ZSU65W ハリアー GR-Sportの性能と維持費 4WD/CVT 360万円

このページでは、トヨタ自動車の5ドア・5人乗りSUV、3代目のDBA-ZSU65W型ハリアー GR-Sport Elegance GR-Sport【2017/09モデル・151PS/19.7kgm・4WD/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

ZSU65W ハリアー GR-Sport
販売期間:2013/12 - 2020/06

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2018/01/04|更新:2021/07/01

ボディサイズが全長4770mm×全幅1835mm×全高1655mm、排気量は1986ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいので、やや非力に感じることがあるかもしれません。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4770mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


ZSU65W型 ハリアー GR-Sport [1986cc/151PS 4WD/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目ハリアー GR-Sportの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2017/09
ZSU60W型
[Elegance GR-Sport]
2.0L-NA | FF/CVT
| 339.9万円
151PS
19.7kgm
16.0km/L
2017/09
ASU65W型
[Elegance GR-Sport]
2.0L-TB | 4WD/6AT
| 399.6万円
231PS
35.7kgm
12.8km/L
2017/06
ASU65W型
[Progress]
2.0L-TB | 4WD/6AT
| 424.4万円
231PS
35.7kgm
12.8km/L
3代目ハリアー GR-Sportの車両型式・グレード一覧【全8車種】
ハリアー GR-Sportの新型モデル
4代目 AXUH80型ハリアー ハイブリッド
AXUH80型ハリアー ハイブリッドは2020/06に登場した4代目モデル。参考車両の「S-Hybrid」は全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mmの車体に、178PS/22.5kgmを発生するA25A型2487ccエンジンを搭載。

ハリアー GR-Sportの旧型モデル
2代目 GSU30W型ハリアー
GSU30W型ハリアーは2003/02に登場した2代目モデル。参考車両の「350G」は全長4735mm、全幅1845mm、全高1680mmの車体に、280PS/35.3kgmを発生する2GR型3456ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
ハリアー GR-Sport
Elegance GR-Sport
その他 JC08燃費は通常モデルのもの
お値段 3593160円
車両型式 DBA-ZSU65W
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4770×幅1835×高1655mm
軸距&
輪距
2660mm
前1570mm/後1570mm
最小半径 5.3m
最低高 150mm
タイヤ 前輪:235/50R19
後輪:235/50R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1640kg
エンジン諸元
原動機型式 3ZR-FAE
気筒配列 直列4気筒
排気量1986cc
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 151PS[111kW]/6100rpm
最大トルク 19.7kgm[193Nm]/3800rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費 15.2km/L(35.8mpg)
100km燃費 6.6L/100km
3ZR-FAE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税39500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2017/09モデルのハリアー GR-Sportを6年落ちの中古で296.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ハリアー GR-Sportの2017/09モデルの場合、2023年現在では6年が経過しているため、新車価格の75%である269.5万円に諸経費として27万円を足した296.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2017年式を6年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷14.1×165円/L 117020円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 274800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額49410円×12ヶ月 592920円
ローン返済中の年間維持費 867700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55900円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 117020円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 16800円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 274800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 592920円
ローン返済中の年間維持費 867700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55900円
  • 初度登録から6年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は39500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした55900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。ハリアー GR-Sport【Elegance GR-Sport】の場合、維持費の月額は22900円(ローン完済前は72400円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 23%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 3000km分 35110円 21%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 7%
任意保険料 80% 52800円 30%
合計
[1万kmとの差額]
169600円
-105200円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 5000km分 58510円 30%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 11200円 6%
任意保険料 85% 56160円 29%
合計
[1万kmとの差額]
196300円
-78500円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 18%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 4%
燃料代 7000km分 81910円 36%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 5%
任意保険料 90% 59400円 27%
合計
[1万kmとの差額]
224800円
-50000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて105200円安い169600円に、5000km走行では78500円安い196300円に、7000km走行では50000円安い224800円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 175530円 49%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 7%
任意保険料 100% 66000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
359700円
+84900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 20000km分 234040円 54%
オイル交換 年4回 36000円 8%
タイヤ交換 2年毎 33600円 8%
任意保険料 100% 66000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
435600円
+160800円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km110円2400円2.9万円
20km220円4800円5.7万円
30km330円7300円8.6万円
50km540円11900円14.0万円
100km1090円24000円28.3万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を15.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは10.86円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は110円/日となり、20km走行なら220円/日、30km走行なら330円/日、50km走行なら540円/日、100km走行なら1090円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は7300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は8.6万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

3ZR-FAE型エンジン簡易性能曲線図
3ZR-FAE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3800回転時の馬力 105PS
6100回転時の馬力 151PS
6100回転時の馬力 151PS
各回転域でのトルク
3800回転時のトルク 19.7kgm
6100回転時のトルク 17.7kgm
6100回転時のトルク 17.7kgm
3ZR-FAE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3ZR型1986cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6100回転時に最高出力151馬力を、3800回転時に最大トルク19.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3800rpmから最高出力が発生する6100rpmまで」の2300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は37.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.861kg/PS(1640kg/151PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.861kg/PS
車体+1人11.225kg/PS
車体+5人12.682kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.258kg/PS
車体+70kg11.325kg/PS
車体+80kg11.391kg/PS
車体+90kg11.457kg/PS
車体+100kg11.523kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.225kg/PS(1695kg/151PS)となり、数値としては0.364kg、比率にすると3.4%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.682kg/PS(1915kg/151PS)となり、数値としては1.821kg、比率にすると16.8%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


ZSU65W ハリアー GR-Sportのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2017/09

-
ハリアー GR-Sport
11.225kg/PS
1695kg/151PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:10.861]
2015/05

車種詳細
シャトル
11.318kg/PS
1245kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:10.818
2012/11

車種詳細
スイフト
11.264kg/PS
1025kg/91PS|1.3L-NA
車体のみPWR:10.659
2014/12

車種詳細
グレイス
11.136kg/PS
1225kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:10.636
2014/09

車種詳細
デミオ
11.286kg/PS
1185kg/105PS|1.5L-TB
車体のみPWR:10.762
2015/04

車種詳細
ステップワゴン
11.233kg/PS
1685kg/150PS|1.5L-TB
車体のみPWR:10.867

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.225kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.113kg/PSから11.337kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りワゴン「GP7型 シャトル」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC72S型 スイフト」、ホンダの5人乗りセダン「GM4型 グレイス」、マツダの5人乗りハッチバック「DJ5FS型 デミオ」、ホンダの7人乗りミニバン「RP1型 ステップワゴン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

ZSU65W型 ハリアー GR-Sport [Elegance GR-Sport]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.225kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は92.1PS/tとなっています。


ハリアー GR-Sportがバイクと競争するなら…?


車種詳細
フュージョン|244cc
11.150kg/PS
223kg/20.0PS/2.20kgm
[車体のみPWR:8.400]
1速ギヤ速度:47.9km/h
最小TWR:1.293
2017/09

-
ハリアー GR-Sport|1986cc
11.225kg/PS
1695kg/151PS/19.7kgm
[車体のみPWR:10.861]
1速ギヤ速度:56.6km/h
最小TWR:2.050

車種詳細
バンバン200|199cc
11.250kg/PS
180kg/16.0PS/1.50kgm
[車体のみPWR:7.812]
1速ギヤ速度:33.4km/h
最小TWR:0.924

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではハリアー GR-Sportとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MF02 フュージョンと競争してみる

まずハリアー GR-Sportより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのフュージョンが挙げられます。PWRの11.150kg/PSは車両重量168kgにライダーの体重55kgを加えた223kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はフュージョンに8.7km/h勝り、1速TWRは0.757kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NH41A バンバン200と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのバンバン200が挙げられます。PWRの11.250kg/PSは車両重量125kg+55kgの180kgを、最高出力16.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は23.2km/h勝り、1速TWRは1.126kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.694
平均ピストンスピード 19.85m/s
トルクウェイトレシオ 83.25kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23796円
排気量1Lあたり馬力 76.03PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.92kgm/L
1気筒あたりの馬力 37.8PS
1気筒あたりのトルク 4.9kgm
パワーバンド比率 37.7%
燃費×馬力 2135.1pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは83.25kg/kgm(1640kg/19.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3593160円、最高出力が151馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23796円、逆に1万円あたりでは0.42馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は182394円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
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●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は76.03PS/L、トルクは9.92kgm/L、1気筒あたりの馬力は37.8馬力、トルクは4.9kgmとなり、このエンジンが151馬力を6100回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.85m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が97.6mmである3ZR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6150回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.694になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が14.14km/L、最高出力が151PSであるこの車の獲得ポイントは2135.1ptになります。
戯れに車両重量1640kgを100kg単位にした16.4で割ってみたところ、その数値は130.19ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.55m³
1人あたりのスペース 約0.71m³
室内長/全長 41.2%
室内幅/全幅 80.7%
室内高/全高 73.7%
室内容積/車両体積 24.5%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.55m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.71m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は41.2%、同じく室内幅と全幅の比率は80.7%、同じく室内高と全高の比率は73.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


ハリアー GR-Sportでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.67m
期待される荷室の幅 1.38m
対角線の長さ 2.17m
期待される荷室の面積 2.30m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.67m(対角線では2.17m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ハリアー GR-Sportの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 15.2km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 912.0km
航続距離(80%燃費) 732.0km
満タンプライス 9900円
1万円でどこまで行ける? 921.2km
車両価格/航続距離 3940円/km

JC08モード燃費が15.2km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は912.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.7km/L)とすると822.0km、80%(12.2km/L)だと732.0km、70%(10.6km/L)では636.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン60リットルの給油で9900円、上で計算した航続距離を踏まえると912.0km(80%燃費時732.0km)を走行するのに9900円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば921.2km(往復なら片道460.6km)、カタログ値の80%なら737.0km(片道368.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で912.0kmの距離を移動できるZSU65W型 ハリアー GR-Sport [Elegance GR-Sport]という乗り物を、359.3万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3940円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6100rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6600回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6600rpm|タイヤサイズ 235/50R19|タイヤ直径 71.8cm|円周長 225.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6600rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.517 14.58 -
-
61km/h 10770rpm 799.9kgm
2速 0.390 2.26 0.155 1-2/
1020rpm
396km/h 1670rpm 123.9kgm
Final 5.791 レシオカバレッジ(変速比幅)6.454

ギヤの繋がりイメージ
ZSU65W型ハリアー GR-SportCVT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.791)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(19.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.791)÷タイヤの有効半径(0.359m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの396km(6100rpmでは365.6km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の2.517から高速側の0.390の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3800回転で最大トルク19.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば83.25kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.861kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと799.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1640kg)を1速ギヤの最大駆動力(799.9kgm)で割ってみると2.050kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6100回転でのトルク(17.7kgm)からTWRを算出すると2.28kg/kgmとなり、3800-6100回転の回転域では2.050-2.28kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4310 6460 8610 10770 12920 15080 19380
2速 670 1000 1330 1670 2000 2340 3000
※赤い数字は暫定レブリミット(6600rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.390)を選択して時速100kmにて走行すると1670回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1000回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1170回転、一般的な高速道路の80km/hでは1330回転、100km/hでは1670回転、制限速度が120km/hになると2000回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3000回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 19 28 37 46 56 65 74
2速 60 120 180 240 300 360 420 479

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6600回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/50R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/50R19 | 直径 718mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
45
扁平
215/45R19
37.7km/h
直径677mm
径差-41mm
225/45R19
38.2km/h
直径686mm
径差-32mm
235/45R19
38.7km/h
直径695mm
径差-23mm
245/45R19
39.2km/h
直径704mm
径差-14mm
255/45R19
39.7km/h
直径713mm
径差-5mm
0%
50
扁平
215/50R19
38.9km/h
直径698mm
径差-20mm
225/50R19
39.4km/h
直径708mm
径差-10mm
235/50R19
40.0km/h
718mm
0mm
245/50R19
40.6km/h
直径728mm
径差+10mm
255/50R19
41.1km/h
直径738mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
215/55R19
40.1km/h
直径720mm
径差+2mm
225/55R19
40.7km/h
直径731mm
径差+13mm
235/55R19
41.3km/h
直径742mm
径差+24mm
245/55R19
41.9km/h
直径753mm
径差+35mm
255/55R19
42.6km/h
直径764mm
径差+46mm
+10%
60
扁平
215/60R19
41.3km/h
直径741mm
径差+23mm
225/60R19
41.9km/h
直径753mm
径差+35mm
235/60R19
42.6km/h
直径765mm
径差+47mm
245/60R19
43.3km/h
直径777mm
径差+59mm
255/60R19
44.0km/h
直径789mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/50R19 、225/45R19、225/50R19 、235/45R19 、245/45R19 、255/45R19あたりのタイヤがおすすめです。

235/50R19のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/50R19の適応サイズと性能の変化 [ZSU65W型ハリアー GR-Sport編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


ZSU65W型ハリアー GR-Sport[2.0L-NA 4WD/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.861kg/ps46.84
1速ギヤ加速性能2.050kg/kgm40.00
1L換算馬力76.03ps/L52.31
1L換算トルク9.92kgm/L55.49
WB/TR比1.69458.14
ワイド&ロー指数0.90249.12
前面の面積3.037m²37.76
最低地上高150mm51.53
スポーツ性能部門の得点391.19

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費15.2km/L46.31
年間維持費274800円54.69
100kmh回転数1670rpm60.97
航続距離912.0km61.95
車の大きさ14.486m³62.61
室内の広さ3.548m³51.57
最小回転半径5.3m47.29
馬力単価23796円46.57
ユーティリティ部門の得点431.96

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した ZSU65W型ハリアー GR-Sport[2.0L-NA 4WD/CVT] の総合得点は 823.15 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したZSU65W型ハリアー GR-Sport(4WD/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

ハリアー GR-Sportの歴代モデル

4代目 MXUA80型 ハリアー
MXUA80 ハリアーは2020/06に登場した4代目モデル。参考車両の「S」は全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mmの車体に、171PS/21.1kgmを発生するM20A型1986ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

3代目 AVU65W型 ハリアー ハイブリッド
AVU65W ハリアー ハイブリッドは2013/12に登場した3代目モデル。参考車両の「Elegance」は全長4720mm、全幅1835mm、全高1690mmの車体に、152PS/21.0kgmを発生する2AR型2493ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

2代目 MHU38W型 ハリアー ハイブリッド
MHU38W ハリアー ハイブリッドは2005/03に登場した2代目モデル。参考車両の「Premium-S」は全長4755mm、全幅1845mm、全高1690mmの車体に、211PS/29.4kgmを発生する3MZ型3310ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 SXU15W型 ハリアー
SXU15W ハリアーは1997/12に登場した初代モデル。参考車両の「Harrier-FOUR」は全長4575mm、全幅1815mm、全高1665mmの車体に、140PS/19.5kgmを発生する5S型2163ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。