223023:Sクラス セダンの性能と維持費 4WD/9AT 1518万円

このページでは、メルセデスベンツの4ドア・5人乗りセダン、7代目の3CA-223023型Sクラス セダン S450d 4matic W223【2023/10モデル・367PS/76.5kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

223023 Sクラス セダン
販売期間:2021/01 - 現行車

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿日:2024/04/03

ボディサイズが全長5180mm×全幅1930mm×全高1505mm、排気量は2988ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:350PS~400PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5180mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


223023型 Sクラス セダン [2988cc/367PS 4WD/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

7代目Sクラス セダンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2024/03
223182型
[AMG S 63 E Performance W223]
4.0L-TB・4WD/9AT・3687.0万円
612PS・91.8kgm・8.6km/L
612PS
91.8kgm
8.6km/L
2024/03
223063N型
[S500 4MATIC W223]
3.0L-TB・4WD/9AT・1646.0万円
449PS・57.1kgm・11.2km/L
449PS
57.1kgm
11.2km/L
2024/03
223163N型
[S500 4MATIC LONG W223]
3.0L-TB・4WD/9AT・2035.0万円
449PS・57.1kgm・11.1km/L
449PS
57.1kgm
11.1km/L
7代目 Sクラス 型式一覧 W223系まとめ 2021-【全11車種】
Sクラス セダンの旧型モデル
6代目 222179C型Sクラス セダン AMG
222179C型Sクラス セダン AMGは2013/10に登場した6代目モデル。参考車両の「S65 AMG Long W222」は全長5295mm、全幅1915mm、全高1500mmの車体に、630PS/102.0kgmを発生するM279型5980ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Sクラス セダン
S450d 4matic W223
その他 -
お値段 15180000円
車両型式 3CA-223023
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 4ドア/5名乗車
車体寸法 長5180×幅1930×高1505mm
軸距&
輪距
3105mm
前1655mm/後1685mm
最小半径 5.4m
最低高 115mm
タイヤ 前輪:255/45R19
後輪:255/45R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2130kg
エンジン諸元
原動機型式 656M
気筒配列 直列6気筒+モーター
排気量2988cc
吸気方式 ターボ
最高出力 367PS[270kW]/4000rpm
最大トルク 76.5kgm[750Nm]/1350-2800rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 13.7km/L(32.2mpg)
100km燃費 7.3L/100km
モーター諸元
電動機型式EM0023
出力17kW/1500-2500rpm
トルク205Nm/0-750rpm
656M型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Sクラス セダンの新車を1745.7万円(諸費用として227.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 11年未満 50000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷13.7km/L×155円/L 113140円
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 300300円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額290950円×12ヶ月 3491400円
ローン返済中の年間維持費 3791700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61700円
名目 金額
自動車税(1年分) 50000円
自動車重量税(1年分) 20500円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
113140円
(79200円)
(56570円)
(33940円)
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 16800円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 300300円
名目 金額
車のローン額(1年分) 3491400円
ローン返済中の年間維持費 3791700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61700円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「3000cc以下で11年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算25100円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

Sクラス セダンの維持費は高い?安い?

「Sクラス セダンの年間維持費は300300円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてSクラス セダンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いハイエース バン266980円-33320円
Sクラス セダンの維持費300300円
GLS327100円+26800円
グランエース342500円+42200円
スカイライン369100円+68800円
基準3000ccクラス平均402100円+101800円
アリスト439900円+139600円
スカイラインGT-R466200円+165900円
X5503300円+203000円
高いXM ワゴン600800円+300500円

Sクラス セダンの年間維持費を、3000ccクラスで最も維持費が安いハイエース バンと比較して33320円高く、最も高いXM ワゴンと比較して300500円安く、3000ccクラスの平均維持費との比較では101800円安くなっています。

最低額のハイエース バンと最高額のXM ワゴンは極端な例としても、3000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Sクラス セダンの維持費は ものすごく安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3000ccクラスの車 ランキング

Sクラス セダンを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%390万円33万円26万円
15%260万円22万円17万円
20%200万円17万円14万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は390万円(総支給額33万円/月、手取り26万円/月)、ここから月額維持費2.5万円を支払うと残りは23.5万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は260万円(総支給額22万円/月、手取り17万円/月)、2.5万円を支払うと残りは14.5万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が200万円(総支給額17万円/月、手取り14万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.5万円を引くと残りは11.5万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代12万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり155円を基準として、-50円となる105円から、+50円となる205円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費13.7km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
105円/L
76650円
[-36490円]
-25円
130円/L
94900円
[-18240円]
-10円
145円/L
105850円
[-7290円]
155円/L113140円
[0円]
+10円
165円/L
120450円
[+7310円]
+25円
180円/L
131400円
[+18260円]
+50円
205円/L
149650円
[+36510円]

燃費13.7km/Lの223023型 Sクラス セダンで10000km走行するのに必要な燃料は730L、1リットルあたり155円としたときの燃料代は113140円になります。

参考までに、Sクラス セダンの燃料タンクは76リットルですので、730Lの給油回数は10回、1回あたりの燃料代は約11320円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7310円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると18260円、50円も違ってくると36510円にもなります。

これを223023型 Sクラス セダンの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり155円の場合を300300円としたとき、105円/Lに値下がりすれば263810円(87.8%)に、205円/Lに値上がりすれば336810円(112.2%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 26%
自動車重量税 1年分 20500円 11%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 33940円 18%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 6%
任意保険料 80% 62400円 31%
合計
[1万kmとの差額]
193400円
-106900円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 23%
自動車重量税 1年分 20500円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 56570円 26%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 5%
任意保険料 85% 66360円 30%
合計
[1万kmとの差額]
220000円
-80300円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 20%
自動車重量税 1年分 20500円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 79200円 32%
オイル交換 年1回 9100円 4%
タイヤ交換 6年毎 11200円 4%
任意保険料 90% 70200円 28%
合計
[1万kmとの差額]
249100円
-51200円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて106900円安い193400円に、5000km走行では80300円安い220000円に、7000km走行では51200円安い249100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 13%
自動車重量税 1年分 20500円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 169710円 43%
オイル交換 年3回 39000円 10%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 6%
任意保険料 100% 78000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
391300円
+91000円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 11%
自動車重量税 1年分 20500円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 226280円 48%
オイル交換 年4回 52000円 11%
タイヤ交換 2年毎 33600円 7%
任意保険料 100% 78000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
469300円
+169000円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(13.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(17.8km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(13.7km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代113140円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル155円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合の軽油代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地9.1km/L → 9.4km/L
郊外13.8km/L → 14.2km/L
高速道路17.8km/L → 18.3km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km153300円
[148400円]
郊外500km5610円
[5460円]
高速道路500km4360円
[4230円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
163270円
+50130円
9.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
158090円
-5180円
9.8km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lでは軽油989.0Lを消費して、軽油代は153300円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lでは軽油36.2Lを消費して、軽油代は5610円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.8km/Lでは軽油28.1Lを消費して、軽油代は4360円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1053.3L、かかった軽油代が163270円となり、平均燃費は9.5km/L(-4.2km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+50130円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると軽油代は158090円となり、5180円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で25900円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km85170円
[82440円]
郊外5000km56160円
[54580円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
141330円
+28190円
11.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
137020円
-4310円
11.3km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lでは549.5Lを消費して、軽油代は85170円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lでは362.3Lを消費して、軽油代は56160円になります。

このパターンでは使用した燃料量が911.8L、かかった軽油代が141330円となり、平均燃費は11.0km/L(-2.7km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+28190円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が137020円となり、1年間で4310円、5年間で21550円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km56710円
[54920円]
郊外3340km37510円
[36460円]
高速道路3330km29000円
[28210円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
123220円
+10080円
12.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
119590円
-3630円
13.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lでは365.9Lを消費して、軽油代は56710円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lでは242.0Lを消費して、軽油代は37510円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が17.8km/Lでは187.1Lを消費して、軽油代は29000円になります。

このパターンでは使用した燃料量が795.0L、かかった軽油代が123220円となり、平均燃費は12.6km/L(-1.1km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+10080円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が119590円となり、1年間で3630円、5年間で18150円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km8510円
[8250円]
郊外9000km101090円
[98240円]
高速道路500km4360円
[4230円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
113960円
+820円
13.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
110720円
-3240円
14.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が9.1km/Lでは54.9Lを消費して、軽油代は8510円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が13.8km/Lでは652.2Lを消費して、軽油代は101090円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が17.8km/Lでは28.1Lを消費して、軽油代は4360円になります。

このパターンでは使用した燃料量が735.2L、かかった軽油代が113960円となり、平均燃費は13.6km/L(-0.1km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+820円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が110720円となり、1年間で3240円、5年間で16200円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(9.5km/L・11.0km/L・12.6km/L・13.6km/L)、軽油代のほうもなかなかな違い(163270円・141330円・123220円・113960円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 76リットル
WLTCモード燃費
13.7km/L
1041.2km
市街地燃費
9.1km/L
691.6km
[-349.6km]
郊外燃費
13.8km/L
1048.8km
[+7.6km]
高速道路燃費
17.8km/L
1352.8km
[+311.6km]
満タン給油価格 11780円
1km走行コスト 11.31円
1万円走行距離 883.9km

WLTCモード燃費が13.7km/L、燃料タンク容量76リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は1041.2kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.3km/L)とすると航続距離は934.8km、80%(11.0km/L)だと836.0km、70%(9.6km/L)では729.6kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を76Lとしたとき、市街地モード燃費9.1km/Lでの航続距離は691.6km(-349.6km)、郊外モード燃費13.8km/Lでの航続距離は1048.8km(+7.6km)、高速道路モード燃費17.8km/Lでの航続距離は1352.8km(+311.6km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から76リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり155円では11780円、上で計算した航続距離を踏まえると1041.2km(80%燃費時836.0km)を走行するのに11780円かかる計算です。

燃費を13.7km/Lとしたときの1km走行コストは11.31円、10万km走行したときの燃料代は113.1万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら11.3万円/年、7年10万kmなら16.2万円/年、5年10万kmなら22.6万円/年、3年10万kmなら37.7万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば883.9km(往復なら片道441.9km)、カタログ値の80%なら707.1km(片道353.5km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

656M型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1350回転時の馬力 144PS
2800回転時の馬力 299PS
4000回転時の馬力 367PS
各回転域でのトルク
1350回転時のトルク 76.5kgm
2800回転時のトルク 76.5kgm
4000回転時のトルク 65.7kgm
656M型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している656M型2988cc、直列6気筒+モーターのターボエンジンは4000回転時に最高出力367馬力を、1350-2800回転時に最大トルク76.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1350rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2650rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は66.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.804kg/PS(2130kg/367PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.804kg/PS
車体+1人5.954kg/PS
車体+5人6.553kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.967kg/PS
車体+70kg5.995kg/PS
車体+80kg6.022kg/PS
車体+90kg6.049kg/PS
車体+100kg6.076kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.954kg/PS(2185kg/367PS)となり、数値としては0.150kg、比率にすると2.6%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.553kg/PS(2405kg/367PS)となり、数値としては0.749kg、比率にすると12.9%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

223023 Sクラス セダンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2023/10

-
Sクラス セダン
5.954kg/PS
2185kg/367PS|3.0L-TB
[車体のみPWR:5.804]
2012/11

車種詳細
フォレスター
5.875kg/PS
1645kg/280PS|2.0L-TB
車体のみPWR:5.679
2005/06

車種詳細
マツダスピード アテンザ
5.938kg/PS
1615kg/272PS|2.3L-TB
車体のみPWR:5.735
1998/09

車種詳細
シビック タイプR
6.081kg/PS
1125kg/185PS|1.6L-NA
車体のみPWR:5.784
2005/12

車種詳細
セリカ
6.184kg/PS
1175kg/190PS|1.8L-NA
車体のみPWR:5.895
2009/05

車種詳細
RX-8
5.979kg/PS
1405kg/235PS|1.4L-NA
車体のみPWR:5.745

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.954kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.716kg/PSから6.192kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りSUV「SJG型 フォレスター」、マツダの5人乗りセダン「GG3P型 マツダスピード アテンザ」、ホンダの4人乗りハッチバック「EK9型 シビック タイプR」、トヨタの4人乗りクーペ「ZZT231型 セリカ」、マツダの4人乗りクーペ「SE3P型 RX-8」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

223023型 Sクラス セダン [S450d 4matic W223]のライバル車種|5.954kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は172.3PS/tとなっています。


Sクラス セダンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
KLX250SR|249cc
5.933kg/PS
178kg/30.0PS/2.60kgm
[車体のみPWR:4.100]
2023/10

-
Sクラス セダン|2988cc
5.954kg/PS
2185kg/367PS/76.5kgm
[車体のみPWR:5.804]

車種詳細
バルカン1500 ドリフター|1470cc
5.968kg/PS
376kg/63.0PS/11.20kgm
[車体のみPWR:5.095]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではSクラス セダンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

LX250E KLX250SRと競争してみる

まずSクラス セダンより少しPWRが低いバイクとして、カワサキのKLX250SRが挙げられます。PWRの5.933kg/PSは車両重量123kgにライダーの体重55kgを加えた178kgを、最高出力30.0PSで割ったものです。

VNT50J バルカン1500 ドリフターと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのバルカン1500 ドリフターが挙げられます。PWRの5.968kg/PSは車両重量321kg+55kgの376kgを、最高出力63.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.859
平均ピストンスピード 12.57m/s
トルクウェイトレシオ 27.84kg/kgm
1馬力あたりのお値段 41362円
排気量1Lあたり馬力 122.82PS/L
排気量1Lあたりトルク 25.60kgm/L
1気筒あたりの馬力 61.2PS
1気筒あたりのトルク 12.8kgm
パワーバンド比率 66.2%
燃費×馬力 5027.9pt
各種ランキング
セダンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは27.84kg/kgm(2130kg/76.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が15180000円、最高出力が367馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は41362円、逆に1万円あたりでは0.24馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は198431円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は122.82PS/L、トルクは25.60kgm/L、1気筒あたりの馬力は61.2馬力、トルクは12.8kgmとなり、このエンジンが367馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.57m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.859になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が13.7km/L、最高出力が367PSであるこの車の獲得ポイントは5027.9ptになります。
戯れに車両重量2130kgを100kg単位にした21.3で割ってみたところ、その数値は236.05ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Sクラス セダンでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.813m
期待される荷室の幅 1.530m
対角線の長さ 2.372m
期待される荷室の面積 2.774m²

縦方向の長さが1.813m(対角線では2.372m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの255/45R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/45R19 | 直径 712mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
40
扁平
235/40R19
37.7km/h
直径671mm
径差-41mm
245/40R19
38.1km/h
直径679mm
径差-33mm
255/40R19
38.6km/h
直径687mm
径差-25mm
265/40R19
39.0km/h
直径695mm
径差-17mm
275/40R19
39.5km/h
直径703mm
径差-9mm
0%
45
扁平
235/45R19
39.0km/h
直径695mm
径差-17mm
245/45R19
39.6km/h
直径704mm
径差-8mm
255/45R19
40.0km/h
712mm
0mm
265/45R19
40.6km/h
直径722mm
径差+10mm
275/45R19
41.1km/h
直径731mm
径差+19mm
+5%
50
扁平
235/50R19
40.3km/h
直径718mm
径差+6mm
245/50R19
40.9km/h
直径728mm
径差+16mm
255/50R19
41.5km/h
直径738mm
径差+26mm
265/50R19
42.0km/h
直径748mm
径差+36mm
275/50R19
42.6km/h
直径758mm
径差+46mm
+10%
55
扁平
235/55R19
41.7km/h
直径742mm
径差+30mm
245/55R19
42.3km/h
直径753mm
径差+41mm
255/55R19
42.9km/h
直径764mm
径差+52mm
265/55R19
43.5km/h
直径775mm
径差+63mm
275/55R19
44.2km/h
直径786mm
径差+74mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/45R19 、245/40R19、245/45R19 、255/40R19 、265/40R19 、275/40R19あたりのタイヤがおすすめです。

255/45R19のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを19インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが255/45R19のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】255/45R19のタイヤ銘柄と通販価格

223023型Sクラス セダン[3.0Lターボ 4WD/9AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.804kg/ps60.85
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力122.82ps/L57.14
1L換算トルク25.60kgm/L80.00
WB/TR比1.85941.13
ワイド&ロー指数0.78058.17
前面の面積2.905m²42.22
最低地上高115mm66.06
スポーツ性能部門の得点445.47

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費13.7km/L44.97
年間維持費300300円52.41
100kmh回転数-43.42
航続距離1041.2km68.98
車の大きさ15.046m³64.23
室内の広さ(仮) 2.728m³43.44
最小回転半径5.4m45.31
馬力単価41362円23.96
ユーティリティ部門の得点386.72

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 223023型Sクラス セダン[3.0Lターボ 4WD/9AT] の総合得点は 832.19 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した223023型Sクラス セダン(4WD/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「3000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Sクラス セダンの歴代モデル

7代目 223033型 Sクラス セダン
223033 Sクラス セダンは2021/01に登場した7代目モデル。参考車両の「S400d 4matic W223」は全長5180mm、全幅1920mm、全高1505mmの車体に、330PS/71.4kgmを発生するOM656型2924ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

6代目 222104型 Sクラス セダン
222104 Sクラス セダンは2013/10に登場した6代目モデル。参考車両の「S300h Long W222」は全長5250mm、全幅1900mm、全高1495mmの車体に、204PS/50.9kgmを発生するOM651型2142ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

5代目 221179型 Sクラス セダン AMG
221179 Sクラス セダン AMGは2005/10に登場した5代目モデル。参考車両の「S65 AMG Long W221」は全長5260mm、全幅1870mm、全高1485mmの車体に、629PS/102.0kgmを発生する275M60型5980ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 220074型 Sクラス
220074 Sクラスは1999/08に登場した4代目モデル。参考車両の「S55 W220」は全長5045mm、全幅1855mm、全高1445mmの車体に、360PS/54.0kgmを発生する11386型5438ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

3代目 W140型 Sクラス セダン
W140 Sクラス セダンは1993/10に登場した3代目モデル。参考車両の「S500-6.0 W140」は全長5120mm、全幅1910mm、全高1490mmの車体に、380PS/59.1kgmを発生する119970型5956ccエンジンを搭載した4人乗りセダン。

2代目 W126型 Sクラス クーペ
W126 Sクラス クーペは1989/04に登場した2代目モデル。参考車両の「560SEC 6.0-4V W126」は全長4935mm、全幅1850mm、全高1320mmの車体に、360PS/55.9kgmを発生する119970型5956ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。