F5DEZL A5 スポーツバック 性能と維持費 FF/7AT 628万円 2021年

このページでは、アウディの5ドア・5人乗りセダン、2代目の3CA-F5DEZL型A5 スポーツバック 35 TDI advanced【2021/10モデル・163PS/38.7kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

F5DEZL A5 スポーツバック
販売期間:2017/04 -

画像はアウディより引用
http://www.audi.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4755mm×全幅1845mm×全高1390mm、排気量は1968ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4755mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

F5DEZL型 A5 スポーツバック [1968cc/163PS FF/7AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目A5 スポーツバックの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/08
F5DDWL型
[45 TFSI quattro S-line]
2.0L-TB・4WD/7AT・749.0万円
265PS・37.7kgm・12.7km/L
265PS
37.7kgm
12.7km/L
2021/10
F5DDWL型
[45 TFSI quattro S-line]
2.0L-TB・4WD/7AT・721.0万円
249PS・37.7kgm・12.9km/L
249PS
37.7kgm
12.9km/L
2021/10
F5DTPL型
[40 TDI quattro advanced]
2.0L-TB・4WD/7AT・662.0万円
204PS・40.8kgm・16.1km/L
204PS
40.8kgm
16.1km/L
2代目 A5 型式一覧 F5系まとめ 2017-【全22車種】
A5 スポーツバックの旧型モデル
初代 8TCGWL型S5 スポーツバック
8TCGWL型S5 スポーツバックは2012/01に登場した初代モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4730mm、全幅1855mm、全高1390mmの車体に、333PS/44.9kgmを発生するCGW型2994ccエンジンを搭載。


F5DEZL A5 スポーツバックの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー アウディ
車名&
グレード
A5 スポーツバック
35 TDI advanced
その他 -
お値段 6280000円
車両型式 3CA-F5DEZL
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7速AT・7速オートマ車
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2825mm
トレッド 1585mm/1570mm
WB/TR比 1.790
最小半径 5.5m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:245/40R18
後輪:245/40R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1590kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

A5 スポーツバックと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
A5 スポーツバック
車体寸法
全長 4755mm -
全幅 1845mm -
全高 1390mm -
大きさ 12.19m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1355mm
全幅 1480mm以下 +365mm
全高平均 1640mm -250mm
大きさ平均 8.13m3 +4.06m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +55mm
全幅 1700mm以下 +145mm
全高平均 1496mm -106mm
大きさ平均 10.48m3 +1.71m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +112mm
全幅平均 1815mm +30mm
全高平均 1518mm -128mm
大きさ平均 12.84m3 -0.65m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



A5 スポーツバックでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.664m
期待される荷室の幅 1.445m
対角線の長さ 2.204m
期待される荷室の面積 2.404m²

縦方向の長さが1.664m(対角線では2.204m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


F5DEZL A5 スポーツバックの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、A5 スポーツバックの新車を722.2万円(諸費用として94.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 2000cc以下 11年未満 36000円
自動車重量税
1年分
2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷17.1㎞/L×165円/L 96490円
オイル交換
5000km毎
1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料
月額5500円
月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 249200円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額120370円×12ヶ月 1444440円
ローン返済中の年間維持費 1693600円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
  • 初度登録から4年経過車の場合、「2000cc以下で11年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

A5 スポーツバック【35 TDI advanced】の場合、維持費の月額は20800円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

A5 スポーツバックの維持費は高い?安い?

「A5 スポーツバックの年間維持費は249200円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてA5 スポーツバックの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス192500円-56700円
ヴォクシー ハイブリッド231500円-17700円
A5 スポーツバックの維持費249200円
ウィッシュ289100円+39900円
スイフト スポーツ292900円+43700円
基準2000ccクラス平均324800円+75600円
アコード355200円+106000円
WRX STI376200円+127000円
エクスプローラー442300円+193100円
高いBX502800円+253600円

A5 スポーツバックの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して56700円高く、最も高いBXと比較して253600円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では75600円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、A5 スポーツバックの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

A5 スポーツバックを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%320万円27万円21万円
15%220万円19万円15万円
20%160万円14万円11万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、ここから月額維持費2.1万円を支払うと残りは18.9万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)、2.1万円を支払うと残りは12.9万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が160万円(総支給額14万円/月、手取り11万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.1万円を引くと残りは8.9万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代10万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり165円を基準として、-50円となる115円から、+50円となる215円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費17.1km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
115円/L 67260円 -29230円
140円/L 81880円 -14610円
155円/L 90650円 -5840円
165円/L 96490円 -
175円/L 102340円 +5850円
190円/L 111120円 +14630円
215円/L 125740円 +29250円

燃費17.1km/LのF5DEZL型 A5 スポーツバックで10000km走行するのに必要な燃料は584.8L、1リットルあたり165円としたときの燃料代は96490円になります。

参考までに、A5 スポーツバックの燃料タンクは54リットルですので、584.8Lの給油回数は11回、1回あたりの燃料代は約8780円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては5850円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると14630円、50円も違ってくると29250円にもなります。

これをF5DEZL型 A5 スポーツバックの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり165円の場合を249200円としたとき、115円/Lに値下がりすれば219970円(88.3%)に、215円/Lに値上がりすれば278450円(111.7%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 36000円
自動車重量税 1年分 16400円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 61225円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 28950円 48250円 67540円
オイル交換 5500円 5500円 7700円
タイヤ交換 9600円 9600円 9600円
任意保険料 52800円 56160円 59400円
税金 自賠責 一律 61225円
合計 158100円 180800円 205500円
1万km差額 -91100円 -68400円 -43700円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて91100円安い158100円に、5000km走行では68400円安い180800円に、7000km走行では43700円安い205500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 96490円 144740円 192980円
オイル交換 11000円 16500円 22000円
タイヤ交換 14400円 17280円 23040円
任意保険料 66000円 72600円 79200円
税金 自賠責 一律 61225円
合計 249200円 312400円 378500円
1万km差額 - +63200円 +129300円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(15.2km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(17.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(18.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(17.1km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代96490円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 592.1L 97700円
郊外 500km 29.1L 4800円
高速道路 500km 27.8L 4590円
平均燃費 15.4km/L 649.0L 107090円
WLTC 総合燃費との差額 +10600円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 328.9L 54270円
郊外 5000km 290.7L 47970円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 16.1km/L 619.6L 102240円
WLTC 総合燃費との差額 +5750円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 219.1L 36150円
郊外 3340km 194.2L 32040円
高速道路 3330km 185.0L 30530円
平均燃費 16.7km/L 598.3L 98720円
WLTC 総合燃費との差額 +2230円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 32.9L 5430円
郊外 9000km 523.3L 86340円
高速道路 500km 27.8L 4590円
平均燃費 17.1km/L 584.0L 96360円
WLTC 総合燃費との差額 -130円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が65リットルの差、金額にして10730円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 17.1km/L 17.6km/L +0.5km/L
市街地 15.2km/L 15.7km/L +0.5km/L
郊外 17.2km/L 17.7km/L +0.5km/L
高速道路 18.0km/L 18.5km/L +0.5km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 17.1km/L 923km - 9.65円/km
市街地 15.2km/L 821km -102km 10.9円/km
郊外 17.2km/L 929km +6km 9.6円/km
高速 18.0km/L 972km +49km 9.2円/km

※1km費用は燃料価格165円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を54Lとしたとき、市街地モード燃費15.2km/Lでの航続距離は821km(-102km)、郊外モード燃費17.2km/Lでの航続距離は929km(+6km)、高速道路モード燃費18.0km/Lでの航続距離は972km(+49km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

A5 スポーツバックの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 17.1km/L
燃料タンク容量 54L
航続距離(カタログ燃費) 923.4km
航続距離(80%燃費) 739.8km
満タンプライス 8910円
1km走行コスト 9.65円/km
1万円でどこまで行ける? 1036.4km
東京から923.4kmの範囲

WLTCモード燃費が17.1km/L、燃料タンク容量54リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は923.4kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(15.4km/L)とすると航続距離は831.6km、80%(13.7km/L)だと739.8km、70%(12.0km/L)では648.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から54リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり165円では8910円、上で計算した航続距離を踏まえると923.4km(80%燃費時739.8km)を走行するのに8910円かかる計算です。

燃費を17.1km/Lとしたときの1km走行コストは9.65円、10万km走行したときの燃料代は96.5万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら9.7万円/年、7年10万kmなら13.8万円/年、5年10万kmなら19.3万円/年、3年10万kmなら32.2万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1036.4km(往復なら片道518.2km)、カタログ値の80%なら829.1km(片道414.5km)離れたところまで行くことができます。

F5DEZL A5 スポーツバックのエンジン諸元とカタログデータ

DEZ型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 DEZ
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1968cc
圧縮比 16.0
吸気方式 ターボ
最高出力 163PS[120kW]/3250-4200rpm
最大トルク 38.7kgm[380Nm]/1500-2750rpm
パワーバンド 1500-4200rpm, 帯域64.3%
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費17.1km/L(40.2mpg)
100km燃費5.8L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
1500rpm 81PS/38.7kgm
2750rpm149PS/38.7kgm
3250rpm163PS/35.9kgm
4200rpm 163PS/27.8kgm
DEZ型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているDEZ型1968cc、直列4気筒+モーターのターボエンジンは3250-4200回転時に最高出力163馬力を、1500-2750回転時に最大トルク38.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1500rpmから最高出力が発生する4200rpmまで」の2700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は64.3%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.755kg/PS(1590kg/163PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.755kg/PS
車体+1人10.092kg/PS
車体+5人11.442kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.123kg/PS
車体+70kg10.184kg/PS
車体+80kg10.245kg/PS
車体+90kg10.307kg/PS
車体+100kg10.368kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.092kg/PS(1645kg/163PS)となり、数値としては0.337kg、比率にすると3.5%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.442kg/PS(1865kg/163PS)となり、数値としては1.687kg、比率にすると17.3%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

F5DEZL A5 スポーツバックのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.092kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
A5 スポーツバック
10.092kg/PS
163PS・2.0L-TB
車体のみPWR 9.755
1645kg
+3.5%

車種詳細
スイフト
10.165kg/PS
91PS・1.3L-NA
車体のみPWR 9.560
925kg
+6.3%

車種詳細
ヴェゼル
10.038kg/PS
132PS・1.5L-NA
車体のみPWR 9.621
1325kg
+4.3%

車種詳細
エクストレイル
10.170kg/PS
147PS・2.0L-NA
車体のみPWR 9.796
1495kg
+3.8%

車種詳細
ヴィッツ G’s
10.000kg/PS
109PS・1.5L-NA
車体のみPWR 9.495
1090kg
+5.3%

車種詳細
フォレスター
10.101kg/PS
148PS・2.0L-NA
車体のみPWR 9.730
1495kg
+3.8%


9.991kg/PSから10.193kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック・ZC83S型 スイフト、ホンダの5人乗りSUV・RU3型 ヴェゼル、日産の5人乗りSUV・T32型 エクストレイル、トヨタの5人乗りハッチバック・NCP131型 ヴィッツ G’s、スバルの5人乗りSUV・SJ5型 フォレスターという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

F5DEZL型 A5 スポーツバック [35 TDI advanced]のライバル車種|10.092kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は102.5PS/tとなっています。


A5 スポーツバックがバイクと競争するなら…?


車種詳細
トリシティ300|292cc
10.069kg/PS
292kg/29.0PS/3.00kgm
[車体のみPWR:8.172]
1速ギヤ速度:41.7km/h
最小TWR:1.204
2021/10

-
A5 スポーツバック|1968cc
10.092kg/PS
1645kg/163PS/38.7kgm
[車体のみPWR:9.755]
1速ギヤ速度:40.1km/h
最小TWR:1.040

車種詳細
TW225E|223cc
10.111kg/PS
182kg/18.0PS/1.80kgm
[車体のみPWR:7.056]
1速ギヤ速度:32.3km/h
最小TWR:0.806

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではA5 スポーツバックとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SH15J トリシティ300と競争してみる

まずA5 スポーツバックより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのトリシティ300が挙げられます。PWRの10.069kg/PSは車両重量237kgにライダーの体重55kgを加えた292kgを、最高出力29.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はトリシティ300に1.6km/h劣り、1速TWRは0.164kg勝る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

DG09J TW225Eと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのTW225Eが挙げられます。PWRの10.111kg/PSは車両重量127kg+55kgの182kgを、最高出力18.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は7.8km/h勝り、1速TWRは0.234kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.790
平均ピストンスピード 13.37m/s
トルクウェイトレシオ 41.09kg/kgm
1馬力あたりのお値段 38528円
排気量1Lあたり馬力 82.83PS/L
排気量1Lあたりトルク 19.66kgm/L
1気筒あたりの馬力 40.8PS
1気筒あたりのトルク 9.7kgm
パワーバンド比率 64.3%
燃費×馬力 2787.3pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは41.09kg/kgm(1590kg/38.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6280000円、最高出力が163馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は38528円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は162274円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は82.83PS/L、トルクは19.66kgm/L、1気筒あたりの馬力は40.8馬力、トルクは9.7kgmとなり、このエンジンが163馬力を4200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.37m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.790になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が17.1km/L、最高出力が163PSであるこの車の獲得ポイントは2787.3ptになります。
戯れに車両重量1590kgを100kg単位にした15.9で割ってみたところ、その数値は175.30ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


F5DEZL A5 スポーツバックのギヤ比と回転数・速度のステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合3250-4200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4700rpm|タイヤサイズ 245/40R18|タイヤ直径 65.3cm|円周長 205.1cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.187 12.89 - - 45km/h 10480rpm 1528.4kgm
2速 2.190 8.86 0.687 1-2/
3230rpm
65km/h 7200rpm 1050.3kgm
3速 1.517 6.14 0.693 2-3/
3260rpm
94km/h 4990rpm 727.5kgm
4速 1.057 4.28 0.697 3-4/
3280rpm
135km/h 3480rpm 506.9kgm
5速 0.738 2.99 0.698 4-5/
3280rpm
194km/h 2430rpm 353.9kgm
6速 0.507 2.05 0.687 5-6/
3230rpm
282km/h 1670rpm 243.1kgm
7速 0.385 1.56 0.759 6-7/
3570rpm
371km/h 1270rpm 184.6kgm
Final4.046レシオカバレッジ(変速比幅)8.278
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1500-2750rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.046)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(38.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.046)÷タイヤの有効半径(0.3265m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの371km(4200rpmでは331.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1500-2750回転で最大トルク38.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば41.09kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.755kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1528.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1590kg)を1速ギヤの最大駆動力(1528.4kgm)で割ってみると1.040kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4200回転でのトルク(27.8kgm)からTWRを算出すると1.448kg/kgmとなり、1500-4200回転の回転域では1.040-1.448kg/kgmの間で推移することがわかります。


4200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

F5DEZL型A5 スポーツバックに搭載されたDEZ型1968ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

4200rpmでの速度とシフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ40km/h-
2速ギヤ58km/h2890rpm
3速ギヤ84km/h2910rpm
4速ギヤ121km/h2930rpm
5速ギヤ173km/h2930rpm
6速ギヤ252km/h2890rpm
7速ギヤ332km/h3190rpm

まず1速ギヤで4200rpmまで引っ張ると40km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4200rpmから2890rpmまで落ち、そこから4200rpmまで加速を続けると速度は58km/h(+18km/h)になります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4190 6290 8380 10480 12570 14670 18860
2速 2880 4320 5760 7200 8640 10080 12960
3速 2000 2990 3990 4990 5990 6980 8980
4速 1390 2090 2780 3480 4170 4870 6260
5速 970 1460 1940 2430 2910 3400 4370
6速 670 1000 1330 1670 2000 2330 3000
7速 510 760 1010 1270 1520 1770 2280
※赤い数字は暫定レブリミット(4700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.385)を選択して時速100kmにて走行すると1270回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは760回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは890回転、一般的な高速道路の80km/hでは1010回転、100km/hでは1270回転、制限速度が120km/hになると1520回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2280回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 10 19 29 38 48 57 67 76
2速 14 28 42 56 69 83 97 111
3速 20 40 60 80 100 120 140 160
4速 29 58 86 115 144 173 201 230
5速 41 82 124 165 206 247 288 330
6速 60 120 180 240 300 360 420 480
7速 79 158 237 316 395 474 553 632

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。

純正装着タイヤの245/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/40R18 | 直径 653mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
35 225/35R18
37.7km/h
径 615mm
差 -38mm
235/35R18
38.1km/h
径 622mm
差 -31mm
245/35R18
38.5km/h
径 629mm
差 -24mm
255/35R18
39.0km/h
径 636mm
差 -17mm
265/35R18
39.4km/h
径 643mm
差 -10mm
40 225/40R18
39.0km/h
径 637mm
差 -16mm
235/40R18
39.5km/h
径 645mm
差 -8mm
245/40R18
40.0km/h
653mm
0mm
255/40R18
40.5km/h
径 661mm
差 +8mm
265/40R18
41.0km/h
径 669mm
差 +16mm
45 225/45R18
40.4km/h
径 660mm
差 +7mm
235/45R18
41.0km/h
径 669mm
差 +16mm
245/45R18
41.5km/h
径 678mm
差 +25mm
255/45R18
42.1km/h
径 687mm
差 +34mm
265/45R18
42.6km/h
径 696mm
差 +43mm
50 225/50R18
41.8km/h
径 682mm
差 +29mm
235/50R18
42.4km/h
径 692mm
差 +39mm
245/50R18
43.0km/h
径 702mm
差 +49mm
255/50R18
43.6km/h
径 712mm
差 +59mm
265/50R18
44.2km/h
径 722mm
差 +69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R18 、235/35R18、235/40R18 、245/35R18 、255/35R18 、265/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

245/40R18のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/40R18の適応サイズと性能の変化 [F5DEZL型A5 スポーツバック編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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F5DEZL型 A5 スポーツバック 2.0Lターボ FF/7ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.78㎏/PS9.76㎏/PS50.1ptC
最高回転数5881rpm3250rpm17.6ptF
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m1.04㎏/㎏m61.3ptB
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h40.1㎞/h39.9ptD
1リットル
換算馬力
103.35PS/L82.83PS/L42.6ptD
1リットル
換算トルク
15.98㎏m/L19.66㎏m/L61.4ptB
WB/TR比1.7731.79048.3ptC
ワイド&
ロー指数
0.8940.75360.1ptB
前面の面積2.631m22.565m251.8ptC
最低地上高154.5mm140mm55.9ptB
スポーツ性能部門の得点476.0pt
総合評価C

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費338761円249200円57.9ptB
WLTC燃費16.2km/L17.1km/L51.8ptC
100km/h
回転数
2490rpm1270rpm66.1ptA
航続距離644.0km923.4km66.1ptA
車の大きさ11.467m312.194m347.1ptC
車内の広さ3430.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.8L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.17m5.5m43.3ptD
ユーティリティ部門の得点520.8pt
総合評価B

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10704車種中 RANK
運動性能 476.0pt 7444位 C
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 520.8pt 2384位 B
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 996.8pt 5237位 C
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は476.0点で全10704車種中の7444位、ユーティリティ部門は520.8点で2384位、総合得点は996.8点で5237位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したF5DEZL型 A5 スポーツバック(FF/7AT) の各種スペックを、セダン2000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

A5 スポーツバックの歴代モデル

2代目 F5CYRF型 A5 クーペ
F5CYRF A5 クーペは2017/04に登場した2代目モデル。参考車両の「Coupe 2.0TFSI Quattro-Sport」は全長4690mm、全幅1845mm、全高1365mmの車体に、252PS/37.7kgmを発生するCYR型1984ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

初代 8FCFSF型 RS5 カブリオレ
8FCFSF RS5 カブリオレは2013/10に登場した初代モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4655mm、全幅1860mm、全高1375mmの車体に、450PS/43.8kgmを発生するCFS型4163ccエンジンを搭載した4人乗りオープンカー。


人気があるセダンの車種比較


EC5A ギャラン VR-4 2000 vs CT9A ランサー Evolution VII GSR 2001 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、6代目 ランサー Evolution VII GSR(2001年式 CT9A・4WD/5MT・2.0L+ターボ・280PS/39.0kgm・5人乗り)を比較。

VBH WRX S4 2021 vs VAG WRX S4 2014 新旧比較
2代目 WRX S4 GT-H(2021年式 VBH・4WD/CVT・2.4L+ターボ・275PS/38.2kgm・5人乗り)と、初代 WRX S4 2.0GT EyeSight(2014年式 VAG・4WD/CVT・2.0L+ターボ・300PS/40.8kgm・5人乗り)を比較。

ZN6 86 ハチロク 2016 vs SXE10 アルテッツァ RS200 2004 性能比較
初代 86 ハチロク G(2016年式 ZN6・FR/6MT・2.0L・207PS/21.6kgm・4人乗り)と、初代 アルテッツァ RS200(2004年式 SXE10・FR/6MT・2.0L・210PS/22.0kgm・5人乗り)を比較。

AUCJXF ゴルフR 2017 vs VAB WRX STI RA-R 2018 性能比較
7代目 ゴルフR(2017年式 AUCJXF・4WD/6MT・2.0L+ターボ・310PS/38.7kgm・5人乗り)と、初代 WRX STI type RA-R(2018年式 VAB・4WD/6MT・2.0L+ターボ・329PS/44.1kgm・5人乗り)を比較。

EC5A ギャラン VR-4 2000 vs EC5W レグナム VR-4 2000 性能比較
8代目 ギャラン VR-4 type-V(2000年式 EC5A・4WD/5MT・2.5L+ツインターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)と、初代 レグナム VR-4 VR-4 type-S(2000年式 EC5W・4WD/5MT・2.5L+ターボ・280PS/37.0kgm・5人乗り)を比較。

GE8P クロノス V6 1993 vs CB6A ランサー V6 1994 性能比較
初代 クロノス 18VL(1993年式 GE8P・FF/5MT・1.9L・140PS/16.0kgm・5人乗り)と、4代目 ランサー MX-Saloon V6(1994年式 CB6A・FF/5MT・1.6L・140PS/15.0kgm・5人乗り)を比較。

GXE10 アルテッツァ AS200 vs HR34 スカイライン セダン GT 性能比較
初代 アルテッツァ AS200(2004年式 GXE10・FR/6MT・2.0L・160PS/20.4kgm・5人乗り)と、10代目 スカイライン セダン GT(2000年式 HR34・FR/5MT・2.0L・155PS/19.0kgm・5人乗り)を比較。

BL3FW マツダスピード アクセラ 2009 vs FD2 シビック タイプR 2008 性能比較
2代目 マツダスピード アクセラ(2009年式 BL3FW・FF/6MT・2.3L+ターボ・264PS/38.7kgm・5人乗り)と、8代目 シビック タイプR type-R(2008年式 FD2・FF/6MT・2.0L・225PS/21.9kgm・4人乗り)を比較。