213061:Eクラス セダン AMGの性能と維持費 4WD/9AT 1298万円

このページでは、メルセデスベンツの4ドア・5人乗りセダン、5代目の4AA-213061型Eクラス セダン AMG E53 4matic+ W213【2021/09モデル・435PS/53.0kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

213061 Eクラス セダン AMG
販売期間:2016/07 -

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2022/09/16|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4955mm×全幅1850mm×全高1450mm、排気量は2996ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
参考:400PS~450PSの自動車 一覧

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4955mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超・Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


213061型 Eクラス セダン AMG [2996cc/435PS 4WD/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目Eクラス セダン AMGの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2023/05
213204C型
[E220d Sport S213]
2.0L-TB・FR/9AT・963.0万円
200PS・20.4kgm・17.2km/L
200PS
20.4kgm
17.2km/L
2023/05
213217型
[E220d 4matic All-Terrain S213]
2.0L-TB・4WD/9AT・1084.0万円
200PS・20.4kgm・16.0km/L
200PS
20.4kgm
16.0km/L
2022/04
213083型
[E300 Sport W213]
2.0L-TB・FR/9AT・1029.0万円
258PS・37.7kgm・11.7km/L
258PS
37.7kgm
11.7km/L
5代目 Eクラス 型式一覧 W213/S213/A238/C238系まとめ 2016-【全49車種】
Eクラス セダン AMGの新型モデル
6代目 214046型Eクラス セダン
214046型Eクラス セダンは2024/02に登場した6代目モデル。参考車両の「E300 Exclusive W214」は全長4960mm、全幅1880mm、全高1465mmの車体に、258PS/40.8kgmを発生する254M20型1997ccエンジンを搭載。

Eクラス セダン AMGの旧型モデル
4代目 212075型Eクラス セダン
212075型Eクラス セダンは2009/05に登場した4代目モデル。参考車両の「E63S AMG W212」は全長4900mm、全幅1870mm、全高1440mmの車体に、585PS/81.5kgmを発生するM157型5461ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Eクラス セダン AMG
E53 4matic+ W213
その他 4マチックプラス | モータ型式:EM0014型(16kW/250Nm)
お値段 12980000円
車両型式 4AA-213061
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 4ドア/5名乗車
車体寸法 長4955×幅1850×高1450mm
軸距&
輪距
2940mm
前1630mm/後1600mm
最小半径 6.0m
最低高 115mm
タイヤ 前輪:245/35R20
後輪:275/30R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1970kg
エンジン諸元
原動機型式 M256
気筒配列 直列6気筒+モーター
排気量2996cc
圧縮比10.5
吸気方式 ターボ
最高出力 435PS[320kW]/6100rpm
最大トルク 53.0kgm[520Nm]/1800-5800rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 10.3km/L(24.2mpg)
100km燃費 9.7L/100km
M256型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税50000円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Eクラス セダン AMGの新車を1492.7万円(諸費用として194.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 【PR】自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年未満 50000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷10.3km/L×185円/L 179610円
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 365100円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額248780円×12ヶ月 2985360円
ローン返済中の年間維持費 3350400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 50000円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
179610円
(125730円)
(89810円)
(53880円)
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 19200円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 365100円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2985360円
ローン返済中の年間維持費 3350400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から3年経過車の場合、「3000cc以下で13年未満」クラスの自動車税は50000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

このあたりのクラスから理想と現実の違い、つまり「乗りたい車」と「乗ることができる車」は違うことを思い知らされます。うっかり手を出せば「いっ…維持費が高すぎて息ができん!フーッ!フーッ!」と目を白黒させることになりかねません。

さて、Eクラス セダン AMG【E53 4matic+ W213】の場合、維持費の月額は30500円になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも良いんです。愛さえあれば。

Eクラス セダン AMGの維持費は高い?安い?

「Eクラス セダン AMGの年間維持費は365100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「3000ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてEクラス セダン AMGの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いハイエース バン266980円-98120円
GLS327100円-38000円
グランエース342500円-22600円
Eクラス セダン AMGの維持費365100円
スカイライン369100円+4000円
基準3000ccクラス平均402100円+37000円
アリスト439900円+74800円
スカイラインGT-R466200円+101100円
X5503300円+138200円
高いXM ワゴン600800円+235700円

Eクラス セダン AMGの年間維持費を、3000ccクラスで最も維持費が安いハイエース バンと比較して98120円高く、最も高いXM ワゴンと比較して235700円安く、3000ccクラスの平均維持費との比較では37000円安くなっています。

最低額のハイエース バンと最高額のXM ワゴンは極端な例としても、3000ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Eクラス セダン AMGの維持費は まあまあ安い! と言えそうです。

年間維持費が安い 3000ccクラスの車 ランキング

Eクラス セダン AMGを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%470万円40万円31万円
15%320万円27万円21万円
20%240万円20万円16万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は470万円(総支給額40万円/月、手取り31万円/月)、ここから月額維持費3.0万円を支払うと残りは28.0万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は320万円(総支給額27万円/月、手取り21万円/月)、3.0万円を支払うと残りは18.0万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が240万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。3.0万円を引くと残りは13.0万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代18万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費10.3km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
131080円
[-48530円]
-25円
160円/L
155350円
[-24260円]
-10円
175円/L
169910円
[-9700円]
185円/L179610円
[0円]
+10円
195円/L
189330円
[+9720円]
+25円
210円/L
203890円
[+24280円]
+50円
235円/L
228170円
[+48560円]

燃費10.3km/Lの213061型 Eクラス セダン AMGで10000km走行するのに必要な燃料は970.9L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は179610円になります。

参考までに、Eクラス セダン AMGの燃料タンクは66リットルですので、970.9Lの給油回数は15回、1回あたりの燃料代は約11980円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては9720円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると24280円、50円も違ってくると48560円にもなります。

これを213061型 Eクラス セダン AMGの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を365100円としたとき、135円/Lに値下がりすれば316570円(86.7%)に、235円/Lに値上がりすれば413660円(113.3%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(50000円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 24%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 3000km分 53880円 26%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 6%
任意保険料 80% 62400円 29%
合計
[1万kmとの差額]
210900円
-154200円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 5000km分 89810円 36%
オイル交換 年1回 6500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 5%
任意保険料 85% 66360円 25%
合計
[1万kmとの差額]
250700円
-114400円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 8825円 3%
燃料代 7000km分 125730円 43%
オイル交換 年1回 9100円 3%
タイヤ交換 6年毎 12800円 4%
任意保険料 90% 70200円 24%
合計
[1万kmとの差額]
293100円
-72000円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて154200円安い210900円に、5000km走行では114400円安い250700円に、7000km走行では72000円安い293100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 10%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 269420円 55%
オイル交換 年3回 39000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 28800円 6%
任意保険料 100% 78000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
490500円
+125400円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 50000円 8%
自動車重量税 1年分 16400円 3%
自賠責保険料 1年分 8825円 1%
燃料代 20000km分 359220円 60%
オイル交換 年4回 52000円 9%
タイヤ交換 2年毎 38400円 6%
任意保険料 100% 78000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
602900円
+237800円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
3000cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
4ドア・セダン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.3km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(10.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(12.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(10.3km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代179610円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.3km/L → 7.5km/L
郊外10.8km/L → 11.1km/L
高速道路12.0km/L → 12.4km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km228090円
[222000円]
郊外500km8570円
[8330円]
高速道路500km7710円
[7460円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
244370円
+64760円
7.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
237790円
-6580円
7.8km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lではガソリン1232.9Lを消費して、ガソリン代は228090円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lではガソリン46.3Lを消費して、ガソリン代は8570円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が12.0km/Lではガソリン41.7Lを消費して、ガソリン代は7710円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1320.9L、かかったガソリン代が244370円となり、平均燃費は7.6km/L(-2.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+64760円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は237790円となり、6580円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で32900円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km126710円
[123340円]
郊外5000km85660円
[83340円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
212370円
+32760円
8.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
206680円
-5690円
9.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは684.9Lを消費して、ガソリン代は126710円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lでは463.0Lを消費して、ガソリン代は85660円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1147.9L、かかったガソリン代が212370円となり、平均燃費は8.7km/L(-1.6km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+32760円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が206680円となり、1年間で5690円、5年間で28450円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km84400円
[82140円]
郊外3340km57220円
[55670円]
高速道路3330km51340円
[49670円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
192960円
+13350円
9.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
187480円
-5480円
9.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは456.2Lを消費して、ガソリン代は84400円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lでは309.3Lを消費して、ガソリン代は57220円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が12.0km/Lでは277.5Lを消費して、ガソリン代は51340円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1043.0L、かかったガソリン代が192960円となり、平均燃費は9.6km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+13350円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が187480円となり、1年間で5480円、5年間で27400円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km12670円
[12340円]
郊外9000km154160円
[150000円]
高速道路500km7710円
[7460円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
174540円
-5070円
10.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
169800円
-4740円
10.9km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.3km/Lでは68.5Lを消費して、ガソリン代は12670円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lでは833.3Lを消費して、ガソリン代は154160円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が12.0km/Lでは41.7Lを消費して、ガソリン代は7710円になります。

このパターンでは使用した燃料量が943.5L、かかったガソリン代が174540円となり、平均燃費は10.6km/L(+0.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-5070円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が169800円となり、1年間で4740円、5年間で23700円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.6km/L・8.7km/L・9.6km/L・10.6km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(244370円・212370円・192960円・174540円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 66リットル
WLTCモード燃費
10.3km/L
679.8km
市街地燃費
7.3km/L
481.8km
[-198.0km]
郊外燃費
10.8km/L
712.8km
[+33.0km]
高速道路燃費
12.0km/L
792.0km
[+112.2km]
満タン給油価格 12210円
1km走行コスト 17.96円
1万円走行距離 556.8km

WLTCモード燃費が10.3km/L、燃料タンク容量66リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は679.8kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(9.3km/L)とすると航続距離は613.8km、80%(8.2km/L)だと541.2km、70%(7.2km/L)では475.2kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を66Lとしたとき、市街地モード燃費7.3km/Lでの航続距離は481.8km(-198.0km)、郊外モード燃費10.8km/Lでの航続距離は712.8km(+33.0km)、高速道路モード燃費12.0km/Lでの航続距離は792.0km(+112.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から66リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では12210円、上で計算した航続距離を踏まえると679.8km(80%燃費時541.2km)を走行するのに12210円かかる計算です。

燃費を10.3km/Lとしたときの1km走行コストは17.96円、10万km走行したときの燃料代は179.6万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら18.0万円/年、7年10万kmなら25.7万円/年、5年10万kmなら35.9万円/年、3年10万kmなら59.9万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば556.8km(往復なら片道278.4km)、カタログ値の80%なら445.4km(片道222.7km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

M256型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1800回転時の馬力 133PS
5800回転時の馬力 429PS
6100回転時の馬力 435PS
各回転域でのトルク
1800回転時のトルク 53.0kgm
5800回転時のトルク 53.0kgm
6100回転時のトルク 51.1kgm
M256型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM256型2996cc、直列6気筒+モーターのターボエンジンは6100回転時に最高出力435馬力を、1800-5800回転時に最大トルク53.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する6100rpmまで」の4300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は70.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.529kg/PS(1970kg/435PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.529kg/PS
車体+1人4.655kg/PS
車体+5人5.161kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.667kg/PS
車体+70kg4.690kg/PS
車体+80kg4.713kg/PS
車体+90kg4.736kg/PS
車体+100kg4.759kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.655kg/PS(2025kg/435PS)となり、数値としては0.126kg、比率にすると2.8%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.161kg/PS(2245kg/435PS)となり、数値としては0.632kg、比率にすると14.0%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

213061 Eクラス セダン AMGのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2021/09

-
Eクラス セダン AMG
4.655kg/PS
2025kg/435PS|3.0L-TB
[車体のみPWR:4.529]
2017/09

車種詳細
シビック タイプR
4.516kg/PS
1445kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.344
2015/12

車種詳細
シビック タイプR
4.629kg/PS
1435kg/310PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.452
2010/01

車種詳細
インプレッサ R205
4.766kg/PS
1525kg/320PS|2.0L-TB
車体のみPWR:4.594
2019/09

車種詳細
スカイライン
4.481kg/PS
1815kg/405PS|3.0L-TT
車体のみPWR:4.346
2020/09

車種詳細
GRヤリス
4.798kg/PS
1305kg/272PS|1.7L-TB
車体のみPWR:4.596

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.655kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.422kg/PSから4.888kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗りハッチバック「FK8型 シビック タイプR」、ホンダの4人乗りハッチバック「FK2型 シビック タイプR」、スバルの5人乗りハッチバック「GRB型 インプレッサ R205」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、トヨタの4人乗りハッチバック「GXPA16型 GRヤリス」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

213061型 Eクラス セダン AMG [E53 4matic+ W213]のライバル車種|4.655kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は220.8PS/tとなっています。


Eクラス セダン AMGがバイクと競争するなら…?


車種詳細
CBR250R|249cc
4.644kg/PS
209kg/44.9PS/2.60kgm
[車体のみPWR:3.422]
2021/09

-
Eクラス セダン AMG|2996cc
4.655kg/PS
2025kg/435PS/53.0kgm
[車体のみPWR:4.529]

車種詳細
バルカンS|649cc
4.656kg/PS
284kg/61.0PS/6.40kgm
[車体のみPWR:3.754]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではEクラス セダン AMGとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

MC19 CBR250Rと競争してみる

まずEクラス セダン AMGより少しPWRが低いバイクとして、ホンダのCBR250Rが挙げられます。PWRの4.644kg/PSは車両重量154kgにライダーの体重55kgを加えた209kgを、最高出力44.9PSで割ったものです。

EN650G バルカンSと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、カワサキのバルカンSが挙げられます。PWRの4.656kg/PSは車両重量229kg+55kgの284kgを、最高出力61.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.820
平均ピストンスピード 18.77m/s
トルクウェイトレシオ 37.17kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29839円
排気量1Lあたり馬力 145.19PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.69kgm/L
1気筒あたりの馬力 72.5PS
1気筒あたりのトルク 8.8kgm
パワーバンド比率 70.5%
燃費×馬力 4480.5pt
各種ランキング
セダンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは37.17kg/kgm(1970kg/53.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が12980000円、最高出力が435馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29839円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は244906円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は145.19PS/L、トルクは17.69kgm/L、1気筒あたりの馬力は72.5馬力、トルクは8.8kgmとなり、このエンジンが435馬力を6100回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.77m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.3mmであるM256型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6500回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.820になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が10.3km/L、最高出力が435PSであるこの車の獲得ポイントは4480.5ptになります。
戯れに車両重量1970kgを100kg単位にした19.7で割ってみたところ、その数値は227.44ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Eクラス セダン AMGでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.734m
期待される荷室の幅 1.450m
対角線の長さ 2.260m
期待される荷室の面積 2.514m²

縦方向の長さが1.734m(対角線では2.260m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。

これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの275/30R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/30R20 | 直径 673mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
25
扁平
255/25R20
37.8km/h
直径636mm
径差-37mm
265/25R20
38.1km/h
直径641mm
径差-32mm
275/25R20
38.4km/h
直径646mm
径差-27mm
285/25R20
38.7km/h
直径651mm
径差-22mm
295/25R20
39.0km/h
直径656mm
径差-17mm
0%
30
扁平
255/30R20
39.3km/h
直径661mm
径差-12mm
265/30R20
39.6km/h
直径667mm
径差-6mm
275/30R20
40.0km/h
673mm
0mm
285/30R20
40.4km/h
直径679mm
径差+6mm
295/30R20
40.7km/h
直径685mm
径差+12mm
+5%
35
扁平
255/35R20
40.8km/h
直径687mm
径差+14mm
265/35R20
41.2km/h
直径694mm
径差+21mm
275/35R20
41.7km/h
直径701mm
径差+28mm
285/35R20
42.1km/h
直径708mm
径差+35mm
295/35R20
42.5km/h
直径715mm
径差+42mm
+10%
40
扁平
255/40R20
42.3km/h
直径712mm
径差+39mm
265/40R20
42.8km/h
直径720mm
径差+47mm
275/40R20
43.3km/h
直径728mm
径差+55mm
285/40R20
43.7km/h
直径736mm
径差+63mm
295/40R20
44.2km/h
直径744mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/30R20 、265/25R20、265/30R20 、275/25R20 、285/25R20 、295/25R20あたりのタイヤがおすすめです。

275/30R20のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を15%から45%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを20インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが275/30R20のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】275/30R20のタイヤ銘柄と通販価格

213061型Eクラス セダン AMG[3.0Lターボ 4WD/9AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.529kg/ps64.34
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力145.19ps/L65.25
1L換算トルク17.69kgm/L55.43
WB/TR比1.82045.15
ワイド&ロー指数0.78457.88
前面の面積2.683m²48.43
最低地上高115mm66.06
スポーツ性能部門の得点442.44

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費10.3km/L38.04
年間維持費365100円46.48
100kmh回転数-43.42
航続距離679.8km48.05
車の大きさ13.292m³57.28
室内の広さ(仮) 2.410m³40.41
最小回転半径6.0m33.06
馬力単価29839円39.11
ユーティリティ部門の得点345.85

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 213061型Eクラス セダン AMG[3.0Lターボ 4WD/9AT] の総合得点は 788.29 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した213061型Eクラス セダン AMG(4WD/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「3000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Eクラス セダン AMGの歴代モデル

6代目 214214型 Eクラス オールテレイン
214214 Eクラス オールテレインは2024/02に登場した6代目モデル。参考車両の「E220d 4MATIC ALLTERRAIN S214」は全長4960mm、全幅1890mm、全高1495mmの車体に、197PS/44.9kgmを発生する654M型1992ccエンジンを搭載した5人乗りSUV。

5代目 213042C型 Eクラス セダン
213042C Eクラス セダンは2016/07に登場した5代目モデル。参考車両の「E200 Avantgarde W213」は全長4930mm、全幅1850mm、全高1455mmの車体に、184PS/30.6kgmを発生するM274型1991ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 212201C型 Eクラス ステーションワゴン
212201C Eクラス ステーションワゴンは2010/02に登場した4代目モデル。参考車両の「E220 BlueTEC S212」は全長4910mm、全幅1855mm、全高1500mmの車体に、177PS/40.8kgmを発生するOM651型2142ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

3代目 211282型 Eクラス ステーションワゴン
211282 Eクラス ステーションワゴンは2003/08に登場した3代目モデル。参考車両の「E320 4Matic Avantgarde S211」は全長4850mm、全幅1820mm、全高1505mmの車体に、224PS/32.1kgmを発生するM112型3199ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 W210型 Eクラス
W210 Eクラスは1995/07に登場した2代目モデル。参考車両の「E320 W210」は全長4800mm、全幅1800mm、全高1425mmの車体に、220PS/32.1kgmを発生する104995型3199ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

初代 W124型 Eクラス
W124 Eクラスは1993/10に登場した初代モデル。参考車両の「E400-4.2 S3」は全長4740mm、全幅1765mm、全高1410mmの車体に、312PS/43.3kgmを発生する119975型4195ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。