CPV35 スカイライン クーペの性能と維持費 FR/6MT 362万円 2004年式

このページでは、日産自動車の2ドア・4人乗りクーペ、11代目のCBA-CPV35型スカイライン クーペ 350GT【2004/11モデル・280PS/37.0kgm・FR/MT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

CPV35 スカイライン クーペ
販売期間:2001/06 - 2007/10

画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2011/08/03|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4640mm×全幅1815mm×全高1395mm、排気量は3498ccであることから、大雑把に分類すると3.5リットルクラス(3500cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。
参考:280馬力の国産車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4640mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


CPV35型 スカイライン クーペ [3498cc/280PS FR/6MT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

11代目スカイライン クーペの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2005/11
V35型
[250GT]
2.5L-NA | FR/4AT
| 277.2万円
215PS
27.5kgm
12.0km/L
2005/11
NV35型
[250GT-FOUR]
2.5L-NA | 4WD/5AT
| 310.8万円
215PS
27.5kgm
10.2km/L
2005/11
PV35型
[350GT-Premium]
3.5L-NA | FR/5AT
| 328.6万円
272PS
36.0kgm
8.6km/L
V35型 11代目スカイラインまとめ (V35/NV35 HV35 PV35/CPV35)【全8件】
スカイライン クーペの新型モデル
12代目 CKV36型スカイライン クーペ
CKV36型スカイライン クーペは2006/11に登場した12代目モデル。参考車両の「370GT type-S」は全長4655mm、全幅1820mm、全高1390mmの車体に、333PS/37.0kgmを発生するVQ37型3696ccエンジンを搭載。

スカイライン クーペの旧型モデル
10代目 BNR34型スカイラインGT-R
BNR34型スカイラインGT-Rは1998/05に登場した10代目モデル。参考車両の「GT-R M-spec Nur」は全長4600mm、全幅1785mm、全高1360mmの車体に、280PS/40.0kgmを発生するRB26型2568ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー 日産自動車
車名&
グレード
スカイライン クーペ
350GT
その他 350GT-Premium
お値段 3612000円
車両型式 CBA-CPV35
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
6速MT・6速マニュアル車
ドア/定員 2ドア/4名乗車
車体寸法 長4640×幅1815×高1395mm
室内寸法 長2025×幅1455×高1135mm
軸距&
輪距
2850mm
前1535mm/後1540mm
最小半径 5.7m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:225/40R19
後輪:245/40R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1530kg
エンジン諸元
原動機型式 VQ35DE
気筒配列 V型6気筒
排気量3498cc
圧縮比10.3
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 280PS[206kW]/6200rpm
最大トルク 37.0kgm[363Nm]/4800rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 9.3km/L(21.9mpg)
100km燃費 10.8L/100km
VQ35DE型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税66700円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税25200円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2004/11モデルのスカイライン クーペを20年落ちの中古で79.4万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    スカイライン クーペの2004/11モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である72.2万円に諸経費として7.2万円を足した79.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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2004年式を20年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 13年経過 66700円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 18年経過 25200円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷7.9km/L×180円/L
7000km÷7.9km/L×180円/L
5000km÷7.9km/L×180円/L
3000km÷7.9km/L×180円/L
227850円
(159500円)
(113930円)
(68360円)
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 441400円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額33090円×12ヶ月 397080円
ローン返済中の年間維持費 838500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 71100円
名目 金額
自動車税(1年分) 66700円
自動車重量税(1年分) 25200円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
227850円
(159500円)
(113930円)
(68360円)
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 16800円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 441400円
名目 金額
車のローン額(1年分) 397080円
ローン返済中の年間維持費 838500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
71100円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「3500cc以下で13年経過」クラスの自動車税は66700円、「2.0トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした71100円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が30万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3万円~4万円、年間では36万円~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

スカイライン クーペ【350GT】の場合、維持費の月額は36800円(ローン完済前は69900円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり180円を基準として、-50円となる130円から、+50円となる230円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費7.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
130円/L
164570円
[-63280円]
-25円
155円/L
196220円
[-31630円]
-10円
170円/L
215210円
[-12640円]
180円/L227850円
[0円]
+10円
190円/L
240530円
[+12680円]
+25円
205円/L
259510円
[+31660円]
+50円
230円/L
291160円
[+63310円]

燃費7.9km/LのCPV35型 スカイライン クーペで10000km走行するのに必要な燃料は1265.9L、1リットルあたり180円としたときの燃料代は227850円になります。

参考までに、スカイライン クーペの燃料タンクは80リットルですので、1265.9Lの給油回数は16回、1回あたりの燃料代は約14250円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては12680円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると31660円、50円も違ってくると63310円にもなります。

これをCPV35型 スカイライン クーペの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり180円の場合を441400円としたとき、130円/Lに値下がりすれば378120円(85.7%)に、230円/Lに値上がりすれば504710円(114.3%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(66700円)なり重量税(25200円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 26%
自動車重量税 1年分 25200円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 3000km分 68360円 27%
オイル交換 年1回 6000円 2%
タイヤ交換 6年毎 11200円 4%
任意保険料 80% 67200円 28%
合計
[1万kmとの差額]
253500円
-187900円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 22%
自動車重量税 1年分 25200円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 113930円 38%
オイル交換 年1回 6000円 2%
タイヤ交換 6年毎 11200円 4%
任意保険料 85% 71400円 23%
合計
[1万kmとの差額]
303300円
-138100円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 19%
自動車重量税 1年分 25200円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 7000km分 159500円 45%
オイル交換 年1回 8400円 2%
タイヤ交換 6年毎 11200円 3%
任意保険料 90% 75600円 22%
合計
[1万kmとの差額]
355500円
-85900円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて187900円安い253500円に、5000km走行では138100円安い303300円に、7000km走行では85900円安い355500円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 11%
自動車重量税 1年分 25200円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 341780円 58%
オイル交換 年3回 36000円 6%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 4%
任意保険料 100% 84000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
587800円
+146400円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 66700円 9%
自動車重量税 1年分 25200円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 455700円 63%
オイル交換 年4回 48000円 7%
タイヤ交換 2年毎 33600円 5%
任意保険料 100% 84000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
722100円
+280700円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。



スカイライン クーペの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 9.3km/L
燃料タンク容量 80L
航続距離(カタログ燃費) 744.0km
航続距離(80%燃費) 592.0km
満タンプライス 14400円
1km走行コスト 19.35円
1万円でどこまで行ける? 516.7km
車両価格/航続距離 4855円/km

10・15モード燃費が9.3km/L、燃料タンク容量80リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は744.0kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.4km/L)とすると672.0km、80%(7.4km/L)だと592.0km、70%(6.5km/L)では520.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり180円で80リットルの給油をすると14400円、上で計算した航続距離を踏まえると744.0km(80%燃費時592.0km)を走行するのに14400円かかる計算です。

燃費を7.9km/Lとしたときの1km走行コストは19.35円、10万km走行したときの燃料代は193.5万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら19.4万円/年、7年10万kmなら27.6万円/年、5年10万kmなら38.7万円/年、3年10万kmなら64.5万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば516.7km(往復なら片道258.3km)、カタログ値の80%なら413.3km(片道206.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で744.0kmの距離を移動できるCPV35型 スカイライン クーペ [350GT]という乗り物を、361.2万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4855円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

VQ35DE型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4800回転時の馬力 247.9PS
6200回転時の馬力 280PS
各回転域でのトルク
4800回転時のトルク 37.0kgm
6200回転時のトルク 32.4kgm
VQ35DE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているVQ35型3498cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6200回転時に最高出力280馬力を、4800回転時に最大トルク37.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6200rpmまで」の1400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.464kg/PS(1530kg/280PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.464kg/PS
車体+1人5.661kg/PS
車体+4人6.250kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.679kg/PS
車体+70kg5.714kg/PS
車体+80kg5.750kg/PS
車体+90kg5.786kg/PS
車体+100kg5.821kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.661kg/PS(1585kg/280PS)となり、数値としては0.197kg、比率にすると3.6%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.250kg/PS(1750kg/280PS)となり、数値としては0.786kg、比率にすると14.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


CPV35 スカイライン クーペのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2004/11

-
スカイライン クーペ
5.661kg/PS
1585kg/280PS|3.5L-NA
[車体のみPWR:5.464]
2012/11

車種詳細
フォレスター
5.875kg/PS
1645kg/280PS|2.0L-TB
車体のみPWR:5.679
2005/10

車種詳細
RX-8
5.460kg/PS
1365kg/250PS|1.4L-NA
車体のみPWR:5.240
2012/09

車種詳細
レガシィ ツーリングワゴン
5.517kg/PS
1655kg/300PS|2.0L-TB
車体のみPWR:5.333
2004/09

車種詳細
インテグラ
5.659kg/PS
1245kg/220PS|2.0L-NA
車体のみPWR:5.409
2002/11

車種詳細
レガシィB4
5.446kg/PS
1525kg/280PS|2.0L-TT
車体のみPWR:5.250

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.661kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.435kg/PSから5.887kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りSUV「SJG型 フォレスター」、マツダの4人乗りクーペ「SE3P型 RX-8」、スバルの5人乗りワゴン「BRG型 レガシィ ツーリングワゴン」、ホンダの4人乗りクーペ「DC5型 インテグラ」、スバルの5人乗りセダン「BE5型 レガシィB4」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CPV35型 スカイライン クーペ [350GT]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.661kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は183.0PS/tとなっています。


スカイライン クーペがバイクと競争するなら…?


車種詳細
NC700X|669cc
5.660kg/PS
283kg/50.3PS/6.22kgm
[車体のみPWR:4.560]
1速ギヤ速度:58.9km/h
最小TWR:0.919
2004/11

-
スカイライン クーペ|3498cc
5.661kg/PS
1585kg/280PS/37.0kgm
[車体のみPWR:5.464]
1速ギヤ速度:59.1km/h
最小TWR:1.046

車種詳細
バンディット250VZ|248cc
5.675kg/PS
227kg/40.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:4.300]
1速ギヤ速度:63.4km/h
最小TWR:0.827

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではスカイライン クーペとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

RC63 NC700Xと競争してみる

まずスカイライン クーペより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのNC700Xが挙げられます。PWRの5.660kg/PSは車両重量228kgにライダーの体重55kgを加えた283kgを、最高出力50.3PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はNC700Xに0.2km/h勝り、1速TWRは0.127kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

GJ77A バンディット250VZと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのバンディット250VZが挙げられます。PWRの5.675kg/PSは車両重量172kg+55kgの227kgを、最高出力40.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は4.3km/h劣り、1速TWRは0.219kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.853
平均ピストンスピード 16.82m/s
トルクウェイトレシオ 41.35kg/kgm
1馬力あたりのお値段 12900円
排気量1Lあたり馬力 80.05PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.58kgm/L
1気筒あたりの馬力 46.7PS
1気筒あたりのトルク 6.2kgm
パワーバンド比率
燃費×馬力 2214.8pt
各種ランキング
クーペのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは41.35kg/kgm(1530kg/37.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3612000円、最高出力が280馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は12900円、逆に1万円あたりでは0.78馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は97622円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
3500cc以下の車編
クーペ編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は80.05PS/L、トルクは10.58kgm/L、1気筒あたりの馬力は46.7馬力、トルクは6.2kgmとなり、このエンジンが280馬力を6200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.82m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が81.4mmであるVQ35型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7370回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.853になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が7.91km/L、最高出力が280PSであるこの車の獲得ポイントは2214.8ptになります。
戯れに車両重量1530kgを100kg単位にした15.3で割ってみたところ、その数値は144.76ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.34m³
1人あたりのスペース 約0.83m³
室内長/全長 43.6%
室内幅/全幅 80.2%
室内高/全高 81.4%
室内容積/車両体積 28.4%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.34m³です。この車の乗車定員は4人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.83m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は43.6%、同じく室内幅と全幅の比率は80.2%、同じく室内高と全高の比率は81.4%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は28.4%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


スカイライン クーペでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.62m
期待される荷室の幅 1.35m
対角線の長さ 2.11m
期待される荷室の面積 2.19m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.62m(対角線では2.11m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6700rpm|タイヤサイズ 245/40R19|タイヤ直径 67.9cm|円周長 213.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6700rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.794 13.42 -
-
64km/h 10490rpm 1462.9kgm
2速 2.324 8.22 0.613 1-2/
4110rpm
104km/h 6420rpm 896.1kgm
3速 1.624 5.75 0.699 2-3/
4680rpm
149km/h 4490rpm 626.2kgm
4速 1.271 4.50 0.783 3-4/
5250rpm
191km/h 3510rpm 490.1kgm
5速 1.000 3.54 0.787 4-5/
5270rpm
242km/h 2760rpm 385.6kgm
6速 0.794 2.81 0.794 5-6/
5320rpm
305km/h 2200rpm 306.2kgm
Final 3.538 レシオカバレッジ(変速比幅)4.778

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.538)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(37.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.538)÷タイヤの有効半径(0.3395m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの305km(6200rpmでは282.5km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6200rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ59km/h-
2速ギヤ97km/h3800rpm
3速ギヤ138km/h4330rpm
4速ギヤ176km/h4850rpm
5速ギヤ224km/h4880rpm
6速ギヤ282km/h4920rpm

CPV35型スカイライン クーペに搭載されたVQ35型3498ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6200rpmまで引っ張ると59km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6200rpmから3800rpmまで落ち、そこから6200rpmまで加速を続けると速度は97km/h(+38km/h)になります。

3速ギヤでは4330rpmまで落ちて6200rpmで138km/h(+41km/h)に、4速ギヤでは4850rpmまで落ちて6200rpmで176km/h(+38km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4880rpmまで落ちて6200rpmで224km/h(+48km/h)に、6速ギヤでは4920rpmまで落ちて6200rpmで282km/h(+58km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4800回転で最大トルク37.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば41.35kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.464kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1462.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1530kg)を1速ギヤの最大駆動力(1462.9kgm)で割ってみると1.046kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6200回転でのトルク(32.4kgm)からTWRを算出すると1.19kg/kgmとなり、4800-6200回転の回転域では1.046-1.19kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4200 6290 8390 10490 12590 14680 18880
2速 2570 3850 5140 6420 7710 8990 11560
3速 1800 2690 3590 4490 5390 6290 8080
4速 1410 2110 2810 3510 4220 4920 6320
5速 1110 1660 2210 2760 3320 3870 4980
6速 880 1320 1760 2200 2630 3070 3950
※赤い数字は暫定レブリミット(6700rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.794)を選択して時速100kmにて走行すると2190回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1320回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1540回転、一般的な高速道路の80km/hでは1760回転、100km/hでは2190回転、制限速度が120km/hになると2630回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3950回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 10 19 29 38 48 57 67 76
2速 16 31 47 62 78 93 109 125
3速 22 45 67 89 111 134 156 178
4速 28 57 85 114 142 171 199 228
5速 36 72 109 145 181 217 253 289
6速 46 91 137 182 228 273 319 364

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/40R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/40R19 | 直径 679mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
35
扁平
225/35R19
37.8km/h
直径641mm
径差-38mm
235/35R19
38.2km/h
直径648mm
径差-31mm
245/35R19
38.6km/h
直径655mm
径差-24mm
255/35R19
39.0km/h
直径662mm
径差-17mm
265/35R19
39.4km/h
直径669mm
径差-10mm
0%
40
扁平
225/40R19
39.1km/h
直径663mm
径差-16mm
235/40R19
39.5km/h
直径671mm
径差-8mm
245/40R19
40.0km/h
679mm
0mm
255/40R19
40.5km/h
直径687mm
径差+8mm
265/40R19
40.9km/h
直径695mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
225/45R19
40.4km/h
直径686mm
径差+7mm
235/45R19
40.9km/h
直径695mm
径差+16mm
245/45R19
41.5km/h
直径704mm
径差+25mm
255/45R19
42.0km/h
直径713mm
径差+34mm
265/45R19
42.5km/h
直径722mm
径差+43mm
+10%
50
扁平
225/50R19
41.7km/h
直径708mm
径差+29mm
235/50R19
42.3km/h
直径718mm
径差+39mm
245/50R19
42.9km/h
直径728mm
径差+49mm
255/50R19
43.5km/h
直径738mm
径差+59mm
265/50R19
44.1km/h
直径748mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R19 、235/35R19、235/40R19 、245/35R19 、255/35R19 、265/35R19あたりのタイヤがおすすめです。

245/40R19のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/40R19の適応サイズと性能の変化 [CPV35型スカイライン クーペ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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CPV35型スカイライン クーペ[3.5L-NA FR/6MT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.464kg/ps61.77
1速ギヤ加速性能1.046kg/kgm61.32
1L換算馬力80.05ps/L55.54
1L換算トルク10.58kgm/L63.54
WB/TR比1.85341.75
ワイド&ロー指数0.76958.98
前面の面積2.532m²52.65
最低地上高140mm55.85
スポーツ性能部門の得点451.40

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費9.3km/L41.84
年間維持費441400円39.51
100kmh回転数2190rpm53.98
航続距離744.0km51.76
車の大きさ11.748m³51.17
室内の広さ3.344m³49.31
最小回転半径5.7m39.17
馬力単価12900円61.36
ユーティリティ部門の得点388.10

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CPV35型スカイライン クーペ[3.5L-NA FR/6MT] の総合得点は 839.50 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCPV35型スカイライン クーペ(FR/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「3500ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

スカイライン クーペの歴代モデル

13代目 ZV37型 スカイライン
ZV37 スカイラインは2014/02に登場した13代目モデル。参考車両の「200GT-t」は全長4790mm、全幅1820mm、全高1450mmの車体に、211PS/35.7kgmを発生する274930型1991ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

12代目 NJ50型 スカイライン クロスオーバー
NJ50 スカイライン クロスオーバーは2009/07に登場した12代目モデル。参考車両の「370GT-FOUR」は全長4635mm、全幅1800mm、全高1575mmの車体に、330PS/36.8kgmを発生するVQ37型3696ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

11代目 HV35型 スカイライン
HV35 スカイラインは2001/06に登場した11代目モデル。参考車両の「300GT」は全長4675mm、全幅1750mm、全高1470mmの車体に、260PS/33.0kgmを発生するVQ30型2987ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

10代目 ENR34型 スカイライン セダン
ENR34 スカイライン セダンは1998/05に登場した10代目モデル。参考車両の「25GT-FOUR」は全長4705mm、全幅1720mm、全高1385mmの車体に、200PS/26.0kgmを発生するRB25型2498ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

9代目 BCNR33型 スカイラインGT-R
BCNR33 スカイラインGT-Rは1993/08に登場した9代目モデル。参考車両の「GT-R」は全長4675mm、全幅1780mm、全高1360mmの車体に、280PS/37.5kgmを発生するRB26型2568ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

8代目 ECR32型 スカイライン クーペ
ECR32 スカイライン クーペは1989/05に登場した8代目モデル。参考車両の「GTS25 type-S」は全長4530mm、全幅1695mm、全高1325mmの車体に、180PS/23.0kgmを発生するRB25型2498ccエンジンを搭載した5人乗りクーペ。