HK30 ガリューの性能と維持費 FR/4AT 5人 301万円 1996年式

このページでは、光岡自動車の4ドア・5人乗りセダン、初代のE-HK30型ガリュー Standard【1996/02モデル・130PS/17.5kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

HK30 ガリュー
販売期間:1996/02 - 1999/12

画像は光岡自動車より引用
http://www.mitsuoka-motor.com/
投稿:2011/12/23|更新:2019/09/26

ボディサイズが全長4860mm×全幅1730mm×全高1450mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいので、やや非力に感じることがあるかもしれません。
参考:100PS~150PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4860mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


HK30型 ガリュー [1998cc/130PS FR/4AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

初代ガリューの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
1996/02
HK30型
[Standard]
2.0L-NA | FR/5MT
| 293.1万円
130PS
17.5kgm
-
ガリューの新型モデル
3代目 PNY50改型ガリュー リムジンS50
PNY50改型ガリュー リムジンS50は2008/10に登場した3代目モデル。参考車両の「350LX」は全長5490mm、全幅1805mm、全高1545mmの車体に、313PS/36.5kgmを発生するVQ35型3498ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MITSUOKA
車名&
グレード
ガリュー
Standard
その他 スタンダード デラックス
お値段 3008000円
車両型式 E-HK30
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4速AT・4速オートマ車
ドア/定員 4ドア/5名乗車
車体寸法 長4860×幅1730×高1450mm
室内寸法 長1820×幅1440×高1185mm
軸距&
輪距
2665mm
前1460mm/後1400mm
タイヤ 前輪:185/70R14
後輪:185/70R14
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 1285kg
エンジン諸元
原動機型式 RB20E
気筒配列 直列6気筒
排気量1998cc
圧縮比9.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 130PS[96kW]/5600rpm
最大トルク 17.5kgm[172Nm]/4400rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
RB20E型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税45400円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税18900円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1996/02モデルのガリューを28年落ちの中古で66.2万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    ガリューの1996/02モデルの場合、2024年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の20%である60.2万円に諸経費として6万円を足した66.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 【PR】自動車保険は比較で安くなる!

1996年式を28年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年経過 45400円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 18年経過 18900円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷6.9km/L×170円/L
7000km÷6.9km/L×170円/L
5000km÷6.9km/L×170円/L
3000km÷6.9km/L×170円/L
246380円
(172470円)
(123190円)
(73910円)
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本8000円×4本÷5年 6400円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 401000円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額27590円×12ヶ月 331080円
ローン返済中の年間維持費 732000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 58500円
名目 金額
自動車税(1年分) 45400円
自動車重量税(1年分) 18900円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
246380円
(172470円)
(123190円)
(73910円)
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 6400円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 401000円
名目 金額
車のローン額(1年分) 331080円
ローン返済中の年間維持費 732000円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
58500円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、「2000cc以下で13年経過」クラスの自動車税は45400円、「1.5トン以下で18年経過」クラスの自動車重量税は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした58500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

年間の維持費が30万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3万円~4万円、年間では36万円~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

ガリュー【Standard】の場合、維持費の月額は33500円(ローン完済前は61000円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、レギュラーガソリン1リットルあたり170円を基準として、-50円となる120円から、+50円となる220円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費6.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
120円/L
173920円
[-72460円]
-25円
145円/L
210150円
[-36230円]
-10円
160円/L
231890円
[-14490円]
170円/L246380円
[0円]
+10円
180円/L
260880円
[+14500円]
+25円
195円/L
282620円
[+36240円]
+50円
220円/L
318850円
[+72470円]

燃費6.9km/LのHK30型 ガリューで10000km走行するのに必要な燃料は1449.3L、1リットルあたり170円としたときの燃料代は246380円になります。

参考までに、ガリューの燃料タンクは72リットルですので、1449.3Lの給油回数は21回、1回あたりの燃料代は約11740円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては14500円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると36240円、50円も違ってくると72470円にもなります。

これをHK30型 ガリューの年間維持費に当てはめてみますと、レギュラーガソリン1リットルあたり170円の場合を401000円としたとき、120円/Lに値下がりすれば328540円(81.9%)に、220円/Lに値上がりすれば473470円(118.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(45400円)なり重量税(18900円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
バン・トラックの人気車種ランキング!


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 22%
自動車重量税 1年分 18900円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 73910円 35%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 4270円 2%
任意保険料 80% 52800円 26%
合計
[1万kmとの差額]
208700円
-192300円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 17%
自動車重量税 1年分 18900円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 5000km分 123190円 47%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 4270円 2%
任意保険料 85% 56160円 22%
合計
[1万kmとの差額]
261300円
-139700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 14%
自動車重量税 1年分 18900円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 172470円 55%
オイル交換 年1回 6300円 2%
タイヤ交換 6年毎 4270円 1%
任意保険料 90% 59400円 19%
合計
[1万kmとの差額]
315600円
-85400円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて192300円安い208700円に、5000km走行では139700円安い261300円に、7000km走行では85400円安い315600円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 8%
自動車重量税 1年分 18900円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 369570円 68%
オイル交換 年3回 27000円 5%
タイヤ交換 2.7年毎 9600円 2%
任意保険料 100% 66000円 12%
合計
[1万kmとの差額]
545300円
+144300円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 45400円 7%
自動車重量税 1年分 18900円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 492760円 72%
オイル交換 年4回 36000円 5%
タイヤ交換 2年毎 12800円 2%
任意保険料 100% 66000円 10%
合計
[1万kmとの差額]
680700円
+279700円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。



ガリューの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.9km/L
燃料タンク容量 72L
航続距離(カタログ燃費) 496.8km
航続距離(80%燃費) 396.0km
満タンプライス 12240円
1km走行コスト 24.64円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.9km/Lを仮の燃費とすると、、燃料タンク容量72リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は496.8kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.2km/L)とすると446.4km、80%(5.5km/L)だと396.0km、70%(4.8km/L)では345.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリンを1リットルあたり170円で72リットルの給油をすると12240円、上で計算した航続距離を踏まえると496.8km(80%燃費時396.0km)を走行するのに12240円かかる計算です。

燃費を6.9km/Lとしたときの1km走行コストは24.64円、10万km走行したときの燃料代は246.4万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら24.6万円/年、7年10万kmなら35.2万円/年、5年10万kmなら49.3万円/年、3年10万kmなら82.1万円/年となります。



カタログデータから見えてくる要素

RB20E型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
4400回転時の馬力 107.5PS
5600回転時の馬力 130PS
各回転域でのトルク
4400回転時のトルク 17.5kgm
5600回転時のトルク 16.6kgm
RB20E型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているRB20型1998cc、直列6気筒の自然吸気エンジンは5600回転時に最高出力130馬力を、4400回転時に最大トルク17.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4400rpmから最高出力が発生する5600rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
ミツオカの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
ミツオカの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.885kg/PS(1285kg/130PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.885kg/PS
車体+1人10.308kg/PS
車体+5人12.000kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.346kg/PS
車体+70kg10.423kg/PS
車体+80kg10.500kg/PS
車体+90kg10.577kg/PS
車体+100kg10.654kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.308kg/PS(1340kg/130PS)となり、数値としては0.423kg、比率にすると4.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.000kg/PS(1560kg/130PS)となり、数値としては2.115kg、比率にすると21.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


HK30 ガリューのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
1996/02

-
ガリュー
10.308kg/PS
1340kg/130PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:9.885]
2013/09

車種詳細
フィット ハイブリッド
10.318kg/PS
1135kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.818
2017/12

車種詳細
クロスビー
10.253kg/PS
1015kg/99PS|1.0L-TB
車体のみPWR:9.697
2013/01

車種詳細
プレマシー
10.232kg/PS
1545kg/151PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.868
2015/05

車種詳細
2シリーズ アクティブツアラー
10.367kg/PS
1555kg/150PS|2.0L-TB
車体のみPWR:10.000
2012/11

車種詳細
フォレスター
10.372kg/PS
1535kg/148PS|2.0L-NA
車体のみPWR:10.000

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.308kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.205kg/PSから10.411kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック「GP5型 フィット ハイブリッド」、スズキの5人乗りSUV「MN71S型 クロスビー」、マツダの7人乗りミニバン「CWFFW型 プレマシー」、BMWの5人乗りハッチバック「2C20型 2シリーズ アクティブツアラー」、スバルの5人乗りSUV「SJ5型 フォレスター」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

HK30型 ガリュー [Standard]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.308kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は101.2PS/tとなっています。


ガリューがバイクと競争するなら…?


車種詳細
セロー250|249cc
10.278kg/PS
185kg/18.0PS/1.90kgm
[車体のみPWR:7.222]
1996/02

-
ガリュー|1998cc
10.308kg/PS
1340kg/130PS/17.5kgm
[車体のみPWR:9.885]

車種詳細
フォルツァ|249cc
10.318kg/PS
227kg/21.8PS/2.45kgm
[車体のみPWR:7.818]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではガリューとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

DG17J セロー250と競争してみる

まずガリューより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのセロー250が挙げられます。PWRの10.278kg/PSは車両重量130kgにライダーの体重55kgを加えた185kgを、最高出力18.0PSで割ったものです。

MF06 フォルツァと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのフォルツァが挙げられます。PWRの10.318kg/PSは車両重量172kg+55kgの227kgを、最高出力21.8PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.864
平均ピストンスピード 13.01m/s
トルクウェイトレシオ 73.43kg/kgm
1馬力あたりのお値段 23138円
排気量1Lあたり馬力 65.07PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.76kgm/L
1気筒あたりの馬力 21.7PS
1気筒あたりのトルク 2.9kgm
パワーバンド比率
燃費×馬力 No data
各種ランキング
セダンのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは73.43kg/kgm(1285kg/17.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3008000円、最高出力が130馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は23138円、逆に1万円あたりでは0.43馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は171886円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
ミツオカ編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は65.07PS/L、トルクは8.76kgm/L、1気筒あたりの馬力は21.7馬力、トルクは2.9kgmとなり、このエンジンが130馬力を5600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.01m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が69.7mmであるRB20型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8610回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.864になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.11m³
1人あたりのスペース 約0.62m³
室内長/全長 37.4%
室内幅/全幅 83.2%
室内高/全高 81.7%
室内容積/車両体積 25.5%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.11m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.62m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は37.4%、同じく室内幅と全幅の比率は83.2%、同じく室内高と全高の比率は81.7%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は25.5%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


ガリューでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.70m
期待される荷室の幅 1.34m
対角線の長さ 2.16m
期待される荷室の面積 2.28m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.70m(対角線では2.16m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


純正装着タイヤの185/70R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 185/70R14 | 直径 615mm

-20mm
幅165mm
-10mm
幅175mm
変更なし
幅185mm
+10mm
幅195mm
+20mm
幅205mm
-5%
65
扁平
165/65R14
37.1km/h
直径571mm
径差-44mm
175/65R14
38.0km/h
直径584mm
径差-31mm
185/65R14
38.8km/h
直径597mm
径差-18mm
195/65R14
39.7km/h
直径610mm
径差-5mm
205/65R14
40.5km/h
直径623mm
径差+8mm
0%
70
扁平
165/70R14
38.2km/h
直径587mm
径差-28mm
175/70R14
39.1km/h
直径601mm
径差-14mm
185/70R14
40.0km/h
615mm
0mm
195/70R14
40.9km/h
直径629mm
径差+14mm
205/70R14
41.8km/h
直径643mm
径差+28mm
+5%
75
扁平
165/75R14
39.3km/h
直径604mm
径差-11mm
175/75R14
40.3km/h
直径619mm
径差+4mm
185/75R14
41.2km/h
直径634mm
径差+19mm
195/75R14
42.2km/h
直径649mm
径差+34mm
205/75R14
43.2km/h
直径664mm
径差+49mm
+10%
80
扁平
165/80R14
40.3km/h
直径620mm
径差+5mm
175/80R14
41.4km/h
直径636mm
径差+21mm
185/80R14
42.4km/h
直径652mm
径差+37mm
195/80R14
43.4km/h
直径668mm
径差+53mm
205/80R14
44.5km/h
直径684mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/70R14、165/75R14 、175/65R14、175/70R14 、185/65R14 、195/65R14 あたりのタイヤがおすすめです。

185/70R14のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを14インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが185/70R14のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】オートウェイのタイヤ通販


HK30型ガリュー[2.0L-NA FR/4AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.885kg/ps49.66
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力65.07ps/L43.69
1L換算トルク8.76kgm/L41.34
WB/TR比1.86440.62
ワイド&ロー指数0.83853.96
前面の面積2.509m²53.29
最低地上高-43.72
スポーツ性能部門の得点366.18

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.40
年間維持費401000円43.21
100kmh回転数-43.39
航続距離-25.96
車の大きさ12.191m³52.92
室内の広さ3.106m³47.04
最小回転半径-39.21
馬力単価23138円47.82
ユーティリティ部門の得点340.95

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した HK30型ガリュー[2.0L-NA FR/4AT] の総合得点は 707.13 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したHK30型ガリュー(FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

ガリューの歴代モデル

5代目 L33型 ガリュー
L33 ガリューは2015/09に登場した5代目モデル。参考車両の「25ST」は全長4980mm、全幅1830mm、全高1470mmの車体に、173PS/23.9kgmを発生するQR25型2488ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 ZRE144型 ガリュー204
ZRE144 ガリュー204は2008/02に登場した4代目モデル。参考車両の「18LX」は全長4570mm、全幅1695mm、全高1470mmの車体に、136PS/16.7kgmを発生する2ZR型1797ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

3代目 PNY50改型 ガリュー リムジンS50
PNY50改 ガリュー リムジンS50は2008/10に登場した3代目モデル。参考車両の「350LX」は全長5490mm、全幅1805mm、全高1545mmの車体に、313PS/36.5kgmを発生するVQ35型3498ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 HK30型 ガリュー
HK30 ガリューは1996/02に登場した初代モデル。参考車両の「Standard」は全長4860mm、全幅1730mm、全高1450mmの車体に、130PS/17.5kgmを発生するRB20型1998ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。