G2NL1 パナメーラの性能と維持費 FR/8AT 4人 1447万円 2022年式

このページでは、ポルシェの5ドア・4人乗りセダン、2代目の3BA-G2NL1型パナメーラ Platinum edition【2022/11モデル・330PS/45.9kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

G2NL1 パナメーラ
販売期間:2016/07 - 2023/11

画像はポルシェより引用
http://www.porsche.com/japan/jp/
投稿日:2024/06/14

ボディサイズが全長5049mm×全幅1937mm×全高1423mm、排気量は2894ccであることから、大雑把に分類すると2.9リットルクラス(2900cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:300PS~350PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5049mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


G2NL1型 パナメーラ [2894cc/330PS FR/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目パナメーラの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/11
G2NR型
[GTS]
4.0L-TB・4WD/8AT・2013.0万円
480PS・63.2kgm・-
480PS
63.2kgm
-
パナメーラの旧型モデル
初代 970型パナメーラ
970型パナメーラは2009/03に登場した初代モデル。参考車両の「Panamera Turbo-S」は全長4970mm、全幅1930mm、全高1420mmの車体に、550PS/76.5kgmを発生する4806ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー ポルシェ
車名&
グレード
パナメーラ
Platinum edition
その他 -
お値段 14470000円
車両型式 3BA-G2NL1
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/4名乗車
車体寸法 長5049×幅1937×高1423mm
軸距&
輪距
2950mm
前1671mm/後1651mm
タイヤ 前輪:275/35R21
後輪:315/30R21
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1980kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型6気筒
排気量2894cc
吸気方式 ツインターボ
最高出力 330PS[243kW]/5400-6400rpm
最大トルク 45.9kgm[450Nm]/1800-5000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 9.6km/L(22.6mpg)
100km燃費 10.4L/100km

V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2022/11モデルのパナメーラを2年落ちの中古で1512.2万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    パナメーラの2022/11モデルの場合、2024年現在では2年が経過しているため、新車価格の95%である1374.7万円に諸経費として137.5万円を足した1512.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2022年式を2年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年未満 50000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷9.6km/L×180円/L
7000km÷9.6km/L×180円/L
5000km÷9.6km/L×180円/L
3000km÷9.6km/L×180円/L
187500円
(131250円)
(93750円)
(56250円)
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本28000円×4本÷5年 22400円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 376200円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額252030円×12ヶ月 3024360円
ローン返済中の年間維持費 3400500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 50000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
187500円
(131250円)
(93750円)
(56250円)
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 22400円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 376200円
名目 金額
車のローン額(1年分) 3024360円
ローン返済中の年間維持費 3400500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「3000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本28000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が30万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3万円~4万円、年間では36万円~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

パナメーラ【Platinum edition】の場合、維持費の月額は31400円(ローン完済前は283400円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費9.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
135430円
[-52070円]
-25円
155円/L
161470円
[-26030円]
-10円
170円/L
177090円
[-10410円]
180円/L187500円
[0円]
+10円
190円/L
197930円
[+10430円]
+25円
205円/L
213550円
[+26050円]
+50円
230円/L
239600円
[+52100円]

燃費9.6km/LのG2NL1型 パナメーラで10000km走行するのに必要な燃料は1041.7L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は187500円になります。

参考までに、パナメーラの燃料タンクは75リットルですので、1041.7Lの給油回数は14回、1回あたりの燃料代は約13400円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては10430円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると26050円、50円も違ってくると52100円にもなります。

これをG2NL1型 パナメーラの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を376200円としたとき、130円/Lに値下がりすれば324130円(86.2%)に、230円/Lに値上がりすれば428300円(113.8%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 23%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 56250円 26%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 7%
任意保険料 80% 62400円 29%
合計
[1万kmとの差額]
215400円
-160800円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 93750円 37%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 6%
任意保険料 85% 66360円 26%
合計
[1万kmとの差額]
256800円
-119400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 131250円 44%
オイル交換 年1回 9100円 3%
タイヤ交換 6年毎 14930円 5%
任意保険料 90% 70200円 23%
合計
[1万kmとの差額]
300800円
-75400円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて160800円安い215400円に、5000km走行では119400円安い256800円に、7000km走行では75400円安い300800円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 281250円 55%
オイル交換 年3回 39000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 33600円 7%
任意保険料 100% 78000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
507100円
+130900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 8%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 375000円 60%
オイル交換 年4回 52000円 8%
タイヤ交換 2年毎 44800円 7%
任意保険料 100% 78000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
625100円
+248900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(6.8km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(9.9km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(11.4km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(9.6km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代187500円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル180円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地6.8km/L → 7.0km/L
郊外9.9km/L → 10.2km/L
高速道路11.4km/L → 11.7km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km238230円
[231430円]
郊外500km9090円
[8820円]
高速道路500km7900円
[7690円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
255220円
+67720円
7.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
247940円
-7280円
7.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が6.8km/Lではガソリン1323.5Lを消費して、ガソリン代は238230円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が9.9km/Lではガソリン50.5Lを消費して、ガソリン代は9090円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が11.4km/Lではガソリン43.9Lを消費して、ガソリン代は7900円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1417.9L、かかったガソリン代が255220円となり、平均燃費は7.1km/L(-2.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+67720円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は247940円となり、7280円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で36400円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km132350円
[128570円]
郊外5000km90920円
[88240円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
223270円
+35770円
8.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
216810円
-6460円
8.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が6.8km/Lでは735.3Lを消費して、ガソリン代は132350円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が9.9km/Lでは505.1Lを消費して、ガソリン代は90920円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1240.4L、かかったガソリン代が223270円となり、平均燃費は8.1km/L(-1.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+35770円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が216810円となり、1年間で6460円、5年間で32300円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km88150円
[85630円]
郊外3340km60730円
[58950円]
高速道路3330km52580円
[51230円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
201460円
+13960円
8.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
195810円
-5650円
9.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が6.8km/Lでは489.7Lを消費して、ガソリン代は88150円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が9.9km/Lでは337.4Lを消費して、ガソリン代は60730円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が11.4km/Lでは292.1Lを消費して、ガソリン代は52580円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1119.2L、かかったガソリン代が201460円となり、平均燃費は8.9km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+13960円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が195810円となり、1年間で5650円、5年間で28250円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km13230円
[12850円]
郊外9000km163640円
[158830円]
高速道路500km7900円
[7690円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
184770円
-2730円
9.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
179370円
-5400円
10.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が6.8km/Lでは73.5Lを消費して、ガソリン代は13230円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が9.9km/Lでは909.1Lを消費して、ガソリン代は163640円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が11.4km/Lでは43.9Lを消費して、ガソリン代は7900円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1026.5L、かかったガソリン代が184770円となり、平均燃費は9.7km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-2730円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が179370円となり、1年間で5400円、5年間で27000円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.1km/L・8.1km/L・8.9km/L・9.7km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(255220円・223270円・201460円・184770円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
9.6km/L
720.0km
市街地燃費
6.8km/L
510.0km
[-210.0km]
郊外燃費
9.9km/L
742.5km
[+22.5km]
高速道路燃費
11.4km/L
855.0km
[+135.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を75Lとしたとき、市街地モード燃費6.8km/Lでの航続距離は510.0km(-210.0km)、郊外モード燃費9.9km/Lでの航続距離は742.5km(+22.5km)、高速道路モード燃費11.4km/Lでの航続距離は855.0km(+135.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


パナメーラの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 9.6km/L
燃料タンク容量 75L
航続距離(カタログ燃費) 720.0km
航続距離(80%燃費) 577.5km
満タンプライス 13500円
1km走行コスト 18.75円
1万円でどこまで行ける? 533.3km
車両価格/航続距離 20097円/km

WLTCモード燃費が9.6km/L、燃料タンク容量75リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は720.0kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.6km/L)とすると645.0km、80%(7.7km/L)だと577.5km、70%(6.7km/L)では502.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円で75リットルの給油をすると13500円、上で計算した航続距離を踏まえると720.0km(80%燃費時577.5km)を走行するのに13500円かかる計算です。

燃費を9.6km/Lとしたときの1km走行コストは18.75円、10万km走行したときの燃料代は187.5万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら18.8万円/年、7年10万kmなら26.8万円/年、5年10万kmなら37.5万円/年、3年10万kmなら62.5万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば533.3km(往復なら片道266.7km)、カタログ値の80%なら426.7km(片道213.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で720.0kmの距離を移動できるG2NL1型 パナメーラ [Platinum edition]という乗り物を、1447.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「20097円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
各回転域での馬力
1800回転時の馬力 115PS
5000回転時の馬力 320PS
5400回転時の馬力 330PS
6400回転時の馬力 330PS
各回転域でのトルク
1800回転時のトルク 45.9kgm
5000回転時のトルク 45.9kgm
5400回転時のトルク 43.8kgm
6400回転時のトルク 36.9kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型6気筒、2894ccのツインターボエンジンは5400-6400回転時に最高出力330馬力を、1800-5000回転時に最大トルク45.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の4600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は71.9%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.000kg/PS(1980kg/330PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.000kg/PS
車体+1人6.167kg/PS
車体+4人6.667kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.182kg/PS
車体+70kg6.212kg/PS
車体+80kg6.242kg/PS
車体+90kg6.273kg/PS
車体+100kg6.303kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.167kg/PS(2035kg/330PS)となり、数値としては0.167kg、比率にすると2.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.667kg/PS(2200kg/330PS)となり、数値としては0.667kg、比率にすると11.1%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


G2NL1 パナメーラのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2022/11

-
パナメーラ
6.167kg/PS
2035kg/330PS|2.9L-TT
[車体のみPWR:6.000]
1998/09

車種詳細
シビック タイプR
6.081kg/PS
1125kg/185PS|1.6L-NA
車体のみPWR:5.784
2001/05

車種詳細
アコード
6.295kg/PS
1385kg/220PS|2.2L-NA
車体のみPWR:6.045
2012/04

車種詳細
86 ハチロク
6.325kg/PS
1265kg/200PS|2.0L-NA
車体のみPWR:6.050
2017/10

車種詳細
アルテオン
6.268kg/PS
1755kg/280PS|2.0L-TB
車体のみPWR:6.071
2006/10

車種詳細
レジェンド
6.050kg/PS
1815kg/300PS|3.5L-NA
車体のみPWR:5.867

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.167kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.982kg/PSから6.352kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「EK9型 シビック タイプR」、ホンダの5人乗りセダン「CL1型 アコード」、トヨタの4人乗りクーペ「ZN6型 86 ハチロク」、フォルクスワーゲンの5人乗りセダン「3HDJHF型 アルテオン」、ホンダの5人乗りセダン「KB1型 レジェンド」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

G2NL1型 パナメーラ [Platinum edition]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.167kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は166.7PS/tとなっています。


パナメーラがバイクと競争するなら…?


車種詳細
KLE250 アネーロ|248cc
6.143kg/PS
215kg/35.0PS/2.40kgm
[車体のみPWR:4.571]
2022/11

-
パナメーラ|2894cc
6.167kg/PS
2035kg/330PS/45.9kgm
[車体のみPWR:6.000]

車種詳細
Dトラッカー|249cc
6.167kg/PS
185kg/30.0PS/2.60kgm
[車体のみPWR:4.333]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではパナメーラとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

LE250A KLE250 アネーロと競争してみる

まずパナメーラより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのKLE250 アネーロが挙げられます。PWRの6.143kg/PSは車両重量160kgにライダーの体重55kgを加えた215kgを、最高出力35.0PSで割ったものです。

LX250E Dトラッカーと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのDトラッカーが挙げられます。PWRの6.167kg/PSは車両重量130kg+55kgの185kgを、最高出力30.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.776
平均ピストンスピード 18.35m/s
トルクウェイトレシオ 43.14kg/kgm
1馬力あたりのお値段 43848円
排気量1Lあたり馬力 114.03PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.86kgm/L
1気筒あたりの馬力 55.0PS
1気筒あたりのトルク 7.6kgm
パワーバンド比率 71.9%
燃費×馬力 3168.0pt
各種ランキング
セダンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは43.14kg/kgm(1980kg/45.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が14470000円、最高出力が330馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は43848円、逆に1万円あたりでは0.23馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は315251円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は114.03PS/L、トルクは15.86kgm/L、1気筒あたりの馬力は55.0馬力、トルクは7.6kgmとなり、このエンジンが330馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.35m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が86.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6980回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.776になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.6km/L、最高出力が330PSであるこの車の獲得ポイントは3168.0ptになります。
戯れに車両重量1980kgを100kg単位にした19.8で割ってみたところ、その数値は160.00ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



パナメーラでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.77m
期待される荷室の幅 1.54m
対角線の長さ 2.35m
期待される荷室の面積 2.73m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.77m(対角線では2.35m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


純正装着タイヤの315/30R21と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 315/30R21 | 直径 722mm

-20mm
幅295mm
-10mm
幅305mm
変更なし
幅315mm
+10mm
幅325mm
+20mm
幅335mm
-5%
25
扁平
295/25R21
37.7km/h
直径681mm
径差-41mm
305/25R21
38.0km/h
直径686mm
径差-36mm
315/25R21
38.3km/h
直径691mm
径差-31mm
325/25R21
38.6km/h
直径696mm
径差-26mm
335/25R21
38.8km/h
直径701mm
径差-21mm
0%
30
扁平
295/30R21
39.3km/h
直径710mm
径差-12mm
305/30R21
39.7km/h
直径716mm
径差-6mm
315/30R21
40.0km/h
722mm
0mm
325/30R21
40.3km/h
直径728mm
径差+6mm
335/30R21
40.7km/h
直径734mm
径差+12mm
+5%
35
扁平
295/35R21
41.0km/h
直径740mm
径差+18mm
305/35R21
41.4km/h
直径747mm
径差+25mm
315/35R21
41.8km/h
直径754mm
径差+32mm
325/35R21
42.2km/h
直径761mm
径差+39mm
335/35R21
42.5km/h
直径768mm
径差+46mm
+10%
40
扁平
295/40R21
42.6km/h
直径769mm
径差+47mm
305/40R21
43.0km/h
直径777mm
径差+55mm
315/40R21
43.5km/h
直径785mm
径差+63mm
325/40R21
43.9km/h
直径793mm
径差+71mm
335/40R21
44.4km/h
直径801mm
径差+79mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、295/30R21 、305/25R21、305/30R21 、315/25R21 、325/25R21 、335/25R21あたりのタイヤがおすすめです。

315/30R21のタイヤ幅を295mmから345mmまで、扁平率を15%から45%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを21インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが315/30R21のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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G2NL1型パナメーラ[2.9L-TT FR/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.000kg/ps60.31
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力114.03ps/L53.95
1L換算トルク15.86kgm/L49.75
WB/TR比1.77649.69
ワイド&ロー指数0.73561.44
前面の面積2.756m²46.39
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点405.15

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費9.6km/L36.62
年間維持費376200円45.46
100kmh回転数-43.42
航続距離720.0km50.37
車の大きさ13.917m³59.76
室内の広さ(仮) 2.524m³41.49
最小回転半径-39.45
馬力単価43848円20.69
ユーティリティ部門の得点337.26

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した G2NL1型パナメーラ[2.9L-TT FR/8AT] の総合得点は 742.41 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したG2NL1型パナメーラ(FR/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「3000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

パナメーラの歴代モデル

2代目 G2NR型 パナメーラ
G2NR パナメーラは2016/07に登場した2代目モデル。参考車両の「GTS」は全長5053mm、全幅1937mm、全高1417mmの車体に、480PS/63.2kgmを発生する3996ccエンジンを搭載した4人乗りセダン。

初代 970型 パナメーラ
970 パナメーラは2009/03に登場した初代モデル。参考車両の「Panamera Turbo-S」は全長4970mm、全幅1930mm、全高1420mmの車体に、550PS/76.5kgmを発生する4806ccエンジンを搭載した4人乗りセダン。