247754M:GLAクラス AMGの性能と維持費 4WD/8AT 900万円

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りSUV、2代目の4BA-247754M型GLAクラス AMG GLA45-S 4matic+ H247【2020/10モデル・421PS/51.0kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

247754M GLAクラス AMG
販売期間:2020/06 - 現行車

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2021/06/02|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4440mm×全幅1850mm×全高1585mm、排気量は1991ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。
参考:400PS~450PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4440mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下・Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


247754M型 GLAクラス AMG [1991cc/421PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目GLAクラス AMGの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/04
247784M型
[GLA180 H247]
1.3L-TB・FF/7AT・495.0万円
136PS・20.4kgm・14.1km/L
136PS
20.4kgm
14.1km/L
2020/10
247751M型
[GLA35 4matic H247]
2.0L-TB・4WD/8AT・707.0万円
306PS・40.8kgm・11.6km/L
306PS
40.8kgm
11.6km/L
2020/06
247713M型
[GLA200d 4matic H247]
1.9L-TB・4WD/8AT・502.0万円
150PS・32.6kgm・16.5km/L
150PS
32.6kgm
16.5km/L
2代目GLAクラス AMGの車両型式・グレード一覧【全4車種】
GLAクラス AMGの旧型モデル
初代 156952型GLAクラス AMG
156952型GLAクラス AMGは2014/05に登場した初代モデル。参考車両の「GLA45 4matic X156」は全長4455mm、全幅1805mm、全高1495mmの車体に、381PS/48.4kgmを発生するM133型1991ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
GLAクラス AMG
GLA45-S 4matic+ H247
その他 -
お値段 9000000円
車両型式 4BA-247754M
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4440×幅1850×高1585mm
軸距&
輪距
2730mm
前1615mm/後1590mm
最小半径 5.7m
最低高 160mm
タイヤ 前輪:255/40R20
後輪:255/40R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1770kg
エンジン諸元
原動機型式 M139
気筒配列 直列4気筒
排気量1991cc
圧縮比9.1
吸気方式 ターボ
最高出力 421PS[309kW]/6750rpm
最大トルク 51.0kgm[500Nm]/5000-5250rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 10.4km/L(24.5mpg)
100km燃費 9.6L/100km
M139型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、GLAクラス AMGの新車を1035.0万円(諸費用として135.0万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷10.4km/L×190円/L 182690円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 340200円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額172500円×12ヶ月 2070000円
ローン返済中の年間維持費 2410200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
182690円
(127880円)
(91350円)
(54810円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 19200円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 340200円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2070000円
ローン返済中の年間維持費 2410200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から4年経過車の場合、「2000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算28400円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

GLAクラス AMGの維持費は高い?安い?

「GLAクラス AMGの年間維持費は340200円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてGLAクラス AMGの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス189800円-150400円
ヴォクシー ハイブリッド227000円-113200円
スイフト スポーツ275300円-64900円
シビック タイプR312300円-27900円
基準2000ccクラス平均316600円-23600円
GLAクラス AMGの維持費340200円
アコード345200円+5000円
WRX STI364700円+24500円
エクスプローラー413900円+73700円
高いBX484900円+144700円

GLAクラス AMGの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して150400円高く、最も高いBXと比較して144700円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では23600円高くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、GLAクラス AMGの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

GLAクラス AMGを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%440万円37万円29万円
15%290万円25万円20万円
20%220万円19万円15万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は440万円(総支給額37万円/月、手取り29万円/月)、ここから月額維持費2.8万円を支払うと残りは26.2万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は290万円(総支給額25万円/月、手取り20万円/月)、2.8万円を支払うと残りは17.2万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が220万円(総支給額19万円/月、手取り15万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.8万円を引くと残りは12.2万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代19万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり190円を基準として、-50円となる140円から、+50円となる240円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費10.4km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
140円/L
134630円
[-48060円]
-25円
165円/L
158670円
[-24020円]
-10円
180円/L
173090円
[-9600円]
190円/L182690円
[0円]
+10円
200円/L
192320円
[+9630円]
+25円
215円/L
206750円
[+24060円]
+50円
240円/L
230790円
[+48100円]

燃費10.4km/Lの247754M型 GLAクラス AMGで10000km走行するのに必要な燃料は961.6L、1リットルあたり190円としたときの燃料代は182690円になります。

参考までに、GLAクラス AMGの燃料タンクは51リットルですので、961.6Lの給油回数は19回、1回あたりの燃料代は約9620円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては9630円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると24060円、50円も違ってくると48100円にもなります。

これを247754M型 GLAクラス AMGの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり190円の場合を340200円としたとき、140円/Lに値下がりすれば292140円(85.9%)に、240円/Lに値上がりすれば388300円(114.1%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 3000km分 54810円 29%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 7%
任意保険料 80% 52800円 28%
合計
[1万kmとの差額]
187200円
-153000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 16%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 91350円 40%
オイル交換 年1回 5500円 2%
タイヤ交換 6年毎 12800円 6%
任意保険料 85% 56160円 25%
合計
[1万kmとの差額]
227100円
-113100円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 13%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 127880円 48%
オイル交換 年1回 7700円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 5%
任意保険料 90% 59400円 22%
合計
[1万kmとの差額]
269100円
-71100円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて153000円安い187200円に、5000km走行では113100円安い227100円に、7000km走行では71100円安い269100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 8%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 274040円 59%
オイル交換 年3回 33000円 7%
タイヤ交換 2.7年毎 28800円 6%
任意保険料 100% 66000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
463100円
+122900円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 6%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 365380円 64%
オイル交換 年4回 44000円 8%
タイヤ交換 2年毎 38400円 7%
任意保険料 100% 66000円 10%
合計
[1万kmとの差額]
575100円
+234900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
5人乗りSUV・RV編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.3km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(10.4km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(12.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(10.4km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代182690円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル190円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.3km/L → 7.5km/L
郊外10.4km/L → 10.7km/L
高速道路12.5km/L → 12.9km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km234250円
[228000円]
郊外500km9140円
[8870円]
高速道路500km7600円
[7370円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
250990円
+68300円
7.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
244240円
-6750円
7.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lではガソリン1232.9Lを消費して、ガソリン代は234250円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が10.4km/Lではガソリン48.1Lを消費して、ガソリン代は9140円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が12.5km/Lではガソリン40.0Lを消費して、ガソリン代は7600円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1321.0L、かかったガソリン代が250990円となり、平均燃費は7.6km/L(-2.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+68300円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は244240円となり、6750円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で33750円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km130130円
[126670円]
郊外5000km91350円
[88790円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
221480円
+38790円
8.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
215460円
-6020円
8.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは684.9Lを消費して、ガソリン代は130130円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が10.4km/Lでは480.8Lを消費して、ガソリン代は91350円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1165.7L、かかったガソリン代が221480円となり、平均燃費は8.6km/L(-1.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+38790円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が215460円となり、1年間で6020円、5年間で30100円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km86680円
[84360円]
郊外3340km61030円
[59300円]
高速道路3330km50620円
[49040円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
198330円
+15640円
9.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
192700円
-5630円
9.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは456.2Lを消費して、ガソリン代は86680円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が10.4km/Lでは321.2Lを消費して、ガソリン代は61030円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が12.5km/Lでは266.4Lを消費して、ガソリン代は50620円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1043.8L、かかったガソリン代が198330円となり、平均燃費は9.6km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+15640円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が192700円となり、1年間で5630円、5年間で28150円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km13020円
[12670円]
郊外9000km164430円
[159810円]
高速道路500km7600円
[7370円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
185050円
+2360円
10.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
179850円
-5200円
10.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは68.5Lを消費して、ガソリン代は13020円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が10.4km/Lでは865.4Lを消費して、ガソリン代は164430円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が12.5km/Lでは40.0Lを消費して、ガソリン代は7600円になります。

このパターンでは使用した燃料量が973.9L、かかったガソリン代が185050円となり、平均燃費は10.3km/L(-0.1km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+2360円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が179850円となり、1年間で5200円、5年間で26000円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.6km/L・8.6km/L・9.6km/L・10.3km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(250990円・221480円・198330円・185050円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 51リットル
WLTCモード燃費
10.4km/L
530.4km
市街地燃費
7.3km/L
372.3km
[-158.1km]
郊外燃費
10.4km/L
530.4km
[0.0km]
高速道路燃費
12.5km/L
637.5km
[+107.1km]
満タン給油価格 9690円
1km走行コスト 18.27円
1万円走行距離 547.4km

WLTCモード燃費が10.4km/L、燃料タンク容量51リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は530.4kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.4km/L)とすると航続距離は479.4km、80%(8.3km/L)だと423.3km、70%(7.3km/L)では372.3kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を51Lとしたとき、市街地モード燃費7.3km/Lでの航続距離は372.3km(-158.1km)、郊外モード燃費10.4km/Lでの航続距離は530.4km(0.0km)、高速道路モード燃費12.5km/Lでの航続距離は637.5km(+107.1km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から51リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり190円では9690円、上で計算した航続距離を踏まえると530.4km(80%燃費時423.3km)を走行するのに9690円かかる計算です。

燃費を10.4km/Lとしたときの1km走行コストは18.27円、10万km走行したときの燃料代は182.7万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら18.3万円/年、7年10万kmなら26.1万円/年、5年10万kmなら36.5万円/年、3年10万kmなら60.9万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば547.4km(往復なら片道273.7km)、カタログ値の80%なら437.9km(片道218.9km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

M139型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
5000回転時の馬力 356PS
5250回転時の馬力 374PS
6750回転時の馬力 421PS
各回転域でのトルク
5000回転時のトルク 51.0kgm
5250回転時のトルク 51.0kgm
6750回転時のトルク 44.7kgm
M139型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM139型1991cc、直列4気筒のターボエンジンは6750回転時に最高出力421馬力を、5000-5250回転時に最大トルク51.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する5000rpmから最高出力が発生する6750rpmまで」の1750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は25.9%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.204kg/PS(1770kg/421PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.204kg/PS
車体+1人4.335kg/PS
車体+5人4.857kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.347kg/PS
車体+70kg4.371kg/PS
車体+80kg4.394kg/PS
車体+90kg4.418kg/PS
車体+100kg4.442kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.335kg/PS(1825kg/421PS)となり、数値としては0.131kg、比率にすると3.1%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは4.857kg/PS(2045kg/421PS)となり、数値としては0.653kg、比率にすると15.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

247754M GLAクラス AMGのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2020/10

-
GLAクラス AMG
4.335kg/PS
1825kg/421PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:4.204]
2017/09

車種詳細
シビック タイプR
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2019/09

車種詳細
スカイライン
4.481kg/PS
1815kg/405PS|3.0L-TT
車体のみPWR:4.346
2015/12

車種詳細
Aクラス
4.239kg/PS
1615kg/381PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.094
2006/11

車種詳細
インプレッサ WRX
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2002/06

車種詳細
インプレッサ WRX
4.328kg/PS
1385kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.156

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.335kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.118kg/PSから4.552kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「FK8型 シビック タイプR」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、メルセデスベンツの5人乗りハッチバック「176052型 Aクラス」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」、スバルの5人乗りセダン「GDB型 インプレッサ WRX」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

247754M型 GLAクラス AMG [GLA45-S 4matic+ H247]のライバル車種|4.335kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は237.9PS/tとなっています。


GLAクラス AMGがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ゴールドウイング|1832cc
4.330kg/PS
472kg/109.0PS/16.40kgm
[車体のみPWR:3.826]
2020/10

-
GLAクラス AMG|1991cc
4.335kg/PS
1825kg/421PS/51.0kgm
[車体のみPWR:4.204]

車種詳細
CBX550F インテグラ|572cc
4.350kg/PS
261kg/60.0PS/4.70kgm
[車体のみPWR:3.433]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではGLAクラス AMGとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

SC68 ゴールドウイングと競争してみる

まずGLAクラス AMGより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのゴールドウイングが挙げられます。PWRの4.330kg/PSは車両重量417kgにライダーの体重55kgを加えた472kgを、最高出力109.0PSで割ったものです。

PC04 CBX550F インテグラと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ホンダのCBX550F インテグラが挙げられます。PWRの4.350kg/PSは車両重量206kg+55kgの261kgを、最高出力60.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.703
平均ピストンスピード 20.70m/s
トルクウェイトレシオ 34.71kg/kgm
1馬力あたりのお値段 21378円
排気量1Lあたり馬力 211.45PS/L
排気量1Lあたりトルク 25.62kgm/L
1気筒あたりの馬力 105.2PS
1気筒あたりのトルク 12.8kgm
パワーバンド比率 25.9%
燃費×馬力 4378.4pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは34.71kg/kgm(1770kg/51.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9000000円、最高出力が421馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は21378円、逆に1万円あたりでは0.47馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は176471円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は211.45PS/L、トルクは25.62kgm/L、1気筒あたりの馬力は105.2馬力、トルクは12.8kgmとなり、このエンジンが421馬力を6750回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.70m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmであるM139型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。●最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.703になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が10.4km/L、最高出力が421PSであるこの車の獲得ポイントは4378.4ptになります。
戯れに車両重量1770kgを100kg単位にした17.7で割ってみたところ、その数値は247.37ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



GLAクラス AMGでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.554m
期待される荷室の幅 1.450m
対角線の長さ 2.125m
期待される荷室の面積 2.253m²

縦方向の長さが1.554m(対角線では2.125m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。

車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの255/40R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/40R20 | 直径 712mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
35
扁平
235/35R20
37.8km/h
直径673mm
径差-39mm
245/35R20
38.2km/h
直径680mm
径差-32mm
255/35R20
38.6km/h
直径687mm
径差-25mm
265/35R20
39.0km/h
直径694mm
径差-18mm
275/35R20
39.4km/h
直径701mm
径差-11mm
0%
40
扁平
235/40R20
39.1km/h
直径696mm
径差-16mm
245/40R20
39.6km/h
直径704mm
径差-8mm
255/40R20
40.0km/h
712mm
0mm
265/40R20
40.4km/h
直径720mm
径差+8mm
275/40R20
40.9km/h
直径728mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
235/45R20
40.4km/h
直径720mm
径差+8mm
245/45R20
41.0km/h
直径729mm
径差+17mm
255/45R20
41.5km/h
直径738mm
径差+26mm
265/45R20
42.0km/h
直径747mm
径差+35mm
275/45R20
42.5km/h
直径756mm
径差+44mm
+10%
50
扁平
235/50R20
41.7km/h
直径743mm
径差+31mm
245/50R20
42.3km/h
直径753mm
径差+41mm
255/50R20
42.9km/h
直径763mm
径差+51mm
265/50R20
43.4km/h
直径773mm
径差+61mm
275/50R20
44.0km/h
直径783mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/40R20 、245/35R20、245/40R20 、255/35R20 、265/35R20 、275/35R20あたりのタイヤがおすすめです。

255/40R20のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを20インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが255/40R20のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】255/40R20のタイヤ銘柄と通販価格

247754M型GLAクラス AMG[2.0Lターボ 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.204kg/ps65.23
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力211.45ps/L89.30
1L換算トルク25.62kgm/L80.06
WB/TR比1.70357.22
ワイド&ロー指数0.85752.59
前面の面積2.932m²41.46
最低地上高160mm47.76
スポーツ性能部門の得点473.52

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費10.4km/L38.25
年間維持費340200円48.76
100kmh回転数-43.42
航続距離530.4km39.39
車の大きさ13.019m³56.20
室内の広さ(仮) 2.361m³39.94
最小回転半径5.7m39.18
馬力単価21378円50.24
ユーティリティ部門の得点355.38

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 247754M型GLAクラス AMG[2.0Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 828.90 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した247754M型GLAクラス AMG(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

GLAクラス AMGの歴代モデル

2代目 247713M型 GLAクラス
247713M GLAクラスは2020/06に登場した2代目モデル。参考車両の「GLA200d 4matic H247」は全長4415mm、全幅1835mm、全高1620mmの車体に、150PS/32.6kgmを発生するOM654型1949ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 156952型 GLAクラス AMG
156952 GLAクラス AMGは2014/05に登場した初代モデル。参考車両の「GLA45 4matic X156」は全長4455mm、全幅1805mm、全高1495mmの車体に、360PS/45.9kgmを発生するM133型1991ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。