206241C:Cクラス ステーションワゴンの性能と維持費 FR/9AT 625万円

このページでは、メルセデスベンツの5ドア・5人乗りワゴン、5代目の5AA-206241C型Cクラス ステーションワゴン C180 Avantgarde S206【2022/02モデル・170PS/25.5kgm・FR/AT車】のカタログスペックを基に、税金と年間維持費、車検費用の目安の算出、主要諸元から推測される走行性能のインプレ評価およびレビュー、並びにタイヤサイズ変更のシミュレーションをしています。

206241C Cクラス ステーションワゴン
販売期間:2021/07 - 現行車

画像はメルセデスベンツより引用
http://www.mercedes-benz.co.jp/
投稿:2023/01/18|更新:2023/11/01

ボディサイズが全長4755mm×全幅1820mm×全高1455mm、排気量は1494ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。
参考:150PS~200PSの自動車 一覧

駆動方式にはエンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、フロントエンジン・リヤドライブ方式(後輪駆動・FR・RWDとも)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4755mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


206241C型 Cクラス ステーションワゴン [1494cc/170PS FR/9AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

No Data
タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
No Data
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

5代目Cクラス ステーションワゴンの類型&他グレード 新着順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種

年式
画像
車両型式
グレード
出力
燃費
2022/10
206287C型
[C43 4matic S206]
2.0L-TB・4WD/9AT・1146.0万円
408PS・51.0kgm・10.9km/L
408PS
51.0kgm
10.9km/L
2022/10
206087C型
[C43 4matic W206]
2.0L-TB・4WD/9AT・1116.0万円
408PS・51.0kgm・11.1km/L
408PS
51.0kgm
11.1km/L
2022/02
206041C型
[C180 Avantgarde W206]
1.5L-TB・FR/9AT・599.0万円
170PS・25.5kgm・14.4km/L
170PS
25.5kgm
14.4km/L
5代目 Cクラス 型式一覧 W206/S206系まとめ 2021-【全10車種】
Cクラス ステーションワゴンの旧型モデル
4代目 205287型Cクラス ステーションワゴン AMG
205287型Cクラス ステーションワゴン AMGは2014/10に登場した4代目モデル。参考車両の「AMG C63-S S205」は全長4770mm、全幅1840mm、全高1445mmの車体に、510PS/71.4kgmを発生するM177型3982ccエンジンを搭載。


主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー メルセデスベンツ
車名&
グレード
Cクラス ステーションワゴン
C180 Avantgarde S206
その他 アバンギャルド
お値段 6250000円
車両型式 5AA-206241C
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
9速AT・9速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5名乗車
車体寸法 長4755×幅1820×高1455mm
軸距&
輪距
2865mm
前1580mm/後1590mm
最小半径 5.2m
最低高 120mm
タイヤ 前輪:225/50R17
後輪:225/50R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1690kg
エンジン諸元
原動機型式 M254
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1494cc
圧縮比10.5
吸気方式 ターボ
最高出力 170PS[125kW]/5500-6100rpm
最大トルク 25.5kgm[250Nm]/1800-4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 14.2km/L(33.4mpg)
JC08燃費 16.8km/L(39.5mpg)
100km燃費 7.0L/100km
モーター諸元
電動機型式EM0024
出力15kW
トルク208Nm
M254型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税30500円、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税16400円/年と自賠責保険料8825円/年、年間1万km走行した際に掛かるガソリン代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Cクラス ステーションワゴンの新車を718.8万円(諸費用として93.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 【PR】自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 8825円
燃料代(年間1万km) 10000km÷14.2km/L×185円/L 130280円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本15000円×4本÷5年 12000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 267100円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額119790円×12ヶ月 1437480円
ローン返済中の年間維持費 1704500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税1年分+自賠責12ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53500円
名目 金額
自動車税(1年分) 30500円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 8825円
年間10000km走行燃料代
年間7000km走行の場合
年間5000km走行の場合
年間3000km走行の場合
130280円
(91200円)
(65140円)
(39080円)
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 12000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 267100円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1437480円
ローン返済中の年間維持費 1704500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53500円
  • 初度登録から2年経過車の場合、「1500cc以下で13年未満」クラスの自動車税は30500円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 2021年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした53500円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

お財布に厚みが増した勢いで少し色気を出して愛車にステータス性を求めるなら、月換算22300円くらいの出費は覚悟しましょう。なあに大丈夫、愛車のためです。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければねえ…?」なんて呟くその姿は自慢げなようであり、しかし哀愁を帯びているようでもあり、傍からすれば対応に困ります。より維持費の安い新車を買うほどではない…ないが…考えずにもいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてきます。

Cクラス ステーションワゴンの維持費は高い?安い?

「Cクラス ステーションワゴンの年間維持費は267100円です!」と断じるのは実に簡単なことですが、「1500ccクラスという枠組みの中で維持費を比べたら高いの?安いの?」という点も外せません。はたしてCクラス ステーションワゴンの維持費は高いのか、安いのか、例によって表を作って差額を求めてみます。


車名年間維持費差額
安いヤリス173300円-93800円
ジェイド210700円-56400円
フリード ハイブリッド224600円-42500円
スイフト スポーツ250200円-16900円
基準1500ccクラス平均251400円-15700円
ステップワゴン スパーダ259700円-7400円
Cクラス ステーションワゴンの維持費267100円
コルト Ralliart-R281600円+14500円
ゴルフ トゥーラン321300円+54200円
高いウーノ367800円+100700円

Cクラス ステーションワゴンの年間維持費を、1500ccクラスで最も維持費が安いヤリスと比較して93800円高く、最も高いウーノと比較して100700円安く、1500ccクラスの平均維持費との比較では15700円高くなっています。

最低額のヤリスと最高額のウーノは極端な例としても、1500ccクラスの平均的な維持費との差額を客観的に見て、Cクラス ステーションワゴンの維持費は ちょっと高い! と言えそうです。

年間維持費が安い 1500ccクラスの車 ランキング

Cクラス ステーションワゴンを維持するための年収要件

せっかく年間維持費を求めましたので、生活に支障を与えず無理なく維持できる年収をシミュレーションしてみましょう。ここでは年収の30%を天使の取り分として上納した残りを可処分所得(手取り収入)とし、うち10%、15%、20%を維持費に充てる場合で計算してみます。
※購入資金&ローン残高は考慮しません。

覚悟%年収月給手取り
10%350万円30万円24万円
15%230万円20万円16万円
20%170万円15万円12万円

維持費を可処分所得の10%までとする場合に必要な年収は350万円(総支給額30万円/月、手取り24万円/月)、ここから月額維持費2.2万円を支払うと残りは21.8万円です。価値観は人それぞれありますが、この年収があればそう負担感なく維持できそうです。

15%まで許容する場合に必要な年収は230万円(総支給額20万円/月、手取り16万円/月)、2.2万円を支払うと残りは13.8万円になります。

さて、手取りの20%を車の維持費に回す覚悟があるなら、年収が170万円(総支給額15万円/月、手取り12万円/月)あれば乗れないことはないでしょう。2.2万円を引くと残りは9.8万円…まあ…余裕があるとは言えません。

多方面に支障が出ることになる禁断の果実…ではありますが、1万km分の燃料代14万円を含んでいるので、意外や意外、案ずるより生むが易し、「思い切って蓋を開けてみたら何とかなっちゃった!」という展開もあり得なくはありません。(ご利用は計画的に)

燃料価格が高騰したり下落したりの燃料代シミュレーション

現代の社会というものは地から湧き出る油により支配されており、油そのものの価格の高騰と下落、為替の値動き(円安と円高)など、その時々の世界情勢に応じて価格が変動するたびに右往左往させられます。

ここ最近は原油高+円安という、爪に火を点しながら生活している庶民にとっては最も好ましくないシチュエーションの真っ只中にあり、「なんとかなれーッ!なんとかなれーッ!」と祈りながら日々を過ごしている人も少なくないことでしょう。

というわけで、原油安+円高の時勢を夢見て将来の皮算用をする、あるいは原油高+円安に備えて無欲を極めるなどするために、ハイオクガソリン1リットルあたり185円を基準として、-50円となる135円から、+50円となる235円の間で変化した場合の10000km走行燃料代を、燃費14.2km/Lとしてシミュレーションしてみました。

燃料価格/L10000km燃料代
[差額]
-50円
135円/L
95090円
[-35190円]
-25円
160円/L
112690円
[-17590円]
-10円
175円/L
123260円
[-7020円]
185円/L130280円
[0円]
+10円
195円/L
137340円
[+7060円]
+25円
210円/L
147910円
[+17630円]
+50円
235円/L
165520円
[+35240円]

燃費14.2km/Lの206241C型 Cクラス ステーションワゴンで10000km走行するのに必要な燃料は704.3L、1リットルあたり185円としたときの燃料代は130280円になります。

参考までに、Cクラス ステーションワゴンの燃料タンクは66リットルですので、704.3Lの給油回数は11回、1回あたりの燃料代は約11850円です。

ここから10円安く、あるいは高くなった場合、燃料代としては7060円の上下となり、(差額だけで見れば)まだどうにかなる範囲です。が、もしこれが25円になると17630円、50円も違ってくると35240円にもなります。

これを206241C型 Cクラス ステーションワゴンの年間維持費に当てはめてみますと、ハイオクガソリン1リットルあたり185円の場合を267100円としたとき、135円/Lに値下がりすれば231910円(86.8%)に、235円/Lに値上がりすれば302340円(113.2%)になる計算です。

安くなるものについては自動車税(30500円)なり重量税(16400円)なりの税金、各種消耗品の交換整備に充当することもできますが、問題は高くなった場合です。

ただでさえ燃料代が嵩んでいるのに(ガソリンの半分は税金でできています)、原油が高くなればエンジン、ミッション等の油脂類、タイヤ代も当然値上げ、さらに上乗せできっちり徴税されるのですから、まったくもって自動車の維持費は青天井です。

税金の安さは折り紙付き!
バン・トラックの人気車種ランキング!


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなればガソリン代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 20%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 8825円 6%
燃料代 3000km分 39080円 25%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 5%
任意保険料 80% 48000円 30%
合計
[1万kmとの差額]
155400円
-111700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 8825円 5%
燃料代 5000km分 65140円 35%
オイル交換 年1回 4500円 2%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 85% 51000円 28%
合計
[1万kmとの差額]
184400円
-82700円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 14%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 8825円 4%
燃料代 7000km分 91200円 42%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 8000円 4%
任意保険料 90% 54000円 25%
合計
[1万kmとの差額]
215300円
-51800円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、ガソリン代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて111700円安い155400円に、5000km走行では82700円安い184400円に、7000km走行では51800円安い215300円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。ガソリン代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 9%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 15000km分 195420円 55%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 18000円 5%
任意保険料 100% 60000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
356200円
+89100円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 7%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 8825円 2%
燃料代 20000km分 260560円 60%
オイル交換 年4回 36000円 8%
タイヤ交換 2年毎 24000円 6%
任意保険料 100% 60000円 13%
合計
[1万kmとの差額]
436300円
+169200円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。

年間維持費ランキング リスト
輸入車・外車の小型車&普通車編
1500cc以下クラス編
小型車&普通車の新車編
ステーションワゴン編

【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率が変わると?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.9km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(14.9km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(16.9km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(14.2km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費でのガソリン代130280円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル185円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合のガソリン代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地9.9km/L → 10.2km/L
郊外14.9km/L → 15.3km/L
高速道路16.9km/L → 17.4km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km168180円
[163240円]
郊外500km6220円
[6050円]
高速道路500km5480円
[5310円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
179880円
+49600円
10.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
174600円
-5280円
10.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が9.9km/Lではガソリン909.1Lを消費して、ガソリン代は168180円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が14.9km/Lではガソリン33.6Lを消費して、ガソリン代は6220円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が16.9km/Lではガソリン29.6Lを消費して、ガソリン代は5480円になります。

このパターンでは使用した燃料量が972.3L、かかったガソリン代が179880円となり、平均燃費は10.3km/L(-3.9km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+49600円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行するとガソリン代は174600円となり、5280円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で26400円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km93440円
[90690円]
郊外5000km62090円
[60460円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
155530円
+25250円
11.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
151150円
-4380円
12.2km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が9.9km/Lでは505.1Lを消費して、ガソリン代は93440円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が14.9km/Lでは335.6Lを消費して、ガソリン代は62090円になります。

このパターンでは使用した燃料量が840.7L、かかったガソリン代が155530円となり、平均燃費は11.9km/L(-2.3km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+25250円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が151150円となり、1年間で4380円、5年間で21900円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km62230円
[60400円]
郊外3340km41480円
[40390円]
高速道路3330km36450円
[35410円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
140160円
+9880円
13.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
136200円
-3960円
13.6km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が9.9km/Lでは336.4Lを消費して、ガソリン代は62230円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が14.9km/Lでは224.2Lを消費して、ガソリン代は41480円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が16.9km/Lでは197.0Lを消費して、ガソリン代は36450円になります。

このパターンでは使用した燃料量が757.6L、かかったガソリン代が140160円となり、平均燃費は13.2km/L(-1.0km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は+9880円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が136200円となり、1年間で3960円、5年間で19800円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km9340円
[9070円]
郊外9000km111740円
[108820円]
高速道路500km5480円
[5310円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
126560円
-3720円
14.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
123200円
-3360円
15.0km/L
  • 市街地走行のガソリン代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が9.9km/Lでは50.5Lを消費して、ガソリン代は9340円になります。
  • 郊外走行のガソリン代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が14.9km/Lでは604.0Lを消費して、ガソリン代は111740円になります。
  • 高速道路走行のガソリン代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が16.9km/Lでは29.6Lを消費して、ガソリン代は5480円になります。

このパターンでは使用した燃料量が684.1L、かかったガソリン代が126560円となり、平均燃費は14.6km/L(+0.4km/L)、WLTCモード燃費とのガソリン代の差は-3720円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着ではガソリン代が123200円となり、1年間で3360円、5年間で16800円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(10.3km/L・11.9km/L・13.2km/L・14.6km/L)、ガソリン代のほうもなかなかな違い(179880円・155530円・140160円・126560円)が出てくることがわかります。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
燃料タンク容量 66リットル
WLTCモード燃費
14.2km/L
937.2km
市街地燃費
9.9km/L
653.4km
[-283.8km]
郊外燃費
14.9km/L
983.4km
[+46.2km]
高速道路燃費
16.9km/L
1115.4km
[+178.2km]
満タン給油価格 12210円
1km走行コスト 13.03円
1万円走行距離 767.6km

WLTCモード燃費が14.2km/L、燃料タンク容量66リットルとすると、カタログ燃費の通りに走行できれば航続可能距離は937.2kmです。

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.8km/L)とすると航続距離は844.8km、80%(11.4km/L)だと752.4km、70%(9.9km/L)では653.4kmになります。

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を66Lとしたとき、市街地モード燃費9.9km/Lでの航続距離は653.4km(-283.8km)、郊外モード燃費14.9km/Lでの航続距離は983.4km(+46.2km)、高速道路モード燃費16.9km/Lでの航続距離は1115.4km(+178.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。

燃料タンクに1滴の燃料もない状態から66リットルきっちり満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリンを1リットルあたり185円では12210円、上で計算した航続距離を踏まえると937.2km(80%燃費時752.4km)を走行するのに12210円かかる計算です。

燃費を14.2km/Lとしたときの1km走行コストは13.03円、10万km走行したときの燃料代は130.3万円です。この金額は燃費と使用燃料(レギュラー・ハイオク・軽油など)の単価により変動します。10年10万kmなら13.0万円/年、7年10万kmなら18.6万円/年、5年10万kmなら26.1万円/年、3年10万kmなら43.4万円/年となります。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば767.6km(往復なら片道383.8km)、カタログ値の80%なら614.1km(片道307.0km)離れたところまで行くことができます。

カタログデータから見えてくる要素

M254型エンジン簡易性能曲線図
各回転域での馬力
1800回転時の馬力 64PS
4000回転時の馬力 142PS
5500回転時の馬力 170PS
6100回転時の馬力 170PS
各回転域でのトルク
1800回転時のトルク 25.5kgm
4000回転時のトルク 25.5kgm
5500回転時のトルク 22.1kgm
6100回転時のトルク 20.0kgm
M254型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM254型1494cc、直列4気筒+モーターのターボエンジンは5500-6100回転時に最高出力170馬力を、1800-4000回転時に最大トルク25.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1800rpmから最高出力が発生する6100rpmまで」の4300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は70.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.941kg/PS(1690kg/170PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.941kg/PS
車体+1人10.265kg/PS
車体+5人11.559kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.294kg/PS
車体+70kg10.353kg/PS
車体+80kg10.412kg/PS
車体+90kg10.471kg/PS
車体+100kg10.529kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.265kg/PS(1745kg/170PS)となり、数値としては0.324kg、比率にすると3.3%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.559kg/PS(1965kg/170PS)となり、数値としては1.618kg、比率にすると16.3%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

206241C Cクラス ステーションワゴンのライバル候補車たち

愛すべきライバル車種
2022/02

-
Cクラス ステーションワゴン
10.265kg/PS
1745kg/170PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:9.941]
2013/09

車種詳細
フィット ハイブリッド
10.318kg/PS
1135kg/110PS|1.5L-NA
車体のみPWR:9.818
2017/01

車種詳細
スイフト
10.165kg/PS
925kg/91PS|1.3L-NA
車体のみPWR:9.560
2013/12

車種詳細
エクストレイル
10.170kg/PS
1495kg/147PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.796
2017/12

車種詳細
クロスビー
10.253kg/PS
1015kg/99PS|1.0L-TB
車体のみPWR:9.697
2013/01

車種詳細
プレマシー
10.232kg/PS
1545kg/151PS|2.0L-NA
車体のみPWR:9.868

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.265kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.162kg/PSから10.368kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック「GP5型 フィット ハイブリッド」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC83S型 スイフト」、日産の5人乗りSUV「T32型 エクストレイル」、スズキの5人乗りSUV「MN71S型 クロスビー」、マツダの7人乗りミニバン「CWFFW型 プレマシー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

206241C型 Cクラス ステーションワゴン [C180 Avantgarde S206]のライバル車種|10.265kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は100.6PS/tとなっています。


Cクラス ステーションワゴンがバイクと競争するなら…?


車種詳細
マローダー250|249cc
10.250kg/PS
205kg/20.0PS/2.10kgm
[車体のみPWR:7.500]
2022/02

-
Cクラス ステーションワゴン|1494cc
10.265kg/PS
1745kg/170PS/25.5kgm
[車体のみPWR:9.941]

車種詳細
マジェスティC|249cc
10.273kg/PS
226kg/22.0PS/2.30kgm
[車体のみPWR:7.773]

幸か不幸か、自動車に魅入られてしまった人はバイクにも並々ならぬ興味があったりします。バイクという乗り物は往々にして、見るからに速そうならきっちりと速いもので、高回転高出力のエンジンと超軽量な車体を武器に、目にも留まらぬ速さで点になります。

などと、酸いも甘いも噛み分けすぎて達観したようなことを言っても人生つまりませんので、ここではCクラス ステーションワゴンとパワーウェイトレシオが近いバイクを探して、ああでもない、こうでもないを楽しみましょう。

NJ48A マローダー250と競争してみる

まずCクラス ステーションワゴンより少しPWRが低いバイクとして、スズキのマローダー250が挙げられます。PWRの10.250kg/PSは車両重量150kgにライダーの体重55kgを加えた205kgを、最高出力20.0PSで割ったものです。

SG03J マジェスティCと競争してみる

続いて少しPWRが高いバイクとしては、ヤマハのマジェスティCが挙げられます。PWRの10.273kg/PSは車両重量171kg+55kgの226kgを、最高出力22.0PSで割ったもので、(PWRで比較すれば)まさに街角の好敵手と呼べるバイクです。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.808
平均ピストンスピード 15.90m/s
トルクウェイトレシオ 66.27kg/kgm
1馬力あたりのお値段 36765円
排気量1Lあたり馬力 113.79PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.07kgm/L
1気筒あたりの馬力 42.5PS
1気筒あたりのトルク 6.4kgm
パワーバンド比率 70.5%
燃費×馬力 2414.0pt
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは66.27kg/kgm(1690kg/25.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6250000円、最高出力が170馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は36765円、逆に1万円あたりでは0.27馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は245098円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
1500cc以下の車編
ステーションワゴン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は113.79PS/L、トルクは17.07kgm/L、1気筒あたりの馬力は42.5馬力、トルクは6.4kgmとなり、このエンジンが170馬力を6100回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.90m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が78.2mmであるM254型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7670回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.808になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が14.2km/L、最高出力が170PSであるこの車の獲得ポイントは2414.0ptになります。
戯れに車両重量1690kgを100kg単位にした16.9で割ってみたところ、その数値は142.84ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)



Cクラス ステーションワゴンでの車中泊

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.664m
期待される荷室の幅 1.420m
対角線の長さ 2.188m
期待される荷室の面積 2.363m²

縦方向の長さが1.664m(対角線では2.188m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。

日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。

車中泊にあると嬉しいアイテム

純正装着タイヤの225/50R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/50R17 | 直径 657mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
45
扁平
205/45R17
37.6km/h
直径617mm
径差-40mm
215/45R17
38.1km/h
直径626mm
径差-31mm
225/45R17
38.7km/h
直径635mm
径差-22mm
235/45R17
39.2km/h
直径644mm
径差-13mm
245/45R17
39.8km/h
直径653mm
径差-4mm
0%
50
扁平
205/50R17
38.8km/h
直径637mm
径差-20mm
215/50R17
39.4km/h
直径647mm
径差-10mm
225/50R17
40.0km/h
657mm
0mm
235/50R17
40.6km/h
直径667mm
径差+10mm
245/50R17
41.2km/h
直径677mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
205/55R17
40.1km/h
直径658mm
径差+1mm
215/55R17
40.7km/h
直径669mm
径差+12mm
225/55R17
41.4km/h
直径680mm
径差+23mm
235/55R17
42.1km/h
直径691mm
径差+34mm
245/55R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
+10%
60
扁平
205/60R17
41.3km/h
直径678mm
径差+21mm
215/60R17
42.0km/h
直径690mm
径差+33mm
225/60R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
235/60R17
43.5km/h
直径714mm
径差+57mm
245/60R17
44.2km/h
直径726mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/50R17 、215/45R17、215/50R17 、225/45R17 、235/45R17 、245/45R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/50R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを17インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが225/50R17のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはタイヤ通販をご利用ください。
【PR】225/50R17のタイヤ銘柄と通販価格

206241C型Cクラス ステーションワゴン[1.5Lターボ FR/9AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.941kg/ps49.53
1速ギヤ加速性能-39.90
1L換算馬力113.79ps/L53.86
1L換算トルク17.07kgm/L53.51
WB/TR比1.80846.39
ワイド&ロー指数0.79956.79
前面の面積2.648m²49.41
最低地上高120mm64.02
スポーツ性能部門の得点413.41

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費14.2km/L45.99
年間維持費267100円55.46
100kmh回転数-43.42
航続距離937.2km62.95
車の大きさ12.592m³54.51
室内の広さ(仮) 2.283m³39.20
最小回転半径5.2m49.39
馬力単価36765円30.01
ユーティリティ部門の得点380.93

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 206241C型Cクラス ステーションワゴン[1.5Lターボ FR/9AT] の総合得点は 794.34 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した206241C型Cクラス ステーションワゴン(FR/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「1500ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

Cクラス ステーションワゴンの歴代モデル

5代目 206042C型 Cクラス セダン
206042C Cクラス セダンは2021/07に登場した5代目モデル。参考車両の「C200 Avantgarde W206」は全長4755mm、全幅1820mm、全高1435mmの車体に、204PS/30.6kgmを発生するM254型1494ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。

4代目 205247型 Cクラス ステーションワゴン
205247 Cクラス ステーションワゴンは2014/10に登場した4代目モデル。参考車両の「C350e Avantgarde S205」は全長4705mm、全幅1810mm、全高1450mmの車体に、211PS/35.7kgmを発生するM274型1991ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

3代目 204507型 Cクラス ステーションワゴン AMG
204507 Cクラス ステーションワゴン AMGは2007/06に登場した3代目モデル。参考車両の「C63 AMG Edition507 S204」は全長4705mm、全幅1795mm、全高1450mmの車体に、507PS/62.2kgmを発生するM156型6208ccエンジンを搭載した5人乗りワゴン。

2代目 203745型 Cクラス スポーツクーペ
203745 Cクラス スポーツクーペは2001/06に登場した2代目モデル。参考車両の「C200 Kompressor Sport-Line CL203」は全長4345mm、全幅1730mm、全高1400mmの車体に、163PS/23.5kgmを発生する111M20型1998ccエンジンを搭載した4人乗りクーペ。

初代 W202型 Cクラス セダン
W202 Cクラス セダンは1993/10に登場した初代モデル。参考車両の「C280 W202」は全長4495mm、全幅1760mm、全高1410mmの車体に、200PS/28.2kgmを発生する104941型2799ccエンジンを搭載した5人乗りセダン。