AYH30W アルファード ハイブリッドの性能と維持費 4WD/CVT 412万円

このページでは、トヨタ自動車の5ドア・8人乗りミニバン、3代目のDAA-AYH30W型アルファード ハイブリッド Hybrid-X 8人乗り【2015/01モデル・152PS/21.0kgm・4WD/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

AYH30W アルファード ハイブリッド
販売期間:2015/01 -

画像はトヨタ自動車より引用
http://toyota.jp/
投稿:2015/02/11|更新:2021/07/01

ボディサイズが全長4915mm×全幅1850mm×全高1895mm、排気量は2493ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4915mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


AYH30W型 アルファード ハイブリッド [2493cc/152PS 4WD/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

3代目アルファード ハイブリッドの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/05
GGH35W型
[Hybrid-X 7人乗り WLTC]
2.5L-NA | 4WD/CVT
| 461.3万円
152PS
21.0kgm
14.8km/L
2020/01
AGH30W型
[2.5X 8人乗り WLTC]
2.5L-NA | FF/CVT
| 352.0万円
182PS
24.0kgm
10.8km/L
2020/01
AGH35W型
[2.5X 8人乗り WLTC]
2.5L-NA | 4WD/CVT
| 377.4万円
182PS
24.0kgm
11.0km/L
3代目アルファード ハイブリッドの車両型式・グレード一覧【全13車種】
アルファード ハイブリッドの旧型モデル
2代目 GGH20W型アルファード
GGH20W型アルファードは2008/05に登場した2代目モデル。参考車両の「350X」は全長4850mm、全幅1830mm、全高1890mmの車体に、280PS/35.1kgmを発生する2GR型3456ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー TOYOTA
車名&
グレード
アルファード ハイブリッド
Hybrid-X 8人乗り
その他 ハイブリッドG Fパッケージ ハイブリッドSR Cパッケージ エグゼクティブラウンジ モータ型式 F(2JM型 105kW/270Nm) R(2FM型 50kW/139Nm)
お値段 4113818円
車両型式 DAA-AYH30W
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/8人
車体寸法 長4915×幅1850×高1895mm
室内寸法 長3210×幅1590×高1400mm
軸距&
輪距
3000mm
前1600mm/後1595mm
最小半径 5.6m
最低高 165mm
タイヤ 前輪:215/65R16
後輪:215/65R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2090kg
エンジン諸元
原動機型式 2AR-FXE
気筒配列 直列4気筒
排気量2493cc
圧縮比12.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 152PS[112kW]/5700rpm
最大トルク 21.0kgm[206Nm]/4400-4800rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
JC08燃費 19.4km/L(45.6mpg)
100km燃費 5.2L/100km
2AR-FXE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、アルファード ハイブリッドの新車を473.1万円(諸費用として61.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 13年未満 45000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷18.0×165円/L 91670円
オイル交換(5000km毎) 1回5000円×2回 10000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本12000円×4本÷5年 9600円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 258800円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額78850円×12ヶ月 946200円
ローン返済中の年間維持費 1205000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 64100円
名目 金額
自動車税(1年分) 45000円円
自動車重量税(1年分) 20500円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 91670円
オイル交換(5000km毎) 10000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 9600円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 258800円
名目 金額
車のローン額(1年分) 946200円
ローン返済中の年間維持費 1205000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
64100円
  • 初度登録から8年経過車の場合、「2500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は45000円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした64100円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。アルファード ハイブリッド【Hybrid-X 8人乗り】の場合、維持費の月額は21600円(ローン完済前は100500円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45000円 26%
自動車重量税 1年分 20500円 12%
自賠責保険料 1年分 10005円 6%
燃料代 3000km分 27500円 16%
オイル交換 年1回 5000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 4%
任意保険料 80% 57600円 33%
合計
[1万kmとの差額]
172100円
-86700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45000円 23%
自動車重量税 1年分 20500円 11%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 5000km分 45840円 24%
オイル交換 年1回 5000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 85% 61200円 31%
合計
[1万kmとの差額]
194000円
-64800円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45000円 21%
自動車重量税 1年分 20500円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 7000km分 64170円 29%
オイル交換 年1回 7000円 3%
タイヤ交換 6年毎 6400円 3%
任意保険料 90% 64800円 30%
合計
[1万kmとの差額]
217900円
-40900円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて86700円安い172100円に、5000km走行では64800円安い194000円に、7000km走行では40900円安い217900円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45000円 14%
自動車重量税 1年分 20500円 6%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 137510円 42%
オイル交換 年3回 30000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 14400円 4%
任意保険料 100% 72000円 22%
合計
[1万kmとの差額]
329500円
+70700円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45000円 12%
自動車重量税 1年分 20500円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 20000km分 183340円 47%
オイル交換 年4回 40000円 10%
タイヤ交換 2年毎 19200円 5%
任意保険料 100% 72000円 18%
合計
[1万kmとの差額]
390100円
+131300円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km170円3700円4.4万円
30km260円5700円6.8万円
50km430円9500円11.2万円
100km850円18700円22.1万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を19.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは8.51円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は90円/日となり、20km走行なら170円/日、30km走行なら260円/日、50km走行なら430円/日、100km走行なら850円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は5700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は6.8万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

2AR-FXE型エンジン簡易性能曲線図
2AR-FXE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4400回転時の馬力 129PS
4800回転時の馬力 141PS
5700回転時の馬力 152PS
5700回転時の馬力 152PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク 21.0kgm
4800回転時のトルク 21.0kgm
5700回転時のトルク 19.1kgm
5700回転時のトルク 19.1kgm
2AR-FXE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している2AR型2493cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは5700回転時に最高出力152馬力を、4400-4800回転時に最大トルク21.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する5700rpmまで」の1300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は22.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
トヨタの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ13.750kg/PS(2090kg/152PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ13.750kg/PS
車体+1人14.112kg/PS
車体+8人16.645kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg14.145kg/PS
車体+70kg14.211kg/PS
車体+80kg14.276kg/PS
車体+90kg14.342kg/PS
車体+100kg14.408kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは14.112kg/PS(2145kg/152PS)となり、数値としては0.362kg、比率にすると2.6%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの8人が搭乗した場合、車両重量に440kgがプラスされてパワーウェイトレシオは16.645kg/PS(2530kg/152PS)となり、数値としては2.895kg、比率にすると21.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


AYH30W アルファード ハイブリッドのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2015/01

-
アルファード ハイブリッド
14.112kg/PS
2145kg/152PS|2.5L-NA
[車体のみPWR:13.750]
2020/06

車種詳細
タフト
13.984kg/PS
895kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:13.125
2010/08

車種詳細
コペン
13.984kg/PS
895kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:13.125
2014/12

車種詳細
ムーヴ
14.141kg/PS
905kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:13.281
2004/06

車種詳細
ミラジーノ
14.224kg/PS
825kg/58PS|0.7L-NA
車体のみPWR:13.276
2010/04

車種詳細
ミラ カスタム
13.984kg/PS
895kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:13.125

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ14.112kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

13.971kg/PSから14.253kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ダイハツの4人乗り軽SUV「LA900S型 タフト」、ダイハツの2人乗り軽オープンカー「L880K型 コペン」、ダイハツの4人乗り軽ミニバン「LA150S型 ムーヴ」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「L700S型 ミラジーノ」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「L275S型 ミラ カスタム」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

AYH30W型 アルファード ハイブリッド [Hybrid-X 8人乗り]とパワーウェイトレシオが近い車種|14.112kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は72.7PS/tとなっています。


アルファード ハイブリッドがバイクと競争するなら…?


車種詳細
CB125R|124cc
14.000kg/PS
182kg/13.0PS/1.00kgm
[車体のみPWR:9.769]
2015/01

-
アルファード ハイブリッド|2493cc
14.112kg/PS
2145kg/152PS/21.0kgm
[車体のみPWR:13.750]

車種詳細
KSR-II|79cc
14.200kg/PS
142kg/10.0PS/0.95kgm
[車体のみPWR:8.700]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではアルファード ハイブリッドとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

JC79 CB125Rと競争してみる

まずアルファード ハイブリッドより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのCB125Rが挙げられます。PWRの14.000kg/PSは車両重量127kgにライダーの体重55kgを加えた182kgを、最高出力13.0PSで割ったものです。

KMX80B KSR-IIと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのKSR-IIが挙げられます。PWRの14.200kg/PSは車両重量87kg+55kgの142kgを、最高出力10.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.877
平均ピストンスピード 18.62m/s
トルクウェイトレシオ 99.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 27065円
排気量1Lあたり馬力 60.97PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.42kgm/L
1気筒あたりの馬力 38.0PS
1気筒あたりのトルク 5.2kgm
パワーバンド比率 22.8%
燃費×馬力 2742.1pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは99.5kg/kgm(2090kg/21.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4113818円、最高出力が152馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は27065円、逆に1万円あたりでは0.37馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は195896円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
トヨタ編
2500cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は60.97PS/L、トルクは8.42kgm/L、1気筒あたりの馬力は38.0馬力、トルクは5.2kgmとなり、このエンジンが152馬力を5700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.62m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が98.0mmである2AR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6120回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.877になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が18.04km/L、最高出力が152PSであるこの車の獲得ポイントは2742.1ptになります。
戯れに車両重量2090kgを100kg単位にした20.9で割ってみたところ、その数値は131.20ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 7.15m³
1人あたりのスペース 約0.89m³
室内長/全長 65.3%
室内幅/全幅 85.9%
室内高/全高 73.9%
室内容積/車両体積 41.5%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は7.15m³です。この車の乗車定員は8人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.89m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は65.3%、同じく室内幅と全幅の比率は85.9%、同じく室内高と全高の比率は73.9%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は41.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


アルファード ハイブリッドでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.72m
期待される荷室の幅 1.49m
対角線の長さ 2.28m
期待される荷室の面積 2.56m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.72m(対角線では2.28m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。
車中泊にあると嬉しいアイテム


アルファード ハイブリッドの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 19.4km/L
燃料タンク容量 65L
航続距離(カタログ燃費) 1261.0km
航続距離(80%燃費) 1007.5km
満タンプライス 10725円
1万円でどこまで行ける? 1175.8km
車両価格/航続距離 3262円/km

JC08モード燃費が19.4km/Lですので、燃料タンクの容量が65リットルですと航続可能距離は1261.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(17.5km/L)とすると1137.5km、80%(15.5km/L)だと1007.5km、70%(13.6km/L)では884.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン65リットルの給油で10725円、上で計算した航続距離を踏まえると1261.0km(80%燃費時1007.5km)を走行するのに10725円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1175.8km(往復なら片道587.9km)、カタログ値の80%なら940.6km(片道470.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1261.0kmの距離を移動できるAYH30W型 アルファード ハイブリッド [Hybrid-X 8人乗り]という乗り物を、411.4万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3262円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの215/65R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/65R16 | 直径 686mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
60
扁平
195/60R16
37.3km/h
直径640mm
径差-46mm
205/60R16
38.0km/h
直径652mm
径差-34mm
215/60R16
38.7km/h
直径664mm
径差-22mm
225/60R16
39.4km/h
直径676mm
径差-10mm
235/60R16
40.1km/h
直径688mm
径差+2mm
0%
65
扁平
195/65R16
38.5km/h
直径660mm
径差-26mm
205/65R16
39.2km/h
直径673mm
径差-13mm
215/65R16
40.0km/h
686mm
0mm
225/65R16
40.8km/h
直径699mm
径差+13mm
235/65R16
41.5km/h
直径712mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
195/70R16
39.6km/h
直径679mm
径差-7mm
205/70R16
40.4km/h
直径693mm
径差+7mm
215/70R16
41.2km/h
直径707mm
径差+21mm
225/70R16
42.0km/h
直径721mm
径差+35mm
235/70R16
42.9km/h
直径735mm
径差+49mm
+10%
75
扁平
195/75R16
40.8km/h
直径699mm
径差+13mm
205/75R16
41.6km/h
直径714mm
径差+28mm
215/75R16
42.5km/h
直径729mm
径差+43mm
225/75R16
43.4km/h
直径744mm
径差+58mm
235/75R16
44.3km/h
直径759mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/65R16、195/70R16 、205/60R16、205/65R16 、215/60R16 、225/60R16 あたりのタイヤがおすすめです。

215/65R16のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが215/65R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


AYH30W型アルファード ハイブリッド[2.5L-NA 4WD/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト13.750kg/ps38.86
1速ギヤ加速性能-39.91
1L換算馬力60.97ps/L40.41
1L換算トルク8.42kgm/L37.20
WB/TR比1.87739.28
ワイド&ロー指数1.02440.12
前面の面積3.506m²24.22
最低地上高165mm45.33
スポーツ性能部門の得点305.33

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費19.4km/L52.80
年間維持費258800円56.17
100kmh回転数-43.41
航続距離1261.0km82.70
車の大きさ17.231m³73.75
室内の広さ7.146m³86.96
最小回転半径5.6m41.04
馬力単価27065円42.17
ユーティリティ部門の得点479.00

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した AYH30W型アルファード ハイブリッド[2.5L-NA 4WD/CVT] の総合得点は 784.33 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したAYH30W型アルファード ハイブリッド(4WD/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「2500ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

アルファード ハイブリッドの歴代モデル

3代目 AYH30W型 アルファード ハイブリッド
AYH30W アルファード ハイブリッドは2015/01に登場した3代目モデル。参考車両の「Hybrid-X 8人乗り」は全長4915mm、全幅1850mm、全高1895mmの車体に、152PS/21.0kgmを発生する2AR型2493ccエンジンを搭載した8人乗りミニバン。

2代目 ANH25W型 アルファード
ANH25W アルファードは2008/05に登場した2代目モデル。参考車両の「240S JC08燃費版」は全長4885mm、全幅1840mm、全高1915mmの車体に、170PS/22.8kgmを発生する2AZ型2362ccエンジンを搭載した8人乗りミニバン。

初代 ATH10W型 アルファード ハイブリッド
ATH10W アルファード ハイブリッドは2003/07に登場した初代モデル。参考車両の「Side-LiftUp-Seat」は全長4840mm、全幅1805mm、全高1935mmの車体に、131PS/19.4kgmを発生する2AZ型2362ccエンジンを搭載した7人乗りミニバン。