LC2T トライトンの性能と維持費 4WD/6AT 5人 541万円 2024年式

このページでは、三菱自動車の4ドア・5人乗りピックアップトラック、3代目の3DF-LC2T型トライトン GSR【2024/02モデル・204PS/47.9kgm・PT4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

LC2T トライトン
販売期間:2024/02 - 現行車

画像は三菱自動車より引用
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/
投稿日:2024/05/15

ボディサイズが全長5360mm×全幅1930mm×全高1815mm、排気量は2439ccであることから、排気量でざっくりと分ける乗用車的な分類をすると2.5リットルクラスに属しています。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

貨物車の区分としては、乗車定員が5名、最大積載量が500kg、車両総重量が2915kg、エンジンの排気量が2439ccであることから、1ナンバーの貨客兼用車に分類され、自動車税は排気量1.5L超&最大積載量1トン以下のクラス、重量税は車両総重量3トン以下のクラスに該当します。


さて、貨物車(商用車とも)には貨物車の流儀というものがありまして、「荷物が主、人は従」という絶対的な主従関係が存在しています。もしこの関係が崩れると途端に「乗用車」という道楽品、贅沢品として扱われ、行く先には重い重い税負担が待ち構えます。

貨物室の寸法
荷室長1470mm
荷室幅1525mm
荷室高
(仮の荷室高)
520mm
(1675mm)
荷室容積3754.9L
荷室床面地上高825mm
最大積載量500kg
荷室が広い貨物車ランキング

貨物車には乗用車で言うところの「室内長・室内幅・室内高」の代わりに「荷室長・荷室幅・荷室高」というものがあり、室内長幅高が乗客のスペースを示すのに対し、荷室長幅高は荷物を載せられるスペースを示しています。

表中の荷室容積3754.9Lとは、荷室長1470mm×荷室幅1525mm×荷室高1675mmの数値を掛けたもので、荷室床面地上高825mmは読んで字のごとく地面から荷物を載せる床面までの高さを示したものです。
※トラックの荷台には屋根がないため、仮の積載高さ2500mmから荷室床面地上高825mmを引いた1675mmを「仮の荷室高」としています。

最大積載量500kgもまた同様で、「トライトンには500kgを超える荷物を載せてはいけません!」と定めてあるものです。これは「車両総重量」と密接に関係しており、この重量を基準に重量税が確定します。乗用車の重量税は乗員数や荷物を考慮しない「車両重量」で決まりますが、貨物車は「車両総重量」で決まる点が異なります。


LC2T型 トライトン [2439cc/204PS PT4WD/6AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート
トライトンの旧型モデル
初代 KB9T型トライトン
KB9T型トライトンは2006/09に登場した初代モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長5030mm、全幅1800mm、全高1780mmの車体に、186PS/30.9kgmを発生する6G74型3496ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MITSUBISHI
車名&
グレード
トライトン
GSR
その他 3DF-LC2T-JLPRD | 室内長1770mm/室内幅1540mm/室内高1175mm | 6代目L200
お値段 5401000円
車両型式 3DF-LC2T
駆動方式
変速機
パートタイム4WD・四輪駆動(AWD)
6速AT・6速オートマ車
ドア/定員 4ドア/5名乗車
車体寸法 長5360×幅1930×高1815mm
軸距&
輪距
3130mm
前1570mm/後1565mm
最小半径 6.2m
最低高 220mm
タイヤ 前輪:265/60R18
後輪:265/60R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量 2140kg
エンジン諸元
原動機型式 4N16
気筒配列 直列4気筒
排気量2439cc
圧縮比15.1
吸気方式 ターボ
最高出力 204PS[150kW]/3500rpm
最大トルク 47.9kgm[470Nm]/1500-2750rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 11.3km/L(26.6mpg)
100km燃費 8.8L/100km
4N16型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(16000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(16900円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、トライトンの新車を621.1万円(諸費用として81.0万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1.5L超&1.0トン以下 11年未満 16000円
自動車重量税(1年分) 3トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 貨客兼用車 16900円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.3km/L×150円/L 132740円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 276340円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額103520円×12ヶ月 1242240円
ローン返済中の年間維持費 1518580円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 32200円
名目 金額
自動車税(1年分) 16000円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 16900円
燃料代(年間1万km) 132740円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 276340円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1242240円
ローン返済中の年間維持費 1518580円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
32200円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「排気量1.5L超&最大積載量1.0トン以下の11年未満」で税額は16000円、重量税の区分は「車両総重量3トン以下の13年未満」で税額は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額32,200円の他に法定12ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。トライトン【GSR】の場合、維持費の月額は23100円(ローン完済前は126600円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円を基準として、-50円となる100円から、+50円となる200円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費11.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
100円/L
88500円
[-44240円]
-25円
125円/L
110630円
[-22110円]
-10円
140円/L
123900円
[-8840円]
150円/L132740円
[0円]
+10円
160円/L
141600円
[+8860円]
+25円
175円/L
154880円
[+22140円]
+50円
200円/L
177000円
[+44260円]

燃費11.3km/LのLC2T型 トライトンで10000km走行するのに必要な燃料は885L、1リットルあたり150円としたときの燃料代は132740円になります。

参考までに、トライトンの燃料タンクは75リットルですので、885Lの給油回数は12回、1回あたりの燃料代は約11070円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては8860円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると22140円、50円も違ってくると44260円にもなります。

これをLC2T型 トライトンの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円の場合を276340円としたとき、100円/Lに値下がりすれば232100円(84.0%)に、200円/Lに値上がりすれば320600円(116.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(16000円)なり重量税(12300円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 16000円 10%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 16900円 11%
燃料代 3000km分 39820円 25%
オイル交換 年1回 6000円 4%
タイヤ交換 6年毎 9600円 6%
任意保険料 80% 57600円 36%
合計
[1万kmとの差額]
158220円
-118120円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 16000円 8%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 16900円 9%
燃料代 5000km分 66370円 35%
オイル交換 年1回 6000円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 5%
任意保険料 85% 61200円 33%
合計
[1万kmとの差額]
188370円
-87970円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 16000円 7%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 16900円 8%
燃料代 7000km分 92920円 42%
オイル交換 年1回 8400円 4%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 90% 64800円 29%
合計
[1万kmとの差額]
220920円
-55420円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて118120円安い158220円に、5000km走行では87970円安い188370円に、7000km走行では55420円安い220920円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 16000円 4%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 16900円 5%
燃料代 15000km分 199110円 53%
オイル交換 年3回 36000円 10%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 6%
任意保険料 100% 72000円 19%
合計
[1万kmとの差額]
373910円
+97570円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 16000円 3%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 16900円 4%
燃料代 20000km分 265480円 58%
オイル交換 年4回 48000円 10%
タイヤ交換 2年毎 28800円 6%
任意保険料 100% 72000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
459480円
+183140円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(8.5km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(11.4km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(11.3km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代132740円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル150円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地8.5km/L → 8.8km/L
郊外11.4km/L → 11.7km/L
高速道路13.0km/L → 13.4km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km158820円
[153410円]
郊外500km6590円
[6410円]
高速道路500km5780円
[5600円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
171190円
+38450円
8.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
165420円
-5770円
9.1km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは1058.8Lを消費して、燃料代は158820円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が11.4km/Lでは43.9Lを消費して、燃料代は6590円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.0km/Lでは38.5Lを消費して、燃料代は5780円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1141.2L、かかった燃料代が171190円となり、平均燃費は8.8km/L(-2.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+38450円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は165420円となり、5770円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で28850円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km88230円
[85230円]
郊外5000km65790円
[64110円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
154020円
+21280円
9.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
149340円
-4680円
10.0km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは588.2Lを消費して、燃料代は88230円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が11.4km/Lでは438.6Lを消費して、燃料代は65790円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1026.8L、かかった燃料代が154020円となり、平均燃費は9.7km/L(-1.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+21280円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が149340円となり、1年間で4680円、5年間で23400円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km58770円
[56760円]
郊外3340km43950円
[42830円]
高速道路3330km38430円
[37280円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
141150円
+8410円
10.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
136870円
-4280円
11.0km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは391.8Lを消費して、燃料代は58770円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が11.4km/Lでは293.0Lを消費して、燃料代は43950円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.0km/Lでは256.2Lを消費して、燃料代は38430円になります。

このパターンでは使用した燃料量が941.0L、かかった燃料代が141150円となり、平均燃費は10.6km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+8410円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が136870円となり、1年間で4280円、5年間で21400円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km8820円
[8520円]
郊外9000km118430円
[115380円]
高速道路500km5780円
[5600円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
133030円
+290円
11.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
129500円
-3530円
11.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が8.5km/Lでは58.8Lを消費して、燃料代は8820円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が11.4km/Lでは789.5Lを消費して、燃料代は118430円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.0km/Lでは38.5Lを消費して、燃料代は5780円になります。

このパターンでは使用した燃料量が886.8L、かかった燃料代が133030円となり、平均燃費は11.3km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+290円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が129500円となり、1年間で3530円、5年間で17650円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(8.8km/L・9.7km/L・10.6km/L・11.3km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(171190円・154020円・141150円・133030円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
11.3km/L
847.5km
市街地燃費
8.5km/L
637.5km
[-210.0km]
郊外燃費
11.4km/L
855.0km
[+7.5km]
高速道路燃費
13.0km/L
975.0km
[+127.5km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を75Lとしたとき、市街地モード燃費8.5km/Lでの航続距離は637.5km(-210.0km)、郊外モード燃費11.4km/Lでの航続距離は855.0km(+7.5km)、高速道路モード燃費13.0km/Lでの航続距離は975.0km(+127.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


トライトンの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 11.3km/L
燃料タンク容量 75L
航続距離(カタログ燃費) 847.5km
航続距離(80%燃費) 675.0km
満タンプライス 11250円
1km走行コスト 13.27円
1万円でどこまで行ける? 753.3km
車両価格/航続距離 6373円/km

WLTCモード燃費が11.3km/L、燃料タンク容量75リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は847.5kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.2km/L)とすると765.0km、80%(9.0km/L)だと675.0km、70%(7.9km/L)では592.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり150円で75リットルの給油をすると11250円、上で計算した航続距離を踏まえると847.5km(80%燃費時675.0km)を走行するのに11250円かかる計算です。

燃費を11.3km/Lとしたときの1km走行コストは13.27円、10万km走行したときの燃料代は132.7万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら13.3万円/年、7年10万kmなら19.0万円/年、5年10万kmなら26.5万円/年、3年10万kmなら44.2万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば753.3km(往復なら片道376.7km)、カタログ値の80%なら602.7km(片道301.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で847.5kmの距離を移動できるLC2T型 トライトン [GSR]という乗り物を、540.1万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「6373円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

4N16型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1500回転時の馬力 100.3PS
2750回転時の馬力 183.9PS
3500回転時の馬力 204PS
各回転域でのトルク
1500回転時のトルク 47.9kgm
2750回転時のトルク 47.9kgm
3500回転時のトルク 41.8kgm
4N16型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している4N16型2439cc、直列4気筒のターボエンジンは3500回転時に最高出力204馬力を、1500-2750回転時に最大トルク47.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1500rpmから最高出力が発生する3500rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
三菱の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
三菱の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.490kg/PS(2140kg/204PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.490kg/PS
車体+1人10.760kg/PS
車体+5人11.838kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.784kg/PS
車体+70kg10.833kg/PS
車体+80kg10.882kg/PS
車体+90kg10.931kg/PS
車体+100kg10.980kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.760kg/PS(2195kg/204PS)となり、数値としては0.270kg、比率にすると2.6%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.838kg/PS(2415kg/204PS)となり、数値としては1.348kg、比率にすると12.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


LC2T トライトンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2024/02

-
トライトン
10.760kg/PS
2195kg/204PS|2.5L-TB
[車体のみPWR:10.490]
2014/09

車種詳細
デミオ
10.810kg/PS
1135kg/105PS|1.5L-TB
車体のみPWR:10.286
2017/12

車種詳細
クロスビー
10.657kg/PS
1055kg/99PS|1.0L-TB
車体のみPWR:10.101
2016/09

車種詳細
フリード
10.802kg/PS
1415kg/131PS|1.5L-NA
車体のみPWR:10.382
2016/02

車種詳細
イグニス
10.714kg/PS
975kg/91PS|1.3L-NA
車体のみPWR:10.110
2013/12

車種詳細
ハリアー
10.695kg/PS
1615kg/151PS|2.0L-NA
車体のみPWR:10.331

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.760kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.652kg/PSから10.868kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りハッチバック「DJ5FS型 デミオ」、スズキの5人乗りSUV「MN71S型 クロスビー」、ホンダの7人乗りミニバン「GB5型 フリード」、スズキの5人乗りSUV「FF21S型 イグニス」、トヨタの5人乗りSUV「ZSU60W型 ハリアー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

LC2T型 トライトン [GSR]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.760kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は95.3PS/tとなっています。


トライトンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ドラッグスター250|248cc
10.750kg/PS
215kg/20.0PS/1.90kgm
[車体のみPWR:8.000]
1速ギヤ速度:40.1km/h
最小TWR:1.118
2024/02

-
トライトン|2439cc
10.760kg/PS
2195kg/204PS/47.9kgm
[車体のみPWR:10.490]
1速ギヤ速度:34.7km/h
最小TWR:1.176

車種詳細
スカイウェイブ250SS|249cc
10.783kg/PS
248kg/23.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:8.391]
1速ギヤ速度:37.1km/h
最小TWR:1.014

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではトライトンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VG05J ドラッグスター250と競争してみる

まずトライトンより少しPWRが低いバイクとして、ヤマハのドラッグスター250が挙げられます。PWRの10.750kg/PSは車両重量160kgにライダーの体重55kgを加えた215kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。

自動車であれバイクであれ、最も鋭い加速を見せるのは、最も低いギヤ比(変速比)のときですので、各々の1速ギヤ最高速と、1速ギヤかつ最大トルク発生時のトルクウェイトレシオを比べてみますと、1速ギヤ最高速はドラッグスター250に5.4km/h劣り、1速TWRは0.058kg劣る、という結果になりました。※1速TWRは車体のみの数値(今後の課題)

CJ43A スカイウェイブ250SSと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのスカイウェイブ250SSが挙げられます。PWRの10.783kg/PSは車両重量193kg+55kgの248kgを、最高出力23.0PSで割ったものです。こちらも同様に比べてみますと、1速ギヤ最高速は2.4km/h劣り、1速TWRは0.162kg劣る、という結果になりました。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.996
平均ピストンスピード 12.25m/s
トルクウェイトレシオ 44.68kg/kgm
1馬力あたりのお値段 26475円
排気量1Lあたり馬力 83.64PS/L
排気量1Lあたりトルク 19.64kgm/L
1気筒あたりの馬力 51.0PS
1気筒あたりのトルク 12.0kgm
パワーバンド比率
燃費×馬力 2305.2pt
各種ランキング
ミニバン・1BOXのPWR
2.0~2.5Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは44.68kg/kgm(2140kg/47.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5401000円、最高出力が204馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26475円、逆に1万円あたりでは0.38馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は112756円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
三菱編
2500cc以下の車編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は83.64PS/L、トルクは19.64kgm/L、1気筒あたりの馬力は51.0馬力、トルクは12.0kgmとなり、このエンジンが204馬力を3500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.25m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.996になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.3km/L、最高出力が204PSであるこの車の獲得ポイントは2305.2ptになります。
戯れに車両重量2140kgを100kg単位にした21.4で割ってみたところ、その数値は107.72ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



トライトンでの車中泊

荷室寸法
荷室長 1.470m
荷室幅 1.525m
荷室高 0.520m
対角線の長さ 2.118m
荷室の床面積 2.242m²
荷室の容積 3.755m³

商用車(貨物車・バン)は乗用車とは違ってカタログに荷室寸法が明記されておりますので、ここではその寸法を使って車中泊の可能性を探ってみます。

貨物車は荷物がたくさん積めてこそ、フルフラットな荷室があってこそという性質を持った車ですから、車中泊の適性は非常に高いものと思われます。

縦方向の長さが1.470m(対角線では2.118m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。

普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。
車中泊にあると嬉しいアイテム

トライトンのスペース効率

車体の大きさと荷室の広さの比率
全長に対する荷室長の比率
1.470m÷5.360m
27.4%
全幅に対する荷室幅の比率
1.525m÷1.930m
79.0%
全高に対する荷室高の比率
0.520m÷1.815m
28.7%
車体に対する荷室の比率
3.755m³÷18.776m³
20.0%

貨物車は貨物車であるがゆえに、いかに効率よく大量に荷物を載せ、運搬できるかが重視されます。これはかつて、ある自動車メーカーが標榜したMM思想、いわゆる「マン・マキシマム&メカ・ミニマム」の精神を感じさせ、言うなれば「荷室を最大限に、人と機械は最小限に」ってなものです。

というわけで、荷室の各寸法と車体の各寸法の比率がどの程度であるかを見てみます。己の全てを荷室に捧げるバンは快適性に媚を売るそこらの軟弱乗用車とは違い、ペラペラ内装と紙装甲こそがアイデンティティであり、ドアを閉めればバァン!と轟音を響かせて(バンだけに)アピールしてくるほどですから、かなりの数値が期待ができます。

荷室長の比率は荷室長1.470m÷全長5.360mで27.4%、荷室幅の比率は荷室幅1.525m÷全幅1.930mで79.0%、荷室高の比率は荷室高0.520m÷全高1.815mで28.7%、荷室の比率は荷室容積3.755m³÷車体体積18.776m³で20.0%となりました。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合3500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4000rpm|タイヤサイズ 265/60R18|タイヤ直径 77.5cm|円周長 243.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.600 14.72 -
-
40km/h 10080rpm 1820.1kgm
2速 2.090 8.55 0.581 1-2/
2320rpm
68km/h 5850rpm 1056.7kgm
3速 1.488 6.09 0.712 2-3/
2850rpm
96km/h 4170rpm 752.3kgm
4速 1.000 4.09 0.672 3-4/
2690rpm
143km/h 2800rpm 505.6kgm
5速 0.687 2.81 0.687 4-5/
2750rpm
208km/h 1920rpm 347.3kgm
6速 0.580 2.37 0.844 5-6/
3380rpm
246km/h 1620rpm 293.2kgm
Final 4.090 レシオカバレッジ(変速比幅)6.207

  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1500-2750rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.090)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(47.9kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.090)÷タイヤの有効半径(0.3875m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。
  • 副変速機のギヤ比が不明のものはHi側に1.000を代入しているので、実際の回転数とは大きく異なる場合があります。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの246km(3500rpmでは215.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:3500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

3500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ35km/h-
2速ギヤ60km/h2030rpm
3速ギヤ84km/h2490rpm
4速ギヤ125km/h2350rpm
5速ギヤ182km/h2400rpm
6速ギヤ216km/h2950rpm

LC2T型トライトンに搭載された4N16型2439ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する3500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで3500rpmまで引っ張ると35km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は3500rpmから2030rpmまで落ち、そこから3500rpmまで加速を続けると速度は60km/h(+25km/h)になります。

3速ギヤでは2490rpmまで落ちて3500rpmで84km/h(+24km/h)に、4速ギヤでは2350rpmまで落ちて3500rpmで125km/h(+41km/h)になります。

続いて5速ギヤでは2400rpmまで落ちて3500rpmで182km/h(+57km/h)に、6速ギヤでは2950rpmまで落ちて3500rpmで216km/h(+34km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1500-2750回転で最大トルク47.9kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば44.68kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.490kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1820.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2140kg)を1速ギヤの最大駆動力(1820.1kgm)で割ってみると1.176kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する3500回転でのトルク(41.8kgm)からTWRを算出すると1.35kg/kgmとなり、1500-3500回転の回転域では1.176-1.35kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4030 6050 8060 10080 12090 14110 18140
2速 2340 3510 4680 5850 7020 8190 10530
3速 1670 2500 3330 4170 5000 5830 7500
4速 1120 1680 2240 2800 3360 3920 5040
5速 770 1150 1540 1920 2310 2690 3460
6速 650 970 1300 1620 1950 2270 2920
※赤い数字は暫定レブリミット(4000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.580)を選択して時速100kmにて走行すると1620回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは970回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1140回転、一般的な高速道路の80km/hでは1300回転、100km/hでは1620回転、制限速度が120km/hになると1950回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2920回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 10 20 30 40 50 60 69 79
2速 17 34 51 68 85 103 120 137
3速 24 48 72 96 120 144 168 192
4速 36 71 107 143 179 214 250 286
5速 52 104 156 208 260 312 364 416
6速 62 123 185 246 308 370 431 493

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの265/60R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 265/60R18 | 直径 775mm

-20mm
幅245mm
-10mm
幅255mm
変更なし
幅265mm
+10mm
幅275mm
+20mm
幅285mm
-5%
55
扁平
245/55R18
37.5km/h
直径727mm
径差-48mm
255/55R18
38.1km/h
直径738mm
径差-37mm
265/55R18
38.7km/h
直径749mm
径差-26mm
275/55R18
39.2km/h
直径760mm
径差-15mm
285/55R18
39.8km/h
直径771mm
径差-4mm
0%
60
扁平
245/60R18
38.8km/h
直径751mm
径差-24mm
255/60R18
39.4km/h
直径763mm
径差-12mm
265/60R18
40.0km/h
775mm
0mm
275/60R18
40.6km/h
直径787mm
径差+12mm
285/60R18
41.2km/h
直径799mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
245/65R18
40.1km/h
直径776mm
径差+1mm
255/65R18
40.7km/h
直径789mm
径差+14mm
265/65R18
41.4km/h
直径802mm
径差+27mm
275/65R18
42.1km/h
直径815mm
径差+40mm
285/65R18
42.7km/h
直径828mm
径差+53mm
+10%
70
扁平
245/70R18
41.3km/h
直径800mm
径差+25mm
255/70R18
42.0km/h
直径814mm
径差+39mm
265/70R18
42.7km/h
直径828mm
径差+53mm
275/70R18
43.5km/h
直径842mm
径差+67mm
285/70R18
44.2km/h
直径856mm
径差+81mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、245/60R18 、255/55R18、255/60R18 、265/55R18 、275/55R18 、285/55R18あたりのタイヤがおすすめです。

265/60R18のタイヤ幅を245mmから295mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、265/60R18の適応サイズと性能の変化 [LC2T型トライトン編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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LC2T型トライトン[2.5Lターボ PT4WD/6AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.490kg/ps48.01
1速ギヤ加速性能1.176kg/kgm58.55
1L換算馬力83.64ps/L42.98
1L換算トルク19.64kgm/L61.76
WB/TR比1.99627.01
ワイド&ロー指数0.94046.55
前面の面積3.503m²25.47
最低地上高220mm23.33
スポーツ性能部門の得点333.66

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費11.3km/L40.02
年間維持費276340円54.63
100kmh回転数1620rpm61.55
航続距離847.5km57.78
車の大きさ18.776m³79.01
室内の広さ3.755m³53.21
最小回転半径6.2m28.75
馬力単価26475円43.41
ユーティリティ部門の得点418.36

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LC2T型トライトン[2.5Lターボ PT4WD/6AT] の総合得点は 752.02 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したLC2T型トライトン(PT4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての貨物車」、「2500ccの貨物車」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

トライトンの歴代モデル

3代目 LC2T型 トライトン
LC2T トライトンは2024/02に登場した3代目モデル。参考車両の「GSR」は全長5360mm、全幅1930mm、全高1815mmの車体に、204PS/47.9kgmを発生する4N16型2439ccエンジンを搭載した5人乗りピックアップトラック。

初代 KB9T型 トライトン
KB9T トライトンは2006/09に登場した初代モデル。参考車両の「BaseGrade」は全長5030mm、全幅1800mm、全高1780mmの車体に、186PS/30.9kgmを発生する6G74型3496ccエンジンを搭載した5人乗りトラック。