463349:Gクラスの性能と維持費 4WD/9AT 1251万円 2021年式

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りSUV、2代目の3DA-463349型Gクラス G350d W463【2021/01モデル・286PS/61.2kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

463349 Gクラス
販売期間:1994/02 -

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2023/07/23|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4660mm×全幅1930mm×全高1975mm、排気量は2924ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4660mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


463349型 Gクラス [2924cc/286PS 4WD/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

2代目Gクラスの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/01
463276型
[G63 AMG W463]
4.0L-TB | 4WD/9AT
| 2218.0万円
585PS
86.7kgm
6.6km/L
2021/01
463260型
[G550 W463]
4.0L-TB | 4WD/9AT
| 1705.0万円
421PS
62.2kgm
7.4km/L
2015/12
463234型
[G550 W463]
4.0L-TB | 4WD/7AT
| 1470.0万円
421PS
62.2kgm
-
2代目Gクラスの車両型式・グレード一覧【全15車種】
Gクラスの旧型モデル
初代 460239型ゲレンデヴァーゲン
460239型ゲレンデヴァーゲンは1979に登場した初代モデル。参考車両の「230GE-Long W460」は全長4560mm、全幅1775mm、全高1970mmの車体に、120PS/19.6kgmを発生するM102型2297ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MERCEDES_BENZ
車名&
グレード
Gクラス
G350d W463
その他 -
お値段 12510000円
車両型式 3DA-463349
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4660×幅1930×高1975mm
軸距&
輪距
2890mm
前1640mm/後1640mm
最小半径 6.3m
最低高 240mm
タイヤ 前輪:265/60R18
後輪:265/60R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2460kg
エンジン諸元
原動機型式 M656
気筒配列 直列6気筒
排気量2924cc
圧縮比15.5
吸気方式 ターボ
最高出力 286PS[210kW]/3400-4600rpm
最大トルク 61.2kgm[600Nm]/1200-3200rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 9.9km/L(23.3mpg)
100km燃費 10.1L/100km
M656型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税20500円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Gクラスの新車を1438.7万円(諸費用として187.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 11年未満 50000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
10000km÷9.9km/L×150円/L
7000km÷9.9km/L×150円/L
5000km÷9.9km/L×150円/L
3000km÷9.9km/L×150円/L
151520円
(106060円)
(75760円)
(45460円)
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本18000円×4本÷5年 14400円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 336300円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額239780円×12ヶ月 2877360円
ローン返済中の年間維持費 3213700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61700円
名目 金額
自動車税(1年分) 50000円
自動車重量税(1年分) 20500円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
151520円
(106060円)
(75760円)
(45460円)
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 14400円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 336300円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2877360円
ローン返済中の年間維持費 3213700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61700円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「3000cc以下で11年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.5トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした61700円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して、自身の車にステータス性を欲すると月換算で2万円~3万円の間、年間にすると24万円~36万円のクラスです。Gクラス【G350d W463】の場合、維持費の月額は28100円(ローン完済前は267900円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円を基準として、-50円となる100円から、+50円となる200円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費9.9km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
100円/L
101020円
[-50500円]
-25円
125円/L
126280円
[-25240円]
-10円
140円/L
141430円
[-10090円]
150円/L151520円
[0円]
+10円
160円/L
161640円
[+10120円]
+25円
175円/L
176790円
[+25270円]
+50円
200円/L
202040円
[+50520円]

燃費9.9km/Lの463349型 Gクラスで10000km走行するのに必要な燃料は1010.2L、1リットルあたり150円としたときの燃料代は151520円になります。

参考までに、Gクラスの燃料タンクは100リットルですので、1010.2Lの給油回数は11回、1回あたりの燃料代は約13780円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては10120円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると25270円、50円も違ってくると50520円にもなります。

これを463349型 Gクラスの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり150円の場合を336300円としたとき、100円/Lに値下がりすれば285800円(85.0%)に、200円/Lに値上がりすれば386820円(115.0%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(20500円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 25%
自動車重量税 1年分 20500円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 45460円 22%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 5%
任意保険料 80% 62400円 31%
合計
[1万kmとの差額]
203300円
-133000円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 21%
自動車重量税 1年分 20500円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 75760円 32%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 4%
任意保険料 85% 66360円 27%
合計
[1万kmとの差額]
237600円
-98700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 18%
自動車重量税 1年分 20500円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 106060円 39%
オイル交換 年1回 9100円 3%
タイヤ交換 6年毎 9600円 3%
任意保険料 90% 70200円 27%
合計
[1万kmとの差額]
274300円
-62000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて133000円安い203300円に、5000km走行では98700円安い237600円に、7000km走行では62000円安い274300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 11%
自動車重量税 1年分 20500円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 227280円 51%
オイル交換 年3回 39000円 9%
タイヤ交換 2.7年毎 21600円 5%
任意保険料 100% 78000円 17%
合計
[1万kmとの差額]
445300円
+109000円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 9%
自動車重量税 1年分 20500円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 303040円 56%
オイル交換 年4回 52000円 10%
タイヤ交換 2年毎 28800円 5%
任意保険料 100% 78000円 14%
合計
[1万kmとの差額]
541200円
+204900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.9km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(9.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(11.2km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(9.9km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代151520円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル150円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合の軽油代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.9km/L → 8.1km/L
郊外9.8km/L → 10.1km/L
高速道路11.2km/L → 11.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km170880円
[166670円]
郊外500km7650円
[7430円]
高速道路500km6690円
[6530円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
185220円
+33700円
8.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
180630円
-4590円
8.3km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.9km/Lでは軽油1139.2Lを消費して、軽油代は170880円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が9.8km/Lでは軽油51.0Lを消費して、軽油代は7650円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が11.2km/Lでは軽油44.6Lを消費して、軽油代は6690円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1234.8L、かかった軽油代が185220円となり、平均燃費は8.1km/L(-1.8km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+33700円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると軽油代は180630円となり、4590円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で22950円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km94940円
[92600円]
郊外5000km76530円
[74250円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
171470円
+19950円
8.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
166850円
-4620円
9.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.9km/Lでは632.9Lを消費して、軽油代は94940円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が9.8km/Lでは510.2Lを消費して、軽油代は76530円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1143.1L、かかった軽油代が171470円となり、平均燃費は8.7km/L(-1.2km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+19950円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が166850円となり、1年間で4620円、5年間で23100円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km63230円
[61670円]
郊外3340km51120円
[49610円]
高速道路3330km44600円
[43440円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
158950円
+7430円
9.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
154720円
-4230円
9.7km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.9km/Lでは421.5Lを消費して、軽油代は63230円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が9.8km/Lでは340.8Lを消費して、軽油代は51120円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が11.2km/Lでは297.3Lを消費して、軽油代は44600円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1059.6L、かかった軽油代が158950円となり、平均燃費は9.4km/L(-0.5km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+7430円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が154720円となり、1年間で4230円、5年間で21150円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km9500円
[9260円]
郊外9000km137760円
[133670円]
高速道路500km6690円
[6530円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
153950円
+2430円
9.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
149460円
-4490円
10.0km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.9km/Lでは63.3Lを消費して、軽油代は9500円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が9.8km/Lでは918.4Lを消費して、軽油代は137760円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が11.2km/Lでは44.6Lを消費して、軽油代は6690円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1026.3L、かかった軽油代が153950円となり、平均燃費は9.7km/L(-0.2km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+2430円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が149460円となり、1年間で4490円、5年間で22450円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(8.1km/L・8.7km/L・9.4km/L・9.7km/L)、軽油代のほうもなかなかな違い(185220円・171470円・158950円・153950円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
9.9km/L
990.0km
市街地燃費
7.9km/L
790.0km
[-200.0km]
郊外燃費
9.8km/L
980.0km
[-10.0km]
高速道路燃費
11.2km/L
1120.0km
[+130.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を100Lとしたとき、市街地モード燃費7.9km/Lでの航続距離は790.0km(-200.0km)、郊外モード燃費9.8km/Lでの航続距離は980.0km(-10.0km)、高速道路モード燃費11.2km/Lでの航続距離は1120.0km(+130.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


Gクラスの燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 9.9km/L
燃料タンク容量 100L
航続距離(カタログ燃費) 990.0km
航続距離(80%燃費) 790.0km
満タンプライス 15000円
1km走行コスト 15.15円
1万円でどこまで行ける? 660.0km
車両価格/航続距離 12636円/km

WLTCモード燃費が9.9km/L、燃料タンク容量100リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は990.0kmになります。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.9km/L)とすると890.0km、80%(7.9km/L)だと790.0km、70%(6.9km/L)では690.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり150円で100リットルの給油をすると15000円、上で計算した航続距離を踏まえると990.0km(80%燃費時790.0km)を走行するのに15000円かかる計算です。

燃費を9.9km/Lとしたときの1km走行コストは15.15円、10万km走行したときの燃料代は151.5万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら15.2万円/年、7年10万kmなら21.6万円/年、5年10万kmなら30.3万円/年、3年10万kmなら50.5万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば660.0km(往復なら片道330.0km)、カタログ値の80%なら528.0km(片道264.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で990.0kmの距離を移動できる463349型 Gクラス [G350d W463]という乗り物を、1251.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「12636円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


カタログデータから見えてくる要素

M656型エンジン簡易性能曲線図
M656型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1200回転時の馬力 103PS
3200回転時の馬力 273PS
3400回転時の馬力 286PS
4600回転時の馬力 286PS
各回転域でのトルク
1200回転時のトルク 61.2kgm
3200回転時のトルク 61.2kgm
3400回転時のトルク 60.3kgm
4600回転時のトルク 44.5kgm
M656型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM656型2924cc、直列6気筒のターボエンジンは3400-4600回転時に最高出力286馬力を、1200-3200回転時に最大トルク61.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1200rpmから最高出力が発生する4600rpmまで」の3400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は73.9%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.601kg/PS(2460kg/286PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.601kg/PS
車体+1人8.794kg/PS
車体+5人9.563kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg8.811kg/PS
車体+70kg8.846kg/PS
車体+80kg8.881kg/PS
車体+90kg8.916kg/PS
車体+100kg8.951kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.794kg/PS(2515kg/286PS)となり、数値としては0.193kg、比率にすると2.2%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.563kg/PS(2735kg/286PS)となり、数値としては0.962kg、比率にすると11.2%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


463349 Gクラスのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/01

-
Gクラス
8.794kg/PS
2515kg/286PS|3.0L-TB
[車体のみPWR:8.601]
2009/10

車種詳細
エルグランド
8.646kg/PS
2075kg/240PS|3.5L-NA
車体のみPWR:8.417
2018/11

車種詳細
UX
8.764kg/PS
1525kg/174PS|2.0L-NA
車体のみPWR:8.448
2015/07

車種詳細
ゴルフ オールトラック
8.861kg/PS
1595kg/180PS|1.8L-TB
車体のみPWR:8.556
2010/06

車種詳細
アバルト500
8.630kg/PS
1165kg/135PS|1.4L-TB
車体のみPWR:8.222
2011/02

車種詳細
ナビゲーター
8.869kg/PS
2785kg/314PS|5.5L-NA
車体のみPWR:8.694

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.794kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.618kg/PSから8.970kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、日産の8人乗りミニバン「E51型 エルグランド」、レクサスの5人乗りSUV「MZAA10型 UX」、フォルクスワーゲンの5人乗りSUV「AUCJSF型 ゴルフ オールトラック」、アバルトの4人乗りハッチバック「312141型 アバルト500」、リンカーンの8人乗りSUV「謎型 ナビゲーター」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

463349型 Gクラス [G350d W463]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.794kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は116.3PS/tとなっています。


Gクラスがバイクと競争するなら…?


車種詳細
スティード|398cc
8.767kg/PS
263kg/29.9PS/3.30kgm
[車体のみPWR:6.933]
2021/01

-
Gクラス|2924cc
8.794kg/PS
2515kg/286PS/61.2kgm
[車体のみPWR:8.601]

車種詳細
セロー225WE|223cc
8.800kg/PS
176kg/20.0PS/1.90kgm
[車体のみPWR:6.050]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではGクラスとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NC26 スティードと競争してみる

まずGクラスより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのスティードが挙げられます。PWRの8.767kg/PSは車両重量208kgにライダーの体重55kgを加えた263kgを、最高出力29.9PSで割ったものです。

4JG セロー225WEと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのセロー225WEが挙げられます。PWRの8.800kg/PSは車両重量121kg+55kgの176kgを、最高出力20.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.762
平均ピストンスピード 14.15m/s
トルクウェイトレシオ 40.20kg/kgm
1馬力あたりのお値段 43741円
排気量1Lあたり馬力 97.80PS/L
排気量1Lあたりトルク 20.93kgm/L
1気筒あたりの馬力 47.7PS
1気筒あたりのトルク 10.2kgm
パワーバンド比率 73.9%
燃費×馬力 2831.4pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは40.20kg/kgm(2460kg/61.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が12510000円、最高出力が286馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は43741円、逆に1万円あたりでは0.23馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は204412円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は97.80PS/L、トルクは20.93kgm/L、1気筒あたりの馬力は47.7馬力、トルクは10.2kgmとなり、このエンジンが286馬力を4600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.15m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.762になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が9.9km/L、最高出力が286PSであるこの車の獲得ポイントは2831.4ptになります。
戯れに車両重量2460kgを100kg単位にした24.6で割ってみたところ、その数値は115.10ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Gクラスでの車中泊

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.63m
期待される荷室の幅 1.53m
対角線の長さ 2.24m
期待される荷室の面積 2.49m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.63m(対角線では2.24m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。
車中泊にあると嬉しいアイテム


純正装着タイヤの265/60R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 265/60R18 | 直径 775mm

-20mm
幅245mm
-10mm
幅255mm
変更なし
幅265mm
+10mm
幅275mm
+20mm
幅285mm
-5%
55
扁平
245/55R18
37.5km/h
直径727mm
径差-48mm
255/55R18
38.1km/h
直径738mm
径差-37mm
265/55R18
38.7km/h
直径749mm
径差-26mm
275/55R18
39.2km/h
直径760mm
径差-15mm
285/55R18
39.8km/h
直径771mm
径差-4mm
0%
60
扁平
245/60R18
38.8km/h
直径751mm
径差-24mm
255/60R18
39.4km/h
直径763mm
径差-12mm
265/60R18
40.0km/h
775mm
0mm
275/60R18
40.6km/h
直径787mm
径差+12mm
285/60R18
41.2km/h
直径799mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
245/65R18
40.1km/h
直径776mm
径差+1mm
255/65R18
40.7km/h
直径789mm
径差+14mm
265/65R18
41.4km/h
直径802mm
径差+27mm
275/65R18
42.1km/h
直径815mm
径差+40mm
285/65R18
42.7km/h
直径828mm
径差+53mm
+10%
70
扁平
245/70R18
41.3km/h
直径800mm
径差+25mm
255/70R18
42.0km/h
直径814mm
径差+39mm
265/70R18
42.7km/h
直径828mm
径差+53mm
275/70R18
43.5km/h
直径842mm
径差+67mm
285/70R18
44.2km/h
直径856mm
径差+81mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、245/60R18 、255/55R18、255/60R18 、265/55R18 、275/55R18 、285/55R18あたりのタイヤがおすすめです。

265/60R18のタイヤ幅を245mmから295mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを18インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが265/60R18のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
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463349型Gクラス[3.0Lターボ 4WD/9AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.601kg/ps53.19
1速ギヤ加速性能-39.92
1L換算馬力97.80ps/L48.16
1L換算トルク20.93kgm/L65.75
WB/TR比1.76251.13
ワイド&ロー指数1.02340.54
前面の面積3.812m²16.63
最低地上高240mm15.20
スポーツ性能部門の得点330.52

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費9.9km/L37.22
年間維持費336300円49.18
100kmh回転数-43.39
航続距離990.0km66.13
車の大きさ17.763m³75.16
室内の広さ(仮) 3.221m³48.15
最小回転半径6.3m26.67
馬力単価43741円20.54
ユーティリティ部門の得点366.44

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 463349型Gクラス[3.0Lターボ 4WD/9AT] の総合得点は 696.96 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した463349型Gクラス(4WD/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「3000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Gクラスの歴代モデル

2代目 463234型 Gクラス
463234 Gクラスは1994/12に登場した2代目モデル。参考車両の「G550 W463」は全長4575mm、全幅1860mm、全高1970mmの車体に、421PS/62.2kgmを発生するM176型3982ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

初代 460239型 ゲレンデヴァーゲン
460239 ゲレンデヴァーゲンは1979に登場した初代モデル。参考車両の「230GE-Long W460」は全長4560mm、全幅1775mm、全高1970mmの車体に、120PS/19.6kgmを発生するM102型2297ccエンジンを搭載した7人乗りSUV。