ZVW30 プリウスの性能と維持費 FF/CVT 5人 205万円 2009年式

このページでは、トヨタ自動車の5ドア・5人乗りセダン、3代目のDAA-ZVW30型プリウス L【2009/05モデル・99PS/14.5kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

ZVW30 プリウス
販売期間:2009/05 - 2015/12

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2011/08/26|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4460mm×全幅1745mm×全高1490mm、排気量は1797ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4460mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


ZVW30型 プリウス [1797cc/99PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目プリウスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2015/02
ZVW40W型
[S-Touring G’s]
1.8L-NA・FF/CVT・349.7万円
99PS・14.5kgm・26.2km/L
99PS
14.5kgm
26.2km/L
2012/01
ZVW35型
[S]
1.8L-NA・FF/CVT・320.0万円
99PS・14.5kgm・31.6km/L
99PS
14.5kgm
31.6km/L
2011/12
ZVW30型
[S-Touring G’s]
1.8L-NA・FF/CVT・284.0万円
99PS・14.5kgm・35.5km/L
99PS
14.5kgm
35.5km/L
3代目 プリウス 型式一覧 ZVW30/40系まとめ 2009-2021【全10車種】
プリウスの新型モデル
4代目 ZVW50型プリウス
ZVW50型プリウスは2015/12に登場した4代目モデル。参考車両の「S Touring-Selection」は全長4540mm、全幅1760mm、全高1470mmの車体に、98PS/14.5kgmを発生する2ZR型1797ccエンジンを搭載。

プリウスの旧型モデル
2代目 NHW20型プリウス
NHW20型プリウスは2003/09に登場した2代目モデル。参考車両の「S」は全長4445mm、全幅1725mm、全高1490mmの車体に、77PS/11.7kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー トヨタ自動車
車名&
グレード
プリウス
L
その他 -
お値段 2050000円
車両型式 DAA-ZVW30
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4460×幅1745×高1490mm
室内寸法 長1905×幅1470×高1225mm
軸距&
輪距
2700mm
前1525mm/後1520mm
最小半径 5.2m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:185/65R15
後輪:185/65R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1310kg
エンジン諸元
原動機型式 2ZR-FXE
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1797cc
圧縮比13.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 99PS[73kW]/5200rpm
最大トルク 14.5kgm[142Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費 32.6km/L(76.7mpg)
10・15燃費 38.0km/L(89.4mpg)
100km燃費 3.1L/100km
2ZR-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45400円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税17100円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2009/05モデルのプリウスを15年落ちの中古で67.7万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    プリウスの2009/05モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の30%である61.5万円に諸経費として6.2万円を足した67.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2009年式を15年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年経過 45400円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年-17年経過 17100円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷30.3×175円/L 57760円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本10000円×4本÷5年 8000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 212100円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額28190円×12ヶ月 338280円
ローン返済中の年間維持費 550400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 54900円
名目 金額
自動車税(1年分) 45400円
自動車重量税(1年分) 17100円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
57760円
(40430円)
(28880円)
(17330円)
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 8000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 212100円
名目 金額
車のローン額(1年分) 338280円
ローン返済中の年間維持費 550400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
54900円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「2000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は45400円、「1.5トン以下で13年-17年経過」クラスの自動車重量税は17100円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした54900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

プリウス【L】の場合、維持費の月額は17700円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

プリウスの維持費は高い?安い?

「プリウスの年間維持費は212100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてプリウスの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス189800円-22300円
プリウスの維持費212100円
ヴォクシー ハイブリッド227000円+14900円
スイフト スポーツ275300円+63200円
シビック タイプR312300円+100200円
基準2000ccクラス平均316600円+104500円
アコード345200円+133100円
WRX STI364700円+152600円
エクスプローラー413900円+201800円
高いBX484900円+272800円

プリウスの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して22300円高く、最も高いBXと比較して272800円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では104500円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、プリウスの維持費は ものすごく安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

プリウスを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%280万円24万円19万円
15%180万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は280万円(総支給額24万円/月、手取り19万円/月)、ここから月額維持費1.8万円を支払うと残りは17.2万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は180万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)、1.8万円を支払うと残りは10.2万円になります。

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり175円を基準として、-50円となる125円から、+50円となる225円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費30.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
125円/L
41270円
[-16490円]
-25円
150円/L
49520円
[-8240円]
-10円
165円/L
54470円
[-3290円]
175円/L57760円
[0円]
+10円
185円/L
61070円
[+3310円]
+25円
200円/L
66020円
[+8260円]
+50円
225円/L
74280円
[+16520円]

燃費30.3km/LのZVW30型 プリウスで10000km走行するのに必要な燃料は330.1L、1リットルあたり175円としたときの燃料代は57760円になります。

参考までに、プリウスの燃料タンクは45リットルですので、330.1Lの給油回数は8回、1回あたりの燃料代は約7220円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては3310円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると8260円、50円も違ってくると16520円にもなります。

これをZVW30型 プリウスの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり175円の場合を212100円としたとき、125円/Lに値下がりすれば195610円(92.2%)に、225円/Lに値上がりすれば228620円(107.8%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(45400円)なり重量税(17100円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 30%
自動車重量税 1年分 17100円 11%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 17330円 11%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 4%
任意保険料 80% 52800円 35%
合計
[1万kmとの差額]
151300円
-60800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 27%
自動車重量税 1年分 17100円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 28880円 17%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 3%
任意保険料 85% 56160円 35%
合計
[1万kmとの差額]
166200円
-45900円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 25%
自動車重量税 1年分 17100円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 7000km分 40430円 22%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 5330円 3%
任意保険料 90% 59400円 33%
合計
[1万kmとの差額]
182800円
-29300円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて60800円安い151300円に、5000km走行では45900円安い166200円に、7000km走行では29300円安い182800円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 17%
自動車重量税 1年分 17100円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 86640円 33%
オイル交換 年3回 27000円 10%
タイヤ交換 2.7年毎 12000円 5%
任意保険料 100% 66000円 25%
合計
[1万kmとの差額]
263000円
+50900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 15%
自動車重量税 1年分 17100円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 20000km分 115520円 38%
オイル交換 年4回 36000円 12%
タイヤ交換 2年毎 16000円 5%
任意保険料 100% 66000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
304900円
+92800円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
トヨタの小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

プリウスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 32.6km/L
燃料タンク容量 45L
航続距離(カタログ燃費) 1467.0km
航続距離(80%燃費) 1174.5km
満タンプライス 7875円
1km走行コスト 5.37円
1万円でどこまで行ける? 1862.9km

JC08モード燃費が32.6km/L、燃料タンク容量45リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は1467.0kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(29.3km/L)とすると航続距離は1318.5km、80%(26.1km/L)だと1174.5km、70%(22.8km/L)では1026.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から45リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり175円では7875円、上で計算した航続距離を踏まえると1467.0km(80%燃費時1174.5km)を走行するのに7875円かかる計算です。

燃費を30.3km/Lとしたときの1km走行コストは5.37円、10万km走行したときの燃料代は53.7万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら5.4万円/年、7年10万kmなら7.7万円/年、5年10万kmなら10.7万円/年、3年10万kmなら17.9万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1862.9km(往復なら片道931.4km)、カタログ値の80%なら1490.3km(片道745.1km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

2ZR-FXE型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 81PS
5200回転時の馬力 99PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 14.5kgm
5200回転時のトルク 13.6kgm
2ZR-FXE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している2ZR型1797cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5200回転時に最高出力99馬力を、4000回転時に最大トルク14.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5200rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ13.232kg/PS(1310kg/99PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ13.232kg/PS
車体+1人13.788kg/PS
車体+5人16.010kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg13.838kg/PS
車体+70kg13.939kg/PS
車体+80kg14.040kg/PS
車体+90kg14.141kg/PS
車体+100kg14.242kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは13.788kg/PS(1365kg/99PS)となり、数値としては0.556kg、比率にすると4.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは16.010kg/PS(1585kg/99PS)となり、数値としては2.778kg、比率にすると21.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

ZVW30 プリウスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2009/05

-
プリウス
13.788kg/PS
1365kg/99PS|1.8L-NA
[車体のみPWR:13.232]
2016/10

車種詳細
S660
13.766kg/PS
881kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.906
2015/04

車種詳細
S660
13.828kg/PS
885kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.969
2010/08

車種詳細
コペン
13.828kg/PS
885kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.969
2012/09

車種詳細
ノート
13.861kg/PS
1095kg/79PS|1.2L-NA
車体のみPWR:13.165
2020/01

車種詳細
ハスラー
13.672kg/PS
875kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.812

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ13.788kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

13.650kg/PSから13.926kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの2人乗り軽オープンカー「JW5型 S660」、ホンダの2人乗り軽オープンカー「JW5型 S660」、ダイハツの2人乗り軽オープンカー「L880K型 コペン」、日産の5人乗りハッチバック「E12型 ノート」、スズキの4人乗り軽SUV「MR52S型 ハスラー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ZVW30型 プリウス [L]のライバル車種|13.788kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は75.6PS/tとなっています。


プリウスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
CBX125 カスタム|124cc
13.664kg/PS
179kg/13.1PS/1.10kgm
[車体のみPWR:9.466]
2009/05

-
プリウス|1797cc
13.788kg/PS
1365kg/99PS/14.5kgm
[車体のみPWR:13.232]

車種詳細
ジクサー150|154cc
13.857kg/PS
194kg/14.0PS/1.40kgm
[車体のみPWR:9.929]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではプリウスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JC12 CBX125 カスタムと競争してみる

まずプリウスより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのCBX125 カスタムが挙げられます。PWRの13.664kg/PSは車両重量124kgにライダーの体重55kgを加えた179kgを、最高出力13.1PSで割ったものです。

ED13N ジクサー150と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのジクサー150が挙げられます。PWRの13.857kg/PSは車両重量139kg+55kgの194kgを、最高出力14.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.773
平均ピストンスピード 15.31m/s
トルクウェイトレシオ 90.34kg/kgm
1馬力あたりのお値段 20707円
排気量1Lあたり馬力 55.09PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.07kgm/L
1気筒あたりの馬力 24.8PS
1気筒あたりのトルク 3.6kgm
パワーバンド比率 23.1%
燃費×馬力 3001.7pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは90.34kg/kgm(1310kg/14.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2050000円、最高出力が99馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は20707円、逆に1万円あたりでは0.48馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は141379円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は55.09PS/L、トルクは8.07kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.8馬力、トルクは3.6kgmとなり、このエンジンが99馬力を5200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.31m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmである2ZR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.773になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が30.32km/L、最高出力が99PSであるこの車の獲得ポイントは3001.7ptになります。
戯れに車両重量1310kgを100kg単位にした13.1で割ってみたところ、その数値は229.14ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

人間様の占有スペース
室内長×室内幅×室内高 3.430m³
1人あたりのスペース 0.686m³
室内長/全長 42.7%
室内幅/全幅 84.2%
室内高/全高 82.2%
室内容積/車両体積 29.6%

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.430m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.686m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.7%、同じく室内幅と全幅の比率は84.2%、同じく室内高と全高の比率は82.2%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.6%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


プリウスでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.561m
期待される荷室の幅 1.370m
対角線の長さ 2.077m
期待される荷室の面積 2.139m²

縦方向の長さが1.561m(対角線では2.077m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの185/65R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 185/65R15 | 直径 622mm

-20mm
幅165mm
-10mm
幅175mm
変更なし
幅185mm
+10mm
幅195mm
+20mm
幅205mm
-5%
60
扁平
165/60R15
37.2km/h
直径579mm
径差-43mm
175/60R15
38.0km/h
直径591mm
径差-31mm
185/60R15
38.8km/h
直径603mm
径差-19mm
195/60R15
39.5km/h
直径615mm
径差-7mm
205/60R15
40.3km/h
直径627mm
径差+5mm
0%
65
扁平
165/65R15
38.3km/h
直径596mm
径差-26mm
175/65R15
39.2km/h
直径609mm
径差-13mm
185/65R15
40.0km/h
622mm
0mm
195/65R15
40.8km/h
直径635mm
径差+13mm
205/65R15
41.7km/h
直径648mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
165/70R15
39.4km/h
直径612mm
径差-10mm
175/70R15
40.3km/h
直径626mm
径差+4mm
185/70R15
41.2km/h
直径640mm
径差+18mm
195/70R15
42.1km/h
直径654mm
径差+32mm
205/70R15
43.0km/h
直径668mm
径差+46mm
+10%
75
扁平
165/75R15
40.5km/h
直径629mm
径差+7mm
175/75R15
41.4km/h
直径644mm
径差+22mm
185/75R15
42.4km/h
直径659mm
径差+37mm
195/75R15
43.3km/h
直径674mm
径差+52mm
205/75R15
44.3km/h
直径689mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/65R15、165/70R15 、175/60R15、175/65R15 、185/60R15 、195/60R15 あたりのタイヤがおすすめです。

185/65R15のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが185/65R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】185/65R15のタイヤ銘柄と通販価格

ZVW30型プリウス[1.8L-NA FF/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト13.232kg/ps40.52
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力55.09ps/L35.80
1L換算トルク8.07kgm/L32.93
WB/TR比1.77350.00
ワイド&ロー指数0.85452.81
前面の面積2.600m²50.76
最低地上高140mm55.89
スポーツ性能部門の得点358.61

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費32.6km/L73.36
年間維持費212100円60.49
100kmh回転数-43.42
航続距離1467.0km93.64
車の大きさ11.596m³50.56
室内の広さ3.430m³50.12
最小回転半径5.2m49.39
馬力単価20707円51.12
ユーティリティ部門の得点472.10

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した ZVW30型プリウス[1.8L-NA FF/CVT] の総合得点は 830.71 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したZVW30型プリウス(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

プリウスの歴代モデル

5代目 MXWH61型 プリウス PHV
MXWH61 プリウス PHVは2023/01に登場した5代目モデル。参考車両の「PHV-Z」は全長4600mm、全幅1780mm、全高1430mmの車体に、151PS/19.2kgmを発生するM20A型1986ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 ZVW50型 プリウス
ZVW50 プリウスは2015/12に登場した4代目モデル。参考車両の「S Touring-Selection」は全長4540mm、全幅1760mm、全高1470mmの車体に、98PS/14.5kgmを発生する2ZR型1797ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

3代目 ZVW40W型 プリウス アルファ
ZVW40W プリウス アルファは2011/05に登場した3代目モデル。参考車両の「S-Touring G’s」は全長4665mm、全幅1775mm、全高1560mmの車体に、99PS/14.5kgmを発生する2ZR型1797ccエンジンを搭載した7人乗りミニバン。

2代目 NHW20型 プリウス
NHW20 プリウスは2003/09に登場した2代目モデル。参考車両の「S Touring-Selection」は全長4445mm、全幅1725mm、全高1490mmの車体に、77PS/11.7kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 NHW10型 プリウス
NHW10 プリウスは1997/12に登場した初代モデル。参考車両の「Prius」は全長4275mm、全幅1695mm、全高1490mmの車体に、58PS/10.4kgmを発生する1NZ型1496ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。