213204C:Eクラス ステーションワゴンの性能と維持費 FR/9AT 963万円

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りワゴン、5代目の3CA-213204C型Eクラス ステーションワゴン E220d Sport S213【2023/05モデル・200PS/20.4kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

213204C Eクラス ステーションワゴン
販売期間:2016/07 -

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿日:2024/01/20

ボディサイズが全長4955mm×全幅1850mm×全高1465mm、排気量は1992ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4955mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


213204C型 Eクラス ステーションワゴン [1992cc/200PS FR/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目Eクラス ステーションワゴンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2021/09
213259型
[E450 4matic exclusive S213]
3.0L-TB・4WD/9AT・1239.0万円
367PS・51.0kgm・10.8km/L
367PS
51.0kgm
10.8km/L
2019/10
213277C型
[E200 Avantgarde BSG S213]
1.5L-TB・FR/9AT・773.0万円
184PS・28.6kgm・12.5km/L
184PS
28.6kgm
12.5km/L
2019/10
213289型
[AMG E63-S 4matic-plus S213]
4.0L-TB・4WD/9AT・1895.0万円
612PS・86.7kgm・8.7km/L
612PS
86.7kgm
8.7km/L
5代目 Eクラス 型式一覧 W213/S213/A238/C238系まとめ 2016-【全49車種】
Eクラス ステーションワゴンの新型モデル
6代目 214246型Eクラス ステーションワゴン
214246型Eクラス ステーションワゴンは2024/02に登場した6代目モデル。参考車両の「E300 Exclusive S214」は全長4960mm、全幅1880mm、全高1480mmの車体に、258PS/40.8kgmを発生する254M20型1997ccエンジンを搭載。

Eクラス ステーションワゴンの旧型モデル
4代目 212276型Eクラス ステーションワゴン
212276型Eクラス ステーションワゴンは2010/02に登場した4代目モデル。参考車両の「E63S AMG 4matic S212」は全長4920mm、全幅1870mm、全高1520mmの車体に、585PS/81.5kgmを発生するM157型5461ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Eクラス ステーションワゴン
E220d Sport S213
その他 -
お値段 9630000円
車両型式 3CA-213204C
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4955×幅1850×高1465mm
軸距&
輪距
2940mm
前1600mm/後1590mm
最小半径 5.4m
最低高 115mm
タイヤ 前輪:245/40R19
後輪:245/40R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1900kg
エンジン諸元
原動機型式 654M
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1992cc
吸気方式 ターボ
最高出力 200PS[147kW]/3600rpm
最大トルク 20.4kgm[200Nm]/3600rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 17.2km/L(40.5mpg)
100km燃費 5.8L/100km
モーター諸元
電動機型式EM0023
出力15kW
トルク208Nm
654M型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税36000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Eクラス ステーションワゴンの新車を1107.4万円(諸費用として144.4万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
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新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 11年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷17.2km/L×155円/L 90120円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本21000円×4本÷5年 16800円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 245200円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額184580円×12ヶ月 2214960円
ローン返済中の年間維持費 2460200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
90120円
(63080円)
(45060円)
(27040円)
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 16800円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 245200円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2214960円
ローン返済中の年間維持費 2460200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から1年経過車の場合、「2000cc以下で11年未満」クラスの自動車税は36000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

Eクラス ステーションワゴン【E220d Sport S213】の場合、維持費の月額は20500円です。これは今にも壊れそうな格安車、あるいは維持費の安さに全てを懸けたコスパ重視のスペシャルマシンから少しステップアップしたクラスになります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸りつつ、はるか高みで微笑む理想の自分に近付けるよう自分磨きに邁進しましょう。車としての維持費は安いほうで使い勝手も申し分のない、バランスの取れたクラスです。

Eクラス ステーションワゴンの維持費は高い?安い?

「Eクラス ステーションワゴンの年間維持費は245200円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「2000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてEクラス ステーションワゴンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いプリウス189800円-55400円
ヴォクシー ハイブリッド227000円-18200円
Eクラス ステーションワゴンの維持費245200円
スイフト スポーツ275300円+30100円
シビック タイプR312300円+67100円
基準2000ccクラス平均316600円+71400円
アコード345200円+100000円
WRX STI364700円+119500円
エクスプローラー413900円+168700円
高いBX484900円+239700円

Eクラス ステーションワゴンの年間維持費を、2000ccクラスで最も維持費が安いプリウスと比較して55400円高く、最も高いBXと比較して239700円安く、2000ccクラスの平均維持費との比較では71400円安くなっています。

最低額のプリウスと最高額のBXは極端な例としても、2000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Eクラス ステーションワゴンの維持費は かなり安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 2000ccクラスの車 ランキング

Eクラス ステーションワゴンを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%320万円27万円21万円
15%210万円18万円14万円
20%160万円14万円11万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、ここから月額維持費2.0万円を支払うと残りは19.0万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は210万円(総支給額18万円/月、手取り14万円/月)、2.0万円を支払うと残りは12.0万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が160万円(総支給額14万円/月、手取り11万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.0万円を引くと残りは9.0万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代10万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり155円を基準として、-50円となる105円から、+50円となる205円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費17.2km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
105円/L
61050円
[-29070円]
-25円
130円/L
75590円
[-14530円]
-10円
145円/L
84310円
[-5810円]
155円/L90120円
[0円]
+10円
165円/L
95940円
[+5820円]
+25円
180円/L
104660円
[+14540円]
+50円
205円/L
119190円
[+29070円]

燃費17.2km/Lの213204C型 Eクラス ステーションワゴンで10000km走行するのに必要な燃料は581.4L、1リットルあたり155円としたときの燃料代は90120円になります。

参考までに、Eクラス ステーションワゴンの燃料タンクは66リットルですので、581.4Lの給油回数は9回、1回あたりの燃料代は約10020円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては5820円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると14540円、50円も違ってくると29070円にもなります。

これを213204C型 Eクラス ステーションワゴンの年間維持費に当てはめてみますと、軽油(ディーゼル燃料)1リットルあたり155円の場合を245200円としたとき、105円/Lに値下がりすれば216130円(88.1%)に、205円/Lに値上がりすれば274270円(111.9%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(36000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 23%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 27040円 17%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 7%
任意保険料 80% 52800円 34%
合計
[1万kmとの差額]
157800円
-87400円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 45060円 25%
オイル交換 年1回 5500円 3%
タイヤ交換 6年毎 11200円 6%
任意保険料 85% 56160円 32%
合計
[1万kmとの差額]
179200円
-66000円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 18%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 63080円 31%
オイル交換 年1回 7700円 4%
タイヤ交換 6年毎 11200円 6%
任意保険料 90% 59400円 29%
合計
[1万kmとの差額]
202700円
-42500円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて87400円安い157800円に、5000km走行では66000円安い179200円に、7000km走行では42500円安い202700円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 11%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 15000km分 135180円 42%
オイル交換 年3回 33000円 10%
タイヤ交換 2.7年毎 25200円 8%
任意保険料 100% 66000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
320700円
+75500円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 180240円 47%
オイル交換 年4回 44000円 11%
タイヤ交換 2年毎 33600円 9%
任意保険料 100% 66000円 18%
合計
[1万kmとの差額]
385100円
+139900円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
2000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ステーションワゴン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(13.7km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(17.0km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(19.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(17.2km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代90120円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル155円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合の軽油代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地13.7km/L → 14.1km/L
郊外17.0km/L → 17.5km/L
高速道路19.5km/L → 20.1km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km101820円
[98940円]
郊外500km4560円
[4430円]
高速道路500km3970円
[3860円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
110350円
+20230円
14.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
107230円
-3120円
14.5km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは軽油656.9Lを消費して、軽油代は101820円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が17.0km/Lでは軽油29.4Lを消費して、軽油代は4560円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.5km/Lでは軽油25.6Lを消費して、軽油代は3970円になります。

このパターンでは使用した燃料量が711.9L、かかった軽油代が110350円となり、平均燃費は14.0km/L(-3.2km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+20230円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると軽油代は107230円となり、3120円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で15600円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km56580円
[54960円]
郊外5000km45590円
[44280円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
102170円
+12050円
15.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
99240円
-2930円
15.6km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは365.0Lを消費して、軽油代は56580円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が17.0km/Lでは294.1Lを消費して、軽油代は45590円になります。

このパターンでは使用した燃料量が659.1L、かかった軽油代が102170円となり、平均燃費は15.2km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+12050円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が99240円となり、1年間で2930円、5年間で14650円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km37680円
[36610円]
郊外3340km30460円
[29590円]
高速道路3330km26470円
[25680円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
94610円
+4490円
16.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
91880円
-2730円
16.9km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは243.1Lを消費して、軽油代は37680円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が17.0km/Lでは196.5Lを消費して、軽油代は30460円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が19.5km/Lでは170.8Lを消費して、軽油代は26470円になります。

このパターンでは使用した燃料量が610.4L、かかった軽油代が94610円となり、平均燃費は16.4km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+4490円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が91880円となり、1年間で2730円、5年間で13650円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km5660円
[5500円]
郊外9000km82060円
[79720円]
高速道路500km3970円
[3860円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
91690円
+1570円
16.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
89080円
-2610円
17.4km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が13.7km/Lでは36.5Lを消費して、軽油代は5660円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が17.0km/Lでは529.4Lを消費して、軽油代は82060円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が19.5km/Lでは25.6Lを消費して、軽油代は3970円になります。

このパターンでは使用した燃料量が591.5L、かかった軽油代が91690円となり、平均燃費は16.9km/L(-0.3km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+1570円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が89080円となり、1年間で2610円、5年間で13050円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(14.0km/L・15.2km/L・16.4km/L・16.9km/L)、軽油代のほうもなかなかな違い(110350円・102170円・94610円・91690円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 66リットル
WLTCモード燃費
17.2km/L
1135.2km
市街地燃費
13.7km/L
904.2km
[-231.0km]
郊外燃費
17.0km/L
1122.0km
[-13.2km]
高速道路燃費
19.5km/L
1287.0km
[+151.8km]
満タン給油価格 10230円
1km走行コスト 9.01円
1万円走行距離 1109.7km

WLTCモード燃費が17.2km/L、燃料タンク容量66リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は1135.2kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(15.5km/L)とすると航続距離は1023.0km、80%(13.8km/L)だと910.8km、70%(12.0km/L)では792.0kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を66Lとしたとき、市街地モード燃費13.7km/Lでの航続距離は904.2km(-231.0km)、郊外モード燃費17.0km/Lでの航続距離は1122.0km(-13.2km)、高速道路モード燃費19.5km/Lでの航続距離は1287.0km(+151.8km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から66リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)を1リットルあたり155円では10230円、上で計算した航続距離を踏まえると1135.2km(80%燃費時910.8km)を走行するのに10230円かかる計算です。

燃費を17.2km/Lとしたときの1km走行コストは9.01円、10万km走行したときの燃料代は90.1万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら9.0万円/年、7年10万kmなら12.9万円/年、5年10万kmなら18.0万円/年、3年10万kmなら30.0万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1109.7km(往復なら片道554.8km)、カタログ値の80%なら887.7km(片道443.9km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

654M型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
3600回転時の馬力 103PS
3600回転時の馬力 200PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク 20.4kgm
3600回転時のトルク 39.8kgm
654M型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している654M型1992cc、直列4気筒+モーターのターボエンジンは3600回転時に最高出力200馬力を、3600回転時に最大トルク20.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.500kg/PS(1900kg/200PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.500kg/PS
車体+1人9.775kg/PS
車体+5人10.875kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.800kg/PS
車体+70kg9.850kg/PS
車体+80kg9.900kg/PS
車体+90kg9.950kg/PS
車体+100kg10.000kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.775kg/PS(1955kg/200PS)となり、数値としては0.275kg、比率にすると2.9%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.875kg/PS(2175kg/200PS)となり、数値としては1.375kg、比率にすると14.5%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

213204C Eクラス ステーションワゴンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2023/05

-
Eクラス ステーションワゴン
9.775kg/PS
1955kg/200PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:9.500]
2010/04

車種詳細
ウィッシュ
9.826kg/PS
1415kg/144PS|1.8L-NA
車体のみPWR:9.444
2019/04

車種詳細
RAV4
9.854kg/PS
1685kg/171PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.532
2015/04

車種詳細
エクシーガ クロスオーバー7
9.682kg/PS
1675kg/173PS|2.5L-NA
車体のみPWR:9.364
2017/12

車種詳細
CX-8
9.711kg/PS
1845kg/190PS|2.2L-TB
車体のみPWR:9.421
2016/02

車種詳細
イグニス
9.945kg/PS
905kg/91PS|1.3L-NA
車体のみPWR:9.341

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.775kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.579kg/PSから9.971kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZGE20W型 ウィッシュ」、トヨタの5人乗りSUV「MXAA54型 RAV4」、スバルの7人乗りSUV「YAM型 エクシーガ クロスオーバー7」、マツダの7人乗りSUV「KG2P型 CX-8」、スズキの5人乗りSUV「FF21S型 イグニス」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

213204C型 Eクラス ステーションワゴン [E220d Sport S213]のライバル車種|9.775kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は105.3PS/tとなっています。


Eクラス ステーションワゴンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
ブルバード400|399cc
9.758kg/PS
322kg/33.0PS/3.40kgm
[車体のみPWR:8.091]
2023/05

-
Eクラス ステーションワゴン|1992cc
9.775kg/PS
1955kg/200PS/20.4kgm
[車体のみPWR:9.500]

車種詳細
ST250|249cc
9.800kg/PS
196kg/20.0PS/2.20kgm
[車体のみPWR:7.050]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではEクラス ステーションワゴンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

VK57A ブルバード400と競争してみる

まずEクラス ステーションワゴンより少しPWRが低いバイクとして、スズキのブルバード400が挙げられます。PWRの9.758kg/PSは車両重量267kgにライダーの体重55kgを加えた322kgを、最高出力33.0PSで割ったものです。

NJ4AA ST250と競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、スズキのST250が挙げられます。PWRの9.800kg/PSは車両重量141kg+55kgの196kgを、最高出力20.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.843
平均ピストンスピード 11.32m/s
トルクウェイトレシオ 93.14kg/kgm
1馬力あたりのお値段 48150円
排気量1Lあたり馬力 100.40PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.24kgm/L
1気筒あたりの馬力 50.0PS
1気筒あたりのトルク 5.1kgm
パワーバンド比率 0.0%
燃費×馬力 3440.0pt
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは93.14kg/kgm(1900kg/20.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9630000円、最高出力が200馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は48150円、逆に1万円あたりでは0.21馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は472059円、1万円あたりでは0.02kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
ステーションワゴン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は100.40PS/L、トルクは10.24kgm/L、1気筒あたりの馬力は50.0馬力、トルクは5.1kgmとなり、このエンジンが200馬力を3600回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.32m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.843になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が17.2km/L、最高出力が200PSであるこの車の獲得ポイントは3440.0ptになります。
戯れに車両重量1900kgを100kg単位にした19.0で割ってみたところ、その数値は181.05ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Eクラス ステーションワゴンでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.734m
期待される荷室の幅 1.450m
対角線の長さ 2.260m
期待される荷室の面積 2.514m²

縦方向の長さが1.734m(対角線では2.260m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの245/40R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/40R19 | 直径 679mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
35
扁平
225/35R19
37.8km/h
直径641mm
径差-38mm
235/35R19
38.2km/h
直径648mm
径差-31mm
245/35R19
38.6km/h
直径655mm
径差-24mm
255/35R19
39.0km/h
直径662mm
径差-17mm
265/35R19
39.4km/h
直径669mm
径差-10mm
0%
40
扁平
225/40R19
39.1km/h
直径663mm
径差-16mm
235/40R19
39.5km/h
直径671mm
径差-8mm
245/40R19
40.0km/h
679mm
0mm
255/40R19
40.5km/h
直径687mm
径差+8mm
265/40R19
40.9km/h
直径695mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
225/45R19
40.4km/h
直径686mm
径差+7mm
235/45R19
40.9km/h
直径695mm
径差+16mm
245/45R19
41.5km/h
直径704mm
径差+25mm
255/45R19
42.0km/h
直径713mm
径差+34mm
265/45R19
42.5km/h
直径722mm
径差+43mm
+10%
50
扁平
225/50R19
41.7km/h
直径708mm
径差+29mm
235/50R19
42.3km/h
直径718mm
径差+39mm
245/50R19
42.9km/h
直径728mm
径差+49mm
255/50R19
43.5km/h
直径738mm
径差+59mm
265/50R19
44.1km/h
直径748mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R19 、235/35R19、235/40R19 、245/35R19 、255/35R19 、265/35R19あたりのタイヤがおすすめです。

245/40R19のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを19インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが245/40R19のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】245/40R19のタイヤ銘柄と通販価格

213204C型Eクラス ステーションワゴン[2.0Lターボ FR/9AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.500kg/ps50.73
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力100.40ps/L49.00
1L換算トルク10.24kgm/L32.30
WB/TR比1.84342.78
ワイド&ロー指数0.79257.30
前面の面積2.710m²47.68
最低地上高115mm66.06
スポーツ性能部門の得点385.75

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費17.2km/L52.10
年間維持費245200円57.46
100kmh回転数-43.42
航続距離1135.2km74.42
車の大きさ13.429m³57.82
室内の広さ(仮) 2.435m³40.65
最小回転半径5.4m45.31
馬力単価48150円15.04
ユーティリティ部門の得点386.22

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 213204C型Eクラス ステーションワゴン[2.0Lターボ FR/9AT] の総合得点は 771.97 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した213204C型Eクラス ステーションワゴン(FR/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Eクラス ステーションワゴンの歴代モデル

6代目 214214型 Eクラス オールテレイン
214214 Eクラス オールテレインは2024/02に登場した6代目モデル。参考車両の「E220d 4MATIC ALLTERRAIN S214」は全長4960mm、全幅1890mm、全高1495mmの車体に、197PS/44.9kgmを発生する654M型1992ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

5代目 213042C型 Eクラス セダン
213042C Eクラス セダンは2016/07に登場した5代目モデル。参考車両の「E200 Avantgarde W213」は全長4930mm、全幅1850mm、全高1455mmの車体に、184PS/30.6kgmを発生するM274型1991ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 212201C型 Eクラス ステーションワゴン
212201C Eクラス ステーションワゴンは2010/02に登場した4代目モデル。参考車両の「E220 BlueTEC S212」は全長4910mm、全幅1855mm、全高1500mmの車体に、177PS/40.8kgmを発生するOM651型2142ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

3代目 211282型 Eクラス ステーションワゴン
211282 Eクラス ステーションワゴンは2003/08に登場した3代目モデル。参考車両の「E320 4Matic Avantgarde S211」は全長4850mm、全幅1820mm、全高1505mmの車体に、224PS/32.1kgmを発生するM112型3199ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 W210型 Eクラス
W210 Eクラスは1995/07に登場した2代目モデル。参考車両の「E320 W210」は全長4800mm、全幅1800mm、全高1425mmの車体に、220PS/32.1kgmを発生する104995型3199ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 W124型 Eクラス
W124 Eクラスは1993/10に登場した初代モデル。参考車両の「E400-4.2 S3」は全長4740mm、全幅1765mm、全高1410mmの車体に、312PS/43.3kgmを発生する119975型4195ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。