KH3R3P型 CX-60 ハイブリッドの評価【4WD/8AT・506万円】

このページではマツダ株式会社の5ドア・5人乗りSUV、初代の3CA-KH3R3P型CX-60 ハイブリッド Exclusive-Sports【2022/09モデル・254PS/56.1kgm・4WD/AT車】のカタログスペックを基に、主要諸元から推測される性能のインプレおよびレビューをしています。

KH3R3P CX-60 ハイブリッド
販売期間:2022/09 - 現行車

画像はマツダ株式会社より引用
http://www.mazda.co.jp/
投稿日:2022/09/20

ボディサイズが全長4740mm×全幅1890mm×全高1685mm、排気量は3283ccであることから、大雑把に分類すると3.3リットルクラス(3300cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

駆動方式には車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆる四輪駆動(All Wheel Drive・AWD・Four Wheel Drive・4WDとも)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4740mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下・Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。


KH3R3P型 CX-60 ハイブリッド [3283cc/254PS 4WD/8AT] お品書き


維持費にまつわるエトセトラ

エンジンの最高出力・最大トルク

ギヤ比と加速・回転数と最高速

タイヤサイズ変更とメーター誤差

各種スペックの相対評価と通知表
お金にまつわるエトセトラ
1年間のランニングコスト
エンジン性能と特性
パワーウェイトレシオ
ギヤ比と加速力&
エンジン回転数と最高速
タイヤサイズ変更と
スピードメーター誤差
各種スペックの相対評価と
レーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー MAZDA
車名&
グレード
CX-60 ハイブリッド
Exclusive-Sports
その他 Exclusive Modern | Premium Sports Modern | モータ型式:MR型(12kW/153Nm)
お値段 5054500円
車両型式 3CA-KH3R3P
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8速AT・8速オートマ車
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4740×幅1890×高1685mm
室内寸法 長1910×幅1550×高1230mm
軸距&
輪距
2870mm
前1640mm/後1645mm
最小半径 5.4m
最低高 180mm
タイヤ 前輪:235/50R20
後輪:235/50R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1910kg
エンジン諸元
原動機型式 T3-VPTS
気筒配列 直列6気筒+モーター
排気量3283cc
圧縮比15.2
吸気方式 ターボ
最高出力 254PS[187kW]/3750rpm
最大トルク 56.1kgm[550Nm]/1500-2400rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 21.1km/L(49.6mpg)
100km燃費 4.7L/100km
T3-VPTS型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(57000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(10005円/年)、年間1万km走行した際に掛かる軽油代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、5年5万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、CX-60 ハイブリッドの新車を581.3万円(諸費用として75.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 11年未満 57000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 10005円
燃料代(年間1万km) 10000km÷21.1km/L×150円/L 71090円
オイル交換(5000km毎) 1回7500円×2回 15000円
タイヤ交換(5年5万km毎) 1本24000円×4本÷5年 19200円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 272700円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額96890円×12ヶ月 1162680円
ローン返済中の年間維持費 1435400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55900円
名目 金額
自動車税(1年分) 57000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 10005円
燃料代(年間1万km) 71090円
オイル交換(5000km毎) 15000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 19200円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 272700円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1162680円
ローン返済中の年間維持費 1435400円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55900円
  • 初度登録から0年経過車の場合、「3500cc以下で11年未満」クラスの自動車税は57000円、「2.0トン以下で13年未満」クラスの自動車重量税は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増税→15%増税)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
  • 車検費用の目安とした55900円は、車検にまつわる全ての作業を自分自身で行うユーザー車検を想定したもので、車検代行を利用するなら車検代行手数料(15000円前後)が別途で必要です。
    安心安全の自動車整備工場にお任せするなら部品代と工賃(整備内容により変動)、24ヶ月点検整備(20000円前後)が追加され、車検費用は相応に高くなります。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると22800円(完済前は119700円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば軽油代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 30%
自動車重量税 1年分 16400円 9%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 3000km分 21330円 11%
オイル交換 年1回 7500円 4%
タイヤ交換 6年毎 12800円 7%
任意保険料 80% 67200円 34%
合計
[1万kmとの差額]
192300円
-80400円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 27%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 10005円 5%
燃料代 5000km分 35550円 17%
オイル交換 年1回 7500円 4%
タイヤ交換 6年毎 12800円 6%
任意保険料 85% 71400円 33%
合計
[1万kmとの差額]
210700円
-62000円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 25%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 10005円 4%
燃料代 7000km分 49760円 21%
オイル交換 年1回 10500円 5%
タイヤ交換 6年毎 12800円 6%
任意保険料 90% 75600円 32%
合計
[1万kmとの差額]
232100円
-40600円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、軽油代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて80400円安い192300円に、5000km走行では62000円安い210700円に、7000km走行では40600円安い232100円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。軽油代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 16%
自動車重量税 1年分 16400円 5%
自賠責保険料 1年分 10005円 3%
燃料代 15000km分 106640円 31%
オイル交換 年3回 45000円 13%
タイヤ交換 2.7年毎 28800円 8%
任意保険料 100% 84000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
347900円
+75200円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 57000円 14%
自動車重量税 1年分 16400円 4%
自賠責保険料 1年分 10005円 2%
燃料代 20000km分 142180円 35%
オイル交換 年4回 60000円 15%
タイヤ交換 2年毎 38400円 9%
任意保険料 100% 84000円 21%
合計
[1万kmとの差額]
408000円
+135300円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(18.1km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(21.4km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(22.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(21.1km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での軽油代71090円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル150円として計算。
  • []内は低燃費タイヤ装着(エコタイヤ)で燃費が3%向上すると仮定した場合の軽油代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。

参考:燃費が3%向上すると…?
市街地18.1km/L → 18.6km/L
郊外21.4km/L → 22.0km/L
高速道路22.5km/L → 23.2km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km74580円
[72590円]
郊外500km3510円
[3410円]
高速道路500km3330円
[3240円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
81420円
+10330円
18.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
79240円
-2180円
18.9km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が18.1km/Lでは軽油497.2Lを消費して、軽油代は74580円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が21.4km/Lでは軽油23.4Lを消費して、軽油代は3510円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が22.5km/Lでは軽油22.2Lを消費して、軽油代は3330円になります。

このパターンでは使用した燃料量が542.8L、かかった軽油代が81420円となり、平均燃費は18.4km/L(-2.7km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+10330円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると軽油代は79240円となり、2180円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの5年間で10900円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km41430円
[40320円]
郊外5000km35040円
[34100円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
76470円
+5380円
19.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
74420円
-2050円
20.2km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が18.1km/Lでは276.2Lを消費して、軽油代は41430円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が21.4km/Lでは233.6Lを消費して、軽油代は35040円になります。

このパターンでは使用した燃料量が509.8L、かかった軽油代が76470円となり、平均燃費は19.6km/L(-1.5km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+5380円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が74420円となり、1年間で2050円、5年間で10250円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km27600円
[26850円]
郊外3340km23420円
[22770円]
高速道路3330km22200円
[21530円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
73220円
+2130円
20.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
71150円
-2070円
21.1km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が18.1km/Lでは184.0Lを消費して、軽油代は27600円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が21.4km/Lでは156.1Lを消費して、軽油代は23420円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が22.5km/Lでは148.0Lを消費して、軽油代は22200円になります。

このパターンでは使用した燃料量が488.1L、かかった軽油代が73220円となり、平均燃費は20.5km/L(-0.6km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は+2130円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が71150円となり、1年間で2070円、5年間で10350円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km4140円
[4040円]
郊外9000km63090円
[61370円]
高速道路500km3330円
[3240円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
70560円
-530円
21.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
68650円
-1910円
21.9km/L
  • 市街地走行の軽油代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が18.1km/Lでは27.6Lを消費して、軽油代は4140円になります。
  • 郊外走行の軽油代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が21.4km/Lでは420.6Lを消費して、軽油代は63090円になります。
  • 高速道路走行の軽油代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が22.5km/Lでは22.2Lを消費して、軽油代は3330円になります。

このパターンでは使用した燃料量が470.4L、かかった軽油代が70560円となり、平均燃費は21.3km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費との軽油代の差は-530円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では軽油代が68650円となり、1年間で1910円、5年間で9550円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(18.4km/L・19.6km/L・20.5km/L・21.3km/L)、軽油代のほうもなかなかな違い(81420円・76470円・73220円・70560円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km70円1500円1.8万円
20km140円3100円3.6万円
30km210円4600円5.5万円
50km360円7900円9.4万円
100km710円15600円18.5万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を150円、燃費を21.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは7.11円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら軽油代は70円/日となり、20km走行なら140円/日、30km走行なら210円/日、50km走行なら360円/日、100km走行なら710円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで軽油代は4600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで軽油代は5.5万円/年という塩梅です。


カタログデータから見えてくる要素

T3-VPTS型エンジン簡易性能曲線図
T3-VPTS型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1500回転時の馬力 118PS
2400回転時の馬力 188PS
3750回転時の馬力 254PS
3750回転時の馬力 254PS
各回転域でのトルク
1500回転時のトルク 56.1kgm
2400回転時のトルク 56.1kgm
3750回転時のトルク 48.5kgm
3750回転時のトルク 48.5kgm
T3-VPTS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているT3型3283cc、直列6気筒+モーターのターボエンジンは3750回転時に最高出力254馬力を、1500-2400回転時に最大トルク56.1kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1500rpmから最高出力が発生する3750rpmまで」の2250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は60.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
マツダの小型車&普通車編

うわっ…私の体重、重すぎ…?

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.520kg/PS(1910kg/254PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.520kg/PS
車体+1人7.736kg/PS
車体+5人8.602kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.756kg/PS
車体+70kg7.795kg/PS
車体+80kg7.835kg/PS
車体+90kg7.874kg/PS
車体+100kg7.913kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.736kg/PS(1965kg/254PS)となり、数値としては0.216kg、比率にすると2.9%ほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.602kg/PS(2185kg/254PS)となり、数値としては1.082kg、比率にすると14.4%も悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。


CX-60 ハイブリッドのライバル候補車たち

2022/09

-
CX-60 ハイブリッド
7.736kg/PS
1965kg/254PS|3.3L-TB
[車体のみPWR:7.520]
2017/09

車種詳細
シビック
7.720kg/PS
1405kg/182PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:7.418]
2009/07

車種詳細
MPV
7.653kg/PS
1875kg/245PS|2.3L-TB
[車体のみPWR:7.429]
2006/12

車種詳細
ブーン X4
7.782kg/PS
1035kg/133PS|1.0L-TB
[車体のみPWR:7.368]
2012/03

車種詳細
レンジローバー イヴォーク
7.562kg/PS
1815kg/240PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:7.333]
2008/10

車種詳細
フーガ
7.780kg/PS
1735kg/223PS|2.5L-NA
[車体のみPWR:7.534]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.736kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.504kg/PSから7.968kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りハッチバック「FK7型 シビック」、マツダの8人乗りミニバン「LY3P型 MPV」、ダイハツの5人乗りハッチバック「M312S型 ブーン X4」、ランドローバーの5人乗りSUV「LV2A型 レンジローバー イヴォーク」、日産の5人乗りセダン「Y50型 フーガ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

KH3R3P型 CX-60 ハイブリッド [Exclusive-Sports]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.736kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は133.0PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.747
平均ピストンスピード 11.78m/s
トルクウェイトレシオ 34.0kg/kgm
1馬力あたりのお値段 19900円
排気量1Lあたり馬力 77.40PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.09kgm/L
1気筒あたりの馬力 42.3PS
1気筒あたりのトルク 9.3kgm
パワーバンド比率 60.0%
燃費×馬力 5359.4pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは34.0kg/kgm(1910kg/56.1kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5054500円、最高出力が254馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は19900円、逆に1万円あたりでは0.50馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は90098円、1万円あたりでは0.11kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
マツダ編
3500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は77.40PS/L、トルクは17.09kgm/L、1気筒あたりの馬力は42.3馬力、トルクは9.3kgmとなり、このエンジンが254馬力を3750回転で発生させているときの平均ピストンスピードは11.78m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.747になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が21.1km/L、最高出力が254PSであるこの車の獲得ポイントは5359.4ptになります。
戯れに車両重量1910kgを100kg単位にした19.1で割ってみたところ、その数値は280.60ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.64m³
1人あたりのスペース 約0.73m³
室内長/全長 40.3%
室内幅/全幅 82.0%
室内高/全高 73.0%
室内容積/車両体積 24.1%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.64m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.73m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.3%、同じく室内幅と全幅の比率は82.0%、同じく室内高と全高の比率は73.0%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は24.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

期待される客室寸法
期待される荷室の長さ 1.66m
期待される荷室の幅 1.45m
対角線の長さ 2.20m
期待される荷室の面積 2.41m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.66m(対角線では2.20m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。>>車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 21.1km/L
燃料タンク容量 58L
航続距離(カタログ燃費) 1223.8km
航続距離(80%燃費) 980.2km
満タンプライス 8700円
1万円でどこまで行ける? 1406.7km
車両価格/航続距離 4130円/km

WLTCモード燃費が21.1km/Lですので、燃料タンクの容量が58リットルですと航続可能距離は1223.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(19.0km/L)とすると1102.0km、80%(16.9km/L)だと980.2km、70%(14.8km/L)では858.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)58リットルの給油で8700円、上で計算した航続距離を踏まえると1223.8km(80%燃費時980.2km)を走行するのに8700円かかる計算です。


ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1406.7km(往復なら片道703.3km)、カタログ値の80%なら1125.3km(片道562.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1223.8kmの距離を移動できるKH3R3P型 CX-60 ハイブリッド [Exclusive-Sports]という乗り物を、505.4万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4130円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
21.1km/L
1223.8km
市街地燃費
18.1km/L
1049.8km
[-174.0km]
郊外燃費
21.4km/L
1241.2km
[+17.4km]
高速道路燃費
22.5km/L
1305.0km
[+81.2km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を58Lとしたとき、市街地モード燃費18.1km/Lでの航続距離は1049.8km(-174.0km)、郊外モード燃費21.4km/Lでの航続距離は1241.2km(+17.4km)、高速道路モード燃費22.5km/Lでの航続距離は1305.0km(+81.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合3750rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4250回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4250rpm|タイヤサイズ 235/50R20|タイヤ直径 74.3cm|円周長 233.4cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4250rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.258 17.39 -
-
34km/h 12420rpm 2625.8kgm
2速 3.303 10.92 0.628 1-2/
2670rpm
54km/h 7800rpm 1649.5kgm
3速 2.129 7.04 0.645 2-3/
2740rpm
85km/h 5030rpm 1063.2kgm
4速 1.705 5.64 0.801 3-4/
3400rpm
106km/h 4030rpm 851.5kgm
5速 1.300 4.30 0.762 4-5/
3240rpm
138km/h 3070rpm 649.2kgm
6速 1.000 3.31 0.769 5-6/
3270rpm
180km/h 2360rpm 499.4kgm
7速 0.822 2.72 0.822 6-7/
3490rpm
219km/h 1940rpm 410.5kgm
8速 0.628 2.08 0.764 7-8/
3250rpm
287km/h 1480rpm 313.6kgm
Final 3.307 レシオカバレッジ(変速比幅)8.373

ギヤの繋がりイメージ
KH3R3P型CX-60 ハイブリッド8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1500-2400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.307)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(56.1kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.307)÷タイヤの有効半径(0.3715m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの287km(3750rpmでは252.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:3750rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

3750rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ30km/h-
2速ギヤ48km/h2360rpm
3速ギヤ75km/h2420rpm
4速ギヤ93km/h3000rpm
5速ギヤ122km/h2860rpm
6速ギヤ159km/h2880rpm
7速ギヤ193km/h3080rpm
8速ギヤ253km/h2870rpm

KH3R3P型CX-60 ハイブリッドに搭載されたT3型3283ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する3750rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで3750rpmまで引っ張ると30km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は3750rpmから2360rpmまで落ち、そこから3750rpmまで加速を続けると速度は48km/h(+18km/h)になります。

3速ギヤでは2420rpmまで落ちて3750rpmで75km/h(+27km/h)に、4速ギヤでは3000rpmまで落ちて3750rpmで93km/h(+18km/h)に、5速ギヤでは2860rpmまで落ちて3750rpmで122km/h(+29km/h)になります。

続いて6速ギヤでは2880rpmまで落ちて3750rpmで159km/h(+37km/h)に、7速ギヤでは3080rpmまで落ちて3750rpmで193km/h(+34km/h)に、8速ギヤでは2870rpmまで落ちて3750rpmで253km/h(+60km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1500-2400回転で最大トルク56.1kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。


さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば34.0kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.520kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2625.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1910kg)を1速ギヤの最大駆動力(2625.8kgm)で割ってみると0.727kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する3750回転でのトルク(48.5kgm)からTWRを算出すると0.84kg/kgmとなり、1500-3750回転の回転域では0.727-0.84kg/kgmの間で推移することがわかります。


ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4970 7450 9930 12420 14900 17380 22350
2速 3120 4680 6240 7800 9360 10920 14040
3速 2010 3020 4020 5030 6030 7040 9050
4速 1610 2420 3220 4030 4830 5640 7250
5速 1230 1840 2460 3070 3680 4300 5530
6速 940 1420 1890 2360 2830 3310 4250
7速 780 1160 1550 1940 2330 2720 3490
8速 590 890 1190 1480 1780 2080 2670
※赤い数字は暫定レブリミット(4250rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.628)を選択して時速100kmにて走行すると1480回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは890回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1040回転、一般的な高速道路の80km/hでは1190回転、100km/hでは1480回転、制限速度が120km/hになると1780回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2670回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。


ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 32 40 48 56 64
2速 13 26 38 51 64 77 90 103
3速 20 40 60 80 99 119 139 159
4速 25 50 75 99 124 149 174 199
5速 33 65 98 130 163 195 228 261
6速 42 85 127 169 212 254 296 339
7速 52 103 155 206 258 309 361 412
8速 67 135 202 270 337 405 472 539

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4250回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/50R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/50R20 | 直径 743mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
45
扁平
215/45R20
37.8km/h
直径702mm
径差-41mm
225/45R20
38.3km/h
直径711mm
径差-32mm
235/45R20
38.8km/h
直径720mm
径差-23mm
245/45R20
39.2km/h
直径729mm
径差-14mm
255/45R20
39.7km/h
直径738mm
径差-5mm
0%
50
扁平
215/50R20
38.9km/h
直径723mm
径差-20mm
225/50R20
39.5km/h
直径733mm
径差-10mm
235/50R20
40.0km/h
743mm
0mm
245/50R20
40.5km/h
直径753mm
径差+10mm
255/50R20
41.1km/h
直径763mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
215/55R20
40.1km/h
直径745mm
径差+2mm
225/55R20
40.7km/h
直径756mm
径差+13mm
235/55R20
41.3km/h
直径767mm
径差+24mm
245/55R20
41.9km/h
直径778mm
径差+35mm
255/55R20
42.5km/h
直径789mm
径差+46mm
+10%
60
扁平
215/60R20
41.2km/h
直径766mm
径差+23mm
225/60R20
41.9km/h
直径778mm
径差+35mm
235/60R20
42.5km/h
直径790mm
径差+47mm
245/60R20
43.2km/h
直径802mm
径差+59mm
255/60R20
43.8km/h
直径814mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/50R20 、225/45R20、225/50R20 、235/45R20 、245/45R20 、255/45R20あたりのタイヤがおすすめです。

235/50R20のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/50R20の適応サイズと性能の変化 [KH3R3P型CX-60 ハイブリッド編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


KH3R3P型CX-60 ハイブリッド[3.3Lターボ 4WD/8AT]の通知表

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.520kg/ps55.84
1速ギヤ加速性能0.727kg/kgm68.29
1L換算馬力77.40ps/L40.34
1L換算トルク17.09kgm/L53.42
WB/TR比1.74752.60
ワイド&ロー指数0.89248.85
前面の面積3.185m²36.91
最低地上高180mm38.96
スポーツ性能部門の得点395.21

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費21.1km/L60.16
年間維持費272700円54.94
100kmh回転数1480rpm63.87
航続距離1223.8km80.43
車の大きさ15.095m³64.98
室内の広さ3.641m³52.27
最小回転半径5.4m45.32
馬力単価19900円51.83
ユーティリティ部門の得点473.80

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した KH3R3P型CX-60 ハイブリッド[3.3Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 869.01 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したKH3R3P型CX-60 ハイブリッド(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「3500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。