M20:NV200バネット ワゴンの性能と維持費 FF/CVT 250万円

このページでは、日産自動車の5ドア・7人乗りミニバン、5代目の3BA-M20型NV200バネット ワゴン 16X-3R【2021/07モデル・113PS/15.3kgm・FF/CVT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

M20 NV200バネット ワゴン
販売期間:2009/05 -

画像は日産自動車より引用
http://www.nissan.co.jp/
投稿:2022/11/24|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4400mm×全幅1695mm×全高1850mm、排気量は1597ccであることから、大雑把に分類すると1.6リットルクラス(1600cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、フロントエンジン・フロントドライブ方式(FF・FWD・前輪駆動とも)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4400mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


M20型 NV200バネット ワゴン [1597cc/113PS FF/CVT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目NV200バネット ワゴンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/07
M20型
[16X-2R]
1.6L-NA | FF/CVT
| 233.2万円
113PS
15.3kgm
13.6km/L
2020/01
M20型
[16X-3R WLTC]
1.6L-NA | FF/4AT
| 240.6万円
109PS
15.5kgm
12.0km/L
2020/01
M20型
[16X-2R WLTC]
1.6L-NA | FF/4AT
| 224.0万円
109PS
15.5kgm
12.0km/L
5代目NV200バネット ワゴンの車両型式・グレード一覧【全11車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー 日産自動車
車名&
グレード
NV200バネット ワゴン
16X-3R
その他 -
お値段 2498100円
車両型式 3BA-M20
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
(無段変速機)
ドア/定員 5ドア/7名乗車
車体寸法 長4400×幅1695×高1850mm
軸距&
輪距
2725mm
前1490mm/後1510mm
最小半径 5.2m
最低高 145mm
タイヤ 前輪:165/80R14
後輪:165/80R14
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1400kg
エンジン諸元
原動機型式 HR16DE
気筒配列 直列4気筒
排気量1597cc
圧縮比9.8
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 113PS[83kW]/5600rpm
最大トルク 15.3kgm[150Nm]/4000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 13.6km/L(32.0mpg)
100km燃費 7.4L/100km
HR16DE型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税12300円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、NV200バネット ワゴンの新車を287.3万円(諸費用として37.5万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷13.6km/L×170円/L
7000km÷13.6km/L×170円/L
5000km÷13.6km/L×170円/L
3000km÷13.6km/L×170円/L
125000円
(87500円)
(62500円)
(37500円)
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本8000円×4本÷5年 6400円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 263600円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額47880円×12ヶ月 574560円
ローン返済中の年間維持費 838100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 45300円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
125000円
(87500円)
(62500円)
(37500円)
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 6400円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 263600円
名目 金額
車のローン額(1年分) 574560円
ローン返済中の年間維持費 838100円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
45300円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「1.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした45300円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。NV200バネット ワゴン【16X-3R】の場合、維持費の月額は22000円(ローン完済前は69900円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり170円を基準として、-50円となる120円から、+50円となる220円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費13.6km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
120円/L
88240円
[-36760円]
-25円
145円/L
106620円
[-18380円]
-10円
160円/L
117650円
[-7350円]
170円/L125000円
[0円]
+10円
180円/L
132360円
[+7360円]
+25円
195円/L
143390円
[+18390円]
+50円
220円/L
161770円
[+36770円]

燃費13.6km/LのM20型 NV200バネット ワゴンで10000km走行するのに必要な燃料は735.3L、1リットルあたり170円としたときの燃料代は125000円になります。

参考までに、NV200バネット ワゴンの燃料タンクは55リットルですので、735.3Lの給油回数は14回、1回あたりの燃料代は約8930円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7360円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると18390円、50円も違ってくると36770円にもなります。

これをM20型 NV200バネット ワゴンの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり170円の場合を263600円としたとき、120円/Lに値下がりすれば226840円(86.1%)に、220円/Lに値上がりすれば300370円(113.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 23%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 37500円 24%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 4270円 3%
任意保険料 80% 52800円 33%
合計
[1万kmとの差額]
156200円
-107400円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 20%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 62500円 34%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 4270円 2%
任意保険料 85% 56160円 30%
合計
[1万kmとの差額]
184600円
-79000円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 17%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 87500円 41%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 4270円 2%
任意保険料 90% 59400円 27%
合計
[1万kmとの差額]
214600円
-49000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて107400円安い156200円に、5000km走行では79000円安い184600円に、7000km走行では49000円安い214600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 10%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 187500円 54%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 9600円 3%
任意保険料 100% 66000円 18%
合計
[1万kmとの差額]
347300円
+83700円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 9%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 250000円 59%
オイル交換 年4回 36000円 9%
タイヤ交換 2年毎 12800円 3%
任意保険料 100% 66000円 15%
合計
[1万kmとの差額]
422000円
+158400円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(10.6km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(14.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(14.9km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(13.6km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代125000円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル170円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地10.6km/L → 10.9km/L
郊外14.3km/L → 14.7km/L
高速道路14.9km/L → 15.3km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km144350円
[140370円]
郊外500km5950円
[5780円]
高速道路500km5710円
[5560円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
156010円
+31010円
10.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
151710円
-4300円
11.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が10.6km/Lではガソリン849.1Lを消費して、ガソリン代は144350円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が14.3km/Lではガソリン35.0Lを消費して、ガソリン代は5950円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.9km/Lではガソリン33.6Lを消費して、ガソリン代は5710円になります。

このパターンでは使用した燃料量が917.7L、かかったガソリン代が156010円となり、平均燃費は10.9km/L(-2.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+31010円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は151710円となり、4300円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で21500円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km80190円
[77980円]
郊外5000km59450円
[57820円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
139640円
+14640円
12.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
135800円
-3840円
12.5km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が10.6km/Lでは471.7Lを消費して、ガソリン代は80190円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が14.3km/Lでは349.7Lを消費して、ガソリン代は59450円になります。

このパターンでは使用した燃料量が821.4L、かかったガソリン代が139640円となり、平均燃費は12.2km/L(-1.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+14640円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が135800円となり、1年間で3840円、5年間で19200円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km53410円
[51940円]
郊外3340km39710円
[38620円]
高速道路3330km38000円
[36990円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
131120円
+6120円
13.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
127550円
-3570円
13.3km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が10.6km/Lでは314.2Lを消費して、ガソリン代は53410円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が14.3km/Lでは233.6Lを消費して、ガソリン代は39710円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が14.9km/Lでは223.5Lを消費して、ガソリン代は38000円になります。

このパターンでは使用した燃料量が771.3L、かかったガソリン代が131120円となり、平均燃費は13.0km/L(-0.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+6120円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が127550円となり、1年間で3570円、5年間で17850円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km8020円
[7800円]
郊外9000km107000円
[104070円]
高速道路500km5710円
[5560円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
120730円
-4270円
14.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
117430円
-3300円
14.5km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が10.6km/Lでは47.2Lを消費して、ガソリン代は8020円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が14.3km/Lでは629.4Lを消費して、ガソリン代は107000円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.9km/Lでは33.6Lを消費して、ガソリン代は5710円になります。

このパターンでは使用した燃料量が710.2L、かかったガソリン代が120730円となり、平均燃費は14.1km/L(+0.5km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-4270円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が117430円となり、1年間で3300円、5年間で16500円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(10.9km/L・12.2km/L・13.0km/L・14.1km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(156010円・139640円・131120円・120730円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
13.6km/L
748.0km
市街地燃費
10.6km/L
583.0km
[-165.0km]
郊外燃費
14.3km/L
786.5km
[+38.5km]
高速道路燃費
14.9km/L
819.5km
[+71.5km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を55Lとしたとき、市街地モード燃費10.6km/Lでの航続距離は583.0km(-165.0km)、郊外モード燃費14.3km/Lでの航続距離は786.5km(+38.5km)、高速道路モード燃費14.9km/Lでの航続距離は819.5km(+71.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


NV200バネット ワゴンの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 13.6km/L
燃料タンク容量 55L
航続距離(カタログ燃費) 748.0km
航続距離(80%燃費) 599.5km
満タンプライス 9350円
1km走行コスト 12.50円
1万円でどこまで行ける? 800.0km
車両価格/航続距離 3340円/km

WLTCモード燃費が13.6km/L、燃料タンク容量55リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は748.0kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.2km/L)とすると671.0km、80%(10.9km/L)だと599.5km、70%(9.5km/L)では522.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり170円で55リットルの給油をすると9350円、上で計算した航続距離を踏まえると748.0km(80%燃費時599.5km)を走行するのに9350円かかる計算です。

燃費を13.6km/Lとしたときの1km走行コストは12.50円、10万km走行したときの燃料代は125.0万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら12.5万円/年、7年10万kmなら17.9万円/年、5年10万kmなら25.0万円/年、3年10万kmなら41.7万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば800.0km(往復なら片道400.0km)、カタログ値の80%なら640.0km(片道320.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で748.0kmの距離を移動できるM20型 NV200バネット ワゴン [16X-3R]という乗り物を、249.8万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3340円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

HR16DE型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 85.4PS
5600回転時の馬力 113PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 15.3kgm
5600回転時のトルク 14.5kgm
HR16DE型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているHR16型1597cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは5600回転時に最高出力113馬力を、4000回転時に最大トルク15.3kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5600rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
日産の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ12.389kg/PS(1400kg/113PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ12.389kg/PS
車体+1人12.876kg/PS
車体+7人15.796kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg12.920kg/PS
車体+70kg13.009kg/PS
車体+80kg13.097kg/PS
車体+90kg13.186kg/PS
車体+100kg13.274kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは12.876kg/PS(1455kg/113PS)となり、数値としては0.487kg、比率にすると3.9%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは15.796kg/PS(1785kg/113PS)となり、数値としては3.407kg、比率にすると27.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


M20 NV200バネット ワゴンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/07

-
NV200バネット ワゴン
12.876kg/PS
1455kg/113PS|1.6L-NA
[車体のみPWR:12.389]
2012/09

車種詳細
up!
13.000kg/PS
975kg/75PS|1.0L-NA
車体のみPWR:12.267
2004/06

車種詳細
ミラジーノ
12.891kg/PS
825kg/64PS|0.7L-TB
車体のみPWR:12.031
2014/12

車種詳細
アルト
12.981kg/PS
675kg/52PS|0.7L-NA
車体のみPWR:11.923
2014/01

車種詳細
ゴルフ ヴァリアント
12.905kg/PS
1355kg/105PS|1.2L-TB
車体のみPWR:12.381
2015/02

車種詳細
CX-3
12.905kg/PS
1355kg/105PS|1.5L-TB
車体のみPWR:12.381

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ12.876kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

12.747kg/PSから13.005kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、フォルクスワーゲンの4人乗りハッチバック「AACHY型 up!」、ダイハツの4人乗り軽ハッチバック「L700S型 ミラジーノ」、スズキの4人乗り軽ハッチバック「HA36S型 アルト」、フォルクスワーゲンの5人乗りワゴン「AUCJZ型 ゴルフ ヴァリアント」、マツダの5人乗りSUV「DK5AW型 CX-3」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

M20型 NV200バネット ワゴン [16X-3R]とパワーウェイトレシオが近い車種|12.876kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は80.7PS/tとなっています。


NV200バネット ワゴンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
アドレスV125|124cc
12.807kg/PS
146kg/11.4PS/1.20kgm
[車体のみPWR:7.982]
1速ギヤ速度:27.6km/h
最小TWR:0.740
2021/07

-
NV200バネット ワゴン|1597cc
12.876kg/PS
1455kg/113PS/15.3kgm
[車体のみPWR:12.389]
1速ギヤ速度:44.5km/h
最小TWR:1.928

車種詳細
GN125E|124cc
12.923kg/PS
168kg/13.0PS/1.00kgm
[車体のみPWR:8.692]
1速ギヤ速度:34.3km/h
最小TWR:1.082

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではNV200バネット ワゴンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

CF46A アドレスV125と競争してみる

まずNV200バネット ワゴンより少しPWRが低いバイクとして、スズキのアドレスV125が挙げられます。PWRの12.807kg/PSは車両重量91kgにライダーの体重55kgを加えた146kgを、最高出力11.4PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はアドレスV125に16.9km/h勝り、1速TWRは1.188kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

NF41A GN125Eと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのGN125Eが挙げられます。PWRの12.923kg/PSは車両重量113kg+55kgの168kgを、最高出力13.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は10.2km/h勝り、1速TWRは0.846kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.817
平均ピストンスピード 15.61m/s
トルクウェイトレシオ 91.50kg/kgm
1馬力あたりのお値段 22107円
排気量1Lあたり馬力 70.76PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.58kgm/L
1気筒あたりの馬力 28.2PS
1気筒あたりのトルク 3.8kgm
パワーバンド比率
燃費×馬力 1536.8pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
1.5~1.6L以下のPWR

トルクウェイトレシオは91.50kg/kgm(1400kg/15.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2498100円、最高出力が113馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22107円、逆に1万円あたりでは0.45馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は163275円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
日産編
2000cc以下の車編
7人乗りミニバン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は70.76PS/L、トルクは9.58kgm/L、1気筒あたりの馬力は28.2馬力、トルクは3.8kgmとなり、このエンジンが113馬力を5600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.61m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が83.6mmであるHR16型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7180回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.817になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が13.6km/L、最高出力が113PSであるこの車の獲得ポイントは1536.8ptになります。
戯れに車両重量1400kgを100kg単位にした14.0で割ってみたところ、その数値は109.77ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



NV200バネット ワゴンでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.54m
期待される荷室の幅 1.29m
対角線の長さ 2.01m
期待される荷室の面積 1.99m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.54m(対角線では2.01m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

多くのミニバンや1BOXは室内長の寸法が大きいことから車中泊への期待が高まりますが、2列目、3列目シートの収納がイマイチの場合は車中泊の難易度がセダンよりも跳ね上がりかねません。その場合はシートを前ではなく後に倒してのフルフラットの可否が鍵を握ります。
車中泊にあると嬉しいアイテム


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5600rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6100回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6100rpm|タイヤサイズ 165/80R14|タイヤ直径 62.0cm|円周長 194.8cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6100rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.006 14.71 -
-
48km/h 12590rpm 726.2kgm
2速 0.458 1.68 0.114 1-2/
700rpm
424km/h 1440rpm 83.0kgm
Final 3.673 レシオカバレッジ(変速比幅)8.747

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.673)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(15.3kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.673)÷タイヤの有効半径(0.31m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は2速ギヤの424km(5600rpmでは389.1km/h)となります。CVTは無段変速機というだけあって、変速比を低速側の4.006から高速側の0.458の間で自由自在に可変できる変速機ですから、実際にはちょうどいい塩梅の妥当な回転数にて妥当な最高速に落ち着くものと思われます。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク15.3kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば91.50kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(12.389kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと726.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1400kg)を1速ギヤの最大駆動力(726.2kgm)で割ってみると1.928kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5600回転でのトルク(14.5kgm)からTWRを算出すると2.03kg/kgmとなり、4000-5600回転の回転域では1.928-2.03kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5040 7550 10070 12590 15110 17620 22660
2速 580 860 1150 1440 1730 2010 2590
※赤い数字は暫定レブリミット(6100rpm)を上回るもの。
※CVTの場合はどのようにギヤ比を制御をしているのか想像も付かないので参考値です。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.458)を選択して時速100kmにて走行すると1440回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは860回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1010回転、一般的な高速道路の80km/hでは1150回転、100km/hでは1440回転、制限速度が120km/hになると1730回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2590回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 69 139 208 278 347 417 486 556

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6100回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの165/80R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 165/80R14 | 直径 620mm

-20mm
幅145mm
-10mm
幅155mm
変更なし
幅165mm
+10mm
幅175mm
+20mm
幅185mm
-5%
75
扁平
145/75R14
37.0km/h
直径574mm
径差-46mm
155/75R14
38.0km/h
直径589mm
径差-31mm
165/75R14
39.0km/h
直径604mm
径差-16mm
175/75R14
39.9km/h
直径619mm
径差-1mm
185/75R14
40.9km/h
直径634mm
径差+14mm
0%
80
扁平
145/80R14
37.9km/h
直径588mm
径差-32mm
155/80R14
39.0km/h
直径604mm
径差-16mm
165/80R14
40.0km/h
620mm
0mm
175/80R14
41.0km/h
直径636mm
径差+16mm
185/80R14
42.1km/h
直径652mm
径差+32mm
+5%
85
扁平
145/85R14
38.9km/h
直径603mm
径差-17mm
155/85R14
40.0km/h
直径620mm
径差0mm
165/85R14
41.1km/h
直径637mm
径差+17mm
175/85R14
42.2km/h
直径654mm
径差+34mm
185/85R14
43.3km/h
直径671mm
径差+51mm
+10%
90
扁平
145/90R14
39.8km/h
直径617mm
径差-3mm
155/90R14
41.0km/h
直径635mm
径差+15mm
165/90R14
42.1km/h
直径653mm
径差+33mm
175/90R14
43.3km/h
直径671mm
径差+51mm
185/90R14
44.5km/h
直径689mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、145/85R14 、155/75R14、155/80R14、155/85R14 、165/75R14 、175/75R14 あたりのタイヤがおすすめです。

165/80R14のタイヤ幅を145mmから195mmまで、扁平率を65%から95%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、165/80R14の適応サイズと性能の変化 [M20型NV200バネット ワゴン編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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M20型NV200バネット ワゴン[1.6L-NA FF/CVT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト12.389kg/ps42.81
1速ギヤ加速性能1.928kg/kgm42.48
1L換算馬力70.76ps/L48.19
1L換算トルク9.58kgm/L51.34
WB/TR比1.81745.46
ワイド&ロー指数1.09135.57
前面の面積3.136m²35.74
最低地上高145mm53.82
スポーツ性能部門の得点355.41

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費13.6km/L44.66
年間維持費263600円55.80
100kmh回転数1440rpm63.94
航続距離748.0km51.99
車の大きさ13.797m³59.29
室内の広さ(仮) 2.502m³41.30
最小回転半径5.2m49.58
馬力単価22107円49.18
ユーティリティ部門の得点415.74

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した M20型NV200バネット ワゴン[1.6L-NA FF/CVT] の総合得点は 771.15 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したM20型NV200バネット ワゴン(FF/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのミニバン」、「2000ccのミニバン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。