このページでは、ルノーの5ドア・5人乗りハッチバック、5代目の5AA-BJAH4MH型ルーテシア E-Tech Hybrid【2022/06モデル・91PS/14.7kgm・FF/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。
BJAH4MH ルーテシア 販売期間:2020/11 - 現行車 ![]() |
ボディサイズが全長4075mm×全幅1725mm×全高1470mm、排気量は1597ccであることから、大雑把に分類すると1.6リットルクラス(1600cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4075mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下・Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
BJAH4MH型 ルーテシア [1597cc/91PS FF/6AT] お品書き
![]() 維持費にまつわるエトセトラ | ![]() エンジンの最高出力・最大トルク | ![]() No Data | ![]() タイヤサイズ変更とメーター誤差 | ![]() 各種スペックの相対評価と通知表 |
![]() | お金にまつわるエトセトラ 1年間のランニングコスト |
![]() | エンジン性能と特性 パワーウェイトレシオ |
![]() | No Data |
![]() | タイヤサイズ変更と スピードメーター誤差 |
![]() | 各種スペックの相対評価と レーダーチャート |
ルーテシアの旧型モデル | |
---|---|
![]() | 4代目 RM5M1型ルーテシア ルノースポール |
RM5M1型ルーテシア ルノースポールは2013/09に登場した4代目モデル。参考車両の「Renault Sport Trophy」は全長4105mm、全幅1750mm、全高1435mmの車体に、220PS/26.5kgmを発生するM5M型1618ccエンジンを搭載。 |
主要諸元とエンジン諸元
主要諸元 | |
---|---|
メーカー | RENAULT |
車名& グレード |
ルーテシア E-Tech Hybrid |
その他 | Eテック ハイブリッド |
お値段 | 3290000円 |
車両型式 | 5AA-BJAH4MH |
駆動方式 変速機 |
FF・前輪駆動(FWD,2WD) 6速AT・6速オートマ車 |
ドア/定員 | 5ドア/5人 |
車体寸法 | 長4075×幅1725×高1470mm |
軸距& 輪距 |
2585mm 前1505mm/後1495mm |
最小半径 | 5.2m |
最低高 | 135mm |
タイヤ | 前輪:205/45R17 後輪:205/45R17 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
車両重量 | 1310kg |
エンジン諸元 | |
---|---|
原動機型式 | H4M |
気筒配列 | 直列4気筒+モーター |
排気量 | 1597cc |
吸気方式 | 自然吸気(NA・ノンターボ) |
最高出力 | 91PS[67kW]/5600rpm |
最大トルク | 14.7kgm[144Nm]/3200rpm |
使用燃料 | ハイオクガソリン |
WLTC燃費 | 25.2km/L(59.3mpg) |
JC08燃費 | 31.8km/L(74.8mpg) |
100km燃費 | 4.0L/100km |
※H4M型エンジンの諸元と性能まとめ ※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。 ※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧 ※直列4気筒の最高出力ランキング |
税金と年間維持費のシミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料10005円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代、月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、ルーテシアの新車を378.4万円(諸費用として49.4万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
- 自動車保険は比較で安くなる!
新車で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | ||
---|---|---|---|---|
自動車税(1年分) | 2000cc以下 | 13年未満 | 36000円 | |
自動車重量税(1年分) | 1.5トン以下 | 13年未満 | 12300円 | |
自賠責保険料(1年分) | 自家用乗用車 | 10005円 | ||
燃料代(年間1万km) | 10000km÷25.2km/L×175円/L | 69440円 | ||
オイル交換(5000km毎) | 1回4500円×2回 | 9000円 | ||
タイヤ交換(5年5万km毎) | 1本15000円×4本÷5年 | 12000円 | ||
任意保険料(月額5500円) | 月額5500円×12ヶ月 | 66000円 | ||
ローン完済後の年間維持費 | 214800円 | |||
名目 | 区分 | 金額 | ||
車のローン額(1年分) | 月額63060円×12ヶ月 | 756720円 | ||
ローン返済中の年間維持費 | 971500円 | |||
次回車検費用の積み立て目安 | ||||
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 47700円 |
名目 | 金額 |
---|---|
自動車税(1年分) | 36000円円 |
自動車重量税(1年分) | 12300円円 |
自賠責保険料(1年分) | 10005円 |
燃料代(年間1万km) | 69440円 |
オイル交換(5000km毎) | 9000円 |
タイヤ交換(4年4万km毎) | 12000円 |
任意保険料(月額5500円) | 66000円 |
ローン完済後の年間維持費 | 214800円 |
名目 | 金額 |
車のローン額(1年分) | 756720円 |
ローン返済中の年間維持費 | 971500円 |
次回車検費用の積み立て目安 | |
重量税2年分+自賠責24ヶ月分 +検査手数料等3000円程度 |
47700円 |
- 初度登録から1年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
- 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
- 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
- 車検費用の目安とした47700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。
ルーテシア【E-Tech Hybrid】の場合、維持費の月額は17900円(ローン完済前は81000円)になり、これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。
「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。
低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 36000円 | 25% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 9% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 7% |
燃料代 3000km分 | 20830円 | 14% |
オイル交換 年1回 | 4500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 8000円 | 6% |
任意保険料 80% | 52800円 | 36% |
合計 [1万kmとの差額] |
144500円 -70300円 |
- |
年間5000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 36000円 | 22% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 8% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 6% |
燃料代 5000km分 | 34720円 | 21% |
オイル交換 年1回 | 4500円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 8000円 | 5% |
任意保険料 85% | 56160円 | 35% |
合計 [1万kmとの差額] |
161700円 -53100円 |
- |
年間7000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 36000円 | 20% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 7% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 6% |
燃料代 7000km分 | 48610円 | 27% |
オイル交換 年1回 | 6300円 | 3% |
タイヤ交換 6年毎 | 8000円 | 4% |
任意保険料 90% | 59400円 | 33% |
合計 [1万kmとの差額] |
180700円 -34100円 |
- |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて70300円安い144500円に、5000km走行では53100円安い161700円に、7000km走行では34100円安い180700円という結果になりました。
多走行距離での年間維持費|15000km・20000km
続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。
年間15000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 36000円 | 13% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 4% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 4% |
燃料代 15000km分 | 104160円 | 38% |
オイル交換 年3回 | 27000円 | 10% |
タイヤ交換 2.7年毎 | 18000円 | 7% |
任意保険料 100% | 66000円 | 24% |
合計 [1万kmとの差額] |
273500円 +58700円 |
- |
年間20000km走行の場合 | ||
---|---|---|
名目 | 金額 | 比率 |
自動車税 | 36000円 | 11% |
自動車重量税 1年分 | 12300円 | 4% |
自賠責保険料 1年分 | 10005円 | 3% |
燃料代 20000km分 | 138880円 | 43% |
オイル交換 年4回 | 36000円 | 11% |
タイヤ交換 2年毎 | 24000円 | 7% |
任意保険料 100% | 66000円 | 21% |
合計 [1万kmとの差額] |
323200円 +108400円 |
- |
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。
【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?
ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(21.9km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(26.2km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(25.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(25.2km/L)ということになります。
ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代69440円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。
- 1リットル175円として計算。
- []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
純正で既に低燃費タイヤを装着している車種の場合、残念ながら、あんまり…です。
参考:燃費が3%向上すると…? | |
市街地 | 21.9km/L → 22.6km/L |
郊外 | 26.2km/L → 27.0km/L |
高速道路 | 25.5km/L → 26.3km/L |
●例1:都市部にお住まい
まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。
市街地90%・郊外5%・高速5% | ||
---|---|---|
市街地 | 9000km | 71930円 [69690円] |
郊外 | 500km | 3340円 [3240円] |
高速道路 | 500km | 3430円 [3330円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 78700円 +9260円 22.2km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 76260円 -2440円 23.0km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が21.9km/Lではガソリン411.0Lを消費して、ガソリン代は71930円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が26.2km/Lではガソリン19.1Lを消費して、ガソリン代は3340円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が25.5km/Lではガソリン19.6Lを消費して、ガソリン代は3430円になります。
このパターンでは使用した燃料量が449.7L、かかったガソリン代が78700円となり、平均燃費は22.2km/L(-3.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+9260円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は76260円となり、2440円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で12200円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?
●例2:市街地と郊外を行き来
次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。
市街地50%・郊外50%・高速0% | ||
---|---|---|
市街地 | 5000km | 39950円 [38710円] |
郊外 | 5000km | 33390円 [32410円] |
高速道路 | 0km | 0円 [0円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 73340円 +3900円 23.9km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 71120円 -2220円 24.6km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が21.9km/Lでは228.3Lを消費して、ガソリン代は39950円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が26.2km/Lでは190.8Lを消費して、ガソリン代は33390円になります。
このパターンでは使用した燃料量が419.1L、かかったガソリン代が73340円となり、平均燃費は23.9km/L(-1.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+3900円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が71120円となり、1年間で2220円、5年間で11100円の経費削減になる計算です。
●例3:市街地・郊外・高速道路をMix
続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。
市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3% | ||
---|---|---|
市街地 | 3330km | 26620円 [25780円] |
郊外 | 3340km | 22310円 [21650円] |
高速道路 | 3330km | 22860円 [22160円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 71790円 +2350円 24.4km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 69590円 -2200円 25.2km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が21.9km/Lでは152.1Lを消費して、ガソリン代は26620円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が26.2km/Lでは127.5Lを消費して、ガソリン代は22310円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が25.5km/Lでは130.6Lを消費して、ガソリン代は22860円になります。
このパターンでは使用した燃料量が410.2L、かかったガソリン代が71790円となり、平均燃費は24.4km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+2350円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が69590円となり、1年間で2200円、5年間で11000円の経費削減になる計算です。
●例4:農村部にお住まい
最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。
市街地5%・郊外90%・高速5% | ||
---|---|---|
市街地 | 500km | 3990円 [3870円] |
郊外 | 9000km | 60110円 [58330円] |
高速道路 | 500km | 3430円 [3330円] |
合計金額 WLTC燃費との差額 平均燃費 | 67530円 -1910円 25.9km/L |
|
エコタイヤ合計金額 純正タイヤとの差額 平均燃費 | 65530円 -2000円 26.7km/L |
- 市街地走行のガソリン代
市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が21.9km/Lでは22.8Lを消費して、ガソリン代は3990円になります。 - 郊外走行のガソリン代
郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が26.2km/Lでは343.5Lを消費して、ガソリン代は60110円になります。 - 高速道路走行のガソリン代
高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が25.5km/Lでは19.6Lを消費して、ガソリン代は3430円になります。
このパターンでは使用した燃料量が385.9L、かかったガソリン代が67530円となり、平均燃費は25.9km/L(+0.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-1910円という結果になりました。
低燃費タイヤ装着ではガソリン代が65530円となり、1年間で2000円、5年間で10000円の経費削減になる計算です。
以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(22.2km/L・23.9km/L・24.4km/L・25.9km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(78700円・73340円・71790円・67530円)が出てくることがわかります。
1km走行コストと月間&年間交通費
距離/日 | 費用/日 | 月換算 | 年換算 |
---|---|---|---|
10km | 70円 | 1500円 | 1.8万円 |
20km | 140円 | 3100円 | 3.6万円 |
30km | 210円 | 4600円 | 5.5万円 |
50km | 350円 | 7700円 | 9.1万円 |
100km | 690円 | 15200円 | 17.9万円 |
さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を175円、燃費を25.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは6.94円になります。
たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmならガソリン代は70円/日となり、20km走行なら140円/日、30km走行なら210円/日、50km走行なら350円/日、100km走行なら690円/日かかる計算です。
1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmでガソリン代は4600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmでガソリン代は5.5万円/年という塩梅です。
カタログデータから見えてくる要素
H4M型エンジン簡易性能曲線図 | |
---|---|
各回転域での馬力 | |
3200回転時の馬力 | 66PS |
5600回転時の馬力 | 91PS |
5600回転時の馬力 | 91PS |
各回転域でのトルク | |
3200回転時のトルク | 14.7kgm |
5600回転時のトルク | 11.6kgm |
5600回転時のトルク | 11.6kgm |
H4M型エンジンの性能 |
まずおさらいとして、搭載しているH4M型1597cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5600回転時に最高出力91馬力を、3200回転時に最大トルク14.7kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3200rpmから最高出力が発生する5600rpmまで」の2400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は42.9%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域
最高出力ランキング リスト |
---|
2000cc以下クラス編 |
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
最大トルク ランキング リスト |
---|
2000cc以下クラス編 |
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
うわっ…私の体重、重すぎ…?
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は14.396kg/PS(1310kg/91PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
---|---|
車体のみ | 14.396kg/PS |
車体+1人 | 15.000kg/PS |
車体+5人 | 17.418kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 15.055kg/PS |
車体+70kg | 15.165kg/PS |
車体+80kg | 15.275kg/PS |
車体+90kg | 15.385kg/PS |
車体+100kg | 15.495kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは15.000kg/PS(1365kg/91PS)となり、数値としては0.604kg、比率にすると4.2%ほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは17.418kg/PS(1585kg/91PS)となり、数値としては3.022kg、比率にすると21.0%も悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
BJAH4MH ルーテシアのライバル候補車たち
愛すべきライバル車種 | |
---|---|
2022/06![]() - |
ルーテシア 15.000kg/PS 1365kg/91PS|1.6L-NA [車体のみPWR:14.396] |
2011/12![]() 車種詳細 |
アクア 14.932kg/PS 1105kg/74PS|1.5L-NA 車体のみPWR:14.189 |
1997/04![]() 車種詳細 |
ミニ 15.000kg/PS 795kg/53PS|1.3L-NA 車体のみPWR:13.962 |
2005/02![]() 車種詳細 |
ツイン 14.886kg/PS 655kg/44PS|0.7L-NA 車体のみPWR:13.636 |
2013/08![]() 車種詳細 |
ミラ イース 15.096kg/PS 785kg/52PS|0.7L-NA 車体のみPWR:14.038 |
2013/06![]() 車種詳細 |
デイズ ハイウェイスター 14.922kg/PS 955kg/64PS|0.7L-TB 車体のみPWR:14.062 |
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ15.000kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
14.850kg/PSから15.150kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りハッチバック「NHP10型 アクア」、ローバーの4人乗りハッチバック「XN12A型 ミニ」、スズキの2人乗り軽ハッチバック「EC22S型 ツイン」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「LA300S型 ミラ イース」、日産の4人乗り軽ミニバン「B21W型 デイズ ハイウェイスター」という顔ぶれが並びました。
「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●BJAH4MH型 ルーテシア [E-Tech Hybrid]とパワーウェイトレシオが近い車種|15.000kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は69.5PS/tとなっています。
ルーテシアがバイクと競争するなら…?
![]() 車種詳細 |
グランドアクシス100|101cc 14.800kg/PS 148kg/10.0PS/1.10kgm [車体のみPWR:9.300] |
2022/06![]() - |
ルーテシア|1597cc 15.000kg/PS 1365kg/91PS/14.7kgm [車体のみPWR:14.396] |
![]() 車種詳細 |
グランドアクシス100|101cc 15.000kg/PS 150kg/10.0PS/1.10kgm [車体のみPWR:9.500] |
幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。
などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではルーテシアとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。
SB01J グランドアクシス100と競争してみる
まずルーテシアより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのグランドアクシス100が挙げられます。PWRの14.800kg/PSは車両重量93kgにライダーの体重55kgを加えた148kgを、最高出力10.0PSで割ったものです。
SB06J グランドアクシス100と競争してみる
続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのグランドアクシス100が挙げられます。PWRの15.000kg/PSは車両重量95kg+55kgの150kgを、最高出力10.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
---|---|
WB/TR比 | 1.723 |
平均ピストンスピード | 15.61m/s |
トルクウェイトレシオ | 89.1kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 36154円 |
排気量1Lあたり馬力 | 57.00PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 9.20kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 22.8PS |
1気筒あたりのトルク | 3.7kgm |
パワーバンド比率 | 42.9% |
燃費×馬力 | 2293.2pt |
各種ランキング | |
ハッチバックのPWR 1.5~1.6L以下のPWR |
トルクウェイトレシオは89.1kg/kgm(1310kg/14.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3290000円、最高出力が91馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は36154円、逆に1万円あたりでは0.28馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は223810円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
---|
総合ランキング |
輸入車編 |
2000cc以下の車編 |
ハッチバック編 |
●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は57.00PS/L、トルクは9.20kgm/L、1気筒あたりの馬力は22.8馬力、トルクは3.7kgmとなり、このエンジンが91馬力を5600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.61m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング
ちなみに、ストローク量が83.6mmであるH4M型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7180回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング
●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.723になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が25.2km/L、最高出力が91PSであるこの車の獲得ポイントは2293.2ptになります。
戯れに車両重量1310kgを100kg単位にした13.1で割ってみたところ、その数値は175.05ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)
- 低燃費で高出力な自動車ランキング
燃費×最高出力の数値順。燃費が良くて高出力なほど高得点。 - 低燃費で高出力で軽量な自動車ランキング
燃費×最高出力÷車両重量の数値順。燃費が良くて高出力で車両重量が軽いほど高得点。
ルーテシアでの車中泊
期待される客室寸法 | |
---|---|
期待される荷室の長さ | 1.43m |
期待される荷室の幅 | 1.32m |
対角線の長さ | 1.95m |
期待される荷室の面積 | 1.89m² |
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
縦方向の長さが1.43m(対角線では1.95m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。
普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。
一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
●車中泊にあると嬉しいアイテム
ルーテシアの燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
---|---|
WLTCモード燃費 | 25.2km/L |
燃料タンク容量 | 42L |
航続距離(カタログ燃費) | 1058.4km |
航続距離(80%燃費) | 848.4km |
満タンプライス | 7350円 |
1万円でどこまで行ける? | 1440.0km |
車両価格/航続距離 | 3108円/km |
WLTCモード燃費が25.2km/Lですので、燃料タンクの容量が42リットルですと航続可能距離は1058.4kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(22.7km/L)とすると953.4km、80%(20.2km/L)だと848.4km、70%(17.6km/L)では739.2kmという航続距離になります。
燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン42リットルの給油で7350円、上で計算した航続距離を踏まえると1058.4km(80%燃費時848.4km)を走行するのに7350円かかる計算です。
ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1440.0km(往復なら片道720.0km)、カタログ値の80%なら1152.0km(片道576.0km)離れたところまで行くことができます。
ちなみに、1回の給油で1058.4kmの距離を移動できるBJAH4MH型 ルーテシア [E-Tech Hybrid]という乗り物を、329.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3108円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。
市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離
各モード燃費と航続距離 | |
---|---|
WLTCモード燃費 25.2km/L |
1058.4km |
市街地燃費 21.9km/L |
919.8km [-138.6km] |
郊外燃費 26.2km/L |
1100.4km [+42.0km] |
高速道路燃費 25.5km/L |
1071.0km [+12.6km] |
WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。
燃料タンクの容量を42Lとしたとき、市街地モード燃費21.9km/Lでの航続距離は919.8km(-138.6km)、郊外モード燃費26.2km/Lでの航続距離は1100.4km(+42.0km)、高速道路モード燃費25.5km/Lでの航続距離は1071.0km(+12.6km)となります。
ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。
純正装着タイヤの205/45R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 205/45R17 | 直径 616mm | |||||
---|---|---|---|---|---|
-20mm 幅185mm |
-10mm 幅195mm |
変更なし 幅205mm |
+10mm 幅215mm |
+20mm 幅225mm |
|
-5% 40 扁平 |
185/40R17 37.7km/h 直径580mm 径差-36mm |
195/40R17 38.2km/h 直径588mm 径差-28mm |
205/40R17 38.7km/h 直径596mm 径差-20mm |
215/40R17 39.2km/h 直径604mm 径差-12mm |
225/40R17 39.7km/h 直径612mm 径差-4mm |
0% 45 扁平 |
185/45R17 38.9km/h 直径599mm 径差-17mm |
195/45R17 39.5km/h 直径608mm 径差-8mm |
205/45R17 40.0km/h 616mm 0mm |
215/45R17 40.6km/h 直径626mm 径差+10mm |
225/45R17 41.2km/h 直径635mm 径差+19mm |
+5% 50 扁平 |
185/50R17 40.1km/h 直径617mm 径差+1mm |
195/50R17 40.7km/h 直径627mm 径差+11mm |
205/50R17 41.4km/h 直径637mm 径差+21mm |
215/50R17 42.0km/h 直径647mm 径差+31mm |
225/50R17 42.7km/h 直径657mm 径差+41mm |
+10% 55 扁平 |
185/55R17 41.3km/h 直径636mm 径差+20mm |
195/55R17 42.0km/h 直径647mm 径差+31mm |
205/55R17 42.7km/h 直径658mm 径差+42mm |
215/55R17 43.4km/h 直径669mm 径差+53mm |
225/55R17 44.2km/h 直径680mm 径差+64mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/45R17 、195/40R17、195/45R17 、205/40R17 、215/40R17 、225/40R17あたりのタイヤがおすすめです。
205/45R17のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが205/45R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。
BJAH4MH型ルーテシア[1.6L-NA FF/6AT]の通知表
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。
スポーツ性能部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
パワーウェイト | 14.396kg/ps | 37.08 |
1速ギヤ加速性能 | - | 39.91 |
1L換算馬力 | 57.00ps/L | 37.27 |
1L換算トルク | 9.20kgm/L | 46.71 |
WB/TR比 | 1.723 | 55.15 |
ワイド&ロー指数 | 0.852 | 52.80 |
前面の面積 | 2.536m² | 52.22 |
最低地上高 | 135mm | 57.73 |
スポーツ性能部門の得点 | 378.87 |
※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。
ユーティリティ部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
WLTC燃費 | 25.2km/L | 67.88 |
年間維持費 | 214800円 | 60.27 |
100kmh回転数 | - | 43.41 |
航続距離 | 1058.4km | 70.65 |
車の大きさ | 10.333m³ | 45.75 |
室内の広さ | (仮) 1.874m³ | 35.10 |
最小回転半径 | 5.2m | 49.37 |
馬力単価 | 36154円 | 29.96 |
ユーティリティ部門の得点 | 402.39 |
※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。
スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した BJAH4MH型ルーテシア[1.6L-NA FF/6AT] の総合得点は 781.26 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したBJAH4MH型ルーテシア(FF/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「2000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。
ルーテシアの歴代モデル
![]() | 5代目 BJAH4MH型 ルーテシア |
BJAH4MH ルーテシアは2020/11に登場した5代目モデル。参考車両の「E-Tech Hybrid」は全長4075mm、全幅1725mm、全高1470mmの車体に、91PS/14.7kgmを発生するH4M型1597ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。 |
![]() | 4代目 RM5M1型 ルーテシア ルノースポール |
RM5M1 ルーテシア ルノースポールは2013/09に登場した4代目モデル。参考車両の「Renault Sport Trophy」は全長4105mm、全幅1750mm、全高1435mmの車体に、220PS/26.5kgmを発生するM5M型1618ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。 |
![]() | 3代目 RK4MC型 ルーテシア |
RK4MC ルーテシアは2006/03に登場した3代目モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長4025mm、全幅1720mm、全高1485mmの車体に、112PS/15.4kgmを発生するK4M型1598ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。 |
![]() | 2代目 BK4M型 ルーテシア |
BK4M ルーテシアは1998/11に登場した2代目モデル。参考車両の「1.6-16V」は全長3770mm、全幅1640mm、全高1420mmの車体に、110PS/15.4kgmを発生するK4M型1598ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。 |
![]() | 初代 57F3PQ型 ルーテシア |
57F3PQ ルーテシアは1991/10に登場した初代モデル。参考車両の「RT1.8」は全長3720mm、全幅1635mm、全高1395mmの車体に、88PS/14.8kgmを発生するF3PQ型1794ccエンジンを搭載した5人乗りハッチバック。 |