167361 GLE クーペ 性能と維持費 4WD/9AT 5人 1805万円 2023年

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りSUV、2代目の5AA-167361型GLE クーペ AMG GLE53 4matic+ Coupe C167【2023/09モデル・435PS/57.1kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

167361 GLE クーペ
販売期間:2019/06 -

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:|更新:

ボディサイズが全長4945mm×全幅2020mm×全高1715mm、排気量は2996ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:400PS~450PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4945mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

167361型 GLE クーペ [2996cc/435PS 4WD/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目GLE クーペの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/09
167109C型
[GLE300d 4matic W167]
2.0L-TB・4WD/9AT・1376.0万円
269PS・56.1kgm・14.2km/L
269PS
56.1kgm
14.2km/L
2023/09
167333型
[GLE450d 4matic Coupe C167]
3.0L-TB・4WD/9AT・1480.0万円
367PS・76.5kgm・12.7km/L
367PS
76.5kgm
12.7km/L
2023/09
167161型
[AMG GLE53 4matic+ W167]
3.0L-TB・4WD/9AT・1728.0万円
435PS・57.1kgm・9.4km/L
435PS
57.1kgm
9.4km/L
2代目GLE クーペの車両型式・グレード一覧【全7車種】

167361 GLE クーペの主要諸元と大きさ比較

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
GLE クーペ
AMG GLE53 4matic+ Coupe C167
その他 -
お値段 18050000円
車両型式 5AA-167361
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 5ドア・5名乗車
ホイールベース 2935mm
トレッド 1685mm/1710mm
WB/TR比 1.729
最小半径 5.7m
最低高 185mm
タイヤ 前輪:285/40R22
後輪:325/35R22
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2380kg

※WB/TR比はホイールベーストレッド比の略。値が大きいほど直進安定性に優れ、小さいほど旋回性能が高くなりやすい。全ての車種の平均値は1.773。

GLE クーペと各規格の大きさ比較
規格名 規格寸法 増減
GLE クーペ
車体寸法
全長 4945mm -
全幅 2020mm -
全高 1715mm -
大きさ 17.13m3 -
軽自動車
新規格
全長 3400mm以下 +1545mm
全幅 1480mm以下 +540mm
全高平均 1640mm +75mm
大きさ平均 8.13m3 +9.00m3
小型車規格
5ナンバー車
全長 4700mm以下 +245mm
全幅 1700mm以下 +320mm
全高平均 1496mm +219mm
大きさ平均 10.48m3 +6.65m3
普通車平均
3ナンバー車
全長平均 4643mm +302mm
全幅平均 1815mm +205mm
全高平均 1518mm +197mm
大きさ平均 12.84m3 +4.29m3

※上記グラフは100のラインを上回れば平均値以上、下回れば平均値以下を表す。グラフの伸びが大きいほど各規格の車両に対して相対的に車体が長い・広い・高い。※普通乗用車(3ナンバー車)の条件は全長4700mm超または全幅1700mm超または全高2000mm超と上限値が曖昧なため、ここでは普通乗用車に属する全ての車種の平均値との比較。※軽自動車・小型乗用車の全高はいずれも2000mm以下。ただし、ここでは各規格に属する車種の全高の平均値との比較。



GLE クーペでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.731m
期待される荷室の幅 1.620m
対角線の長さ 2.371m
期待される荷室の面積 2.804m²

縦方向の長さが1.731m(対角線では2.371m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム


167361 GLE クーペの税金・年間維持費シミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、GLE クーペの新車を2075.8万円(諸費用として270.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税 3000cc以下 13年未満 50000円
自動車重量税
1年分
2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料
(1年換算)
自家用乗用車 8825円
燃料代
年間1万㎞
1万㎞÷9.5㎞/L×195円/L 205260円
オイル交換
5000km毎
1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換
5年5万km毎
1本32000円×4本÷5年 25600円
任意保険料
月額6500円
月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 401200円
名目 区分 金額
車のローン額
1年分
月額345960円×12ヶ月 4151520円
ローン返済中の年間維持費 4552800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61700円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「3000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本32000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。

さて、GLE クーペ【AMG GLE53 4matic+ Coupe C167】の場合、維持費の月額は33500円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。

GLE クーペの維持費は高い?安い?

「GLE クーペの年間維持費は401200円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてGLE クーペの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いハイエース バン274670円-126530円
スープラ343900円-57300円
グランエース352500円-48700円
スカイライン379100円-22100円
GLE クーペの維持費401200円
基準3000ccクラス平均413500円+12300円
アリスト453300円+52100円
スカイライン GT-R480700円+79500円
X5519600円+118400円
高いXM ワゴン623000円+221800円

GLE クーペの年間維持費を、3000ccクラスで最も維持費が安いハイエース バンと比較して126530円高く、最も高いXM ワゴンと比較して221800円安く、3000ccクラスの平均維持費との比較では12300円安くなっています。

最低額のハイエース バンと最高額のXM ワゴンは極端な例としても、3000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、GLE クーペの維持費は ちょっと安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3000ccクラスの車 ランキング

GLE クーペを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟の%年収月給手取り
10%520万円44万円34万円
15%350万円30万円24万円
20%260万円22万円17万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は520万円(総支給額44万円/月、手取り34万円/月)、ここから月額維持費3.4万円を支払うと残りは30.6万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は350万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)、3.4万円を支払うと残りは20.6万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が260万円(総支給額22万円/月、手取り17万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.4万円を引くと残りは13.6万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代21万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり195円を基準として、-50円となる145円から、+50円となる245円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費9.5km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代差額
145円/L 152650円 -52610円
170円/L 178960円 -26300円
185円/L 194750円 -10510円
195円/L 205260円 -
205円/L 215810円 +10550円
220円/L 231600円 +26340円
245円/L 257920円 +52660円

燃費9.5km/Lの167361型 GLE クーペで10000km走行するのに必要な燃料は1052.7L、1リットルあたり195円としたときの燃料代は205260円になります。

参考までに、GLE クーペの燃料タンクは85リットルですので、1052.7Lの給油回数は13回、1回あたりの燃料代は約15790円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては10550円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると26340円、50円も違ってくると52660円にもなります。

これを167361型 GLE クーペの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり195円の場合を401200円としたとき、145円/Lに値下がりすれば348590円(86.9%)に、245円/Lに値上がりすれば453860円(113.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

1年分の自動車税・重量税・自賠責保険料
名目 金額
自動車税 50000円
自動車重量税 1年分 20500円
自賠責保険料 1年分 8825円
合計 79325円

※現在の税制では、自動車税、自動車重量税、自賠責保険料は走行距離に関係なく税額・保険料は一律。走行距離税が新設された場合は大幅に変わる可能性あり。


維持費名目 3000km 5000km 7000km
燃料代 61580円 102630円 143680円
オイル交換 6500円 6500円 9100円
タイヤ交換 17070円 17070円 17070円
任意保険料 62400円 66360円 70200円
税金 自賠責 一律 79325円
合計 226900円 271900円 319400円
1万km差額 -174300円 -129300円 -81800円

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで50000km程度持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて174300円安い226900円に、5000km走行では129300円安い271900円に、7000km走行では81800円安い319400円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は15000kmは1.1倍、20000kmは1.2倍としたのがこちらです。

維持費名目 10000km 15000km 20000km
燃料代 205260円 307890円 410520円
オイル交換 13000円 19500円 26000円
タイヤ交換 25600円 30720円 40960円
任意保険料 78000円 85800円 93600円
税金 自賠責 一律 79325円
合計 401200円 523300円 650500円
1万km差額 - +122100円 +249300円

走行距離と維持費の変化

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(6.5km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(10.0km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(11.4km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(9.5km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代205260円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

走行例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 9000km 1384.6L 270000円
郊外 500km 50.0L 9750円
高速道路 500km 43.9L 8560円
平均燃費 6.8km/L 1478.5L 288310円
WLTC 総合燃費との差額 +83050円

走行例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 5000km 769.2L 149990円
郊外 5000km 500.0L 97500円
高速道路 0km 0L 0円
平均燃費 7.9km/L 1269.2L 247490円
WLTC 総合燃費との差額 +42230円

走行例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤(33%)、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤(34%)、高速利用もバッチリ!(33%)という感じでシミュレーションしてみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 3330km 512.3L 99900円
郊外 3340km 334.0L 65130円
高速道路 3330km 292.1L 56960円
平均燃費 8.8km/L 1138.4L 221990円
WLTC 総合燃費との差額 +16730円

走行例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、隣町の市街地へ買い出しに行くため500km走行、パトロールがてらにいつもの田んぼ道を9000km走行、一念発起して都会の空気を吸いに高速道路を500km走行したとする場合を見てみます。

モード 走行距離 必要燃料量 燃料代
市街地 500km 76.9L 15000円
郊外 9000km 900.0L 175500円
高速道路 500km 43.9L 8560円
平均燃費 9.8km/L 1020.8L 199060円
WLTC 総合燃費との差額 -6200円


走行距離は同じ1万kmであっても、走行する環境によって燃料代はずいぶん大きく変わります。信号待ちや渋滞のSTOP&GOで燃費が悪くなりがちな走行例1と、渋滞知らずで燃費にも車にも優しい走行例4では燃料の消費量が457.7リットルの差、金額にして89250円の差が生じます。

参考:燃費が3%向上すると…?

モード 各モード燃費 +3%燃費 燃費差
総合燃費 9.5km/L 9.8km/L +0.3km/L
市街地 6.5km/L 6.7km/L +0.2km/L
郊外 10.0km/L 10.3km/L +0.3km/L
高速道路 11.4km/L 11.7km/L +0.3km/L

WLTCモード燃費が良い車ランキング [全車種・総合]

市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

各モード燃費の航続距離
モード 燃費 航続距離 1km費用
総合 9.5km/L 808km - 20.53円/km
市街地 6.5km/L 553km -255km 30.0円/km
郊外 10.0km/L 850km +43km 19.5円/km
高速 11.4km/L 969km +162km 17.1円/km

※1km費用は燃料価格195円/Lを各モード燃費で割ったもの。1km走行するために必要な燃料代。

燃料タンクの容量を85Lとしたとき、市街地モード燃費6.5km/Lでの航続距離は553km(-255km)、郊外モード燃費10.0km/Lでの航続距離は850km(+43km)、高速道路モード燃費11.4km/Lでの航続距離は969km(+162km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

GLE クーペの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 9.5km/L
燃料タンク容量 85L
航続距離(カタログ燃費) 807.5km
航続距離(80%燃費) 646.0km
満タンプライス 16575円
1km走行コスト 20.53円/km
1万円でどこまで行ける? 487.2km
東京から807.5kmの範囲

WLTCモード燃費が9.5km/L、燃料タンク容量85リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は807.5kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.6km/L)とすると航続距離は731.0km、80%(7.6km/L)だと646.0km、70%(6.6km/L)では561.0kmになります。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から85リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり195円では16575円、上で計算した航続距離を踏まえると807.5km(80%燃費時646.0km)を走行するのに16575円かかる計算です。

燃費を9.5km/Lとしたときの1km走行コストは20.53円、10万km走行したときの燃料代は205.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら20.5万円/年、7年10万kmなら29.3万円/年、5年10万kmなら41.1万円/年、3年10万kmなら68.4万円/年となります。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば487.2km(往復なら片道243.6km)、カタログ値の80%なら389.7km(片道194.9km)離れたところまで行くことができます。

167361 GLE クーペのエンジン諸元とカタログデータ

M256型エンジン簡易性能曲線図
エンジン諸元
原動機型式 M256
気筒配列 直列6気筒+モーター
排気量2996cc
圧縮比 -
吸気方式 ターボ
最高出力 435PS[320kW]/5800-6100rpm
最大トルク 57.1kgm[560Nm]/2200-5000rpm
パワーバンド 2200-6100rpm, 帯域63.9%
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費9.5km/L(22.3mpg)
100km燃費10.5L/100km
最高出力・最大トルク 各回転数での出力
2200rpm 175PS/57.1kgm
5000rpm399PS/57.1kgm
5800rpm435PS/53.7kgm
6100rpm 435PS/51.1kgm
モーター諸元
電動機型式EM0024
出力15kW/1300-2500rpm
トルク200Nm/0-550rpm
M256型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

まずおさらいとして、搭載しているM256型2996cc、直列6気筒+モーターのターボエンジンは5800-6100回転時に最高出力435馬力を、2200-5000回転時に最大トルク57.1kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なります。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2200rpmから最高出力が発生する6100rpmまで」の3900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は63.9%となります。※簡易エンジン性能曲線図オレンジ色の帯域。

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.471kg/PS(2380kg/435PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.471kg/PS
車体+1人5.598kg/PS
車体+5人6.103kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.609kg/PS
車体+70kg5.632kg/PS
車体+80kg5.655kg/PS
車体+90kg5.678kg/PS
車体+100kg5.701kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.598kg/PS(2435kg/435PS)となり、数値としては0.127kg、比率にすると2.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.103kg/PS(2655kg/435PS)となり、数値としては0.632kg、比率にすると11.6%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

167361 GLE クーペのライバル候補車たち

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.598kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

愛すべきライバル車種
Page Link車名 PWR+55kg

-
GLE クーペ
5.598kg/PS
435PS・3.0L-TB
車体のみPWR 5.471
2435kg
+2.3%

車種詳細
レヴォーグ
5.383kg/PS
300PS・2.0L-TB
車体のみPWR 5.200
1615kg
+3.5%

車種詳細
RX-8
5.460kg/PS
250PS・1.4L-NA
車体のみPWR 5.240
1365kg
+4.2%

車種詳細
レガシィ ツーリングワゴン
5.517kg/PS
300PS・2.0L-TB
車体のみPWR 5.333
1655kg
+3.4%

車種詳細
インテグラ タイプR
5.659kg/PS
220PS・2.0L-NA
車体のみPWR 5.409
1245kg
+4.6%

車種詳細
マツダスピード アクセラ
5.473kg/PS
264PS・2.3L-TB
車体のみPWR 5.265
1445kg
+4.0%


5.374kg/PSから5.822kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スバルの5人乗りワゴン・VMG型 レヴォーグ、マツダの4人乗りクーペ・SE3P型 RX-8、スバルの5人乗りワゴン・BRG型 レガシィ ツーリングワゴン、ホンダの4人乗りクーペ・DC5型 インテグラ タイプR、マツダの5人乗りハッチバック・BK3P型 マツダスピード アクセラという顔ぶれが並びました。

最高出力が高いからといって、車両重量が重ければパワーウェイトレシオの数値は似たようなものになったりします。「空車状態のPWRの違いが、戦力の決定的差ではないということを…教えてやる!」といったところでしょうか。

こうなると、思いもよらぬ車種の登場に「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごも生じることもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

167361型 GLE クーペ [AMG GLE53 4matic+ Coupe C167]のライバル車種|5.598kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は182.8PS/tとなっています。


GLE クーペがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ホーネット|249cc
5.575kg/PS
223kg/40.0PS/2.40kgm
[車体のみPWR:4.200]
2023/09

-
GLE クーペ|2996cc
5.598kg/PS
2435kg/435PS/57.1kgm
[車体のみPWR:5.471]

車種詳細
バンディット250|248cc
5.600kg/PS
224kg/40.0PS/2.50kgm
[車体のみPWR:4.225]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではGLE クーペとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MC31 ホーネットと競争してみる

まずGLE クーペより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのホーネットが挙げられます。PWRの5.575kg/PSは車両重量168kgにライダーの体重55kgを加えた223kgを、最高出力40.0PSで割ったものです。

GJ77A バンディット250と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのバンディット250が挙げられます。PWRの5.600kg/PSは車両重量169kg+55kgの224kgを、最高出力40.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.729
平均ピストンスピード 18.77m/s
トルクウェイトレシオ 41.68kg/kgm
1馬力あたりのお値段 41494円
排気量1Lあたり馬力 145.19PS/L
排気量1Lあたりトルク 19.06kgm/L
1気筒あたりの馬力 72.5PS
1気筒あたりのトルク 9.5kgm
パワーバンド比率 63.9%
燃費×馬力 4132.5pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは41.68kg/kgm(2380kg/57.1kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が18050000円、最高出力が435馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は41494円、逆に1万円あたりでは0.24馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は316112円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は145.19PS/L、トルクは19.06kgm/L、1気筒あたりの馬力は72.5馬力、トルクは9.5kgmとなり、このエンジンが435馬力を6100回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.77m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.3mmであるM256型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6500回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.729になります。全ての車種の平均値である1.773を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.5km/L、最高出力が435PSであるこの車の獲得ポイントは4132.5ptになります。
戯れに車両重量2380kgを100kg単位にした23.8で割ってみたところ、その数値は173.63ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


純正装着タイヤの325/35R22と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 325/35R22 | 直径 786mm

-20mm
幅305mm
-10mm
幅315mm
変更なし
幅325mm
+10mm
幅335mm
+20mm
幅345mm
30 305/30R22
37.8km/h
径 742mm
差 -44mm
315/30R22
38.1km/h
径 748mm
差 -38mm
325/30R22
38.4km/h
径 754mm
差 -32mm
335/30R22
38.7km/h
径 760mm
差 -26mm
345/30R22
39.0km/h
径 766mm
差 -20mm
35 305/35R22
39.3km/h
径 773mm
差 -13mm
315/35R22
39.7km/h
径 780mm
差 -6mm
325/35R22
40.0km/h
786mm
0mm
335/35R22
40.4km/h
径 794mm
差 +8mm
345/35R22
40.8km/h
径 801mm
差 +15mm
40 305/40R22
40.9km/h
径 803mm
差 +17mm
315/40R22
41.3km/h
径 811mm
差 +25mm
325/40R22
41.7km/h
径 819mm
差 +33mm
335/40R22
42.1km/h
径 827mm
差 +41mm
345/40R22
42.5km/h
径 835mm
差 +49mm
45 305/45R22
42.4km/h
径 834mm
差 +48mm
315/45R22
42.9km/h
径 843mm
差 +57mm
325/45R22
43.4km/h
径 852mm
差 +66mm
335/45R22
43.8km/h
径 861mm
差 +75mm
345/45R22
44.3km/h
径 870mm
差 +84mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、305/35R22 、315/30R22、315/35R22 、325/30R22 、335/30R22 、345/30R22あたりのタイヤがおすすめです。

325/35R22のタイヤ幅を305mmから355mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを22インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが325/35R22のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】325/35R22のタイヤ銘柄と通販価格

167361型 GLE クーペ 3.0Lターボ 4WD/9ATの通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を比較してみます。

運動性能部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
PWR9.79㎏/PS5.47㎏/PS61.7ptB
最高回転数5880rpm5800rpm49.0ptC
1速ギヤ
加速性能
1.58㎏/㎏m-40.0ptD
1速ギヤ
最高速
51.1㎞/h-45.3ptD
1リットル
換算馬力
103.37PS/L145.19PS/L65.1ptA
1リットル
換算トルク
15.99㎏m/L19.06㎏m/L59.5ptB
WB/TR比1.7731.72954.5ptB
ワイド&
ロー指数
0.8940.84953.2ptC
前面の面積2.631m23.464m226.7ptF
最低地上高154.5mm185mm37.7ptE
スポーツ性能部門の得点467.1pt
総合評価D

※PWR(パワーウェイトレシオ)・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比(旋回性能重視)・ワイド&ロー指数(見た目のかっこよさ)・前面の面積(≒前方投影面積・空気抵抗)・最低地上高については数値が小さいほど高得点。最高回転数・1速ギヤ最高速・1リットル換算馬力・1リットル換算トルクについては数値が大きいほど高得点。

ユーティリティ部門 10項目
評価項目全車種平均数値得点評価
年間維持費340674円401200円44.7ptD
WLTC燃費16.2km/L9.5km/L36.2ptE
100km/h
回転数
2489rpm-43.4ptD
航続距離644.1km807.5km59.4ptB
車の大きさ11.468m317.131m327.6ptF
車内の広さ3431.7L-46.6ptC
乗車定員4.8人5人51.7ptC
1人あたり
車内広さ
691.9L-44.2ptD
車内床面積2.793m2-46.0ptC
最小回転
半径
5.18m5.7m39.4ptD
ユーティリティ部門の得点439.2pt
総合評価E

※WLTC燃費・航続距離(燃費×燃料タンク容量)・室内の広さ(室内長×室内幅×室内高)・乗車定員・1人あたりの車内の広さは数値が大きいほど高得点、新車価格・年間維持費・100km/h回転数・車の大きさ(全長×全幅×全高)・最小回転半径は数値が小さいほど高得点。

結果発表!
部門 全10707車種中 RANK
運動性能 467.1pt 8193位 D
運動性能部門 ランキング
ユーティリティ 439.2pt 9857位 E
ユーティリティ部門 ランキング
総合得点 906.3pt 9792位 E
総合得点ランキング

スポーツ性能部門は467.1点で全10707車種中の8193位、ユーティリティ部門は439.2点で9857位、総合得点は906.3点で9792位となりました。各部門、獲得点数が多い車種から順番に並べたランキングを用意してありますのでご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した167361型 GLE クーペ(4WD/9AT) の各種スペックを、5人乗SUV3000ccという属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを比較してみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


人気があるSUVの車種比較


H57A パジェロ ジュニア 1997 vs H56A パジェロ ミニ 1997 性能比較
初代 パジェロ ジュニア ZR-I(1997年式 H57A・4WD/5MT・1.1L・80PS/10.0kgm・4人乗り)と、初代 パジェロ ミニ Duke-V(1997年式 H56A・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.9kgm・4人乗り)を比較。

MR31S ハスラー 2013 vs JB64W ジムニー 2022 性能比較
初代 ハスラー G(2013年式 MR31S・4WD/5MT・0.66L・52PS/6.4kgm・4人乗り)と、4代目 ジムニー XL(2022年式 JB64W・4WD/5MT・0.66L+ターボ・64PS/9.8kgm・4人乗り)を比較。

WDB3S フロンクス 2024 vs DG5 WR-V 2024 性能比較
初代 フロンクス(2024年式 WDB3S・FF/6AT・1.5L・101PS/13.8kgm・5人乗り)と、初代 WR-V X(2024年式 DG5・FF/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)を比較。

V55W パジェロ Evolution 1997 vs V25W パジェロ 1996 性能比較
2代目 パジェロ Evolution(1997年式 V55W・4WD/5MT・3.5L・280PS/35.5kgm・5人乗り)と、2代目 パジェロ Metal-Top Wide ZR-I(1996年式 V25W・4WD/5MT・3.5L・230PS/33.0kgm・5人乗り)を比較。

A210A ライズ 2021 vs NGX50 C-HR GRスポーツ 2020 性能比較
初代 ライズ Z(2021年式 A210A・4WD/CVT・1.0L+ターボ・98PS/14.3kgm・5人乗り)と、初代 C-HR GRスポーツ S-T GR-Sport(2020年式 NGX50・4WD/CVT・1.2L+ターボ・116PS/18.9kgm・5人乗り)を比較。

RV4 ヴェゼル 2021 vs NGX50 C-HR GRスポーツ 2020 性能比較
2代目 ヴェゼル G(2021年式 RV4・4WD/CVT・1.5L・118PS/14.5kgm・5人乗り)と、初代 C-HR GRスポーツ S-T GR-Sport(2020年式 NGX50・4WD/CVT・1.2L+ターボ・116PS/18.9kgm・5人乗り)を比較。

AXUH85 ハリアー ハイブリッド 2020 vs RV6 ヴェゼル e:HEV 2021 性能比較
4代目 ハリアー ハイブリッド S-Hybrid(2020年式 AXUH85・4WD/CVT・2.5L・178PS/22.5kgm・5人乗り)と、2代目 ヴェゼル e:HEV Z(2021年式 RV6・4WD/CVT・1.5L・106PS/13.0kgm・5人乗り)を比較。

LA910S タフト 2023 vs MR52S ハスラー 2020 性能比較
初代 タフト X-Turbo eco-IDLE非装着車(2023年式 LA910S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.2kgm・4人乗り)と、2代目 ハスラー Hybrid-G Turbo(2020年式 MR52S・4WD/CVT・0.66L+ターボ・64PS/10.0kgm・4人乗り)を比較。