ交換 6年毎 17070円 5%
任意保険料 80% 91200円 29%
合計
[1万kmとの差額]
329900円
-250000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 22%
自動車重量税 1年分 24600円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 5000km分 148310円 38%
オイル交換 年1回 11000円 3%
タイヤ交換 6年毎 17070円 4%
任意保険料 85% 96960円 24%
合計
[1万kmとの差額]
395000円
-184900円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 19%
自動車重量税 1年分 24600円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 7000km分 207630円 45%
オイル交換 年1回 15400円 3%
タイヤ交換 6年毎 17070円 4%
任意保険料 90% 102600円 22%
合計
[1万kmとの差額]
464400円
-115500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて250000円安い329900円に、5000km走行では184900円安い395000円に、7000km走行では115500円安い464400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 11%
自動車重量税 1年分 24600円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 1%
燃料代 15000km分 444920円 57%
オイル交換 年3回 66000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 38400円 5%
任意保険料 100% 114000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
785000円
+205100円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 87000円 9%
自動車重量税 1年分 24600円 3%
自賠責保険料 1年分 10005円 1%
燃料代 20000km分 593220円 61%
オイル交換 年4回 88000円 9%
タイヤ交換 2年毎 51200円 5%
任意保険料 100% 114000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
968100円
+388200円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km300円6600円7.8万円
20km590円13000円15.3万円
30km890円19600円23.1万円
50km1480円32600円38.5万円
100km2970円65300円77.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を175円、燃費を5.9km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは29.66円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は300円/日となり、20km走行なら590円/日、30km走行なら890円/日、50km走行なら1480円/日、100km走行なら2970円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は19600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は23.1万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1750回転時の馬力 224PS
4500回転時の馬力 577PS
5000回転時の馬力 635PS
5000回転時の馬力 635PS
各回転域でのトルク
1750回転時のトルク 91.8kgm
4500回転時のトルク 91.8kgm
5000回転時のトルク 91.0kgm
5000回転時のトルク 91.0kgm

まずおさらいとして、搭載しているW型12気筒、5945ccのツインターボエンジンは5000回転時に最高出力635馬力を、1750-4500回転時に最大トルク91.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1750rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の3250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は65.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ3.969kg/PS(2520kg/635PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ3.969kg/PS
車体+1人4.055kg/PS
車体+5人4.402kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.063kg/PS
車体+70kg4.079kg/PS
車体+80kg4.094kg/PS
車体+90kg4.110kg/PS
車体+100kg4.126kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.055kg/PS(2575kg/635PS)となり、数値としては0.086kg、比率にすると2.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.402kg/PS(2795kg/635PS)となり、数値としては0.433kg、比率にすると10.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


ベンテイガのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2022/01

-
ベンテイガ
4.055kg/PS
2575kg/635PS|6.0L-TT
[車体のみPWR:3.969]
2015/12

車種詳細
Aクラス
4.239kg/PS
1615kg/381PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.094
2013/09

車種詳細
IS-F
4.058kg/PS
1745kg/430PS|5.0L-NA
車体のみPWR:3.930
2015/11

車種詳細
GS-F
3.952kg/PS
1885kg/477PS|5.0L-NA
車体のみPWR:3.836
1996/01

車種詳細
スカイラインGT-R
4.013kg/PS
1605kg/400PS|2.8L-TT
車体のみPWR:3.875
2017/03

車種詳細
LC クーペ
4.182kg/PS
1995kg/477PS|5.0L-NA
車体のみPWR:4.067

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.055kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

3.852kg/PSから4.258kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、メルセデスベンツの5人乗りハッチバック「176052型 Aクラス」、レクサスの4人乗りセダン「USE20型 IS-F」、レクサスの5人乗りセダン「URL10型 GS-F」、日産の4人乗りクーペ「BCNR33型 スカイラインGT-R」、レクサスの4人乗りクーペ「URZ100型 LC クーペ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ベンテイガ [Speed]とパワーウェイトレシオが近い車種|4.055kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は252.0PS/tとなっています。


ベンテイガがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ゼファー750|738cc
4.044kg/PS
275kg/68.0PS/5.50kgm
[車体のみPWR:3.235]
2022/01

-
ベンテイガ|5945cc
4.055kg/PS
2575kg/635PS/91.8kgm
[車体のみPWR:3.969]

車種詳細
ZR-7S|738cc
4.056kg/PS
292kg/72.0PS/6.20kgm
[車体のみPWR:3.292]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではベンテイガとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

ZR750C ゼファー750と競争してみる

まずベンテイガより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのゼファー750が挙げられます。PWRの4.044kg/PSは車両重量220kgにライダーの体重55kgを加えた275kgを、最高出力68.0PSで割ったものです。

ZR750F ZR-7Sと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのZR-7Sが挙げられます。PWRの4.056kg/PSは車両重量237kg+55kgの292kgを、最高出力72.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.769
トルクウェイトレシオ 27.45kg/kgm
1馬力あたりのお値段 52850円
排気量1Lあたり馬力 106.80PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.44kgm/L
1気筒あたりの馬力 52.9PS
1気筒あたりのトルク 7.6kgm
パワーバンド比率 65.0%
燃費×馬力 No data
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは27.45kg/kgm(2520kg/91.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が33560000円、最高出力が635馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は52850円、逆に1万円あたりでは0.19馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は365577円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
5000cc超の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は106.80PS/L、トルクは15.44kgm/L、1気筒あたりの馬力は52.9馬力、トルクは7.6kgmとなります。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.769になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


ベンテイガでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.80m
期待される荷室の幅 1.59m
対角線の長さ 2.40m
期待される荷室の面積 2.86m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.80m(対角線では2.40m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ベンテイガの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 5.9km/L
燃料タンク容量 85L
航続距離(カタログ燃費) 501.5km
航続距離(80%燃費) 399.5km
満タンプライス 14875円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので5.9km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が85リットルですと航続可能距離は501.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.3km/L)とすると450.5km、80%(4.7km/L)だと399.5km、70%(4.1km/L)では348.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン85リットルの給油で14875円、上で計算した航続距離を踏まえると501.5km(80%燃費時399.5km)を走行するのに14875円かかる計算です。



純正装着タイヤの285/40R22と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/40R22 | 直径 787mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
35
扁平
265/35R22
37.9km/h
直径745mm
径差-42mm
275/35R22
38.2km/h
直径752mm
径差-35mm
285/35R22
38.6km/h
直径759mm
径差-28mm
295/35R22
38.9km/h
直径766mm
径差-21mm
305/35R22
39.3km/h
直径773mm
径差-14mm
0%
40
扁平
265/40R22
39.2km/h
直径771mm
径差-16mm
275/40R22
39.6km/h
直径779mm
径差-8mm
285/40R22
40.0km/h
787mm
0mm
295/40R22
40.4km/h
直径795mm
径差+8mm
305/40R22
40.8km/h
直径803mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
265/45R22
40.6km/h
直径798mm
径差+11mm
275/45R22
41.0km/h
直径807mm
径差+20mm
285/45R22
41.5km/h
直径816mm
径差+29mm
295/45R22
41.9km/h
直径825mm
径差+38mm
305/45R22
42.4km/h
直径834mm
径差+47mm
+10%
50
扁平
265/50R22
41.9km/h
直径824mm
径差+37mm
275/50R22
42.4km/h
直径834mm
径差+47mm
285/50R22
42.9km/h
直径844mm
径差+57mm
295/50R22
43.4km/h
直径854mm
径差+67mm
305/50R22
43.9km/h
直径864mm
径差+77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/40R22 、275/35R22、275/40R22 、285/35R22 、295/35R22 、305/35R22あたりのタイヤがおすすめです。

285/40R22のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを22インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが285/40R22のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


ベンテイガ[6.0L-TT 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト3.969kg/ps65.86
1速ギヤ加速性能-39.91
1L換算馬力106.80ps/L51.62
1L換算トルク15.44kgm/L48.95
WB/TR比1.76950.41
ワイド&ロー指数0.88050.74
前面の面積3.501m²24.37
最低地上高-43.65
スポーツ性能部門の得点375.51

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費579900円26.30
100kmh回転数-43.41
航続距離-25.56
車の大きさ18.014m³76.93
室内の広さ(仮) 3.266m³48.80
最小回転半径6.2m28.54
馬力単価52850円7.53
ユーティリティ部門の得点298.47

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したベンテイガ[6.0L-TT 4WD/8AT] の総合得点は 673.98 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したベンテイガ [Speed] (4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「5000cc超の5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。